Facebook広告を運用していくにおいて、コンバージョン率は切っても切り離せない存在ですよね。
Facebook広告のコンバージョン率は、実は広告運用において一番大事な指標となる要素なんです!
自身の作成したFacebook広告での運用が、効果を発揮しているのか、成功しているかどうかを確かめるためにもとても重要となります。
しかし、自分が得ているFacebook広告のコンバージョン率は、いったい平均より良いのか悪いのかどうなっているのか気になりますよね。
そこで、今回この記事では、Facebook広告のコンバージョン率の平均はどれくらいなのか、目指すべき指標の見つけ方についても詳細に解説していきたいと思います。
Facebook広告のコンバージョン率とは?
まず、Facebook広告のコンバージョン率とはいったい何なのでしょうか。
Facebook広告のコンバージョン率とは、CVRと略されることが多いですね。
CVRというのは、コンバージョン率のことで、「成果達成率」を表しています。
コンバージョン率は、Webサイトにアクセスしてくれたユーザーのうち、コンバージョンに至った割合のことです。
コンバージョンとはさまざまな意味があり、簡単に言うと商品の購入や資料の請求など、何かしらのアクションのことであると認識しておきましょう。
せっかくユーザーがサイトに来てくれても、何もアクションを起こしてくれなければ意味がありませんよね。
サイトに訪問してもそのまま離脱してしまうのは勿体ないので、Facebook広告のコンバージョン率はとても重視すべきポイントとなるのです。
これが、Facebook広告のコンバージョン率を重視すべき理由です。
CVRは、「Conversion Rate(コンバージョンレート)」の略で「CV率」とも言われます。
Webサイトの成果=コンバージョン(商品の購入や申込み)を達成した割合を表す指標となります。
Facebook広告のコンバージョン率の計算方法は?
Facebook広告のコンバージョン率は、どのようにして計算するのでしょうか?
Facebook広告のコンバージョン率の計算方法は以下の通りです。
「Facebook広告のコンバージョン率」=「コンバージョン数」÷「Webサイトの訪問数」×100
上記のように、コンバージョンに至ったユーザー数を、訪問したすべてのユーザー数で割るということですね。
単純な計算式ですが、コンバージョンは、商品購入や資料請求など、自社の利益に繋がるユーザーのアクションのことです。
Facebook広告のコンバージョン率は、大事な指標になるので覚えておきましょう。
事例としては、Webサイトの訪問者数が1,000人いたとして、コンバージョンに達したユーザーというのが20人だとすると、コンバージョン率は2%になるということになります。
Facebook広告のコンバージョン率の平均は?
では、Facebook広告のコンバージョン率の平均を見ていきましょう。
ただ、Webサイトの属性によってFacebook広告のコンバージョン率はガラッと変わってきます。
実際、リーチできる母数に違いがあるので、ざっくりと業界ごとに大体の平均を示していきます。
業種別のFacebook広告のコンバージョン率の平均は、下記のようになります。
- コンサル:10%
- メディア:10%
- 教育:8%
- クラウド:7%
- ハードウェア:5%
- 製造業:4%
- 旅行業:4%
- EC小売り:3%
- 非営利団体:2%
このようになっています。
それぞれ業種によっては、Facebook広告のコンバージョン率の平均がガラッと大きく変わってきますが、自身につながりのある業界についての平均が確認できますね。
しかし、Facebook広告の平均のコンバージョン率は全体的にみるとに1~2%となっていて、3%だとやや高い数値であると評価されます。
Facebookは、ダウンロードして使用しているユーザーの年齢や性別、居住地や職業、趣味など情報を豊富に持ち備えています。
なので、ユーザーのニーズに最大にマッチする広告を表示させることが出来るので、CVRを高めるのに適しているとも言えます。
活用の仕方によっては、最もCVRを上げやすい期待のツールとも考えられるでしょう。
自分が、Facebook広告のコンバージョン率の平均と、どれだけ離れているのかを確認しておきましょう。
Facebook広告のコンバージョン率の平均値を知るメリット
コンバージョン率の平均をしっかり知ることに、どんなメリットがあるのでしょうか?
