2021年現在、YouTube広告はどんどんと成長をしていっています。
その中で、YouTube広告にはジャンルがあるということをご存じでしょうか。
YouTube広告に興味はあるけど、どんなジャンルの広告があるのかよくわからない、自社に合うようなジャンルのものはあるのだろうか?と、悩んでいる企業も多いのではないでしょうか。
YouTube広告は、さまざまなジャンル別に分かれていて、表示される場所や課金方式などに違いがあります。
また、広告によっては目的ごとに適切な選び方をすることもできます。
広告の効果をしっかりと出していきたい場合には、それぞれのジャンルや目的に合った広告を選択することが重要になってきます。
そこで今回この記事では、YouTube広告のジャンル一覧や目的ごとの選び方など、手順を追って機能や概要について分析して見ていきます。
さらに、広告フォーマットや課金方式、ターゲティング方法、広告配信するための設定方法なども、初心者の方に向けてもわかりやすく事例などを交えて解説していくので、参考にしていただければと思います。
拡大する動画広告の市場
Instagramのストーリーズ機能やYouTuberの誕生によって、動画コンテンツがユーザーの生活になじむようになりました。
その流行は、社会にすさまじく影響していて、その時代とともにインターネットコンテンツの視聴は動画中心にシフトしてきているので、企業側としては動画を活用した動画広告にシフトチェンジをして、今では一般的なマーケティング手法となっています。
動画広告の市場規模としては、2020年に3,289億円、2023年には5,065億円になると予想が出ていて、動画広告市場は年々拡大していく傾向にあります。
その中でも、全体の89%を占めているのがスマートフォン動画広告で、スマートフォンを利用してモバイル環境の動画広告を戦略とするのは、成功の大きな鍵となります。
動画広告を広告フォーマット別で見てみると、動画コンテンツ内に掲載されるようなYouTubeのインストリーム広告と、フィード内に掲載されるようなSNSのインフィード広告を中心に拡大しています。
さらに、今後また新たな動画広告フォーマットや、新しい動画コンテンツを扱うメディアなどの誕生によって、選択肢が広がることも可能性もあります。
ユーザーに対して企業の動画広告の取り組みが加速していくことで、プロモーション活動も活発になり、動画広告の市場規模は今後ますます成長も期待することが出来ます。
動画広告の配信先
拡大しつつある動画広告の主な配信先について、ご紹介します。
企業や業務内容によってそれぞれ抱えているユーザー層には違いがあるので、それにマッチするように多様な配信フォーマットが用意されています。
また、各配信先でメリットやデメリット、特徴や課金形態などが違ってくるので、広告の配信目的にあわせて適切な配信先を見極めることが重要になってきます。
動画広告の主な配信先については、
- YouTube
- Facebook,Instagram
- LINE
- GDN, YDA(旧YDN)
このように、上記のような配信先があります。
動画広告を使って、ビジネスの施作に取り組むにあたっては、上述した配信先からどれが適しているのかを目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
動画広告市場とYouTube利用者数率の増加
近年、右肩上がりですさまじい急成長をしているのが、動画広告という市場です。
YouTubeの台頭や5Gなどの環境によって、動画広告の需要がますます増加してきました。
若者を中心に、YouTubeやTikTokといった人気のSNSなどのプラットホームの伸びもありますが、広告のフォーマットの種類が増えたり、広告配信面の増加や動画広告のクリエイティブの作成や編集のハードルが下がったことも利用率を上げる要因としてあります。
動画広告市場の中でも、最も注目したいプラットホームとしては、ユーザーの利用率が高い YouTubeです。
過去1ヶ月に利用したSNSの第1位は、あらゆる媒体を抑えてYouTubeでした。
日本人の情報媒体はテレビからYouTubeへと移り変わっており、情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書によると、YouTubeの利用率は全世代平均でみてみると、75.7%と高い率になっています。
各世代別に層で見ると、圧倒的な91.5%という数値はやはり10代になっています。
さらに、以下20代から50代をみてみても70%以上の利用率を保っており、60代でも40.5%が利用しているとのデータがあり、データからみてもわかるように、幅広い層から利用されています。
このような背景からみても、今後、ますます動画広告は大きく注目されて、その中でもYouTube広告については、ユーザーへ対してさらに身近になっていくと考えられます。
そこで、最新の流行に合わせて、企業もYouTubeへの広告を重視するようになってきました。
YouTube広告を始めるにあたって、理解しておくべき基本事項についてはたくさんあります。
しっかり理解してYouTube広告の作り方や配信する手法や、コツなどを抑えてしっかりと用意していきましょう。
YouTube広告のジャンルは?
