LINEは、日本の人口の約7割近くのアクティブユーザーが活用しているアプリです。
そんなアプリに広告を出すことが出来れば、多くのユーザーにリーチすることが出来るということで、LINE広告というのは今かなり注目を集めている広告です。
配信さえ出来てしまえば、多くのユーザーにアプローチすることが出来ますが、実際には配信までの手順がよくわからない…という方も多いのではないでしょうか?
LINE広告で広告を配信するためには、「LINE公式アカウント」と「LINE広告アカウント」が必要です。
さらに、LINE広告を利用して、ユーザーを巻き込むにはLINE公式アカウントとLINE広告を連携させる必要があります。
しかし、LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる方法は、設定項目に細かい取り決めがあったりして、非常に複雑でややこしいとの声が多くあります。
そこで今回は、LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる方法について見ていきます。
LINE広告配信のために必要なアカウントは?
LINE広告を配信したいと思った時に、広告を出稿するために必要なアカウントは2つあります。
- LINE公式アカウント
- LINE広告アカウント
この2つです。
広告主として公式アカウントの取得は必須であり、また配信先の設定をするために広告アカウントが必要になってきます。
LINE公式アカウント
まず、LINE広告を始めるためには、LINE公式アカウント(旧 LINE@)を作成する必要があります。
LINE公式アカウントというのは、私たちが個人的に利用しているLINEアカウントのビジネス版のことを言います。
LINE公式アカウントを開設すると、アカウントを友達登録してくれたユーザーに対してメッセージを配信したり、個人的な問い合わせなどにも対応することが出来るようになります。
そしてLINE広告を運用していくためには、LINE公式アカウントを広告に連携させて配信させることになります。
LINE公式アカウントには、認証済みアカウントと未認証アカウントの2種類があります。
認証済みアカウント:LINEの審査を通過したアカウント
未認証アカウント:審査なしで作成可能なアカウント
認証済みアカウントには、LINEの青色の認証バッジが付与されます。
審査には時間がかなりかかることがありますので、認証アカウントの申請をする場合には時間に余裕を持って申請するようにしましょう。
LINEの友達の数を増やしたい広告の場合には、認証済みアカウントは必須になります。
未認証アカウントは、アカウントを検索するときに検索するしか表示される方法がないので、大規模な展開をしたいと考えている場合には不向きとなっています。
あまり大々的に広告を打ち出したくない場合には、未認証アカウントを使うほうがいいでしょう。
LINE広告アカウント
LINE広告アカウントというのは、広告を配信するためのアカウントです。
配信先を設定したり、広告を入稿したり、様々な運用をすることが出来ます。
LINE広告アカウントを取得するためには、LINE公式アカウントを先に取得する必要があります。
LINE公式アカウントの活用方法は?
LINE公式アカウントでは、次のような効果があります。
- ユーザーとLINEで繋がることが出来る。
- 店舗やサイトへ集客することが出来る。
- 使った分だけ課金システム。
それぞれ見ていきましょう。
ユーザーとLINEで繋がることが出来る
LINEは、幅広い年齢層で、多くの人が利用しています。
そんな年齢も属性も違うユーザーとも、すぐにつながることが出来ます。
店舗やサイトへ集客することが出来る
LINEメッセージを使うことで、最新情報やクーポンなどをお知らせすることが出来るので、効果的に集客することが出来ます。
ショップカードなどの機能も活用することが出来ます。
使った分だけ課金システム
LINEの課金システムは、使った分だけ課金されるようになっています。
「はじめるのは無料」ということです。
無料で始められて、使った分だけ課金されるというのはとても魅力的で、気軽に広告運用を始められますね。
毎月1000通までは無料で利用することが出来ます。
LINE公式アカウントで出来ることは?
では、LINE公式アカウントでは具体的にどんなことが出来るのでしょうか?
見ていきましょう。
メッセージの配信
LINEの公式アカウントでは、友達登録をしてくれたユーザーにメッセージを配信することが出来ます。
ユーザーの役に立つ情報を配信出来ます。
メッセージ配信は、通常の友達からのメッセージと同じように配信されるので、既読率も高くなります。
LINEチャット
ユーザーと1:1で会話が出来るチャット機能というものがあります。
気軽にメッセージのやり取りが出来るので、電話で問い合わせが苦手な人などにとっても便利な機能です。
自動応答機能
ユーザーからメッセージが送られると、自動で返信を行う機能があります。
よくある質問などを想定して、そういった質問があったときには自動的に返信することが出来るようになります。
タイムライン投稿
タイムラインは、全ての友達などを対象にしてメッセージを投稿できる掲示板のような機能になります。
「いいね!」などの反応をもらうことが出来るので、それによってより多くのユーザーに拡散してもらうことが出来ます。
ショップカード
トーク画面から「ショップカード」という機能を使うことが出来ます。
キャッシュカードなどをデジタル化したものとなっています。
また、ポイントカードのように使うことも出来ます。
これからどんどん認知されていくサービスとなっています。
リッチメッセージ
画像やテキストなどをまとめてユーザーを惹き込みやすいメッセージを作る機能です。
テキストだけでなく画像で伝えることが出来るので、分かりやすいデザインコンテンツの提供が可能です。
クーポン・抽選
商品やサービスが安く利用できるクーポンや、抽選機能もあります。
自社の商品のブランディングや顧客獲得に役立つ機能です。
LINE公式アカウントのマーケティングに必要な機能は?
LINE公式アカウントには、マーケティングに有効な機能が色々と備わっています。
どんな機能があるのか見ていきましょう。
LINE広告との連携
LINE公式アカウントは、LINE広告アカウントと連携させることでより高い効果を期待出来ます。
年齢、地域、性別、興味関心など、ターゲティング機能を使うことでコンバージョン率を高めることも可能となります。
友達追加広告
Cost Per Friendsという、LINEで友達が追加されるごとに費用が発生する課金形式がありますが、それをLINE公式アカウントのウェブ管理画面から出稿出来る機能のことです。
「友達に追加すると無料でスタンプがダウンロードできる」という機能を使ったことがある人もいるのではないでしょうか?
友達からのメッセージのようにメッセージが送られてくるので、広告感がないのが特徴です。
また、簡単でシンプルな操作と、少額での出稿が可能なところも魅力的です。
Messaging API
Messaging APIとは、利用者側と企業側の双方コミュニケーションを実現するAPIのことです。
自社の購入履歴や行動データと連携させると、さらなる効果が期待出来ます。
Messaging APIを活用することで、発信するメッセージの価値を高めることが出来ます。
LINE Beacon
LINE Beaconは、店舗などに設置されている端末からクーポンやセール情報、特別なメッセージを、公式アカウントを経由することで受信できるサービスのことです。
LINE Beaconを有効にしておくと、簡単にショッピングを楽しめたり、位置情報と連携することで現在地付近の店舗のサービス情報などを見ることが出来るようになります。
LINEログイン
LINEログインというのは、LINEアカウントの情報を利用して、会員登録を不要にしたり、ログイン時の認証をする機能のことです。
- 自動ログイン
- メールアドレスログイン
- QRコードログイン
- シングルサインオンによるログイン
などがあります。
LINE公式アカウントを作成する方法は?
LINE公式アカウントの色々な機能を見てきました。
では、LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる方法をご紹介します。
LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる前に、やっておくべきことがいくつかありますので、まずはそちらからご紹介します。
LINEビジネスIDを作成する
まず、基本的なことですが、LINE公式アカウントを開設しておく必要があります。
LINE公式アカウントを開設するためには、メールアドレスでLINEビジネスIDの作成をする必要があります。
- まずは、ここから「アカウント作成」をクリックします。
- メールアドレスで登録をクリックし、ログインで使用するメールアドレスを入力しましょう。
- 入力したメールアドレスに登録メールが届くので、メール本文に記載されている登録用リンクをクリックします。
- 名前とパスワードを入力し、登録をクリックします。
- 「登録が完了しました」と表示されたら、「サービスに移動」をクリックします。
- 「利用規約とプライバシーポリシー」を確認し、同意をして「次へ」をクリックします。
これで、LINEビジネスIDの作成は完了です。
LINE公式アカウントを作成する
LINEビジネスIDを作成したら、LINE公式アカウントを作成していきましょう。
- ここをクリックし、ビジネスアカウントでログインを選択します。
- 作成したLINEビジネスIDのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
- 申し込みフォームが表示されるので、各項目を入力して申し込みます。
これで、LINE公式アカウントの作成は完了です。
LINE広告アカウントを作成する方法は?
LINEビジネスIDを作成したら、次の手順でLINE広告アカウントを作成していきましょう。
広告アカウントは、LINE広告の広告配信を管理するためのアカウントです。
広告を配信したい商品やサービスごとに、企業名や公式サイトなどの基本情報を登録して作成します。
商材をいくつか取り扱いたい時には、商材ごとに広告アカウントを作成しなければいけません。
グループを作成している場合は、グループの配下に広告アカウントを作成していきます。
承認された広告アカウントは削除することが出来ません。
広告アカウントの作成
では、LINE広告アカウントの作成手順について見ていきましょう。
- 広告アカウントを紐づけしたいグループを表示し、「広告アカウント」のタブから「+新しい広告アカウントを作成」をクリックします。
- ビジネスタイプから「法人」か「個人事業主」を選択し、請求先情報を入力していきます。
- 広告主情報の登録をします。必要な項目を埋めていきます。
- 商材情報を登録します。必要な項目を埋めていきます。
- 基本情報を登録します。必要な項目を埋めていきます。
- 「作成する」をクリックします。
これで、広告アカウントの作成は完了です。
広告アカウントを作成する段階で、商材正式名称・商材URLが表示されます。
必須事項ではありませんが、広告運用では非常に大事な指標になっているのでご紹介します。
商材正式名称・商材URLの一例として以下をご覧下さい。
【製品の場合】
商材正式名称:LINE Clova
商材URL: https://clova.LINE.me/
【店舗の場合】
商材正式名称:LINE FRIENDS FLAGSHIP STORE 原宿
商材URL: https://www.LINEfriends.jp/others/store/
【ウェブサービス】
商材正式名称:ライブドアニュース
商材URL: https://news.livedoor.com/
【アプリ】
商材正式名称:LINE
商材URL: https://apps.apple.com/jp/app/LINE/id443904275
このように、公式アカウントを作成する際の「商材情報の登録」のフォームで、
商材正式名称 : LINE広告で訴求したい商材の正式名称
商材URL : 商材のWebサイトURL
の情報をを入力しましょう。
クレジットカードの登録
オンラインでアカウントを開設したら、支払い方法はクレジットカードでの決済が可能となります。
- 「設定」から「請求と支払い」をクリックします。
- 請求先一覧からクレジットカードを登録したい請求先名をクリックします。
- 「クレジットカードを追加」をクリックし、カード番号や有効期限などの情報を入力します。
これで、クレジットカードの登録は完了です。
メディア登録とLINE Tagを設置する
作成した広告クリエイティブをアップロードしていきましょう。
広告クリエイティブは、メディアのガイドラインに沿ったものになっているようにしなくてはいけません。
同時に、広告の配信効果を測定するための「LINE Tag」をランディングページに設置していきましょう。
「ベースコード」「コンバージョンコード」「カスタムイベントコード」の3種類があります。
配信設計をする
次に、広告を配信するための配信設計をしていきます。
- 「キャンペーンを作成」をクリックし、「キャンペーンの目的」を選択します。
- 基本情報から、キャンペーン名、ステータス、掲載期間を設定します。
※キャンペーンの作成上限は300個です。 - 「保存して広告グループを作成」をクリックし、基本情報から必要事項を入力し、ステータスについては「利用可能」もしくは「一時停止」を選択します。
※広告グループは1キャンペーンあたり1000個が作成上限です。 - ターゲット設定、入札方法や課金方式、予算設定などを入力します。
- 「保存して広告を作成へ」をクリックします。
- 基本情報から、キャンペーン名、広告グループ名などを編集し、ステータスは「利用可能」か「一時停止」のどちらかを選択します。
- 広告フォーマットの選択、広告作成を行います。
- 「広告を保存」をクリックします。
ここまでしたら、LINE側で「広告アカウント」「メディア」「広告」とそれぞれ審査が行われます。
審査は10営業日ほどかかります。
審査が完了すると「利用可能」と表示されるようになるので、ステータスを変更し、広告配信を開始しましょう。
LINE公式アカウントの利用承認をするには?
広告アカウントが作成出来たら、設定したLINE公式アカウントの管理者は、利用を承認しなければいけません。
LINEアカウント管理者の承認は、広告アカウントの審査などには影響しませんが、承認がおりないと広告配信が始まりません。
LINE公式アカウントの利用承認
LINE公式アカウントの利用承認の手順は次の通りです。
- 広告マネージャーから「承認ページのURLをコピー」をクリックし、コピーします。
- コピーしたURLを、LINE公式アカウント管理者権限保有者へ送付します。
- 承認したら、広告マネージャから未承認の表示が消えます。
「未承認」の表示が消えると、広告掲載を開始することが出来るようになります。
承認がおりると、自動的に広告が配信されるようになります。
LINE公式アカウント管理者の権限保有者がやるべきこと
LINE公式アカウントの利用承認の作業において、管理者の権限保有者がやるべきことを見ていきましょう。
- LINE公式アカウントの利用承認で送付されたURLにアクセスし、LINE公式アカウントの管理画面ログインのIDとパスワードでログインします。
- 該当の公式アカウントに連携されている広告アカウントの一覧から「承認」「否認」したい広告アカウントを探し、選択します。
承認画面へのアクセスは、LINE広告の管理画面上から発行されるURLからのみしか出来ません。
管理者は、過去に連携したアカウントのステータスの変更も行うことが出来ます。
LINE公式アカウントとLINE広告アカウントを連携させるとどうなる?
LINE広告を配信するためには、LINE広告アカウントと連携させなければいけません。
また、LINE公式アカウントとLINE広告アカウントを連携させることで、友達追加広告で効率的に友達を獲得することが出来るようになります。
LINE公式アカウントのデータを活用して広告を配信することも出来ます。
LINE公式アカウントとLINE広告を連携させるには?
LINE公式アカウントの作成が完了したら、LINE公式アカウントとLINE広告を連携していきましょう。
連携するためには、
- LINE公式アカウントのベーシックIDまたはプレミアムの確認
- LINE広告アカウントからの連携リクエストの承認
が必要になります。
ベーシックIDの確認
では、LINE公式アカウントのベーシックIDまたはプレミアムIDの確認をしていきましょう。
ベーシックIDは、後にLINE公式アカウントとLINE広告を連携させる場合必要になってきます。
- LINE公式アカウントの管理画面へログインします。
- 現在所有しているLINE公式アカウントの一覧が表示されるので、LINE広告で使用したい公式アカウントを選択します。
- アカウントマネージャーが開くので、画面右上の「設定」をクリックします。
- 設定画面に映るので、「アカウント情報」の項目を確認し、「ベーシックID(またはプレミアムID)」をメモします。
これで、LINE公式アカウントの方での作業は完了です。
ステータスを変更し、広告配信を開始することが出来るようになります。
LINE広告アカウントからの連携リクエストの承認
広告アカウントが開設されたら、連携リクエストを行います。
- 広告アカウントを開くと、広告マネージャーにピンクの帯で案内が表示されるので、「リンクをコピー」を押し、承認用のURLをコピーしましょう。
- URLをLINE公式アカウントの管理者に共有するか、自分でURLにアクセスします。
- アクセスしたら、LINE公式アカウントで使用しているログイン情報でログインし、連携リクエストが送信された公式アカウントを確認します。
- 「承認」を押します。
これで、アカウントの連携は完了です。
LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる際の注意点は?
所有しているLINE公式アカウントと、LINE広告アカウントを連携させる際の注意点について見ていきましょう。
LINE公式アカウントの名前
LINE広告アカウントと連携するLINE公式アカウントは、アカウント名を「広告主体者または訴求されるサービスと明らかに関連があるとわかる名前」で作成しなければいけません。
全く関係ないような名前でアカウントを作成してしまうと、広告配信の審査に落ちますので注意しましょう。
連携は出来てしまいます。
プロフィール画像を設定する
LINE公式アカウントには、プロフィール画像は設定しておきましょう。
プロフィール画像が設定されていないと、連携は出来ても広告の審査に落ちてしまいます。
プロフィール画像は、タイムラインなど広告が表示された際にアイコンとして表示されるものですので、広告として分かりやすく明瞭であり、適切なものを設定するようにしましょう。
LINE公式アカウントとLINE広告を連携させるには?アカウント作成方法も!まとめ
今回は、LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる方法についてご紹介しました。
LINEのアカウントには、公式アカウントと広告アカウントがあると言うことが分かりました。
そして、この2つを連携させることで、LINE広告を配信することが出来るようになります。
LINE公式アカウントを持っているだけでは効率的に広告の配信をすることが出来ないので注意しなければいけませんね。
LINE広告を配信していくためには、LINE公式アカウントとLINE広告を連携させる方法以外にもやるべきことはたくさんあります。
LINE広告アカウントを作成し、LINE広告を効率的に運用していきましょう!
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