デジタルマーケティングをするにあたって、YouTube広告というのは欠かせない存在になってきています。
しかし、YouTube広告を出稿したはいいけど、効果の測定や分析を行うのにどういった指標を確認すればいいか種類が多くて分からない…という人も多いのではないでしょうか?
どんな広告を運用するにもレポートを確認する必要があります。
レポートを確認し、効果を測定して、分析をすることで改善点が見つかったりするからです。
そこで今回この記事では、主にYouTube広告で見るべきレポートについて使い方やなどを説明していきます。
また、YouTube広告レポートを確認することで、そこから何を分析していけばいいのかについても見ていきましょう。
YouTube広告のレポートと確認する目的は?
まずは、YouTube広告のレポートについて見ていきましょう。
広告を出稿し、そのデータをグラフや表で確認できる機能のことをYouTube広告レポートと言います。
YouTube広告レポートは、アナリティクスから確認することが出来ます。
何故、YouTube広告のレポートを確認する必要があるのかというと、その理由は2つあります。
- 目標を達成できたか確認するため
- ユーザーの動きを確認するため
では、YouTube広告のレポートを確認する目的について紹介するので、見ていきましょう。
目標を達成できたか確認するため
YouTube広告を出稿したら、広告を出稿した目的が達成されたのか、効果はどうだったのか最新の情報を確認するためにレポートをチェックすることは必須となります。
例えば、コンバージョンの目的が資料請求であった場合には、1回メニューから資料請求してもらうまでにかかった広告費用というのをしっかりと算出しておかないと、無駄に費用を使ってしまい赤字になってしまうなんてことにもなりかねません。
しっかりと利益が出ているか、赤字になっていないか、どのぐらいの費用を使っているのかを確認するためにも、YouTube広告のレポートは確認しておく必要があるのです。
ユーザーの動きを確認するため
YouTube広告のレポートは、ユーザーの動きを確認するためにも必要になります。
YouTube広告のレポートを確認することで、広告を見たユーザーの細かい動きを分析することが可能になるんです。
- どのぐらい広告を閲覧したのか
- 広告のどこで離脱したのか
などのユーザーの行動を確認することが出来ます。
広告のどこで離脱したのかが分かれば、クリエイティブを変更したりターゲティングを変更したりするなど、改善点をしっかりと把握することが出来るようになるからです。
YouTube広告の効果測定や分析をするための重要な指標は?
次に、YouTube広告の効果測定や分析する上で重要な指標について見ていきましょう。
YouTube広告の効果を測定するには、「指標」について分かっている必要があります。
指標が何なのかということを分かっていないと、効果の測定を正しく行うことが出来ないのです。
YouTube広告の指標は、次の通りです。
- 視聴回数
- 表示回数
- 視聴率
- 再生時間
- 視聴完了率
- クリック率
- 広告視聴単価(CPV)
- コンバージョン数
それぞれについて、ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
視聴回数
まずは、視聴回数についてです。
視聴回数というのは、ユーザーがYouTube動画広告を視聴または再生した回数のことを言い、多くの人の目に触れるということは、それだけ高い宣伝効果があるといえます。
動画広告の目標によって必要な指標というのは変化していきますが、動画の解析指標の項目として一番最初に頭に浮かぶのは「視聴回数(再生回数)」ではないでしょうか。
動画共有サイトのYouTubeでは、この再生回数の多さが人気の表すバロメーターの一つとなっています。
YouTube広告では、次の要件を満たした場合に「視聴回数」としてカウントされるようになっています。
- 30秒再生された
- 最後まで再生された(30秒以下の動画の場合)
- 動画広告がクリックされた
これは、広告が認知された回数として用いられる指標となります。
視聴回数が多いという事実は、数字のインパクトとして非常に大きいので、Webサイトのページビューと同じように最もわかりやすい指標の1つです。
この視聴回数というのは、広告の人気を表す指標となるものなので、YouTube広告の効果を分析する際にはとても重要なものになってきます。
一方、投稿のコンテンツのひとつとして動画があるTwitterでは、
- 動画が50%以上画面にある状態で2秒経った場合
- 視聴者が動画を拡大するあるいはミュートを解除する操作を行った場合
にカウントされるようになっています。
導入初期の段階では、まずはこの視聴回数を見ていくことがいいでしょう。
表示回数
表示回数というのは、自社の商品やサービスの広告が表示された回数になります。
視聴回数やクリック回数と合わせて、視聴率やCTRを算出します。
視聴率
視聴率は、広告を見たユーザーの割合を示す数値のことになります。
動画広告の視聴回数またはエンゲージメント数を、広告の表示回数(動画とサムネイルのインプレッション数)で割ることで、算出することが出来ます。
動画広告の視聴回数/エンゲージメント数÷広告の表示回数(動画とサムネイルのインプレッション数)
広告がユーザーにどのぐらい関心を持たれているのか、適正なターゲティングが出来ているかを確認するために必要な指標となります。
再生時間
再生時間は、ユーザーがYouTube広告を再生した合計時間のことです。
動画は「視聴回数」だけをみて、評価することはできません。
動画の効果測定でもう1つの重要な指標として、「どれだけ長くコンテンツを見てもらえて、行動につなげることができたか」ということです。
再生時間の他にも平均総再生時間もあり、これはユーザーが広告のインプレッション1回あたりにYouTube広告を再生した平均時間(秒)のことを指します。
再生時間は、ターゲットや広告の質を分析するために使われる指標です。
再生時間が短いと、クリエイティブがよくなかったり、ターゲティングがうまくできていない可能性があると判断することが出来ます。
いかに工夫して、途中で離脱されないようなコンテンツを作ることができるかが、サイトに流入を増やす上でとても重要です。
視聴完了率
視聴完了率というのは、YouTube広告が表示された回数のうち、30秒以上もしくは最後まで視聴された割合のことを言います。
視聴完了数÷動画冒頭のインプレッション数
から算出することが出来ます。
広告が最後まで視聴されていないということは、伝えたいメッセージが伝わっていないと判断されます。
YouTube広告をビジネス成果につなげるためには、動画を最後まで視聴してサイトに遷移してもらうことが大切になってくるので、たとえ視聴回数が多かったとしても、視聴完了率が低ければ成果が見込めないということになりかねません。
動画冒頭のインプレッション数が多くても、コンバージョンに繋がっているとは限らないので、視聴完了率もしっかり把握しておくことが必要です。
Google社とMondelez社の調査によると、平均視聴率が一番高いのは「30秒広告」だと言われています。
視聴完了率が低い場合には、「30秒広告」を配信してみましょう。
「30秒広告」と「15秒広告」では、スキップ率が30%も変わってきます。
なので、YouTube広告では「最初の5秒間が勝負!」といわれるほど、最初の5秒間が重要だと言われています。
広告を導入した瞬間に視聴者をひきつけて、興味を持ったうえで最後まで動画を見てもらえるかが完全視聴率アップのポイントであるといえます。
クリック率
クリック率というのは、YouTube広告が視聴者が広告をクリックした割合の事を言います。
「CTR」とも言います。
動画を見て、商品やサービスに興味を持ったユーザーが、さらにその情報を求めるために起こす行動としてクリックがあると考えられます。
なので、YouTube広告においては商品やサービスの魅力をどれだけアピールできたかを把握するのに必要な指標となります。
広告が表示された回数に対して、どのぐらい広告が表示されたかを確認することが出来ます。
「クリック数」÷「表示回数」=「クリック率」
から算出することが出来ます。
「クリック数」を「表示回数」で割った値をクリック率といい、クリック率が高いと視聴者が求める情報と広告の関連性が高いことを意味します。
これは、ユーザーが商品やサービスの購入への意欲や関心がどのぐらいあるのかを示す指標となっています。
クリック率が低いと、ユーザーにとって必要な情報は得られていないということになりますので、ターゲティングを見直したり、広告内容を改善する必要があります。
クリック率を上げるためには、広告の内容の見直しや宣伝媒体が合っているのか、また、ターゲティングなどを見直すことが効果的です。
広告視聴単価(CPV)
広告視聴短歌というのは、YouTube広告を1回の視聴につき発生した費用の事を言います。
「CPV」とも言われています。
YouTube広告というのは、広告を再生したユーザーが、
- YouTube広告をクリックする
- YouTube広告を30秒以上視聴する
など、広告を再生したユーザーが何かしらアクションを起こしたり、30秒以上再生したら費用が発生するという仕組みです。
広告を1回視聴したときの金額は、オークション形式で入札されて設定されます。
コストが発生するポイントというのはフォーマットによって異なるので、理解しておくことでコストを抑えることも可能です。
また、平均広告視聴単価は、ユーザーが広告を最後まで視聴したか、もしくは広告にエンゲージメントの操作を行ったときに支払う平均の金額のことです。
YouTube広告の平均広告視聴単価は「約4円」となっています。
コンバージョン数
コンバージョン数とは、動画広告をクリックした視聴者が商品購入や資料請求、お問い合わせなどの行動を起こした数の事を言います。
YouTube広告でも、コンバージョン数を増やして、いかに広告の目的である成果につなげることができるかが重要となってきます。
また、「コンバージョン数」を「クリック数」で割った値をコンバージョン率といいます。
YouTube広告でクリック数が多いにもかかわらず、コンバージョン率が低いという場合には、広告の内容と商品の間になんらかのイメージのズレがあったり、サイトのユーザビリティが低いケースが多いです。
なので、サイトのレイアウトやクリエイティブを工夫することは、コンバージョン率を上げることに効果的といえます。
目的別に重視すべき動画広告指標
出稿目的により重要となる指標は変化します。
なので、ここでは目的ごとの見るべき指標について解説していきます。
認知度アップが目的の際の見るべき指標
ユーザーにブランドを知ってもらう認知目的の場合、見るべき指標は4つあります。
視聴回数 | 動画広告の視聴回数や、クリックされて再生がおこなわれた回数 |
ユニークユーザー数 | 一定の期間に動画を視聴したユニークユーザーの合計数 |
ブランド認知度 | ブランドがどれだけの認知があるか |
広告想起率 | 関連ワードから動画広告を思い浮かべる率 |
認知度アップを目的とした場合には、視聴回数やユニークユーザー数など、どれくらいの人に見てもらえたか、コンテンツを届けられたかが重要になってきます。
また、視聴した人とそうでない人を比べることによって、その動画広告が「ブランド認知度」や「広告想起率」に繋がったかどうかを知ることができます。
購入検討が目的の際の見るべき指標
ブランドを知っていながら比較検討に至っていない段階のユーザーもいます。
そんなユーザーに対して、比較検討を促す目的の場合は、以下の5つの指標を見てきましょう。
完全視聴率 | 再生完了数or指定秒数以上の再生回数/広告の表示回数 |
再生時間 | 動画広告の総再生時間 |
ブランド好感度 | 動画広告によるブランド好感度の変化 |
比較検討 | 動画広告のメッセージがサービスや商品の比較検討に影響したか |
ブランド関心度 | 動画広告によってユーザーが興味、関心を持ってサービスの検索をしたか |
購入検討を目的とした場合は、ただ知っているだけの段階から商品に興味関心を持つ段階にまでに持っていくことが必要となります。
視聴した人とそうでない人を比べることによって、「ブランド好感度」や「比較検討」がどれくらい伸びたかを知ることができます。
また、「ブランド関心度」については、Googleで指定したキーワードの自然検索の数が動画配信前後でどう変化したのかを調べることができます。
行動促進が目的の見るべき指標
行動促進が目的の場合について、見るべき指標としては、以下の5つになります。
クリック数 | 動画広告がクリックされた数 |
問い合わせ数 | 動画広告視聴後にサービスや商品に関して問い合わせがおこなわれた件数 |
会員登録数 | 動画広告視聴後に会員登録がおこなわれた数 |
売上 | 動画広告視聴後に売上につながった金額 |
購入意欲 | 購入意欲の変化 |
行動促進を目的とした場合には、検討層へ購入や問い合わせなどの行動を少しでも多く起こしてもらうことが重要になります。
アンケートによって、動画広告の視聴者と非視聴者に分けて数値の差を調査して、購入意欲」を知ることができ、これは、実際の購入有無にかかわらず、購入意欲に変化がおこったかを指標として見ます。
ユーザーに実際の行動を起こしてもらうまでには、いくつものフェーズが必要になるので、ユーザーのブランド関心度、ブランド好感度を高めて購入意欲を確実に着々と上げていくことが成果へ繋がる道となります。
これだけではなく、SNSであれば「いいね」数やコメント数などからも確認することができるので、最初は視聴回数やユニーク再生数などを指標として確認し、曜日や時間帯によってアクセス数が異なる場合には、その原因を探ってPDCAを繰り返すことにより最適化に繋げることができます。
YouTube広告のレポートの項目の見方は?
では、YouTube広告レポートの項目の見方について見ていきましょう。
YouTube広告の指標は、YouTubeアナリティクスから確認をすることが出来ます。
これらの指標を確認することで、動画をよりよくなるように改善をしていくことが出来ます。
概要
YouTube広告で見るべきレポートで一番見るべきところは、概要です。
概要タブでは、
- 視聴回数
- 総再生時間
- チャンネル登録者数
を見ることができます。
概要タブでは、基本的な情報が盛りだくさんとなっているので、定期的なチェックが必要になります。
詳細画面をクリックすると、動画ごとの指標や時期ごとの指標なども確認することも出来ます。
リーチ
YouTube Studioアナリティクスのリーチのタブで確認をすることが出来ることは、
- YouTube広告の表示回数
- 動画視聴につながったかどうか
- YouTube広告を見つけた場所
- ユニーク視聴者数
などのリーチ関係の指標を確認することができます。
ユニーク視聴者数というのは、自身が決定した期間内に動画広告を視聴したユーザーの数のことです。
実際の視聴者数が分かる指標となっているので、しっかり確認しておきましょう。
エンゲージメント
エンゲージメントのタブでは、
- 動画の視聴状況
を確認することができます。
グラフで表示される内容は、
- 動画視聴合計時間
- 平均視聴時間
- 動画1本あたりの視聴時間
となっています。
エンゲージメントというのは、ユーザーがYouTube広告に持っている「関心や親近感」に関する指標となっています。
広告の内容とユーザーのニーズが合っていない場合やクリエイティブの質が低い場合には、エンゲージメントが下がってしまいます。
視聴者
視聴者のタブで確認出来ることは、
- 動画広告の視聴者
となります。
ユーザーの年齢や性別が分かるだけでなく、チャンネル登録をしているのか、どの時間帯にアクセスしているのか等、ユーザー情報やユーザーの行動についてもレポートで把握することができます。
YouTube広告を視聴しているユーザー情報と、ターゲティングが合っているのかどうかの確認が可能となります。
YouTube広告で目的別に見るべきレポートは?
YouTube広告のレポートでは、広告を出稿する目的によって重要となる指標は違います。
YouTube広告によってマーケティングを行う際に、どれぐらいの効果が出たのかを測定するためには、KPIを決めておかなければいけません。
KPIとは「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」のことを指していて、目標の達成度を測定する指標になるもので、わかりやすくいうと動画マーケティングの効果測定をするためのものです。
では、目的別でYouTube広告で見るべきレポートをご紹介していきます。
認知度アップ
ユーザーに、自社ブランドを知ってもらうための目的である認知度アップの場合には、
- 視聴回数・・・動画広告の視聴回数や、クリックされて再生がおこなわれた回数
- ユニークユーザー数・・・一定の期間に動画を視聴したユニークユーザーの合計数
- ブランド認知度・・・ブランドがどれだけの認知があるか
- 広告想起率・・・関連ワードから動画広告を思い浮かべる率
の4つを重視するようにしましょう。
認知度をアップさせる目的では、どのぐらいのユーザーに広告を見てもらえたのかということが重要になってきます。
購入検討
購入検討の目的では、ブランドのことは知っているけれども、比較検討にまで至っていないユーザーに購入検討を促すための目的となっています。
この場合には、
- 完全視聴率・・・再生完了数または指定秒数以上の再生回数÷広告の表示回数
- 再生時間・・・動画広告の総再生時間
- ブランド好感度・・・動画広告によるブランド好感度の変化
- 比較検討・・・動画広告のメッセージがサービスや商品の比較検討に影響したかどうか
- ブランド関心度・・・動画広告によってユーザーが興味、関心を持ってサービスの検索をしたかどうか
の5つを重視するようにしましょう。
広告を見たユーザーと見ていないユーザーでは、ブランドに対する好感度や比較検討がどのぐらい促進されたかを確認することが可能です。
ブランドへの関心度は、Googleでの自然検索の数の変化で確認することが出来ます。
行動促進
行動促進が目的の場合には、
- クリック数・・・動画広告がクリックされた数
- 問い合わせ数・・・動画広告視聴後にサービスや商品に関して問い合わせされた件数
- 会員登録数・・・動画広告視聴後に会員登録がおこなわれた数
- 売上・・・動画広告視聴後に売上につながった金額
- 購入意欲・・・購入意欲の変化
の5つを重視するようにしましょう。
行動促進は、検討しているユーザーに対して問い合わせなど、行動を起こしてもらうのが目的です。
購入意欲に変化があったのかなかったのかを指標として確認します。
広告の視聴回数やユニーク再生数などを確認して、アクセス数の条件の違いはなんなのか、原因を追究することで最適化につなげることが可能となります。
YouTube広告のレポートの確認方法は?
では、実際にYouTube広告レポートを確認する方法を見ていきましょう。
YouTube広告のレポートを確認する方法は、以下の2つがあります。
- YouTube Studioアナリティクス
- Google広告レポートにつなぎ込む
それぞれについて見ていきましょう。
YouTube Studioアナリティクス
1つ目は、「YouTube Studioアナリティクス」です。
YouTube Studioアナリティクスというのは、自社のチャンネルに投稿した動画や広告の視聴状況を分析するためのツールとなっています。
動画再生時間や視聴状況の確認などが可能になって、YouTube広告を配信しているのであれば無料で使用することが出来ます。
- 再生時間
- ユーザー層
- 視聴者維持率
- トラフィック
- 端末
- シェア数
- チャンネル登録者数
などを確認することが出来ます。
YouTube Studioダッシュボードから見ることが出来ます。
分析をすることも簡単なので、YouTube広告初心者でもしっかり活用していくことが可能です。
YouTube Studioアナリティクスは初心者向けで、ターゲットに合わせた動画を作ることが出来ますが、動画の効果測定しか出来ません。
広告をクリックした後のユーザーの行動については把握をすることができないので、その後の行動を把握したい場合には別のツールが必要になります。
YouTube Studioアナリティクスでの確認方法は、以下の通りです。
- YouTubeにアクセスし「YouTube Studio」を立ち上げます。
- 「アナリティクス」をクリックします。
これで、「チャンネルアナリティクス」が立ち上げれば、効果測定を行うことが出来るようになります。
とても簡単ですね。
Google広告レポートにつなぎ込む
2つ目は、Google広告レポートからつなぎ込む方法です。
リスティング広告やディスプレイ広告の分析も行うことが出来ます。
自社で複数のGoogle広告媒体を取り扱っている場合には、分析業務が楽になりますので、うまく活用していきましょう。
Google広告レポートの確認手順は、以下の通りです。
- Google広告のページから「設定」→「リンクアカウント」を選択します。
- ツールからYouTubeを選択します。
- 「+」を選択して、自社のYouTubeチャンネルのURLを入力して検索します。
- 「I own this channel」「Someone else owns this channel」という選択肢が表示されるので選択します。
- リンクは完了です。
「I own this channel」「Someone else owns this channel」の選択肢が表示された場合どちらを選択すべきかは、チャンネル所有者が自分かそうでないかで変わります。
- I own this channel・・・チャンネル所有者の場合
- Someone else owns this channel・・・チャンネル所有者でない場合
自身がチャンネル所有者でない場合には、チャンネル所有者のメールアドレスを入力する必要があります。
その場合、メールを受け取ったチャンネル所有者が承認次第リンク完了となります。
YouTube広告のレポートから分析すべき点は?
では、YouTube Studioアナリティクスからレポートを分析すべき点について解説していきたいと思います。
YouTube広告というと、広告を最後まで視聴したかどうかというところが一番のポイントになってきます。
YouTube Studioアナリティクスでは、視聴完了率を折れ線グラフで確認することが出来ますので分析がしやすいんです。
冒頭離脱が多い
YouTube広告の動画の冒頭で、離脱してしまうユーザーが多い場合には、
- 興味がない
- 動画の冒頭インパクトがない
などの理由が挙げられます。
YouTube広告のような動画広告では、動画の冒頭のインパクトはとても重要になります。
冒頭離脱が多い場合には、クリエイティブなどの改善が必要となります。
途中離脱が多い
YouTube広告の動画の途中で離脱してしまうユーザーが多い場合には、
- 内容がつまらない
- テンポが悪い
- ストーリーが面白くない
などの原因が考えられます。
動画を見ていてつまらないと思ってしまうと、動画を最後まで見ることなく途中で離脱してしまうユーザーが増えてしまいます。
しかし、途中までだとしても途中まで見たと言うことは、冒頭のインパクトは少なからずあったと考えてもいいかもしれません。
また、テンポの良い動画制作をすることも、完全視聴率を上げるポイントとなります。
YouTube広告のレポートでPDCAサイクルを回していく
YouTube広告を配信するのであれば、指標を計測するだけでなく、何よりも重要なのことが、広告の効果を分析したりクリエイティブを改善していく必要があります。
また、YouTube広告の費用対効果を高めるためには継続的にPDCAサイクルを回していく必要があります。
広告を配信して終わりではなく、効果測定を実行して課題を見つけて、広告の修正やターゲティング・キーワードの見直しを改善していく必要があります。
単に、広告の配信内容を変更するだけではなく、予算の調整なども必要であれば行い、費用対効果を最大化していくために、何度も繰り返しましょう。
PDCAサイクルを回していくためには、効果のあったクリエイティブと効果のなかったクリエイティブを比較するなどし、なぜ費用対効果が良かったのか、なぜ費用対効果が悪かったのかをしっかりと分析していかなければいけません。
分析をすることによって、費用対効果を継続的に高くするヒントを得ることができます。
そうすることで、YouTube広告の効果測定をし、改善点を見つけてプロモーションの最適化に繋げていくことで広告のさらなる効果を実感できるようになるはずです。
「たまたまいつもより多く成果を上げられたラッキー!」で終わらせるのではなく、なんでそうなったのか?もう一度この成果を上げるためにはどうすればいいのか?という思考を繰り返すことで、継続した利益につながります。
YouTube広告の効果を測定する広告効果測定ツールを活用しよう
YouTube広告の効果測定ツールを使えば、ウェブ集客に特化した分析を行うことが出来ます。
広告媒体の効果測定を一括管理することが出来、広告を適切に運用出来ているのかを簡単に素早く判断することが出来るようになります。
広告の効果測定ツールを利用すべき企業としては、複数のマーケティング施策を実施している企業になります。
YouTube広告の効果測定ツールを活用して、出来ることについて見ていきましょう。
一括管理
効果測定ツールを利用することで、各広告を一括して管理をすることが出来ます。
YouTube広告以外にも、SNS広告やリスティング広告を運用している場合には、1つのツールで管理をすることが出来るので便利です。
コスト管理
効果測定ツールを利用することで、各広告媒体のコスト管理をすることが出来ます。
いくつかの広告を一緒に運用をしていると、1つずつコスト管理を行わなければいけませんが、ツールを使うことによってコスト管理も一括でOKです。
広告以外のデータの可視化
効果測定ツールを利用することで、広告以外の「メルマガ」や「LP」などのデータを可視化することも可能になります。
ウェブマーケティングは、なにも広告だけではないので、色々な施策を一括して管理をすることで、マーケティングの分析を効率化することが出来るようになります。
YouTube広告で見るべきレポートをご紹介!レポートから分析すべき点も!まとめ
今回は、YouTube広告で見るべきレポートを見ていきました。
YouTube広告のレポートでは、理解しておくべき「指標」がたくさんあるということが分かりましたね。
YouTube広告だけに限ったことではありませんが、広告は出して終わりというわけではではありません。
YouTube広告を出すということは、なにかしら必ず達成したい「目標」というものがあるはずです。
YouTube広告の効果を数値的に可視化することで、期待している効果があるのか、目標を達成できているのかを測定することができます。
「指標」の意味をきちんと理解すれば、指標が指している数字がどんな意味を表していて、どのようにしていくべきなのかがわかるようになるので、その数値をもとに次に何をすべきなのかという改善点が見えてくるようになるはずです。
YouTube広告の効果をしっかりと改善していくためには、YouTube広告レポートを作成して分析していくということは必ず押さえておくべきことです。
色々な指標がある中で、レポートを作成するというのは大変なことですが、YouTube Studioアナリティクスや、広告効果測定ツールなどを利用することによって簡単に分析することが可能になります。
ツールをうまく活用して、他の媒体との結果を比較するということも出来るので、マーケティングの質も向上することが出来るようになります。
目的別でもYouTube広告で見るべきレポートをご紹介しているので、是非広告運用の参考にしてみてくださいね!
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