Facebook広告を運用してビジネスをしていて、「オフラインコンバージョン」という言葉を聞いたことがあると思います。
オンラインではなくオフラインなのですが、実は今急成長してきており、大変注目されているんです。
Facebook上では、どうしても認知できない現実世界でのユーザーの行動も重要になってきますよね。
オフラインコンバージョンというのは、オフラインのユーザーの行動を数値化したもので、オンラインとオフライン両方の数値を把握できるシステムになっています。
新規の顧客へのリーチなどにもとても有効的ですので、しっかりと理解して活用していきたいツールになります。
これから伸び率が凄いことになりそうなので、Facebook広告のオフラインコンバージョンについて詳しく見ていきましょう!
Facebook広告のオフラインコンバージョンとは?
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Facebook広告のオフラインコンバージョンとは、実店舗での購入や電話の予約などの現率のことです。
つまりは、Facebook上ではどうしても認知できない現実世界でのユーザーの行動を数値化したものなんですね。
今までは、オンライン上での成果だけが目立っていましたが、これからはオフラインでも数値として認識することができるようになるんです。
Facebook広告のオフラインコンバージョンを使うとどうなる?
では、Facebook広告のオフラインコンバージョンを使うとどうなるのでしょうか。
Facebookが公表しているのは、実店舗での購入や電話による予約などオフラインのイベントデータを活用してさらにオンラインでの活動に力を入れていこうというものです。
Facebookオフラインコンバージョンを使うと、実店舗での購入、電話による予約、質の高いリードなどのオフラインイベントデータを活用して、デジタルキャンペーンを強化できます。
広告キャンペーンの効果を把握できるようにするために、実店舗でのオフラインコンバーションと広告を閲覧、またはクリックした利用者のリストを比較できます。
CRMやPOSなどをFacebookとリンクさせることによって、そういったデータを一括で管理することが可能になるので、FacebookピクセルやFacebook SDKでは捕捉できないオフラインでのイベントをトラッキング出来るようになるんです。
Facebook広告のオフラインコンバージョンができること
では、Facebook広告のオフラインコンバージョンができることを見ていきます。
Facebook広告のオフラインコンバージョンができる新しいことは、次の3つです。
【Facebook広告のオフラインコンバージョンができること】広告効果測定と調整
まずは、チャンネルをまたいでコンバージョンの測定をすることです。
まさに、いま行われていることを見るためにレポートにアクセスすることがありますよね。
その時に、自分が打っているFacebook広告を見たことがある人や、実店舗などに実際に来てくれたユーザーが交流している人を確認することができます。
これにより、更なるリーチが獲得できるということなんですね。
リアルタイムのレポートにアクセスすることで、Facebook広告を見たことがある人や、実店舗などのオフラインチャネルを通してビジネスと交流している人を確認することが出来ます。
【Facebook広告のオフラインコンバージョンができること】新規顧客に効率的にリーチ
そして、オフラインのイベントからカスタムオーディエンスを作成できます。
オンラインだけでは、どうしても無理だったカスタムオーディエンスを作成することができます。
これは、生の声を大胆に反映することができ、さらに詳細なカスタムオーディエンスが可能になったことを意味しています。
動的にリターゲティングできるといったことでも、メリットがありますよね。
こうすることにより、より価値の高い新規顧客にリーチすることや、店舗の購入者を除外して新しい見込み客にリーチすることが出来るようになります。
オフラインデータをFacebookに結び付けると、オフラインチャネルを通してビジネスと交流している人に動的にリターゲティングすることが出来ます。
【Facebook広告のオフラインコンバージョンができること】リターケティング
最後は、アクションを期待できるユーザーへ配信することができることです。
オフラインで、これからアクションを起こしてくれそうなユーザーへ直接配信することができます。
これにより、広告配信効率がぐんと上がり更なる活動へ拍車をかけてくれる結果になります。
そして、より確度の高いユーザーに対して新製品や次のサービスを紹介するキャンペーンを構築することが出来ます。
誰がどこでコンバージョンにつながるアクションを実行したのかを詳しく把握することができるので、広告キャンペーンのパラメーターを調整し広告の効果を高めることが期待できます。
オンラインコンバージョンを活用するには?
オフラインコンバージョンを利用するには、自社の顧客データベースやPOSシステムからのトランザクションデータとFacebookの広告レポートとの連携が必要です。
連携することが可能な方法について説明します。
オフラインイベントマネージャーを利用
Facebookのビジネスマネージャーで用意されている「オフラインイベントマネージャー」を利用してオフラインイベントのデータを手動でアップロードする方法です。
アップロードするデータは、ブラウザ側で暗号化されてFacebookに送信されるため、Facebook側に生の個人情報が送られることはありません。
また、マッチングは完全一致ではなくスコア制が採用されているので、アップロードする属性情報が多ければ多いほどマッチ率が高まります。
例えば、メールアドレスが違っていても名前や住所など、それ以外の情報がマッチすればコンバージョンとして扱われることになります。
Facebookは、オフラインコンバージョンAPIの利用を推奨していて、これが利用できない場合の代替手段としてオフラインイベントマネージャーによる手動アップロードが紹介されています。
サードパーティーのプロバイダを利用して連携
SalesforceまたはMarketoなどを使用している場合、すでにオフラインコンバージョンとリード獲得広告との連携が構築されているので簡単に利用することができます。
また、Zapierでは、MailChimp、Hubspotもサポートされています。
オフラインコンバージョンAPIを利用して直接CRMと連携
オフラインコンバージョンAPIは、オフラインコンバージョンイベントを送信し、コンバージョンの前にFacebook広告を見た、またはクリックした顧客数を確認するために使用します。
このオフラインコンバージョンAPIを利用して、直接CRMと連携することも出来ます。
オフラインコンバージョンAPIは、それぞれのビジネスがFacebookのマーケティングキャンペーンが実店舗の購入や電話でのやりとりにどれだけの影響を与えたのかを把握したり、最適化することが出来ます。
- 店舗や電話での取引が発生した際、リアルタイムで結果を把握することが出来る
- 商品の購入者の属性を知ることが出来る
- 今後のキャンペーンを最適化することが出来る
APIを使うことで、顧客購買データを広告レポートとマッチングさせて、広告の効果をより詳細にリアルタイムに把握することが出来るようになります。
リード獲得広告とオフラインコンバージョンの活用
オフラインコンバージョンソリューションを最大限に活用するポイントとして、ユーザーを識別し、自社顧客データとFacebookのユーザーをマッチングさせる点が挙げられます。
オフラインコンバージョンは、すべてのFacebook広告目的で利用可能です。
特にリード獲得広告では、取得できるユーザー情報を利用してマッチングの精度を上げることが出来るので、より効果的な活用が期待できます。
Facebook広告のオフラインコンバージョンに必要なものは?
では、Facebook広告のオフラインコンバージョンに必要なものを見ていきましょう。
必要なものとしては、
- オフラインイベントのデータ
- Facebook広告アカウント
- ビジネスマネージャー
です。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
オフラインイベントのデータセット
利用者のオフラインのアクションに関する情報を、Facebookにアップロードしなければいけません。
オフラインでのデータをもとに分析をするので、どうしてもユーザーのオフラインでのアクションに関するデータを用意する必要があります。
データをキャンペーンに結び付ける方法は、
- Facebookネイティブのオフラインイベントマネージャを使用する
- APIに直接結び付ける
- 既存のFacebookパートナー統合を活用する
の3通りがあります。
そして、広告を配信するので広告アカウントとビジネスマネージャーは必須です。
Facebook広告アカウント
Facebookに初めて広告を掲載するときには、広告アカウントを作成する必要があります。
Facebookのどの広告タイプを使用する場合でも必須です。
Facebookビジネスマネージャアカウント
ビジネスマネージャ では、広告アカウント、Facebookページ、Facebook上のその他のアセットへのアクセスを共有し、管理することが出来ます。
オフラインイベントセットを作成するためには、広告アカウントが必要となります。
Facebook広告のオフラインコンバージョンの目的は?
