インターネット広告の分野では、現時点での2強は「Google広告」と「Facebook広告」ですが、サーチ広告であるGoogleとパーソナルマッチ広告であるFacebookを区別し活用することで、より効率的に広告が配信できるようになります。
皆さんが広告主としてFacebook広告を運用していて、いったいどこにFacebook広告が掲載されているのか気になりますよね。
Facebook広告を使う際には、掲載されている先を知ることはとても重要です。
Facebook広告が表示されるのは、「Facebookの中だけ」ではありません。
Facebookだけでなく、InstagramやTwitter、その他にも多くのアプリにも同時に表示させることができることからもわかるように、とても優秀な広告なんです!!
さらに、その配信先に合わせて関心を持ってもらえるようなデザインなどを変化させる必要があります!
そこで今回この記事では、Facebook広告の掲載場所をすべて紹介します!
さらに、オススメの表示設定も解説していきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう!
Facebook広告の配信面は?
まず、Facebook広告の掲載場所を知る前に配信面を理解する必要があります。
Facebook広告は、基本、以下のSNSを主に配信されています。
- Messanger
- Audience Network
Facebook広告は、以上の4つのアプリにそれぞれ配信されているということを覚えておきましょう。
それぞれの違いについて説明していきます。
Facebookは、友達や家族など色々な人と繋がることができるのが特徴です。
形式としては、実名での登録であったり、年齢や住んでいる地域など、顧客の情報を精度よくに設定してあります。
また、世界で何が起きているかなどを最新の情報を発見したり、自分に関連することをシェアしたり、遠くの人とつながりを持ったり、表現したりすることのできる最大のネットワークを持つSNSです。
Messenger
Messangerは、Facebookを利用している人々と連絡を取ることが出来るメッセージアプリのことです。
テキスト通話、音声通話、ビデオ通話、グループビデオチャットの機能を無料で無制限に利用することが出来ます。
Messengerから直接、Instagramの友達と繋がることも出来ます。
そのため、名前やユーザーネームで検索するだけで、メッセージや通話でやり取りすることができます。
Instagramは、Facebookが提供する「写真や動画をメインに投稿して共有することができるアプリ」です。
友達と繋がったり、自分の近況をシェアしたり、アプローチしたり、世界中の色々な最新情報をチェックできることで注目を集めている人気のアプリです。
自分の見たものをシェアしたり、24時間で消えるストーリーズや、Messanger機能で友達にメッセージを送信できたりするのもポイントです。
Audience Network
Audience Networkとは、Facebookが提携しているWebサイトやアプリへFacebook広告と同じ配信システムを使って広告配信が出来るアドネットワークのことです。
Facebookのデータを使って、Facebook以外にもターゲティングを適用できるので、広告配信のターゲット拡大に利用することが出来ます。
特に、Instagramは国内月間アクティブアカウント数が3,300万以上という、Facebookを超える規模にまで成長しています。
これらを最適化できることもFacebook広告の大きな魅力の一つであると言えるでしょう。
Facebook広告の掲載場所は?
では、Facebook広告の掲載場所を見ていきましょう。
Facebook広告が掲載される場所は、モバイルそれぞれの配信面によって異なってくるので1つ1つ見ていきましょう。
まずは、Facebookです。
Facebookに掲載される広告と言えば、ニュースフィードというイメージよね。
Facebookに表示される広告は、ニュースフィード面だけに配信されるわけではありません。
Facebookでは、
- フィード
- 右側広告枠
- ストーリー
に掲載することが可能です。
通常は、写真は6秒間、動画は15秒まで配信可能になっています。
秒数に合わせて動画を編集することができますので、写真や動画ごとに一部を編集して配信しましょう。
注意する点としては、ニュースフィードの右側広告枠は、PC画面でのみ表示されますので、スマホユーザーに配信することは出来ません。
PCを使ってFacebookにアクセスして閲覧する、ビジネス向けの広告が多くなってくるのが特長です。
また、Facebookのストーリーは、2017年に実装された機能で、2018年からリンクして広告の配信が出来るようになりました。
世界中では、3億以上もの利用者がダウンロードして利用していますが、日本ではあまり利用は始めようとしているユーザーは少ないようです。
Facebook広告には「自動配置」という機能があります。
広告の目的や費用に応じて、Facebookのアルゴリズムがパフォーマンスの高い配信先や配信場所に自動で配置してくれます。
出来るだけ手間をかけずに広告の配信を行う時には、自動配置を選ぶのがオススメです。
次は、Instagramです。
Instagramでは
- フィード
- ストーリーズ
に掲載することが可能です。
Instagramの日本国内の月間アクティブアカウント数は、Facebookのユーザーより多く、推定でも約3,300万人を突破しています。
使いやすく、ユーザーも多いので身近なSNSとして人気です。
ユーザーは、プロフィールより推定するに男性は43%、女性は57%という割合で、女性のユーザーのほうが多くなっています。
Instagramでは最近の傾向として、ストーリーズのみに掲載しているケースが多いです。
また、閲覧もストーリーズになっているのでより多くのユーザーへリーチする場合は、ストーリーズに掲載することが有効な手段なのでオススメします。
Facebook広告は、ビジネス層と相性の良いFacebookやMessengerなどと違って、若年層のユーザーに向けての広告との親和性が高くなっています。
広告フォーマットも、
- 写真広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- ストーリーズ広告
とさまざまで、目的に応じて選択することが可能となっています。
スマホ画面を大きく使い、ビジュアルを通して広告を伝えることが出来るのでとても効果的です。
特に、ファッションや美容などの広告の掲載が多いです。
Messenger
次は、Messengerです。
Messengerのメリットは、全世界で毎月13億を超えるユーザーが利用しており、ビジネス目的で使われることの多いアプリです。
Messengerの広告掲載可能場所は、
- 受信箱
です。
つまり、一度でもやり取りしたことがある人へのメッセージとして表示されるので、親交が深い方への広告配信が可能になっています。
また、営業をかけることも可能なので、かなり使い勝手がかなり良いですよね。
広告をクリックすることで、「自社サイト」や「ランディングページ」や「スマホアプリのインストール画面」にお客様を誘導することが可能です。
Messenger広告は、チャット内に表示され、クリックすることで「自社サイト」や「LP(ランディングページ)」、「スマホアプリのインストール画面」に遷移させることができます。
チャットボットを組み合わせでガイドすることも出来るので、24時間365日、自動でユーザーからのお問い合わせや質問に対応することなどが出来るようになっています。
新型コロナウイルスによる、非対面コミュニケーションの需要が高まったことにより、2020年にはオンラインミーティング「Messenger Rooms」の実装が開始されました。
今後もますます需要が高まりそうですね。
Audience Network
次は、Audience Networkです。
Audience Networkでは、3つあり、
- バナー
- 動画リワード
- ネイティブ
などに広告を掲載することが可能となっています。
表示方法はアプリによって異なりますが、アプリとウェブサイトへ掲載されています。
Facebookのターゲティング機能や広告フォーマットを利用して、管理画面からFacebookの枠を超えたキャンペーンを実施することが可能です。
自社の広告が、意図しないアプリサイトなどに掲載されてしまって、イメージ低下などを招いてしまわないようにするために、広告が配信される可能性のあるアプリやサイトを一覧にしたパブリッシャーリストの閲覧が可能となっています。
ブロックしたい掲載先をリストにし、アップロードすることで特定媒体への配信を停止することが出来ます。
Facebook広告を配信する場所はどこが適切?
では、ここまで見てきて様々な掲載場所がありますが、いったい自分の広告はどこに公開するのがいいのでしょうか。
自分で判断することもできますが、まずはFacebookのAiを活用して出稿すべきです。
Facebook広告には、自動配信と手動配信があります。
自分で配置を決めることも出来ますが、自動配置にするとFacebookのアルゴリズムで最適化されて配信されるようになります。
実は、はじめから配信面を絞り込んでしまうというのはとても危険なことなのです。
Instagramのほうが向いていると思っても、Facebookで獲得できるという可能性もあるからです。
自動配信は、Facebookからも推奨されている機能になります。
自動配信では、広告が配置される場所によって単価が異なり、リーチできるターゲット層も変わってきますので、自動配信にしたほうが効率的に最適な結果が出しやすいんです。
どのターゲットからの反応がいいのか分からない場合には、自動配信を使用してみるといいですね。
配信場所を決めるオススメの方法は
- まずは自動配信で全配信面へ広告を配信
- 最適化がかかるまでの期間はそのままで配信を続ける
- クリック率やCVが出ていない配信面を配置編集で絞り込む
広告のお伝えしたい内容や目標、フォーマットによっても、選択できる配置が限られます。
広告設定の時に選択できるところが、対応している配置ということになります。
また、手動配信で設置する場合にも、広告配信の最適化がされやすいように複数の配置を選択するようにしましょう。
自動配信の注意する点としては、膨大なデータが必要になるということです。
Facebookは、過去のデータを参考にして広告を配信することになっています。
まだ、広告の配信をしたことがないという新規の方にとっては、実行するのは不向きな機能である可能性もあるという事です。
Facebook広告の運用のコツは?
では、Facebook広告の運用のコツを見ていきます。
それぞれの掲載する場所に当てはまるコツなので、1つ1つ見ていきましょう。
広告配信の目的を明確化する
まずは重要なのは、広告配信の目的を明確化することです。
社の売り上げを向上させるためには、絶対に必要なことです。
Facebook広告を配信する目的は、3層構造の上位層「キャンペーン」で設定することが出来ます。
Facebook広告で選択できる目的は次の通りです。
認知 | ブランドの認知力アップ |
リーチ | |
検討 | トラフィック |
エンゲージメント | |
アプリのインストール | |
動画の再生数 | |
リード獲得 | |
獲得 | コンバージョン |
カタログからの販売 | |
来店数の増加 |
ブランドの認知をしたいのか、商品を販売したいのか…
Facebookで認知をしてもらいたいのか、サイトに集客したいのか…
などなど、目的をしっかりと決めておく必要があります。
Facebookを通して、ユーザーにどのような行動を起こしてもらいたいのかを考えて目的を選ぶことで、広告効果は高まります。
広告設計を自動入札合わせする
次は、広告設計を自動入札合わせすることです。
Facebook広告は自動入札になっているので、広告設計を構成することをうまくする必要があります。
Facebook広告自体は、かなり明細に広告詳細を決めることができるのでパフォーマンスに作用する変数がかなり多いです。
ですから、自動入札に合わせて広告設計をしっかりと決める必要があります。
キャンペーン目的と広告セットの目的合わせをする
キャンペーン作成時に、必ずキャンペーンを選ぶ必要があります。
キャンペーンの選択はデフォルト設定でも問題はありませんが、キャンペーンの目的と広告セットの目的が同じになっていないかどうかを確認しましょう。
キャンペーン目的がCVの場合、広告セットの目的もコンバージョンを選ぶ必要があります。
オーディエンスを複数作成する
広告セットでは、広告を配信するターゲットを細かく設定できます。
広告を配信する時には、ターゲットを複数作成して配信すると良いですね。
予算に関係なく、最低でも2~3パターンぐらいのオーディエンスを作成し、一斉に広告を配信していくことで成果が出るまでの時間を短縮することが出来ます。
Facebook広告というのは、1つのターゲットで工夫するよりも、成果の出るターゲットを見つける方が効率が良いのです。
オーディエンスはかぶらないようにする
Facebook広告では、同じアカウントの中で似たようなターゲットに広告を出してしまうと、自社のアカウント内で競合してしまうという事が起こります。
そうすると、広告の成果は一気に悪化してしまいます。
ですから、ターゲットがかぶらないようにオーディエンスを何個か作成して広告を配信していくようにしましょう。
バナーに力を入れる
Facebook広告では、ユーザーが認識する順番というのは次のようになります。
- バナー(画像)
- 広告文(バナー上の文言)
- Facebookページ
- タイトル(バナー下の文言)
バナーが良くないと、広告を見てもらうことすらできません。
バナーの質が悪いと、広告文が良くてもクリック率の差がかなり出てしまいます。
クリック率が数倍も変わるなんてことは実はよくあることなんです。
ですから、バナーを魅力的なものにすることでFacebook広告の効果はかなり変わってきます。
目的別に広告を使い分ける
Facebook広告というのは、バナー一枚のものが一般的です。
しかし、広告の種類は
- カルーセル(スライド)広告
- スライドショー(画像の動画広告)
- 動画広告
- キャンバス広告
など色々なパターンから選ぶことが出来ます。
キャンペーンや広告セットの目的はもちろんのこと、広告そのものの目的に合わせてパターンを変更することでより強いイメージを植え付けることが出来たり、認知度やイメージアップ、複数商品の紹介などが出来るようになります。
- 商品のイメージを強くアピールしたい場合 → カルーセル広告
- イメージや認知度をアップしたい場合 → 動画広告
- 複数の商品を紹介したい場合 → キャンパス広告
広告の種類は活用していくようにしましょう。
カスタムオーディエンスを活用する
Facebook広告は、カスタムオーディエンスを使った配信というのが最も成果が出る可能性が高いと言われています。
既存の、メールアドレス等の顧客情報を使った類似配信の成果が最も高く、リストを使用できるのであれば、必ず配信していきましょう。
Facebook広告の注意点は?
次は、Facebook広告の注意点を見ていきましょう。
注意点を抑えておくことはとても重要ですよ。
ポリシー違反をしていないか
まずは、広告ポリシーに違反していないかどうかを確認しましょう。
広告ポリシーでは2020年7月に「禁止コンテンツ」が30個追加されました。
広告ポリシー違反に1つでも当てはまっていると広告審査に通らず、Facebook広告が配信できなくなってしまいます。
広告を作成したら、どういったコンテンツが追加されたのかをしっかりと確認する必要があります。
【広告ポリシー例】
- 違法な商品やサービス
- 差別的な行為
- 第三者の権利の侵害
- 誤解を招くコンテンツや虚偽のコンテンツ
広告画像内のテキスト占有率が適切か
Facebook広告を運用していくにおいてテキスト数はかなり重要です。
Facebook広告では、広告画像内でのテキスト量が多すぎたりすると、広告のリーチが限られてしまったり、広告が配信されないなどという可能性が出てきます。
画像テキストというのは、広告画像やクリエイティブ内にある画像のことで、広告本文のことではありません。
広告画像内のテキストの量によって広告のリーチが異なってくるという設定になっているので、画像内のテキストが多い!と判断されてしまうと、広告が配信されなくなってしまうという可能性も出てきます。
テキスト量は20%に収めることをFacebook側も推奨しています。
テキストだけの配信は避けておいたほうが無難でしょう。
年齢制限のある素材を使用すること
Facebook広告では、写真やメッセージの内容が、若年層の目に触れる恐れがあるので認証できないという場合があります。
酒類の広告や、出会い系、賭博、金融サービスや薬物などです。
Facebook広告の掲載場所を全て紹介!おすすめの表示設定も解説!まとめ
Facebook広告の掲載場所と、配信面について解説しました。
掲載場所を考えたり、Facebook広告の運用のコツをしっかり押さえておくことで、広告の効果をさらに高めることができるはずです!
Facebook広告の注意点に気を付けながら、効果的に広告を配信していきましょう。
うまく配信方法を変えて、Facebook広告を制覇しましょう!
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