Google広告

Google広告のファインド広告とは?使える機能や配信先について!

Googleには、さまざまな広告がありますが、その中で「ファインド広告」というものをご存じでしょうか。

 

2019年に発表された新機能なのですが、ファインド広告は、使い方によってはとんでもないPVを獲得することが可能になります。

 

バナー画像と広告分を用いて広いターゲット層に広告を配信することができ、今後、認知度向上やリマーケティングにおいて高い効果が見込めます。

 

では、ファインド広告について、使える機能や概要、配信先について初心者の方にでも分かりやすくご紹介していくので、効率よく活用していくためにも参考にしてみて下さい。

Google広告のファインド広告とは?

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

ファインド広告とは、Googleの検索窓の下に表示される「ディスカバーフィード(Discover Feed)」に出稿できる広告のことです。

 

Googleによると、ディスカバーフィードは、毎月8億人のユーザーが利用していて、その膨大さがわかりますね。

 

2019年に公開される前、2018年に仮リリースされていましたが、2019年のアップデートに合わせてユーザーのそれぞれの好みに合ったコンテンツを含む情報を自動で提供できるよう意向し、機能改善が行われました。

 

自分が普段見ている情報をもとに、2019以降、広告が表示されるというわけです。

 

赤枠で示している1つ1つのコンテンツは、「Discover icon(ディスカバーアイコン)」と呼ばれます。

 

それぞれの「Discover icon(ディスカバーアイコン)」毎に項目がカテゴライズされているので、フィード閲覧中にお客様が気に入ったアイコンをタップします。

タップすることによって、より詳細な情報を「ディスカバー フィード(Discover Feed)」上で多く得ることができます。

さらに、気に入ったフィードが見つかれば、「Discover icon(ディスカバーアイコン)」上部の「Follow」ボタンをタップすることで、日常的に情報をディスカバーフィード上で得ることができるようになります。

 

このように、Google側が用意した”フィードの中に広告が出る”という形式は、「インフィード」型広告と呼ばれます。

配信するクリエイティブ次第では、広告感を抑えた状態で促すことが出来るので、ユーザーにリーチできるネイティブ広告の一種になります。

Google広告ファインド広告の配信先はどこ?

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

では、ファインド広告の配信先についてもみていきます。

ファインド広告は、以下の3つの配信面に配信されます。

 

3つの配信先としては、

ファインド広告の3つの配信先!
  • 「Discover(Google Feed)」
  • 「YouTube Home Feed」
  • 「Gmail」

の全3つがあります。

それぞれ表示される場所や特徴に違いがあるので、1つ1つみて理解していきましょう。

Discover(Google Feed)

Discoverでは、Googleのアプリをダウンロードして開いて下にスクロールしたり、一部のデバイスでホーム画面から右にスワイプすることで表示されるフィードになっています。

 

Googleアカウントにログインしているサービスでの行動履歴やフォローしているコンテンツに基づいて、ユーザーの関心度が高いと判断された記事が自動的に表示されるようになっています。

 

また、Discoverには「トピックをフォローする」という機能があり、興味のあるコンテンツをフォローすると、その各種トピックの最新情報がDiscoverに表示されるようになります。

 

たとえば、「釣り」のことを普段調べているユーザーがいたとした場合、「釣り器具関連」の最新の商品の記事がユーザーに向けて出たりします。

ファインド広告は、この投稿された記事と記事の間にネイティブ広告として配信することが可能となっています。

YouTube Home Feed

「YouTube」と聞いて、今や知らない人はいないのではないでしょうか。

 

それほど今ではすっかり世に浸透しているYouTubeですが、動画を見ていると途中で広告が流れることがありますよね。

 

そんなYouTube Home Feedは、YouTubeのホーム画面を意味していて、このフィードの動画と動画の間にファインド広告が配されます。

このYouTube Home Feedに配信されるファインド広告も、普段、ユーザーがYouTubeでどんな動画を見ているかなどを自動的に割り出して、どの中でも関心度が高い動画がタイミングよく表示されるようになっています。

Twitterは、興味関心に基づいた広告配信の受け取りを停止しても、Twitter広告は引き続き表示されます。

 

たとえば、ツイート内容、フォローしているアカウント、使用している携帯電話の種類、現在地、Twitter上でクリックしたURLなどの情報に基づいてカスタマイズされた広告がTwitterに表示されます。

 

広告主がオーディエンスを支援するだけでなく、興味関心に基づいた広告配信などを利用して、Twitter独自のサービスを宣伝することがあります。

Gmail

大多数の方がSNSを利用していますが、メールのやり取りなどに使用しているが「Gmail」ではないでしょうか?

 

そんなGmailにも、ファインド広告は配信されています。

 

Gmailに配信されるファインド広告は、Googeディスプレイ広告のGmailキャンペーンと同様に、Gmailの広告枠に対して配信されます。

メールとごちゃ混ぜにならないように、配信される広告にはプロモーションのタブが表示されるようになっています。

ファインド広告の3つの配信先を見てきましたが、意識していないだけで言われてみれば普段から目にしているものばかりですね。

 

これらの配信面に対して、ユーザーの検索履歴や動画視聴履歴、位置情報、Webサイトの閲覧履歴などの情報に基づいて、個々にパーソナライズした関連性の高い広告出稿を可能にしています。

 

また、事前にGoogle広告上に登録した広告素材を基にして、それぞれのユーザーに実際にマッチしたクリエイティブが自動生成されて、システム側による自動最適化が行われます。

ファインド広告で使える主な機能

ファインド広告では、レスポンシブ形式で複数の画像やテキストを組み合わせて配信でき、GoogleのAIが自動で最適化を行います。

 

さらに、リマーケティングやカスタムセグメントを活用したターゲティングも可能で、YouTube・Gmail・Discoverなど複数のメディアに同時配信できます。

 

詳しく見ていきましょう。

レスポンシブ形式での広告配信

Googleファインド広告では、レスポンシブ形式が採用されており、広告主が複数の画像・見出し・説明文を設定することで、Googleのシステムが自動的にそれらの要素を組み合わせて、ユーザーに最適な広告パターンを生成します。

 

たとえば、異なるターゲットや配信面(YouTube、Gmail、Discoverなど)ごとに適したレイアウトや文言を自動で最適化するため、従来の静的なバナー広告に比べて高いパフォーマンスが期待できます。

 

広告作成時には、最大15個の画像、5つの見出し、5つの説明文などを登録可能で、これにより無数のバリエーションが自動生成されます。

 

各ユーザーの関心や行動履歴、閲覧タイミングに合わせて、最も効果的と判断された組み合わせが表示されるため、限られた素材でも広告効果を最大化することが可能です。

また、フォーマットはモバイルフレンドリーになっており、特にスマートフォンでの表示において美しく整ったレイアウトで配信されるよう工夫されています。画像比率は主に1.91:1と1:1の2パターンが使われるため、両方の形式に対応した画像を用意しておくと幅広く対応可能です。

このように、レスポンシブ形式の採用により、広告制作の手間を削減しつつも、多様な配信面で最大限のパフォーマンスを発揮する柔軟な設計が、ファインド広告の大きな強みと言えるでしょう。

Google AIによるクリエイティブ最適化

ファインド広告の特徴のひとつに、「GoogleのAIによるクリエイティブ最適化」があります。

 

これは、設定された複数の画像・テキスト素材をもとに、Googleの機械学習技術がリアルタイムで広告パフォーマンスを分析し、ユーザーごとに最適な組み合わせを自動で配信する機能です。

 

従来は人の手でABテストを行い、最も効果の高いクリエイティブを選定していましたが、ファインド広告ではこれをAIが自動で行います。

 

たとえば、ある見出しと画像の組み合わせが特定のユーザー層に高い反応を示した場合、AIはその傾向を学習し、類似した属性のユーザーに対してその組み合わせを優先的に表示するようになります。

 

逆に、成果が出ていない組み合わせは自動的に表示頻度が下がるため、無駄なインプレッションが削減され、広告費の最適化が図られます。

 