まず、YouTube広告には、
- 動画広告
- 画像広告
の2つがあります。
動画広告と画像広告の、それぞれのジャンルを見ていきましょう。
動画広告
まず、動画広告にはいくつかありますが、YouTube広告と言えば代表的な広告は、スキップ可能な動画広告ですよね。
スキップ可能な動画広告といのは、4種類あり、
- TrueViewリーチ
- TrueViewインストリーム
- TrueViewディスカバリー
- TrueViewアクション
となっています。
動画本編の前後や途中に広告を配信することが出来ます。
スマホアプリの他にも、パソコンやテレビ、ゲーム機などのデバイスにも広告が配信され、広告が5秒間再生された後にスキップをするのか、そのまま視聴を続けるのかを選択することが出来ます。
また、スキップ不可の動画広告には、2種類あり、
- スキップ不可の動画広告
- バンパー広告
となっています。
スキップ不可の動画広告
スキップ不可の広告がどのようなものなのかというと、
- 広告が表示されるタイミングは「再生前」「再生中」「再生後」で設定可能。
- 視聴者15秒以上の広告を最後まで視聴しなければ、あなたの動画を観覧できない。
- デスクトップPC/ノートパソコン/モバイル端末にのみ表示される。
- 収益が発生するタイミングは「視聴者が広告を視聴したとき」。
というのが、スキップ不可の動画広告になります。
気になる収益が発生するタイミングとしては、広告が視聴された時になります。
ユーザーからしてみれば、15秒以上の長い広告を視聴しなければ動画の観覧をすることがができないので、少々ネックですね。
そこで、ユーザーの行動としては、「スキップができないなら他の動画を観よう」となり、ユーザーが離れてしまう可能性が高くなります。
長い広告を観てでも、どうしてもこの動画が観たいと思ってもらえるようなファンが付いていないと厳しいかもしれません。
バンパー広告
バンパー広告とは、動画を再生する前に6秒の動画広告を表示するものです。
バンパー広告のメリットとしては、スキップ不可の動画広告と同様で、ユーザーに確実に商品やサービスを訴求することができる点です。
また、YouTubeとGoogle動画パートナー上のWebサイトやアプリに表示されるので、幅広い層へのブランド認知やリーチなどをすることが期待でき、バンパー広告の80%はブランド効果測定で広告想起率が有意に上昇し、平均上昇値は30%にもなります。
一方で、6秒という短い時間で訴求をすることは、そもそもユーザーの気を引くのが難しいというデメリットがあります。
課金形態としては、スキップ不可の動画広告と同じく、CPM課金になっています。
スキップ不可の動画広告では、最後まで広告を視聴しなければ自分の見たい動画を見ることが出来なくなっています。
動画本編の前後か、その途中に広告を配信することが出来ます。
バンパー広告は、スキップをすることが出来ない6秒間の動画広告が配信されます。
バンパー広告とスキップ可能な動画広告は、セット配信をすることが出来ます。
画像広告
次に、画像広告の種類には3種類あり、
- ディスプレイ広告
- オーバーレイ広告
- スポンサーカード
となっています。
画像広告というのは、基本的にパソコンのみに表示される広告となっています。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告とは、動画再生ページの画面の右側のおすすめ動画一覧の上に表示され、視聴者に訴求する広告です。
おすすめ動画の一覧よりも上に表示されるので、動画を連続で視聴する際に、ユーザーの目に触れる有効な広告だといえます。
さらに、ディスプレイ広告の特徴としては、ユーザーがクリックした場合に広告表示・ページ遷移が行われる点です。
なので、自分で広告にクリックするような関心度の高いユーザーとの接点になることがメリットです。
一方で、関心があまりないユーザーには詳細な情報を見せることができず、リーチをすることが難しい点がデメリットになります。
課金形態ろしては、CPCなので、ユーザーが広告をクリックした際に発生するので、無駄のない予算設定をすることができます。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告とは、動画の再生中の画面の下部に表示される広告で、画面を最大化しても広告は表示され続けます。
オーバーレイ広告の特徴としては、動画をオーバーレイ(覆うように)して表示されることです。
なので、パソコンで動画を見ていると、表示される広告が動画のテロップにかぶってしまうことがあります。
オーバーレイ広告は、ユーザーに消されてしまわない限り、広告は表示され続けるので、目に触れる時間が長くなるというメリットがあります。
しかし、一方でデメリットとしては、ユーザーが広告が表示されている画面を見ていなければ、いくら広告が表示されていても認知されることはありません。
課金形態としては、広告が30秒以上表示されて課金がスタートして、その表示時間が長くなれば長くなるほど、その分加算されていきます。
もし、29秒以内にユーザーによって表示をオフにされてしまった場合には、課金は発生しません。
スポンサーカード
スポンサーカードは少し特殊で、直接収益を得られるものではありません。
自由なコンテンツを掲載できるシステムで、パソコンとモバイル対応のプラットフォームで、動画に出てくる商品などの動画に関連する自社コンテンツ・案件商品の広告などを掲載することが出来ます。
カード型のアイコンが動画の画面の右上に数秒間表示されるので、そこをクリックするとカードを閲覧することができます。
ユーザーが広告に興味を持つことがあれば、動画の再生中であっても広告をクリックすることができます。
動画から商品やサービスの詳しい情報へとアクセスしやすいので、興味を持った視聴者の購買行動を起こさせることができます。
何を表示するかについては、Googleが選定するので、関連する商品やサービスがないと判断された場合には、表示されないという仕組みになっています。
YouTube広告のジャンルの詳細は?
ざっと説明しましたが、YouTube広告のジャンルについての詳細を見ていきましょう。
TrueViewリーチ
TrueViewリーチは、スキップ可能な広告です。
視聴回数ではなく、インプレッション回数という表示回数を高めるように最適化される広告となっています。
目標インプレッション単価を使用しているので、低い単価で多くのユーザーにリーチすることが出来るので、費用対効果が高く、認知度アップに効果のある広告となっています。
TrueViewインストリーム
YouTube広告で、最も利用頻度が高いとされているのが、TrueViewインストリーム広告で、なんらかの動画を視聴しているユーザーにアプローチする広告フォーマットです。
このTrueViewインストリームは、広告が再生されてから5秒が経過するとユーザーが広告をスキップすることの出来る広告です。
広告は、YouTubeに配信される動画やGoogleディスプレイネットワーク上のサイトやアプリの動画に、広告を配信することが出来ます。
5秒間でユーザーの興味を引くことが出来れば、長時間広告を見てもらえる可能性が高まりますが、すぐにスキップされてしまえばユーザーへのリーチは難しくなってしまいます。
ユーザーをウェブサイトに誘導する目的で使用される広告で、30秒以上の広告視聴か、30秒以内に広告をクリックするなどの操作が行われた場合に課金される、CPV(Cost Per View)での料金体系になっています。
30秒間視聴(30秒未満の広告は最後まで視聴)、もしくは動画広告を操作(ウェブサイトへのリンクや、Call-to-Action(CTA)オーバーレイ、カード、コンパニオン バナーをクリックすることなど)すると、その最初に発生したアクションに対し、動画の視聴回数が1回とカウントされます。
