Google広告を出稿したら、見るべきポイントとしては「いくらお金をかけて、いくつ成約できたか」ですね。
ここが、やはり一番重要な指標になってくるかと思います。
しかし、その中の「いくつ成約できたか」といったところは、Google広告の設定だけでは計測することはできません。
成約の数値は「コンバージョン」と呼ばれており、コンバージョンの計測にはGoogle広告のコンバージョンIDとラベルを使った設定が必要になります!
「コンバージョン」を理解しておけば、「とりあえずホームページをリニューアルしたけど、何をしたらいいのか分からない」「ホームページの運営方針がいまいちで不安だ」、そんなときに役立ちます。
そこで今回は、Google広告におけるコンバージョン設定をするために必要となるコンバージョンIDとラベルの確認方法を紹介していきます!
また、使い方や使う理由についても補足として詳しくお話ししていきますね。
そもそも、コンバージョンとは?
そもそも「コンバージョン(Conversion)」とは、どういう意味なのかご存じでしょうか?
コンバージョン(Conversion)を直訳すると、「変換」「転換」「転化」といった意味の英単語になりますが、マーケティングの分野では、ウェブサイトにおける訪問アクセスから見込み客への変換のことで「CV」と略されます。
簡潔に説明をすると、サイトの構造やサービスの内容などによって、設定できるコンバージョンも異なるのが特徴で、サイト運営におけるゴール地点のことを指します。
そして、サイトの内容や目的によってコンバージョンは異なりますが、設定したコンバージョンを最大化することが、マーケティングにおいてのミッションとも言えるでしょう。
Google広告でのコンバージョンとは、ユーザーが広告をクリックした後、またはディスプレイネットワーク広告を表示した後に、商品の購入、モバイルアプリのインストール、メーリングリストへの登録などの特定のアクションを実行することです。
ECサイトの場合は、会員登録や買い物かごへの追加、決済をコンバージョンにすることが多いです。
サロンなど実店舗への集客目的のホームページの場合は、基本的に電話、お問合せ、資料請求関連などがコンバージョンとして設定して利用することが多いです。
そのページで具体的なアクションを取りにくい場合には、サイトで検索をした滞在時間などやページビュー数を目標にするのも可能です。
コンバージョンカウント方法については、以下2つの方法があります。
- すべてのコンバージョン = 広告クリックが1回で商品購入が2回行った場合、CVは2となる
- ユニークコンバージョン = 広告クリックが1回で商品購入が2回でもCVは1回
上記のようなカウント方法は、任意にて設定を実施します。
複数のコンバージョンが発生する場合には、「すべてのコンバージョン」を選択するようにしましょう。
1ユーザーにつき1回のコンバージョンとなる会員登録のような場合には、「ユニークコンバージョン」が適しています。
Google広告の平均コンバージョン率(CVR)
Google広告のすべての業界での平均コンバージョン率は、リスティング広告でで3.75%、ディスプレイ広告で0.77%となっています。
業種別のCVRは下記の通りとなっています。
業界 | 平均CVR(検索) | 平均CVR(GDN) |
医療・福祉 | 1.96% | 1.00% |
自動車 | 6.03% | 1.19% |
BtoB | 3.04% | 0.80% |
消費者サービス | 6.64% | 0.98% |
デート&パーソナルズ | 9.64% | 3.34% |
Eコマース | 2.81% | 0.59% |
教育 | 3.39% | 0.50% |
雇用サービス | 5.13% | 1.57% |
金融と保険 | 5.10% | 1.19% |
健康と医療 | 3.36% | 0.82% |
家庭用品 | 2.70% | 0.43% |
産業サービス | 3.37% | 0.94% |
法的 | 6.98% | 1.84% |
不動産 | 2.47% | 0.80% |
技術 | 2.92% | 0.86% |
旅行&ホスピタリティ | 3.55% | 0.51% |
上記にまとめた表のように、ディスプレイ広告よりもリスティング広告の方が、CVRが圧倒的に高いことが分かります。
これは、リスティング広告のほうが購買意欲の高いユーザーに対してアプローチをすることができるためだと考えられます。
コンバージョン設定の目的
広告のコンバージョンを設定することで、費用対効果をよりはっきりと把握することができるようになります。
商品やサービスの購入
顧客の「◯◯したい」「〇〇してほしい」といった様々な要求にこたえるサービス業や、小売業の場合、ホームページを介して訪問者に商品やサービスを購入してもらうのが最終目標になります。
小売業には、衣料品を扱うアパレル店、医薬品や化粧品を中心にそろえるドラッグストア、電化製品などを取り扱う家電量販店などがあります。
そして、代表的な例としてあるのが、ECサイト(ネットショップ)で、ホームページからの直接的な売上げ=コンバージョンになります。
ECサイトとは?