また、Google AIはユーザーの閲覧履歴や興味関心、位置情報、行動データなどをもとに、それぞれの配信面において「このユーザーにはこのクリエイティブが響く」と判断した内容をタイミングよく届けます。

この自動最適化は24時間365日稼働し、常に改善を繰り返してくれるため、初期設定後も手間をかけずにパフォーマンス向上が見込めます。

広告運用における“勘”や“経験”に頼るのではなく、GoogleのAIを活用することで、より科学的・効率的な広告運用が実現できる点が、ファインド広告ならではの大きな利点です。

リマーケティングやカスタムセグメント対応

ファインド広告は、Google広告の中でも「オーディエンスファースト」の考え方が色濃く反映された広告手法であり、リマーケティングやカスタムセグメントといったターゲティング機能が非常に充実しています。

 

ユーザーの過去の行動データや関心をもとにした精度の高い配信が可能で、購買意欲の高い見込み顧客へ効果的にアプローチできるのが魅力です。

 

リマーケティング機能を使えば、過去に自社サイトを訪問したユーザーや、商品ページを閲覧したが購入には至らなかったユーザーに対して、ファインド広告を通じて再度アプローチできます。

 

これにより、購入までの“検討期間”を有効に活用し、成約率の高い広告配信が可能になります。

さらに、カスタムセグメントを活用すれば、競合他社のサイトを訪問したユーザーや、特定の検索キーワードに興味を示したユーザー層など、よりピンポイントで狙ったオーディエンスにリーチでき、これにより、これまで取りこぼしていた潜在的なユーザーにもアプローチが可能となります。

また、ライフイベント(引っ越し、就職、結婚など)や購買意向の高いカテゴリー(住宅購入検討者、車検を控えた人など)といった、Google独自のインテントデータを使ったターゲティングも可能です。

 

これらの機能を組み合わせることで、より細かく、成果につながりやすいターゲット設定ができるのがファインド広告の強みです。

単一キャンペーンで複数メディアに配信

Googleファインド広告は、1つのキャンペーン設定で「YouTubeホームフィード」「Gmailプロモーションタブ」「Google Discoverフィード」など、Googleの代表的なプラットフォームに一括配信できるという大きな特徴を持っています。

 

これは従来の広告形式と比較して、大幅な効率化を可能にする運用スタイルです。

 

まずYouTubeホームフィードは、ユーザーが動画を探しているタイミングで広告を表示できる場所で、視覚的なインパクトを持つ広告が目に留まりやすいという特性があります。

 

Gmailでは、プロモーションタブにネイティブ表示されるため、従来のバナー広告よりも開封率・クリック率が高くなる傾向にあります。

 

そしてGoogle Discoverは、ユーザーの興味関心に合わせてニュースや記事が表示されるフィードで、潜在的な需要を掘り起こすのに非常に適しています。

このように、異なる利用目的やタイミングで閲覧される3つのメディアに対し、一貫したメッセージを届けることができるため、ブランド認知から商品理解、最終的なコンバージョンに至るまで、一貫性のあるコミュニケーションが可能になります。

広告素材はすべてレスポンシブ形式で最適化され、各メディアの特性に応じた見せ方で表示されるため、個別に調整する手間がかからず、媒体ごとの運用分離による手間やコストを削減できます。

 

限られた運用リソースで大きな効果を出したい場合や、複数のチャネルにまたがった認知拡大を狙う場合に、ファインド広告のこの設計は非常に有効です。

Googleファインド広告を使うことにより得られるメリットとは?

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

では、ここからはファインド広告を使うことにより得られるメリットを5つご紹介します。

ファインド広告をの5つのメリット!
  • 大規模のユーザーにリーチが可能
  • 売上の増加
  • 新ターゲティングが生まれる可能性
  • 視覚的に訴えることが可能
  • 単価設定が可能

メリットを抑えることで、アプローチの仕方も最大にすることが出来、変わってくると思いますので、是非覚えてくださいね。

メリット①大規模のユーザーにリーチが可能

ファインド広告の大きな魅力のひとつが、「Googleが提供する膨大なメディアネットワークに一括でリーチできる点」です。

 

Google Discover、YouTubeホームフィード、Gmailプロモーションタブといったユーザーのアクティブ率が高い媒体を横断して配信できるため、1日あたり数十億回にも及ぶ表示機会の中から、自社広告を効果的に届けることができます。

 

また、これらの配信先はいずれも「プッシュ型」のコンテンツ表示面であるため、ユーザーが検索しなくても、興味・関心に基づいた情報に自然と触れる形になります。

そのため、まだ自社商品やサービスを知らない潜在層へのアプローチに強く、従来の検索広告やディスプレイ広告では拾いきれなかった新規顧客を獲得するチャンスが広がります。

特にスマートフォンユーザーにおいては、Google DiscoverやYouTubeのホーム画面を日常的に閲覧している人が多く、そこに広告を表示できることで、生活導線に自然に溶け込む広告体験が実現します。

 

結果として、大規模で質の高いユーザー接点を構築しやすくなり、企業の認知拡大やブランディングにも大きく貢献します。

メリット②売上の増加

ファインド広告は「見込み客の獲得」に強く、購買意欲の高いユーザーに対してタイミングよくリーチできるため、売上の向上に直結しやすい広告手法です。

 

とくに、リマーケティングやカスタムセグメントといった高度なターゲティング機能を組み合わせることで、商品ページを見たことがあるユーザーや、類似商品を検索したユーザーなどに対し、的確なタイミングで広告を届けることが可能になります。

 

また、GoogleのAIによる自動最適化機能により、最も反応のよい広告パターンが自動的に多く表示されるため、広告運用の経験が少ない担当者でも比較的短期間で成果を上げることができます。

 

さらに、ECサイトとの連携によって商品フィードを活用すれば、個別の商品をパーソナライズして配信することもでき、購入率の高い広告体験を設計できます。

一般的に、検索広告などは「すでにニーズが顕在化した層」を対象としますが、ファインド広告は「これからニーズが高まる層」「比較検討中の層」にもリーチできるため、売上の“先取り”という視点でも効果的です。

商品やサービスをまだ知らない人を効率よく取り込むことで、新たな収益の柱を作るきっかけになります。

メリット③新ターゲティングが生まれる可能性

ファインド広告で使用可能なターゲティングは、以下と発表されています。

ファインド広告で使用可能なターゲティング!
  • カスタムインテントオーディエンス
  • インタレスト
  • インマーケット
  • アフィニティ

これらが、ファインド広告で使用可能な基本のターゲティングとなっています。

 

しかし、新たなキャンペーンになるので、今までのターゲティング機能に加えて「ディスカバー フィード(Discover Feed)」上の「Discover icon」を指定して配信できる「Discover icon ターゲティング」のようなものが出てくることも考えられます。

 

また、広告出稿後にデータレポーティングを実施した際、商材やサービスと関連性の低い「Discover icon」を除外して、アカウント上でもターゲティング精度を上げていくといったような運用手段もしていきたいですね。

メリット④視覚的に訴えることが可能

ファインド広告は、テキスト情報だけでなく「画像を活用した視覚的な訴求」が可能な広告フォーマットです。

 

ユーザーが何かを検索したタイミングではなく、日常的にYouTubeやGoogle Discover、Gmailを閲覧している際に広告が表示されるため、テキストよりも視覚的に印象づけることが重要です。

 

ファインド広告ではこの点を踏まえ、画像のインパクトやクリエイティブの質が非常に重要な役割を果たします。

たとえば、商品画像を大きく表示したり、ブランドの世界観を伝えるビジュアルを活用することで、ユーザーの興味関心を瞬時に引きつけることができ、また、画像と説明文の組み合わせにより、短い時間で多くの情報を自然に伝えることができ、記憶に残りやすくなります。

スマートフォン中心の時代において、テキスト中心の広告ではスルーされやすい中、画像による感覚的な訴求は非常に有効です。

 

特にファッション、美容、インテリア、グルメなど“見せる力”が重要な商材においては、ファインド広告のビジュアル訴求力が売上や認知に直結します。

 

クリエイティブの質を高めることで、広告効果を大きく伸ばすことが可能です。

メリット⑤単価設定が可能

ファインド広告では、クリック課金(CPC:Cost Per Click)モデルを採用しており、1クリックあたりの上限単価を自由に設定できる点も大きなメリットです。

 

これにより、広告主は広告予算に応じて柔軟に入札額を調整することが可能となり、過度な費用負担を避けながら効果的な運用を行うことができます。

 

また、単価設定は広告のパフォーマンスや成果指標に応じて最適化される仕組みも備わっており、Googleの自動入札機能と組み合わせることで、設定したコンバージョン単価(tCPA)に基づいた運用も可能です。

 

つまり、「1件あたり〇〇円で成果を出したい」といった明確なKPIを持つ広告主にとって、目標に近づけやすい運用が実現できます。

さらに、ファインド広告は複数の配信先(YouTube・Gmail・Discover)に一括配信できる仕組みのため、特定の面に対して無駄な予算が集中することなく、最も費用対効果の高いユーザー層に自動で配分されます。

その結果、より少ない予算でも効率的にリーチできるようになり、無駄なコストを抑えたスマートな広告戦略が可能となります。

 

このように、単価の調整が可能であることは、予算管理・広告効果の最大化という両面において、運用自由度の高さをもたらします。

Googleファインド広告のデメリットは?

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

メリットをご紹介してきましたが、Googleディスプレイ広告と比べててみた時に、ファインド広告が苦手な部分もあります。

 

メリットとデメリットを把握したうえで、導入すべきかどうかを検討してみてください。

デメリット①配信面をターゲティングする配信はできない

ファインド広告は、GoogleのAIがユーザーの興味関心や行動履歴に基づいて自動で配信先を決定する仕組みのため、広告主が「YouTubeだけに配信したい」「Gmailを優先したい」といった“配信面単位”でのターゲティング設定はできません。

 

従来のディスプレイ広告であれば、特定のメディアやサイト、配信面を指定して広告を出すことが可能でしたが、ファインド広告ではこのような配信先の細かいコントロールが制限されています。

 

そのため、特定のメディアでの訴求を重視している広告主や、実績のある面に限定して配信したい場合には不向きな側面があります。

たとえば、YouTubeでのブランド認知を高めたい場合でも、ファインド広告ではGmailやDiscoverへの配信が含まれるため、純粋にYouTubeユーザーだけを狙った展開は難しくなります。

この仕様は、Google側が「配信の最適化」として設計している部分ではあるものの、広告主の意図や戦略に完全に沿わない結果となることもあるため、事前に仕組みを理解した上で導入する必要があります。

デメリット②デバイスの指定や比率調整ができない

ファインド広告はレスポンシブ形式が前提で、Googleが自動的に表示パターンを調整する仕組みとなっているため、広告主側で「PCのみ配信」や「モバイル向けに特化」といったデバイスごとの指定配信ができません。

 

また、画像の表示比率やサイズ調整に関しても、ユーザーの端末や画面サイズに合わせて自動的にトリミング・最適化されるため、広告主が意図したレイアウトが完全に再現されない可能性があります。

 

これにより、特にクリエイティブにこだわりたいブランドや、ビジュアルを重視した訴求を行う業種では、思った通りの表示がされず広告の世界観が崩れるといった課題が生まれることがあります。

画像内に文字を多く入れている場合や、構図にこだわっている素材を使用している場合には、トリミングによって重要な情報が切れてしまうこともあるため注意が必要です。

また、デバイスごとのパフォーマンスに基づいた配信比率の最適化も広告主ではコントロールできないため、スマートフォン重視の戦略や、PCでのコンバージョン率が高い業態には、最適とは言えないケースもあります。

 

このように、柔軟なコントロールが効かない点は、広告運用にこだわるほどデメリットとして感じられる部分です。

デメリット③Google ディスプレイ広告と比べると配信量が少ない傾向

ファインド広告は、Google Discover、YouTubeホームフィード、Gmailといった一部の限られた面にのみ配信されるため、Googleディスプレイ広告(GDN)と比較すると配信量が少ない傾向があります。

 

GDNでは数百万を超えるサイトやアプリなど、膨大な配信先に広告を表示することができ、規模感のある露出を狙うには非常に有効です。

 

一方、ファインド広告は、ユーザーが「Googleの所有する特定のフィード型メディア」を利用している時にしか表示されないため、配信機会そのものが少なくなりがちです。

 

このため、短期間で大量のインプレッションを獲得したい、認知拡大を急速に進めたいといった目的での広告施策には不向きな面があります。

 

また、競合が多いジャンルでは表示機会の取り合いが発生し、配信ボリュームが安定しない、クリック単価が想定よりも高くなるなどの影響も起こり得ます。

さらに、ファインド広告はGoogleのAIに大きく依存した配信設計のため、広告主側で配信量を意図的に増やす施策が取りづらく、「見せたいのに配信されない」といったもどかしさを感じるケースもあります。

こうした点からも、ファインド広告はあくまで「精度重視・ターゲティング重視の広告」として活用し、大量配信やリーチの最大化を狙う場合には、ディスプレイ広告やYouTube広告との併用が推奨されます。

Googleファインド広告を使うときの注意点は?

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

圧倒的規模のユーザーに効果抜群なファインド広告ですが、使う際には注意すべきポイントが2つあります。

 

これを抑えておかないと、思わぬ損をしてしまうかもしれません。

ユーザーの検索行動パターンが複数化される

今までは、検索画面にGoogleのロゴと検索窓だけがトップページに表示されるシンプルなデザインでした。

 

なので、ユーザー自身、検索行動を実施する際に迷うことなく検索キーワードを入力し、目的の情報を手に入れることができていました。

 

しかし、ディスカバーフィードを目的としてGoogleトップページを訪れたユーザーが、そこで獲得した情報をもとに検索を繰り返し、TOPの検索窓経由で検索や購買に至るなど今までになかったユーザーの新たな検索行動パターンが生まれる可能性があります。

購買行動の型が「AISAS」から「AIDMA」変化したのと同じく、今後、ファインド広告からもこのような新たな行動モデルの型が生まれるという認識を常に持っておきましょう。

事前の広告設計がとても重要

検索画面に限りなく近接したところで、広告を配信することはできますが、ニーズが潜在的な層にリーチすることになるため、事前の広告設計がとても重要になります。

事前の広告設計!
  • 「Gmail」 ターゲット:ビジネスマン、商材:BtoB系商材、求人系商材(転職・新
  • 「Discover Feed」 ターゲット:特定のペルソナ、商材:全般
  • 「YouTube Home Feed」 ターゲット:潜在層、商材:セミナー集客(オプトイン目的)

これは、直接的な成果ではなく、認知アップ施策として実装するなどということです。

配信先である「YouTube」、「Discoverfeed」、「Gmail」とで、ユーザーの潜在度合いや刺さりやすいクリエイティブは異なります。

そのため、1つのキャンペーンで以下3つの面に広告を出せるものの、広告を配信する画面でそれぞれに沿ったターゲティング設計をする必要があります。

さらに、YouTubeやGmailなど広告の刺さりやすさなどに明確な違いがあるので、出す媒体ごとに広告の内容を変える必要もあります。

Googleファインド広告の仕様と変更できない要素

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

これほど使うにあたってメリットしかないファインド広告ですが、様々な仕様があります。

 

単価設定やターゲティングなどの設定が自動的に行われ、マーケティングの目標や入札単価、予算などのデータに基づいて最適な掲載結果になるように調整されます。

 

しかし、以下の要素は変更できない仕様になっています。

変更できない要素!
  • 個別単価設定を使った入札戦略
  • 配信方法
  • モバイル端末においてのターゲット設定
  • プレースメントターゲティング(プレースメントの除外を含む)
  • クリークエンシキャップ
  • 広告のローテーション
  • コンテンツ ターゲット
  • 手動で広告作成

これらが変更ができないので、他の要素で差別化を図る必要があります。

またファインド広告で表示される広告サイズなどは以下のようになっています。

要点!
  • 画像のサイズ。
  • ロゴのファイルサイズ。
  • 見出し文。
  • 説明の文。
  • 会社名。
  • URL。
  • フレーズ。

また広告アセットの詳細については、下記の一覧のような仕様となっております。

見出し(必須) 半角 40(全角 20)文字以内で指定できます。1 つのクリエイティブで最大 5 個の広告見出しを指定できます。
説明(必須) 半角 70(全角 35)文字以内で指定できます。1 つのクリエイティブで最大 5 個の説明文を指定できます。
画像(必須) リーチを最大限に広げるには、1.91:1 の横長の画像を複数アップロードします。1 つのクリエイティブで最大 15 個のマーケティング画像をアップロードできます。
横長画像(1.91:1): 最小サイズ: 600×314。推奨サイズ 1200×628。最大ファイルサイズ 5 MB。
正方形の画像(1:1): 最小サイズ: 300×300。推奨サイズ 1200×1200。最大ファイルサイズ 5 MB。
会社名(必須) 半角 25(全角 12)文字以内で指定できます。
ロゴ(必須) 1:1 の正方形のロゴをアップロードできます。推奨サイズは 1200×1200 ですが、128×128 以上のロゴであればアップロードできます。最大ファイルサイズは 1 MB です。GIF 以外でも、ほとんどのファイル形式が使えます。
URL(必須) 広告をクリックしたユーザーにデフォルトで表示されるランディング ページです。
行動を促すフレーズ 広告作成ツールのプルダウン リストから、行動を促す最適なフレーズを選択します。

レスポンシブ広告に近いイメージですね。

Googleファインド広告の設定方法

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

では、ここからはファインド広告の設定方法について説明していきます。

まずはキャンペーン画面で+ボタンをクリックします。

 

次に「新しいキャンペーン作成」をクリックします。

 

次に、「販売促進」or「見込み顧客の獲得」or「ウェブサイトのトラフィック」or「目的を設定せずにキャンペーンを作成する」を選択します。

 

次に、キャンペーンタイプの選択でファインド広告を選択して、「続行」を選択します。

 

次に、「キャンペーン名」「地域」「言語」「入札単価」「予算」「広告グループ」「ユーザー」「ユーザー属性」を設定します。

 

次に、広告を作成するために「新しい広告を作成」をクリックします。

 

次に、「ファインドカルーセル広告」or「ファインド広告」or「既存の広告」をコピーを選択します。

 

次に、「ファインドカルーセル広告」を設定します。

次に、「ファインド広告」を設定します。

 

以上でファインド広告の設定が完了しました。

Google広告のファインド広告とは?使える機能や配信先について!まとめ

Google 広告 ファインド 広告 とは 使える 機能 配信先 ついて

今回は、Google広告のファインド広告使える機能や配信先についてのとなりました。

 

Google広告でも、インフィード内での広告掲載ができるようになり、Googleコンテンツ内でのネイティブ広告ということで、既存の配信とは期待値が異なりそうです。

 

今まで広告を制作して打つ作業は一苦労ものでしたが、ファインド広告の導入により、今後サーチマーケティングの世界に大きな変化がもたらされ、広告を打つ作業も一気にハードルが下がりました。

 

ユーザーの興味・関心でのカテゴリはかなり細かく、ユーザーの行動を管理して強く反映されているので、ターゲティング精度はかなり高いものになりますね。

 

なので、最低限のターゲティングさえできていれば、ユーザーの目を惹くような良い広告に仕上がるというのも魅力的ですよね。

 

また、設定の方法もさほど難しくなく、簡単に設定できてしまうので気軽に始めることができるところも魅力的です。

 

他の広告と組み合わせて相乗効果を生み出すことが可能なファインド広告を是非使って見てください!

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