TrueViewディスカバリー
TrueViewディスカバリー広告は、YouTubeの検索結果や再生画面、アプリ上などYouTube全体や最上部に表示される広告です。
なので、ユーザーがYouTube上で動画を探しているときなど、視聴するコンテンツを選択するタイミングでアプローチをするので、自然に情報を見る可能性が高い点がメリットになります。
TrueViewディスカバリー広告は、サムネイル画像とテキストで構成された広告が表示され、動画内では配信されず、ユーザーがクリックすると動画が再生されるようになっています。
既にユーザーが検索したキーワードや、興味を持っているといえるユーザーの能動的なアクション、見ている動画などと関連性の高い広告が表示されるので、ネガティブな印象を与えにくく商品の購買やサービスを知ってもらえることが期待出来ます。
一方で、デメリットとしてあげられるのは、ユーザーが自らクリックしなければ動画が再生されないという点で、リーチをすることができない点があります。
課金形態としては、視聴回数に対して課金がなされるCPCで、ユーザーが広告のサムネイルをクリックし、広告を視聴した場合のみ課金が発生されるようになっています。
AndroidやiOSのYouTubeアプリのトップページでは、モバイルのビデオマストヘッドが掲載されていない場合には、TrueViewディスカバリー広告が掲載されます。
TrueViewアクション
TrueViewアクション広告は、ウェブサイトで購入や資料請求、問い合わせなどのアクションを促す広告となっています。
アクションを起こさせるように、「コールトゥアクションボタン」というボタンを動画に重なる形でカスタマイズすることが出来、ユーザーに特定のアクションを促すことが可能です。
「アプリのダウンロードはコチラ」「詳しくはコチラ」などのボタンの設置が可能です。
コンバージョンベースのスマート自動入札によって、アクションを起こしてくれそうなユーザーに配信することが出来ます。
広告のクリックまたは10秒間広告を視聴することが、広告で発生したエンゲージメントとしてカウントされ、また、動画広告がクリックされず10秒間以上視聴されてから3日以内にコンバージョンが発生すると、ウェブサイトコンバージョンとしてカウントされます。
動画広告がユーザーにクリックされた場合は、アカウントで設定されている計測期間に準じてコンバージョンがカウントされます。
設定したコンバージョンが達成されるごとに課金されるようになっています。
YouTube広告の目的ごとの選び方!
では次に、YouTube広告の目的ごとの選び方についてご紹介します。
認知
まずは、認知を向上させる目的ではどんな広告が向いているのでしょうか?
認知を向上させるというのは、多くの人にサービス・ブランドを知ってもらうということです。
認知を向上させるのに向いている広告は、
- バンパー広告
- スキップ不可のインストリーム
- TrueViewリーチ
の3つが効果的です。
短い広告ですが、ユーザーが視聴するために選択した動画の再生途中に自動的に配信されるので、確実に視聴してもらうことが出来ます。
認知の目的では、自社の商品を知ってもらうことが一番の目的です。
まずは知ってもらうことが重要なので、商品の詳細などよりも、この商品やサービスは一体何なのかということを興味を持ってもらえるようにしましょう。
比較検討
サービスやブランドの認知の次に必要になってくるのは、ユーザーに商品やサービスを比較検討するようユーザーの行動喚起を促すことです。
そこで、比較検討で向いている広告について見ていきましょう。
比較検討というのは、商品やサービスを比較検討し、見込み客を獲得することを目的としています。
長時間動画広告を見せることによって、商品やサービスの内容をユーザーに伝えることが可能です。
比較検討に向いている広告は、
- TrueViewインストリーム
- TrueViewディスカバリー
の2つが効果的です。
比較検討では、ユーザーが知りたいことを広告で伝えてあげる必要があります。
TrueViewディスカバリー広告は、動画の中ではなく、YouTubeの関連動画の横や検索結果部分、モバイル版のYouTubeのトップページなど、ユーザーが動画のチャンネルを探している際に目にする場所に表示されます。
そして、サムネイルをクリックした場合に広告が再生されるため、そもそも興味のあるユーザーが動画を視聴することになるので、商品購買やサービス利用へと繋がりやすいのです。
どんな商品なのか、会社は信用できるのか、他の商品と比べてどう違うのかなどということを知りたがっているユーザーは多いはずです。
そういったユーザーが必要としている情報に応じて、TrueViewディスカバリー広告で提供することをが出来るようにしていきましょう。
行動
YouTube広告の最終的な目的としては、ユーザーにクリックや購入・登録など購買につながるアクションをとってもらうことです。
そこで、行動に向いている広告について見ていきましょう。
見込み客のリストを獲得したり、商品購入を促すために効果的な広告は、
- TrueViewアクション
となっています。
広告を見た後にアクションを促しやすい方法で、掲載範囲が異なるので、ユーザーに行動を促すと同時に、ユーザーの不安を払拭してあげることが大切です。
商品を購入するときって、本当に購入していいのか、購入した後はどうなるのかなど、心配になってしまう部分もありますよね。
そういったユーザーの不安を取り除いて安心して行動に移せるようにしてあげることが大切です。
見込み顧客のリスト獲得や商品購入を促すには、
- ダイレクトレスポンス広告
- 動画アクションキャンペーン
がおすすめです。
ダイレクトレスポンス広告は、ユーザーに視覚的に複数の商品画像を見せることができるので、広告をクリックして、商品ページに遷移し商品を購入する可能性が他の広告に比べ高いです。
また、動画アクションキャンペーンでは、動画に加え行動を促すメッセージも入れることができるので、他の配信方法より成果につながりやすいです。
YouTubeからのページ遷移および遷移先での購買促進を目的とするなら、この、ダイレクトレスポンス広告や動画アクションキャンペーンがおすすめです。
YouTube広告の目的の決め方は?
YouTube広告の目的ごとの選び方について見ていきましたが、目的はどのようにして決めたらいいのでしょうか。
目的を設定する
YouTube広告を配信するときは、必ず目的を設定するようにしましょう。
目的が決まっていないと、何のためにYouTube広告を配信するのかそもそも分からなくなってしまいます。
ユーザーの行動を理解する
ユーザーが、コンバージョンに至るまでの行程について理解していくことが重要です。
YouTube広告を見てユーザーがとる行動としては、まずはYouTube広告を見て商品を知る(認知)ことです。
また、広告で見た商品やサービスに興味を持った場合には、サイトに訪問するなどして商品を購入するなどするかどうか考えます。(比較検討)
そして、最後に商品やサービスを購入します。(行動)
この流れについては、商品購入だけでなく、資料請求やアプリダウンロード、問い合わせなどでも同じことが言えます。
ですから、広告を配信する際には、「認知」「比較検討」「行動」のどこに重点を置いて考えるのかということを決める必要があるんです。
どこに当てはまるのか考える
ユーザーの行動の行程について見てきましたが、自社の目的は一体どこになるでしょうか。
- 商品の認知がしたい。(認知)
- 自社のブランディングがしたい。(認知)
- 資料請求して欲しい。(比較検討)
- 問い合わせの数を増やしたい。(比較検討)
- アプリのインストールをしてほしい。(行動)
- 商品を購入して欲しい。(行動)
など、どれにあてはまるのかをしっかりと確認することが必要です。
YouTube広告の出稿方法は?
では、YouTube広告の出稿をしていきましょう。
作成プロセス
まずは、YouTube広告を出稿する作成プロセスについて見ていきます。
- 目標を選ぶ。
- 予算を設定する。
- 自社ブランドを探しているユーザーにターゲットを絞る。
- 広告グループにまとめて管理する。
- 的確な広告を作成する。
YouTube広告の効果を最大限に発揮するためには、目標に合わせた適切なターゲティングや、入札方法、予算、広告の作成が必要になってきます。
目標を選ぶ
動画キャンペーンを作成する場合、キャンペーンの目標として「販売促進」「見込み顧客の獲得」「ウェブサイトのトラフィック」「商品やブランドの比較検討」「ブランド認知度とリーチ」の中から選択することになります。
キャンペーンで達成したい目標に合わせて選択するようにしましょう。
予算を設定する
広告をどのぐらい表示させるのか、どのような表示形態にするのかは予算によって左右される要素です。
入札関連の設定で、予算を設定していきましょう。
予算の設定の目的は「広告を見てもらうこと」「広告をクリックしてもらうこと」「サイトでコンバージョンを達成してもらうこと」から選ぶことが出来ます。
自社ブランドを探しているユーザーにターゲットを絞る
キャンペーンのターゲットを設定すると、地域や言語、興味関心などユーザーを絞って広告を表示することが出来るようになります。
除外コンテンツを設定することも可能です。
キャンペーンのターゲット設定の後に、広告グループのターゲット設定を行いましょう。
広告グループにまとめて管理する
広告グループを作成することによって、テーマごとにまとめて管理が可能です。
グループをそれぞれ作成しておくことで、目的のユーザー層への効果的なリーチが可能になります。
- ユーザー属性・・・年齢、性別、世帯収入など
- オーディエンス・・・興味関心、意図、特定のユーザー属性など
目的に合ったキーワドやトピックなどを指定してターゲットを絞り込むことが出来ます。
的確な広告を作成する
広告を作成する時には、見出しや行動を促進するようなフレーズを使ってユーザーをしっかりとどのような行動に促したいのかを導く要素を組み込むようにしましょう。
広告を出稿する方法
では、実際に広告を出稿する設定をしていきましょう。
- Google 広告にログインします。
- ページメニューで、「キャンペーン」をクリックします。
- 「+」ボタンをクリックし、「新しいキャンペーンを作成」を選択します。
- キャンペーン タイプとして 「動画」を選択します。
- キャンペーンの名前を入力します。
- 「入札戦略」 セクションで、入札戦略を設定します。
これで、YouTube広告を出稿することが出来ます。
「新しいキャンペーンを作成」では、目標の設定とキャンペーンの設定をすることが出来ます。
具体的な目標があれば選択しましょう。
「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」という選択肢もあります。
また、キャンペーンタイプで「動画」を選択したら、「続行」をクリックすることでキャンペーンのサブタイプを設定することが出来ます。
どのタイプの動画広告を使いたいのか選択しましょう。
動画広告タイプを選択したら、「入札戦略」「予算と日程」「ネットワーク」の詳細設定が出来ます。
- 入札戦略・・・単価の上限
- 予算と日程・・・予算タイプと配信期間
- ネットワーク・・・どの場所に広告を掲載するか
「YouTube検索結果」と「YouTube動画」では、YouTubeの中に広告を配信することが可能で、「ディスプレイネットワークの動画パートナー」では、YouTube以外の場所に広告を配信することが可能となります。
さらに、ターゲティングで、「ユーザー属性」「キーワード設定」「トピック」を設定していきましょう。
細かい設定が終われば、広告を配信することが出来るようになります。
YouTube広告の出稿にかかる費用
いざ、広告を出稿するとなった時に、多額の費用が必要になるかと思うかもしれませんが、YouTube広告は低価格からの広告を出稿することができます。
予算に応じた低価格での広告出稿を実現するために、YouTubeのデジタルの特徴を最大限に活かして、広告を出稿することを可能にしています。
しかし、低価格といっても不安があるので、1,000円でのトライアルから始める企業が多く、成果があったと感じた場合に、その後予算を増やしていくという方法で広告を出稿していきます。
広告に利用する料金を先に設定するYouTubeでは、設定した料金以上にお金がかかることはありません。
YouTubeは、広告が無駄に表示され多額の料金が発生するということがないように、料金が発生するのは「ユーザーが広告を自発的に視聴した場合」という方針があります。
なので、広告が無駄に表示され多額の料金が発生するといった心配はありません。
YouTube広告の料金発生の方式としては、主に次の4種類に分けられています。
- インプレッション型の支払い方式
- クリック型の支払い方式
- その他の支払い方式
それぞれの支払い方式について、1つずつ見ていきましょう。
インプレッション型の支払い方式
インプレッション型の支払い方式では、広告動画をユーザーが一定の時間以上視聴した場合に料金が発生します。
広告をクリックした回数ではなく、ユーザーの視認範囲に広告が表示されたインプレッション数を基準にして、お支払い額の上限を設定したい場合に適しています。
例えば、スキップ不可のストリーミング広告やバンパー広告では、動画広告が再生されるたびに料金が発生します。
インプレッション型の支払い方式は、動画を視聴しているユーザーの目に確実に届くというのが特徴になります。
クリック型の支払い方式
クリック型の支払い方式では、広告の掲載回数を問わず、ユーザーが広告のクリックに対して料金が発生します。
クリックしてリンクを経由しサイトを訪れるたび、また、ランディングページへの誘導に成功した際や、音が出ていない状態の動画を再生した時点になります。
YouTube広告の中では、TrueViewディスカバリー広告やアウトストリーム広告、一部のインストリーム広告に適用されています。
広告を配信した媒体でどれだけ見られても、クリックされない限り料金は発生しないので、広告に設置したリンク先に遷移した温度感の高いユーザーのみに広告費をかけることができます。
クリック型の支払い方式は、インプレッション型と比べると、ユーザーの目に届く確率は少し低くなりますが、費用を抑えつつ高いコンバージョン率を得ることができます。
その他の支払い方式
YouTube広告には、さまざまな広告タイプがあります。
なので、前述でご紹介した2つに分類することができない支払い方式もあります。
例えば、マストヘッド広告は予約ベースでのみ利用することができるので、高い広告効果が期待できます。
固定の日別単価(CPD)制または固定のインプレッション単価(CPM)制と記載されていて、Googleの広告チームと相談をして料金を設定するプランとなっています。
このような例外のプランもありますが、上記のインプレッション型とクリック型が一般的です。
YouTube広告の料金は、このように広告フォーマットによって広告料金の発生タイミングが異なるので注意が必要です。
YouTube広告はどんな企業に向いてる?
YouTube広告に向いている企業というのはあるのでしょうか?
YouTube広告は、実際どんな企業においても効果の期待できる広告であると言えます。
商品・サービスの認知度を高めるならバンパー広告
バンパー広告は、本編動画の再生をする前に6秒間の動画広告を流すことができるので、認知度向上を目的としている場合に最適な広告となっています。
バンパー広告は、6秒という短い時間ではありますが、固定された6秒は再生されるため、伝える情報を広告主がコントロールをすることができます。
また、インストリーム広告のようにスキップをすることができない動画広告と違って、ユーザーを長時間にわたって拘束することなく、ネガティブなイメージを与えてしまう可能性も低いと考えられます。
動画を視聴する前に、ユーザーに負担をかけることなく商品やサービスの存在を知ってもらいたいという場合には、バンパー広告がおすすめです。
見込み客の獲得ならインストリーム広告
インストリーム広告は、動画を使って見込み客を獲得したい場合に、とても有効な広告となっています。
スキップ可能な動画広告ならではですが、広告を最初の5秒で消してしまうのか、最後まで見るのか、またはページ遷移するのかで、ユーザーが見込み客になるのか否かを見極めることが出来ます。
インストリーム広告のようにスキップ不可の動画広告の場合、おすすめしたい商品やサービスの情報をユーザーにじっくり見せることが可能です。
広告を最後まで見たとして、最終的にページ遷移に至らなかったとしても、動画を通じてユーザーを見込み客化することを目指すことができます。
購買促進はTrueView ディスカバリー広告
TrueViewディスカバリー広告は、他の広告とは異なる点があります。
それは、ユーザーがまだ動画を視聴しはじめていないというという点です。
TrueViewディスカバリー広告は、動画を視聴する前の段階(視聴する動画が決まっていない)の検索画面の状態でユーザーの目に触れことになるので、他の広告の表示形式に比べて、ページ遷移へのハードルが低いと考えられます。
そのため、Youtubeからのページ遷移および遷移先での購買促進を目指したいのであれば、TrueViewディスカバリー広告がおすすめです。
ただ、動画広告がメインとなるので、リスティング広告やバナー広告のように広告文やバナーを制作するだけで配信をすることが可能であると言うわけではありません。
動画の作成をしなければいけないという、手間が発生することになります。
そういった技術が無い場合には、YouTube広告はなかなかハードルの高いものになってしまうかもしれません。
動画広告は、認知拡大を狙うのに最適な広告です。
YouTube広告とリスティング広告を比べてみると、YouTube広告のほうが広告費用は安く抑えることが出来ます。
リスティング広告でクリック単価が高騰しているようなキーワードであっても、YouTube広告では単価が安く出稿出来る場合が多いからです。
費用面で見てみても、YouTube広告のほうが費用対効果が高いと言えますね。
長期にわたって広告配信で成果を上げていきたいと考えている場合には、YouTube広告を活用することが効果的になるでしょう。
YouTube広告のおすすめは?
YouTube広告には色々なジャンルや目的があるということが分かりましたが、一番のおすすめの配信方法は何なんでしょうか?
もちろん、目的や予算によっても異なってくるとは思いますが、おすすめとしては「TrueViewインストリーム広告」です。
5秒でスキップ可能で、30秒以内の視聴だと広告費が発生しないというところが魅力的です。
まず、5秒でスキップすることが出来ない広告というのは、ユーザーにとってストレスになってしまい、かえってマイナスな印象を与えることになりかねません。
5秒以上広告を視聴してくれるユーザーというのは、ある程度広告に興味をもってくれたものと考え、30秒以上の視聴の可能性を感じますよね。
費用が発生しても、確度の高いユーザーにアプローチできるのであればいいでしょう。
ジャンルを絞って広告を配信することも出来ると言う点から、興味関心の高いユーザーをターゲットに広告を配信することが出来るというところもおすすめポイントのひとつです。
YouTube広告が表示される理由
ではまず、YouTubeを見ていてどうしてYouTubeに広告が表示されるのかを見ていきましょう。
YouTubeには、色々な広告が流れていますよね。
動画を見ていると、スキップすることの出来る広告が流れるのを見たことがある人がほとんどだと思います。
広告が表示される基準として、
- 年齢や性別などのGoogle アカウントの情報
- Google のサービスにおけるその他のアクティビティ
- 訪問するウェブサイトの種類や、デバイス上のモバイルアプリのアクティビティ
- Google のサービスを利用して広告を掲載している企業が運営するウェブサイトやアプリの訪問履歴
- Google が提携先から入手したユーザー情報
YouTubeでは、これらの情報をもとに、ユーザーにとって関連性の高い広告を表示されるようにしています。
ユーザーが自分で、動画に表示される広告を管理する方法もあります。
YouTubeに表示される広告は「広告設定」から管理することが出来るんです。
YouTube動画の再生履歴を表示したり、削除したりすることも出来ますので、広告について気になったユーザーには設定をオススメしましょう。
YouTube広告のジャンルを一覧で!目的ごとの選び方もご紹介!まとめ
今回は、YouTube広告のジャンルについて見ていきました。
動画広告の代名詞であるYouTube広告ですが、まだまだ馴染み薄いのが正直なところではありますが。YouTube広告には、色々なジャンルがあると言うことが分かりました。
広告のジャンルは色々ですが、それぞれの広告には特徴があり、目的に合った広告を配信することで広告の効果を最大限に発揮することが出来ます。
YouTubeというのは、全世界でも莫大なユーザーを誇る動画配信サイトになっています。
これからも、どんどんユーザーが集まり、動画が再生されることでしょう。
そんなプラットフォームに広告を出稿することが出来れば、自社の成功に繋がる可能性は高くなるはずです。
YouTube広告には数々のジャンルがあるので、時間がかかるかもしれませんが、必要な準備をして目的によってYouTube広告の使い方を考えて効果的な広告運用をしていきましょう!
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