YouTube広告運用に関して、逆効果という噂を聞いたことはありませんか?
YouTubeは、世界最大の動画配信プラットフォームで、ユーザーも多く、広告を配信すれば色々なターゲットユーザーを選んでリーチすることが可能なので利用している人も多いです。
しかし実は、YouTube広告が逆効果だと言われることもあるんです。
早く自分の見たい動画を再生して欲しいのに、たとえ5秒間であっても広告を見なければならないというストレスをユーザーに与えてしまう可能性があるからです。
逆に広告を見てしまって不快な思いをしたからこのブランドのものは嫌いになってしまったという人もいるかもしれません。
YouTube広告の表示のされかたや形態によっては、商品やブランドに対してネガティブなイメージを持たせてしまうという危険性もあるということなんですね。
そこで今回この記事では、本当にYouTube広告は逆効果なのかを詳しく見ていきましょう。
YouTube広告は逆効果?YouTube広告の効果は?
「動画配信サイト」と言われて、真っ先に名前が思い浮かぶのが”YouTube”といっても過言ではありません。
YouTubeは、全世界でたくさんの人が視聴するので、広告として配信することでのメリットも大きいです。
効果的に使用することによって、広告塔として便利に活用することが可能になります。
しかし、「YouTubeの広告って、実際、効果あるのかな」「YouTube動画の前に広告が出ると、嫌なイメージがつくかもしれない」と、少し気にしている人もいるのではないでしょうか。
YouTubeの広告は嫌悪感を感じる人もいるかもしれませんが、実は、YouTubeの広告は、「幅広いユーザーにアプローチをすることができる」「自社サイトに誘導して購入を後押しすることができる」など、高い効果を期待することが出来ます。
YouTube広告には、どんな効果があるのか見ていきましょう。
- ブランドの認知拡大
- 潜在層へのリーチ
- コンバージョンの促進
- 費用対効果の高さ
- 低コストで商品やサービスを宣伝できる
- 優秀なターゲティング
では、一つずつ見ていきます。
ブランドの認知拡大
YouTube広告は、全世界でもユーザー数はかなり多く、1日に10億時間以上再生されているプラットフォームになっています。
YouTubeを視聴しているユーザーは、
視聴しているユーザー | YouTubeの利用率 |
10代男性 | 95.0% |
10代女性 | 95.8% |
20代男性 | 96.2% |
20代女性 | 94.5% |
上記のように、YouTubeを視聴しているユーザーは、主に10〜20代が中心であることが明らかになりました。
特に、毎日利用する人として目立つのは10代で、52〜70%と分かり、人気のSNSだといえます。
また、YouTubeは見ていても、広告をスキップできる「YouTube Premium」の利用率はあまり高くありません。
ということは、10〜20代の86.2〜94.8%はプレミアムを利用していないので、そのぶん広告が見られる可能性も高いということになります。
繰り返し視聴されることによって、ユーザーの記憶に自然に定着されるので、ブランドが認知されます。
広告配信対象となるユーザー数が多く、ターゲットを問わず、様々な年齢層や属性のユーザーへ幅広く多くのユーザーに広告を配信することで、さらにブランドの認知拡大を期待することが出来ます。
印象のある広告を幅広く配信することによって、商品やサービスを宣伝して、その後見込み客に変わり、その後のアクションで成果が変わってくるでしょう。
広告を出稿する時間については、短く秒数も限られていますが、その中に収めるようにインパクトのある動画を出稿することができれば、ユーザーの印象に残りやすくなります。
潜在層へのリーチ
YouTube広告を配信することで、今までそのブランドと接触の無かった潜在層へリーチできる可能性が高まります。
自社の商品やサービスがまだ認知されていない、また、現段階では興味、関心ががない潜在顧客に対してアプローチすることで、その後、見込み客になる可能性があります。
YouTubeは、視聴者層が幅広く、多くのユーザーが利用しているのが特徴です。
YouTube広告を通して潜在層へリーチすることで新規顧客獲得を期待することが出来ます。
YouTube広告にユーザーに対するメリットやベネフィットを加えて、具体的な数字を表示したり、キャストやアニメーションを加えることで、ユーザーに興味を持ってもらえるような工夫をすることも大事になってきます。
コンバージョンの促進
YouTube広告は、広告クリエイティブとして見出しやコールトゥアクションボタンを設定することでユーザーに購買のアクションを起こさせやすい広告を配信することが出来ます。
購入や申込みをしやすいようにできるように、また、広告内の自社のサイトに誘導するなど、ユーザーの購買促進の後押しをすることができます。
そのためにも、最適な出稿方式を選ぶのも重要になってきます。
広告の最後や途中で、ウェブサイトやLPへ誘導するコールトゥアクションボタンを設置しておけば、ユーザーがそれをクリックする可能性が高まります。
YouTubeを視聴するデバイスも、スマホだけではなくタブレットやパソコン、テレビなど色々あります。
ユーザーが広告を見る機会が多いので、認知を獲得したユーザーがさらにコンバージョンに繋がるという可能性が高まるということです。
YouTube広告の出稿後で運用していくと、さまざまな指標が数値として現れてくるので、動画コンテンツの分析や改善に役立ちます。
費用対効果の高さ
また、YouTube広告は、費用対効果の高さも魅力的です。
YouTube広告は、限られた予算内で、より多くのユーザーに認知を拡大して、さらなるアクションを起こさせる可能性があります。
広告タイプによってはスキップされれば費用が発生しなかったり、一定時間広告を見ないと課金が発生しなかったりなど、自社ブランドに興味のないユーザーに対してリーチ獲得費用を抑えることも可能です。
また、自社の商品やサービスを知っているユーザーが広告を目にした場合には、利用や購入をする後押しになることもあります。
購入をしようか悩んでいるというユーザーに対して、広告で商品のメリットや特徴を伝えることで、購入を決意することも少なくありません。
さらに、自社のターゲットに対して、ダイレクトに動画広告で商品をアピールすることも可能です。
YouTubeの動画広告は、配信地域や時間を指定することが可能となっています。
あらかじめ配信するターゲットが決まっている企業については、地域や時間を指定する方が効率よくプロモーショをすることができるので、地域や時間帯の指定も検討してみてください。
また、TwitterやFacebookなどの各種SNSでシェアすることもできるので、面白い動画を配信することが出来ればSNSでの二次拡散も期待することができます。
低コストで商品やサービスを宣伝できる
YouTubeの広告は、料金が通常の広告ほど高くありません。
テレビCMなど他の方法と比べると、料金は以下の通りです。
YouTube | 10万円〜 |
Webムービー | 30万円〜 |
テレビ CM | 80万円〜 |
テレビCMと比べると、なんと、YouTubeは8分の1の料金となります。
安いのだと10万円ほどで制作することができるので、限られた予算でも広告を出しやすいです。
低予算で売上アップの可能性があるので、コスパは抜群といえます。
優秀なターゲティング
YouTube広告は、Googleのデータを利用したターゲティングが可能となります。
Youtube広告を作成及び広告掲載する前には、ターゲットとなる見込み客に対して、起こしてほしいアクションを整理しておきましょう。
その、起こしてほしいアクションを明確化することで、動画のクリエイティブ内容や配信設定なども定まるため、目的を達成できる確率が上がります。
ターゲティングが可能な内容としては、
- 年齢
- 性別
- 地域
- 趣味
- 行動
- 指定したウェブサイトやアプリに接触したことのあるユーザー
- Googleで特定のキーワードを検索しているユーザー
- 商品の検索やレビューサイトの閲覧をしたことのあるユーザー
