いまだに議論が交わされている「YouTube広告」と「テレビ広告」。
一体、YouTube広告とテレビ広告ではどちらが優秀なのでしょうか。
YouTubeは、年々人気が高まり、パソコンやスマホ、タブレットだけでなく、テレビ画面でYouTubeを見ているユーザーも多いですよね。
テレビにYouTubeの機能が備わっているものもあるぐらいです。
動画メディアがデジタル化し、テレビよりも優勢になってきているとも思われる昨今で、広告はYouTube広告とテレビ広告どちらのほうが優秀なのかどうか気になりますよね。
各企業においてブランド認知度をアップさせるキャンペーンを行う場合などには、まずはテレビCMを主体に考えるというのが現在でも一般的です。
デジタル広告への予算配分はその次に分配という形をとっている企業がほとんどですが、2019年には、国内統計で「日本の広告費」はインターネット広告費がテレビ広告費を初めて上回ったという結果も出ています。
テレビ広告の予算を縮小し、YouTube広告に移行させている企業も増えてきているんだとか。
実際のところテレビ広告とYouTube広告のリーチ力にはどのぐらいの効果の差が出ているのでしょうか?
そこで今回この記事では、YouTube広告とテレビ広告のリーチ力を分析・検証しました。
初心者の方にでもわかりやすいようにご紹介していくので、参考にしていただけたら幸いです。
YouTube広告とテレビ広告のリーチ力とは?
まずは、リーチ力とはどんなものなのかについて見ていきましょう。
リーチというのは、インターネット広告の到達力を示す指標のことを言います。
その広告に接触した人数や、全体における割合を表します。
特定の期間内に、その広告を目にしたユーザーの人数や回数を表し、広告接触の広さの指標となるもののことを言います。
YouTube広告とテレビ広告のリーチ力というのは、YouTube広告やテレビ広告に接触したにンずうや全体における割合のことと思っておけばいいでしょう。
YouTube広告とテレビ広告の違い
では、YouTube広告とテレビ広告の違いについて見ていきましょう。
広告という点では、一見YouTube広告とテレビ広告は同じもののように思えます。
数年前までの傾向を見てみると、テレビ広告をそのままYouTube広告に使っているなんてこともありました。
しかし最近では、YouTube広告オリジナルの動画の制作が進んでいます。
YouTube広告とテレビ広告では、見せ方が違ってくるからです。
テレビ広告と言えば、テレビの番組を見ている間に流れてきてテレビを見ている限り絶対に見なければならないものとなっていますよね。
しかし、YouTube広告のようなウェブ動画広告というのは、ユーザーが動画をスキップしたりすることも可能となっています。
テレビ広告のように30秒の広告を作っていたとしても、途中でスキップしてしまうことが出来るんです。
ということは、本来ならば30秒で伝えたいことがあるはずなのに、全てを伝えることが出来ないということになります。
ですから、YouTube広告とテレビ広告と同じものを作っていては伝えられる情報が少なくなってしまいます。
そういった理由から、YouTube広告は、オリジナルのクリエイティブが必要となってきているのです。
YouTube広告
近年、子供がなりたい職業として注目を集めているのがユーチューバーです。
ここ数年で、動画広告市場はめざましく成長を遂げ、そのなかでも、YouTube広告市場は注目されていて、世界で、19億人に見られている世界最大の動画プラットフォームで、テレビで活躍する芸能人なども続々と参入しています。
YouTube上に公開した動画コンテンツに広告を掲載することで、その広告掲載料を得る、という仕組みになっています。
これまで、動画コンテンツにおける広告としては、テレビ広告が主流となっていましたが、YouTubeが普及したことによって、現在では多くの企業がYouTubeで広告出稿をおこなうようになっています。
実際、有名なユーチューバーのほとんどは、この広告を掲載することによっても収益を得ています。
YouTubeは現在、国内外で膨大な視聴者を持つ動画メディアとして、大きな知名度を誇っています。
YouTubeの動画広告はTrueViewと呼ばれ、いくつかの種類がありますが、よく知られているのが、コンテンツ再生前に差し込まれる「インストリーム広告」という広告になります。
YouTubeに広告を出すということは、企業にとって非常に大きなマーケティング上の効果があり、実際に広告を出稿している企業も数多く、今では数えきれません。
閲覧者が多いYouTube広告を出さない理由は、もはやありません。
テレビ広告
テレビ広告とは、4代マスメディア広告といわれている「テレビ」・「ラジオ」・「新聞」・「雑誌」の中の1つで、長年にわたって多くの人に馴染みがあるものです。
テレビ広告は、そんな信頼度の高い代表格存在の媒体であるテレビを活用したマーケティングこそ「テレビ広告」です。
最近では、マス広告よりもデジタル広告へのシフトが進んでいますが、ブランディングにかけてはテレビ広告の右にでる媒体はありません。
テレビCMを流すと世の中からも絶大な信頼が得られ、商品・サービスの認知度を一気に拡大させるにはテレビが最も効果的だとされています。
年齢層によってもわかってくるかもしれませんが、おそらく「広告」といえば、パッと「テレビCM」を連想する人も多いのではないでしょうか。
広告費成長率としては、
- テレビ 0.5%
- 新聞 -7.2%
- 雑誌 -7.0%
- ラジオ 1.1%
- 映画館 4.5%
- 屋外/交通 4.0%
- デジタル 12.0%
このように推移していて、4代マスメディアの中では、「テレビ」と「ラジオ」が唯一、プラスの成長を示しています。
YouTube広告とテレビ広告のメリットやデメリットは?
YouTube広告とテレビ広告の違いを見てきたところで、次はそれぞれのメリットやデメリットについて見ていきましょう。
YouTube広告のメリット
まずは、YouTube広告のメリットを見ていきましょう。
- 審査が手軽
- 個人でも安価な予算で広告を出稿することが出来る
- ターゲティングが可能
- PDCAサイクルを回すのが簡単
- データとして蓄積可能
- 予算設定可能
YouTube広告では、誰でも手軽に広告を配信することが出来るというのが大きなメリットのひとつです。
YouTubeは、いろいろな動画共有サービスの中でも、特に利用者の数が多いことで知られていて、国内5000万人に及ぶとされるユーザー数は、YouTube動画広告がいかに数多くの人に見られるチャンスがあるかということを示しています。
審査についても、動画を準備して申請すればOKです。
また、テレビ広告の審査というのは色々な書類が必要で、準備から審査までとても時間や手間がかかるので複雑になりますが、YouTube広告ではそういったことはありません。
そもそもテレビ広告は、個人では広告を出すことは出来ません。
また、テレビ広告が年齢を問わず不特定多数の人に決まった広告を出すのと違い、YouTube広告では、ユーザーのさまざまな情報が登録されているので、そのジャンルや商品に興味関心を持っている人にターゲティングして広告を配信することが出来ます。
ここが一番の違いであるとも言えるかもしれませんが、YouTube広告では、
- 視聴した動画のタイプ
- デバイスに入っているアプリとアプリの使用状況
- アクセスしたウェブサイト
- モバイルに関連付けられた匿名のID
- Google広告や広告関連のサービスに対して行った操作の履歴
- 位置情報
- 年齢層
- 性別
- YouTubeの動画操作
などのような情報を使って表示される広告が決まるので、より精緻なWEBマーケティングが可能になります。
不特定多数の人に同じ広告が流れるテレビ広告とは違いますよね。
YouTube動画広告の場合、動画が一定時間視聴されるか、または、広告がクリックされて、企業サイトへ移るなどした場合に料金が発生するという仕組みになっています。
なので、この課金システムでは、途中で動画が飛ばされた場合、広告料が発生しないので、比較的余分な費用を使わないで済みます。
YouTube広告のデメリット
YouTube広告のデメリットとしては、ターゲット層に対して興味関心のデータを集める必要があるということです。
どんなにアイデアや工夫を凝らした広告を制作しても、ユーザーにスキップされやすいという点があります。
せっかく作った広告も、見てもらえなければあまり意味がありません。
また、YouTube広告は、比較的低コストで誰でも出稿できるというメリットがある一方、クオリティが低くなってしまうと逆にマイナスイメージを持たれる可能性が高いというリスクがあります。
ユーザーの関心を集めるには、一定程度の品質を確保する必要があります。
商品とターゲット層が違ってしまっては、広告を届けたい人に届けることができず、費用ばかりかさんでしまうという場合もあります。
また、高齢者をターゲットにしたい場合には、テレビ広告のほうが効果的な場合もあります。
YouTube広告は、審査を受けなければなりませんが、審査についてはほとんどの場合1営業日以内で完了しますが、場合によっては数日かかってしまうこともあります。
また、審査で不承認となっってしまった広告は掲載されないので、修正を施して、再度審査を受ける必要があります。
YouTube広告は、コンテンツ再生前のページに強制的に広告が配信される仕組みとなっているので、ユーザーにとっては、無理に広告を見せられる形になります。
なので、ストレスを感じてしまうユーザーもいるかもしれません。
広告に対しネガティブな印象を抱かれる可能性があるという点は、デメリットの一つに挙げられるでしょう。
テレビ広告のメリット
テレビ広告の最大のメリットは、日常生活で最も触れる機会が多いメディアのひとつであり、やはりインパクトの強さを挙げないわけにはいきません。
テレビ番組の内容によって視聴者層がある程度わかるということを利用して、年齢、性別問わず不特定多数の人に商品を認知してもらうことが出来るところです。
また、映像を使うことによってわかりやすく商品やサービスを伝える力があり、テレビのほうがブランド力や信用性が高く視聴者に色濃い印象を残すことができます。
そして、テレビによる広告は誰もがそのハードルの高さを認知していることから、CMで目にするような企業は、それだけで一目置かれるといった傾向があります。
さらに、ターゲットを購買行動に結びつけやすいのがテレビCMの強みであると言えます。
また、テレビ広告に起用される有名人の好感度が高ければ、そのまま商品に良い印象を与えてくれるメリットがあります。
多くのテレビCMが、その時間帯の番組内容に合わせて放送されています。
なので、視聴者の大半が子供であるならばおもちゃやお菓子などのCMが受けやすく、女性に人気の番組に挟まれるCMは、美容品やサロンなど、中年男性が見ている番組だと、お酒や車など、こうした各層を意識した興味・関心に沿ったCMが流れやすいといえます。
単純な戦略のようにみえますが、ターゲットを明確に押さえているので、成果につながりやすいのです。
テレビ広告のデメリット
テレビ広告のデメリットは、広告にかかる費用が決まっているので、広告の効果が感じられなかった場合には思っていた以上の費用がかかってしまうという可能性があるということです。
また、放送時間が15秒~30秒と比較的長いので、視聴者に見てもらえないという可能性もあります。
テレビ番組を録画してみている場合には、飛ばされてしまって広告をまったく見ていないという場合もありますよね。
若年層ではテレビを視聴している人自体が少ないので、年齢層によってはテレビ広告は全く知らないという人もいます。
また、テレビ広告には考査があるので、どんな企業でもテレビ広告を放送できるというわけではなく、さらに、テレビ広告の内容にも細かいルールがあるので、特に医療関係の広告などは禁止されている表現が多くあるので、注意が必要です。
また、人気タレントを起用したCMについては、大きな広告効果を得られると同時にタレントの不祥事などでCMがお蔵入りになっってしまったりすることもあります。
テレビ広告をやる企業のほとんどが、「どれくらい予算をかけていいのかわからない」という状態です。
どうしても、テレビ局は系列局であっても、局それぞれが一つの会社であることに変わりはないので、統一されたCM枠の料金表のようなものがありません。
なので、料金を比較をする際もそれぞれのテレビ局の見積もり聞いて検討するような形なので、広告代理店に相談すれば、いくつかのおすすめのテレビ局と料金の目安を教えてくれる場合のあります。
制作費用の相場
テレビ広告の制作費用は、動画制作の段階ごとに発生していきます。
それぞれの費用相場について、確認しておきましょう。
企画 | CMの中身を企画するCMプランナーに支払う費用が発生します。企画費用はCMの秒数で異なるのが一般的です。 |
撮影 | 使用する機材やスタジオの使用料が発生します。カメラマンなどの人件費は1人あたり1日1万5,000円~2万円ほどが相場です。トータルでは20万円~80万円ほどかかります。 |
出演者の報酬 | 出演者の報酬は幅が広く、一概には決まっていません。人気タレントを起用する場合は年間契約4,000万円~、1クール契約で2,000万円~ほどかかることもあります。 |
動画編集 | 編集スタジオやエディター、ミキサーなどの使用料が発生します。1時間5万円ほどが相場です。トータルでは15万円~40万円前後かかります。 |
費用については、条件によって大きく変わるため、一律的な料金は存在しません。
費用相場を把握して、予算の相談しながら計画を立てていきましょう。
放映料の費用相場
放映料はCMを流す放映局によって大きく異なります。
以下に関東圏と関西圏に分けて15秒CMの主な放映料の相場をまとめました。
・関東圏の放送局の場合
日本テレビTBSテレビフジテレビテレビ朝日 | 75万円~100万円 |
テレビ東京 | 25万円~50万円 |
東京MXテレビテレビ神奈川 | 4万円 |
千葉テレビ | 3万5,000円 |
テレビ埼玉 | 3万円 |
とちぎテレビ群馬テレビ | 2万5,000円 |
・関西圏の放送局の場合
読売テレビ毎日放送関西テレビ朝日放送 | 15万円~25万円 |
テレビ大阪サンテレビKBS京都 | 3万5,000円 |
びわ湖放送 | 1万2,000円 |
奈良テレビテレビ和歌山 | 1万5,000円 |
この料金に関しては、CMを流す時間帯やCMを流す番組によっても変動してくるので、あくまでも目安としてお考えください。
そのほかにも、撮影スタッフや出演者の交通費や宿泊料などは、制作を依頼した企業が受け持つことになるので、海外などの遠隔地でロケを行うとなると、これらの費用の負担が大きくなります。
また、他社が版権を持つキャラクターなどを起用したい場合には、出演料とは別にライセンス料の支払いも必要になってきます。
YouTube広告とテレビ広告のリーチ力格差は?
では、YouTube広告とテレビ広告のリーチ力の格差はどのぐらいあるのかどうか見ていきましょう。
Googleは、YouTube広告とテレビ広告のリーチ力を検証するために、
- 期間
- エリア
- ターゲット
- 出稿量
- 予算
を同条件にて、広告をそれぞれ出稿し、合計で4回測定しました。
調査方法は、
- 1週目はテレビ広告を出稿
- 2週目は、テレビ広告と同規模のターゲット視聴率でYouTube広告を配信
- 1週目と2週目の結果を比較
結果は、テレビ広告・YouTube広告を合わせると、ターゲットの65.5%〜77.8%にリーチしていて、その中でもYouTube単体の寄与分は65.2%〜75.3%であり、YouTube広告のほうがテレビ広告よりも1.1~1.4倍のリーチを獲得することが出来たんです。
測定は、エリアを問わず18~49歳の年齢層で行っています。
そして、総合でも、テレビ広告よりもYouTube広告のほうが上回っていたというデータが出力されました。
実は、検証を始めてからYouTube広告はテレビ広告を下回ることはありませんでした。
常に変化をしていますが、テレビ広告をリードするリーチ数を獲得出来ていたんです。
「テレビによるリーチがメインであり、デジタル広告は補完」というイメージが根強くあるイメージですが、この結果からはテレビがむしろ補完の役割だったことがわかります。
また、リーチのスピードについても、1日目からYouTube広告の方が成果を出していたことがわかるように、YouTube広告とテレビ広告には、既にここまでのリーチ力の差が出ているということですね。
YouTube広告はテレビ広告よりもリーチのスピードが速い
また、認知を目的としたプロモーションにおいては、リーチ出来たスピードも重要となってきます。
今回の調査ではYouTube広告は、リーチ力もさることながら、リーチ出来たスピードにおいてもYouTube広告のほうがテレビ広告に勝っていたという結果が出ました。
YouTubeは世界で20億人以上、日本は6,500万人以上のユーザーに利用されている、最も人気の動画共有最大のプラットフォームです。
YouTube広告は、利用者がYouTubeで好きなコンテンツを視聴しているときに、場所、時間などを問わず広告を配信することができるので、多くの人に見てもらうことができます。
実際、1日目からYouTube広告のほうがしっかりと成果を出していたのです。
YouTube動画広告には複数あり、それぞれに特徴が大きく異なり、撮影や編集などが必要で少し難しいように思われるかもしれません。
ですが、世界最大の動画共有サービスであるYouTube市場は現在も発展し続けている上に、テレビ離れが進む若年層にも効果的にアプローチをすることができるなど、計り知れないメリットがあります。
YouTube広告はどうしてテレビ広告よりも優秀?
Googleの調査によると、結果的にはテレビ広告よりもYouTube広告が優秀だということがわかりました。
今もまだ「テレビのリーチを超える広告メディアは存在しないのでは?」という議論が聞こえてきますが、ここまで見てきて優劣は見えてきています。
では、YouTube広告はどうしてテレビ広告よりも優秀なのかについて見ていきましょう。
YouTube広告の機能を活用
Google Media Lab チームは、その理由として3つのポイントがあるとしています。
- 15秒の動画広告と6秒のバンパー広告を併用
- 事前予約可能な広告を利用
- 「フリークエンシーキャップ」の機能を活用
バンパー広告は、6秒間スキップできずに必ず再生される広告ですが、幅広い広告に掲載することが可能となっています。
Googleの調査では、関東エリアの男女18~34歳に対して、15秒の動画広告でも充分なリーチが獲得出来ていたといいます。
それに、バンパー広告も併用することで、より広い年齢層に向けてリーチを獲得出来たのです。
また、事前予約可能な広告というのを利用し、調査期間中にサイトの広告配信枠を途切れさせないようにしたというのも、1週間でリーチを獲得出来た理由と見ることが出来ます。
また、YouTube広告ではフリークエンシーキャップという機能を活用していますが、フリークエンシーキャップは、同じユーザーに広告が何度も表示されるのを制限する機能です。
1人あたりの広告表示回数を制限したことも、よりたくさんのユーザーにリーチできた要因だと言えるでしょう。
ユーザーがYouTube広告を見る機会が増えている
YouTubeというのは、動画を発信する数というのがここ数年でもかなり増加しています。
発信者が多いということは、視聴する人も多いということになります。
中高生・大学生が動画を視聴するタイミングとしては、
休憩中 | 就寝前 | 移動中 | 食事中 | 作業中 | ||
男性 | 中高生 | 1位 83.2% | 2位 53.0% | 3位 27.2% | 20.8% | 24.8% |
大学生 | 1位 71.5% | 2位 46.0% | 24.5 | 3位 27.0% | 24.0% | |
女性 | 中高生 | 1位 74.2% | 2位 50.7% | 3位 30.3% | 18.1 | 23.1% |
大学生 | 1位 67.5% | 2位 56.5% | 16.3% | 3位 21.1% | 18.7% |
1位は「休憩中」、2位は「就寝前」で、3位は、中高生が「移動中」、大学生が「食事中」に見ていることがわかりました。
日常的に動画を視聴しているのは、中高生男子99.1%・女子98.3%、大学生男子95.3%・女子97.4%と、日常的に視聴するメディアは性年代問わず「YouTube」が最多です。
単純に、YouTubeを見る機会が増えたことによって「広告枠」をユーザーに提供できる場面が増加したことが理由のひとつになっているでしょう。
ターゲティングが出来る
YouTube広告というのは、テレビ広告のように全員に決まった広告を配信するのではなく、ユーザーの属性や視聴履歴などからデータを取得し、それに基づいて広告を出稿しています。
視聴する動画ジャンルとしては、男子が「ゲーム実況」55.5%、「やってみた系」45.8%、「歌ってみた・踊ってみた系」26.6%です。
女子は、「美容・ファッション系」46.7%、「やってみた系」43.0%、「歌ってみた・踊ってみた系」33.3%の順に多く、1位はジャンルが分かれました。
このように、どんなジャンルを見ているのか、視聴者に合った広告が配信されているので、広告の無駄打ちというのが少なくなっているんです。
視聴者に興味のある広告を配信すれば、それだけ効果はアップしますよね。
YouTube広告はテレビ離れしたユーザーにも届けることが可能
2020年にはデジタルメディアへの接触時間は51.6%。
2011年では31.5%という数字になっていたので、デジタルメディアはここ10年を見てもかなり成長しているということが分かります。
一方テレビ広告ですが、2020年では35.0%であり、2011年の46.1%と比較するとかなり減少しています。
特に20代では、テレビへの接触時間が最低だというデータも出ています。
反対に、Twitterなどのデジタルメディアの接触時間の割合は69.0%となっていて、ほとんどがデジタルメディアを視聴していると言うことが分かりますね。
そのため、YouTube広告ではテレビ離れしたユーザーへ広告を届けることができるようになっているということです。
動画を視聴する理由としては、男子が「面白いから」82.3%、「興味があるから」41.8%、「暇つぶしをしたいから」32.1%で、女子が「面白いから」76.0%、「興味があるから」43.5%、「参考にしたいから」25.3%です。
また、「その動画を出しているYouTuberが好きだから」という回答も、全体の25.0%を占めています。
また、YouTubeから影響を受け消費行動を実行したことがあるかを聞いたところ、「実行したことがある」は中高生男子69.8%・女子62.9%、大学生男子59.0%・女子54.5%となっています。
男子は「動画で紹介されたゲーム・アプリなどのサービス開始」、女子は「動画で紹介していた商品を購入」がもっとも多くあります。
YouTube広告というのは、もはやデジタルマーケティングには欠かせない存在となっているんです。
若者がテレビ離れをしていたとしても、YouTube広告を流すことで若者にもしっかりとメッセージを届けることが出来ます。
時代の流れ的にも、これからもどんどんテレビ離れは進んでいくでしょう。
デジタルマーケティングに力を入れることはとても重要だと言うことが分かります。
YouTube広告はテレビ広告よりも絶対的に効果が高い?
YouTube広告とテレビ広告のリーチ力について比較しましたが、YouTube広告はテレビ広告に比べて効果が高いのか?という点について比べてみると一概にそうとも言えない可能性があります。
何故なら、YouTube広告を使って一定数のリーチが獲得できたとしても、そこで終わってしまっては意味がないからです。
テレビ広告の印象というのもまだまだ強いので、テレビ広告を流していても効果的には変わらないかもしれません。
せっかくYouTube広告を利用するのであれば、認知をして終わるのではなく、認知をしたユーザーに対して、いかにしてコンバージョンに繋げていくかということが重要です。
テレビ広告では認知しか取れなくても、YouTube広告ではすぐにコンバージョンに繋げることが出来る可能性が高いです。
広告を流すだけでなく、概要欄からリンクをクリックさせるなどのアクションを期待できるような広告を配信して顧客を増やすことを目指していきましょう。
これからのYouTube広告とテレビ広告
インターネットが世に広まっている中においてもなお、テレビの視聴者の数そのものは大きく減退していません。
人気のドラマやバラエティ番組の中には、数字を落とすことなく社会現象化するコンテンツも生まれています。
なので、これまでテレビ広告という施策をあっさり切り捨てる必要はありませんが、テレビ広告とYouTube広告を結びつける発想は必要です。
たとえば、テレビ広告に合わせてYouTube上でも対象となる商品の情報を解禁するなど、やり方は色々とあるので、テレビからYouTubeへ、視聴者を利用者へと、うまく誘導してみてください。
YouTubeで流れる記事は、フェイクニュース、不正行為といった問題も実際のところ多く存在し、ユーザーの中には不信感を抱いている方々も少なくありません。
一方、テレビでは放映料、制作費などが高額であるということもあって、信頼性の高さがうかがえます。
テレビ広告とYouTube広告の両者の特徴や魅力、メリットやデメリットについてしっかり把握しておくことが肝要です。
YouTube広告とテレビ広告はどちらが優秀?リーチ力を検証!まとめ
今回は、YouTube広告とテレビ広告のリーチ力について比較しました。
結果としては、テレビ広告よりもYoutube広告のほうがが優秀であることがわかりました。
現在、YouTubeのアクティブユーザーは6,200万人以上となっています。
これは、これからもどんどん増えていくことが予想されています。
いずれは、テレビのアクティブユーザーを超えていくと予想されます。
このように、今後デジタルメディアがどんどん力を伸ばしていくことになるでしょう。
広告の効果を効率的にアップさせたいのであれば、Youtube広告を使っていくようにするといいですね!!
なぜ、広告未経験の新入社員でも、CPA:947円でROAS:5,479%を出せたのか?『メールやLINE登録CPAを下げる厳選フレーズ集100選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で使っている厳選フレーズをまとめました。 実際、これを使って、 ・広告費:¥77,688 という圧倒的な結果をたたき出しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |