ショッピング広告という名前は機能として聞いたことはあるけれど、まだ、利用したことはないという方も多いのではないでしょうか。
最新の商品を扱うようなネットショッピングを運営している方にとって、いかに時間を無駄にしないで効率的に広告を運用するかというのは売上に大きく関わるポイントです。
ショッピング広告は、通常のテキスト広告とは異なり、画像を表示することができるものです。
Web広告の代表的なものとしてGoogleが展開している広告が挙げられますが、その中の「Googleショッピング広告」を上手に活用することで、費用対効果がとても良いと言われていて、最近ではたくさんの企業が導入していて、さらなる売上アップが見込めます。
今回は、この記事で、Google広告のショッピング広告特色と効果的な活用法について、概要をご紹介していきます。
初めてショッピング広告を導入する初心者の方や、準備をしている段階で使い方が分からない方などに向けて書いているので、それぞれ、この記事を参考にして、検討していただければ幸いです。
Google広告のショッピング広告とは?
Google広告のプロダクトで、検索結果に商品の画像が入った広告が展開されるものを、「ショッピング広告」と言います。
小売店のために用意されたGoogle広告のメニューで、ECサイトや実店舗で在庫のある商品の広告掲載することで、サイトのアクセスや実店舗への来店を増やし、売上を伸ばすことを目的としています。
ユーザーの検索に対して広告配信される点は検索広告と同じですが、テキストだけではなく画像や動画、価格や色、サイズなどのバリエーションを広告の時点で表示させることができるので、より購買意欲の高いユーザーを集めることができます。
これの例としては、動的に”ソファー 黒”で検索したときには、黒い色のソファーの画像が表示されます。
サイトに購買意識が高めのユーザーを惹きつけるために、多くの情報が伝わるよう商品の画像が入った広告を追加して展開させているのが、検索広告との違いで、ショッピング広告の特徴と言えます。
表示される場所としては、以下の3点になります。
- Google検索→ 表示箇所は検索結果のテキスト広告とは別になります。
- Googleショッピング→ ただし一部の国のみになります。
- Google検索パートナーのウェブサイト→ 一部の国ではYouTubeと画像検索を含みます。
また、Googleショッピングにて検索を行った結果でも、形式としては同じように関連する画像と情報が表示されます。
Googleショッピングも、サイトに購買意識が高めのユーザーを惹きつけるために、価格や商品名、商品画像などの一覧を掲載して、商品をより把握して承認を確実なものにしてから広告をクリックできるようにしています。
ショッピング広告を出す方法
ショッピング広告を出す方法としては、下記の2つがあります。
- 「Google Adwords」にてキャンペーンを作成すること
- 「Google Merchant Center」にて商品登録すること
この2つが必須となります。
検索画面に展開される点では、検索広告と同様になりますが、ショッピング広告ではキーワードは必要としません。
検索されたキーワードと、Google Merchant Centerの商品データフィードにある商品の特徴とが照合されることによって、自動で広告掲載がされるのです。
Google広告のショッピング広告を出稿するための手順
物販であるならば、とにかく、ショッピング広告はビジネスをする上では、設定をしておいて損をすることはありません。
そして、実際に始めるには、いくつか設定をする必要があります。
ショッピング広告を出稿するための手順としては、
- Googleマーチャントセンターのアカウントを開設する
- Googleショッピング広告用のデータフィードを作成する
- マーチャントセンターにフィードをアップロードする
- Google広告アカウントとリンクする
- Google広告でショッピング広告キャンペーンを作成する
このように、上部を設定をしたあとは、キャンペーン名や広告グループ名、入札単価を設定することによって、自動でフィードの内容が読み込まれて広告が配信されます。
設定の際のポイント
ここでは、設定をする際のポイントをご紹介します。
- 分類の各項目を抜け漏れなく設定する
- 商品名を最適化する
それぞれについて、解説をしていきます。
1.分類の各項目を抜け漏れなく設定する
フィードには、いろいろな項目があり、完了をするまでに少し面倒に思ってしまうかもしれませんが、基本的には、設定をすることができる項目については、なるべく多く用意をして設定をした方が効果的です。
より多くの項目を設定することで、Googleのシステムに正しく商品の情報が伝わり、広告が表示される機会が増える可能性が高まります。
特に、Google商品カテゴリ(google_product_category)は、小分類まで設定をすることで、最適化をし、ショッピング広告の表示回数を増やす確率を高めることができます。
その結果、大きく売り上げにつなげることが出来ます。
なので、「大分類」、「中分類」、「小分類」、とそれぞれ選択をして設定することができるので、有効に活用するためにもなるべく小分類まで設定するのがベターです。
商品カテゴリの分類分けの例としては、
- メンズ > アウター > ジャケット
- メンズ > カラー > ブラック
- メンズ > 素材 > レザー
のように記述をすることができます。
もし、タグが複数あるという場合には、改行をして10個まで登録をすることが可能です。
2.商品名を最適化する
重要な情報は、最初の15文字以内に入れることが大切です。
ショッピング広告では、15文字を超えた部分は、ファーストビューでは省略されてしまいます。(Googleショッピングでは35文字まで表示されます)。
なので、顧客の目に留まるように重要な情報は最初に入れるようにしましょう。
ただし、宣伝文句については、挿入をすることができないので注意をする必要があります。
さらに、ブランド名やサイズ、色などは必ず最初の方に記載をするようにしましょう。
Google広告ショッピング広告のメリットや特徴
ショッピング広告のようなフィードを用いた広告は、費用対効果が高い広告として、多くの ECサイトに使用されています。
- 検索語句ごとにクリエイティブを出し分けることができる
- 購入見込みの高いユーザーにアプローチすることができる
- 広告色が抑えられるのでユーザーに警戒心を与えない
- 画面上部表示による露出度の向上
- 広告から直接 EC サイトに遷移させることができる
- 費用対効果が高い
- 目標ROASごとに管理することによって効率的な広告運用ができる
それぞれ、ポイントをご紹介していきたい思います。
検索語句ごとにクリエイティブを出し分けることができる
ショッピング広告では、フィードによって、ユーザーの検索語句に対応したクリエイティブをユーザーのニーズに合わせて出し分けます。
そのため、購入意欲の高いユーザー層に対して、商品の見た目や値段といった情報を良いタイミングでアプローチをすることができます。
また、コンバージョン数の増加やCVRの向上を期待することができます。
購入見込みの高いユーザーにアプローチすることができる
ショッピング広告は、複数の単語を使用した検索に対しても、広告が表示されやすい仕組みで、テールワードとも呼ばれています。
ショッピング広告は、商品のデータ情報と検索語句の関連性を元にして、Googleが自動で配信するキーワードを決めています。
検索語句に基づいたさまざまなキーワードに紐づいて配信されるので、幅広いユーザーニーズに対応をすることが可能です。
ユーザーが広告をクリックして、遷移先に商品についての詳細ページが設定されています。
商品の詳細ページには、購入をするためのボタンが設置されているので、商品を求めているユーザーが迷わずに購入をすることができます。
ボタンを設置することによって、ユーザーが購入に至るまでの導線がスムーズになるので、ユーザーが途中でサイトから離脱をしてしまうことを防ぐことができます。
広告色が抑えられるのでユーザーに警戒心を与えない
ショッピング広告では、商品画像・商品名・値段などの必要最低限の情報のみが整理され、均一に表示されます。
一見すると検索結果のように見えます。
そのため、ユーザーは広告だという認識が薄れると考えられます。
画面上部表示による露出度の向上
Googleの検索結果ページでは、画面の上部から、
- 「ショッピング広告」
- 「リスティング広告」
- 「自然検索」
の順番で表示されます。
リスティング広告よりも上部に、画像付きで表示されるショッピング広告は、ユーザーの目に留まりやすい広告メニューになります。
また、スマートフォンで検索する場合、ファーストビューでのショッピング広告の占有率がより高くなり、広告を目立たせて表示させることが可能なので、閲覧される機会が増えます。
リスティング広告でも画像を表示することは可能ですが、ショッピング広告はリスティング広告よりも大きな画像を設定します。
そのため、リスティング広告より露出度が高くなります。
広告から直接 EC サイトに遷移させることができる
ショッピング広告では、広告をクリックすると直接広告主のECサイトへと遷移させることが出来ます。
特定の商品の販売ページへと直接遷移しているので、ユーザーのページ遷移を最小限に抑えることができて、購入へと繋がりやすくなります。
また、遷移先はお客様が運営されているECサイトそのものなので、販売手数料がかかるといったことはもちろんありません。
費用対効果が高い
ショッピング広告は、CPCが安くコンバーション率が高くなる傾向があります。
ショッピング広告のCPCは、リスティング広告よりも安く、掲載枠の多さに対して出稿する競合が少ないことから、相場としては、10~30円ほどになります。
また、コンバーション率が高い理由としては、ユーザーの興味がある商品ページに対して、直接誘導をすることができるからです。
また、興味・関心があるユーザーのみがクリックをする傾向があるので、購買意欲の高いユーザーを効果的に誘導することができます。
CPCが安くコンバーション率が高い広告になるので、成果単価(CPA)を下げることができるので、費用対効果が高い広告だといえます。
目標ROASごとに管理することによって効率的な広告運用ができる
ショッピングキャンペーンで、目標ROASに応じてキャンペーンを構成するが出来ます。
コンバージョン値を取得できるように設定を行って、ROASを基に入札調整を行いましょう。
同じCPAで獲得できても、100円の商品が売れるのと100,000円の商品が売れるのでは広告の費用対効果が大きく変化するので、仕入価格などを考慮して目標 ROAS を設定して、配信を行いましょう。
そのことにより、細やかな調整と検索リマーケティングを実現することが可能となります。
特にスマートショッピングキャンペーンを使用する場合には目標コンバージョン値を基にして、最適化がかかるので、この設定は必須です。
ここまで、ショッピング広告のメリットについてご紹介しました。
データフィードを用いたショッピング広告の仕組みについて、詳しくご紹介します。
Google広告ショッピング広告の仕組み
ショッピング広告では、Merchant Centerの商品データに基づいて、広告を表示する方法と場所が決定されます(キーワードは、使われません)。
Merchant Centerから送信する商品データには、販売する商品についての詳細が記載されていて、この詳細情報を基に、ユーザーの検索語句が広告と一致した場合に最も関連性の高い商品が表示されます。
また、ショッピング広告は、Google広告のショッピングキャンペーンを使用して管理します。
ショッピングキャンペーンでは、Google Merchant Centerの商品在庫を柔軟な方法で効率的に分類して、宣伝できます。
店舗や商品を宣伝できるショッピング広告には、次の3つの種類があります。
- 商品ショッピング広告
- ショーケース広告
- ローカル在庫広告
1つずつ、ご紹介していきます。
商品ショッピング広告
商品ショッピング広告は、商品情報はリンクを設定したGoogle Merchant Centerアカウントを通じて送信した商品データに基づいて作成される広告です。
商品の画像、名前、価格、店舗へのリンクなどが含まれる広告のタイプとなっています。
1 つの商品のみを宣伝します。
ショーケース広告
ショーケース広告は、Google広告で関連商品をグループ化して作成する広告です。
ユーザーは表示された商品を比較して、気に入った商品をクリックすることができます。
また、ショーケース広告は次の国でご利用いただけます。
- オーストラリア
- ブラジル
- カナダ
- ドイツ
- フランス
- 香港
- アイルランド
- インド
- インドネシア
- マレーシア
- オランダ
- ニュージーランド
- フィリピン
- シンガポール
- 南アフリカ
- スウェーデン
- 台湾
- アラブ首長国連邦
- 英国
- 米国
ショーケース広告は、新しいGoogle広告とGoogle Ads A(PIAdWords API)を使用して作成することができます。
ローカル在庫広告
ローカル在庫広告とは、ローカル在庫広告を使うことで、店舗の周辺でGoogle検索を行った買い物客に対して商品と店舗の情報を表示することができる広告です。
Googleディスプレイネットワークのユーザーにアプローチして、店舗への来店を促進して、買い物客が広告をクリックすると、Googleがホストする店舗詳細ページが表示されます。
そこで、ユーザーは店舗の詳細ページで、在庫情報や営業時間、店舗までの道順などを確認することができます。
ローカル在庫広告メリットとしては、
- 店舗に在庫のある商品を宣伝: 付近のユーザーが Google で検索すると、探している商品を取り扱っている実店舗が表示されます
- 店舗をそのままオンラインに: 店舗詳細ページによって、実店舗と同じショッピング体験をオンラインで実現できます
- パフォーマンスを測定: 来店者数や店舗の売上高が増加した場合に、デジタル広告の影響を数字で把握することができます
上記のようなメリットがあります。
現在、利用できる国としては、オーストラリア、オーストリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、日本、オランダ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、英国、米国に実店舗を持つ販売者となっています。
Google広告のショッピング広告が表示される場所
ショッピング広告が表示される場所についてですが、ショッピング広告は、ウェブ上の次の場所に表示されます。
- Google 検索のショッピング タブ(一部の国のみ)
- Google 検索(検索結果の横にテキスト広告とは別に表示されます)と Google 画像検索
- Google 検索パートナー サイト(お客様のキャンペーンが検索パートナーを含める設定の場合)
- YouTube、Gmail、Google Discover を含む Google ディスプレイ ネットワーク
ショッピング広告は、上記のような場所に表示されます。
また、検索内容に関連するさまざまな商品をユーザーに提示するため、ショッピング広告はテキスト広告と同時に掲載できるようになっています。
そのため、ユーザーはクリックする前に欲しい商品を簡単に探すことができます。
ショッピング広告の表示例
ショッピング広告がどのように表示されるのか、例を挙げて解説していきます。
例えば、「バレエシューズ」を販売している場合とします。
バレエシューズを販売していて、バレエ用品に関するテキスト広告を出して、バレエシューズのショッピング広告を設定しています。
その場合、同じGoogle検索結果ページに両方の広告が表示される可能性があります。
ご利用可能な国
ショッピング広告を利用するにあたって、利用可能な国はどこなのでしょうか?
現在、ショッピング広告が利用可能な国は、40か国以上となっています。
さらに、多くの国ではベータ版でショッピング広告を利用することができます。
商品データをGoogle Merchant Centerに送信する場合は、対象の地域に対応した言語と通貨を使用する必要があります。
ローカルカタログ広告は、ローカル在庫広告が利用可能なすべての国で利用できます。
Google広告のショッピング広告の特色
ここからは、ショッピング広告の特色をご紹介していきます。
- 購買意識が高めのユーザーを呼び寄せられる
- クリック数UP
- 表示の増加
- 安いクリック単価
1つずつ、ご紹介していきます。
購買意識が高めのユーザーを呼び寄せられる
ショッピング広告は、商品名や価格、説明文や商品画像といった求められるであろう多くの情報を掲載しています。
それゆえ、購買意識が高めのユーザーを惹きつけることができるのです。
「パソコン モニター」って検索しるユーザーがいたら、パソコン用モニターを買いたい人だということは、言うまでもないですよね。
ショッピング広告には、購買意欲の高いユーザーが求めている価格などの商品情報が多く含まれているので、顕在層への訴求を強めることが出来ます。
その結果、購買意欲の高いユーザーを中心に集めることが出来るということです。
欲しい商品を探している人からすれば、リンクをクリックして商品画像や価格を見るので、先にそれらの情報を見られるショッピング広告は、とても便利なのです。
そもそも、ユーザーが能動的に検索をしているので、顕在層にアプローチできる配信手法なので、当然ながらコンバージョン率が上がることも見込めます。
クリック数UP
Googleショッピングでは、表示されているのが広告なのか否かの判別が付きにくいため、広告であるとは気付かずにクリックします。
また、もうひとつのクリック数UPの要因としては、商品の画像が表示されているため、テキスト広告より目を引きやすいというのもあります。
広告配信したい商品が競合の商品と一緒に並ぶので、その中でより魅力的に見せることがクリック数を増やし、全体の購入数を増やすためには大事になります。
ショッピング広告を効率的に運用するには、フィード情報を充実させましょう。
表示の増加
広告の表示は1つのみという定義はないため、いくつも表示されることがショッピング広告ではあります。
広告のタイトルおよび検索のキーワードにて、強く関連しているとされたときには、同じ会社の広告がいくつも表示されることがあるのです。
また、テキスト広告も表示されるようそのキーワードを検索広告にて入札していると、表示のさらなる増加が見込めます。
安いクリック単価
ショッピング広告もテキスト広告と同様に、ユーザーがクリックしたときに初めて料金が発生するPPC(Pay Per Click)広告です。
なので、広告表示回数に関係なく、ユーザーがクリックした分だけ広告料金が発生します。
また、入札額は広告主が自由に設定することが可能です。
競合が多くないという点から、クリック単価については、テキスト広告と比較すれば出稿されている広告が少ないので比較的安い傾向にあると言えるでしょう。
これにより、獲得単価(CPA)を下げることにも結びついていきます。
また、ショッピング広告には価格が表示されているので、価格に納得した上でランディングページに入ってくる確率が高いと考えられます。
Google広告のショッピング広告を活用するための方法
ここからは、ショッピング広告を活用するための方法をご紹介していきます。
- 商品情報を詳細に記載する
- クリック単価を最低に設定する
- タイトル、画像、商品概要で商品の魅力を伝える
- 優先するのは売れる時期の商品
- 掲載の上位へ表示させる
- フィード内容は常に最新に
それぞれ、1つずつ解説していきます。
商品情報を詳細に記載する
広告掲載したい商品の情報は、分かる範囲でより詳細にフィードに入れるようにしましょう。
そうすることで、ユーザーの検索意図に近い商品を表示させることができ、その結果クリック率が高くなります。
たとえば、「黒い色でサイズが25cm、ブランドAAのスニーカー」を掲載したいときは、フィード内に「color (色)」「size (サイズ)」「brand(ブランド)」のリストを追加して、それぞれに情報を入力しましょう。
そうすることで「ブランドAA スニーカー 黒 25cm」とアクセスしたユーザーに対して、この商品が掲載される可能性が高くなります。
より詳細な情報を入れて検索を行うユーザーは、それだけ購入したいもののイメージが固まっているので、購入する確度が高いと考えられます。
なので、そのようなユーザーにぴったりあった商品が表示されるようにすることで、購入確率が高くなります。
ユーザーに分かりやすく情報を提示することで、スムーズに誘導することが出来ます。
クリック単価を最低に設定する
ショッピング広告のスタート時の単価は、広告が出稿されている数があまり多くないことから、大胆に単価を低く設定していくのもひとつの方法です。
入札でのクリック単価が、検索キーワードと商品の紐付けとともに考慮されて、ショッピング広告が掲載されるか否かが決まります。
ちょうど良い設定金額としては、\100や\50などにしがちではありますが、イメージとしては、ディスプレイ広告のように入稿すると良いでしょう。
そこから、単価の調整を、1ページ目に表示されるよう掲載の順位をもとに行っていきます。
それにより、費用の無駄を減らしていくことができます。
タイトル、画像、商品概要で商品の魅力を伝える
ユーザーは、Google検索のショッピングをする際、タブ内でたくさんの商品を見ることになります。
その時、ユーザーは表示されている「タイトル」「画像」「商品概要」を見て、自分の求めている物かどうか、欲しいものかどうかを判断する基準とします。