では、Facebook広告のオフラインコンバージョンで解決できる目的は何なのでしょうか。
Facebookが公開しているのは
- トラッキングしアトリビューションされるのかをチェック
- 費用対効果の測定
- 類似オーディエンスの活用
です。
トラッキングしアトリビューションされるのかをチェック
オフラインアクティビティをトラッキングし、どのくらい広告にアトリビューションされるかを確認することができます。
費用対効果の測定
オフラインの広告費用対効果を測定します。
類似オーディエンスの活用
オフラインで利用者にリーチし、利用者のオフラインでのアクションに基づいて広告を表示します。
類似オーディエンスを作成して、オフラインの顧客とよく似た利用者にFacebook広告を配信します。
キャンペーン開始前にすること
キャンペーンを開始する前にはイベントマネージャでオフラインイベントセットを作成しましょう。
そして、広告アカウントにつなぎとめる必要があります。
そして、キャンペーン期間中に、実店舗の所在地からのインタラクションのデータをイベントマネージャにアップロードします。
プロセスをさらに自動化したい場合には、オフラインコンバージョンAPIまたはパートナー統合を使用し、オフラインコンバージョンデータを直接アップロードすることも可能です。
データのアップロードを完了すると、広告の閲覧、またはクリックした人にアトリビューションされたオフラインコンバージョンの数を確認することが出来ます。
APIやパートナー統合を使用できない場合には、イベントマネージャでオフラインイベントページのオフラインイベントデータをアップロードすることも出来ます。
Facebook広告のオフラインコンバージョンの成果を確認する方法は?
オフラインイベントセットにインタラクションのデータをアップロードすると、そのデータとオフラインイベントセットに割り当てられているアクティブな広告キャンペーンが照合されます。
広告マネージャから、どのイベントがFacebook広告を表示またはクリックした利用者にアトリビューションされるかを確認することが出来ます。
では、Facebook広告のオフラインコンバージョンの成果を確認してみましょう。
Facebook広告のオフラインコンバージョンの成果を確認するには広告マネージャーを使います。
まず、広告マネージャーを開きます。
- キャンペーン
- 広告セット
- 広告
表示する結果に合わせて、上記のいずれかを選択します。
そして、「列」を選択し「オフラインコンバージョン」をクリック。
ここで、オフラインコンバージョンレポートが表示されるので確認してみましょう。
結果のダッシュボードをカスタマイズすることも出来ます。
カスタマイズしたい場合には、
[列: オフラインコンバージョン]を選択→ドロップダウンメニューから[列をカスタマイズ…]を選択。
表示したい列を選択し、アトリビューションウィンドウを[クリックから28日間]または[表示から1日間]に設定します。
この選択をプリセットとして保存して後で使用したい場合は、[プリセットとして保存]チェックボックスをオンにして、プリセットの名前を入力します。
準備ができたら[適用]を選択します。
こうすることで、オフラインコンバージョンの結果が表示されます。
Facebook広告のオフラインコンバージョンとは?概要や運用方法を解説!まとめ!
今回は、Facebook広告のオフラインコンバージョンの概要や運用方法についてご説明をしてきました。
facebookオフラインコンバージョンを使うことで、実店舗での購入や電話による予約、質の高いリードなどなどのオフラインイベントデータを活用し、オンラインでの活動を強化することが出来るということがお判りいただけましたでしょうか。
広告効果だけでなく、オフラインでの取引に至った人の属性も把握できるので、誰がどの広告を見てコンバージョンに至ったかということも分かって便利ですよね。
モバイルが発達し、ユーザー行動にデジタルとリアルの境目がなくなってきている現代社会において、オンライン広告はオンラインビジネスだけに限られるものでは無くなって来ているということも分かります。
状況に応じて、さまざまな施策を施すことが重要となってきます。
この記事が、あなたの広告運営のお役に立つことを願っています。
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