ビジネスでは、「最初はしっかりと計測していたけど、高くならないし、低いままで見るのも嫌になってしまった…」という事がありがちだと思います。
その数値が本当に低いのかどうかというのは、業界平均と比較することで初めて判断することが出来ると言えるでしょう。
実は、Facebook広告の総アカウントの約1/4のコンバージョン率は1%未満であるというデータが出ています。
仮に、今コンバージョン率が1%未満であっても、低すぎてみるのも嫌になってしまうというのは得策ではありません。
コンバージョン率が低くても、そのまま放置してしまっていては、その1/4から抜け出すことも出来ないからです。
Facebook広告のコンバージョン率の平均の層を知ることによって、自社サイトが最適化されているかを推測しやすくすることが可能です。
コンバージョン率というのは、自社のウェブサイトがどれだけ最適化されているかどうかの目安となるものです。
コンバージョン率の高いサイトというのは、
- 自社の商品やサービスに合ったユーザーを集められている
- ユーザーのニーズに合うメッセージを発信している
- コンバージョン率は、顧客が商品やサービスを知り、最終的に購買に繋がるまでの「行動」、「思考」「感情」のプロセスに沿った設計が出来ている。
上記のこの3つが出来ているということになります。
業界によってもコンバージョン率に差が出てきます。
できるだけ同業業者のコンバージョン率を徹底して追うようにしていくといいでしょう。
Facebook広告のコンバージョン率が低くなる原因は?
では、Facebook広告のコンバージョン率の平均を見て平均より上ではなく低かった方は、どういった原因があるのでしょうか。
基本的には平均より高くなるはずですが、Facebook広告のコンバージョン率が低い場合は様々な原因が考えられます。
考えられる原因を見ていきましょう。
ユーザー目線になっていない
サイトを制作する際に大切にすべきことは、ユーザー目線であるかどうかということです。
せっかく数多くあるサイトの中から選んで訪問してくれたのに、概要が見にくかったり、サイトが適切でなく怪しかったり、パッと見たときに自分の欲しかった情報がなかったりすると、ユーザーは不快に思って簡単にサイトを離れて行ってしまいます。
特に、他に競合が多いジャンルや商材などでは、独自の魅力というのがなかなかユーザーに伝えられないということが起こります。
目を引くだけを意識したサイトでは、商品は見つかったけど、購入方法が良く分からない、ウェブサイトから直接購入ができないので、別のサイトを開きなおさなければならないといった買いづらさがあったりすると、読むのをやめてしまう可能性があります。
コンバージョン率を上げるためには、常にサイトのCVをチェックして、サイトの見やすさや使いやすさを意識して作るようにしましょう。
ターゲティングができていない
次に重要なポイントは、ターゲティング、ペルソナ設定です。
Facebook広告を運用するにおいて、ターゲティングを行うことは欠かせません。
ターゲティングをしていないと、いったい誰に向けて広告を運用しているのかが分かりません。
例えば、広告には「男性向けの除毛剤」と書かれていて興味を持った男性が、リンク先のサイトに富んでみると、女性ばかり紹介されているなんてことも珍しくありません。
その状態だと、全くFacebook広告のコンバージョン率が上がりません。
ペルソナ・ターゲット設定を明確化し、それに合わせたキーワードで広告を設計し、さらにそのウェブサイトを用意する必要があります。
それをしないと、せっかくユーザーを集められても、コンバージョン地点に至らず、予算の無駄遣いになってしまいます。
しっかりとターゲティングをして最適化をしてから広告を配信し、集まったユーザーを確実に購入ページへ誘導することが、コンバージョン率を上げるポイントとなります。
変化に柔軟でない
Facebook広告のコンバージョン率が低い理由のひとつに、「市場の変化に柔軟でないこと」が挙げられます。
これは、Facebook広告以外でもいえることですが、変化に柔軟になることが重要です。
環境や市場の変化、季節によっても需要が増減する原因となります。
季節やトレンドに逆行して、全く違う商品を販売していたりしている場合はFacebook広告のコンバージョン率がガクンと下がります。
例えば、除毛クリームは冬にはコンバージョン率は下がりますし、冬に夏向けのファッション用品などの広告を配信していても、結果は望めません。
Facebook広告のコンバージョン施策は、短いタームで見直す必要があります。
一過性の流行商品や、終了したイベントなどがCVRの対象になっていないか、定期的に確認するようにしましょう。
Facebook広告のコンバージョン率を上昇させるには?
Facebook広告のコンバージョン率が低くなることは、仕方がないと思います。
では、Facebook広告のコンバージョン率を改善するためにはどんな施策を取る必要があるのでしょうか?
考えられる施策を見ていきましょう。
サイトのトップページを見直す
自社サイトトップページというのは、サイトを訪れたユーザーが真っ先に目にするところですよね。
ウェブサイトのトップページに、ユーザーが知りたい情報がしっかり載っていると、ユーザーは安心してサイト内を回ってくれます。
トップページにこうした情報が不十分だと、すぐにサイトを離れてしまうということになりますので、まずはウェブサイトのトップページを見直してみましょう。
ユーザー目線に立ってサイトを見直す
Facebook広告のコンバージョン率をアップさせるためには、ユーザー目線に立つということが重要です。
ユーザー目線になってみて、サイトを見てください。
意外と見にくかったり言い回しが余計だったりと、改善すべきところが見えてくるはずです。
第三者に見せてみて、評価を得るというのもいい方法かもしれません。
サイドカラムやフッターを変更
意外とサイドカラムを重視していない人が多いんですが、サイドカラムは結構重要です。
サイト内でどこからでもクリックできるものなので、このコンテンツは充実させるべきなんですね。
多くの企業がコンバージョンに繋がる導線を設置するようにしています。
ダウンロードアイコンを追加したり、お買い物かごを追加するなど、自分なりの工夫を加えてみましょう。
サイドカラムにホワイトペーパーのダウンロードアイコンを追加したり、グローバルナビゲーションに「お買い物かご」を設置するなど工夫してみましょう。
入力作業を軽減
会員登録をする際に、入力する内容が多すぎるとユーザーは面倒になって離れていってしまいます。
ですから、なるべくこういった入力作業は減らすべきなんです。
最低限の情報だけで大丈夫なように、サイトを変更したりリスト化して、入力すべき情報を減らしていきましょう。
近年は、チャットボットをフォームに組み込むと、入力の手間が省けると注目を集めています。
コンバージョンのハードルを下げる
コンバージョンの対象行動の設定を見直しましょう。
例えば、いきなり「購入」は難しいですが、「無料で資料請求」ならハードルがかなり下がりますよね。
コンバージョンを資料請求や無料見積もりなどに変更すると、コンバージョン率が改善することがあります。
それをきっかけに、商品購入に繋がることもあります。
Facebook広告のコンバージョン率を高くするメリット
Facebook広告のコンバージョン率を上げることにデメリットはないのですが、どういったメリットがあるのかが具体的にイメージできるといいですよね。
こういった施策を取ってあげた、Facebook広告のコンバージョン率から得られるメリットを見ていきましょう。
売上が増加する
まずは、Facebook広告のコンバージョン率が上がれば、それだけアクションを起こしてくれているということです。
一概には言えませんが、売り上げが増加する一つの要因になっています。
データ収集になる
Facebook広告のコンバージョン率が上がれば、その分サイトに登録してくれた人が多いということです。
つまりは、顧客データを収集できているということになります。
ここから営業をしたりなどができるようになるので、メリットといえますね。
広告評価が上がる
Facebook広告のコンバージョン率が上がれば、有益な広告とみなされるので広告の評価が上がります。
そうすると、次の広告を打つ時も評価がある程度たまった状態で打てるので圧倒的有利です。
Facebook広告のコンバージョン率の平均はどれくらい?目指すべき指標の見つけ方は?まとめ
Facebook広告のコンバージョン率の平均と、あなたのFacebook広告のコンバージョン率を比べて見てどうでしたか?
コンバージョン率は、ウェブサイトを訪問したユーザーがコンバージョンに至った割合のことです。
コンバージョン率はウェブマーケティングにおいて、とても重要な指標であると言えます。
コンバージョン率は、広告の目的によっても変わるので一概には言えません。
コンバージョン率を高くするためは、日々改善をすることが一番の方法であると言えるでしょう。
より多くのコンバージョンを獲得するために、色々と改善しながらFacebook広告を運用していくといいですね。
もちろん、すでにコンバージョン率が高かったとしても、さらに高みを目指して頑張りましょう!
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