YouTube広告でエンゲージメントを高めるためには？見るべきレポートもご紹介します！

皆さんは、YouTube広告でエンゲージメントを高めることができていますか？

エンゲージメントという言葉は聞いたことがあるけど、何の事だかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

 

エンゲージメントというのは、投稿した動画に対する幅広いファンではなく、コアなファンの多さを示す指標のことを言います。

 

動画やチャンネルのファンを獲得するためにも重要なエンゲージメントですが、エンゲージメントを高めるためには一体どうしたらいいのでしょうか。

 

この記事では、YouTube広告でのエンゲージメントを高める方法についてご紹介します。

YouTube広告のエンゲージメントとは？

ではまず、YouTube広告のエンゲージメントの意味について見ていきましょう。

エンゲージメントの意味

エンゲージメントというのは、もともと「約束、契約」などという意味があります。

マーケティングでは、消費者、商品、企業との結びつきや思い入れなどを意味しているとされています。

 

ですから、YouTube広告においてエンゲージメントというのはYouTubeの視聴者の動画に対する思い入れや好感度のことを意味していると言えます。

エンゲージメントの算出方法

YouTube広告のエンゲージメントは、動画の「高評価数とコメント数」を足したものです。

 

動画を視聴しているユーザーから高い評価や反応を示した数値と言えますよね。

エンゲージメント率

また、エンゲージメントからエンゲージメント率を算出することも出来ます。

エンゲージメント率が高いと、一定のファンからの注目度や関心度が高いということが分かります。

 

エンゲージメント率は、「エンゲージメント÷再生回数」によって算出することが出来ます。

エンゲージメントとしてカウントされるアクション

YouTube広告のエンゲージメントというのは、ユーザーが動画に対して起こしたアクション数のことですが、エンゲージメントとしてカウントされるアクションについて見ていきましょう。

アクション	説明	ポイント
広告を視聴後の動画視聴数	ユーザーが動画広告を再生し、YouTubeチャンネルなどで動画を視聴した回数です。	一回でも動画広告を視聴したユーザーが、商品やサービスに興味を持ってYouTubeチャンネルに訪問して動画を視聴しているということは、興味をひきつけられているということになります。
動画視聴後のチャンネル登録者数	広告動画視聴後に自社のYouTubeチャンネルに登録したユーザー数を表します。	登録者数が100人以下の場合は範囲で表示されます。 例えば、19人のチャンネル登録者がいた場合は、「11～20」といった形で表示されます。 ただ、100人以上の場合は、実際の数が表示されます。
再生リスト追加件数	ユーザーが再生リストに動画を追加した数を指します。	後で動画を見る場合や、内容が良かったのでもう一度動画を見たいときにユーザーは再生リストの追加をします。 この指標の数値が高ければ魅力のあるクリエイティブであると判断することが出来ます。
高評価の数	ユーザーが広告動画を高評価した回数を指します。	一つの指標として、動画へのアクションがどれくらいあったのかを参考にすることが出来ます。
動画の共有数	ユーザーが動画広告の後にSNSなどで共有してくれた回数を指します。	動画視聴後の共有数を上げるためには、単純のユーザーに動画を楽しんで見てもらわないといけません。 SNSなどで拡散されると費用を大きく使わずに認知度を上げることが可能になります。
アクティブビュー数	実際にユーザーが閲覧できる状態にあったかどうかの指標です。	最も視認性の高い位置はページのトップではなく、ファーストビューの右側と言われています。 YouTubeで広告を出稿する場合は、広告配置なども加味して出稿していくことがポイントになります。 この広告配置はプレースメントとも呼ばれます。

YouTube広告のエンゲージメントを高める動画フォーマットの種類は？

YouTube広告には、目的に応じて様々なフォーマットの種類が準備されています。

広告フォーマットには、

があります。

 

