Google広告は、新規顧客を獲得したい、コンバージョンやサイトへ誘導をしたいなどを目的にして、広告を出すことができます。
しかし、「何をどのように設定をしていけばいいのか分からない」、「入力をする項目の意味がいまいち分からない」など、悩みや不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
また、毎月のように新しい機能が追加されているので、「どのような機能があるのかついていけない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、Googleディスプレイ広告のキャンペーンの作成から配信設定完了までについて、解説していきたいと思います。
Googleディスプレイ広告のキャンペーンの作成
Google広告の画面にログインしていただいて、左側にある「キャンペーン」をクリックして、青色の丸のプラスボタンをクリックします。
そして、「+新しいキャンペーンの作成」を選択することで、キャンペーンの設定をすることが出来ます。
ここから、それぞれにカーソルを合わせると、説明が表示されるので、今回の目的に近いものを選択していきます。
目的を設定することで、その目的を達成するための機能が表示され、広告の設定がしやすくなるので、目的に合ったものを選択してください。
今回は、「見込み顧客の獲得」を選択してすすめていきたいと思います。
目標を選択していただいて、右下にある青色の「続行」ボタンをクリックします。
続いて、「キャンペーンタイプ」を選択していきます。
キャンペーンタイプの選択
次に、キャンペーンタイプの選択画面が表示されるので、キャンペーンタイプを選択していくのですが、出稿したい広告のタイプを任意で選択をしましょう。
キャンペーンでは、
- 「検索」
- 「P-MAX」
- 「ディスプレイ」
- 「ショッピング」
- 「動画」
- 「ファインド」
とあり、それぞれ広告の掲載先が異なります。
今回は、ディスプレイ広告なので、「ディスプレイ」を選択します。
「お店のサービスやウェブサイト」とありますが、こちらは特になにも設定をしなくても設定をすすめていくことが出来ます。
キャンペーンタイプで選択をした項目によって、目標達成に向けたキャンペーンの設定や機能が自動で最適化されます。
そして、「キャンペーン名」を入力して、右下にある青色の「続行」ボタンをクリックして、次のページに移動してください。
このキャンペーン名は、ご自身で分かりやすい名前を付けていただいて大丈夫です。
今回は、分かりやすく「テスト」としていきます。
まず、「地域」と「言語」を設定していきます。
地域と言語の設定
広告の配信地域を限定したいという場合には、配信地域の設定を行っていきます。
対象となる配信地域の選択していきます。
- 全ての国と地域:制限することなくすべての国と地域に配信する場合。
- 日本:国内のみで広告を出稿したい場合。
- 別の地域を入力する:除外したい地域や特定の地域のみに広告を出稿したい場合。
地域と言語を設定していきますが、対象にする地域が日本であるならば、デフォルトのまま「日本」を選択します。
後からでも変更をすることは可能です。
別の地域を入力する場合は、該当する地域を入力して選ぶこともできます。
例えば、東京に向けて配信をしたいというの場合には、「東京」と入力して検索をしていただいて、いくつか出てくる選択支の中から、該当の地域を選択していきます。
そうすることで、東京に向けて配信をするという設定をすることが出来ます。
この、「別の地域を入力する」では、都道府県や市区町村単位であれば配信地域を設定をすることができます。
さらに、「検索オプション」をクリックして、
- 住所
- 範囲
と選択がありますが、「範囲」を選んでいただいて、地図の左上にある「ピンモード」にします。
そして、ピンモードにしたら該当の地域にピンを打って、半径何キロメートルといった設定をすることも可能です。
続いて、「言語」の設定をしていきます。
言語の設定
広告を配信する対象となるサイトの言語を設定していきます。
取り扱っている商品の広告を海外に向けて出稿したいという場合には、言語設定をする際にその国の言語を選択する必要があります。
ユーザーの使用している言語が日本語であるならば、「日本語」を選択していただければ大丈夫です。
英語など、他の言語を使用しているという場合には、該当の言語を入力して検索して選択をしてください。
そして、「その他の設定」ですが、さまざまな設定をすることが出来ます。
- 広告のローテーション
- 広告のスケジュール
- デバイス
- キャンペーンURLのオプション
- 動的広告
- 開始日と終了日
ここで設定をするとすれば、「デバイス」を変更することが多いです。
このデバイスの設定では、
- パソコン
- モバイル
- タブレット
デバイスごとに、広告を出すか出さないかという選択をすることが出来ます。
設定が完了したら、右下にある青色の「次へ」をクリックします。
次に、「予算」の設定をしていきます。
予算の設定
「予算」の設定をしていきます。
まず、このキャンペーンの1日の平均予算を入力してくださいとあるので、1日の予算を入力してください。
だいたいは、用意している広告費用から、検索広告にあてたい広告費用として、5000円とか3000円を入力して設定をすることが多いです。
日予算については、いつでも変更をすることが出来るので、成果が良ければ徐々に上げていくというように、変更をしていきましょう。
続いて、「単価」の設定をしていきます。
単価の設定
次に、「単価」の設定をしていきます。
重要にしている要素を選択しますが、ほとんどの場合が「コンバージョン」になるかと思います。
そのうえで、
- 入札単価を手動で設定
- コンバージョン数を自動的に最大化
を選択していきます。
この選択も適宜やってみてテストという流れにはなりますが、「コンバージョン数を自動的に最大化」にして、「目的コンバージョン単価」を入力するということが多いです。
ここに入力する単価は、これまでに別の広告メニュー、たとえば検索広告とかYouTubeで広告を配信していたのであれば、そこからとれる単価がだいたいわかってくると思うので、その金額を入力してください。
だいたいは、その金額の3倍くらいを設定しておいて、ちゃんと広告が配信されることを確認してから徐々に下げていけば大丈夫です。
設定した金額が思ったより低いと、「それではコンバージョンが取れないから広告が全然配信されないです。インプレッションが取れないです。」ということが起きてしまう場合があります。
なので、最初は高めに設定をしておいて、配信をされるというのを見て、成果がこれくらいですというのが見えてきてから、CPAを見ながら目標コンバージョン単価も下げていくのが良いかと思います。
支払い対象は、インタラクションで大丈夫です。
今は、コンバージョンが選択することが出来ないようになっていますが、コンバージョンが取れ始めたら、コンバージョンの支払いも選択をすることができるようになります。
この状態で、「次へ」をクリックし、「ターゲット」の設定をしていきます。
ここでは、実際に考えたターゲティング対象に配信するをするための設定をすることが出来ます。
たとえば、「ターゲティングの追加」をクリックすると、
- オーディエンス セグメント
- ユーザー属性
- キーワード
- トピック
- プレースメント
それぞれ、設定をしていきます。
ターゲットの設定が完了したら、「次へ」ボタンをクリックします。
続いて、「広告」の設定になります。
広告の設定
広告の設定については、最終ページURLに、LPのURLを指定します。
Google広告のポリシーにも記載されているものですが、リダイレクトされるようなURLはポリシー違反になるので注意をする必要があります。
そして、会社名の入力をします。
ここは、会社名でもいいですし、商品名やブランド名でも大丈夫です。
そして、「画像」、「ロゴ」、「動画」の設定をしていきます。
書いてある通り、スクエアと横向きの画像は必須になります。
そして、「広告の見出し」と「長い広告見出し」、「説明文」を設定していきます。
設定が完了したら、「次へ」をクリックして、確認という形で進めていくと、広告を配信することが出来ます。
まずは、審査が入って、審査に通ることが出来たら、広告の配信が始まっていくという流れになります。
Googleディスプレイ広告のキャンペーンの作成から配信設定完了までについてのまとめ
Googleディスプレイ広告のキャンペーンの作成から配信設定完了までについて、見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
Googleの検索エンジンは、配信できる広告の種類や動画、画像広告やテキスト広告など、世界でもトップクラスです。
言語や配信地域を設定をすることで、国内で作成したアカウントでも国外に向けて広告を配信することが可能になるので、海外での仕事を検討している企業にもおすすです。
配信をする地域や配信をする日程など、それぞれ詳細に指定をして設定をすることができますが、その反面、設定方法で混乱をしてしまったり、業界や業種によっても適切な配信設定が変わるので、しっかりとしたデータを集めることも大切になります。
画・画像をメインにした広告は、素材を準備するのに時間がかかってしまうこともあるので、余裕をもってなるべく早い段階から進めることをおすすめします。