YouTube広告

YouTubeのバンパー広告とは?メリット・デメリットも解説!

YouTube バンパー広告

2016年から提供され始めたYouTubeのバンパー広告。

ただ、まだまだYouTubeのバンパー広告を使いこなしているユーザーは少ないのが現状です。

 

YouTubeの動画広告と言えば、今までは「 TrueView インストリーム広告」が主流となっていました。

しかし、新しい動画広告フォーマットである「バンパー広告」は、6秒以下で広告を配信できるフォーマットで、認知度の向上やリーチの拡大に適していると言えます。

 

今までの広告は、30秒からという長さから、広告がユーザーにスキップされやすかったのですが、「バンパー広告」を使用すればスキップされずに広告を見てもらえる可能性が高まります。

 

しかしそのためには、6秒という短い時間でユーザーの目を引くような広告作りをする必要があります。

そこで今回この記事では、YouTubeのバンパー広告について見ていきます。

 

悩みを持つ初心者の方にでもわかりやすいように、詳細に解説していくので、参考にしていただけたら幸いです。

目次
  1. YouTubeのバンパー広告とは?
  2. YouTube広告のバンパー広告はTrueViewとどう違う?
  3. ユーザーのバンパー広告の課金形態は?
  4. YouTubeのバンパー広告の入稿規定
  5. YouTubeのバンパー広告のメリットは?
  6. YouTubeのバンパー広告のデメリットは?
  7. YouTubeのバンパー広告の設定方法は?
  8. YouTubeのバンパー広告の動画作成のコツは?
  9. バンパー広告の料金の仕組み
  10. YouTubeのバンパー広告はTrueView 動画広告との併用が効果的
  11. YouTubeのバンパー広告はリターゲティングも効果的
  12. YouTubeのバンパー広告の注意点は?
  13. バンパー広告を用いた成功事例
  14. YouTubeのバンパー広告とは?メリット・デメリットも解説!まとめ

YouTubeのバンパー広告とは?

YouTube バンパー広告YouTubeのバンパー広告というのは、英語でBumper Ads(バンパーアズ)と言いYouTube動画広告のフォーマットの1つです。

 

Googleが提供する動画配信サービス媒体であるYouTube内において、動画形式で掲載ができる広告の一つです。

 

YouTube広告には、「TrueView」と「バンパー広告」の2種類があります。

 

バンパー広告が発表される前は、TrueView広告という動画広告が一般的に主流になっていましたが、バンパー広告の持つ「6秒間広告がスキップできない」という特徴が話題を呼び人気を集めました。

 

バンパー広告は、YouTube広告の一種として2016年に追加で提供開始され、動画の本編を再生中に6秒ほどの広告を差し込むことができます。

 

バンパー広告は、

  • 広告想起率
  • ブランド認知度
  • 検索上昇率

などを高めるために開発された広告です。

 

広告視聴完了まで広告をスキップできないという特徴もあるため、認知度の向上やリーチの拡大に適しています。

 

さらに、YouTubeのバンパー広告は動画再生途中に最大6秒間の動画広告配信ができるので、Googleから「動画広告の俳句」とも表現しています。

 

6秒程度の尺でインパクトのある印象を残すことができることからこう名付けられました。

 

6秒という短い時間でしっかりと広告のアピールポイントを取り入れ、オリジナリティを訴求しなければならないので、クリエイターの力量次第で効果はかなり変わってくると言われています。

バンパー広告は、スマホなどのモバイル端末に優先的に配信れるようになっています。

バンパー広告にはその他にも、Google Preferred キャンペーンやディスカバリー広告との相性がいい点、また比較的ユーザーにストレスを与えずにリッチな情報訴求ができる点などに特徴があります。

 

また、特にビジネスの認知の拡大やブランディングなどのマーケティングの施策を行う場合に適しています。

YouTube広告のバンパー広告はTrueViewとどう違う?

YouTube バンパー広告2016年にバンパー広告が提供され始める前までは、YouTube広告と言えばTrueViewでした。

 

では、バンパー広告とTrueViewはどのように違うのでしょうか?

TrueView広告には3つのパターンがあります。

  • インストリーム広告
  • アクション広告
  • ディスカバリー広告

となっています。

 

インストリーム広告は、動画本編が再生されるディスプレイの中に、アクション広告はインストリーム広告の再生中と再生後に、ディスカバリー広告は YouTube の検索結果や動画本編再生中のディスプレイの右側にそれぞれ配信されます。

 

TrueView広告というのは、5秒間広告を視聴した後に広告をスキップすることが出来る「スキッパブル広告」と、15秒または30秒強制的に動画を視聴させられる「ノンスキッパブル広告」の2種類でした。

 

バンパー広告もスキップすることは出来ないのでノンスキッパブル広告と似たようなものなのでは?と思うかもしれませんが、大きな違いは動画の長さです。

 

TrueView広告でのノンスキッパブル広告は、スキップすることが出来ないので、広告を最後まで見てもらえますが、広告が長すぎてユーザーのストレスに繋がりかねないということで、ユーザビリティの低下が問題視されていました。

 

そのような問題もあり、2018年には、30秒の強制視聴のTrueViewインストリーム広告も廃止され、バンパー広告の提供が開始されたというわけです。

ユーザーのバンパー広告の課金形態は?

YouTube バンパー広告YouTubeのバンパー広告の広告費課金形態はCPM(Cost Per Mille)課金となっています。

 

CPM課金方式というのは、インプレッション数課金で、1000回広告が表示されるたびに課金される仕組みになっています。

 

ユーザーの視聴した回数に応じて料金がかかるため、常に多くの人に広告を見てもらえます。

 

費用単価の相場はジャンルによっても違ってきますが、平均的な金額は1000回視聴あたり約500円程度だと思っておけばいいでしょう。

一回表示あたり0.5円ということになります。

注意する点として、クリック数とは関係なく料金がかかってくるので、投稿した後のサイト流入や購入に対しての途中の具体的な影響がわかりづらく、費用対効果が数値化しづらいという課題があります。

YouTubeのバンパー広告の入稿規定

YouTube バンパー広告YouTubeのバンパー広告の入稿規定について、見ていきましょう。

バンパー広告を入稿するにあたっては、基本的なクリアしなければならない条件というものがあります。

 

その規定は、下記の通りです。

動画再生時間 6秒以内
推奨アスペクト比 16:9/9:16
推奨解像度 720pt以上
推奨ファイル形式 MP4

これらの要件は、標準のGoogle広告ポリシーが適用されています。

 

たった6秒間の広告ではありますが、正しく戦略を立てて明確な目標を掲げて動画制作に取り組むことによて、メッセージを届けることができるでしょう。

YouTubeのバンパー広告のメリットは?

YouTube バンパー広告では、YouTubeのバンパー広告のメリットを見ていきましょう。

それぞれいくつかあるので、1つ1つ見ていきましょう。

スマホユーザーに配信される

今や、多くの人にとって生活に欠かせないものとなっているスマホ。

人によってはテレビに代わる存在であったり、決済の手段であったりと、その機能と活用の幅は広がっています。

スマホを使って、「ニュース記事を読む人」、「ゲームに没頭する人」、「SNSに忙しい人」、電車内はいつ何時も同じ風景だなと感じたことはありませんか。

そんなスマホに広告を配信することができるということは、より多くのユーザーに届けることができます。

PCのみに表示されるディスプレイ広告やオーバーレイ広告と違って、スマホユーザーを中心に配信されるため、より多くのユーザーに届けることができます。

ユーザーが広告に集中する

YouTubeのバンパー広告は、スキッパブル広告と違い、6秒の動画完全視聴型のバンパー広告にはスキップボタンがないので、6秒間スキップすることができません。

 

そのため、ユーザーはスキップボタンに視線が移ることなく、広告再生中はユーザーの視点はディスプレイに集まり、広告に集中してもらうことが可能になります。

 

なので、広告の内容をユーザーの記憶に残しやすくなります。

 

さらには、YouTubeのバンパー広告は6秒間という長さで短いので、ユーザーの飽きがこないことも特徴的でしょう。

ターゲットを絞ることができる

YouTubeでは、年齢や性別などの属性や、興味・関心などをもとに、広告を表示する人を選ぶ方法と、広告を表示する場所を指定する方法が選択できます。

 

なので、広告を見るターゲットを絞れるというメリットがあります。

 

特にターゲットとなる人を絞る方法では、関心を持つ人が広告を見るといった形になるので、即効性が高く、テレビCMや新聞広告よりも高い費用対効果を期待することができます。

1つの動画を複数の形で配信できる

ディスカバリー広告などと組み合わせて、1つの動画を複数の形で配信することができます。

組み合わせて活用をすることで、まず、バンパー広告でインパクトのある内容を配信することによってユーザーの注目を集めることができます。

そして、その後ディスカバリー広告などを利用して、自社のWEBサイトへ誘引するなど、さらなる広告効果を期待することができます。

記憶に残りやすくブランディングしやすい

YouTubeのバンパー広告は6秒間という短い長さではありますが、記憶に残りやすいという点があります。

なので、ブランディングがしやすくなります。

ユーザーに与える不快感が少なく、最後まで広告を見てもらいやすいです。

なので、6秒間という短い時間の中に、どれだけインパクトのある訴求内容を盛り込むことが出来るか、そして、記憶に残りやすくなるかを意識しながら作成するようにしましょう。

そうすることで、ユーザーに与えるストレスは少ないままに、ブランディングすることが可能です。

不快感が少ない

普通、YouTubeの視聴中に広告が表示されればうざったく思うものですよね。

 

しかし、YouTubeのバンパー広告は6秒という短い時間というのが特徴なので、ユーザーに不快感を与えることなく広告配信を行うことが可能になります。

 

また、広告をスキップすることができない強制視聴型の広告の中でも、バンパー広告は6秒と視聴時間が短いので、最後まで広告を見てもらうことができます。

さらに、ノンスキッパブル(スキップできない)広告と比べ、ユーザーに与える不快感を抑えることができるので、企業へマイナスイメージを持たれる可能性を低減できるでしょう。

それと同時にブランディングまで出来てしまうので、YouTubeのバンパー広告は非常に人気があるんです。

 

CPM課金制なので、動画の完全視聴に最適化して配信されます。

 

なので、ユーザーに広告の内容を見てもらいやすく、なおかつ6秒という長すぎない尺にインパクトのある訴求内容を盛り込むことで、対象となるユーザーにストレスを与える可能性は低くなります。

そのため、内容にそれなりの工夫が必要になってきますが、伝えたいメッセージをより確実にユーザーに届けることが可能です。

Google preferenceとの相乗効果がある

YouTubeのバンパー広告では、Google preferenceキャンペーンの併用が可能です。

 

Google preferenceは、エンゲージメントの高い人気のYouTubeチャンネルに限定して、そのチャンネルの広告枠を買い取って広告を出稿できるシステムです。

 

広告枠を買い付けて出稿ができるため、普通に配信するよりもより多くの目に留まりやすく、TVのCMのようにYouTubeのバンパー広告を配信することが出来ると言うことですね。

 

これにより、さらに認知拡大を図ることができます。

 

従来の TrueView はオークション形式だったのに対し、Google Preferred キャンペーンは枠を買い付けるものなので、テレビCMをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれませんね。

 

エンゲージメントの高いYouTubeチャンネルがあれば、利用してみるのもいいでしょう。

Google preferenceキャンペーンを利用することで専門性が高く、視聴者のエンゲージメントの高いYouTubeチャンネルに動画広告を配信することが出来ます。

巨大なチャンネルをプレースメントとして指定をして、印象的な6秒のバンパー広告を公開することによってより多くのリーチを見込めます。

ディスカバリー広告との相乗効果がある

また、バンパー広告は、「ディスカバリー広告」との相性もいいんです。

 

6秒間の動画広告で興味を持ったユーザーには、 TrueView の一種であるディスカバリー広告を組み合わせて、さらに広告効果を向上させましょう。

 

ディスカバリー広告というのは、YouTubeの動画広告のフォーマットで、YouTubeの検索結果画面や関連動画のスペース、ディスプレイネットワークに表示される広告のことです。

 

ディスカバリー広告はユーザーがクリックすることで配信される広告なので、検討段階にいるユーザーに有効的なのですが、バンパー広告で認知度を上げておいて、ディスカバリー広告で検討段階のユーザーにクリックさせるという使い方も出来ます。

印象的なバンパー広告でユーザーの目を確実に引き付けて、その上で、広告再生中にURLを表示できるカードやディスカバリー広告を活用してウェブサイトに誘導して獲得することもできます。

YouTubeのバンパー広告のデメリットは?

YouTube バンパー広告では次に、YouTubeのバンパー広告のデメリットについて見ていきましょう。

広告がストレスになる可能性がある

YouTubeのバンパー広告は、6秒と非常に短い広告となっています。

しかし、6秒でも動画視聴のストレスになることは多々ありえます。

 

そのため、YouTubeのバンパー広告に不快感を抱くユーザーが出てくるかもしれません。

多くの情報を入れることが出来ない

最大のデメリットは、6秒という短い再生時間では、商品やサービスの特徴をすべて説明するのが難しいという点です。

 

YouTubeのバンパー広告は、6秒という短い間の動画になるので、入れられる情報というのがどうしても限られてしまいます。

 

パット見たときに直観的に価値がイメージできる商材を紹介したい時や、ブランドの認知度を上げたい時など、限定的な用途に向けてのみ採用して利用し、商品の特徴を詳しく伝えたいという場合には、別の手法で伝えるというのがいいでしょう。

 

バンパー広告を使って6秒以内にユーザーの興味関心を引くためには情報量よりもインパクトが重要になります。

クオリティを上げることが難しい

バンパー広告は、広告の中でも特殊な広告の形態なので、影響力の高い広告を作ることが非常に難しいということです。

 

6秒という短い時間でユーザーの印象に残るようにするためには、独自の工夫が必要となり、結果を出すまでには時間が必要となります。

 

影響力の高い広告を作成して配信していきましょう。

制作コストが増加してしまう恐れ

限られた6秒という時間で、より効果的に訴求するためには、あれこれ情報を詰め込みたくなってしまいがちです。

ですが、ただ情報を詰め込むのではなく、わかりやすくひとつのメッセージに集約したり、インパクトのある内容にするなど、クオリティをあげる工夫が必要になってきます。

その結果、場合によっては動画のコンセプトを変えることになったり、複数の広告を制作してシリーズ化するなどの工夫も必要になってくるかもしれません。

結果として、制作コストが増加してしまう恐れがあります。

YouTubeのバンパー広告の設定方法は?

YouTube バンパー広告では、YouTubeのバンパー広告を設定していきましょう。

 

YouTubeのバンパー広告は、6秒という簡潔で印象的な動画でメッセージを伝えることで、多くのユーザーにリーチしブランドの認知度を高めることが目的です。

 

そしてバンパー広告のキャンペーンについては、Google広告の「動画」タイプのキャンペーンを使用して作成していきます。

  1. まず、Google広告にログインします。
  2. ページメニューから「キャンペーン」をクリックし、「+」ボタンをクリックして「新しいキャンペーン」を選択します。
  3. 目標にブランド認知度とリーチを選択します。
  4. キャンペーンタイプで「動画」を選択します。
  5. 「バンパー」を選択します。
  6. キャンペーン名を入力していきます。
  7. 予算を設定します。
  8. 広告グループ名を入力します。
  9. 目標インプレッション単価を入力します。
  10. 「動画広告を作成」から長さ6秒以下のYouTube動画のURLを入力し、動画広告を作成していきましょう。
  11. 「動画広告フォーマット」で「バンパー広告」を選択します。
  12. 動画の最終ページURL、表示URL、URLオプションを入力していきましょう。
  13. 動画コンパニオンバナーを自動生成するか、画像をアップロードするかを選択します。
  14. 広告名を入力し「保存して次へ」をクリックします。

これで、バンパー広告を使った動画キャンペーンの作成は完了です。

入稿規定に沿った形ですすめていきましょう。

 

バンパー広告を設定する際には大きく分けて、「目標・配信期間設定」と「配信内容の決定」が必要となります。

YouTubeのバンパー広告の動画作成のコツは?