一緒に並んでいる競合と差を付けるためには、いかに目につくような「タイトル」、「画像」、「商品概要」を用意するかがポイントになってきます。
まず、「タイトル」については、その商品が何かのかということがすぐにわかるように、分かりやすいものにしましょう。
検索広告の内に掲載される場合は、タイトルの頭から数文字が表示されるので、その状態でもその商品がなにかわかるようにしましょう。
次に、他の商品と並んだ時に最も目立つものとして、「画像」があります。
ほとんどの人がパッと見える画像から入っていくので、魅力的な写真を選ぶようにしましょう。
なので、画像はタイトルと同じようにその商品がなにかがわかるように、かつ、他の商品の画像と並んだ時に魅力的に見えるものを選びましょう。
最後に、「商品概要」は、Google検索のショッピングタブ内で商品をクリックしたときに表示されます。
ユーザーが、その商品の情報をさらに得るために使う文章になるので、商品の詳細はもちろんのこと、そのECサイトの強みも入れられるとよいです。
優先するのは売れる時期の商品
季節と密着した商品、いわゆる季節ものに関しては、当然のことながら売れる時期というものが存在します。
そういった季節ものについては、その売れる時期にだけショッピング広告を利用するという方法がより効果的です。
他にも、「価格訴求するタイミングにのみ出稿する」、「在庫処分もののような場合に利用する」といった方法も、ユーザーからの反応は良くなるでしょう。
除外キーワードを設定する
Google広告のショッピング広告では、キーワードを設定したり、広告を掲載する先を選択することはできませんが、除外キーワードを設定することはできます。
キーワードの中でも、ユーザーの購入率が低いキーワードについては、除外することをおすすめします。
除外設定をすることで、効果のよいキーワードに費用を寄せることができます。
過去の計測の結果から把握している購入率の低いキーワードを除外設定することで、
効果のよいキーワードにだけ費用を寄せることができます。
キーワードの除外設定は、運用を開始してすぐに除外キーワードを設定するのではなく、
1~2ヶ月ほど運用をして、データの計測をして、その結果から購入率の低いキーワードを除外設定することをおすすめします。
そのキーワードの効果が一時的に良くなったり、悪くなったりする場合があるので、一概に断言をすることが難しいので、長い期間をかけてでも、時間をかけて分析をするようにしましょう。
掲載の上位へ表示させる
ショッピング広告において、その掲載の順位を上げることは一般的には簡単ではないと言われています。
ですが、可能性を上げるために設定を行っておくことはできます。
主に以下の3つが挙げられます。
- 掲載する商品の数を増加させる→ 表示される回数の増加に伴い、順位アップに繋がりやすくなります。
- 商品説明や商品名に文言を加える(検索クエリの確認)→ 広告タイトルと検索キーワードの関連性の上昇に繋がりやすくなります。
- 商品フィードにて詳細にカテゴリー設定を行う→ 新しい項目が定期的に加えられるため、カテゴリー設定も定期的に確認するのはもちろんのこと、最も小さいカテゴリーのところまでキチンと設定しておきましょう。
フィード内容は常に最新に
フィードの内容は、常に最新な情報になるように気を付けるようにしましょう。
特に、在庫の状況については、随時変更になります。
サイト内の情報とフィードの情報が違っている場合、通常の場合であれば審査は落ちしますが、万が一在庫切れの商品がショッピング広告で配信された場合、ユーザーはサイトに遷移したのちに在庫切れを知り、商品がないことにがっかりして離脱をしてしまいます。
その場合、ユーザーにクリックをされているので費用がかかりますが、購入にはいたらないので、そこで無駄が発生してしまいます。
もちろん、在庫切れになってしまわないように在庫の管理を行うことが一番ですが、もし、在庫が切れてしまったという場合には、フィードを更新するようにしましょう。
Google広告ショッピング広告の費用と予算
他の広告フォーマットと同様に、ショッピング広告もオークションにかけられます。
そこで、料金が発生する仕組みは、広告の種類によって異なります。
料金が発生する仕組みとしては、
- 商品ショッピング広告はクリック単価(CPC)制
- エンゲージメント単価(CPE)制
詳しく、以下でご紹介していきます。
商品ショッピング広告はクリック単価(CPC)制
商品ショッピング広告の課金方式は、クリック単価(CPC)制を使用しており、ユーザーが広告をクリックした場合に料金が発生します。
つまり、ユーザーが広告をクリックして、ウェブサイトのランディングページまたは実店舗用にGoogleがホストするランディングページが表示された場合にのみ料金が発生します。
商品によって、クリック単価(CPC)の相場は変わりますが、10~30円が目安とされていますが、同じような検索連動型広告のCPCよりも相場が安いという特徴があります。
エンゲージメント単価(CPE)制
ショーケース広告は、エンゲージメント単価(CPE)制を使用していて、ユーザーが展開前の状態のショーケース広告を展開して10秒以上表示するか、展開後の広告をクリックした場合に料金が発生します。
ショッピングキャンペーンを作成する際に、1回のクリックまたはエンゲージメントに対して支払う金額を決めます。
実際に支払うのは、掲載順位が1つ下の広告を上回るために必要な最低限の額です。
そのため、支払い額は多くの場合、入札単価の上限よりも低くなります。
Google広告のショッピング広告に向いている商材
ショッピング広告には、どのような商材が向いているのでしょうか。
- 画像を使用して、視覚に訴求しやすい商品
- 消耗品など、購入サイクルが短い商品
ここでは、向いている商材について具体的に解をしていきます。
画像を使用して、視覚に訴求しやすい商品
Google広告のショッピング広告は、ECサイトを対象としているので、幅広いカテゴリの商品に向いています。
画像を使用することが絶対ということから、ユーザーが持っている興味や関心に対して、分かりやすく訴える訴求が可能です。
なので、アパレル関連やメイクやコスメ、インテリア関連などはもちろん、食品や飲料関連など、ユーザーの視覚に訴求しやすい商品がおすすめです。
ユーザーが画像を見て魅力を感じやすい商品の方が、Google広告のショッピング広告に向いていて、より高い効果を発揮してくれます。
消耗品など、購入サイクルが短い商品
ユーザーが購入をするまでの検討期間が短い商品であったり、低価格の商品、日用品などの消耗品で購入サイクルが短い商品なども、Google広告のショッピング広告が向いています。
買い物をするときに、必要なものは必要な時に欲しいですよね。
そこで、タイミングというのはとても大事になってきます。
欲しいと思ったのに、どうやって購入をしたらいいのか分からなかったり、購入までの手順が複雑で分かりにくかったりすると、ユーザーは途中で気持ちが折れてしまい、最悪の場合離脱してしまうことも考えられます。
ユーザーが直感的に必要だと感じたときに、すぐに購買をすることが出来るように的確に誘導をすることが必要となってきます。
これらに該当する商品をECサイトで取り扱っているという場合には、Google広告のショッピング広告を利用することをおすすめします。
Google広告のショッピング広告とは?特徴と効果的な活用法を紹介!まとめ
ここまで、ショッピング広告の特所と効果的な活用法を見てきましたが、問題としていた点を解決して理解することが出来たでしょうか。
ショッピング広告の利用規約としては、ユーザー側がクリックするよりも前に、価格や商品名、素材や商品画像などを提供してその商品をより詳しく知ることができます。
欲しい商品がイメージ出来ているユーザーにとって、クリックする前から商品画像と価格を知ることができるというメリットがあります。
さらに、広告主にとっては先に提示することで無駄なクリック=広告費をかけずに済むというメリットもあります。
したがって、サイトに購買意識が高めのユーザーのみを引き込むことができる広告と言え、とてもアトラクティブな広告です。
配信を開始するまでの設定が少し面倒かもしれませんが、それだけに現在ショッピング広告を使っている会社も少ないのが現状です。
なので、少しの面倒を乗り越えて変更すれば、安い単価でショップの購入件数を伸ばせる可能性があります。
物販で広告運用しているなら、やらない手は無いないので、これを機に皆さまもぜひ導入して、高くブランドを宣伝してみてはいかがでしょうか。
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