Facebook広告

Facebook広告のカルーセル広告とは?広告作成から成果が出やすいポイントまで一挙公開!

FacebookやInstagramなどのSNSが主流になり、いくつか新しいフォーマットの広告が生まれ、様々な形式の広告を出すことができます。

 

その中でも人気なのが、「カルーセル広告」です。

 

カルーセル広告とはスライド型の広告で、画面を横にスライドするだけで様々な広告画像を出すことができるんです。

 

それによって、ユーザーに大きなインパクトと、たくさんの情報を提供することが可能になっています。

 

しかし、その見た目から、「作るのが難しそう…」と思っている人が大勢いるのではないでしょうか。

 

でも実は、そんなことないんです。

意外に簡単に作ることができてしまいます!

 

そこで、今回この記事では、出したくても敬遠されがちなカルーセル広告について、その作り方と成果の出やすいポイントなど概要をご紹介していきたいと思います。

 

初心者の方にもイメージしやすい様に、設定方法の手順などはなるべく画像を多く使って解説していくので、是非参考にしてみてくださいね。

目次
  1. Facebook広告のカルーセル広告とは?
  2. カルーセル広告の特徴
  3. カルーセル広告の配信面はどこ?
  4. Facebook広告のカルーセル広告のポイント
  5. Facebook広告のカルーセル広告の7つの活用法
  6. Facebook広告のカルーセル広告の作成方法
  7. カルーセル広告のメリットとデメリット
  8. Facebookカルーセル広告の画像と動画の仕様
  9. Facebook広告のカルーセル広告を作るためのポイント!
  10. Facebook広告のカルーセル広告の注意点
  11. Facebook広告のカルーセル広告とは?広告作成から成果が出やすいポイントまで一挙公開!まとめ

Facebook広告のカルーセル広告とは?

カルーセル広告は、1つの広告の枠に複数のURL付き画像を最大10枚or動画を表示できるフォーマットの広告です。

 

ユーザーは、興味を持ったら画面をスワイプしたり、または矢印をクリックさせて画像を閲覧することができます。

 

まず、ユーザーに興味を持ってもらえるように、魅力的な画像を選択するなど、とても重要になってきます。

最大10個の画像や動画・見出し・リンク先を設定することができますが、テキストは固定で1つとなります。

また、1枚の画像だけでなく、画像や動画を複数枚用いてユーザーに訴求することができるので、商品について伝えられる情報の量が増えます。

 

他の広告よりもユーザーの目にとまりやすく、ダイレクトレスポンスが見込め、ブランディングに効果的な広告手法で、リンク先もそれぞれ設定することができるので、高い成果を期待できます。

 

また、複数の画像や動画それぞれのカードに異なるCTAを設定することができます。

 

「購入する」や「ダウンロード」、「問い合わせ」など、各カードに合わせて適切なCTAを設置することで、コンバージョンの向上を目指します。

自分が訴えたいことは何かをよく考えて、しっかり作っていきましょう。

カルーセル広告の特徴

カルーセル広告の特徴としては、大きく下記の3つがあります。

  1. 複数の画像や動画を設定することができる
  2. 画像、動画ごとにCTAボタンを設定することができる
  3. 画像、動画ごとにリンク先URLを設定することができる

それぞれ、一つずつ見ていきましょう。

複数の画像や動画を設定することができる

カルーセル広告では、画像や動画を複数設定をすることができます。

最小2枚から最大10枚の画像や動画の設定が可能です。

 

画像や動画を複数枚設定をすることができるということは、画像が1枚の時に比べて、ユーザーへ訴求をすることができる情報量が単純に増えます。

 

ユーザーは、情報を手に入れることによって、その商品やサービスを利用するイメージが湧きやすくなるので、その結果、申込みやコンバージョンに至る可能性が高まります。

画像、動画ごとにCTAボタンを設定することができる

設定した画像、動画ごとに Call To Action ボタン(以下CTAボタン)を設定することができるのもカルーセル広告の特徴の1つになります。

 

ここで言うCTAボタンとは、ユーザーに対して具体的な行動を促すような文言が記載されたものを指し、カルーセル広告では、下記のCTAボタンを画像・動画ごとに合わせて設定することが可能です。

  • 見積もり
  • お問合せ
  • 上映時間を表示
  • 詳しくはこちら
  • ゲームをプレイ
  • 予約リクエスト
  • 音楽を聴く
  • 申し込む
  • 予約する
  • お問合わせダウンロード
  • クーポンを入手する
  • メニューを見る
  • 購入する
  • 登録する
  • フォローする
  • 他の動画を見る

上記のように、「詳しくはこちら」や「予約する」、「お問い合わせダウンロード」などがあり、このボタンをクリックするとランディングページに遷移します。

 

CTAボタンは1枚目だけに設定されるのではなく、画像ごとに1枚目と同じCTAボタンが設定されるので、どの画像が表示されてもユーザーに行動を促すことができます。

 

注意をすることとしては、CTAボタンの行動を促す文言については、1つの広告に対して1種類のみを設定することがき、画像ごとに違うCTAボタンを設定することができないということです。

画像、動画ごとにリンク先URLを設定することができる

また、カルーセル広告は、設定した画像や動画ごとにそれぞれリンク先URLを設定することができます。

 

例えば、商品Aの画像に対して、商品Aのページにリンク先URLを設定することができ、商品Bの画像に対しては、商品Bのページのリンク先URLをそれぞれ設定することができます。

 

他のカルーセル広告を配信できる媒体として、LINEやTwitterなどは、1つの画像に対して1つのURLしか設定することができないので注意が必要です。

商品やサービスごとのページにユーザーを短い導線で遷移させることによって、よりコンバージョンに繋がりやすい仕組みを作ることができます。

カルーセル広告の配信面はどこ?

ビジネスをする上で、どのようにして製品をアピールしていくのか、コンバージョンを増やすためにはどうしたらいいのかなど、日々考えますね。

 

今では、さまざまなSNSなどの手段を使ってアプローチをすることが可能になります。

 

しかし、媒体によって配信面が異なるので、そこは注意して効率的に配信をしていきましょう。

Facebookのカルーセル広告

Facebookのカルーセル広告配信面は、Instagramを除いて、以下の8か所のプラットフォームに配信をすることができます。

  • Facebookフィード
  • Facebook右側広告枠
  • Facebookインスタント記事
  • Facebook Marketplace
  • Facebookストーリーズ
  • Facebook上の検索の結果
  • Audience Network
  • Messenger受信箱

Facebook広告はFacebookアプリだけでなく、MessengerやFacebook広告と提携するメディアサイトへも広告を配信できることが特徴です。

プラットフォーム 配信面 詳細
Facebook フィード Facebook のタイムライン上、フォロワーやおすすめの投稿の間に表示
右側広告枠 Facebook の右側の広告枠に表示パソコンでFacebook を閲覧中の利用者にのみ表示
インスタント記事 Facebook モバイルアプリに配信されるインスタント記事に表示
Marketplace ユーザーがアイテムを探して購入できる Marketplace に表示
ストーリーズ フォローしているユーザーが投稿した、「ストーリーズ」の間に表示
リール オーガニックリールコンテンツの間に表示
Instagram フィード Instagram のタイムライン上、フォロワーやおすすめの投稿の間に表示
ストーリーズ フォローしているユーザーが投稿した、「ストーリーズ」の間に表示
リール オーガニックリールコンテンツの間に表示
Audience Network ネイティブ 提携モバイルアプリ内の、記事やコンテンツの間に表示
バナー 提携モバイルアプリ内の、ページ上部・横に表示記事やコンテンツからは独立
インタースティシャル 提携モバイルアプリ内でのページ移動時に独立のページとして表示
Messenger 受信箱 Messenger アプリのチャットタブもしくは上部のストーリー部に表示

Instagramのカルーセル広告

Instagram広告の設定は、Facebook広告の管理画面内で行います。

Instagramのカルーセル広告は、以下の2か所になります。

  • Instagramフィード
  • Instagramストーリーズ

Facebookでは、最大240分の動画をアップロードすることが可能ですが、Instagramフィードではカードごとに最大120秒になるので注意をするようにしましょう。

LINEにおけるカルーセル広告

2020年には、LINEでもカルーセルフォーマットの広告を使用できるようになりました。

LINEのカルーセル広告は、以下の2か所になります。

  • タイムライン
  • ニュース面

アクセスのしやすいタイムラインであったり、ニュースで広告をセットすることによって、通常より多い確率で情報を伝えることが出来るようになります。

 

また、トークライン上部のSmart ChannelやLINE広告ネットワークにあるアプリ面への配信をすることはできません。

Googleのカルーセル広告

実は、Googleでも2020年5月にローンチされた「ファインドキャンペーン」を利用することで、カルーセル広告が使用することができます。

 

ファインド広告は、Discovery Feed、Youtubeのホームフィード、Gmailの3か所という限定された箇所に広告が配信される広告タイプになりますが、最大29億人ものユーザーにアプローチをすることが可能です。

 

Googleのカルーセル広告は、以下の3か所に配信面を持っています。

  • Discovery Feed
  • Youtubeのホームフィード
  • Gmail

Gmailでは、通常のカルーセルのような表示形式ではなく、1ページ内に全ての画像が縦、または横に並んで表示されます。

Twitterのカルーセル広告

Twitterのカルーセル広告は、2019年6月30日をもって終了しました。

Facebook広告のカルーセル広告のポイント

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

カルーセル広告の活用方法としては、以下のようなポイントがあります。

  1. 広告文の変更は不可
  2. リンク先などの情報は、画像ごとに変更することができる
  3. 効果のある画像が優先して表示される

それぞれ1つずつ見ていきましょう。

広告文の変更不可

まず、1つ目から。

カルーセル広告は、画像の上に表示される広告文が画像ごとに変更することができません。

 

広告文は、広告として情報を詳細に伝えることができる重要なポイントになります。

広告文というのは、その広告にずっと表示されるものになるので、そのことを忘れないようしっかり念頭においておきましょう。

リンク先等は画像ごとに変えられる

2つ目としては、リンク先などは画像ごとに変えることが出来るということです。

広告文とは違って、リンク先や見出し文は、画像ごとに変更することが可能になります。

効果のある画像が優先して表示される

最後に、3つ目としては、広告に対して効果のある画像が優先して表示されるということです。

 

カルーセル広告は、ユーザーの動きがよい画像を自動的に先頭画像としてもってきてくれます。

ちなみにこれは、自動入れ替えを制限する機能もあるので、入れ替えたくなければ、入れ替えないという選択をすることも可能です。

ユーザーに興味を持ってもらえるような画像を配置して、広告を効率よく配信していきましょう。

Facebook広告のカルーセル広告の7つの活用法

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

カルーセル広告は、1つの広告枠に対し複数のクリエイティブを表示することによって、通常の広告とほぼ同じコストでより多くの情報をユーザーに伝えることができます。

 

なので、コンバージョンの獲得をするだけでなく、ブランディングにも効果のあるコンテンツとも言えます。

 

では、そんなカルーセル広告をさらに効果的なものにするためにはどうすれば良いのかということで、カルーセル広告で新規顧客の開拓に成功した実例としては、下記のような内容があります。

  • 1つの商品を売り込む
  • 商品の使い方を見せる
  • モバイルアプリのツアーを見せる
  • 資料や紹介記事をシェアする
  • ストーリーマーケティングに利用する
  • 顧客のストーリーを紹介する
  • ミニ商品カタログとして利用する

一つずつ、ご紹介していきたいと思います。

1つの商品を売り込む

「うちは扱っている商品が1つしかないから、カルーセル広告を使う意味がない」というお客様もいらっしゃいますが、唯一の商品を、複数の画像を並べることで効果的にアピールすることができます。

 

画像ごとに商品の特徴を紹介しているだけでなく、ピンチ操作でズームをするという、モバイルでの操作を模した見せ方がおもしろいですね。

 

ヘアアイロンの事例では、1~2枚目では、ヘアアイロンをどのように使用するのか分かる写真を使用して、3~4枚目ではそのヘアアイロンでどのような髪型に仕上げることができるかを写し、最後に5枚目の画像ではヘアアイロンで他にどのような巻き方ができるのかを伝えています。

 

実際に商品を使用した様子を複数の画像を使用することで、通常の広告に比べて、使い方の流れや仕上がりを分かりやすくユーザーに情報を届けることができるので、具体的なイメージをすることが出来ます。

 

伝えたい情報がたくさんある中、テキストや1枚の画像だけで伝えるのはとても難しいですが、カルーセル広告だからこそ、簡単に使用感や手順を伝えることができます。

思わず自分の指を重ねてズームしたり、次の画像へとスワイプしたくなってしまうような商品への興味を持たせることが大切です。

商品の使い方を見せる

商品によっては、自社の商品が購入者にどのように使われているかを言葉で説明するよりも実際に使っているところを見せたほうが魅力が伝わりやすい場合があります。

 

企業は、使い方やサービスの流れが分かりにくい、またはそこに訴求ポイントがある商材について、たった一つの商品にこれだけの使い道があるということを、複数の写真を用いてユーザーにアピールをすることができます。

 

基本的には、有形商材を用いたほうがやりやすいかもしれませんが、無形商材であってもサービス体験者のインタビューなどをカルーセル投稿に反映させることはできそうです。

 

例えば、1台でカールとストレートの両方をこなせる自社のヘアアイロンを、実際に使っている様子を見せたい時、カルーセル形式のリンク広告を利用することが出来ます。

 

その場合、自社製品を使えば3ステップで綺麗なカールを作れることを、1ステップ1枚、計3枚の画像で示すことができます。

 

また、化粧水1つで乾燥肌にもシミ・しわにも効果のある時、それぞれの症状に対してキャンペーン内容をカルーセル広告内で表現すると良いです。

 

自分で組み立てをすることが可能な家具などでは、「どのような手順で組み立てていけばいいのか」「誰でも組み立てられるのか」「組み立てをするのに必要な道具はあるのか」なども同時に伝えることができます。

言葉で説明するよりも実際に使っているところを見せたほうが分かりやす場合ってありますよね。

単品商材を扱っている場合でも、訴求ポイントを変えてカルーセル広告を作成していきましょう。

モバイルアプリのツアーを見せる

音楽ストリーミングアプリなど、SNSアプリを商材とする案件でも、カルーセル形式を使うことが出来ます。

 

アプリのスクリーンショットを利用し、どのような機能があるのか、どのような人がどのような時にアプリを利用しているのかが分かるような画像を使用して、広告を配信しています。

 

また、モバイルアプリ広告で自社アプリの主機能を紹介して、ダウンロードを促すことが出来ます。

 

カルーセルの各カードでアプリの機能を1つずつ要約し、アプリをダウンロードしなくても使用感がある程度わかるようにした結果、他のチャネルと比べて、クリック単価を50%、インストール単価を60%も削減することができました。

クリック単価を50%、インストール単価を60%も削減できるのは、この効果は抜群ですね。

資料や紹介記事をシェアする

カルーセル広告は、商品が物ではなくサービスである場合にも有効です。

 

いくつかの専門サービス業者は、自社サービスの利点を説明するのにカルーセル広告を利用しています。

 

例えば、アスリート向けの健康的な食生活に関する記事を、自社のウェブサイトに掲載されている記事の中から3本選び、カルーセル形式のリンク広告でシェアしました。

 

その結果、新規登録を6,000件以上獲得することができました。

また、単一画像のリンク広告と比べると、クリックスルーレートは50%高く、リード獲得単価は50%低くなりました。

ストーリーマーケティングに利用する

カルーセル広告は、美しく、共感を呼びやすい形でストーリーを伝える手段としても適しています。

 

例えば、オーダーメイドの手作りブレスレットをコスタリカから届けている企業では、ウェブサイト上での販売を促進するため、カルーセル形式のリンク広告を作成しました。

 

カルーセル形式のリンク広告で、人々の日常や海辺の暮らしに交えてカラフルなブレスレット商品を紹介したところ、掲載開始からわずか2か月で注文数が4倍に増えました。

顧客のストーリーを紹介する

カルーセル形式では、画像に連続性が生じるので、ユーザーにもストーリーを伝えやすく、ユーザーの自社に対する理解を深め、親近感を持ってもらうことができます。

 

顧客の実際に使ってみた感想や、実際に体験した話などを盛り込んでも、効果的です。

 

また、画像を順番に見ていくことでブランドや社員、顧客にまつわるストーリーになるように構成されています。

なお、クリック数によって画像の表示順が変わってしまわないように、画像を最適化するオプションを無効にしておく必要があります。

古着のTシャツをキルトに仕立て直して販売している企業では、自社のキルトを愛用している人たち写真をカルーセル形式のリンク広告で紹介しました。

 

広告の効果は抜群で、さらには広告を見た他の顧客から「自分の写真も載せてほしい」とたくさんの写真が寄せられるようになりました。

顧客こそが、ビジネスを最も特徴付けるものだということですね。

また、芸能人が利用していることや顧客の声をカルーセル広告内で表現することによって、ユーザーの反応が良くなる傾向にあります。

 

例えば、化粧水を利用している芸能人が大勢いる場合、実際に使っている画像を複数使用してみたり、動画を使ってカルーセル内で表現するとで、高い成果につながります。

ミニ商品カタログとして利用する

自社のウェブサイトやモバイルアプリで閲覧された商品に基づいて、同じ商品や関連商品をFacebook上で宣伝することができます。

 

商品画像をカルーセル広告に利用することによって、ユーザーは複数の商品の中から選ぶことができるようになります。

 

複数の選択肢を用意することで、よりユーザーの好みの商品が見つかりやすくなり、それぞれの商品画像と商品詳細ページをリンク先URLに設定することができます。

 

なので、画像ごとにリンク先URLを設定して、直接商品詳細ページに遷移させることで、コンバージョンへの導線が短くなり、より成果に繋がりやすくなるので、複数ある商品の広告を作成したい場合には最適な形式になります。

 

レディースファッション通販サイトは、自社ウェブサイトへのトラフィックを増やすことが目的でした。

 

そこで、カルーセル広告を商品カタログ風に仕立て、Facebook上の若い女性たちに向けて発信したことろ、トラフィックと売上がどちらも劇的に増加し、広告費回収率は2.5倍を超えました。

 

単一画像のリンク広告と比べると3倍のクリックがあり、クリック単価は30%、顧客獲得単価は10%下げることができました。

1つの広告ユニットで複数の商品を紹介できることに魅力を感じるのであれば、カルーセル広告にダイナミックプロダクト広告を組み合わせることも検討すべきです。

Facebook広告のカルーセル広告の作成方法

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

次は、実際にカルーセル広告をガイドに沿って作っていきましょう。

その1:カルーセル広告を選ぶ

広告マネージャーの「広告」の形式選択の中から、カルーセル広告を選択します。

その2:Facebookのページを選ぶ

Facebook広告は基本的に、Facebookの実際のページを使って広告を作成し、配信します。

 

カルーセル広告を選択したあとは、配信に使うFacebookのページを設定してください。

その3:使用する画像を選ぼう

広告の中で使う画像と、何枚使うのかを設定します。

新規画像か、既存の画像を使うかを選択することが可能です。

画像は10枚まで設定可能ですが、5枚程度が推奨されています。

サイズとしては、600×600が推奨となります。

その4:広告文(テキスト)や見出し、詳細項目を入力

広告文と見出しを、よく考えて入力しましょう。

詳細は未記入のままでも構いません。

その5:リンク先の設定

次に、URLを設定していきましょう。

 

こちらは広告文と違い、画像ごとに設定を変えることが可能ですが、全て同じにしておいても大丈夫です。

 

画像の入れ替えを自動で行ってくれる機能の有無、プロフィール写真の表示の有無もこの時設定します。

その6:ボタンを確認しよう

次に、クリックするボタンの文章を選択します。

  • 見積もり
  • お問合せ
  • 上映時間を表示
  • 詳しくはこちら
  • ゲームをプレイ
  • 予約リクエスト
  • 音楽を聴く
  • 申し込む
  • 予約する
  • お問合わせダウンロード
  • クーポンを入手する
  • メニューを見る
  • 購入する
  • 登録する
  • フォローする
  • 他の動画を見る

ご覧のように、申し込む、予約する、お問い合わせ等、様々な種類の選択肢があります。

その7:完了

ボタンまで設定をすることができたら、カルーセル広告の作成は完了になります。

最後に注文を確定するをクリックして、広告の掲載を依頼しましょう。

 

作成が完了したら、あとは利用をするのみです。

カルーセル形式の広告の利用方法は、、FacebookとInstagramの両方において、ストーリーテリング、情報提供、商品紹介などに広く使うことが出来るので、スワイプ可能で訴求力のある広告作りにぜひご活用ください。

カルーセル広告のメリットとデメリット

カルーセル広告の活用時のメリットとデメリットについて、解説していきます。

まずは、カルーセル広告のメリットから見ていきましょう。

カルーセル広告のメリット

カルーセル広告のメリットとしては、

  • 使い方や、サービスの流れを見せることができる
  • 機能を1つ1つ説明することができる
  • 商品カタログのように複数の商品を紹介することができる

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

使い方や、サービスの流れを見せることができる

カルーセル広告は、画像を複数枚利用することができ、商品の使い方やサービスの流れを分かりやすく説明することができます。

 

通常の広告の場合であると、画像や動画は1枚しか設定することができないことが多いので、テイストが多くなってしまったり、情報を詰め込みすぎて伝えたいことが分かりにくくなってしまうことがあります。

 

しかし、カルーセル広告では、複数枚の使用が出来るので、商品の使い方やサービスの流れなどを分かりやすく丁寧に伝えることができます。

機能を1つ1つ説明することができる

複数の画像を利用することによって、商品やサービスの使い方や機能をそれぞれより詳しく説明することができます。

 

テキストや1枚の画像だけではなく、画像を何枚も用いることができるので、分かりやすく細かく説明をすることで、訴求もしやすくなります。

 

カルーセル広告を利用することによって、紹介したい商品やサービスの使い方や効果などを視覚的に分かりやすく説明することができます。

また、アプリをダウンロードしなくてもどのように利用するのか?どのように組み立てるの?何が必要なのか?などをユーザーに伝えることができます。

商品カタログのように複数の商品を紹介することができる

カルーセル広告は、1つの広告で複数の商品を宣伝するために開発されたものなので、紹介をしたい商品の数が多くても、1つの広告だけで簡単にそれぞれの訴求をすることができるようになっています。

 

商品を商品カタログのように並べることによって、ユーザーは好きな商品を一覧で見ることができ、そこから選択をしてクリックし、そこからページに移行して商品の詳細を見ることができます。

 

商品を見る際に、テキストよりも画像の方がイメージが伝わりやすく、さらに、その画像が1枚だけでユーザーが好みとしているものではない場合、その商品がクリックされることはありません。

 

クリックを誘発させるためには、商品の画像を複数枚並べることです。

1枚の画像よりも複数あることで、ユーザーが好む商品を訴求できる可能性が高まります。

 

別に、画像1枚とテキストをセットで作成をして、広告を出したい商品分を作成すれば、カルーセル広告を利用しなくても複数の商品を訴求することは可能ですが、商品ごとにそれぞれ広告を作成するのはとても手間がかかってしまいます。

商品ごとにそれぞれ広告を作成するとなると、画像と見出しを作成して、URLを設定して別の広告の画面に移動し、また別の画像と見出しを作成して、URLを設定してとなると、広告それぞれの管理画面で作業することになり、商品の数が多ければ多いほど時間もかかります。

そこで、カルーセル広告を利用することによって、商品に対して1つ1つ広告を作成しなくても、複数の商品をまとめて広告を作成することが可能になります。

 

その分、手間も時間もかからないので、商品が複数ある場合にはおすすめです。

カルーセル広告のデメリット

カルーセル広告のメリットに次いで、デメリットについてご紹介しています。

  • キャンペーン目的に指定がある
  • 広告の説明文は個別に設定することはできない

それぞれ一つずつ見ていきましょう。

キャンペーン目的に指定がある

Facebook広告では、キャンペーンを作成する際にキャンペーンの目的を選択する必要がありますが、目的によってはコンバージョンの選択をしたり、配信の最適化などが変化するようになっています。

 

カルーセル広告を利用する場合には、キャンペーンの目的に設定することが出来ないものとして、エンゲージメントと動画の再生数アップがあります。

 

動画の再生数アップに関しては、Instagramストーリーズ配置でのみ利用をすることが可能です。

 

ユーザーからのいいね!やシェアなど、広告へのアクションを重要視したり、動画の視聴が目的である場合には、利用をすることが難しいかもしれません。

その他にも、コンバージョンやアプリのインストール、リード獲得などの目的は、設定をすることが可能です。

メインテキストは個別に設定することはできない

メインテキストとは、Facebook広告の説明文の部分で、そのコンテンツについて伝えたいことを述べるテキストになります。

 

画像ごとに設定をすることができるのは、リンク先URLと見出しのみになります。

 

また、メインテキストは個別で設定することはできないので、どの画像でも同じですべて共通している物を使用します。

 

なので、カルーセル広告を利用する際には、どの画像でも大丈夫なような違和感のないテキストを設定することをおすすめします。

Facebookカルーセル広告の画像と動画の仕様

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

Facebook広告を配信する際には、事前に動画や画像も準備しておく必要があります。

運用開始前に最適なサイズであるかどうかを確認しましょう。

画像

見出し 40文字以内
テキスト 90文字以内
詳細(任意) 20文字以内
画像サイズ 600×600(推奨)

カルーセル形式の広告を作成する際は、広告を作成する画面で「画像の切り取り」をクリックすると画像をすることがトリミングできます。

動画

見出し 40文字以内
テキスト 90文字以内
詳細(任意) 20文字以内
アスペクト比 1:1(推奨)
推奨フォーマット mp4 / mov / gif
必要な動画の長さ Facebook:最大24分 / Instagramフィード:最大60秒
解像度 最小横幅600ピクセル
ファイルサイズ
最大4GB

動画の場合は、FacebookとInstagramで長さなども完全に違ってくるので、デザインなども含めて細部まで確認をするようにしましょう。

Facebook広告のカルーセル広告を作るためのポイント!

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

ユーザーの注目を集めるカルーセル広告にするためのポイントは、写真の中にストーリー性を持たせることにあります。

 

その使い方は、広告したい商品のカタログの内容によって変わってきます。

 

例えば、複数枚の画像を使って1つの服を宣伝したいのか、それとも、複数枚の別の画像で靴から服、帽子までのトータルコーディネートを紹介したいのかによってスライドショーの使い方は変わり、前述のパターンの場合は、広告クリックの成果の高い順に自動的に並べてもらってもよいでしょう。

 

しかし、後述の場合は、自動並べ替えをオフにして、靴から順に、全身コーディネートだと分かるように広告を流していく方が効果的と言えます。

自分の広告は、どのパターンが効果的なのかよく考えて作成していきましょう。

Facebook広告のカルーセル広告の注意点

Facebook広告のカルーセル広告を運用する際に注意点としては、下記のような点があります。

  • メインテキストは1つしか掲載することができない
  • 簡潔で伝わりやすい見出しを作成する
  • テキスト量は画像内全体の20%未満に抑えるようにする
  • CTAボタンは目的に合ったものを設定する

それぞれの一つずつ、注意するポイントについて解説していきます。

メインテキストは1つしか掲載することができない

カルーセル広告は、画像や動画ごとにリンクの設定をすることができるようになっています。

 

しかし、メインテキストについては、個別の設定をすることはできません。

 

メインテキストは、カルーセルカードをスライドさせても固定で表示されるようになっているので、広告全体の内容が分かるような文章にしたり、キーメッセージなどをメインテキストには記載するようにしましょう。

簡潔で伝わりやすい見出しを作成する

見出しとは、CTAボタンの左側に表示される太字の文章のことを指します。

 

カルーセルカード毎に見出しを設定するので、画像や動画のポイントを伝える文章ということになります。

 

なので、できるだけ魅力的な文章にしたいところですが、表示することができる文字数には制限があるので、魅力を伝えたいあまりに文字を詰め込みすぎてしまうと、途中で途切れてしまい、内容が伝わりにくくなってしまいます。

また、ユーザーがパソコンで見ているのか、スマートフォンで見ているのか、によって見出しの文字数は変わってきます。

例えば、スマートフォンでFacebookを閲覧している場合に、途切れずに表示される文字数としては、下記のようになります。

  • CTAボタンが「詳しくはこちら」のとき:見出しは13文字(全角)
  • CTAボタンが「予約する」のとき:見出しは17文字(全角)

また、カルーセル広告を設定するときに、パソコンとスマートフォンで、どこまで文字が表示されるのかを、実際にプレビューで確認をしながら作成することができるので安心です。

 

見出しはが途中で切れてしまっては伝わらないので、内容は簡潔に、より伝わりやすい文章の作成をしましょう。

テキスト量は画像内全体の20%未満に抑えるようにする

Facebook広告の画像内に表示するテキストを「テキストオーバーレイ」と呼びますが、Facebookは、画像内のテキストオーバーレイを20%未満にすることを推奨しています。

 

テキスト量が多い場合、広告がまったく配信されなくなってしまう恐れもあり、また、広告の配信数に影響を与えてしまうことがあるので、注意が必要です。

 

カルーセル広告には、2枚以上の画像を使用しますが、1枚でもテキストオーバーレイが20%以上になっている場合、ルール違反とみなされ、広告全体が影響を受けてしまい、配信数が減少してしまう可能性があります。

 

動画の場合は、サムネイル画像、つまり、自動再生される前に表示されている画像が対象となります。

 

ルール違反となってしまわないように、画像内のテキスト量に問題がないかをチェックする公式ツールがあるので、活用することをおすすめします。

CTAボタンは目的に合ったものを設定する

CTAボタン(コールトゥアクションボタン)とは、カルーセル広告の画像下に表示することができるボタンで、「詳しくはこちら」「購入する」などのユーザーの行動を促すボタンのことになります。

 

ユーザーが広告をクリックした際に、そのリンク先ページでアクションを起こしやすいような、イメージをすることができる適切なボタンを選択するようにしましょう。

 

CTAボタンの言葉については、カルーセル広告の中でアピールしている内容と、全く違うような言葉であると、ユーザーが分からなかったり、違和感や不信感を抱いてしまう可能性さえあります。

 

なので、ユーザーがアクションを起こしやすいような、分かりやすい言葉で、目的に合ったものを設定するようにしましょう。

Facebook広告のカルーセル広告とは?広告作成から成果が出やすいポイントまで一挙公開!まとめ

Facebook 広告 カルーセル 広告 とは 広告 作成 成果 出やすい ポイント まで 一挙 公開

今回はFacebook広告のカルーセル広告とはどのようなものなのか?ということをお伝えしてきました。

 

広告作成から成果が出やすいポイントまで一挙公開しています!

 

カルーセル広告は意外と簡単に作れるということがおわかりいただけたのではないでしょうか?

 

1つの広告枠で複数のクリエイティブを見て情報を伝えられるカルーセル広告は、SNSアプリなどでタップやスワイプといったアクションの多い媒体で利用されます。

 

そのため、正しい使い方をすればクリエイティブ内にも矢印やスワイプを喚起させるような要素を取り組むとエンゲージメントも高まるので、広告としてとてもよい働きをしてくれます。

 

カルーセル投稿の最大のメリットは、ユーザーのニーズに合わせた様々な表現を打ち出すことができる点です。

 

これを機会に、自社の目的に応じた効果的なカルーセル投稿・カルーセル広告を是非チャレンジしてみてください。

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