YouTube バンパー広告YouTubeのバンパー広告は、6秒という短い時間でインパクトのあるメッセージを伝える必要があります。

YouTubeのバンパー広告の動画作成のコツについて見ていきましょう。

目的をハッキリさせる

6秒という短い時間で動画を作成するには、

  • シンプルなものにする
  • 伝えたいことを一つに絞って設定する
  • オチをつける

ということが重要になってきます。

短い動画の中にいろんなメッセージを詰め込むと訳が分からなくなってしまいます。

 

動画一つにつき、メッセージは一つに絞るようにしましょう。

また、動画の構造を単純明快なものにして、どうやってオチをつけるかということを考えて動画を作成するようにしましょう。

シリーズ化する

YouTubeのバンパー広告は、ターゲットに対する接触回数や頻度というのはブランディングの効果の最大化にとって重要となります。

 

ひとつのメッセージでも、色々と表現などを変えることによって複数にシリーズ化することで、飽きられることなくブランドの認知度をアップさせることが出来ます。

 

また、いくつかのクリエイティブを見せることで一つの動画ばかりを配信することが減るのでユーザーのストレスも軽減されます。

 

シリーズ化することで、この動画はあのブランドのものだ!と印象付けることが出来るようになります。

最初に印象的なビジュアルを入れる

YouTubeのバンパー広告というのは、ユーザーが動画を見る前や、見ている間に配信される広告です。

ユーザーが自ら進んで広告を見ているわけではありません。

 

動画がいきなりバンパー広告に変わった瞬間、最初に印象的なビジュアルを入れておくことで、ユーザーが広告に興味を持って注意を引きやすくなります。

 

そこから伝えたいメッセージを入れ込むようにすれば、効果的に伝えることが出来るはずです。

最後の2秒でブランド名や商品画像を入れる

動画の最後に明確なメッセージや行動を促すようなフレーズ、またブランド名や商品画像を入れることで、広告が何を伝えたいのかをわかりやすくまとめるといいです。

 

最後の2秒で、この広告は一体何の動画だったのかを分かるようにしましょう。

最初の5秒程度で商材やサービスの訴求に活用し、最後にロゴ等を置いて分かりやすくするのもいいですね。

音声を活用する

YouTubeのバンパー広告は、YouTubeを見ている間に配信される広告であるため、ほとんどの場合が音声をオンにして見ているはずです。

 

ですから、印象に残りやすい音声を活用するようにしましょう。

音声でインパクトを与えるということはとても効果的です。

どんなアクションを起こしてほしいのか明確にする

ユーザーが、YouTubeのバンパー広告を見たことによって、どんなアクションを起こして欲しいのか(検索してほしいのか、購入してほしいのか等)を、明確にすることは重要です。

バンパー広告の料金の仕組み

バンパー広告の料金の仕組みについて、ご紹介していきます。

バンパー広告の料金については、CPM(Cost Per Mille)と呼ばれ、広告表示回数1,000回ごとに課金されます。

表示回数ごとの課金になるので、たとえ1度もクリックされなかったとしても、表示回数が1,000回に達すると課金となります。

動画にインパクトがあれば、すぐに認知度アップに繋がる可能性があります。

料金相場は、広告を出稿するものによって異なり、自分で費用を想定して入札を行うので、費用の目安は一概にはいえません。

 

ですが、高額の費用であれば、多くのユーザーの目に届く可能性が生まれます。

つまり費用をかければかけるほど、多くの人に届けることが可能となります。

最初は低額から始めていき、広告の費用に対してどのぐらいの効果があるかを見て、だんだん調整をしていきながら、費用の目安を決めることをおすすめします。

また、広告による自社サイトへの流入や商品購入の成果がわかりづらく、費用対効果が見えにくいというデメリットもあります。

費用対効果を見極めながら、適切な費用感に調整していくことが重要になってきます。

YouTubeのバンパー広告はTrueView 動画広告との併用が効果的

YouTube バンパー広告YouTubeのバンパー広告は、関連する TrueView 動画広告と一緒に表示することで、より一層効果を上げることが出来ます。

 

一緒に表示するというのはどういうことかというと、バンパー広告とTrueView広告の両方で、同じキャンペーンを配信するということです。

 

例えば、SNSで30秒の広告を完全に視聴したユーザーがいたとします。

ということは、そのユーザーはその企業に対して興味を持っている可能性が高いということになりますね。

 

その数日後に、同じユーザーにバンパー広告を見せることでブランドの事を思い出し、コンバージョンに繋げていくということdす。

2つのフォーマットを組み合わせることで、広告想起率をアップさせるのが目的です。

YouTubeのバンパー広告はリターゲティングも効果的

YouTube バンパー広告さらに、バンパー広告ではリターゲティングを行うことも有効的だとされています。

YouTube広告では、

  • 特定の動画を視聴したユーザー
  • 特定の動画にコメントしたユーザー
  • 広告動画を視聴したユーザー

これらのユーザーにリターゲティングすることが出来ます。

企業が配信したTrueVIew広告を視聴したユーザーに、バンパー広告を配信すればブランド認知度はアップします。

バンパー広告を活用した事例

ここでは、バンパー広告を活用したサイトの広告の事例をご紹介します。

ハミングFine DEO EX ハミングFine DEO EXは男性向けの柔軟剤です。

 

「汗るオレ。」というメッセージとともに女性が男性に近づくシーンを作り、受け手の男性が「汗って」しまうシチュエーションが描かれたバンパー広告でした。

 

計10パターンのバンパー広告が配信され、飽きの来ない広告として一躍注目を集めました。

 

LIXIL LIXILは企業ブランドイメージ向上対策として、テニスプレイヤーの錦織圭選手を起用しバンパー広告を配信しました。

 

錦織選手の「にしこり」とLIXILの「リクシル」の語呂をつなげ、「にしこり、LIXIL、にしこリクシル!」と短いメッセージを錦織選手が読み上げるという内容で、シンプルで伝わりやすいバンパー広告となっています。

YouTubeのバンパー広告の注意点は?

YouTube バンパー広告では、YouTubeのバンパー広告の注意点を見ていきましょう。

クリックされなくても課金されてしまう

YouTubeのバンパー広告というのは、1000回表示されるごとに課金されるインプレッション課金であると説明しました。

 

インストリーム広告のようなクリックによる課金とは違うので、インプレッション課金だと、費用対効果を実感しづらいという使いにくさがあります。

 

インプレッション課金だと、費用対効果を実感しづらいという使いにくさがあります。

 

ユーザーに興味関心を持ってもらうことが出来ないと、何回広告を表示しても全く意味のないものになってしまうからです。

バンパー広告の効果を最大に得たい場合には、広告を配信する前に、しっかりとした明確なターゲティングと仮説、検証を行うことが重要になります。

仮説に基づいた効果検証をしっかりと行うことで、どの部分にどのような問題があるのか、また、改善をするにはどうすれば良いのかの分析しやすくなります。

 

また、バンパー広告は6秒間と短い広告ななので、効果が見えにくい場合もあります。

なので、適切なPDCAを回すよう心がけましょう。

クリエイティブを高品質にしなければならない

YouTubeのバンパー広告は、広告が表示されるわずか”6秒間”という短い時間で、いかにユーザーに印象付けることが出来るか、興味を引くことができるのかということがポイントになってきます。

 

そのためには、高品質なクリエイティブなコンテンツで制作しなければいけません。

 

広告の表示される時間が6秒間と短く、多くあるデータの中から必要な情報をしっかりと伝えることが出来ないからです。

 

バンパー広告のクリエイティブで重要となってくるのは、短い時間で商品やサービスをより効果的に見せる動画の構成になります。

そのためにも、商品やサービスでもっとも伝えるべき点を明確にするだけでなく、伝えるべき商品やサービスの魅力をひとつに絞りましょう。

6秒間という少ない時間の中でユーザーに商品やサービスを印象付けることが出来なければ、出稿した広告は誰にも届くことがなく、期待しているような成果にもつながることはありません。

 

しかし、6秒間でもユーザーの心理を動かす動画構成であれば、興味関心を抱いて広告をクリックしてくれます。

 

シンプル、かつ高品質な動画を制作することによって、ユーザーの興味関心を引き、「もう一度見たい」を思えるような広告になります。

 

そうなれば、広告をクリックしてくれる可能性も高まるはずです。

実際に掲載する際には、短時間で商品やサービスをより効果的に見せることが出来るような動画構成にしましょう。

高品質な動画を制作するには素人には難しいという方は、動画制作をプロに依頼するのも有効な手段の一つです。

バンパー広告を用いた成功事例

ここでは、バンパー広告を用いた企業の成功事例をご紹介していきます。

Amazon

世界的な通販サイトである「Amazon」は、シンプルなメッセージでAmazon Prime Nowの認知度を向上させました。

 

施策の概要としては、Amazonが提供するAmazon Prime Nowは、対象エリアに Amazonの商品を最短2時間で商品を届けるサービスです。

 

Amazon Prime Nowのサービスの内容を認知するために、バンパー広告を用いて、サービスの特徴である2時間の無料配達を提供していることのみに焦点を絞って、非常にシンプルなクリエイティブにしています。

 

スプリング・クリーニング(春に大掃除を行う欧米の文化)のシーズンに、掃除道具を載せたクリエイティブを用いることで、よりユーザーの気を引けるように工夫しています。

 

Amazonの施策は、サービス内容をシンプルかつ端的に伝えられているクリエイティブの一例となります。

urveyMonkey(サーベイモンキー)

SurveyMonkeyは、サービス内容をシンプルにアピールして、認知度を向上させました。

 

施策の概要としては、SurveyMonkey(サーベイモンキー)とは、アメリカのSurveyMonkey社が開発したアンケート作成ツールで、サービスの認知度を高めるために、バンパー広告を用いました。

 

SurveyMonkeyのサービスの使いやすさをシンプルに伝えるとともに、さらに最も行動を促すフレーズである「無料でお試し」という文言を表示しました。

 

その結果、新規のアカウントの作成数の増加につながりました。

Samsung Galaxy S8

Samsung Galaxy S8は、音声なしのユーザーにも商品内容を伝えられるような工夫をして、認知度を向上させました。

 

施策の概要としては、サムスンから販売されたスマートフォンである「Samsung Galaxy S8」という商品の売上を伸ばすために、サムスンはバンパー広告を配信しました。

 

商品の特徴である、大画面ディスプレイに焦点を当てたクリエイティブとなっています。

 

また、電車などで移動中などで音声なしで動画を見ているユーザーにも伝わるように、テキストを使用した工夫をしています。

YouTubeのバンパー広告とは?メリット・デメリットも解説!まとめ

YouTube バンパー広告

今の時代、世界中のほとんどの人が利用者となっていて、種類も豊富にあって、さまざまな幅広い広告配信をすることができるYouTube。

 

スマートフォンの普及などを影響を筆頭に、さまざまな要因でYouTubeの広告シェアは順調に増えています。

 

そんな中で今回は、YouTubeのバンパー広告について見ていきましたが、理解することはできたでしょうか。

 

YouTubeのバンパー広告は、6秒で完結する動画の中にユーザーの興味関心をいかに惹き付けるかという内容を盛り込む必要があります。

 

しかし、情報をたくさん盛り込まず、シンプルかつ分かりにくい内容から、わかりやすい具体的な内容にすることがポイントです。

 

バンパー広告は、再生時間は短いですが、スキップされることなく最後まで再生されますので、ブランドの認知度アップにはとても効果があると言えます。

 

そして、バンパー広告は、YouTubeとの相性も抜群で、TrueView広告を導入して併用すればもっと高い効果を期待することが出来るでしょう。

 

わずか6秒間という秒で見ると短い時間で、ユーザーに的確にメッセージを伝えるということは簡単なことではありませんが、目的をしっかり明確にし、プランを立てて高品質なクリエイティブを徹底して制作することでユーザーの心をしっかりとつかんでいきましょう!

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