皆さんは、Facebook広告にGIF画像を使用することはできますか?
GIFというと、「画像ファイルのフォーマットのうちのひとつ」というイメージが強いかもしれません。
ですが、実はFacebook広告では、動画広告でアニメーションGIFファイルを広告素材として利用して制作をすることが出来るんです。
投稿を宣伝するという目的に限定されていたので、あまり活用されていなかったFacebook広告のGIFですが、以前よりも投稿しやすくなりました。
投稿しやすくなったことによって、GIFのアニメーションを使用したFacebook広告の動画が増えています。
そこで今回この記事では、Facebook広告にGIF画像を使う方法について設定の仕方や内容など、ご紹介していきます。
初心者の方にでもわかりやすいように、解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。
Facebook広告のGIFアニメーションとは?
まずは、Facebook広告で使えるようになったGIFアニメーションについて見ていきましょう。
GIFアニメーションというのは、何枚かの静止画を組み合わせてあたかも画像が動いているかのように動きを付けるもののことを言います。
わかりやすく言うと、パラパラ漫画のようなものです。
実は、GIFアニメーションは昔から関連する多くのウェブサイトでも利用されてきたものです。
それが、現代でもスマホの利用によって気軽にウェブサイトにアクセスできるようになったことを受けて、短時間でも簡潔に伝えられるという特性を持つ「GIFアニメーション」が注目されるようになってきました。
Facebook広告にGIF画像を使う方法は?
では、Facebook広告にGIF画像を使う方法について、説明していきます。
広告マネージャでGIFを使った動画広告を作成する方法
Facebook広告にGIF画像を使う方法は、以下の一覧の通りです。
- まず、広告マネージャーから「動画広告を作成」→「クリエイティブ」→「メディアを追加」をクリックしていきます。
- 「動画を追加」をクリックし、GIFファイルを選択します。
- 新しいGIFを使いたい場合には、「アップロード」でGIF画像を通常のファイルと同じようにアップロードしましょう。
- 既にあるGIFを使用する場合には、検索バーにファイル名を入力します。
- GIPHYなどを利用するためには「アカウントの動画」→「動画のURL」をクリックします。
- そして動画ファイルのリンクを貼り付けて、「「インポート」をクリックします。
- インポートが完了するとその動画が「アカウントの動画」として表示されます。
- 次に、GIFファイルを選択し「次へ」で動画の作成を続けましょう。
- 「公開」します。
ここで「公開」することで、GIFファイルは広告に表示されるようになります。
FacebookページからGIFを動画広告として作成する方法
では、FacebookページからGIFを動画広告として作成するにはどうすればいいのでしょうか。
FacebookページからGIFを動画広告として作成する方法について見ていきましょう。
- GIFへのリンクを含む投稿を作成するか、GIFを投稿に直接アップロードし「投稿」をクリックします。
- そして、Facebookページで投稿を見つけて「投稿を宣伝」で、広告の詳細を入力→「投稿を宣伝」をクリックします。
- 広告が公開されると、GIFファイルが動画広告としてオーディエンスに表示されます。
Facebookページで掲載されている投稿を見つける際に、ページの再読み込みが必要になる場合があります。
実は、以前は「投稿を宣伝する」という目的以外には使用できなかったGIFですが、アップデートがされた結果、MOVやMP4といった動画ファイルと同じように動画広告の素材として利用して提供することができるようになりました。
Facebook広告のGIFは動画ではなく画像
Facebook広告では、GIFアニメーションを使用できますが、実はGIFアニメーションというのは、動きがあって動画のようですが、動画とは違い静止画を組み合わせてアニメーションを表示させています。
GIFアニメーションは、あくまで画像形式ということなので、動画ではないということを再認識しておきましょう。
また、再生ボタンを押さなくても、自動的に動き出すことが出来ます。
なので、閲覧環境を選ぶことなく、自動的にループ再生されるというのが特徴的なところです。
しかし、動画のように見えてしまっていますが、あくまで画像ですので、もちろん音声を出すことは出来ません。
ですから、GIF画像を使ったアニメーションというのは、数秒で完結するように適切に作成するのがポイントになります。
Facebook広告でGIF画像を使うメリットとは?
Facebook広告において、GIF画像を使っていく最大のメリットについて見ていきましょう。
動きが軽い
GIFアニメーションというのは、動画ではなく画像なので、容量がとても小さいので軽いです。
動画と比較すると、通信状況によって動きが遅くなってしまったりすることもありますが、GIFアニメーションだと動き自体が軽いので、常に安定したアニメーションを高い率で再生をすることが出来ます。
プラットフォームを選ばない
GIFアニメーションというのは、スマホやタブレット、パソコンなど、他のデバイスに関係なく再生をすることが可能となっています。
Facebookだけでなく、InstagramやTwitterなどのそれぞれSNSに対応しているのも使いやすいので良いですね。
GIFアニメーションというのは、確実にユーザーに届けることが出来るので、広告の効果がより高いと言えるでしょう。
ユーザーに伝わる情報量が多い
Facebook広告のGIFアニメーションでは、静止画を組み合わせて動画のように見せているので、静止画よりも伝えられる商品の情報量が多くなります。
情報を多く届けることができるということは、ユーザーの興味を惹き付けるきっかけを作りやすいというメリットがあります。
SNSなどのような、たくさんの情報が流れているような場面に届けることで、さらに有効になってきます。
実際に、GIFアニメーションをビジネスで活用することで、売上がアップしたというデータも出ています。
Facebook広告の動画広告に使用するGIFを見つけるには?
では、動画広告に使用するGIFを見つけるには、どうすればいいのでしょうか?
GIFを集めている資料のようなポータルサイトのようなサービスがいくつかあります。
動画広告に使用するGIFを見つけるには、無作為に探すのではなく、「GIPHY.com」などにアクセスしてみましょう。
「GIPHY.com」では、GIFの検索をしたり、自分で作ったりすることが可能となっています。
「GIPHY.com」でGIF画像を探す時には、
- 広告に使用する既存のGIFを選び「リンクをコピー」→「GIFリンク」と進みます。
- そして、広告マネージャーの「動画のURL」セクションをリンクに貼り付けて完了です。
また、以下のようなサイトも紹介するので、ぜひシェアして参考にしてみて下さい。
- 「Tumblr」 ・・・ キーワード+”GIF “で検索する。
- 「Google画像検索 -」・・・検索バーの下にある「ツール」をクリックし、「タイプ」のドロップダウンメニューから「アニメーション」を選択する。
- 「自分のミームを知る」・・・ “GIF “で検索する。
- 「Photobucket」・・・ “GIF “で検索する。
また、Facebookで「Giphy GIF」を共有することも出来ます。
Giphyから「GIFを共有する」を使うことによって、GIFボタンがなくてもFacebookに投稿することが可能となります。
- 「Giphy.com」にアクセスします。
- 好きなGIFを見つけたら、GIFパーマリンクのページにあるFacebookボタンをクリックします。
- 「リンクを共有 」をクリックします
これで、簡単にFacebookに投稿をすることが出来ます。
Facebook広告のアニメーションGIFのファイルサイズは?
では、アニメーションGIFのファイルサイズを見ていきましょう。
アニメーションGIFのファイルサイズは、8MB未満となります。
ですから、8MB以上のファイルサイズの場合であった場合には、8MB未満になるように圧縮するようにしましょう。
Facebook広告のアニメーションGIFの条件は?
では、アニメーションGIFの条件について見ていきましょう。
アニメーションGIFは、ほかの広告と同じように、画像内にテキストが占める面積が20%未満とすることが推奨されています。
そのため、20%以上になっている場合は、広告運用が非効率になってしまう恐れがありますので注意する必要があります。
また、点滅するようなものや、画質が荒いものは広告の審査で承認されない可能性がありますので、あまり使わないようにするといいかもしれません。
Facebook広告のGIF画像を使うときの注意点
Facebook広告でGIF画像を使うときには、いくつか注意しなければいけない点があります。
どんなことに注意しなければいけないのか、細かく見ていきましょう。
ユーザー層を考える
自分のFacebookページを見ているユーザー層を知ることはとても重要になってきます。
全くターゲットの違うユーザーに対して投稿をしても、なかなか意味がないですよね。
自社のFacebookページを見てくれるユーザー層を考慮して、配信をするようにしましょう。
GIFの質は高いものを選ぶ
GIFは、色々なものがあります。
とても使い物にならないようなものから、印象的でインパクトのある高品質なものまで色々です。
また、画質も色々で、画質が荒くて何の画像がよくわからないものもあります。
そういったものを使うのは、ユーザーの印象もあまりよくないので、なるべくなら使わないようにしましょう。
GIF画像を選ぶときのポイントとしては、高品質ものを選ぶようにしましょう。
流行を意識する
万人受けするように、流行を意識したGIFを使用するようにしましょう。
内輪だけでわかるようなニッチなGIFだと、見ているユーザーが何を意味しているのか理解できず、広告の意味をなさない可能性があります。
なので、流行をきちんとつかんで、誰にでもわかるような万人受けするようなGIFアニメーションを作成するように心がけましょう。
刺激のあるアニメーションにしない
点滅や、派手な配色、奇妙な動きのアニメーションなどを使用するのはやめましょう。
ユーザーの興味をひくどころか、避けられてしまう要因となってしまう可能性があります。
Facebook広告のGIF画像ではシネマグラフもおすすめ
「シネマグラフ」と呼ばれる、画像の中の一部分だけを動かして魅せる表現手法があります。
「シネマグラフ」について見ていきましょう。
シネマグラフとは
「シネマグラフ」にも、GIFアニメーションを使うことが適しています。
「シネマグラフ」というのは、アメリカの写真家Kevin Burg氏 とJamie Beck氏によって編み出されたものです。
静止画と動画を組み合わせた作品全般のことを指します。
シネマグラフの作り方
「シネマグラフ」を作成するときには、GIFフォーマットであれば、Photoshop やシネマグラフ専用の作成ツールを使うことで簡単に作ることが出来ます。
- 準備した動画の中から、製紙フレームを1コマ選びます。
- 選択した静止画の中で、動きをつけたい部分に穴をあけます。
- 動画の上に穴のあいた静止フレームを重ねて、穴の部分だけ画像が切り替わるようにします。
「シネマグラフ」は、その動きの特徴から、Facebookをスクロールしているユーザーの興味を惹く「アイキャッチ」の効果を期待することが出来ます。
Facebook業界では、これからシネマグラフを目にする機会が増えるだろうと予想されています。
シネマグラフでは、ユーザーの視線を引くことで、広告からサイト流入などにつなげることが出来ると期待されています。
Facebook広告のGIF画像のアニメーション活用事例
では、Facebook広告においてGIF画像を使ったアニメーションの活用事例を見ていきましょう。
Take Flight in Iconic Style and Everyday Comfort.
The Big Kids @Jumpman23 Air Jordan 1 Low ‘White/Stadium Green’ & White/Gym Red’
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Stadium Green: https://t.co/X76yndaBTo
Gym Red: https://t.co/WWaepwWygV pic.twitter.com/N2zbc4AM2f
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タイミング良く画面をタップして、オレンジのアクアをそろえると・・・!?
※一部の端末では、タップしてもGIFが止まらない場合があります#成功したらRT #トヨタ #toyota #アクア #ハロウィン pic.twitter.com/4MPon4Yi8Q
— トヨタ自動車株式会社 (@TOYOTA_PR) October 31, 2016
Happy Birthday! 💚🎉 pic.twitter.com/tN6NLN5lZf
— Starbucks Coffee (@Starbucks) July 12, 2021
このように、GIFアニメーションを活用している企業が数多くあると言うことが分かります。
ユーザーの目を引き、思わずウェブサイトに誘導されてしまうようなアニメーションですよね。
Facebook広告にGIF画像を使うには?容量制限はある?まとめ
今回は、Facebook広告にGIF画像を使う方法について見ていきました。
動画広告は、これからどんどん注目が高まってきて、汎用性も高くなってくるはずです。
Facebookにおいても、動画に関するアップデートがどんどん進んでいるようです。
Facebook広告を始めたばかりの人で、動画広告を作るのがなかなか難しいという人でも、GIFアニメーションなら気軽に作成することが出来るというのも大きなポイントとなります。
また、GIF画像の容量制限や推奨されているサイズなども見ていったので、是非参考にしてください!
Facebook広告でのクリエイティブの幅を広げて、より効果的な広告を配信していくように心がけていきましょう!
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