エンゲージメントを高めるためには、一体どんな目的をもってどんな広告フォーマットで広告を配信していくのか考えていく必要があります。

YouTube広告はエンゲージメントを高めるのに向いている理由は？

YouTube広告は、エンゲージメントを高めるのに向いていると言われています。

その理由について見ていきましょう。

エンゲージメントの機会が多い

YouTubeは、動画へのアクセスや共有、コミュニティという独自の組み合わせが出来るようになっています。

 

そのため、YouTube広告は他と比べ物にならないほどユーザーエンゲージメントの機会があります。

 

動画という、「視覚」「音声」「動画」を活用しているので、他のメディアとは違う魅力があるからです。

 

YouTubeで動画広告を配信すると、ユーザーは動画広告を見つけたり、エンゲージメントしやすくなります。

 

YouTubeアナリティクスなどの分析ツールを使用することで、ユーザーのデータを得ることも出来ます。

 

ユーザーのデータを得ることが出来たら、ターゲティングの拡大を図ることが出来るので、さらなる効果を期待することが出来ます。

高度なターゲティングが可能

ユーザーのエンゲージメントを高めるためのポイントは、ターゲットとなるユーザーに対してリーチ出来るかどうかです。

 

YouTube広告では、ユーザー属性や興味関心など、様々なターゲティングの選択肢があります。

 

自社の商品やサービスが役立つと思うユーザーを適切なカテゴリに分類して、広告を視聴してもらうことが出来ます。

Google検索履歴を使用

YouTube広告では、Googleの検索履歴に基づいています。

 

ユーザーの検索履歴からユーザーに関連しているとGoogleが判断すれば、YouTube広告がターゲティングしてくれます。

予算設定がしやすい

YouTube広告というのは、広告がスキップされた場合には広告費を支払う必要がありません。

 

ユーザーが最後まで広告を視聴しない場合には、料金がかからないというのも、YouTube広告は試してみやすいですよね。

 

予算に応じて様々なオプションを選択することが出来るので、ユーザーが広告に興味関心をもつように適切な動画広告を配信することで、エンゲージメントを高めることが出来ます。

YouTube広告における評価指標

YouTube広告には、エンゲージメント以外にも評価指標があります。

主な指標は次の通りです。

表示回数	サムネイルが表示された回数
視聴回数	動画広告が視聴または再生された回数
視聴率	動画広告の視聴回数またはエンゲージメント数を広告の表示回数で割った値
完全視聴率	動画が最後まで離脱されずに視聴された割合。
平均広告視聴単価	ユーザーが動画広告を 30 秒間（広告が 30 秒未満の場合は最後まで）視聴したか、動画広告にエンゲージメント操作を行ったとき、広告主が支払う金額の平均
総再生時間	ユーザーが動画広告を再生した合計時間（秒）
平均総再生時間	ユーザーが広告のインプレッション 1 回あたりに動画広告を再生した平均時間（秒）
クリック数	動画広告をユーザーがクリックした回数。クリック数は、広告を見たユーザーにどの程度アピールできているかを把握する目安になります
クリック率	「広告がクリックされた回数」を「広告の表示回数」で割った値
コンバージョン数	視聴者が動画を通して、視聴者が商品購入や資料請求、お問い合わせなど視行動を起こした数を示します
ユニークユーザー数	一定の期間に動画広告を視聴した）ユニークユーザーの合計数

YouTube広告の指標はとてもたくさんあると言うことが分かります。

 

動画広告の目的によっても、見るべき指標というのは変わってきますが、エンゲージメントの高さを確認したいなどの目的で重要になってくるのは「視聴回数」などがあります。

 

やっぱりYouTube広告などの動画広告では、再生回数が多いほど人気があると言う見方をすることが出来ます。

 

「再生回数が多い＝人気がある」となれば分かりやすいですよね。

さらに、視聴回数だけでなく、どれだけ動画を見てもらえたかを表す「完全視聴率」なども参考にするといいでしょう。

YouTube広告のエンゲージメントを高める方法は？

では、YouTube広告のエンゲージメントを高める方法について見ていきましょう。

エンゲージメント率は、動画が1回視聴された場合の視聴者の反応度合いから算出します。

 

