年末年始やお盆、GWなどの大型の連休がある際のリスティング広告配信についてですが、リスティング広告を配信すべきであるか、出稿を停止すべきであるか悩まれる方も多いかと思われます。
総務省のデータでは一番支出が多くなる月は12月、最も支出が多い日は1月1日というデータがあるように、年末商戦に合わせて年の最後にドカンと売上げを上げておきたい季節ですが、そのためにも事前準備が必須です。
リスティング広告は、ユーザーの検索ワードに連動して広告を出すので、検索した人だけにターゲットを絞って見てもらうことができ、実際に来店に繋がったり新規の顧客をゲットしやすいというメリットがあります。
そのため、SEOよりも確実な手法といえ、営業ツールとして制作して活用している企業も多くなっています。
そこで今回この記事では、【年末年始にリスティング広告を配信する場合のポイントや、配信前に行っておきたいポイント】についてまとめていきます。
是非とも、こちらの記事を参考にしていただいて、年末年始を無事に乗り切るための準備を進めてください。
リスティング広告媒体の残高切れにならないようにアカウントへ入金しておく
広告配信ができないことで発生する機会損失の中で、最も残念なのがアカウント上の残高切れによる出稿停止です。
取り扱う商材によっては「年末年始が勝負で稼ぎ時」などといったものもありますが、「残高切れで広告が出せない」、「カードの上限に達して広告費の自動引き落としができない」などのように、一番売上が上がる時期に、上記のようなことでストップしてしまうトラブルだけは避けたいですよね。
そんな悲しいトラブルを避けるためにも、
- カードの上限額を引き上げる
- 予備のクレジットカードを登録しておく
- アカウントに普段より多めに入金をしておく
このようにしっかりと事前対策を行い、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。
また手動入金設定の中Google広告、YAHOO!スポンサードサーチで銀行振込を行っている場合は注意が必要です。
年末年始は金融機関の営業日に関連しますが、アカウントへの入金の反映に時間がかかる場合があるので、おおよそ12月28日前後までに入金を行わなければ、年内中にアカウントへの入金は反映されません。
詳細は11月下旬から12月上旬に各金融機関の公式サイト上にて情報（最終営業日等）が公開されますので確認しておきましょう。
また、Google広告、Yahoo！プロモーション広告も休業期間があるため、公式サイト同様に、事前にチェックをしておきましょう。
その他アカウントへの入金方法としてはコンビニ支払い等もあり、こちらは1営業日以内に反映されるため、銀行振込より時間はかかりません。
事前に別の振り込み方法を確認しておくことも重要です。
リスティング広告ごとの審査期限を確認しておく
みんな考えていることは同じなので、年末は広告の入稿が集中してしまいます。
なので、通常の期間とは違って、年内に審査が完了する期限というものが決められています。
この期日を過ぎてしまった場合は、審査が年明けとなる場合があるため、早めに広告を審査に出す必要があります。
期日以降に広告を入稿しても、審査されないといった事態が想定されるので、早めに入稿しておく必要があります。
特にクリスマスセールや年末特売、新年セールの広告に関しては注意が必要です。
こちらの審査期限は、例年おおよそ12月20日前後までが多いのですが、詳細については11月下旬から12月上旬に公式サイトに情報が公開されるので、確認するようにしましょう。
また、期限ギリギリではなく余裕を持って入稿することと、複数のパターンを準備する事をおすすめします。
リスティング広告周りの自社内の対応を考えておく
年末年始は通常の業務体系と異なり、お休みの会社が多いと思いので、通常期間とは異なる対応をしっかりと定めて準備しておく必要があります。
でないと、せっかくリスティング広告を配信して問い合わせや注文があった場合、機会損失やトラブルの原因となってしまうことがあります。
たとえば、顧客からの「WEBお問い合わせの場合」には、自動的に返信メールに「○月○日から順次対応します」などの対応開始日の文言が通知されるように追加して入れておきましょう。
また、「商品の注文の場合」は、HP内に年内の何日の何時までに注文されれば年内に発送をすることが出来るかなどを詳しく記載しておきましょう。
問い合わせのほとんどが電話なので、年末年始に対応出来ない場合もあるかもしれませんが、その場合はリスティング広告を停止する事も検討しましょう。
年末年始にかけて、顧客目線での対応をあらかじめ決めておいて、顧客が抱えるストレスを最大限なくすことができるようにすることが大切です。
広告費の予算上限の確認をする
年末の広告費については、いつも以上に予算の上限をお客様としっかりと確認をしておく必要があります。
特に、年末年始に関しては、予算の超過などが起こった際に、対処をするのが後手後手になりがちになってしまいます。
また、最近では予算のコントロールをすることが難しくなってきていて、過度な制限をかけると機会損失をしてしまったり、その逆に、見込み以上の広告費を使用してしまうことも起こり得ます。
そんなトラブルに合わないためにも、事前に過少となってもいいか、どの金額までなら超過しても大丈夫なのか、などを確認することで不安を軽減して、年始からの広告配信がスムーズになります。
リスティング広告の機械学習がリセットされることを想定しておく
近年、FacebookやGoogleなどの自動入札技術は精度が高くなっていて、導入しているアカウントも多くなっています。
さらに、年末年始ともなると、BtoBの商材を扱う場合には広告配信を休止するといったことも少なくありません。
また、媒体によっては休止することによって、機械学習がリセットされ、開始する際に再学習が必要になるケースもあります。
たとえば、Facebookでは、7日間以上にわたって広告の配信を停止することによって、機械学習のリセットが行われるので、再び情報収集期間に入るとヘルプに明記されています。
ユーザーの検索行動を考える
年末年始は、大半の企業が休みに入るなど、社会全体が普段と異なる動きをし、長期休暇の人が多く、遠方へ帰省・初詣・旅行・初売りをしたりするなど、さまざまなイベントに向けてユーザーは密を避けながらも普段と行動が変わるので、社会全体が普段とは異なる動きをみせる時期になります。
この期間は、帰省をしたり企業が休暇になることで、ユーザーがPCから離れることによってPCでの検索数は減りますが、スマートフォンで情報検索をする人が圧倒的に多くなる傾向にあります。
たとえば、BtoBの広告配信を行っている場合は、年末年始はターゲットがPCから離れることを想定して、予算などの条件を絞っておく必要があります。
なので、休暇中の広告掲載は、PCよりもスマートフォンやタブレットの検索ボリュームが増える傾向にあるので、デバイスで予算を分けている場合や、デバイスで入札価格調整をしている場合には、自社商材への流入がどちらの方が多いのか把握し、今後の流れを決定していきましょう。
どちらの方が多いのか把握して設定をしていないと、通常とは違う予算を消化してしまう可能性があります。
デバイスごとの入札価格調整率で、多くの場合「スマートフォン」を強化することをおすすめします。
また、家族や親族が集まる時に、不動産やお墓、車などの大きな買い物が話題になる事を想定することが出来るので、自社の商材と照らし合わせてデバイスの調整や予算の増減をしたり、ユーザーの思考を想定して入札設定を検討する必要があります。
また、インハウス運用の場合は、社内で事前にすり合わせておくか、外部に運用をまかせているのであれば担当の広告代理店、担当者に年末年始の配信をどうするのがベストなのかを、事前確認するようにしておきましょう。
年末年始特有のキーワードを追加する
年末年始には、「新年初売り」や「福袋」などの普段とはトレンドが異なるセールなどのイベントが多くあります。
そこで、12/31～1/3までを中心に、新年初売りや福袋などと言ったキーワードの検索需要が必然的に増えてくるので、どのようなキーワードを選択するのか、あらかじめ決めておくことが重要になります。
特に、12/31と1/1の検索が最も多いので、ECサイトやBtoC向けの商品を扱っている会社は、それに関連するようなキーワード対策をする必要があります。
キーワードプランナーなどのツールを活用して、流入数の見込みや必要な予算など、事前に調べて設定するようにしましょう。
「新年初売り」「福袋」という関連キーワードを入れて掛け合わせるのはもちろんですが、必要に応じて広告文の追加をしたりLPの作成をするようにしましょう。
もし、その年末商戦に合わせてプロモーションの展開を計画している場合には、売上拡大につなげるために、リスティング広告で「福袋」などのキーワードを買って配信することも可能になっています。
そして、「どれくらいの流入が見込めるのか」、「年末年始の別途予算を一体いくら立てれば過不足なくプロモーションを展開することができるのか」と、事前にキーワードのボリューム間やトレンドを調べることができます。
しかし、競合他社も同じように、トレンドキーワードへ積極的に参入してWeb市場でプロモーションをかけて年末年始のリスティング広告の投稿を強化してくることが予想できます。
そこで、他社との差をつけるためには、ターゲティングの設定だけでなく、広告文やクリエイティブなどコンテンツの質も重要視するようにしてください。
イベント用の広告配信は変則的な調整が必要
年末年始は配信する広告だけでなく、停止しなければならない広告も忘れないように注意してください。
セールなどが続く年末年始は、広告配信の切り替えるタイミングを間違えて、クリスマス用のセールバナーが年明けまで配信されてしまうといった事態が起こらないようにしなければなりません。
クリスマスまでの広告であれば、クリスマスの25日が過ぎた26日には停止されるように調整をする必要がります。
「クリスマス用の広告は、セールの1週間前から配信をしたい」や、「クリスマス関連の広告は、26日以降は絶対に配信されないように、25日の日中で配信を止める」など、変則的な調整をする必要があるケースも多々あります。
12月25日が過ぎたのに、クリスマス用の広告が表示されていたら、「なんでクリスマス？」、「しっかり管理されていないのでは？」と感じてしまうユーザーもいるかもしれません。
そういったマイナスイメージを待たれないように、キャンペーンや広告セットに設定した日時があっているかを、ホワイトボードや卓上カレンダーなどを使って、個人だけではなくチームでしっかり管理していきましょう。
広告配信の停止を設定する際は、年度が来年のものになっていないか確認し、間違いがないように気をつけるようにしましょう。
カウントダウン機能の設定方法
期間限定セールに向けて、広告文で「期間限定セール終了まであと○日」と表示させることを目的とした設定方法についてご紹介します。
この場合の設定方法は、「正月限定！期間限定セール終了まであと{=COUNTDOWN(“2017/01/30 23:59:00”,”ja”)}」となります。
このように設定することで、3日前に訪問したユーザーには「残り3日」、当日の午後４時ごろに訪問したユーザーには「残り8時間」と、ユーザーが訪問した時間によって残りの日数を動的に変更する広告文を作成することができます。
広告文をカスタマイズしていくことで、切迫感を演出することができ、ユーザーがクリックしたくなるような訴求をするのが有効になります。
カウントダウン機能実装時の注意点
前述のようにユーザーの訪問した日時によって広告文をカスタマイズすることができ、訴求も強いカウントダウン機能ですが、いくつか注意しなければならない点があるので、見ていきましょう。
注意しなければならない点としては、
- ”ja”をつけ忘れないこと
- デフォルトでは５日前からしか表示がされないこと文字数制限
- 文字数制限
となります。
まず、”ja”をつけ忘れないことです。
管理画面で誘導に従って設定をしていると、この”ja”を抜かして設定してしまうということがありますが、この”ja”とは「日本語」の意味になります。
なので、この”ja”をつけずに設定をすることによて、表示のされ方として「残り3days」といったデフォルトの表示がされてしまうので注意が必要になります。
そして、デフォルトの状態では、５日前からしかこの表示がされないので、６日前や１０日前にはこの広告が表示されないということになります。
また、文字数制限があるということにも注意して、通常の広告文と同様に、登録したその文字数が制限を超えてしまうと、承認されなくなってしまいます。
なので、文字数が超えてしまっていないか、設定をした後に確認をするようにしよう。
キーワードの配信設定を確認する
年末年始しか配信しないキーワードとして「クリスマス」や「歳末セール」、「新年初売り」や「福袋」などがあります。
年末年始で限定的に配信する広告の設定を再確認することも大切になります。
このように期間限定で使用するキーワードに関しては、
- 配信設定を「オン」にし忘れる
- リンク先を昨年のページのまま配信してしまう
といったミスがかなりの確率で起きがちです。
配信設定がオンになっているか、リンク先のページが適切かなど、ミスをすることがないように細かいところにまで注意するようにしましょう。
配信設定を間違えてしまうと、季節に合っていない広告を配信することになってしまったり、企業やブランドのイメージの低下に繋がる恐れがあります。
もし、そんなことが起きてしまったら、年始早々のお仕事の打ち合わせが重く深刻で険悪なムードにもなりかねません。
そんな年始にならないようにすためにも、年内に期間限定で使用するキーワードの設定を事前にしっかりと確認するようにしておきましょう。
魅力的な広告文を作るポイント
表示された広告がクリックされるために重要となるのが、効果的なタイトルと説明文になります。
魅力的な広告文を作るためのポイントとしては、以下のとおりです。
- サービス、商材の特長を表現する言葉を入れる
- 検索キーワードと関連性が高くなるような内容にする
- タイトルや説明文に検索キーワードを入れる
- 複数パターンの広告文を用意する
まず、商材の特長や訴求したいポイントを書き出していきます。
広告からリンクさせるウェブページの内容を見ながら、商材の特長や訴求したいポイントを考えて、その訴求ポイントをもとにしてタイトルと説明文を作成します。
同じ広告グループに登録する予定の検索キーワードと、より関連性が高くなるような内容にして、登録するキーワードをタイトルや説明文に入れると、インターネットユーザーの目に留まりやすくなる効果が期待できます。
最もアピールをしたい情報については、もっとも目に付きやすいタイトルに入れるのが基本ですが、タイトルや説明文のどの位置にどの情報を入れると効果的なのか迷ってしまう場合は、広告テストを実施して検証することをおすすめします。
広告のタイトル・説明文と、広告からリンクさせるウェブページで訴求する内容が異なる場合、インターネットユーザーは別のサイトに移動してしまう可能性があるので注意が必要です。
ユーザーの離脱を防ぐためにも、広告のタイトル・説明文と広告からリンクさせるウェブページの適合性を意識して、タイトル・説明文を作成するようにしましょう。
リスティング広告を年末年始に出稿すべき？
リスティング広告は「オン」と「オフ」の設定がリアルタイムですることが出来るので、非常に簡単で便利ですね。
また、スケジュール機能を使うことによって、いつからいつまで、と出稿する日にちを指定して狙った日にちに広告を出稿する事も出来ますし、「月曜日～金曜日の9時～17時」など、さらに細かい設定をすることも出来ます。
なので、扱っている商材やサービス、またはお問い合わせなどの受け入れ態勢にもよって、細かく広告出稿を管理する事が出来ます。
一般の方々がお休みとなる年末年始などは、広告を出し続けるべきかどうか、悩む方もいますよね。
例えば、ユーザーからお問い合わせが来た場合、「すぐに返答しなくてはいけないのに年末年始のお休みとなってしまうため返答をすることが出来ない」という場合があります。
この場合は、年末年始の期間に広告を出稿していても意味がないので、そういった方は広告の配信は停止しておいたほうがいいかもしれません。
そのまま広告を出稿し続けても良いパターンとしては、
- ある程度時間が空いても良い
- 年始に返答でも特に問題が無い
- 年始からの発送になるという事を事前に伝えている
あらかじ、このようになっているのであれば、そのまま広告を出稿し続けてもいいかと思います。
年末年始は休みのケースが多いですが、特にわかりやすい事例としまして、水道やガスなどの出張サービスは、広告を見たユーザーが「今すぐ」に対応してほしい場合がほとんどだと思います。
ですが、休みだとすぐにお客様のニーズに応えるのは難しいため、ユーザーに離脱されてしまいます。
そういったサービスや商材は電話でのやりとりが主になりますので、電話がつながらないと「広告が搭載されているのに繋がらない」とユーザーに不快感を与えてしまいます。
せっかく、クリックしてもらっても無駄になってしまうので、このように年末年始にユーザーのニーズに応えることが難しい場合は、広告の出稿を停止した方がいいでしょう。
しかし、問い合わせフォームを用意しているなどシステム上で対応をすることができるのであれば広告の出稿を停止する必要はありません。
年末年始は、ユーザーのモチベーションが普段よりもあがりやすいので、商材によっては年末年始に広告を投稿することで効果をより期待できる場合もあります。
そして、いつもよりも獲得単価を抑えれる可能性も高いです。
こちらも例を出すのであれば、「転職系求人サイト」や「中古住宅販売」などがあげられます。
過去に年末年始に広告を配信した案件は、普段のCPAと比べるとコンバージョン単価は４割程度安くなっています。
また、住宅の購入を検討している人は、年末年始に実家に帰省して親に相談するケースも多いので、コンバージョンがどんどん取れるようになっているのです。
ただ、今までに年末年始の広告出稿をしていたけど、「あまり効果がなかった」「費用対効果が悪くなっってしまった」という方は、無理に広告を出す必要はないので年末年始に広告の出稿を停止することも視野に入れてもいいかもしれませんね。
今紹介した他にも、年末年始に広告を配信した方がいい商材、停止した方がいい商材はあるので過去のデータ一覧などを参考にしてみましょう。
ちなみに、広告の種類としてディスプレイ広告というものもありますが、こちらはリスティング広告と違って幅広いユーザーが対象となるため、直接申し込みや購入には繋がりにくく、コンバージョン単価は高くなる傾向にあるので年末年始には不向きです。
もちろん、年末年始に広告の出稿を停止すべきか、続けるべきかはそれぞれ考えていかなければいけないと思いますが、よっぽどの事が無い限り出稿し続けるべきではないかと思います。
年末年始には上記のような理由から、広告を停止する場合もあります。
年末年始の成果状況が良い商材例
これまでの考えとは逆で、年末年始になるとユーザーのモチベーションが上がるなどをすることによって、中には成果状況が良くなる商材もあります。
広告を出すチャンスでもある商材について、以下で一部紹介します。
転職系求人サイト
年末年始に仕事が休みの場合、ゆっくり家で過ごされる方にとっては時間がたっぷりある状況になるので、自分を見直す良い機会でもあります。
また、最近ではコロナの影響でなかなか人と会うことは減ってはいますが、たまに会う友人とお互いの近況を話したりすると、仕事にプライベートに充実していると「自分はこのままでいいのか」と考えることもあるかもしれません。
また、コロナの影響で仕事がなくなってしまったり、そこで働けなくなってしまったりと、さまざまな状況がありますが、時間のある年末年始にゆっくり調査をしたり、時間があるからこそ動くユーザーもいます。
転職系求人サイトに関しては、表示回数も増加していることから、普段のCPAと比べると4割程度安くなり、ニーズ自体が増加しているので、広告を配信しておくことは損ではないと思います。
和菓子通販
10月から検索ボリュームが増加傾向にあり、1月にピークを迎える「栗きんとん」などを中心とした和菓子を専門に扱う通販は、成果が上がります。
検索ボリュームが上がるので、競合との差別化をうまくすることによって、うまく顧客を獲得することができます。
競合他社との差別化をはかるために、「栗きんとん」というワードでは広告文で「品質」と「歴史」を訴求して、ボールディングを細かく行うことでクリック率アップにつながります。
また、ＹＤＮのサーチターゲティングで競合となる会社ごとに広告グループを作成し、それぞれの競合との差別化をうたった広告文、バナーを作成し配信を強化していきましょう。
中古住宅販売
年末年始に、実家に帰省されたりする方も多いと思いますが、久々に会う親戚や家族が集まる中で、「そろそろ家を買おうと思う」などの相談も上がるかと思います。
なにも中古住宅に限ったことではありませんが、この商材以外にも自分ひとりでは決めれないような、大きな買い物で、自分の親にも相談したりするような内容の商材である場合、年末年始に成果が取れる可能性があります。
中古住宅に関しては、年末にかけてコンバージョンがどんどん取れるようになっていて、年末年始の期間のCPAを12月全体と比べてみると、5割程度も安くなっていることもわかります。
家事代行サービス
「年末年始は何かとイベント続きで忙しい」、「面倒だから大掃除は代行したい」、「1年の汚れを落とし、新年を気持ちよく迎えたい」という方も多くいます。
また、家にある掃除用具や洗剤を使って依頼主に変わり、掃除はもちろん、洗濯やゴミ出し、片付けなど整理整頓のプロご家庭に合わせて掃除や片付けなどの家事をしてくれたら助かりますよね。
掃除や洗濯、料理や片付けなど、家事全般の代行サービスを運営している場合にも、需要の高まる年末年始には大活躍をします。
11～12月にかけて「大掃除キャンペーン」を新たに追加し、KWや広告文、PATHに至るまで大掃除を訴求できる形にカスタマイズを行って、ユーザーのニーズを的確に拾えるようにしましょう。
もちろん、100%取りこぼすことがわかっていながら無理に広告を出すという事はよくないので、そういう業種は休みの間は広告を停止しておいたほうがいいと思います。
しかし、そうでない商材であるならば、年末年始用のキャンペーンを考えて、リスティング広告を配信するのがおすすめです。
リスティング広告を年末年始に出稿すべき？配信する際の注意点とポイント！まとめ
リスティング広告を年末年始に配信する場合は、事前の情報収集と準備が必要となってきます。
- アカウントの入金を早めに済ませておく
- 広告の審査期限を確認しておく
- 自社内の対応を考えておく
- ユーザーの検索行動を考える
- 「初売り」「福袋」などのキーワードを追加する
年末年始前になると、クリスマスを筆頭に大きなイベントが連続していて、毎年とても慌ただしくなります。
業種によっては一番の繁忙期でもあり、そういったクライアントを担当している広告運用者にとって一番忙しい時期になりますが、今一度確認を行い、問題なく連休を過ごせるような調整をおこないましょう。
そのために、11月下旬から12月上旬にかけては、Google広告やYAHOO!スポンサードサーチの公式サイトをチェックし、審査や入金の手続きは期限内に済ませると良いですね。
また、適切な予算配分や入札調整を行うためにも、通常の期間とは違うユーザーの行動を理解し、「初売り」や「福袋」など12月末から1月上旬に需要が上がるキーワードは追加をし、広告文やLPにも反映させて売上げアップに繋げましょう。
年始の営業再開日から「やるぞ！」と意気揚々に思っていても、クライアントへの年始の挨拶があったり社員総出での年頭祈願など、ただでさえ忙しい月初に年始の業務が追加されるので、思っているような仕事が進められないかもしれません。
なので、年末年始に向けて販促を行う場合には、バタバタと慌てなくていいよう、入稿のスケジュールに余裕を持って取り組むようにしましょう。
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