ビジネスへの広告活用を検討する際、ウェブで広告を出したい！と思っている人はたくさんいるのではないでしょうか？
しかしその反面、ウェブ広告を始めるにあたって、「どの広告から始めればいいのか迷っている」「思っていたより結果が出ないな」…とそんな悩みをもっている方もたくさんいると言われています。
一口にウェブ広告と言っても、目的や業種によっても最適な媒体は異なり、この記事を見ているあなたは、「Facebook広告」と「リスティング広告」のどちらを利用するのが良いか、悩んでいるのではないでしょうか。
どちらの広告媒体にも一長一短、それぞれ特徴があります。
そこで今回は、ウェブ広告の代表ともいえる、リスティング広告とFacebook広告について、理解しやすく詳しくお話したいと思います。
これからウェブ広告を始めたいという初心者の方も、すでに始めているけど成果が出ず、他の広告を試してみたい運営会社の方に向けても、是非参考にしてみてくださいね。
Facebook広告とリスティング広告の違いとは？
限られた広告予算で最大限のマーケティング成果を生み出すには、各オンライン広告の特性を把握・理解することは重要といえます。
Facebook広告とリスティング広告の最大の違いは、「ターゲットとなるユーザーの欲求レベル」です。
ターゲットの欲求レベルとは、ある情報に対してどれだけ知りたいと思っているかの度合いのことで、たとえばリスティング広告の場合、ユーザーが自ら検索エンジンに打ち込んだ「キーワード」によって広告が掲出されます。
リスティング広告とは？
リスティング広告とは、Yahoo! やGoogleなどの検索エンジンにおいて、ユーザーがワード検索した時のキーワードに関係した広告になります。
「検索連動型広告」とも呼ばれ、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載されるテキスト型の広告で、インターネット広告を代表する広告手法とも言えます。
特定のワード検索をしたあとの検索結果のページの、一番最初に出てくる「広告」と書かれている部分がリスティング広告ですが、ユーザー自らが判断して選んでいるので、顧客の知りたい欲求レベルは当然高くなります。
Facebook広告とは？
一方で、Facebook広告とは、読んでそのまま、Facebook上に出てくる広告を指します。
しかし、基本的にはタイムラインに無造作に表示されるか、年齢や性別、住んでいる地域、趣味や関心といった登録されている属性情報に関連した広告が表示されます。
つまり、Facebook広告は検索をするという行動をしなくても、データをもとに自動的でてくる機能なので、情報に対する欲求レベルとしては低いものとなります。
また、Facebookの場合は、広告の種類がとても豊富です。
では、このFacebook広告とリスティング広告の２つの差について、詳しくみていきましょう。
リスティング広告とFacebook広告の使用目的の比較
Facebook広告とリスティング広告の大きな違いは、「ターゲットとなるユーザーの欲求レベル」にあります。
ターゲットの欲求レベルとは、ある情報に対してどれだけ知りたいと思っているかの度合いのことを示しています。
【使用目的の比較】
| 広告の使用目的 | リスティング | |
| 顕在層にリーチ | ◎ | 〇 |
| 潜在層にリーチ | △ | ◎ |
| 認知・ブランディング | △ | ◎ |
| BtoB | 〇 | △ |
| BtoC | 〇 | ◎ |
【ターゲティング方法】
| ターゲティング方法 | リスティング | |
| デモグラ（地域・年齢・性別） | △ | ◎ |
| デバイス | 〇 | 〇 |
| 曜日・時間帯 | 〇 | 〇 |
| 関心・興味 | ー | 〇 |
| カスタムーディエンス（リタゲ） | ー | ◎ |
| キーワード（検索・投稿） | ◎ | ー |
【課金方法】
| 課金方法 | リスティング | |
| クリック課金 | 〇 | 〇 |
| インプレッション課金 | ー | 〇 |
| 固定料金 | ー | ー |
リスティング広告とFacebook広告では、メディアの特性が違うので、メディアの特性が違えば、当然その運用方法も異なります。
リスティング広告とFacebook広告のそれぞれの特長を一覧にして、分かりやすく分析してみましょう。
リスティング広告とFacebook広告の特長
リスティング広告もFacebook広告も少額から試せる点、予算の設定が1日単位で調整できる点、すぐに始められる点、すぐにやめられる点、レポートデータの閲覧が出来る点など、ネット広告ならではの共通した利点があります。
それぞれの利点として、
| リスティング広告の特長 | Facebook広告の特長 |
|
|
リスティング広告の特徴とは
リスティング広告の特徴としては、どのようなことがあるのかというと、
- 購入モチベーションの高いユーザーに配信できる
- キーワード単位で広告の掲出コントロールが効く
- クリックされた時に広告費が課金
上記のようなことが挙げられます。
リスティング広告の場合は、「検索ワード」でユーザー情報を自動判別して出す広告になります。
ユーザーが自ら入力した「キーワード」によって広告が掲出されるので、特定のキーワードはユーザー自らが選んで打ち込んでいるということになります。
なので、ユーザーの知りたいとしている欲求レベルで言うと、当然ながら高くなることが分かります。
例えば、「服 ネットショッピング」と検索されたワードでは幅が広すぎますが、「子ども 服 男の子 ネットショッピング」となるとどうでしょうか？
「服のネットショッピングを探している人」から「男の子を持つ親が子供服をネットショッピングで探している」という具合に絞ることができますよね。
つまり、リスティング広告は、ユーザーの検索ワードが増えれば増えるだけ、確実なターゲットにリーチできるようになる広告システムなのです。
届けたいユーザーまで広告が届くかどうかは、ユーザー次第ということになるので、ユーザーが能動的であればあるほど、高い効果を得ることができます。
リスティング広告を使うのにおすすめの商品
リスティング広告はほとんど全ての商品で活用可能ですが、なんでもかんでも活用できるというわけではありません。
検索→即購入とはなりにくい高額商品などは、あまり向いていない可能性があります。
ちなみに、かかる費用としては、クリック課金での広告表示順はオークション制となっているため、料金が高ければ高いほど効果は高い広告となります。
しかし、広告が先頭にきたからと言ってそれが商品購入に繋がるかはまた別の問題です。
広告代をたくさん払ったからと言ってそれが成果になるわけではないので注意しましょう。
リスティング広告のメリットとデメリット
リスティング広告の具体的なメリット・デメリットを見ていきましょう。
リスティング広告のメリット
リスティング広告の具体的なメリットについて見ていきましょう。
リスティング広告のメリットとしては、
- キーワードを指定して、購買意欲の高い顧客に効率的に配信をすることができる
- 即効性がある（効果を確認できるまでが早い）
- 掲載内容の柔軟性
- リアルタイムで改善をすることができる
- 低予算から出稿をすることができる
- PDCAサイクルが回しやすい（分析・改善がしやすい）
これらのメリットがあります。
キーワードを指定して、購買意欲の高い顧客に効率的に配信をすることができる
リスティング広告は、配信するキーワードを自由に設定をすることができるので、狙っているキーワードを設定して商品を購入したいユーザーや問い合わせをしたいユーザーに対して、広告を配信することが出来ます。
他の広告においては、商品やサービスに対してあまり興味のないユーザーも含んで広告を配信することがありますが、リスティング広告は違います。
リスティング広告は、狙っているキーワード毎に入札価格を決めるのことになるので、「特定の商品を探しているユーザーが検索するキーワード」を指定することによって、ターゲット以外のキーワードには配信されません。
また、検索キーワードだけでなく、ユーザーの性別や利用しているデバイス、住んでいる地域などの条件も指定することが可能です。
なので、ユーザーに合わない条件を除外することによって、無駄な広告配信を抑えることができるので、費用対効果が高い広告といわれています。
即効性がある（効果を確認できるまでが早い）
リスティング広告は、広告配信の設定さえ行ってしまえば、早ければ即日にでも広告の配信が始まり、出稿をしたその日から効果を確認することができます。
他の施策においては、効果が出るまでに最低でも数ヵ月かかるものもあり、手間もかかり、さらに、どれだけ時間とお金をかけても上位掲載できる保証はありません。
しかし、リスティング広告は、入札金額やキーワードとの関連性次第では即日上位掲載が可能になり、即効性という点が大きな強みになります。
リスティング広告は、ユーザーの検索が発生する度にオークション制で掲載順位を決定しているので、掲載順位のコントロールも可能になり、実際の検索結果を見ながら適宜調整をするこも可能です。
また、短期間で成果を期待することができるだけではなく、リスティング広告を配信した結果は、全てデータ化されるので、分析による効果検証をすることができます。
配信結果がデータ化されることによって、集客先のWebサイトのアクセスデータと併せて分析をして、変更や改善を検討することができます。
そして、それを基にして次回の広告配信の際に、より効果的な配信をすることができます。
掲載内容の柔軟性
リスティング広告では、出稿するキーワードから対象とする年齢・性別、居住地域といったターゲティング設定をすることが可能で、それら設定した内容については、即時反映されていきます。
また、検索結果に掲載する広告文の内容には、複数のパターンを自由に組み合わせて設定をすることができるので、訴求のA/Bテストなどにも向いています。
リスティング広告は、あくまで広告になるので、クリック率という点でSEOと比較をすると低いという点はありますが、柔軟性が高いことから、即効性を発揮して上位掲載を実現します。
リアルタイムで改善をすることができる
他の広告媒体は、一度広告を出稿したら掲載期間や出稿開始日などの関係で、その後の運用についてなかなか融通が利きません。
しかし、リスティング広告は、広告管理画面で「効率よく成果を上げているのはどの広告なのか？」、「広告費はどのぐらい発生しているか？」、ユーザーが購入に至った件はどれくらいか？」など、常に最新の広告配信の状況を確認することができます。
そして、その場ですぐに広告文を変更したり、改善をすることができるので、効果が落ちてきているなと感じた場合などに便利です。
また、リスティング広告の配信の停止をしたい時なども、必要に応じて好きなタイミングですることが可能です。
低予算から出稿をすることができる
広告費と聞くと膨大な広告費がかかるイメージがあるかもしれませんが、リスティング広告は、出稿金額が決まっていません。
また、掲載するための固定費が発生することもなく、予算額を自由に数百円単位から設定をして始めることができます。
配信するキーワードを設定することによって、興味のあるユーザーに広告を配信することが可能になるので、少額でも成果が出やすい特徴があります。
また、リスティング広告は、広告がクリックされた時点で、その回数に応じて費用が発生する仕組みになっているので、広告がクリックされなければ費用は発生しません。
「広告を配信したいけどなかなか予算に余裕がない」という場合にも、リスティング広告であれば、まずは少額予算で試して、成果が出たら予算を増額するといったリスクを抑えて配信をすることが可能です。
また、配信時間や配信地域の設定をすることも可能なので、少ない予算であっても特定の曜日・時間帯・地域に対して広告を配信することで、効率的に予算配分・運用することが可能です。
PDCAサイクルが回しやすい（分析・改善がしやすい）
リスティング広告は、配信したその日から検索結果に広告が上位表示されるので、即時に効果を確認することができます。
また、需要のある時期に合わせて広告の配信を開始したり、シーズン外で閑散期である場合には広告を停止したり、まずが低予算から配信をするなど、柔軟性も持ち合わせているので、ユーザーが求めているであろうその時々のニーズに合わせた配信をすることが可能です。
さらに、配信した広告の結果はアカウントの管理画面にデータ化されて表示されるので、そのデータを基にして分析をすることができ、改善を行いさらなる効果を高めるための施策を考えることもできます。
リスティング広告のデメリット
次に、リスティング広告のデメリットについて見ていきましょう。
リスティング広告のデメリットとしては、
- 専門の知識が必要になる
- 予算が少なすぎると分析・改善が難しい
- 配信を停止したら、流入も止まる
- 避けられてしまった結果、ユーザーのクリック率が低くなってしまう
- 競合他社との競争が激しく、認知拡大には不向き
専門の知識が必要になる
リスティング広告は、管理画面においてキーワードや広告文の変更やデータの分析をすることが可能ですが、その反面、リスティング広告の知識や経験によっては広告の結果に大きな差がついてしまうこともあります。
データを分析してどのように改善をして活用していくのかがポイントになりますが、専門的な知識を持っていない場合は、リスティング広告を使っての成果拡大という点では難しくなります。
そこで、企業の中には、広告運用を代行会社に依頼をしているというところも少なくはないです。
広告を運用するには、データを分析して改善を行う専門的な広告運用スキルが求められるだけではなく、それらを行う手間がかかるかかるので、広告代行会社に依頼をするのも一つの手段としておすすめします。
予算が少なすぎると分析・改善が難しい
予算が少額であっても、広告を配信することができるリスティング広告は、競争が激しい業界でもあります。
広告費を投資することによって、すぐに集客をすることができますが、継続的に集客をするには、広告費に対して投資をし続ける必要があります。
入札によってクリック単価が決まるリスティング広告は、いわゆるオークション形式になるので、同じキーワードで広告を出稿する場合には、どうしても予算があるかないかで差が出てしまうことがあります。
売上に直結する「美味しい」というキーワードは、時間が経つにつれてどんどん競合が増え、広告費も共に高騰していく傾向にあります。
その結果、多く予算を持つ企業の方が有利になることがあります。
広告予算が大きい企業では、幅広い配信をしてテストマーケティングをすることができ、その結果、成果に繋がるようなキーワードを発見し、そのキーワードに多くの広告費を投資することによって他社競合より有利に集客をすることが可能になります。
このような企業が競合にいる場合には、リスティング広告での集客をするのは、難易度が高くなってしまいます。
配信を停止したら、流入も止まる
リスティング広告は、配信を止めてしまうことによってもちろん広告経由の流入も止まってしまい、今まで獲得していた件数も0件になってしまいます。
リスティング広告のみに絞って集客をしている場合、配信が停止してしまうと大変なことになってしまうので、それを回避するためにも、広告だけではなくSEOやコンテンツマーケティングなどのユーザーによる自然検索での流入も一緒にしているケースがほとんどです。
ユーザーの自然検索による流入は、どれだけクリックされても費用がかからないので、それなりのアクセスがあって、自然検索経由でコンバージョンも発生するようであれば、広告費を削減したり、停止をするといったことも出来ます。
ユーザーに避けられてしまうと集客が難しい
広告の存在自体を嫌うユーザーが増えてきている中、リスティング広告は、「広告」というような表記があるので、検索したユーザーに広告だと気づかれた場合、避けられる可能性があります。
Web広告が広く知られるようになったことで、リスティング広告の内容に関係なく、広告は不快、しつこい、うっとうしいと感じて広告を避けるユーザーも少なからず存在しています。
広告を避けるユーザーが一定数いる中、集客をするということはなかなか困難なことであります。
リスティング広告はニーズが顕在的になっているので、検索キーワードにマッチした広告の場合は、ユーザーにとってありがたいものになることもありますが、ほとんどならない場合が多いです。
認知拡大には向かない
リスティング広告は、顕在層の集客には強いメリットがありますが、関連キーワードで検索しないユーザーへの広告を配信することができないので、認知拡大には不向きな広告になります。
認知拡大をすることができるようなキーワードは、クリック単価が高くなるので、多くのユーザーに認知してもらうにはコストがかかりすぎてしまいます。
そもそも、ユーザーが検索行動を起こすのはどのような時かというと、何かを「買いたい」「欲しい」「解決したい」など、ユーザーの持っているニーズや悩みが顕在化している状態になります。
なので、まだユーザー自身のニーズや悩みが顕在化しておらず、検索行動を起こしそうになりユーザーに対しては、有効な手段として利用することは難しいです。
さらに、リスティング広告はテキストのみで訴求する広告になるので、視覚的なアプローチを必要とする商材であるファッションや化粧品、自動車などの場合は、ブランドイメージをより分かりやすく伝えたい場合などには、別の手法をおすすめします。
認知拡大が目的の場合には、ユーザーの興味関心や属性をもとにしたターゲティングを用いて配信をすることができるディスプレイ広告や動画広告、またはSEOなどの手法を使うことをおすすめします。
また、Web広告よりも不特定多数に幅広くアプローチをできる手法としては、テレビCMや新聞広告といったマスメディア広告の検討などもおすすめします。
Facebook広告の特徴とは
Facebook広告は管理をする際、管理画面で数値を見ながら調整・改善することができる人気の運用型広告です。
Facebook広告の特徴としては、
- 広告の種類が多い
- 課金方式がクリック課金、インプレッション課金など選べる
- イベント告知やクーポンの配布に有利
- アクセス増加、アプリインストール、動画再生回数などの数値目的達成に有利
- ターゲティングが細かく設定できる
- 他のユーザーとの繋がりを広告で活用できる
つまりFacebookの広告は検索行為という能動的な行動挟まず、自動的でてくるわけなので、情報に対する欲求レベルとしては低いものとなります。
これが大きな違いです。
Facebookの概要としては、今やだれもが知るSNSで、登録ユーザー数は全世界で26億を超え、日本国内で約2,600万人となっていて、ユーザー数はソーシャル・ネットワーキング・サービス（以下、SNS）の中で世界最大規模を誇ります。
また、無料で作成できるFacebookページは、種類が豊富で、基本的にはタイムラインに無造作に表示掲載される広告のことを指します。
Facebook上にユーザーの投稿が出てくるのと同時に、広告を出すことができるので、多くのユーザーの目に留まるようになるので、多くの企業でも活用されています。
そして、Facebook広告一番の特徴は、そのターゲティングの正確さです。
通常のターゲティングが２７％と言われるところ、Facebookのターゲティングは９７％とも言われています。
Facebookは実名登録のSNSで、年齢や性別、住んでいる地域、趣味や関心、なおかつその人の趣味まで把握しており、非常に詳細な個人情報を取り扱っています。
そういった登録されている属性情報に対して「こいつこういうのに興味がありそうだな」という感じで、その情報を基にターゲティングを行ってくれるので、希望するターゲット層を正確に入力さえしておけば、自分が思った通りの層に広告を届けてくれます。
細かなターゲット層入力ができるため、ライバル競合が少ないという点もFacebook広告のメリットとなっています。
しかし、あくまでも「興味があるだろうと予想される人」「企業側が届けたいと望む人」に届ける広告というスタンスのため、リスティング広告に比べて広告を見た人のモチベーションが低いというデメリットもあります。
Facebook広告の注意点
Facebook広告のクリエイティブを作成する際に広告運用者を悩ますのが、同じ広告フォーマットでも配置によって画像の大きさだったりテキストの長さだったり、クリエイティブの推奨値が異なることです。
また、Facebook広告では画像内のテキスト量が20％を超えると配信量が減ってしまいます。
事前にチェックをすることが可能な「画像テキストチェック」があるので、心配な方は確認を検討するようにしましょう。
Facebook広告を使うのにおすすめの商品
ＢｔｏＢの商品よりも、ＢｔｏＣの商品の方が相性はよいのではないかと言われています。
Facebook広告を利用することでFacebookをはじめ、Instagram（インスタグラム）やMessenger（メッセンジャー）、Audience Network（オーディエンスネットワーク）といった、とにかく多くの人に広告を届けることができるという特徴があります。
| 配信先 | 詳細 |
| 友達や家族とつながり、世界で何が起きているか発見したり、自分に関連することをシェアしたり表現することができるSNSです。 | |
| Messenger | Facebookで利用できる人々と連絡を取ることのできるメッセージアプリです。 |
| InstagramはFacebookが提供する写真や動画メインに投稿し共有できるアプリです。 | |
| Audience Network | Audience Networkとは、Facebook広告のプラットフォームを利用してFacebookが提携しているモバイルアプリや携帯サイト内での広告掲載を可能にする仕組みです。 |
とくにInstagramは、国内月間アクティブアカウント数が3,300万以上とFacebookを超える規模にまで成長しているので、それぞれ最適化できることもFacebook広告の大きな魅力の一つです。
また、Audience Network（オーディエンスネットワーク）というFacebook社が提供するアドネットワークを利用することで、FacebookやInstagramのユーザーデータをFacebook社のサービス外でも活用することもできます。
配信先はグノシーや東洋経済ONLINEなどのニュースメディアや食べログ・Rettyといった有名グルメサイトをはじめとした非常に大きなネットワークとなっています。
商品を売りたいというよりも、まずは、とにかく商品のことを知ってほしい！という人がFacebook広告を使用するのはとてもよいことだと思います。
Facebookユーザーは毎日のようにFacebookを開くので、１人の人に何度か広告を見てもらうことができるため、そこから興味を持ってもらえるかどうかはあなたが作る広告の出来次第というところもあります。
Facebook広告のメリット・デメリット
Facebook広告のメリット・デメリットについて、解説していきます。
ますは、メリットから見ていきましょう。
Facebook広告のメリット
まずは、Facebook広告のメリットについて見ていきましょう。
Facebook広告のメリットとしては、
- 低コストで広告の配信をすることが可能
- 多くのユーザーにアプローチをすることができる
- ターゲティング精度が高い
- 広告フォーマットが豊富
低コストで広告の配信をすることが可能
Facebook広告の出稿にかかる金額としては、100円から出稿をすることが可能で、コストをかけずに広告を出稿することが可能になります。
工夫をすることによって、コストをあまりかけずに広告を配信することができるので、広告主の予算が限られている場合や、限定的に配信を行いたい場合などに適しています。
また、コストを抑えて手軽にテストをすることができることから、いろんな仮説の結果を検証・分析をするためのプラットフォームとしての役割も果たすことができ、そのあとに本格的な配信を開始することも可能です。
初めてソーシャルメディア広告を試したいという場合には、数あるSNSの中でもFacebookはおすすめすることができるプラットフォームであるといえます。
多くのユーザーにアプローチできる
Facebookは、月間アクティブユーザー数が23億2000万人を誇る世界最大のSNSで、日本国内でも2,600万人のアクティブユーザーが使うソーシャルメディアとなっています。
さらに、日本国内のInstagramユーザー約3300万人に対しても広告を出稿することができることから、国内だけでも約6000万人に対してアプローチをすることができる広告だということがわかります。
Facebookは、裏アカウントのように一人で複数のアカウントを持つことは禁止されているので、登録してあるアクティブユーザーの数をそのままアプローチをすることができるユーザーの実数としてとらえることができます。
また、Facebook広告は、明確な欲しい商品やサービスがない「潜在層」や、明確に欲しい商品やサービスがある「顕在層」の両方に対してアプローチをすることが可能な広告になります。
このことから、Facebook広告のメリットのひとつとして、アプローチできるユーザー数が多いということが挙げられます。
ターゲティング精度が高い
Facebook広告を他SNSと比較した場合に、一番といってもいいほどのメリットとして、ターゲティング精度の高さが挙げられます。
実名登録のSNSであるFacebookは、ユーザー属性が明確であるのが特徴で、実名登録を活かした精度の高いターゲティングをすることができ、的確な相手に配信をすることができます。
ターゲティングには、以下のような項目があります。
- 地域：市町村や指定した場所から半径○Kmといった設定が可能
- 年齢：13〜65歳まで1歳単位で設定
- 性別：「男性」「女性」「両方」のいずれかで設定
- 言語：日本語、英語など
- 利用者層：学歴、職歴、子どもの年齢、ライフイベントなど
- 興味・関心：アウトドア、スポーツ、テクノロジー、買い物など
このような、登録されたユーザー情報やWeb上の行動履歴などから、アプローチしたい層を絞って、広告を表示して、ターゲティングをすることが可能です。
たとえば、「鹿児島県に在住の３０代女性で、趣味・関心はスポーツ｣などといったように、ターゲティング精度の高い配信を実現することができます。
また、自社の顧客リストを使用したカスタムオーディエンス機能や、類似オーディエンス機能などもあるので、より自社のターゲット層に合わせたユーザーにリーチをすることが可能になります。
広告フォーマットが豊富
ブランドの認知拡大や各購買ステップ、比較検討など広告主の広告を配信する目的によって、配信することができる広告フォーマットが豊富にあることです。
広告フォーマットの中から最適な広告を選択し、さらに、画像や動画の使い分けをすることによって、より効果的に広告を配信することが可能になります。
- 写真広告
- 動画広告
- スライドショー広告
- カルーセル広告
- キャンバス広告
- コレクション広告
- ダイナミック広告
- リード獲得広告
- クーポン広告
- イベント広告
手軽に広告を出稿したいという場合には写真広告、ストーリー性を強めたい場合であれば動画広告、商品画像を並べてWebサイトに誘導をしたい場合にはカタログ、といったようにフォーマットを変えてみましょう。
自社の商品やサービスをアピールするのにぴったりなフォーマットを見つけて、広告を配信をしていきましょう。
Facebook広告のデメリット
次に、Facebook広告のデメリットについて見ていきましょう。
Facebook広告のデメリットとしては、
- Facebookユーザーにしかリーチをすることができない
- 仕様変更が多い
Facebookユーザーにしかリーチをすることができない
Facebook広告は、Facebook内に表示されるに広告になります。
なので、Facebookに登録しているユーザー以外には、リーチをすることはできません。
例えば、Google広告などと比べた場合、ターゲットは限定されてしまいます。
また、Facebookのユーザー層は、年齢40代以降のユーザーが過半数を超えていることもあり、若年層をターゲットにしているビジネスである場合には、他のSNS広告のほうが適している可能性があります。
扱っている商品やサービスがどの年代層にマッチをするのか、その媒体で見ているのかなどによって、使い分ける必要があります。
仕様変更が多い
Facebook広告は仕様変更が頻繁におこなわれるので、その度に新たな仕様に合わせて画像配置や設定を変えて広告を出稿するなど、柔軟に対応していく必要があります。
広告は、注目されなければスルーされてしまうので、ユーザーに広告の内容を理解してもらうためには、まずは目を引くようなデザインであることが重要になります。
その上で、ユーザーが必要としている情報があったり、今抱えている悩みを解決してくれるような商品やサービスが目に入ったら、そこでユーザーはクリックをします。
目的もなく何となく日常的に見られている媒体は、スクロールをする速さも速くなってきています。
なので、まずはユーザーの手を止める必要があるので、ユーザーの目を引くようなデザインと訴求力の高い文章で、ユーザーのアクションを誘導しましょう。
また、操作画面のレイアウトなどが変わることもあり、ソーシャルメディアの広告運用に慣れていない方にとっては負担に感じてしまうことがあるかもしれません。
Facebook広告とリスティング広告はどういった商材で媒体を使い分けていくか
これまで見てきましたように、リスティング広告とFacebookを使った集客とでは、リーチできるユーザーのモチベーションが異なることが分かりました。
これらの媒体を使い分け、上手に広告を運用していくために以下のポイント押さえておきましょう。
Facebook広告でBtoCサービスでの認知度アップ
Facebook広告は、「そのうち客」についてはFacebook広告の方がリードしているので、ある商品やサービスを提供する際に、それ自体を認知してもらう際にとても役に立ちます。
それに追加するようにターゲティングを細かく設定することができるので、特定の年代や趣味を持つ人たちをターゲットに、集中して人気の広告を掲出していくとさらに効率が高くなります。
また、必要に応じて動画広告も利用でき簡単に作れますので、認知段階のユーザーに印象深いプロモーションでアクションをすることができます。
リスティング広告で購入目的のあるユーザーゲット
購入目的のあるユーザーを効果に誘導するのには、Facebook広告よりリスティング広告の方がうってつけです。
リスティング広告を使うことで、ライバルの動向を見てキーワードを調整したり、自社の営業時間や、ニーズなどを考慮して、広告を配信する時間なども調整しましょう。
そうすることによって、効率的にコンバージョンを獲得することが出来ます。
Facebook広告とリスティング広告の違いとは？特徴とおすすめの使い方を詳しく解説！まとめ
Facebook広告とリスティング広告は、同じようなウェブ広告ですが、大きく違うことがおわかりいただけたでしょうか？
最新のSNSは、通勤途中やカフェの順番待ち時間、テレビを見ながらなどスキマ時間に細切れに利用されている傾向があり、気に入ったブランドなどがあれば簡単に「いいね！」を押して評価をすることが出来、一日に何度もサービスが利用されます。
そのため、一般的な購買の過程のあらゆる高いタイミングでユーザーにアプローチをすることができます。
「もうリスティング広告はやり尽くした」「リスティング広告の競合が激しくて年々、クリック単価が上昇して費用対効果が合わなくなっている」「自社の見込み客にはFacebook、Instagramaのユーザーが多い」というあなたは今、Facebook広告にチャレンジするチャンスです！
どちらがいい、ということはなく、どちらもいいというのが正解です。
もし余裕があるならば、今すぐどちらもやってみると大きな広告効果の期待を得られるでしょう。
２つとも行うと広告費が大きくなりすぎてしまう、という場合には、自分の商品はどちらの広告に向いているのかよく相談して考えて、メインのサイトに載せていくようにしましょう。
なぜ、CPA：¥6,286円 → ¥396に改善できたのか？ 『メール・LINE登録CPAを下げるためのFacebook・Instagram広告の必須設定チェックリスト＆マニュアル15選』はもう受け取りましたか？ ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で実際に使っているMeta広告の必須設定をまとめました。 実際、これを使って、 CPA：¥6,286円 → ¥396 という改善を実現しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |
