皆さんは、Facebook広告を運用するうえで「コレクション広告」というのはご存じでしょうか。
Facebook広告のコレクション広告では、製品の発見から購入まで、スムーズに進むことが出来る広告フォーマットとなっています。
利用する新しい企業はどんどん増加している傾向にあります。
各コレクション広告のメインの動画、もしくは画像が表示され、4つの小さい画像がグリッド状のレイアウトで添えられるのが特長となっています。
意外と認知率が低い広告になりますが、うまく使いこなせるようになると爆発的にCVRを上げることができます。
そこで、今回この記事では、Facebook広告のコレクション広告はどんなものなのか、利点と使うタイミングをについて、詳しく内容を解説していきます。
主に、初心者の方に向けてわかりやすくご紹介していくので、参考にしていただけたら幸いです。
Facebookのコレクション広告とは?
ではまず、Facebookのコレクション広告とはいったい何なのかを見ていきましょう。
Facebookのコレクション広告というのは、モバイル上で使える広告で、ユーザーにアクションを起こさせるようにスムーズに移行できる広告のことを言います。
Facebook広告の「コレクション広告」は、2017年3月にFacebookに新しく登場した広告フォーマットになります。
Facebookのコレクション広告は、「メインビジュアル(動画または静止画)」の下に「商品画像」が4枚並んだ状態で表示されるという、組み合わさった構成になっており、広告をタップすると俊二にフルスクリーン表示に切り替わるという仕組みになっています。
フルスクリーンの状態から、最大50枚の商品画像でウェブサイト、またはアプリへ誘導することが出来るようになっています。
コレクション広告は、製品カタログを使用することで見ている人にとって関連性の高い商品を一覧表示することができるし、目を引くメインビジュアルを表示できるという、良いとこどりな広告であるとも言えます。
コレクション広告を使用することによって、新規ユーザーへの認知拡大や、既存ユーザーへのリテンション試作として活用することが可能であるということで注目されています。
CVRを上げることも大きく期待できます。
訴求度の高い広告をタップすると、Facebookアプリから移動せずにフルスクリーンページで他の商品を見ることも出来ます。
こうすることで、モバイルにおける購買体験の改善にもつなぐことが出来ます。
Facebookのコレクション広告の目的は?
Facebook広告のコレクション広告の目的は以下の通りです。
- 商品を発見してもらう
動画や画像と、関連商品を組み合わせることによって利用者をひきつけることが可能です。 - モバイル端末でシームレスなブラウジング体験を提供する
ユーザーが広告をタップすることで、フルスクリーン表示で他の商品を閲覧したり、商品の詳細を見たりすることが出来ます。 - 需要を売り上げにつなげる
商品に関心を持っているユーザーに働きかけることで、絵r部サイトやアプリでの購入を誘導することが出来ます。 - 商品カタログを陳列する
複数の商品やサービスの画像を掲載することで、様々なオススメ商品を紹介することが出来るので、複数の商品の購入を促進することが出来ます。
事例としては、ファッションや日用品などは、商品をモバイル環境で購入するユーザーが増えてきています。
全ての行動の45%がモバイルに関連しているとも言われるほどです。
コレクション広告では、認知から購入までをシームレスに完結することが出来ます。
コレクション広告は、時代に合った宣伝方法であると言えるでしょう。
Facebookのコレクション広告の構成は?
では、Facebookのコレクション広告の構成について見ていきましょう。
まず、コレクション広告は普通の広告とは違い、「メインビジュアル+商品画像」の2つの構成になっています。
そして、メイン画像は大きく表示されて、商品は下に小さく並ぶ形になっています。
つまりは、「メイン画像でいかに目を引けるか」というところがポイントなんです!
また、メインビジュアルや商品画像をタップすると、フルスクリーンの商品紹介ページへ移行します。
こうすることで、商品購入までスムーズに繋げることが出来るようになっています。
加えて、商品をタップするとWebサイトに移行するので、そこから購入することも可能になります。
ですから、Facebookのコレクション広告は、使うことで、商品購入を促すことができる最新で最高の広告であると言えるんです!
Facebookのコレクション広告の仕様は?