ECサイト(electronic commerce)とは、頭文字から来ていて、日本語に訳すと「電子商取引」になります。
インターネット上に開設した、商品を販売するウェブサイトのことを指します。
利用するユーザーは、インターネットに接続されたパソコンやスマートフォン、タブレットなどでECサイトにアクセスをして、欲しい商品をカートに入れて注文をすることで購入をすることができます。
ECサイトをビジネス展開していくためには、
- オムニチャネル型ECサイト
- ショッピングモール型ECサイト
- 越境グローバルECサイト
上記のようなサイトがあります。
「オムニチャネル型ECサイト」は、顧客とのあらゆる接点と連携し有効活用する、ことができます。
また、「ショッピングモール型ECサイト」は、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングのように複数店舗が出店するサイトで、「越境グローバルECサイト」は、海外に目を向けて自社製品を世界中のユーザーに届けるなど、ECサイトをうまく活用することでさまざまなビジネスに役立てることができます。
ECサイトを立ち上げない場合でも、店舗への来店につなげるなど間接的な売上げへの貢献が狙えます。
お問い合わせ・ご相談
- 商材が高額でホームページからの衝動買いが見込めない
- 顧客直接対面してのコミュニケーションが不可欠
- 顧客が商品の購入を決定するまでの検討期間が長い
以上のような条件に当てはまる業種の場合には、ホームページから直接的に売上げを確定させることは不可能になります。
例えば、建築・土木業や不動産業などがその典型例となります。
また、製造業などのBtoB(Business to Business) 企業が企業へのビジネス主体の業種も同じです。
BtoBの場合、一般ユーザーが直接それを購入することはありませんが、製品やサービスの裏側でなくてはならない存在になっているケースが多く、自動車の部品やパソコンのCPU、企業サイトの構築サービス、製品パッケージなど、さまざまな製品やサービスがBtoBの取引形態に支えられています。
これらの業種の場合は、お問い合わせや相談の申込みによる商談の獲得がホームページのコンバージョンになります。
例としては、サロンへの集客目的の広告で、お客様一人当たりの来店にいくらコストがかかったのかを正確に分析して知ることができます。
それぞれのキャンペーン、キーワードがどれぐらいのコンバージョンを起こしたのかということも分かるので、それぞれ広告の改善・向上施策に向けて活用をすることができます。
広告施策の効果を正しく測定できるためには、はじめにサイトのコンバージョンが何になるかを定めておきましょう。
どのサイトでも、複数の種類のコンバージョンを取得することができるので、導入する前に仕組みについて理解をしておきましょう。
コンバージョンタグとは?
コンバージョンタグとは、配信した広告がどれくらい成果につながったかを測定するタグのことです。
Google広告を始めたばかりの時に、つまづきやすいのがこのコンバージョンタグの設定で、「効果測定のためにコンバージョンタグを設置したいけど、設置方法が分からない!」という方も多いのではないでしょうか?
コンバージョンタグは、広告効果の分析が可能になるため、Web広告の運用において必須となる重要なタグです。
コンバージョンタグを設置することによって、コンバージョンを測定出来るようになります。
購入完了ページや登録完了ページといった「コンバージョン完了ページ(サンクスページ)」にコンバージョンタグを設置することで、広告を経由してWebサイトにやってきたユーザーを判別します。
そして、ユーザーがコンバージョンタグの設置されたページに到達すると、「広告の効果による成果」だとコンバージョンタグが認識しカウントしてくれます。
つまりは、コンバージョンタグは、広告効果の測定をするために設置する「仕掛け」です。
コンバージョンタグの名称
コンバージョンを計測するためには、以下の2種類のタグが必要になります。
- グローバルサイトタグ
- イベントスニペット
上記のそれぞれに、どんな役割があるのかを解説します。
グローバルサイトタグ
コンバージョントラッキングにまず必要なのが、グローバルサイトタグ(gtag.js)になります。
グローバルサイトタグは、Google広告やGoogleアナリティクスのタグをまとめたものになります。
このグローバルサイトタグを設置することによって、以下のような設置したページの情報を保存することができます。
- サイトに訪れたユーザーの情報
- ユーザーがクリックした広告の情報
上記のようにな情報を保存したい場合に、効果を計測したいウェブサイトのすべてのページにグローバルサイトタグを設置する必要があります。
グローバルサイトタグを利用することによって、追跡するユーザーの具体的な行動を指定したり、コンバージョンのカウントについて細かい設定を加えたりすることによって、コンバージョンの計測の精度も向上します。
イベントスニペット
次に、コンバージョン計測に必要になるものとして、イベントスニペットというタグがあります。
イベントスニペットは、コンバージョンイベントごと発行されるオリジナルのタグで、グローバルサイトタグと連携して、コンバージョンとしてカウントすべきアクションをトラッキングするためのタグとなります。
個別にIDが付与されているため、コンバージョンリストを設定する際にURLによる識別は不要となります。
単独での使用をすることができないので、コンバージョンを計測したい場合は、グローバルサイトタグとイベントスニペットを組み合わせる必要があります。
サンキューページや購入ボタンなど、コンバージョンを計測したい部分にイベントスニペットを設置し、設置をした後は、グローバルサイトタグと連携をして、コンバージョンを計測します。
コンバージョンの例として、
- サンキューページの表示(商品購入や申込の後に表示される「ありがとうございました」ページ)
- クリック(商品の購入ボタンなど)
があげられます。
これらが実行された時に、イベントスニペットを設置しておくことでコンバージョンとしてカウントされます。
コンバージョンタグの計測の仕組み
ここでは、コンバージョンの計測について、どのように計測をされるのかを解説していきます。
まず、グローバルサイトタグによって、ユーザーが検索してサイトにアクセスをしてきたタイミングで情報を収集します。
収集する情報は、
- サイトに訪れたユーザーの情報
- ユーザーを誘導した広告のクリックに関する情報
その後、ユーザーが商品購入や申し込みなどコンバージョンアクションを起こしたタイミングで、設定していたイベントスニペットが動作して、コンバージョンが発生したことをGoogle広告アカウントに知らせます。
上記のような流れによって、コンバージョンタグが動作します。
そして、コンバージョンタグが動作することにより、
- いつ
- どのような属性のユーザーが
- どの広告経由で
上記のように、コンバージョンしたのかをGoolge広告アカウントで計測できるようになります。
Googleがどのようなユーザー情報を収集しているかについては、Googleプライバシーポリシーから確認をすることができます。
収集しているユーザー情報についてですが、思っているより幅広く多くの情報を収集しています。
Google広告のコンバージョンIDとラベル使う理由とは?
Google広告を始めたばかりの時に、まずと言っていいほどつまづきやすいのが、コンバージョンタグの設定ではないでしょうか。
Google広告を運用する中で、コンバージョンの設定は一つの要となっています。
広告の配信効果の検証をしたり、改善をするために正しく合理的なコンバージョンを設定することは極めて重要となってきます。
コンバージョンは、Google広告を出稿した際に、自動的にデータを収集してくれる機能を持っています。
主なデータとしては、
- クリック数
- 表示回数
- クリック率
- 平均クリック率
- 費用
ですね。
しかし、それだけでは出稿した広告をクリックしたユーザーのその後の行動(商品を購入したか、ニュースレターに登録したのか、電話で問い合わせをしたのか、アプリをダウンロードしたのかなど)までは把握することができません。
そこで、今回の記事で紹介するGoogle広告のコンバージョンIDとラベルを設定することで、広告をクリックしたユーザーのその後どのサイトを見ているのかという行動まで測定することが出来るようになります。
計測可能となるデータとしては、
- コンバージョン
- コンバージョン単価
- コンバージョン率
となっています!
■コンバージョン…ユーザーが広告をクリックした際の目標達成の件数を表示されます。
■コンバージョン単価…コンバージョンの平均費用が表示されます。費用をコンバージョン数で割って算出した数値となっています。
■コンバージョン率…出稿している広告に対して、ユーザーのテキスト広告のクリックや動画広告の視聴が平均してどれくらいの頻度でコンバージョンにつながっているかを表す指標となります。「コンバージョン」の値を広告操作の回数で割って算出されます。
ユーザーが広告をクリックした後、どのようにどのサイトを見ているのかというユーザーの行動を測定して把握することで、ユーザーのニーズをつかむことができます。
ユーザーが何を必要としているのか、どのように検索をして何に興味をもっているのかを理解しながら、コンバージョンにつなげていきましょう。
Google広告のコンバージョンIDとラベルの使い方は?
Google広告のコンバージョンIDとラベルは、Googleタグマネージャーを使って設定していくことになります。
- コンバージョン ID
- コンバージョン ラベル
の二つのコードだけを使っていくことになります。
コンバージョンIDとラベルを表示させる方法について、次で紹介していきます!
Google広告のコンバージョンIDとラベルを確認する方法!
Google広告のコンバージョン3種類の計測をさせるための、コンバージョンIDとコンバージョンラベルの確認方法を紹介していきます。
画像と合わせて分かりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!
- Google広告を開く
- Google広告のコンバージョン設定
- +ボタンで新規作成
- コンバージョンの測定
- カテゴリを設定
- コンバージョン名を付ける
- 測定の設定
- 計測の詳細設定
- Googleタグマネージャー使用を選択
- コンバージョンID、コンバージョンラベルを出す
①Google広告を開く
コンバージョンの計測をさせたい、現在、広告を出稿しているGoogle広告へログインをします。
②Google広告のコンバージョン設定
Google広告にログインすることができたら、「ツールと設定」から「コンバージョン」を選択します。
③+ボタンで新規作成
青色の「+」ボタンが左上にでてきますので、そちらをクリックします
④コンバージョンの測定
続いて、コンバージョン測定の設定をしていきます。
広告のコンバージョントラッキングには、いくつか種類あります。
広告のコンバージョントラッキングの項目としては、
- ウェブサイト
- アプリ
- 電話件数
- インポート
となっています。
Googleアナリティクスの目標データを、Google広告コンバージョントラッキングにインポートすると、次のようなメリットがあります。
- アナリティクスのコンバージョン数と Google広告のクリックに関連するデータを参照できます。
- Googleアナリティクスのコンバージョン データをGoogle広告で確認できます。
- スマート自動入札でアナリティクスの分析データを利用して入札単価を最適化できるため、コンバージョンの促進と費用の抑制をサポートします。
アプリではなく普通のホームページの場合だと、「ウェブサイト」、「電話件数」、「インポート」を活用できれば十分です。
ウェブサイト
コンバージョントラッキングを利用すると、LPやHPといったウェブサイト上で、ユーザーの行動を測定することができます。
トラッキングしたいページで、指定のタグを埋め込むことで、広告のクリックが商品購入、申し込み、資料請求といった成果にどの程度つながっているか、広告から流入したユーザーが指定ページ上での行動を追跡します。
例えば、お問合せ完了のページにトラッキングタグを埋め込んだら対象になるので、広告経由のお問合せ件数を追跡することができるようになります。
複数の行動をコンバージョンにしたい場合には、GTM(Googleタグマネージャー)を使用することをおすすめします。
一度GTMを導入したら、タグの追加や変更はエンジニアに頼らなくて済むので、とても便利なツールになります。
アプリ
アプリでのユーザー行動を測定することができます。
ユニバーサルアプリキャンペーンでは、お客様のアプリにとって価値の高い新規ユーザーを見つけるために、そのアプリの既存のユーザーに関するコンバージョンデータが分析され、パターンが特定されます。
そのため、お客様のアプリで発生したユーザーとのさまざまなイベントを測定することが重要になります。
これにより、ユニバーサルアプリキャンペーンでお客様の成果目標の達成に適したユーザー層を構築するためのデータが増えていきます。
ユニバーサルアプリキャンペーンとは?
ユニバーサルアプリキャンペーンは、いくつかの短い広告文候補や動画、画像を入力して、目標インストール単価を設定するだけで、Google検索、GooglePlay、YouTube、Google ディスプレイ ネットワークといったさまざまな配信面で効果を発揮します。
アプリをインストールする見込みの高いユーザーや、関連性の高い配信場所へ向けて自動的にAndroidやiOS のアプリを宣伝することができます。
ユニバーサルアプリキャンペーンは、通常のアプリインストールキャンペーンとは異なり、ターゲティングを定める必要も広告クリエイティブを作成する必要もありません。
さらに、入札単価の調整も不要になります。
広告運用に関するほぼすべてを自動化しているので、クリエイティブ、入札単価の調整、ターゲティングと、Googleの機械学習のシステムを活用することができ、今やアプリプロモーションには欠かせない機能です。
電話件数
電話での問合せや予約を促進したいときは、広告のオプションで電話番号を追加し、LPやHPを経由した電話の件数や広告を見て電話したユーザーのトラッキングができます。
電話をかけてもらうことが不可欠なビジネスでは、広告がどれくらい効果的に電話問い合わせにつながっているかを把握することは必須ですね。
広告のオプションではなく、ウェブサイトへインストールした後に電話番号をクリックした件数も追跡可能です。
この場合はサイトで、別でコンバージョントラッキングタグを設定する必要があるので、先ほどおすすめしたGTMを活用しましょう。
インポート
すでにアナリティクスを導入し、目標を測定しているサイトにはとてもおすすめの手法で、すでにリンクしてあるデータをインポートでデータを直接見ることが出来ます。
あなたのビジネスの目的にあったような、コンバージョン設定をしていきましょう。
Google広告とアナリティクスのアカウントをリンクし、データを導入することによって、アナリティクスで設定済みの複数目標を記録することができるようになります。
今回は、「ウェブサイト」で設定をしていきます。
⑤カテゴリを設定
今回の目標となるカテゴリーを設定していきます。
こちらは、出稿しているLPの「成約」がどのような形なのかで変わってきます。
例えば、「商品の購入」であれば「購入」ですし、定期購入の申し込みならば「定期購入」となります。
エステサロンなどの店舗系で「入店予約」であれば「予約」となります。
それぞれ異なりますので、あなたのLPの「成約」がどのような形なのか、確認して一番近い物を設定していきましょう!
⑥コンバージョン名を付ける
今回のコンバージョンタグの名前を付けていきましょう。
こちらは、ユーザーに表示されるものではなく、自分用の覚えだけになるので自分が分かりやすい覚えておけるような名前を設定して保存しておきましょう。
例えば、「商品やサービスの名前+カテゴリー」がおすすめの付け方となります。
先ほどのカテゴリーが「購入」であれば、「商品名またはサービス目+購入」といった形になりますね。
⑦測定の設定
続いて設定するのが、「値」となります。
こちらは、コンバージョンに価値を割り当て、広告の効果を測定させる設定となります。
一般的には、「すべてのコンバージョンに同じ価値を割り当てる」となります。
その際には、コンバージョンアクションに割り当てる値を入力することになります。
こちらは、LPの1成約がどれくらいになるかを予測して入力していきましょう。
- LINEオプト…1500円~3000円
- セミナー誘導…30000円~40000円
- 物販系…純利益の60%程度
- 店舗集客…1000円程度
続いて、カウント方法の設定に入ります。
こちらは、LPの成約計測を「初回だけ」にするのか「全件」測定させるのかの設定ですね。
LINEなどの登録は、重複して登録されても効果はないので「初回」になりますし、物販系は何度買われても計測は全てしていきたいので「全件」となります。
あなたの目標コンバージョンの計測方法は、どちらが良いかそれぞれ決めていきましょう!
⑧計測の詳細設定
そして、最後に設定するのが、
- コンバージョン期間
- ビュースルーコンバージョン計測
- コンバージョンに含める
- アトリビューションモデル
となります。
コンバージョン期間
広告インプレッションの期間を設定するのですが、コンバージョン期間は、広告の操作として、広告のクリックや動画の再生などが発生してから、コンバージョンが記録される日数です。
30日間以内に発生したコンバージョンを記録したい場合には、広告の操作から30日以内に発生したコンバージョンがトラッキングされるので、計測期間を30日間に設定します。
計測期間を短くすると、このコンバージョンアクションで記録されるコンバージョン数が少なくなります。
ビュースルーコンバージョン計測
広告が表示されてから、どのくらい後のビュースルーコンバージョンまで記録するかを指定した日数です。
ユーザーに広告が表示されて、その瞬間にアクションが行われなくても、後日コンバージョンに至るといったことがあります。
このコンバージョンはビュースルーコンバージョンと言われていて、それを計測するのかしないのかの有無の設定となります。
計測期間を短くすると、このコンバージョンアクションで記録されるコンバージョン数が少なくなります。
コンバージョンに含める
コンバージョンに含めることで、Google広告コンバージョンの列に今回の設定を表示させるか決める設定になります。
コンバージョンに対する入札の方法を管理したり、レポートに表示するデータをカスタマイズしたりすることができます。
このために設定しているので、もちろん答えは「はい」ですね。
アトリビューションモデル
アトリビューションモデルの概要は、コンバージョン達成までに発生した各クリックに対して、貢献度に応じた評価を行う設定となります。
アトリビューションモデルは、販売やコンバージョンに至った広告の貢献度をコンバージョン経路のタッチポイントにどのように割り振るかを決めるルールです。
たとえば、2つのモデルがあります。
「終点」モデルでは、販売やコンバージョンに至る最後のタッチポイント(クリック)に100%の貢献度を割り振り、「起点」モデルでは、コンバージョン経路の最初のタッチポイントに100%の貢献度を割り振ります。
こちらは、後からいつでも変更できるのと、一般的な設定となっていますので、このまま設定せずに「作成して続行」で大丈夫です。
⑨Googleタグマネージャー使用を選択
タグ設定をどの媒体でするのかの選択になります。
一般的に、「Googleタグマネージャー」を使用した設定になりますので、「Googleタグマネージャーを使用する」を選択していきます。
⑩コンバージョンID、コンバージョンラベルを出す
「Googleタグマネージャーを使用する」を選択することで
- コンバージョンID
- コンバージョンラベル
を表示させて確認することが出来ます。
これで、今回のGoogle広告のコンバージョンIDとラベルを確認する方法は終了となります!
Google広告のコンバージョンIDとラベルを確認する方法!使い方や使う理由とは?まとめ
- Google広告のコンバージョン設定にはIDとラベルが必要
- コンバージョンタグはタグマネージャーを使う
- IDとラベルはGoogle広告管理画面から作成する
今回は、Google広告のコンバージョンIDとラベルを確認する方法を画像付きで詳しく解説していきました。
アカウントを作り、広告の掲載を始めるのは簡単です。
無駄な時間がかかってしまわないように、スマートに進めていきましょう。
ただし、適切なコンバージョン設定やその後の分析改善、調整や編集を行わないと、効果を出すことはなかなか難しいです。
Google広告は、そのまま設定しただけでは「クリック数」「表示回数」「クリック率「平均クリック率」「費用」しか見れず、「コンバージョン」「コンバージョン率」「コンバージョン単価」を確認することはできません。
Google広告を設定した段階で、必ずGoogle広告のコンバージョンIDとラベルを確認して、タグマネージャーに設定していきましょう!
なぜ、広告未経験の新入社員でも、CPA:947円でROAS:5,479%を出せたのか?『メールやLINE登録CPAを下げる厳選フレーズ集100選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で使っている厳選フレーズをまとめました。 実際、これを使って、 ・広告費:¥77,688 という圧倒的な結果をたたき出しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |