Facebook広告を運用する際に、必要になってくるのが「Facebookピクセルコード」になります。
Facebook広告の効果がどれくらい出ているかとか、広告からサイトへの流入、コンバージョンが正しく計測したい場合に、Facebookピクセルを設定していないと、広告の効果測定をすることができません。
このピクセルコードをLPなどの広告に関連するページに入れておかないと、広告の継続が出来なかったりするので、必須の設定になります。
そこで、Facebook・Instagram広告のピクセルコードの設定方法について解説していきます。
Facebook・Instagram広告のピクセルコードの設定方法
まず、Facebookのビジネスマネージャにログインした状態で、三本線のメニューアイコンの中から、「イベントマネージャ」を選択します。
そして、左側メニューから「データソース」をクリックします。
すると、「コンバージョンAPIを設定して結果の単価を下げましょう」という画面が表示されるので、画面右上にある項目をクリックして、「広告アカウントをもっと見る」をクリックします。
すると、選択肢がいくつか出てくるので、この中から、今回広告に使いたい「広告アカウント」を選択します。
該当の広告アカウントを選択したうえで、エクセルコードを発行していきます。
左側メニューの緑ボタンの「データソースをリンク」をクリックすると、
- ウェブ
- アプリ
- オフライン
- CRM
この中から、「ウェブ」を選択して、青ボタンの「リンクする」をクリックします。
次に、「ピクセルの名前」を入力していきます。
ピクセルの名前は、デフォルトで入っている場合もありますが、自分で自由に変更が可能となっています。
また、このピクセル名はユーザーからは見ることはできず、管理上の名前でどこにも出ることはないので、プロジェクトの名前であったり、商品の名前や会社の名前など、なんでも大丈夫です。
それぞれ管理のしやすい名前を付けたうえで、「ピクセルを作成」をクリックします。
すると、「パートナー連携をチェック」という画面が表示されますが、こちらは、「ウェブサイトがない」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。
すると、「ウェブイベントを設定」という画面が表示されるので、そこにある
- コンバージョンAPI
- Metaピクセル
とあるので、「Metaピクセル」を選択して、「リンクする」をクリックします。
すると、人によっては画面が違うかもしれませんが、「ピクセルを使用してウェブサイトアクティビティをリンク」という画面が表示されて、設置方法を聞かれるため、ここでは「コードを手動でインストール」を選択してクリックします。
Facebookピクセルを設置するには、下記のように2つの方法があります。
設置方法 | 特徴 | こんな方におすすめ |
手動で設置 | 自分でタグをWebサイトに設置をする | WebサイトのHTMLファイルを編集することができる |
Googleタグマネージャー | HTMLファイルに触ることなくタグ設置ができる | HTMLファイルを編集する権限がない |
自分のやりやすい方法で、Facebookピクセルを設置するようにしましょう。
そして、「イベントマネージャのオンボーディング」が表示されるので、「コードをコピー」をクリックします。
コードが表示されるのでコピーをして、ウェブサイトに貼り付けて埋め込むことで設置が完了となります。
上記画面でコードが表示されなかったという場合には、「イベントマネージャ」で「開く」を選択し、「コードの設定を続行する」をクリックすると正常に進むことができます。
ここまでで、設定は完了となります。
また、この後のコンバージョン計測用のタグを発行する際にも、このコードが必要になってくるので、メモ帳などを準備して、コードをコピペしておくとスムーズに作業をすることができます。
Facebookピクセルコードの設置方法
Googleタグマネージャというタグを使って、設定をしていきたいと思います。
Googleタグマネージャの設定してある状態で、「コードをコピー」して、Googleタグマネージャにログインをして、左側にある「タグ」をクリックします。
そして、「新規」からタグの設定をしていきます。
タグの設定の「タグタイプを選択して設定を開始…」をクリックすると、ポップアップが表示されるので、「カスタムHTML」を選択します。
そして、HTMLの項目に、先ほどコピーしたベースコートを貼り付けます。
ここで、設置する場所を間違えてしまうと、ピクセルが作動しないこともあるので、十分に気を付けて貼り付けをして下さい。
続いて、トリガーの設定をします。
トリガーを選択して、「All Pages」を選択して、「保存」をクリックします。
タグの名前は、「Facebook広告ピクセルコード」という名前に設定することをおすすめします。
最後に、右上の「公開」ボタンをクリックして、設定は完了になります。
画面に戻ってきたときは、まだ下書き保存状態なので、「公開」をクリックして、「コンテナバージョンの説明」の「続行」をクリックして、完全に公開になります。
次に、「イベントマネージャ」のページに戻り、右下にある「次へ」をクリックして進めると、設定は完了になります。
Facebookのピクセルコードの設定が完了して、広告での計測をすることができるようになるので、必ず設定をするようにしましょう。
Facebookピクセル埋め込み後の確認方法
設置が完了したら、ピクセルコードを発行して、正しく設置することができているかを確認するようにしましょう。
もし、設置方法が間違っていると正しく表示されないので、必ず確認を行うようにしましょう。
主な確認方法としては、2つありあます。
- 「イベントマネージャ」を使った方法
- 「Facebook Pixel Helper」を使った方法
を使います。
イベントマネージャを使った方法
正しくFacebookピクセルが設置することができているかを確認するには、下記の手順に進めていきます。
- イベントマネージャを開きます。
- 「データソース」を選択し、クリックします。
- データソースの管理画面内に作成済みのピクセルが表示されます。
- 確認したいピクセルを選択します。
- 画面右側の「テストイベント」をタブを開きます。
- ピクセルを設置したサイトのURLを入力します。
- 「ウェブサイトを開く」をクリックすると、テストが開始されます。
ウェブサイト上では特に操作をする必要はなく、広告マネージャーに戻ると、Pageviewなどのイベントを受信することができていると思います。
ピクセルが正しく設置できていれば、ここでイベントが読み込まれているはずなので、問題ありません。
拡張機能「Facebook Pixel Helper」を使った方法
Facebookが提供するChromeの拡張機能「Facebook Pixel Helper」を使うのも、Facebookピクセルの動作を確認するのに簡単な方法の1つです。
- Facebook Pixel HelperをChromeにインストールします。
- 「</>」をクリックします。
- 緑色のチェックボタンが付いているかを確認します。
緑色のチェックボタンが付いていたら、Facebookピクセルが正しく動作しているということになり、これで、確認作業は完了になります。
確認作業をした際に、ピクセルコードを正しく埋め込むことができておらず、再度コードを設置するためにコードを知りたいという方もいるかと思います。
そこで、再度コードを表示する方法としては、こちらもテストの際と同じように、
- イベントマネージャー内の「データソース」を開きます。
- コードを表示させたいピクセルを選択します。
- 概要タブから「イベントを追加」というボタンをクリックします。
- 新しいウェブサイトからを選択します。
- 「手動でピクセルコードをインストール」を選択します。
- 選択をすると画面が遷移し、コードが表示されます。
コードが表示されない場合は、左側のベースコードをインストールをクリックします。
Facebook・Instagram広告のピクセルコードの設定方法を解説のまとめ
Facebook・Instagram広告のピクセルコードの設定方法を解説ということでしたが、いかがでしたでしょうか。
Facebookピクセルを導入することは、Facebook広告の効果的に運用するためにも、有効な手段です。
また、設定することでより正確なCVを追うことができるように、Facebook広告のターゲティング設定をより詳細に行うためにも、必須なツールになります。
コピーをする範囲や貼り付けをする場所などについては、十分注意をして、トラブルを起こさないように気を付けて設定をするようにしましょう。
Facebook広告の利用を検討されている方は、ぜひピクセルコードを設定することをおすすめします。