では次に、Facebookのコレクション広告の仕様について見ていきましょう。
コレクションの配置
まず、Facebookのコレクション広告の配信される先はモバイルのみになっています。
配信面においても
- Facebookのニュースフィード
- Instagramのフィード
この上記の2つに限定されています。
かなり限定されているのですが、広告の効果は絶大なので、使う価値は大いにあるはずです。
クリエイティブ
また、コレクション広告のクリエイティブをデザインする際には、次の要件に沿った形式で制作することで、高品質な広告にすることが出来ます。
【動画の仕様】
- アスペクト比:16:9 or 1:1
- 動画形式:H.264圧縮、ハイプロファイル、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン
- 音声:ステレオAACオーディオ圧縮
【画像の仕様】
- アスペクト比:1.9:1
- 画像サイズ:1,200×628ピクセル
1:1より高いアスペクト比はInstagramでサポートされていません。
【スライドショーの仕様】
- アスペクト比:16:9 or 1:1(各画像のサイズが異なる場合、スライドショーは自動的に1:1にトリミングされます)
- 動画:H.264圧縮、ハイプロファイル、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン
- 音声:ステレオAACオーディオ圧縮、128kbps
- 音楽:WAV、MP3、M4A、FLAC、OGG
音楽を広告で使用するために必要な法的権利をすべて保有している必要があります。
【広告コピーの仕様】
- 本文(メインビジュアルの上に表示):90文字以内を推奨
- 見出し(広告の4つの商品の上に表示):25文字以内を推奨
見出しはInstagramでサポートされていません。
【カタログ製品セットの仕様】
- 製品セットに最低限必要な製品数:4
- インスタントストアフロントの製品セットに最低限必要な製品数:12
Facebookのコレクション広告を使うメリットは?
では、Facebookのコレクション広告を使うことによって得られるメリットを見ていきましょう。
Facebookのコレクション広告は、さまざまなメリットがあるのですが、代表格になりうるメリットを見ていきます。
ブランドの購入までスムーズに移行できる
一番大きいメリットは、ブランドの購入までスムーズに移行できるというところにあります。
Facebookのコレクション広告は、ブランドの認知に相性が良すぎると言ってもいいほどいいんです。
Facebook広告のコレクション広告は、「メイン広告」と「商品カタログ」の二部構成になっています。
まず、メインビジュアルでユーザーの目を引き、商品タップで商品購入までノンストップで行うことが可能です。
この流れがかなりスムーズなので、「Facebookのコレクション広告は使う価値あり」と言えるんですね。
また、巷では「簡易的なLP」と呼ばれるほど商品購入までの流れがスムーズなんです。
Facebookのコレクション広告の入稿は数分で終了しますし、ユーザーの離脱率も最低限になっています。
Facebookのコレクション広告はユーザーを購入まで至らせる流れが完璧にできていると言えるでしょう。
Facebook広告のコレクション広告は、商品ブランドの認知を広めつつ、メイン広告の下にある商品サムネイルをタップすると商品カタログが表示されるので、コンバージョンまでつなげることが出来ます。
コンバージョン率の増加も期待できます。
コレクション作成が簡単
Facebookのコレクション広告には、ビジネス目的に最適化されたテンプレートが5つ準備されています。
- インスタントストアフロント
- インスタントルックブック
- インスタントフォーム
- インスタント顧客獲得
- インスタントストーリーテリング
これは、ビジネス活用に生かされたものでFacebookのコレクション広告専用のものになります。
これによって、変にデザインを外注することもせず、予算を最低限でFacebookのコレクション広告を打つことができるようになるんですね。
テンプレート通りにしてもコンバージョンが増えていくので、まずはテンプレートを使ってみましょう。
これにより、最小限のクリエイティブで広告を作成することが可能です。
クリエイティブが不要な場合もあります。
オリジナルのレイアウトを作成することも可能です。
また、キャンペーン作成時に選択したキャンペーンの目的によって選べるテンプレートは異なります。
独自の指標で分析可能
Facebookのコレクション広告には、アウトバンドクリックという独自の指標があります。
これは、商品紹介ページに来てくれたユーザーのうち何人がWebサイトへ来てくれたのかを示す数値です。
これは高ければ高いほどいいのですが、Facebookのコレクション広告専用の数値になっています。
これを活用することによって、Facebookのコレクション広告の中でもどのような広告が反応がいいのか、一目で分かるようになります。
コレクション広告では
- 商品紹介ページを開いたユーザー
- 商品紹介ページからWEBサイトへ遷移したユーザー
それぞれのオーディエンスデータを蓄積することにも繋がりますので、効果的なリターゲティングが可能になっています。
ユーザーが広告を見つけやすい
Facebook広告のコレクション広告は、広告の中でも情報が盛り込めるフォーマットなので、アイキャッチの段階でユーザーに興味を持たせやすいという特徴があります。
コレクション広告は、日本では使っている企業が少ないということもあり、使うことによって広告が目立つので、ユーザーが広告を見つけやすくなるという特徴もあります。
別画面を開かないのでシームレスで広告を閲覧できる
Facebookアプリ内だけで完結し、ブラウザなどの別画面を開く必要がないため、シームレスに大画面の商品詳細が確認できます。
そのため、操作も少なく、ユーザーのストレスが軽減するので、快適に商品を見ることができます。
Facebookのコレクション広告のデメリットは?
Facebook広告のコレクション広告のデメリットとしては、キャンペーンの目的は「コンバージョン」または「トラフィック」しか設定することが出来ないということです。
デバイス設定、デスクトップ配信ができず、モバイルにしか配信することができません。
配置も、通常だと色々な配置が設定できますが、コレクション広告の場合は、 Facebookニュースフィード、Instagramフィードのみしか配信することが出来ません。
Facebookのコレクション広告のテンプレート5つを紹介
Facebook広告のコレクション広告のテンプレートの種類を紹介します。
インスタントストアフロント
コレクション広告の基本となるテンプレートになります。
グリッド形式で製品を表示し、ユーザーは1か所で製品を閲覧することが出来ます。
販売に最適化されており、製品への関心が最も高いオーディエンスをターゲットにします。
商品画像を複数表示させるのは、通常のカルーセル広告でも可能ですが、カルーセル広告は最大10枚しか表示させることが出来ません。
コレクション広告であれば最大50枚をまとめて表示させることが出来るので、広告効果はアップします。
インスタントルックブック
宣伝したい商材をハイライトしたり製品をタグ付けしたりして、製品の魅力を伝えることができるテンプレートになります。
商材を実際に使っている様子などをを撮影した画像や動画を使用します。
商材の活用例を挙げることで、購買意欲を高めることが出来るという効果があります。
インスタントフォーム
インスタントフォームのテンプレートに最適化されている目的は、自社への問い合わせの促進です。
詳細情報を知りたいユーザーは、簡単に連絡先情報を提供することが出来ます。
メインビジュアルをタップすると、商品紹介ページではなく資料請求フォームが表示されます。
インスタント顧客獲得
アクションを促すモバイルランディングページで、新規顧客にブランドや製品について知ってもらうことができます。
関心を示したユーザーを、登録ページや購入ページなどに直接誘導することが可能です。
写真やテキスト、動画を少なめにして、簡潔なメッセージと、強力なコールトゥアクションを利用したときに、最も効果を発揮することが出来ます。
インスタントストーリーテリング
インスタントストーリーテリングのテンプレートは、商材をストーリー仕立てで宣伝できるテンプレートとなっています。
ブランドの認知に特化しているので、ブランドストーリーを伝える魅力的な画像や動画あるには、インスタントストーリーテリングを利用すると効果的です。
この広告からウェブサイトやアプリに誘導することで、広告主のビジネスをより詳しく知ってもらうことが可能となります。
Facebookのコレクション広告で製品カタログの作成方法は?
では、早速Facebookのコレクション広告を作っていくわけですが、その前に製品カタログを作成する必要があります。
これを作ることで、効率的にFacebookのコレクション広告を打つことが可能となります。
製品カタログというのは、商品の画像や価格、説明などの情報を登録する機能の事です。
商品や目的地、自動車や不動産などのカタログを作成することが出来ます。
商品情報もまとめて管理できるし、任意のグループにまとめることも可能ですので、効率的に広告に利用することが出来ます。
簡単に言うと商品詳細を集めたもので、名前の通りカタログ仕様になっているものです。
この製品カタログを作成出来れば、次にFacebookのコレクション広告を入稿していきます。
作業は以下の通りです。
- FacebookページからInstagramアカウントを登録します。
- 「コレクション」を選択しテンプレートを選択。
- ヘッダーをオンにしてテキストやロゴを入力。
- 「特定の順番を選択」
- 「手動で商品を追加」
- 「カバー画像またはカバー動画」
- 「クリックして製品を追加」で完了です。
ここから詳細オプションを決めたり、ラベルやリンク先を追加していきましょう。
最後は、プレビューを確認して入稿しましょう!
カタログの作成はやや複雑なので、
- すぐに試してみたい方
- そもそも商品の数が少ない場合
こういった場合には、カタログを使用しないほうがスムーズかもしれません。
Facebookのコレクション広告の作成方法
コレクション広告を作るためには、複数の作成方法があります。
初めてでもコレクション広告が作成できるように、一番簡単な、製品カタログなどを使用しない方法もあります。
その設定方法をご紹介します。
動画や画像を準備する
コレクション広告を作成するためには、広告で使用するための画像や動画を準備しなければいけません。
ユーザーが、ニュースフィードをスクロールするなどして広告を見つけたときや、コレクション広告を開いた時に画像の上に表示されるメインのクリエイティブに使用されるものですので、必須となります。
コレクション広告の作成開始
コレクション広告の作成方法を見ていきましょう。
- Facebookページを選択し「コレクション」を選択
- 「フルスクリーンエクスペリエンス」で「新規作成」を選択
- 「テンプレート」を選択し、「インスタントエクスペリエンス」を作成
- 広告を公開する前に「モバイルでプレビュー」をクリックして確認(任意)
- 完了
- 広告にテキスト(本文。見出し)を追加
- メインビジュアルの画像または動画、下に4点の画像を設定
- 誘導リンクを設定(任意)
- 広告の変更を確定
これで完了となります。
Facebookのコレクション広告の効果を最大化するには?
では、Facebookのコレクション広告の効果を最大化するにはどうすればいいのでしょうか。
せっかくFacebookのコレクション広告を打つのであれば、効果を最大化したいですよね。
Facebookのコレクション広告の効果を最大化するには、いくつか方法があります。
商品画像を工夫して並べる
まずは、商品画像を並べる際に工夫することです。
Facebookのコレクション広告では、カスタマイズで4つまで画像を選択することが可能となります。
この商品編集をうまくすれば、楽しいスライドを作成することができるようになります。
ブランドの魅力や商品の良さを伝えるのは、ここしかないので工夫して並べていきましょう。
リンクやURLパラメータを追加する
Facebookのコレクション広告を打つたびにリンクを貼るのは面倒ですが、リンク先は必ず登録しておきましょう。
商品クリックでリンク先へ飛ぶことができるので、必ず設置しましょう。
また、ユーザーのアクションを明確化するためにURLパラメーターも追加しましょう。
動画を使う
Facebookのコレクション広告では、メインビジュアルには画像だけでなく動画を表示することも出来ます。
コレクション広告は、フィード上が配信場所になるので、静止画だと目立ちにくく埋もれてしまうなんてことも多いです。
動画を活用することで、ユーザーの目に入りやすくなります。
商品を50点以上のせる
Facebookのコレクション広告では、50点以上の商品数を掲載することを推奨しています。
商品の数が多ければ多いほど、Facebookがその中から最も関連性の高い商品を選択して表示してくれます。
そのため、アプリや絵ウェブサイトで提供している商品に対して、より多くのユーザーが興味を持つようになります。
Facebook広告のコレクション広告とは?利点と使うタイミングを解説!まとめ
Facebookのコレクション広告の利点や使うタイミングを解説しました。
簡単に設定をすることが出来るし、使い方次第では色々なフォーマットで広告を配信できると言うメリットもあります。
Facebookのコレクション広告の認知度は、日本ではまだあまり高くないため、今のうちにFacebookのコレクション広告を使いこなせるようになっておくといいですね。
モバイル端末でショッピング体験が完結するので、ユーザーもとっつきやすいですよね。
自身のブランドや、商品を拡散するのにうってつけの広告ですよ!
ウェブ上での商品売り上げアップを狙うのであれば是非、活用してみて下さい。
なぜ、CPA:¥6,286円 → ¥396に改善できたのか?『メール・LINE登録CPAを下げるためのFacebook・Instagram広告の必須設定チェックリスト&マニュアル15選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で実際に使っているMeta広告の必須設定をまとめました。 実際、これを使って、 CPA:¥6,286円 → ¥396 という改善を実現しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |