皆さんは、Facebook広告に絵文字を使えることをご存じでしょうか。
実は、Facebook広告には専用の絵文字・顔文字がたくさん用意されていて、それらを入れることが可能なんですね。
ただ、Facebook広告に絵文字を使うには、様々な条件や入れ方があり、それぞれしっかりと抑えておく必要があります。
中には、「Facebook広告の文字数って制限はあるの?何文字まで?」、「入力したはずの広告文が表示されない…どうして…?」、「どこに何の情報を入力すればいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回この記事では、Facebook広告の文字の表示場所、推奨文字数、文字記載時の注意点などをご紹介していきます。
また、Facebook広告に絵文字を入れることでエンゲージメントの向上につながるのかどうかも見ていくので、広告を作成するときの参考にしてください。
Facebook広告に絵文字とは?
絵文字は、さまざまな顔、オブジェクト、シンボルを出力する広範な特殊文字群です。
多くのコンピュータのオペレーティングシステムでは、自分自身で絵文字を解釈することができますが、Facebookは独自のイメージで置き換えます。
Facebook広告で文字を入れる場所は、3種類あります。
- メインテキスト
- 見出し
- 説明文
Facebook広告は、基本はこれら3要素で構成されます。
ただFacebook広告は目的に合わせてさまざまメニューが用意されており、表示形式も多様です。
デバイスや配置によって情報が柔軟に組み合わされるため、見出しや説明を記載しても表示されない場合もあります。
まずは、一番汎用性が高い下記の文字数を押さえておくと、さまざまな広告の目的や配置をカバーすることができます。
- メインテキスト 125文字以内 ※必須
- 見出し 25文字以内 ※任意
- リンクの説明 30文字以内 ※任意
メインテキストは125文字以内で、必須になります。
半角125文字を超える文字は認められますが、表示が途中で切れる可能性があります。
見出しは25文字以内で任意で、半角25文字を超える文字は認められますが、表示が途中で切れる可能性があります。
リンクの説明は30文字以内で任意となっていて、リンクの説明は一部の配置のみ表示され、表示位置は異なります。
モバイルニュースフィードでは、広告を見た人に響く可能性が高い場合のみ、広告に表示され、半角30文字を超える文字は認められますが、表示が途中で切れる可能性があります。
これらはあくまで「推奨」なので文字数を超えても何かペナルティーがあるわけではありません。
また、特にスマートフォンでの見え方も考えて、見やすさ・わかりやすさを考慮し、プレビューで確認しながら見切れない文字数に調整するのがおすすめです。
Facebook広告に絵文字を使用する方法は?
では、Facebook広告に絵文字を使用する方法を見ていきましょう。
Facebook広告で絵文字を使うには、「ショートカットコード」を使う必要があります。
Facebookには、ショートカットコードというものが存在します。
このショートカットコードを使うことで、Facebook広告に絵文字を入れることが可能になっています。
ショートカットコードは、自分で入力するか、提供されているサイトからコピペで持ってくる方法があります。
自分で入れるには、ショートカットコードを覚える必要がありますが、サイトから持ってくるのはコピーするだけで大丈夫です。
Facebook広告のショートカットコードは?
では、Facebook広告に使える絵文字のショートカットコードを見ていきましょう。
Facebookのショートカットコードは、Facebookが提供しているフォーマットにのっとる必要があります。
では、ショートカットコード一覧を見ていきましょう。
- 微笑む→:-) 、:)
- 驚く→:-O
- まゆをひそめる→:-( 🙁 :[ =(
- はっと息をのむ→:-O :O 😮 😮
- にっこり笑う→:-D 、:D
- ウィンク→;-)
- 不機嫌→>:( 、>:-(
- 目を細める→-_-
- 舌を出す→:-P 😛 :-p :p =P
- パックマン→:v
- 天使→O:)
- 悪魔→3:) 3:-)
- 泣く→:’(
- うろたえる→>:O >:-O >:o >:-o
- 確信できない→:/ :-/ :\ :-\
- 困惑する→o.O O.o
- ハート→<3
- キスをする→:- :
- メガネ→8-) 8) B-) B)
- サングラス→8-| 8| B-| B|
- ロボット→:|]
- 成・OK・承諾の印→(Y)
- サメ→ (^^^)
- ペンギン→<(“)
になっています。
他にもたくさんありますが、主要なショートカットコードはこれですね。
これさえ覚えていれば、Facebook広告で絵文字を使えるようになります。
Facebook広告のショートカットコードが掲載されているサイトは?
では、Facebook広告に使える絵文字のショートカットコードを書くのが面倒な場合は、サイトから直接コピーする方法もあります。
Facebook公認ではありませんが、Facebook広告に使えるショートカットコードが掲載されているサイトで代表例はこちらです。
https://jp.piliapp.com/facebook-symbols/
こちらのサイトであれば、1000以上の絵文字が用意されています。
これを使うことで、Facebook広告に絵文字を使って投稿をすることが可能です。
また、他には、
- Facebook絵文字
- Lets’EMOJI
- Facebook の顔文字&スタンプ~多彩なイラストとポーズ・表情(^o^)
などのサイトがあります。
どれもが、Facebook広告で使えるようになっています。
Facebook広告で絵文字を使えばエンゲージメントは上がる?
では、気になるところですが、Facebook広告で絵文字を使うとエンゲージメントが上がるのでしょうか。
広告を打つうえで大事なのは、やはりエンゲージメントですよね。
そのエンゲージメントと絵文字が、どう関係するのかを見ていきます。
まず、結果からみると、絵文字を使うとエンゲージメントは上がります。
よく個人同士のやり取りで使われる絵文字ですが、絵文字を使用したマーケティングキャンペーンの実験が2015年Appboyで行われました。
結果は、10億人以上に送信されていることがわかり、ビジネスにも有用であるということがデータとして結果が出て注目を集めています。
日本から生まれた絵文字は、オバマ大統領が「日本発祥で世界的に普及した代表的な文化のひとつ」と感謝の意を述べるほど世界中に広まっています。
また、SNSでの絵文字の使用によるエンゲージメントのデータ分析では、
- Twitterで絵文字を使うと25.4%増
- Instagramでコメントとキャプションに50%の人が絵文字を使用
- Facebookで絵文字を使うといいねが57%増、コメントが33%増、シェアが33%増
といった結果が出ています。
なので、絵文字を使うことによるメリットは絶大だとわかりますね。
Facebookでは感情を表現する絵文字が、ツイッターでは絵文字ツイートのターゲティング広告が導入されています。
世界中の人が親しみを感じるようになった絵文字は、これからは私生活だけではなく、ビジネスでもますます使われていくことでしょう。
むしろ、使っていないと損をしているという見方もありますね。
Facebook広告で絵文字使用の注意点
では、絵文字を使用するときの注意点を見ていきます。
SNSでは、絵文字を使うとエンゲージメントが上がることが証明されていますが、使い方を間違えるとガッツリとエンゲージメントが下がってしまいます。
絵文字を使うときの注意点は、
- 般的な認識を得ておく
- ブランドイメージに合うものを使う
- 絵文字は文章と一緒に使う
です。
絵文字には表情があり、その表情は世界共通認識です。
ただ、その分認識が自分だけずれていると使用しても、エンゲージメントが上がらないことがあります。
悲しい内容なのに笑顔の絵文字を使うなどは、かえって否定的な意見を受け取ることになります。
また、ブランドイメージに合うものを使いましょう。
たとえば、真面目なブランドイメージを持つ会社が、ドクロや舌を出した顔などの絵文字を使った場合、ユーザーはその企業に下品なイメージを持つ恐れがあります。
その結果、真面目なイメージが一転してブランドイメージがぶれてしまうかもしれません。
絵文字によって真面目系やかわいい系などが存在するので、あなたのイメージに適した絵文字を使うようにしましょう。
自分のブランディングをしている場合は、絵文字すら意識して使っていく必要があります。
怠ると、世間一般に浸透するイメージにずれが生じるので注意しましょう。
絵文字は、文章と一緒に使うようにしましょう。
絵文字ばかり使ってしまうと、どうしてもユーザーから低評価を受けることにつながってしまいます。
なので、伝えたい内容によっては、絵文字と文章の適した割合が異なります。
しかし、どんな内容を伝えるとしても、絵文字が文字に対して多すぎると、ユーザーは悪い印象を抱きやすい傾向にあります。
ユーザーによい印象を抱いてもらうためにも、絵文字と文字のバランスを考えて、情報を発信することが大切です。
Facebook広告で絵文字を見た際の一般的な認識
絵文字を使う際は、絵文字に対する一般的な認識を確認しましょう。
これを怠ってしまうと、絵文字を使った意図とは異なったイメージをユーザーに抱かせることにつながってしまいます。
具体的な例を出してみると、たとえば「桃」の絵文字です。
この桃の絵文字を見たときに、「食べたい」「かわいい」「おいしそう」「ピンク」など、人によってさまざまなことを連想して感じることでしょう。
しかし、桃の絵文字を見たとき、27%の人々が性的な連想をするというアンケートがあります。
あなたが性的な発信をしていなくても、桃の絵文字を入れるだけで、27%もの人が性的な連想をしてしまう恐れがあるということです。
このように、絵文字の見た際の一般的な認識をしっかりと理解しておかないと、異なる意図としてユーザーに伝わってしまいます。
これでは本来の目的とは違ってきてしまいます。
なので、絵文字を使う際は、あなたが伝えたいと思っている意図と親和性が高い絵文字を使うようにしましょう。
Facebook広告で絵文字を使ったターゲティングの例
では、Facebook広告で絵文字を使ったターゲティングの例を見ていきます。
まずは、「ドミノピザ」です。
ドミノピザでは、絵文字を使ったツイートをするだけで、お気に入りのピザが自動注文される仕組みを作り一躍有名になりました。
使い方は、以下の通りです。
- ドミノピザ公式HPで、アカウント情報やお気に入りピザの情報を登録する
- 登録情報とツイッターアカウントを連動する
- ツイッターにピザの絵文字をツイートする
- ドミノピザから来る確認メールで承諾する
ピザの絵文字ひとつをツイートするだけで、煩わしい注文の工程を省略することができます。
絵文字に「お気に入りのピザを注文したい」という意味を持たせた、宣伝とは異なる新しい絵文字の使い方です。
絵文字をツイートするだけで、面倒な注文が一瞬で済んでしまうので、かなり便利だと話題になりました。
次は、「世界自然保護基金」です。
世界自然保護基金では、絵文字と募金を結び付けるキャンペーンを試みました。
世界自然保護基金では、絶滅危惧種に関する動物の絵文字を投稿すると、1ツイートにつき0.1ユーロの募金が行われるようになっています。
このツイートは、リツイートが35,000回以上、「いいね」が11,000以上の結果を残しました。
ほかの企業では着目しなかった、絵文字がかわいいという特性を生かし、この仕組みのおかげで、数多くの絶滅危惧種が助かったのは言うまでもありません。
「シボレー」は、絵文字を使って新型車の宣伝したり、ユーザーに感想を表現してもらったりしました。
その結果、Twitterのエンゲージメントが18倍に増やすことに成功したのです。
しかし驚くことに、絵文字を使ったCM動画は、高評価よりも低評価のほうが5倍も多くなり、集まった意見も、ネガティブなものが多かったそうです。
絵文字を使うことで注目を集めることに成功したのですが、ユーザーからの評価が低かったのは、意味が分からない絵文字を多用したことも要因のひとつでしょう。
Facebook広告に絵文字を使用して投稿する方法!エンゲージメントの向上に繋がるのか?まとめ
Facebook広告での絵文字には、絶大な効果があることがわかりましたね。
エンゲージメントの上昇も見込め、かなり使い勝手がよさそうです。
しかし、エンゲージメントを上げたいからといって、無闇やたらに絵文字を使わないようにしてください。
絵文字を無闇に使うことで、ユーザーの低評価が多くなったり、ユーザーがあなたとは異なる意図に解釈されたりしてしまいます。
なので、絵文字の意味・ブランドイメージと絵文字との関連性・文章と絵文字のバランスを意識して、インプレッションと高評価を向上させるように絵文字を使っていきましょう。
また、絵文字を使うには、ショートカットコードを使うか掲載されているサイトからコピーして持ってくるという方法があります。
Facebook広告には、絵文字をふんだんに活用していきましょう!
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