皆さんは、Facebook広告のフィード広告を使っていますか?
他にも色々な種類の広告がありますが、Facebook広告のフィード広告は、使ったほうがメリットが多くある広告の1つです。
画像広告よりも、動画広告のほうが効果がありますが、Facebook広告では、フィード広告を活用することが出来ます。
そして今、Facebook広告でもストーリー広告の提供が開始されました。
Facebook広告のストーリー広告というのは、最近よく使われ始めている24時間で消える動画形式になっている広告のことです。
ストーリー広告と、従来からあるフィード広告とどのような違いあるのかについても気になりますよね。
そこで今回この記事では、Facebook広告のフィード広告について配置できる場所や効果を上げる方法などについて詳しく見ていきましょう。
また、ストーリー広告との違いについても分析して見ていくので、参考にしていただければ幸いです。
Facebook広告のフィード広告とは?
ではまず、Facebook広告のフィード広告について見ていきましょう。
フィード広告とは
Facebook広告のフィード広告というのは、Facebook内のニュースフィード(タイムライン)の中央に表示される、近況アップデートなどを更新しているページのことです。
Facebook広告のフィード広告で、画像等を活用して製品や各サービスを宣伝することができます。
ニュースフィードでは、友達やページ、グループ、広告主からの最新の情報や投稿などが表示されています。
メディアなどにブランド認知などに、Facebook広告のフィード広告は使うことができるんですね。
ビジネスと感じさせないような友達や知り合いのSNSの投稿と同じ形式で表示されるので、ユーザーに対して自然にリーチすることが出来ます。
また、メニューから動きや音声を入れることが出来るので、見る人を即座に惹き付けることが出来、商品の特徴を紹介したり、ブランドストーリーを伝えることが出来ます。
デザインの推奨
Facebook広告のフィード広告のデザインの推奨を見ていきましょう。
ファイルタイプ | MP4、MOVまたはGIF |
アスペクト比 | 4:5 |
動画設定 | H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
動画のキャプション | 推奨(任意) |
動画音声 | 推奨(任意) |
テキストの推奨
次に、テキストの推奨事項を見ていきましょう。
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 |
説明 | 30文字以内 |
ご覧のように、文字数は多すぎず少なすぎず、上の一覧のような推奨文字数を遵守していきましょう。
技術要件
次は、フィード広告の技術要件についてです。
動画の長さ | 1秒~241分 |
最大ファイルサイズ | 4GB |
最小幅 | 120ピクセル |
最小高さ | 120ピクセル |
360度動画も可能
Facebook広告のフィード広告では、一部で360度動画を使用することが出来ます。
360度動画は、ユーザーに広告が表示されると、別のデバイスを回転させたり指でドラッグすると上下左右や好きな方向に視点を変えていろんな角度から動画を見ることが出来ます。
Facebook広告のフィード広告の配置
Facebook広告を配置する場所のことを配置と言います。
キャンペーンの目的で選択すると、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkに広告を配信することが出来ます。
また、Facebook広告には「自動配信」のサポートもあり、自動配置を利用することによってFacebookの配信システムが予算を最大限に活用できるように配置してくれます。
たくさんの配置を含めることによって、幅広いオーディエンスを見つけられるようになります。
広告の配置について見ていきましょう。
フィード
フィードに配置される広告は、受信箱、デスクトップ、モバイルのフィードをスクロールするユーザーに表示されます。
Facebookニュースフィード | パソコンでFacebookにアクセスしているユーザーのデスクトップニュースフィードに表示される広告。 モバイルでFacebookにアクセスしているユーザーには、モバイルニュースフィードに表示されます。 |
Instagramフィード | モバイルでInstagramのアプリを使用しているユーザーにモバイルフィードに表示される広告。 Instagramアプリの利用者のみに表示されます。 |
Facebook Marketplace | Facebook Marketplaceのホームページに表示されます。 |
Facebook動画フィード | 動画広告はFacebook WatchとFacebookニュースフィードの動画専用環境で、オーガニックな動画と動画の間に表示されます。 |
Facebookの右側広告枠 | Facebook右側の広告枠に表示されます。 パソコンでFacebookを閲覧しているユーザーにのみ表示されます。 |
Instagram発見タブ | 閲覧中のユーザーが写真や動画をクリックすると表示されます。 |
Messenger受信箱 | Messengerの「ホーム」タブに表示される広告。 |
ストーリーズ
ストーリーズでは、フルスクリーンの縦型広告が表示されます。
Facebookストーリーズ | Facebookストーリーズに表示されます。 |
Instagramストーリーズ | Instagramストーリーズに表示されます。 |
Messengerストーリーズ | Messengerストーリーズに表示されます |
インストリーム
インストリームでは、動画コンテンツの再生前後や再生中に表示される広告です。
Facebookインストリーム動画 | 広告はFacebookのオンデマンド動画と一部の承認されたパートナーのライブストリームに表示されます。 |
IGTV動画 | 参加しているクリエイターがアップロードしたIGTV動画コンテンツ内に表示されます。 |
検索
検索では、検索結果の横に表示されます。
Facebookの検索結果 | FacebookおよびMarketplaceの関連する検索結果の横に表示されます。 |
メッセージ
Messenger広告メッセージ | Messengerでこれまでにやり取りしたことがある利用者にメッセージとして表示されます。 |
記事内
記事内では、インスタント記事に表示されます。
Facebookインスタント記事 | Facebookモバイルアプリに配信されるインスタント記事に表示されます。 |
アプリ
広告は外部のアプリに表示されます。
Audience Networkのネイティブ、バナー、インタースティシャル | Audience Network内のアプリに表示されます。 |
Audience Network動画リワード | 動画として表示され、その動画を見た利用者はアプリ内でリワード(アプリ内の通貨やアイテムなど)を獲得できます。 |
Facebook広告のフィード広告とストーリー広告の違いは?
では、Facebook広告のフィード広告とストーリー広告の違いを見ていきましょう。
ストーリー広告は、もともとはInstagram(インスタ)で人気の高い機能でしたが、2017年にfacebookにも搭載されました。
ストーリー広告
まずは、ストーリー広告とはどういったものかを見ていきましょう。
ストーリー広告というのは、Facebook広告のフィード広告よりも新しくリリースされた広告で、5~15秒の動画で構成されている広告のことです。
スキップすることも可能ですが、5~15秒と時間が短いので、スキップする間もなく広告を見終わってしまうというケースも多いようです。
そして、24時間で自動的に投稿動画が消去されるという、なんとも新しい広告になっています。
ストーリー広告は、ユーザーが投稿したストーリーとストーリーの間に表示される広告です。
そのため、Facebook広告のフィード広告とストーリー広告の違いとしては、ユーザーの興味を惹けるかどうかが異なってきますね。
ユーザーの興味を惹いてアクションを起こしやすい
ストーリー広告は、その瞬間にしかキャッチできない情報が掲載されているということで、従来のFacebook広告のフィード広告よりもユーザーの興味を惹けると言われています。
ストーリー広告では、動画の中にランディングページのリンクを埋め込んで、ストーリーから顧客を誘導することが出来るようになっています。
また、Facebookの調査結果によると、ストーリー広告のほうがシェア数をFacebook広告のフィード広告よりも上回っているようです。
Facebook広告のストーリー広告では、広告を見てブランドに興味を持ったユーザーの58%は、ブランドサイトをアカウントをフォローして閲覧し、さらに半数の人はウェブサイトにアクセスしてダウンロードして購入したというデータがあります。
また、31%の人は店舗で購入しています。
効果的なストーリー広告を配信することで、ユーザーは情報を得るだけでなく商品の購入やアプリのインストールなどのコンバージョン獲得を期待出来るんです。
どんな配置にするのかは、ユーザーに対して広告をどのように見せたいのか、動画のフォーマットなどによっても違ってくるので確認しておきましょう。
印象に残りやすい
Facebook広告のストーリーズは、スマホの画面いっぱいに表示されるので、見ているユーザーの印象に残りやすいんです。
Facebookによれば、アメリカでの登録しているユーザーの約7割がストーリー広告を見ることで、そのプラットフォームに入り込んでしまうと答えています。
そして、ユーザーの約6割は、「ストーリーではリアリティを感じられて親近感がある」と答えています。
Facebook広告のフィード広告では、規約にある1投稿の中で表示されるサイズに限りがあります。
ストーリー広告よりも、クリエイティブの魅力が伝わりにくいと言われる理由はここにあるのかもしれません。
ストーリー広告は、デフォルトでフルスクリーンなので、伝えたいことが伝わりやすく、ひとつのコンテンツとしての魅力もあります。
選べる目的の種類
Facebook広告のストーリー広告は、マーケティングの目的によってカテゴリを分けて作成することが出来ます。
目的というのは、ストーリー広告を配信して得られる成果のことです。
Facebook広告のストーリー広告で選べるマーケティングの目的は、次の7つです。
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- リード獲得
- コンバージョン
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
目的 | 内容 |
ブランドの認知度アップ | 自社ブランドに対して興味や関心がありそうなユーザーに広告を配信し、認知度を高める。 |
リーチ | 多くのユーザーに広告を配信し、認知度を高める。 |
トラフィック | ユーザーを自社のウェブサイトに誘導し、アクセス数を増やして自社の商品の詳細を理解してもらう。 |
アプリのインストール | 自社が開発するアプリをユーザーにインストールすることを促す。 |
動画の再生数アップ | 自社の商品の紹介・宣伝動画の再生数を増やす。 |
リード獲得 | 自社の商品に興味や関心のあるユーザーのメールアドレスなどの情報を取得する。 |
コンバージョン | 自社の商品の購入やサービスの問い合わせなどを促す。 |
この設定は、広告マネージャで設定をすることが出来ます。
配置場所を「自動」にしておけば、マーケティングの目的が達成されるようにFacebookが配置場所を決定してくれます。
Facebook広告のフィード広告の成果を上げるコツ
では、Facebook広告のフィード広告の成果を上げるにはどうしたらいいのか、コツを見ていきましょう。
目的とターゲティングの設定を適切に
キャンペーンの目的では、自社が達成した目標などによって使い分けることで最大限の成果を発揮することが出来ます。
設定を変えるだけで、コンバージョン率がかなり変わるということもあるので、採用情報によって使い分けることが必要です。
また、適切なターゲティング設定も重要です。
広告を配信するときに、「誰に」「何を」伝えたいのかを明らかにすることによって成果を発揮することが出来ます。
年齢や性別、興味、関心などをしっかりと設定し、どういったユーザーに対して広告を配信したいのかを考えて細かく設定するようにしましょう。
テンポの良い動画にする
動画のテンポが悪いと、広告をスキップされてしまう可能性が高くなってしまいます。
内容や意味が分かりにくいものもスキップされてしまいがちです。
ダラダラとした動画を作って配信することはやめましょう。
ストーリー性が高く、実績や実例から魅力を訴求できるような広告を配信することで、ユーザーの興味を惹くことが出来るはずです。
字幕やテロップを入れる
フィード広告では、動画広告の配信対象となるユーザーは音声を聴ける環境で視聴しているとは限りませんよね。
最近では、常にマナーモードにしている人も多いはずです。
Facebook広告では、フィード広告に字幕やテロップを入れるのがおすすめです。
字幕やテロップを入れれば、より動画が見やすくなって興味を惹くことが出来るので、広告からの離脱を防止することが出来ます。
サムネイル画像を印象深いものにする
サムネイル画像は、Facebookに動画を投稿したときに最初に表示される画像の事です。
ユーザーが広告を見るときに最初に目にするものと言えば、サムネイル画像ですよね。
印象深いサムネイル画像が設定されていると、広告を見てみようかな、という気になるはずです。
商品やサービスなどが一目でわかったりなど、ユーザーの興味を惹きやすいサムネイル画像を設定することで成果を獲得しやすくなります。
Facebook広告のフィード広告の注意点
では、Facebook広告のフィード広告にはどういった注意点があるのでしょうか。
スマホでプレビューをチェックする
まずは、Facebook広告のフィード広告のプレビューはスマホでチェックするようにしましょう。
実は、PC版でうまく表示されていてもスマホ版ではうまく表示されないことがあります。
また、ユーザーの9割はスマホでアクセスします。
そのため、スマホで見にくかったりすると、9割のユーザーが見にくいと判断してしまいます。
そうすると、うまくコンバージョンにつながらないことがあります。
結果、クリックされずにタイムラインに流れていってしまいます。
画像形式を確認する
Facebook広告のフィード広告の画像形式は、「JPG」か「PNG」のみです。
AIデータは使用することはできません。
このことは明記されているのですが、意外と見落としている人が多い部分になります。
正方形の画像を準備する
Facebook広告のフィード広告では、アスペクト比は1:1になっています。
はじめに用意すべきなのは、「1:1の正方形」のほうが良いです。
正方形画像であれば、専有面積が大きく見えるので視覚的にも効果的になるからです。
解像度は最大にする
また、Facebook広告のフィード広告の画像解像度には制限がありません。
そのため、画像の解像度は最大にしておくべきなんです。
下限は100×100ピクセルとなっています。
画像内のテキスト量は20%以下にしておく
また、すべての広告に共通していることなのですが、画像内のテキスト量は20%以下にしておくことが重要です。
Facebook広告では、画像に占めるテキスト量が20%を超えるとペナルティが課されてしまう可能性が高いです。
ペナルティが課されてしまうと、広告配信が抑制されてしまうんです。
この制度は2020年まで行われていましたが、今でもそういった風習は残っているようですね。
長すぎる広告にしない
長すぎる動画というのは、ユーザーが見る気力をなくしてしまい離脱しやすくなってしまいます。
テーマを絞って、動画時間が長くなりすぎないようにしたほうが、内容は伝わりやすくなります。
ポイントは、最初の5秒で目を引く動画を作成することです。
Facebook広告のフィード広告とは?ストーリー広告との違いも!まとめ
今回は、Facebook広告のフィード広告について見ていきました。
また、ストーリー広告との違いも見てきました。
フィード広告は、従来からあるニュースフィードに表示される広告のこと。
ストーリー広告は、投稿の間に表示される24時間で自動的に投稿が消える新しい広告のこと。
ストーリー広告は、その瞬間にしかキャッチできない情報が配信されるので、フィード広告よりもユーザーの興味を引くことが期待出来ます。
Facebook広告のストーリー広告は、フィード広告よりも効果が出やすいとして注目されていますので、試してみる価値はありますね。
とは言っても、フィード広告とストーリー広告は、広告が配信される場所が変わってくるはずですので、是非、Facebook広告のフィード広告とストーリー広告を使い分けるようにしましょう。
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