エンゲージメント率というのは、「高評価」や「コメント」を多く獲得する必要があります。

そのためには、どうしたらいいのでしょうか？

高評価が付きやすい動画を制作する

まず、基本的なことですが、YouTube広告において高評価を獲得するというのはとても重要なことです。

 

高評価を得るためにYouTube広告の動画をうまく制作していくことがポイントになります。

高評価ボタンは、動画の横にあるボタンをクリックするだけで気軽につけることが出来ます。

 

よく配信者が、「高評価とチャンネル登録をお願いします！」と言っている動画を見かけることも多いのではないでしょうか。

 

ユーザーは、「動画の質」や、「動画の面白さ」を実感することが出来ればYouTube広告に高評価を付けてくれることが期待出来ます。

高評価がつきやすい動画というのは、

などです。

 

動画の画像が悪かったり、聞き取りづらかったりすると、どれだけパフォーマンスの高い動画であっても高評価はつきにくいです。

 

動画のクオリティの高さはとても重要になりますのでしっかりと押さえておきましょう。

コメント欄を盛り上げる

YouTube広告には、コメント欄を開放することができます。

そのため、YouTube広告のコメント欄を盛り上げることも大事です。

 

視聴者からのコメントをたくさん獲得することが出来れば、エンゲージメント率を高めるだけでなく、視聴者との交流の場を持てることにもなります。

 

「いいね！」や「コメント」を残してくれたユーザーに対して反応を返すことで、視聴者とコミュニケーションを取ることも出来ます。

 

ユーザーとの相互のコミュニケーションはエンゲージメント率を高める要因となっています。

 

YouTubeのコメントは、「不適切またはスパムと判定されたコメント」や「リンク付きのコメント」などは、動画投稿者が確認するまで表示されないようになっています。

 

こういったコメントは盛り上がることもないし、他の人がコメントしづらくなってしまいますので、エンゲージメント率を高めたいと思っている場合には、コメントのこまめな管理が必要になってきます。

 

また、動画チャンネルのコメント欄の一括管理も可能です。

コメント機能を上手に活用して、エンゲージメント率を高めていきましょう。

必要項目の率を高める

YouTube広告においてエンゲージメントを高めるには

の3つが必要だといわれています。

 

YouTubeというのは、ユーザーが動画を見るためのプラットフォームです。

ユーザーの目的は「動画を見る事」であり、YouTube広告が配信されることによって動画視聴が妨げられてしまいます。

 

目的を妨げているということは、総合的なユーザーエクスペリエンスを損なっていると判断されてしまいます。

 

エンゲージメント率を高めるために重要な3つの指標をしっかりと意識して広告を配信していくようにしましょう。

YouTube広告のエンゲージメントを高める必要がある定量的なデータ

YouTube広告のエンゲージメントは高ければ高いほどいいと言われています。

その理由となるデータをご紹介します。

広告	商品の購入や申し込みをしたことがある	ウェブサイトを訪問したことがある
YouTube広告	10.6%	23.3%
Instagram広告	19.2%	26%
SNS広告	30%	20％

MRC調査におけるそれぞれの広告のエンゲージメント率を比較してみました。

 

Instagram広告やSNS広告のほうが、YouTube広告よりもエンゲージメント率が高いことが分かります。

 

YouTube広告は、「広告をスキップしたことがある」は82.9%とかなり多くなっています。

 

スキップされても圧倒的なリーチがあるため、YouTube広告は、効果が出ているということになります。

YouTube広告のエンゲージメントの確認に必要なレポートとは？

YouTube広告には、「YouTube広告レポート」がありますが、これは一体どんなものなんでしょうか？

 

自社で出稿した広告のデータを、グラフや表などで確認出来る機能のことを言います。

YouTube広告ではエンゲージメントを確認する際にもこのレポートが必要になってきます。

 

レポートについて見ていきましょう。

レポートの目的

YouTube広告のレポートを確認する目的というのは、

などが挙げられます。

 

広告を出稿したら終わりではありません。

 

目的を達成することが出来ているのか、費用はどのぐらいかかったのかなどをきちんと確認しておかずに放置していると、費用だけが無駄にかかってしまっている可能性もあります。

 

企業として費用ばかりかかってしまい利益が出ていないということは問題ですよね。

 

しっかりと定期的なチェックが必要になります。

また、レポートを活用することで、ユーザーの詳細な行動の分析も可能です。

 

広告を見ていてどこで離脱したのか、広告をどのぐらい視聴したのかなどの確認が出来ます。

 

行動を把握することで、広告のクリエイティブの改善や、ターゲティングの変更などの対策をとることも出来ます。

レポートの確認頻度

レポートは、どのぐらいの頻度で確認する必要があるのでしょうか？

広告を分析する頻度というのは、コンバージョンによって変わります。

 

毎日コンバージョンを獲得出来ているのであれば、毎日のように分析するといいでしょう。

しかし、分析をするためにはある程度のデータ量が必要となります。

 

コンバージョンな度が少ないアカウントなどでは、しっかりとデータを貯めて分析する必要があります。

毎日確認をして、結果が出ていないと早期の判断をするのは危険です。

YouTube広告でエンゲージメントが確認出来るレポートは？

YouTube広告の指標は、YouTubeアナリティクスから確認することが出来ます。

レポートを見ることで、動画の改善に役立てることが出来ます。

 

YouTube広告の見るべきレポートについて見ていきましょう。

エンゲージメント

動画の視聴状況の確認をすることが出来ます。

これらをグラフで見ることが可能です。

 

エンゲージメントは、広告内容とユーザーのニーズが合致しなかったり、クリエイティブの質が低かったりすると下がってしまいますので注意しましょう。

概要

これらを確認することが出来ます。

動画ごとの指標や時期ごとの指標の確認も可能です。

視聴者

動画広告の視聴者の把握が可能です。

などなど、ユーザー情報やユーザーの行動について見ることが出来ます。

リーチ

ユーザーが動画を見つけた場所の確認をすることが出来ます。

などの確認が可能です。

YouTube広告でエンゲージメントの参考になるレポートは？

YouTubeStudioアナリティクスで見れるレポート以外にも見ておくべきレポートを紹介します。

エンゲージメントビュー/再生回数

エンゲージメントは、ユーザーの興味関心に一番直結している部分です。

広告の内容や正しいターゲティングが出来ていれば、この数字は上がるはずです。

平均視聴率

再生回数をインプレッション（広告表示回数）で割った数値です。

YouTube広告の品質スコアを評価することが出来ます。

 

平均視聴率は31.9%だと言われているので、これを下回っている場合には改善をしていく必要があります。

平均広告視聴単価

平均広告視聴単価は、広告1回あたりにかかるコストです。

牛種によって平均広告視聴単価は異なります。

 

平均広告視聴単価が高い場合には、クリエイティブの改善やターゲティングの見直しの必要があります。

YouTube広告でエンゲージメントを高めるためには？見るべきレポートもご紹介します！まとめ

今回は、YouTube広告でエンゲージメントを高める方法や、見るべきレポートについて紹介しました。

 

YouTube広告でエンゲージメントを高めることが出来れば、それだけ動画の人気が分かり、ユーザーにリーチすることが出来るようになります。

 

YouTube広告では、見るべき指標やレポートの種類がたくさんありますが、色々な指標やレポートをしっかり確認することで、自社のYouTube広告の効果をきちんと把握することが出来ます。

 

YouTube広告でエンゲージメントを高めることは非常に重要なことなので、是非参考にしてみてください。

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