- 動画広告を見たことのあるユーザー
など、YouTubeでは広告を見せるユーザーを年齢、性別、地域といったデモグラフィックデータ、さらには関心事や検索キーワードを細かく絞ることができます。
ターゲットをしっかり絞ることによって、自社の商品・サービスと相性の良いユーザーに広告を配信できれば、購買などのコンバージョンに至る可能性が上がります。
また、自社ブランドの商品やサービスを知っていたり、興味があるユーザーだということがある程度わかっていれば、アクションを起こしてくれるユーザーに優先的に広告を配信することが可能です。
これで、1人あたりのコストを下げつつもコンバージョンに繋げることが出来る可能性が高まります。
Youtube広告を活用するデメリット
Youtube広告が逆効果になってしまう理由について、制作側のデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
Youtube広告のデメリットを解説していきます。
スキップして視聴されない可能性あり
テレビを観ていて、興味のないCMが流れていると、チャンネルを切り替えられてしまいます。
Youtube広告も同じで、ユーザーの心に響かなければすぐにスキップされてしまいます。
Youtube広告を配信して、「見てもらえない」という意味では、インバナー広告やインフィード広告も同じで、ユーザーの視界に入っても、最後まで視聴することなくそのままスルーされてしまうことは多々あります。
静止画やテキストよりも費用がかかる
Youtube広告に必要な費用の大半は、一般的に動画の制作費であると言われています。
動画広告は、映像や音楽などその豊かな表現は無限大の可能性がありますが、その反面、静止画やテキスト広告よりも費用が多くかかってしまい、また、制作するにもある程度の期間が必要になります。
Youtube広告の動画は、細かな修正をするにも時間がかかってしまうので、Youtube広告を制作する際には余裕をもった資金の準備と、制作するスケジュールの確保など、入念な準備をする必要があります。
質に大きく左右される
Youtube広告の効果は、その動画の質によって大きく左右されます。
Youtube広告のメリットとしてあるのが、「SNSでバズる可能性がある」ということですが、このバズるということは、いいことばかりではなく、悪い場合にも当てはまります。
レベルの低い動画広告であったり、なんらかの不適切な要素を含んだ広告を掲載してしまった場合に、悪い意味で視聴者に強い印象を与えてそれを拡散されてしまう恐れもあります。
このような「炎上」をすることは、自社のイメージの悪化にも繋がってしまいます。
YouTube広告が逆効果になってしまう理由は?
YouTube広告は、配信することで逆効果になってしまうとも言われていますが、その理由についてはどんなものがあるのか見ていきましょう。
- スキップ不可の広告が流れる
- スキップは出来るけど長い広告が流れる
- 何回も同じ広告が流れる
では、詳しく見ていきましょう。
スキップ不可の広告が流れる
テレビCMというと、基本は1本15秒程度ですよね。
しかし、テレビを見ているのとYouTubeを見ているのとでは、感覚がまるで違います。
テレビの場合には、広告が流れている間は他の事をするなど逃げ道がありますが、YouTubeは、「いざこの動画を見よう!」と思ってみているわけですから、広告の時間がとても長く感じるんです。
YouTube広告は、「強制的に見せられている」という感覚がかなり大きく、ユーザーにとって15秒の広告でもかなりのストレスになってしまう可能性があります。
スキップは出来るけど長い広告が流れる
YouTube広告によっては、広告の尺が長すぎて、例えば手がふさがっていてスキップが出来ない状況だけでYouTubeを見ているといった場合などに広告を延々と流していないといけないというシチュエーションがあるはずです。
広告は簡潔に短く配信するほうがユーザーのストレスになりません。
広告の尺は出来るだけ短くするようにしましょう。
何回も同じ広告が流れる
YouTube広告では、何度も同じ広告が同じユーザーに表示されてしまう可能性があります。
何度も同じ広告を見せられると「しつこい!」と感じてしまい、意地でもそのブランドの商品やサービスを利用しないと思うユーザーもいるでしょう。
例えば、その広告に使われている曲も嫌になってしまうという現象まで起きるようになってしまうかもしれません。
それぐらい不快感を与えてしまうような広告配信の仕方はしないようにしましょう。
ユーザーへの一日の表示回数は設定で決めることが出来るのでしっかり利用していきましょう。
YouTube広告で効果なしといわれる動画広告の例
YouTube広告は、数種類の広告フォーマットを提供しています。
大きく分けると、動画形式の広告とそうでない広告で、動画ではない広告は一種類のみとなっています。
動画広告の中でも、他の動画の再生前・再生後に流れる広告と、検索結果画面で表示される広告、一定の時間が経過した後にスキップをすることができるものとスキップできないもの、さまざまなオプションがあります。
YouTube広告で、「効果なし」と言われてしまう可能性が高い広告として、
- 最初の5秒間でブランドロゴをアピールしている
- 広告の目的と活用する広告の種類が合っていない
- 広告を見た後の導線が設定されていない
の3つについて、それぞれ解説していきます。
最初の5秒間でブランドロゴをアピールしている
最初にブランドロゴや自社のマークをアピールしている企業も多いのではないでしょうか。
実は、広告の最初の5秒間しか表示されないからと言って、最初にブランドロゴや自社のマークをアピールすることは、それを目にしたユーザーからは嫌がられることが多いです。
ただでさえ「広告」というだけで嫌悪感が強く持たれがちで、さらにそこにブランドロゴが見えてしまうと「この広告は買わせようとしている」「アピールが強すぎる」などといった、圧迫感を感じやすくなってしまうからです。
嫌なイメージを与えないようにするためにも、広告の冒頭の5秒はユーザーが興味を持ちやすい、「何が始まるんだろう」「これからどんな展開になるんだろう」のような、どこかワクワクするような内容にしてみましょう。
広告を出す目的と活用する広告の種類が合っていない
YouTube広告にはさまざまな種類があって、それによって配信方法も違ってきます。
広告を出す目的によっては、それに適した配信方法を選択する必要があり、目的に合った広告の配信の仕方で、効果がより高まることがあります。
例えば、以下のような選択パターンがあります。
インストリーム広告 (5秒経つとスキップできる広告) |
見込み客に対して商品を使用しているシーンの動画を制作し、続きを視聴してもらう |
バンパー広告 (最大6秒と短いがスキップできない広告) |
認知度アップのために6秒間のインパクトが強い動画を制作し、興味を持ってもらう |
このように、広告によっては特徴が違うので、自社の目的と広告の種類が合っていないと、思っているような効果を得ることはなかなか期待することはできません。
広告の予算や目的に応じてオプションを使い分けたり組み合わせることで、高い効果が見込めることができます。
たとえば、費用を抑えながらも自社商品の知名度を上げたいと考えている場合、長めのスキップ不可の広告よりも短めのバンパー広告のほうが、相性が良いです。
なので、一度広告を活用する目的をしっかり明確にして整理したうえで、広告の種類を慎重に検討して出していきましょう。
広告を見た後の導線が設定されていない
YouTube広告を見たユーザーに対して、購入やサービスの後押しをしたい場合、その後の導線を設定していなければ広告の効果は期待できません。
ユーザーが行動しやすいように、自社サイトに飛べるリンク付きのボタンを設置する、概要欄にURLを掲載するなど、次のアクションに誘導することも忘れないでください。
無料アプリのダウンロードや会員登録といった、比較的ハードルが低い行動と繋がる広告には向いているものの、高額商材などに繋がるのには、少し低い傾向があります。
YouTube広告が逆効果になってしまう問題点は?
まず、YouTube広告の問題点を3つ見ていきましょう。
- バナーブラインドネスが発生している
- 広告ブロックツール利用増加
- ブランドセーフティの問題
では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
バナーブラインドネスが発生している
まず一つ目の問題点としては、バナーブラインドネスがYouTube広告上に発生しているということです。
バナーブラインドネスの問題は、YouTube広告だけでなく、ウェブ広告業界全体を苦しめている問題の一つでもあります。
バナーブラインドネスというのは、「ユーザーが無意識に広告を無視する行為」のことを言います。
バナーブラインドネスは、自分に興味が無い広告が表示された際に発生してしまうのですが、それがYouTube広告は段違いで多いです。
もしYouTubeを見ていて、関連動画に広告が表示されていたとしても、ユーザーの目を引くような内容でなければ見向きもされず、他のコンテンツへ移動してしまいます。
しかも、「広告」というだけで嫌がられてしまうことは多くなります。
結果、YouTube広告はネガティブなイメージが付いてしまうことがあります。
広告ブロックツールの利用増加
次に二つ目の問題です。
この問題は、パソコンでの広告表示がメインになるのですが、広告ブロックツールを使う人が急増しているという事です。
YouTube広告と言えば、動画再生中に流れる動画広告のイメージが強く、認知獲得などの効果を狙っている広告です。
こういった広告に対して不快感を覚えるユーザーは多く、ユーザーは「広告ブロックツール」で広告を非表示にしてしまっているんです。
広告ブロックツール自体もバンバン開発されてはリリースされているので、YouTube広告を100%効果的に運用することが難しくなってしまっているという状況にあります。
「Adblock」というツールに関してはパソコンにインストールするだけで使えてしまうので、YouTube広告が全く表示されなくなってしまいます。
このツールを導入しているユーザーには、リーチすることは出来なくなっているんです。
YouTube広告だけを頼って運用していると、広告ブロックツールのせいで全く効果が出ておらず費用の無駄になってしまっているという可能性もあります。
ブランドセーフティの問題
三つ目の問題は、一番YouTube広告に影響のあるもので、ブランドセーフティの問題となります。
2017年にYouTube広告が大きく揺れてしまった要素の1つで、一時企業が全体的にYouTube広告を利用することを避けてしまうようになるなんてこともありました。
ブランドセーフティというのは、「企業が広告の安全性を確保するための取り組み」のことを言います。
広告が不適切なコンテンツや商品、サービスにそぐわないコンテンツに配信されていないかどうかというのが広告の安全性です。
大企業の広告がヘイトスピーチを行うユーチューバーの動画に投稿されたりして、この安全性が損なわれるようなトラブルが多発したため、ブランドセーフティ問題が発生しました。
2021年現在はブランドセーフティに問題がありませんが、まだあだ企業の100%復活は遂げていません。
YouTube広告を配信する際には、ブランドセーフティにも気を付けなければいけません。
YouTube広告が逆効果になってしまう問題点への対策は?
では、先ほど挙げた3つの問題点には、どんな対策をすることが有効なのでしょうか?
- ユーザーの興味を引くクリエイティブの制作
- SNS広告などのブロックされない広告手法あわせて使う
- 広告を見た後に行動する導線を作っておく
- アトリビューションを計測する
- YouTubeのアナリティクスを活用して効果を定期的に分析する
- ブランドセーフティ問題が起きないようにする
ここでは上記のような対策をすることが考えられます。
では、それぞれどんな内容なのかを見ていきましょう。
ユーザーの興味を引くクリエイティブの制作
これはYouTube広告だけでなく、基本的なことでどんな広告でも共通するのことなのですが、YouTube広告はユーザーの興味を引くような動画クリエイティブを作成する必要があります。
高品質な広告動画を作成することが、YouTube広告でも重要になってきます。
ユーザーにネガティブに受け入れられないためには、広告に合った年齢層などを独自で判断して、「面白いコンテンツ」「ユーザーを引き付ける」「なぜか見入ってしまう」など、自然に広告を見てしまうような構成にする必要があります。
また、広告に使う色や動画のインパクト性を変えてみるなど工夫してみましょう。
こうすることで、バナーブラインドネスが起きずに、ユーザーにYouTube広告を見てもらうことが出来るようになります。
高品質な広告動画を配信を実現していくためにも、YouTubeアナリティクスやGoogleアナリティクスを利用して、動画の品質を高めていく努力をする必要があります。
高品質動画はVideo BRAIN(ビデオブレイン)で作成する
高品質な動画を作りたい方におすすめの動画編集ツールとして「Video BRAIN(ビデオブレイン)」を紹介します。
Video BRAIN(ビデオブレイン)は、AIがサポートしてくれるので、誰でもどこでも簡単に動画を作することができるというコンセプトを持っている動画編集クラウドです。
今まで、作成の段階で手間のかかってしまう画像やテロップの調整・構成など面倒な作業を、このクラウドを利用することでAIがサポートしてくれます。
そのほか、すぐにプレビューを確認することができるので、動画を書き出す必要はありません。
プレビューを確認して、こだわりたい部分のイメージをすぐに修正することができます。
作業が簡単にできるようになることで、広告の構成や配信設計など、ほかの作業に時間をかけることができるようになります。
特に、これから動画の作成をしようと考えている方、このAI技術のサポートを受けながら高品質な広告動画を作って、費用対効果を上げてみることをおすすめします。
SNS広告などのブロックされない広告手法あわせて使う
YouTube広告だけを運用していると、広告ブロックツールを使用されて広告がブロックされてしまうと一気にダメになってしまいます。
そのため、SNS広告など広告ブロックツールが届かない部分で広告を運用してみるようにしましょう。
SNS広告は、YouTube広告のように露骨ではないので、広告と思わずにユーザーが広告を見てくれるという可能性があります。
広告ブロックツールをうまくすり抜けて、より多くのユーザーへYouTube広告を届けましょう。
広告を見た後に行動する導線を作っておく
YouTube広告は、広告からの自社への導線がスムーズというメリットがあります。
そのメリットを生かすためにも、YouTube広告を見た後に、ユーザーがどのようなアクションをしたらいいのかを、行動しやすいようにユーザーの導線を用意しておきましょう。
テレビCMの場合、商品が気になると思ったら自分でその商品を検索をする必要がありますが、YouTube広告であれば、クリックするだけで商品ページに直接誘導することが可能です。
ユーザーのほとんどが、とにかく「知りたがりでめんどくさがり」なので、ユーザーが商品を購入するまでのプロセスが1つ減るということは、とても大きなメリットと言えます。
よく見る広告では、広告の左端にURLなどを設置しているように、広告を見た後に公式ホームページなどに誘導することによって、さらに商品を詳しく知ってもらえるので、購入につながりやすくなります。
アトリビューションを計測する
アトリビューションとは、広告においての「間接的な貢献」という意味です。
わかりやすく言うと、ユーザーが広告をクリックして販売サイトに誘導し、即商品を購入するような直接的な効果のことではなく、YouTube広告で流れた商品を後日改めて検索してそこで購入をするような行動や効果のことをいいます。
この行動は、YouTube広告の中ではとても重要なことです。
広告を出す前と後で、サイトへのアクセス数やお店への問い合わせ、また、来客数などを注意深く確認して、アトリビューションを見逃さないようにしましょう。
アナリティクスを活用して効果を定期的に分析する
YouTube広告の効果をさらに詳しく知るためには、アナリティクスを活用してみましょう。
特に、YouTubeは「YouTubeアナリティクス」を提供しています。
アナリティクスでは例えば、
- ユーザーの年齢や性別
- 表示回数
- 検索キーワード
など、動画のアクセス数や再生回数、再生時間などの詳しいアクセス状況を収集することができれば、より効率的なアクセス解析、サイトの改善を行うことが可能です。
アナリティクスで解析する方法は、2つあります。
- タグマネージャーを用いる方法
- YouTube IFrame APIを用いる方法
1つ目はタグマネージャーを用いる方法、2つ目はYouTube IFrame APIを用いる方法です。
タグマネージャーを用いる方法は、JavaScriptの知識が無い方、タグマネージャーを利用している方におすすめです。
YouTube IFrame APIを用いる方法は、JavaScriptの知識が無いと使いこなすのは難しいですが、動画の再生タイミングや再生時間などを細かく設定することができます。
このように、ユーザーの行動を詳細に分析することが可能です。
YouTube広告は、画像広告に比べて訴求できる表現の幅が広いという利点があります
WebサイトにYouTube広告を埋め込んでそのまま放置しないで、しっかりとアクセス解析をして課題を発見し、CV数を最大化していきましょう。
ブランドセーフティ問題が起きないようにする
ブランドセーフティが損なわれないように、常にYouTube広告を監視しておくことが大事です。
YouTube広告のブランドセーフティをチェックするツールを提供している企業もあるぐらい、ブランドセーフティには敏感になっているところが多んです。
ブランドセーフティを知らせるツールを使用すれば、もしブランドセーフティが起きてしまっても対策がすぐに打てるようなシステムになっています。
YouTube広告は完璧ではありません。
そのため、YouTube広告効果を常日頃考えておく必要があります。
YouTube広告は本当に逆効果?
以上のデータを見て、YouTube広告は逆効果と思った方もいらっしゃるかもしれません。
YouTube広告を配信すると、それを見ているユーザーとしては、「同じような広告ばかり流れてきて鬱陶しい」「しつこいのでマイナスイメージになる」と言ったように、広告を配信することで逆にブランドのネガティブキャンペーンを行ってしまっている可能性もあります。
しかし、完全にケースバイケースです。
運用する方法によっては、YouTube広告に効果を見出すことができます。
ネガティブなイメージを持たせないようにするためにも、同じユーザーに対しての表示回数を減らすなどの手段を取るといいかもしれません。
YouTube広告を逆効果にしたくないならスキップできるようにしておく
YouTube広告の一番のストレス原因はやはり、「スキップできない」ことでしょう。
YouTube広告でよく使われるのが、5秒視聴すると広告をスキップ出来るようになるインストリーム広告ではないでしょうか?
広告が表示された時点では広告費が発生しないものの、ユーザーが広告をスキップしないで30秒間または最後まで広告を視聴すると広告費が発生する仕組みの広告です。
しかし、インストリーム広告には、「スキップできない」ものもあります。
広告動画をスキップすることが出来ず、ユーザーは自分の見たい動画を見るためにはその広告を必ず見なければならなくなってしまうのです。
長さとしては最大30秒という制限がありますが、早く自分の見たい動画を見たい!と思っているユーザーにはとても長い時間に感じるでしょう。
実はもともとはインストリーム広告はスキップできないものが基本だったのですが、ユーザーの反感をかってしまいスキップ出来る広告も展開されてきたんです。
そのため、スキップ出来ることに慣れてしまったユーザーにとってスキップ出来ない広告というのはとてもストレスを感じるものとなってしまったのです。
スキップ出来ないインストリーム広告は、ユーザーの反感を買ってしまい、ブランドのイメージ低下につながる可能性もあるので、広告を配信するときはあらかじめスキップが出来る広告を配信していく必要があるでしょう。
YouTube広告は逆効果?実際運用して効果があったのかを調査!まとめ
今回は、YouTube広告が逆効果なのかどうかを見ていきました。
YouTubeで広告を発信することは、効果的に宣伝を行うことに繋がります。
しかし、YouTube広告が逆効果だと言われる要因として、「広告が多くて鬱陶しいと感じてしまうこと」があると言うことが分かりました。
YouTubeを見ているユーザーというのは、広告を見るためにYouTubeを見ているわけではないので、無理矢理広告を見させられると不快に感じてしまうんですね。
広告運用者は、広告を見るユーザーの気持ちを考えて広告を配信するようにしないと、ブランドの好感度をあげたくてもかえってネガティブキャンペーンをしてしまっているかもしれません。
ケースバイケースで、逆効果になってしまうことがあります。
逆に、YouTube広告は効果も高く、メリットも多いので運用方法を正しくすることによって、YouTube広告は効果を発揮してくれます。
効果があると分かりつつも、逆効果になってしまう可能性を恐れてYouTube広告の配信に悩んでいる人もいるかもしれません。
YouTube広告の効果を最大限に引き出すためにも、高品質の動画を作成して、ユーザーが魅力的だと思えるような広告を配信していきましょう。
YouTube広告が逆効果になってしまわないように、効果をより上げるためには、目的を明確にして改善を繰り返していくことが重要になってきます。
ゴールから逆算していくマインドがあれば、結果もおのずとついてくるので、問題点や対策に注意して広告を運用していくようにしましょう!
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