国内でインターネットが普及し始めたのは1994年頃ですが、それ以前は少しずつですが、個人でネットを使う人が増えていき、ポータブルサイトといったネット検索ができるサイトも出てくるなど、徐々にネットはなくてはならない存在になり、生活に定着しつつあります。
その変化していく中で、インターネット広告を使ったウェブマーケティングを使った手法は、近年、大きく変わってきました。
「Web広告を試してみたいけど、どのような仕組みなのかがよく分からない」そう思っている人は多いのではないでしょうか。
また、担当することになり、実際に全ての広告の運用をしてみようと考えた時に、「資料もないし、どのような種類の広告があるのかよく分からない」「セミナーに行かないと分からないのかな？」という疑問がよく生じます。
そこで今回この記事では、WEB広告を使うインターネットマーケティングの歴史と移り変わりを分かりやすく紹介していきます！
これから広告出稿をする方や、webサイトで制作をしたいと考えている方は、この記事を参考にしていただければと思います。
WEB広告を使うインターネットマーケティングの歴史と移り変わりを紹介！
現代では、情報を得る手段として、従来であったらテレビや新聞でしたが、インターネットへ移行しつつあり、人々の生活はインターネットとともにあるといっても過言ではありません。
実際、インターネット広告の重要性は非常に高く、たくさんの企業が人気のwebマーケティングに注目しています。
マーケティングとは、今も昔も変わりなく、あらゆる場所で顧客にリーチするための活動で、よく目にするテレビのコマーシャルも広告板も、すべてこの目的のために使用されています。
今では、Webマーケティングはビジネスの主軸であり、非常に重要な役割を持ちますが、改めて「Webマーケティングって何？」と問われた場合に、うまく答えられない人が多いのも現実であります。
そこで、webマーケティングがどのようなものなのか、また、一体どんな効果をもたらすのかなどについてご紹介していきます。
インターネットマーケティング最大の特長とは？
インターネットマーケティングは、オンラインマーケティングやウェブ広告とも呼ばれていて、検索エンジンやEメール、ウェブサイト、ソーシャルメディアといったインターネット上で、顧客に商品購買を促すメッセージを配信するマーケティングの形態を表しています。
インターネットマーケティングの最大の特長としては、「一人ひとりのお客さま」と「企業」とが One to One で繋がっていることで、個別な空間で双方向からのコミュニケーションをすることが可能ということです。
企業側としては、自社の伝えたい情報を伝えたい思うターゲットにだけダイレクトに送り届けることができ、その情報をピックアップしたお客さま側は、気軽に能動的にレスポンスを返すことができます。
企業はピンポイントで情報を届けることができ、ユーザーは欲しい情報だけを得ることができるので、双方がストレスを感じることがありません。
なので、インターネットマーケティングは、最終商談成立率が非常に高くなり、現在のダイレクトマーケティング・アイテムの中でも最も重要なポジションにあります。
また、よく似ている「デジタルマーケティング」と混同されがちですが、インターネットマーケティングがインターネット上でのマーケティング手法を指しているのに対し、デジタルマーケティングはデジタルテクノロジーを駆使したマーケティング手法となります。
インターネットマーケティングの戦略
インターネットマーケティングの戦略としては、以下のような方法があります。
- ユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築する
- ウェブサイトを検索エンジンに最適化する
- Eメールマーケティングやオプトイン型のEメールキャンペーンを実施する
- オンラインのプレスリリースを発行する
- ブログを運営する
- ソーシャルメディアでコンテストやキャンペーンを実施する
インターネットマーケティングを成功に導く方法として、6つの戦略をおすすめします。
ユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築する
1つ目の戦略としては、モバイルに最適化した、ユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築することです。
ユーザーフレンドリーなウェブサイトを構築することで、必然的にナビゲートしやすくなり、サイトをスクロールすることで、訪問者がどこに行くべきかを知っていることを意味しています。
デザインは、他社との差別化を図るためにブランドの個性をそのまま反映しますが、見た目が良いだけではなく、検索結果ページでの表示順位を上げるためには、すっきりと整理されたシンプルな構造に仕上げることが大切になります。
ウェブサイトを検索エンジンに最適化する
2つ目の戦略としては、検索エンジン向けにサイトのキーワードを最適化することです。
インターネットマーケティングと検索エンジンには密接な繋がりがあり、Webサイトを見るユーザーの大半が検索エンジンを利用して目的の情報を探しています。
つまり、検索結果の上位に表示されるということは、より多くの人々に自社のサービスや製品を見てもらう機会が増えるということなので、自社のビジネスと関連のあるキーワードを選定し、それらのキーワードをURLや本文、画像テキスト、ヘッダー、ナビゲーションバーに組み込みましょう。
Eメールマーケティングやオプトイン型のEメールキャンペーンを実施する
3つ目の戦略としては、Eメールマーケティングやオプトイン型マーケティングのキャンペーンです。
メールを使って、マーケティングの観点から戦略的にコンテンツ配信して、それをきっかけに自社のサイトを訪問してもらい、サービスや商品の内容を知ってもらう施策になります。
潜在的な顧客とつながり、ブランドへのロイヤルティーを育むための長期戦略として大きな効果が見込めます。
また、メールの場合、誘導したいURLを貼っておくだけでアクセスしてもらえる率が高くなります。
オンラインのプレスリリースを発行する
4つ目の戦力としては、オンラインプレスリリースを発行することです。
企業が、自社の新商品やサービスなどを報道機関に拡散する方法として代表的なもののひとつとして、このプレスリリースがあります。
大手メディアといったさまざまな外部ソースを通じて、オンラインのリーチをさらに拡大する拡散力のあるメディアに情報が掲載されるチャンスをつかめると同時に、検索結果ページでの表示順位も向上します。
さらに、地域のニュースソースに自社のニュースを取り上げてもらうことができれば、これまでリーチすることができていなかった新たなオーディエンスの獲得をすることが可能になります。
一般ユーザーがプレスリリース配信サイト自体を情報収集に活用していることもあるので、ブログやSNSなどさまざまな経路から情報が拡散される可能性もあります。
ブログを運営する
5つ目の戦略としては、ブログを活用して情報を発信してアクセスを集め、商品・サービスのコンバージョンを上げる手法になります。
ブログの運営は、検索結果の1ページ目に表示されるチャンスを増やすという観点で、特に有効な戦略だと言えます。
ブログの記事内にコメント欄を設けておくことで、ユーザーから率直な質問や感想を受け取ることができ、コメントされた質問にすぐに回答をすることができるので、ユーザーの役に立つことができ、ファンが増えて、コンバージョンにつながる可能性の高くなります。
また、定期的な更新をすることで、1日1記事は絶対書く、曜日を決めてアップするなど、ブログを習慣化する方法もあります。
更新頻度の高いブログは、ファンを獲得することに繋がり、読者離れ防止にもなるので、更新し記事数を増やすことは重要であり、さらにSEOにも効果的です。
ソーシャルメディアでコンテストやキャンペーンを実施する
6つ目の戦略としては、ソーシャルメディアによるコンテストやキャンペーンです。
ソーシャルメディアとは、インターネットを利用して不特定多数の人が情報の発信や共有をし、相互のやりとりができる双方向のメディアのことです。
人と人とのコミュニケーションを促進するブログやソーシャルネットワーキングサービス（SNS）、動画共有サイト、掲示板などがこれにあたり、これら全てが社会的なネットワークの構築を支援するインターネットサービ、スソーシャルメディアと呼ばれています。
インターネット上のオーディエンスに働きかけ、顧客と良好な関係を築き、バイヤーペルソナへの理解を深めるには絶好のチャンスとなります。
バナー広告からスタート
インターネット広告を使用したウェブマーケティングの歴史の始まりはバナー広告です。
初めの段階では、広告スペースも限られていたのですが、そのときあった売り買いと同じで一定の期間にわたって板付けの状態であらかじめ設定されたところにバナーがでるという比較的簡単な売り買いが行われるようになりました。
当然ですが、最初は客の個人属性などについても細かい解析を行わず、あくまで「人がたくさん集まるサイトの目立つ告知の部分がみることができる量のペースで高く売り買いされていったのです。
しかし、こうしたバターも「ニーズかの属性情報」や「なにに関心や興味をもっているか」などでは、お客様の興味に合わせて告知を配ることができるようになりました。
「人が集から集まる高い金額のやり取りがされる」というものから「目的、用途、クリック数など詳細な条件で売り買いされるものに移り変わったのです。
しかし、こういったバナーも「ニーズの属性情報」や「何に関しや興味を示しているのか」などの解析がわかることにより、単純に「人が集まるから高くやりとりされる」というものから「目的や用途、クリックの数など詳細な条件で売り買いがなされる」というものに変わっていったのです。
特に、検索エンジンなど連携して売り買いされるようになったリスティング広告やのちにでてくる検索バナー広告などは、客の関心にあわせた広告が配信できるようになりました。
そのため、今の四媒体を利用したマーケティングとは比較にできないほど、費用効果のはっきりとしたウェブマーケティングを実現することができるようになったのです。
こうしたことからウェブ上にある広告掲載する受注者数も飛躍的に増え、色々な職種が異なるマーケティングのために、ネットをよく利用するようになったのです。
さらに2000年代以降はモバイルデバイスのネットアクセスも増えて、今やスマホからウェブアクセスは普通の世界になろうとしていて、さらに個人のウェブマーケティングができるようになったのです。
ブログ・SNSの進化
ウェブマーケティングに大きな変化が起こったのは、2000年代半ばになってから急に広まったブログやSNSの存在です。
ブログでは定期的な読者を集めることができます。
昔から、ホームページに様々な内容をのせる利用者はいましたが、ブログは簡単にコンテンツを載せることができ、ブロガーとリスナーの両方に大きな利点をあたえてきました。
また、一定のアクセスがあることから広告の告知場所とし十分に利用するようになり、コンテンツの内容とマッチングで一定の領域の告知に秀でたブログサイトも多く登場しました。
そして、ブログとは違う方向で普及が進んだのがSNSです。
フェイスブックの国内でのユーザーの増え方は、SNSを利用した広告を大きく進化し、短文投稿のTwitterの広告利用のネットマーケティングがかわっていくきっかけとなりました。
特に、SNSはスマートフォンを軸としたモバイル機器からのアクセスが主流であったことから、モバイル広告のマーケティングも従来のガラケーから大きく変わるものとなったのは言うまでもないです。
コンテンツマーケティング時代に突入
また、ロングタイムバリューを作るために必要不可欠なものとなったのがコンテンツマーケティングの導入です。
長くリレーションシップを持たせることができる客は、商品やサービスのみならず、その周辺の情報や最新の状況を強く求めていて、そうしたニーズがある人といい関係を求め、そうしたお客様に対してのコンテンツマーケティングが非常に大事な役割を果たすようになってきています。
企業は単純にホームページを作っても新しいお客様に与えられるコンテンツを常に定期的に作り、配ることができなければ、お客様とのより良い関係を続けることができない時代になりつつあります。
特に、日本ではすでに少子高齢化と人口減少が現実的になり、新しいお客様を得るに今の関係を続ける時には、お金が5倍以上かかるといわれています。
そのため、こうしたコンテンツマーケティングはどのような職種の会社にとっても、今後非常に大事なものになってくるといえるでしょう。
ネットワークを利用するには、Web広告（ウェブ広告）、インターネット広告、デジタル広告などと、さまざまな呼び方があります。
デジタルマーケティングで利用される広告の種類は多く、企業のデジタルマーケティングを担当する方は、それぞれ得意とされている領域と特徴と仕組みを知っておく必要があります。
webマーケティングとは？
「webマーケティング」とは、オンラインショップなどのwebサイト、webサービスにより多くの消費者を集客し、サイト上に掲載された関連する商品・サービス等の購入を促すための活動です。
イメージとしては、テレビCMや雑誌広告などのマス広告を通じて顧客を呼び込む「集客活動」、訪問した顧客に商品・サービスなどを勧める「販売活動」をすべてオンライン上で行うということです。
より多くの商品・サービスを売るための活動として、まずこれらの商品などを表示して認知してもらうことが重要です。
その結果、顧客に「この商品・サービスが欲しい！」と思ってもらい、実際の購入に結び付けていくのがマーケティングの本来の目的です。
そしてその活動を、webサイトでの集客力アップ、販売力アップのために行うのが「webマーケティング」なのです。
また、webマーケティングでは、「どの広告からどれだけ集客できたのか？」「誰が、どのページを、どれくらいの回数見たのか？」、または「どのページに、何人がどれくらいの時間滞在したのか？」といったデータを詳細に検証できます。
その結果をもとに、誘導の仕方や情報の見せ方などを改善しながら、集客実績や販売実績を上げていくことが可能なのです。
インターネットを利用したマーケティング活動全般をWebマーケティングと呼び、その同義語として以下が挙げられます。
- インターネットマーケティング
- ネットマーケティング
- オンラインマーケティング
- ウェブマーケティング
上記のような、Webマーケティングには同義語があります。
webマーケティングとデジタルマーケティングの違い
webマーケティングとデジタルマーケティングの違いとしては、扱う世界の範囲が違いますす。
デジタルマーケティングとwebマーケティングは、技術的な中心が同様のインターネットで、web上での施策を行うことは共通です。
しかし、両者の違いは、マーケティングの対象として扱う世界の範囲にあります。
webマーケティングは、その名の通りwebサイトを軸に考えるマーケティングで、webサイトの世界だけに閉じたマーケティングともいえます。
一方、デジタルマーケティングはWebサイトの世界にとどまらず、デジタルで得られるあらゆるデータやタッチポイントを活用するマーケティングとなっています。
webマーケティングにおいて多くは、企業の運営するwebサイトのコンテンツを充実させて、いかにして顧客を流入させ、誘導し、購買などのアクションにつなげていくのかを考えます。
具体的にはSEO対策やリスティング広告の利用、アクセス解析とその後のwebサイトの改善などで、Webを中心に施策を行って、webで取得が可能な情報を含め、効果測定を行います。
Web広告の種類は？
次々と新しい広告手法が生まれ、広告についても、TV・新聞などのメディアではなく、インターネット広告に予算を多く割く企業が増えています。
インターネット広告業界も順調に成長の一途を辿っていて、市場規模はついに1兆円を超える非常に大きな市場となりました。
インターネット広告全体を把握して理解するのは大変かと思うので、ここに、種類と手法を一覧にまとめてみましたので、確認を意味も含めてご覧ください。
リスティング広告
まず最初に紹介するこちらの広告は、大手検索エンジンであるGoogleとYahoo!JAPANが提供している、検索結果に連動して表示される広告のことです。
広告が掲載される場所については、検索結果の決まった場所にテキスト広告が掲載されるので、リードになりえる範囲を想定てアプローチをすることが可能です。
リスティング広告の課金形態は、キーワードに対する入札で発生するので、出稿したいキーワードの他社競合が多ければ多いほど、クリック単価が高くなります。
しかし、誰も入札していないようなキーワードであれば、クリック単価が安くなることから、PPC広告（PayPerClick）とも呼ばれています。
例えば、「SEO」というキーワードひとつをとっても、単体ワードと掛け合わせワードで必要な費用が大きく変わってきます。
SEOとリスティング広告
検索結果画面に表示されることから、SEOと比較検討をする企業も多いのですが、SEOとリスティング広告では自由度が大きく異なります。
SEOは広告費用がかからないため、ページがいくらクリックされたとしても費用がかかりませんが、近年SEOの難易度が高まり、狙ったページを狙った順位に表示させるということは、なかなか難しくなってきています。
リスティング広告の強みは、広告の出す時に細かくコントロールできるということです。
価格や各種設定を調整することで、表示順位・表示されるテキスト・リンク先のURL、表示地域さえもコントロールが可能で、広告出稿を決めてから数日で出稿が開始できる、スピードの速さも魅力のひとつです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、検索結果ではなくサイトの画面上に掲載できる広告です。
Googleが提供している「GDN（Googleディスプレイネットワーク）」と、Yahoo!JAPANが提供している「YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)」などがあります。
広告が掲載される場所としては、検索結果に表示される広告でしたが、ディスプレイ広告は、各媒体が提携しているポータルサイトやブログの広告エリアに表示される画像またはテキストの広告です。
リスティング広告と比べて、様々なWebサイトに広告が掲載されるため、サービス認知やブランディングにプライオリティをおいている企業向けな、非常に有効な広告手法です。
課金の方法は、リスティング広告と同じクリック課金の他、インプレッション課金（CPM）という広告があり、1,000回表示される度に料金が発生する課金形態もあります。
DSPとは
ディスプレイ広告の効果を最適化させるためのツールで、「DSP」というものがあります。
DSPは「Demand-Side Platform」の略称で、広告主に用意されたプラットフォームのことです。
広告主（Demand-Side）が、DSPを使って広告配信を行うことを一般的に「DSP広告」と言われています。
DSPでは、1つのインプレッション毎にリアルタイムで対応して入札をしていて、「Real Time Bidding（RTB）」と呼ばれていて、落札後に広告の配信をしています。
DSPで指定できるセグメント
特定のカテゴリに興味を持つユーザー、特定の業種の企業など、様々な条件からユーザーを絞って広告を直接提供することができるため、ターゲットが限定出来ている場合に効果的なインターネット広告です。
- 性別（男性、女性）
- 年齢（10代、20代、30代、40代、50代、60代）
- 学生（中学、高校、大学）
- 居住地（47都道府県）
- 興味関心
- 配信先サイト
- 曜日・時間
リマーケティング（サイトリターゲティング）とは
リマーケティング（サイトリターゲティング）とは、Webサイトに一度訪問したユーザーを追跡して、継続的に広告を表示させる手法です。
繰り返し広告を表示することで、潜在意識の中で閲覧意欲を増加させることが可能となります。
主に、一度訪問したユーザーということで、見込みの高いユーザーに広告を打つことができるので、非常に高いコンバージョン率を持っています。
ユーザーの興味関心に基づいて広告を配信し、リマーケティング（サイトリターゲティング）で刈り取りを行うという手法は、ディスプレイ広告の中での王道パターンとなっています。
ネイティブ広告
ネイティブ広告とは、メディアの中にあるコンテンツと広告を自然になじませることで、ユーザーにストレスを与えず情報を届けることができる広告手法です。
ネイティブ広告が掲載される場所としては、さまざまなメディアやアプリで掲載をすることができ、いくつかのパターンがあります。
インフィード型（In-Feed Units）
コンテンツとコンテンツの間に並列する形で配信されます。
FacebookやTwitterなどのSNSや、キュレーションメディア、ニュースアプリ、コラムなどを展開しているメディアでよく利用されています。
最近では、テキストやバナーだけでなく、動画などのコンテンツも配信できるメディアも珍しくなく、また、ビジネスメディアでもインフィード広告を見かけるようになりました。
クリック率、コンバージョン率が高まりやすい一方で、ユーザーにとっては記事かと思ったら広告だった、と良い印象を持たれない場合もあります。
ユーザーが求めている情報を広告内に組み込んで違和感の少ない表現にしたり、クリエイティブなどを周囲のコンテンツに自然と溶け込むようにしたり、掲載する広告を工夫することで更なる効果を期待することができます。
インアド型（In-Ad with Native Element Units）
インドア型は、「デザイン・内容・フォーマットが、媒体側の編集する記事・コンテンツの形式や提供するサービスの機能と同様で、それらと一体化しており、ユーザーの情報利用体験を妨げない広告」と言われています。
従来のディスプレイ広告の枠に、コンテンツへの関連性が高い広告を選択して配信するパターンになります。
つまり、「いかにも広告です！」と表示することなく、媒体のコンテンツに自然と溶け込み、一見しただけでは広告と感じさせない広告のことです。
具体的には、コンテンツメディアの記事の一部に含まれるものや、SNSやキュレーションメディアの投稿の間に表示されるものがあります。
ペイドサーチ型（Paid Search Units）
ペイドサーチ型とは、実はリスティング広告の型のことです。
検索結果画面上に検索結果を分析してなじませて、適切に広告配信をしているため、リスティング広告もネイティブ広告というわけです。
リスティング広告は、純粋な検索結果と同画面に表示されることから、ペイドサーチ型もとても自然に見えます。
レコメンドウィジェット型（Recommendation Widgets）
普段、いろんなサイトを閲覧していて、「この記事を読んだ人におすすめの記事」という項目を、一度でも見かけたことはありませんか？
レコメンドを直訳すると「おすすめ」になり、ウィジェットは、「小規模のアプリケーション」のことをいいます。
普段何気なく読んでいる記事や過去に読んだデータから、「あなたへのおすすめ」という形で、表示されるので、最適なタイミングでおすすめをすることが出来るので、ついつい買ってしまうということです。
その中に広告を掲載しているケースがあり、それをレコメンドウィジェット型といいます。
これは行動経済学でも語られていることですが、最適なタイミングでおすすめをされると、人間は弱いので、潜在的に欲しいと思っているユーザーに対して、さらにおすすめすることができるのが、レコメンドウィジェット型の広告なのです。
プロモートリスティング型（Promoted Listings）
プロモートリスティング型広告とは、Amazonや楽天などのページで検索を行うと、検索結果の最上部に広告が表示されますが、これもネイティブ広告のひとつです。
ECサイトや予約サイトなどで検索した際に、実際にそのサイト内で取り扱われている商品やサービスが広告としてトップに表示される仕組みです。
商品リストに馴染んでいるため、商品リスト広告ともいわれます。
具体例としては、amazonや食べログなど、サイト内のコンテンツを上位に表示させるための広告形態になります。
カスタム型（Custom）
上記で発表した以外の手法を持つものを、カスタム型と呼びます。
LINEのプロモーションスタンプなどは、どの型にも当てはまらない様なものは、このカスタム型だといえます。
課金形態としては、メディアに対して直接掲載を依頼をする場合は、掲載場所や期間にあわせて金額が設定されているケースがほとんどで、ネイティブアドネットワークを使用する場合、基本はクリック課金が多いです。
ネイティブ広告に最適な記事型LPとは
ネイティブ広告は、通常のバナー広告に比べて高いブランディング効果・広告効果を得ることが可能です。
しかし、実際の飛び先のコンテンツが売り込み色満載のページであったり、媒体掲載コンテンツとのギャップが強いページだった場合、ユーザーが嫌悪感を抱きやすいというのが課題でもあります。
コンテンツページと体裁を合わせた記事型のランディングページを用意することで解決できる場合もあるので、それを踏まえた上で掲載媒体だけではなく、ランディングページにも気を使うと良いでしょう。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、商品やサービスについてブログやWebサイト、メールマガジンなどで紹介してもらい、そのリンクを経由して商品やサービスの購入を促す広告手法のことです。
広告が掲載される場所としては、ユーザーが自身で所有しているブログやWebサイトでPRを行うため、掲載場所は様々です。
多くの広告主は、アフィリエイト広告の出稿依頼を行って、アフィリエイターと呼ばれる広告を掲載する側も、広告主やASPが提供しているアフィリエイトに参加してもらい、自分で所有しているブログやWebサイトなどで商品のPRを行います。
ASPを介してアフィリエイト広告を実施する場合、ASP側に対して支払う利用料がかかりますが、多数のサイトに掲載できるというのが最大のメリットです。
しかし、掲載先を確認しづらいというデメリットも表裏一体に持ち合わせていますので、サービスのジャンルによってはイメージの低下に繋がるケースもあります。
また、アフィリエイト広告は、取引で発生した成果に応じて課金が発生する、成果報酬型の課金形態が一般的です。
「商品の購入」「会員登録」「相談・問い合わせ」など、成果地点と成果報酬費用を広告主が事前に設定し、その後、その件数に応じて費用が発生する形になります。
BtoC向けのビジネスや、対象エリア・対象年齢・カテゴリが限定的でない場合は、非常に合っていて効率の良い広告手法になりえます。
動画広告
動画広告とは、文字の通り動画を使った広告手法のことです。
動画広告はユーザーの印象に残りやすいという特長をもっているため、例としては商品やサービスの認知の拡大・ブランディングをするために、採用されるシーンも増えてきています。
また、動画広告には以下のような手法が存在しています。
インストリーム動画広告
動画広告と聞いて一番イメージしやすいのが、インストリーム動画広告ではないかと思います。
YouTubeなどの動画サイトで、選択した動画の間に配信される、大画面で表示される広告です。
音声が自動でONになっていて、ユーザーが選択した動画コンテンツの前に再生されるタイプの広告を「プレロール動画広告」、中盤に再生されるものを「ミッドロール広告」、視聴後に再生されるものを「ポストロール広告」と呼びます。
インストリーム広告の形式には、ユーザーが自ら動画広告をスキップすることができる広告と、スキップ不可な広告の2種類が用意されています。
インバナー（インディスプレイ）動画広告
従来のバナーの枠に配信されるタイプの動画広告です。
上記で記載したインストリーム広告と比較されることが多いと思いますが、インストリーム広告とは異なり、音声が基本オフになっていて、再生方法も自由に設定することが可能です。
また、インストリーム広告との違いとして、通常のバナー広告枠での配信となるので、リーチするターゲットという面ではインストリーム広告より魅力的かもしれません。事例としては、DSPなどを利用してのリーチも可能です。
インリード動画広告
ユーザーがページをスクロールして、動画広告が画面に表示されたタイミングで動画が自動で再生される広告です。
これは、スマートフォンを中心に利用されるケースが多い広告かと思います。
SNS広告
今ではすっかり定着したものとして、皆さんも、FacebookやtwitterなどのSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）があります。
SNSを日常的に利用しているユーザーは、年々着実に増加していて、企業のSNS広告の配信も必要性も増しています。
日々それらを使用していて、広告を目にすることは多いのではないでしょうか。
御存知の通り、SNSのフィード上にも広告を作成して出すことができます。
ここではメジャーなSNS広告として、以下の4つをご紹介していきます。
Facebookは、ユーザーが年齢や性別などのデータを自ら実名性での登録するシステムになっているため、ターゲティングの精度がとても高いです。
Facebook広告の最大の強みは、この信憑性の高いターゲティングが可能な点になります。
名前や性別、年齢や興味関心、学歴キャリアといった個人情報が明確になっているので、この性質を利用して、信憑性のあるターゲティングをすることが可能となります。
特定の属性を持つユーザーにのみ広告配信をしたい場合には、優秀な広告のひとつとなっています。
また、Facebookには見込み顧客を獲得するために有効なマーケティング手法の1つとして、広告以外にも無料で登録できるビジネスアカウント（Facebookページ）があります。
Facebookに比べると、アプローチできるユーザーの年齢層が若い層に限られてきます。
Twitter広告の最大の強みは、ターゲット設定の精度が高く豊富な点です。
ですが、ユーザーのつぶやきに合った広告を表示することができるので、他の広告ではターゲティングできないニッチなニーズを持ったユーザーへ先にアプローチすることも可能です。
ターゲット設定の代表的なものとして、利用しやすいターゲティングは、
- 特定アカウントのフォロワーへのターゲティング
- キーワードでのターゲティング
- 端末・性別・年齢などユーザー属性に基づいたターゲティング
があります。
自社のターゲットが明確であるのであれば、「ターゲット層はこのアカウントをフォローしているはず」ということを推測して、特定アカウントのフォロワーへのターゲティングを活用することができます。
また、特定のキーワードを発信した人に対して広告を表示することができるので、転職サイトの会社がキーワードターゲティングで出稿する場合、「仕事疲れた」「仕事辞めたい」といったキーワードを発信しているユーザーに向けて広告を表示することができます。
使用しているデバイス、使用言語、年齢といった細かな属性をもとに、ターゲティングをすることも可能です。
若者に非常に人気のあるSNS、Instagramのフィード上にも広告を出すことができます。
Instagram広告の最大の強みは、全画面でインパクトが強い広告を表示できることです。
画像や動画でトレンドに敏感な若者受けしやすい表現をすることができるので、アパレルなどのファッション・本・カフェなどの飲食の場合、親和性が高いといえます。
特に、Instagramのストーリーズでは、全画面に数秒の間、広告動画を表示することができるので、ユーザーの記憶に残りやすく、さらにクリックされやすいといった特徴があります。
Facebook同様、InstagramにもInstagramビジネスプロフィール(ビジネスアカウント)の機能があります。
日本国内でも2,900万人（2019年6月時点調べ）ものユーザーがダウンロードして利用しているので、売上に繋がることが期待できるマーケティング手法の1つです。
また、Instagram広告は、広告ではないかのように広告を表示させることに優れていて、特にECサイトだと、Instagram上に商品があるように見せることができるので、ユーザーに広告っぽさを感じさせずに商品をPRすることができます。
LINE
前世代でみても、利用率が85%以上といわれている、連絡アプリのLine。LINEでは、他のSNSにあるような、フィードへの広告掲載の他にも様々なプロモーションを行うことができます。
LINEの３つの機能としては、
- 「LINEビジネスコネクト」・・・ユーザーに直接メッセージを送ることができる
- 「プロモーションスタンプ」・・・スタンプの配信ができるようになる
- 「LINEポイント」・・・ポイントの配布ができる
など、このようにLINEはできることが豊富にあります。
TikTok広告
最近になって、若者を中心にTikTokがとても人気となっています。
TikTok広告の最大の特徴は、全画面でインパクトのある動画を表示することが出来るのですが、タイミングがアプリの起動時に表示できる点になります。
このアプリの起動時に全画面での訴求力はとても強く、拡散される見込みが高いです。
また、TikTokの主となる利用者は、消費行動が早いとされている24歳以下の若者が多く、TikTokは他のSNSに比較しても、1日の利用時間が長いという特徴があるため、広告の効果が得られやすいといえます。
インフルエンサーマーケティング
また、近年、SNSを活用したマーケティング手法としてインフルエンサーマーケティングを行う企業が増えてきました。
芸能人やインスタグラマーといった影響力を持っている人物が商品やサービスを紹介することで、消費者を購買に繋げる手法です。
自身がプロモーションしたい商品やサービスにしっかりとマッチしたインフルエンサーを利用することで、目標としている売上に大きく貢献することができます。
最も効果的なネット広告とは？
ここまでご紹介してきたように、web広告といっても数多くの種類があることが分かりました。
中には費用がかからないものもありますが、基本的にコストがかかります。
せっかく広告を配信するのであれば、効率よく、一番効果のあるものを実施したいですよね。
では、実際、どの広告が一番効果的なのでしょうか。
広告を行う２つの理由
広告を行う理由には２つあります。
- 自社サービスや商品を「認知」してもらうため
- 自社サービスや商品を「購入」してもらうため
どんなにいい商品やサービスを売りに出したとしても、認知されていなければ誰も購入にいたることはありません。
すでに会社の認知度が高い大手企業の場合は、広告を打たずとも一定数の購入者は現れますが、そうでない限りは、まずは認知度を高める必要があります。
その手段として広告を利用するのが、「認知してもらうための広告」と「購入してもらうための広告」です。
これはすでに認知度があり、一定数のファンを獲得している企業の場合に有効な広告です。
サービスを認知しているファンに対してダイレクトに広告を届けることができれば、購入してもらうことに繋がる可能性も高く、これも広告を行う理由の一つになります。
広告の目的が「認知」なのか、または「購入」なのかによって、最も効果的な広告は大きく変わります。
WEB広告を使うインターネットマーケティングの歴史と移り変わりを紹介！まとめ
今回は、過去20年以上にわたる日本のインターネットマーケティングの歴史の移り変わりについて詳しく紹介してきました。
インターネットマーケティングを利用する企業や店舗は、確実に増えてきています。
さらに、その作業を請け負う業者はもちろん、自分でおこなう企業や店舗なども増えているので、市場は拡大し続けています。
それに伴い、消費者のネット利用もとても伸びていて、常に変化し、それに付随してウェブマーケティングのやり方や大事なポイントも大きく変化しはじめてきています。
インターネットマーケティングの効果がどのくらいあるのかは、実際には蓋を開けてみないと分からないことではありますが、とても大きな可能性を秘めたものだといえます。
大事なのは、どのようにカスタマーインサイトの少ししか変わらない変化を把握していくかであり、客を正しく理解することができる会社こそがこの領域のマーケティングで生き残り、成功する企業になっている存在となっていくのがわかります。
その成功する可能性に期待をすることができるのであれば、インターネットマーケティングを実施する価値があります。
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