YouTube上に広告を出稿することができるYouTube広告。
動画広告と言えば、YouTubeの広告をイメージする人も多いのではないでしょうか?
YouTube広告と言えば、自社ブランドの商品やサービスの認知獲得から購入の促進までカバーできる広告として利用者も多くなってきています。
まだYouTube広告を運用していない人でも「興味がある」「検討をしている」という人も多いはずです。
しかし、本当に効果はあるのか、やり方が分からない、費用はどのぐらいかかるのかよくわからないと悩んでいる人もいるはずです。
YouTube広告には色々な種類や特長があり、使い分けることで広告の効果を最大限に発揮できます。
そこで今回この記事では、YouTube広告の特徴や種類、かかる費用などについて解説していくので、参考にしていただければと思います。
YouTube広告とは?
ではまず、YouTube広告とは何なのか、ということについて見ていきましょう。
YouTube内に掲載できる動画広告
YouTube広告は、その名の通りYouTubeに投稿された動画の前後や途中、また、検索結果画面などに配信することが出来る動画広告のことを言います。
現在、YouTubeのログインユーザー数は、全世界で20億人を超え、日本だけでも6500万人のアクティブユーザーがいます。
YouTubeは最も人気のある動画共有サイトで、今や暮らしに欠かせないプラットフォームのひとつとなっています。
特に、18~19歳の使用率は90%以上だと言われており、さらに18~64歳までのインターネット利用者のYouTube利用率は82%にまでにも上ると言われています。
YouTube広告を利用することで、幅広い世代にリーチを行うことが出来ると言うことが分かりますね。
YouTubeという莫大なユーザー数を誇るメディアに、広告を出稿することができるのがYouTube広告になります。
YouTube広告の出し方はとても簡単で、Google広告の中で設定して出稿することが出来、YouTube Adsから登録すれば誰でも広告を出稿することができます。
Google広告を利用している人は、管理画面を確認してみて下さい。
また、予算に合わせて入札単価を設定することができるので、比較的低価格なことも特徴です。
YouTube動画広告の種類は大きく分けて、TrueViewと呼ばれる「スキップ可能な広告」「スキップ不可の広告」さらに「バンパー広告」の3種類があります。
YouTube動画広告の種類を見やすく一覧にまとめてみると、
動画広告のフォーマット | 説明 | 規格 |
True Viewインストリーム広告(スキップ可能) | 動画広告が5秒間再生された後スキップ可能 | 動画の長さ:最長6分(15~60秒程度推奨) 推奨アスペクト比:16:9もしくは9:16 推奨解像度:720pt以上 |
True Viewインストリーム広告(スキップ不可) | スキップ不可の最長15秒間の動画広告 | 動画の長さ:最長15秒 推奨アスペクト比:16:9もしくは9:16 推奨解像度:720pt以上 |
バンパー広告 | スキップ不可の最長6秒の短い動画広告 | 動画の長さ:最長6秒 推奨アスペクト比:16:9もしくは9:16 推奨解像度:720pt以上 |
分かりやすくまとめてみるとこんな感じになります。
この後、それぞれについて詳しく解説していきます。
YouTube広告の効果
YouTube広告では、実際に40%のユーザーがYouTubeで見た商品を購入したことがあるというデータが出ています。
そして、55%のユーザーがYouTubeで商品を知り、追加情報を求めて資料としてYouTubeに再び訪れるというデータもあります。
YouTube広告は、購買意欲をかきたてるような購入したい気持ちを向上させる効果があると言うことが分かりますね。
もはや、YouTube動画の前後や途中に広告が入っていることに違和感を感じることなく「当たり前」といった感覚になっているユーザーも多いのが現実です。
そんな、多くのユーザーが集まるYouTubeに広告を出さない手はありません。
詳細なターゲティングが可能
YouTube広告は、年齢、性別、地域、趣味関心などに基づいたターゲティングを行うことが可能です。
細かなターゲティングを設定することが出来るので、広告費の無駄が少ないというのも特徴的です。
また、ターゲティングがしっかりしているので広告に興味のあるユーザーに広告が配信されるようになっているので、広告をしっかり見てもらえるという特徴もあります。
YouTube広告のメリットは?
YouTube広告は、広告配信をする上でとても有効だと言われていますが、YouTube広告のメリットはどんなものがあるのか見ていきましょう。
圧倒的ユーザー数と繋がることが出来る
YouTube動画を再生している途中、または動画の横に表示される広告を見ることによって、見込み客と繋がることが出来ます。
YouTubeは、圧倒的なユーザー数と知名度を持つ動画共有プラットフォームです。
YouTube広告は、テレビCMと比べおよそ80%以上の宣伝効果があるとされています。
世界的に見ても「テレビ離れ」が起こっているという事実からもわかるように、YouTubeはテレビ版に匹敵するメディアだと言えます。
適切なユーザーにリーチ出来る
詳細なターゲティングを設定することで、YouTubeのユーザーに広告を表示することが出来ます。
YouTubeは、あのGoogle社が運営しているので、ユーザーが登録をするにはGoogleアカウントが必須となります。
そのGoogleアカウントには、年齢・性別・地域・興味関心分野などが紐づいているので、より高度なターゲティングをすることが可能になります。
ユーザー属性やキーワードなどによって、細かいターゲティングが可能となります。
キャンペーンの作成が簡単
YouTube広告を配信する時には、Google広告アカウントを作成してキャンペーンを設定することが出来ます。
キャンペーンは、数分で作成することが出来るので簡単に視聴者にリーチすることが出来ます。
遷移先を自社ページに設定できる
動画広告ふくめ、WEB広告ならではのメリットになりますが、クリックをすることで自社サイトへ遷移させることができます。
実際に、テレビCMやチラシなどを見たときに気になった広告があった場合には、ユーザーはそれについて検索などを行うことが多いです。
しかし、YouTube広告から直接情報を見に行けるというのは、検索をする手間がなくなってユーザーがスムーズに動けるということは大きな強みかもしれませんね。
余分なコストがかからない
YouTube広告では、基本的に〇秒以上視聴またはリンククリックで料金発生という課金方式になっています。
興味のないユーザーが広告をスキップした場合には、料金が発生しないので、無駄なコストがかかりにくいというメリットがあります。
成果の測定が可能
YouTube広告では、適切なユーザーにリーチすることが出来ているのかどうかを把握することが出来ます。
Google広告アカウントで、動画の再生回数や費用、予算などを確認したり、YouTubeアカウントでアナリティクスからユーザーの詳細の確認をすることも出来ます。
サポートされている国が多い
YouTube広告は、YouTubeで広告の掲載が許可されている国のみを対象にして、広告を配信することが出来ます。
現在、YouTubeでの広告掲載による収益化が認められている国は、
- アルゼンチン
- オーストラリア
- ベルギー
- ブラジル
- カナダ
- チリ
- エジプト
- フランス
- ドイツ
- 香港
- インド
- インドネシア
- イタリア
- 日本
- ケニア
- マレーシア
- メキシコ
- オランダ
- ニュージーランド
- ナイジェリア
- ノルウェー
- パキスタン
- フィリピン
- ロシア
- シンガポール
- 韓国
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 台湾
- タイ
- トルコ
- イギリス
- アメリカ
- ベトナム
上記の国で、全てではないですが、サポートされている国はとても多いです。
YouTube広告のデメリットは?
多くのメリットがあるYouTube広告ですが、メリットばかりではありません。
デメリットも存在するので、ご紹介します。
スキップされる可能性がある
YouTube広告を配信する際に、どれだけ工夫して作成した広告動画でも、ユーザーが絶対にスキップしないということはありません。
ただし、広告開始直後にブラウザバックなどがない場合には、広告が始まって最初の5秒は見てもらえるというケースが多いです。
この「最初の5秒間が勝負」という点で、他の広告と比べてみると少しデメリットと言えるでしょう。
クオリティによっては逆効果の可能性がある
YouTube広告を配信しようと思うと、比較的他の動画広告に比べて低コストで出稿をすることができるのです。
しかし、その動画のクオリティによっては、ユーザーにマイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
動画のクオリティを上げようとすると、それだけのコストがかかってきてしまいますが、クオリティの低い広告では見てもらえない可能性があります。
広告出稿には審査がある
YouTube広告を出稿するうえで、避けて通ることができないのが「審査」です。
審査は、1営業日以内に完了することがほとんどですが、場合によっては数日審査にかかってしまい、それだけ時間をとられる場合もあります。
また、審査が不承認だった場合には、動画や出稿内容を確認して再度審査を受けなければいけません。
再度審査を受けることになると、さらに時間がかかることになるので、審査に引っかからないように、細心の注意を払って広告の作成に臨みましょう。
動画制作はコストがかかる
YouTubeに広告を出すのには、それ専用の動画を制作する必要があります。
動画を制作する方法は、自社で制作する、または外注にお願いするなど、方法としてはいろいろとありますが、いずれにしても人的リソースや制作費用などのコストがかかってきます。
さらに、クオリティを担保するためにプロに依頼する場合や、YouTuberやインフルエンサーなどに出演依頼を交渉するなど、広告の効果を上げるためにはコストもかかります。
広告はネガティブなイメージを持たれやすい
動画を見ているときに広告が出るというだけでもいいイメージは持たれにくいですが、「スキップできない広告」に対して、さらにマイナスの印象を持つユーザーもいます。
動画の視聴を楽しみにしているのに、その動画の前後や途中に強制的に動画広告が流れるので、どうしてもユーザーはマイナスのイメージを持ってしまいがちです。
広告を出す際に、ネガティブなイメージを持たれてしまうということを念頭に置いておくと、その時に対処しやすくなるかもしれません。
YouTube広告に向いている商材
YouTube広告は、以前はテレビのCMの代替のような立ち位置にあって、お金をかけてブランド広告やイメージアップなどをして、とにかくお金をかけて配信しているイメージがありました。
この場合、広告主の目的は、商品の認知やブランドの拡大が主の目的となっていました。
ですが、最近ではYouTubeも人気になり、それに伴って変化もしました。
今やYouTube広告では、リターゲティングやランディングページへの遷移など、ユーザーを自社サイトに誘導して購入に紐付けることもまで可能になっています。
なので、何も大手の企業に限らず、
- 小規模で商品の販売をしたい
- お店への来店や問い合わせを増やしたい
というケースにも、YouTube広告は向いています。
広告を見たターゲットとなるユーザーが、例えば、保険選びやサービスを比較するビジネスツールなど、長々と時間をかけて読みたくないような内容は、聞いて・観て理解が深まる商材なので動画広告のほうが向いています。
また、ターゲットが見て、その雰囲気を伝えたい商品やサービスにも動画が向いています。
視覚に訴えるイメージで、クオリティの高い広告の作成は欠かせません。
一方で、動画広告はユーザーにスキップされがちなので、数秒で内容をうまく伝えることが難しいのが難点です。
せめて、30秒程度はスキップされずに観てもらう必要があります。
ユーザーに広告を視聴させるために長い時間を消費させてしまうといった点に関しては、文字広告や静止画像のグラフィック広告には劣ってしまう部分かと思います。
しかし、限られた数秒でも商品名の認知などは可能なので、6秒で伝える動画の広告枠もあるので、用途によっては利用する価値があります。
若い層を中心に、画像をメインとしたInstagramで情報を検索をしたり、YouTubeで気になる商品やそのノウハウについて検索する人が増えているので、文字広告より目を引くかと思います。
若い層は、「検索して読む」のではなく、動画を視聴して調べているので、テキストメインの媒体では、視界にすら入らない場合があります。
動画広告のほうが、若者向けの商品やコスメ、サービスなどを宣伝するのに効果が出てくるので、今後はSNSや動画サービスを使わなければ、ターゲット顧客に伝えたい情報が届けられないようになっていくとも言えるでしょう。
YouTube広告の種類は?
YouTube広告には、いくつか種類があります。
- TrueView インストリーム広告
- TrueView アクション広告
- バンパー広告
- TrueView ディスカバリー広告
- アウトストリーム広告
YouTube広告の種類は、上記のようになっています。
YouTube広告を配信していくにあたり、それぞれの広告の種類にどのような特徴があるのかをきちんと理解し、正しく運用していくことがポイントになります。
TrueView インストリーム広告
TrueView インストリーム広告は、動画コンテンツの最初や途中などに表示される広告です。
スキップが可能なものと、スキップ不可のものがあります。
スキップが可能なものは、動画広告再生開始後から5秒後にスキップボタンが表示されます。
また、30秒以上広告を視聴するか、リンクをクリックすると料金が発生する仕組みとなっています。
TrueView アクション広告
TrueView アクション広告というのは、TrueView インストリーム広告の再生中と再生後に、見出しやロゴが表示されるスキップ可能な動画広告のことです。
再生開始から5秒後にスキップボタンが表示されます。
TrueView アクション広告は、他のTrueView広告とは違い、ユーザーの行動を促す「コールトゥアクションボタン」が動画に重なる形で置かれているというところです。
「詳しくはコチラ」「アプリのダウンロードはコチラ」などというように、ユーザーに対してアクションを促進することが出来ます。
バンパー広告
バンパー広告は、動画の途中や前後で再生される6秒以下の広告です。
スキップすることが出来ないので、最後まで広告を見てもらうことが出来ます。
再生時間が短いので、ユーザーに対してストレスを与えずに広告を配信することが出来ます。
TrueView ディスカバリー広告
TrueView ディスカバリー広告は、YouTubeのトップページや検索結果、関連動画の部分に表示される広告のことです。
動画のサムネイルに「広告(PR)」と表示されます。
とても目につきやすい場所に表示されるので、商品やサービスに興味のあるユーザーであればクリックする確率は高くなります。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、モバイルやタブレット端末でYouTube外部の提携サイトやアプリに表示されるスキップ不可の動画広告です。
色々なメディアに掲載することが出来るので、YouTubeユーザー以外の人にも認知される効果が期待出来ます。
YouTube広告の動画サイズは?
次に、YouTube広告の動画サイズについて見ていきましょう。
YouTube広告の動画サイズは、
- スクエア「1:1」
- 縦長「9:16」
- 横長「16:9」
の3つに対応しています。
ユーザーがYouTubeアプリなどを利用している場合でも、プレーヤーに合わせてサイズが調整されるようになっています。
YouTube広告の動画サイズもいくつかあり、縦長の動画クリエイティブはモバイル端末に合った方法で表示されます。
ユーザーのエンゲージメントも促進されるので、縦長動画の利用も推奨されているということを覚えておきましょう。
YouTube広告のクリエイティブは?
YouTube広告を配信する上で、動画のクリエイティブはとても重要な要素となっています。
クリエイティブを作成するときは、以下のような点に気を付けて広告効果を高めるようにしていくといいでしょう。
- 最初の5秒でインパクトを与える
- ブランド名やロゴ、キャッチコピーを伝える
- 行動までに時間を与える
- ペルソナを立てる
- 最後にユーザーにとってほしい行動内容を伝える
- 音楽や動作を加える
特に、冒頭でインパクトを与えて広告からの離脱を防ぎ、ブランドやサービスなどを表示させるようにしましょう。
また、ペルソナに近いキャラクターなどを登場させることによって、ユーザーの興味や関心を引くことも重要となってきます。
ユーザーにどんなアクションを起こして欲しいのかをしっかりと定めたうえで動画クリエイティブの作成をするようにしましょう。
YouTube広告の目標は?
YouTube広告のキャンペーンの目標を設定すると、それに合ったオススメのキャンペーンが表示されます。
目標を指定せずに広告を作成することも出来ますが、明確な目標があるのであればしっかり設定していくようにしましょう。
- ブランド認知度とリーチ
- 販売促進
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- 商品やブランドの比較検討
- 目標設定せず
YouTube広告の目的には、これらのようなものがありますので目的に合わせて設定しましょう。
YouTube広告のキャンペーンのサブタイプは?
YouTube広告の目標を選択したら、キャンペーンとキャンペーンのサブタイプを選択する必要があります。
それぞれどういったものなのか見ていきましょう。
キャンペーン
キャンペーンは広告フォーマットのことで、全部で7種類あります。
キャンペーンを設定すると、広告の配信先や利用できる設定などが変わってきます。
検索 | 自社商品やサービスに関心のあるユーザーにテキスト広告を表示する。 |
ディスプレイ | ウェブ全体に様々な種類の広告を配信する。 |
ショッピング | ショッピング広告を使用し、商品を宣伝する。 |
動画 | YouTubeとウェブ全体でユーザーにリーチする。 |
アプリ | Googleのネットワーク全域でアプリのインストールを促進する。 |
スマート | Google検索やウェブ全体で自動広告を配信することでビジネスの目標達成を図る。 |
ファインド | YouTube、Gmail、Discverなどで広告を配信する。 |
キャンペーンのサブタイプ
キャンペーンで動画を選択した時に選ぶことの出来るキャンペーンのサブタイプは以下の通りです。
カスタム動画キャンペーン | スキップ可能なインストリーム広告、バンパー広告、TrueViewディスカバリー広告を使って設定をカスタマイズする。 |
スキップ不可のインストリーム | 最大15秒間のインストリーム広告を使用し、メッセージ全体をユーザーに伝える。 |
アウトストリーム | アウトストリーム広告で「視聴範囲のインプレッション単価制」を使う事でスマホやタブレットのユーザーにリーチを広げる。 |
コンバージョンの促進 | 動画広告でユーザーと自社のビジネスとの効果的なインタラクションを促進し、多くのコンバージョン獲得に繋げる。 |
広告シーケンス | スキップ可能なインストリーム広告、スキップ不可のインストリーム広告、バンパー広告などを組み合わせて個々のユーザーに特定の順序で表示し、ストーリー形式でメッセージを伝える。 |
ショッピング | スキップ可能なインストリーム広告を使って関連する商品を宣伝し、ウェブサイトでの購入を促す。 |
YouTube広告でかかる費用は?
では次に、YouTube広告でかかる費用についてまとめて見ていきましょう。
YouTube動画広告のためにかかるお金は、大きく分けて、
- 「動画制作と関連サイト制作」
- 「YouTubeの広告配信料金」
- 「改善のための予算」
になります。
YouTube広告をやってみたいけど、費用がどれぐらいかかるのかわからないのでなかなか始めることが出来ないといった人も多いと思います。
どの程度の予算で、YouTube広告を運用していくことが出来るのでしょうか?
YouTube広告の料金の仕組み
YouTub広告は、広告フォーマットの種類によって費用が異なってきます。
YouTube広告というのは、リスティング広告とは違って、決まった再生時間や再生回数に応じて課金されるような仕組みになっています。
条件を達しない限り課金されることはありません。
だいたい、料金相場としては3~20円だと言われています。
また、予算設定をすることも可能で、YouTubeの公式によると、多くの企業が1日に予算を1,000円に設定しているぐらいで、予算をたくさんかけているわけではないと言うことが分かります。
低予算から始められるYouTube広告はおすすめです。
動画の制作に費用をかける
YouTube広告は、企業の目的や予算に合わせて低予算でも広告を配信することが出来ます。
広告の出稿費用を抑えられる分、動画クリエイティブにこだわって、そちらに費用をかけてみるということも出来ます。
YouTube広告で重要なのは、短い時間でもユーザーの興味関心をひきつけることの出来るクリエイティブです。
関連する商品やサービスを詳しく説明できるランディングサイトや、申し込みページ、問い合わせ先などのWebページがなければ、広告を配信している意味がありません。
広告を見て次につながらなければ、その広告は、とてももったいないことになってしまいます。
広告に興味をもったユーザーが、その次にやりそうなことに対して、Webサイトのほうも動きやすいように対策をしておく必要があるので、Webページの新規企画と制作ための予算も必要です。
もし、自分で動画クリエイティブを作成するのに自信がないという方は、広告出稿の費用が抑えられる分、動画制作サービスを利用するなどで費用をかけることも考慮するといいかもしれません。
改善のための予算
YouTube広告の改善のための予算は、広告を数ヶ月など配信して運営して、その結果を検討し、さらに効果を上げるためにかけていくためにかけるお金になります。
低予算で作ることができる広告動画であれば、複数の動画を展開するといった切り口を変える方法もありますし、反応が良かったユーザーなどを分析して、ターゲットについて見直す必要もあります。
改善の方法としては、Google広告などを運営している経験があれば、自社でWebの担当者が行ったり、広告代理店に専門家をおいている場合は、広告代理店に委託をするという方法もあります。
YouTube広告は、出したら終わりというより、結果を見ながら改善を続けることで、さらに効果を上げることができるので、様子をみながら改善を続けていきましょう。
費用が発生するタイミング
では、YouTube広告で費用が発生するタイミングはいつなのか見ていきましょう。
広告を再生してから30秒経過後 | 広告が30秒以上視聴された場合に課金。 広告再生のタイミングで料金の変動はなし。 |
ユーザーが広告にアクションを起こした場合 | 広告に対してユーザーがクリックをしたりするなどアクションを起こした場合に課金。 |
広告がユーザーが視認できるところで2秒以上再生された場合 | ユーザーが視聴できるところで広告を2秒以上再生すると課金。 |
広告が表示された場合 | 広告表示回数1,000回あたりで課金。 クリック率に影響されず一定の費用で動画広告の配信が可能。 |
YouTube広告の種類と広告費用
では次に、広告の種類別に広告費用がどのようにしてかかるのかを見ていきましょう。
TrueView インストリーム広告
インストリーム広告では、動画広告が30秒以上再生されるか、または広告をクリックされた場合に課金されます。
インストリーム広告は、5秒は必ず広告を視聴しなければいけませんが、5秒だけの視聴であれば課金はされないので費用をかけずに宣伝出来るというのが特徴です。
また、インストリーム広告にはスキップ不可のものもありますが、こちらはインプレッション数によって課金されます。
広告の表示回数1,000回ごとに課金されるシステムです。
広告費は入札形式で決められるので、広告単価の目安としては3~20円程度です。
TrueView アクション広告
TrueView アクション広告はインプレッション課金となっています。
広告の表示回数1,000回ごとに課金されるシステムです。
「目標コンバージョン単価」と「コンバージョン数の最大化」による入札方式で、クライアントが目標獲得単価を決めるとGoogleのAIが学習機能によって目標獲得単価内に収まるよに調整されます。
バンパー広告
バンパー広告は、インプレッション課金となっています。
広告の表示回数が1,000回ごとに課金されるシステムです。
取り扱うジャンルによって入札単価が異なるので、自社の予算を考えながら広告費を決めましょう。
TrueView ディスカバリー広告
TrueView ディスカバリー広告は、動画の再生中に配信される広告ではありません。
ユーザーがコンテンツを探しているところで動画タイトルやサムネイルが表示され、クリックすると動画広告が流れる仕組みになっています。
クリック課金制で、3~20円程度の費用がかかります。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はモバイルやタブレット専用の広告となっています。
インプレッション課金となっていて、表示回数が1,000回を超えると料金が発生する仕組みです。
しかし、アウトストリーム広告は画面に表示される広告の割合が50%かつ動画再生時間2秒以上を超えると課金されるようになっています。
他の広告に比べると課金が発生しやすくなっていますので、少額から始めることをおすすめします。
YouTube広告の費用の用語
では、YouTube広告で費用に関して使われる用語について見ていきましょう。
代表的なものでよく使われるものについて紹介していきます。
用語 | 意味 |
CPV | ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、30 秒経つ前に動画をクリックした場合に発生 |
CPM | 広告が表示される度に発生 |
CPC | 広告がクリックされる度に発生 |
CPD | 固定の日別単価 |
vCPM | 広告の50%以上が画面に1秒以上表示される度に発生 |
目標コンバージョン単価 | コンバージョン単価が目標に数字に合うように、入札価格を自動調整する |
YouTube広告の予算はいつでも調整可能
YouTube広告の予算は、いつでも調整することが出来ます。
予算や支払い方法は自由に決めることが出来て、しかも変更もいつでもすることが出来ます。
いつでも調整や変更をすることが出来るので、手軽に始めることが出来ます。
YouTube広告の費用対効果をアップさせるには?
では、YouTube広告の費用対効果をアップさせるにはどうしたらいいのかについてみていきましょう。
目的にあった広告の種類を選ぶ
YouTube広告には、色々な種類や用途があることが分かりました。
YouTube広告をしっかりと活用していくためには、目的に合った広告を選択する必要があります。
ブランドの認知度アップなのか、リーチなのか、短期間で大きな効果を出したいのかなど、目的に合わせて広告や予算を設定していきましょう。
適切なターゲティング
YouTube広告は、Googleの動画広告です。
Googleの保有している詳細なユーザーデータを活用することが出来ます。
詳細なターゲティングを設定することによって、広告を配信したいターゲット層にリーチすることが出来るので、効果が高まり、費用対効果もアップします。
リマーケティングを活用
ターゲティングしたユーザーの行動を追うことをリマーケティングと言いますが、YouTube広告は、リマーケティングをすることが出来ます。
ユーザーがどういった動画を見ているのか、チャンネル登録をしているのか、広告を見た後の行動など色々と活用することが出来ます。
一度広告を見た人に再度広告を配信するということも出来るので、リマーケティングを繰り返し行うことで広告配信の精度をアップさせることが出来ます。
広告視聴後の導線をわかりやすく
YouTube広告は、広告を見せることが目的ではありません。
動画広告を見たユーザーがコンバージョン達成できるような分かりやすい導線を考えることが重要となります。
広告のリンクや、動画説明欄のリンク奇才など、ユーザーが広告を見てきになった時にすぐに見つけられる場所に自社サイトへ誘導出来るところを用意しておく必要があります。
クオリティの高い動画クリエイティブの作成
YouTube広告において、動画のクオリティの高さというのは重要です。
出来るだけ長く動画を見てもらいたいので、クオリティの高い動画クリエイティブの作成は必須です。
得に最初の5秒間は、ユーザーの興味をひきつけられるかどうかとても重要な部分となっています。
短い時間でユーザーの興味関心をひきつけることが出来れば、新規顧客獲得や購買促進に繋がるので、しっかりと作り込むことが必要です。
YouTube広告を出した後は分析・改善を
YouTubeに動画広告を出稿して終了ではありません。
YouTube広告を配信した後に大切になってくるのは、Google広告やYouTubeのアナリティクスツールを使って、YouTube広告の視聴数やユーザーの傾向などを確認しながらその改善を行っていくことです。
確認をして、今後につなげるような改善を行っていくことはマストです。
配信している時間やクリック先のページ内容は適切なのか、また、YouTube広告から次のアクションに促すことができているかなど、確認するべきところは多数あります。
YouTube制作は少し大変な部分もありますが、通常のWEBマーケティングとの違いはほとんどありません。
「YouTube広告を出して終わり」とならないように、しっかりKPIを定めて効果測定を行っていきましょう。
YouTube広告とは?特徴や種類、かかる費用などを徹底解説!まとめ
今回は、YouTube広告の特徴や種類、かかる費用について見ていきました。
YouTube広告は、色々な広告の出稿方法があり、得られる効果も様々となっています。
広告の目的によっても運用方法は変化します。
動画広告は、動きのある広告を配信することで、静止画の広告よりも詳細にユーザーにインパクトを与えることが特徴的です。
動画クリエイティブ作成など重要なポイントはありますが、予算なども自由に調整することが出来るので、まずは始めてみたいという人でも始めやすい広告なのではないでしょうか。
YouTube広告は、今やユーザーにとって生活の一部になっていると言っても過言ではありません。
そしてYouTube広告は、そんな生活の一部に広告を出稿できる媒体になっています。
是非、YouTube広告を使ってみましょう!
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