広告枠を利用したターゲティングとは異なり、配信をユーザーのセグメント分けで行うことができるのが「インタレストカテゴリマッチ」です。
これは、さまざまな配信方法をがあり、その中から選択をすることができるGDN(Google Display Network)の中でも、特に人気のある機能になります。
ですが、「そもそも、インタレストカテゴリマッチってなに?」という方も、中にはいるかもしれません。
インタレストカテゴリマッチは、ユーザーをセグメント分けして配信することが出来るのが特徴で、広告枠を使ったターゲティングではないので、うまく利用することができれば、広告の効果をより上げることができ、より効率良く配信することができ、目的を達成することも可能になります。
そこで、ここでは、インタレストカテゴリマッチの基本的な内容について、また、インタレストカテゴリマッチを効果的に活用する方法などについて、ご紹介していきます。
Yahoo!では、同じような機能としては、”インタレストカテゴリー”があります。
少しでも、参考にしていただけたら幸いです。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチとは?
インタレストカテゴリーとは、YDNのターゲティング手法の一種になります。
インタレストカテゴリーは、約860ものカテゴリがあり、広告主が設定したカテゴリ(分類・ジャンル)に興味・関心があるユーザーに広告を配信するターゲティング方法になります。
これは、あくまでイメージになりますが、例えば普段サッカーのサイトばかり見ているユーザーは、サッカーに興味のあるユーザーだと判断され、興味・関心がサッカーにカテゴライズされています。
潜在的に興味を持っているユーザーへ訴求することができ、興味・関心があるからこそ、ユーザーにアクセスされやすく、その結果、クリックに繋がります。
興味のある特定のユーザーに広告を配信するので、顕在層ではなく潜在層にアプローチをするときに有効となってきます。
インタレストカテゴリーの特徴
インタレストカテゴリーの特徴としては、設定したカテゴリに潜在的に興味や関心があるインターネットユーザーに訴求することが出来るということです。
また、プレイスメントターゲティングなどと組み合わせることも出来るので、ユーザーが興味のあるページに配信するだけではなく、興味のあるページの中でも、ユーザーの反応率がいいページに配信することが出来ます。
なので、さらに効果的にユーザーにリーチをすることが出来ということです。
興味のあることをスマートフォンで検索をして見ているユーザーが、不快に思うことなく、必要な情報を必要なだけ提供をすることができるようにしていきましょう。
YDNは、ターゲティングを組み合わせることによってこそ、その力を発揮するので、さまざまなターゲティングを組み合わせて、より効果的に広告を配信をして、うまく活用することを推奨しています。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチとはインタレストマッチとの違いは?
インタレストカテゴリーは、同じくYDNのインタレストマッチと型がよく似ています。
よく似ていることから、質問としてよくあり、実際ごちゃごちゃになりやすいですが、そこまで複雑なことは何もないです。
インタレストカテゴリーとインタレストマッチの主な違いとしては、「カテゴリーの選び方」になります。
インタレストカテゴリーの場合は、YDNが用意しているカテゴリーの中から、該当する配信したいカテゴリーを選択して決めることになります。
ですが、インタレストマッチの場合は、「興味関心連動型広告」に分類される広告掲載方式になり、
- 「現在見ているWebページの内容」
- 「過去に見たWebページの内容」
- 「直前の検索キーワード」
などを総合的に判断して、広告文の中から最も関連性の高い広告をYahooが自動的にカテゴリーを選択します。
広告主が登録した広告テキストに含まれているキーワードをトリガーとして、ユーザーの興味・関心とが合うものが選定して、そこで、ユーザーに対して選定された広告が配信されるという仕組みになっています。
配信先としては、YDNの他の広告掲載方式と同じように、Yahoo!ニュースやヤフオク!などYahoo! JAPANのコンテンツページのほかにも、さまざまな提携しているサイトのコンテンツページとなります。
また、人に紐付く広告になるため、配信先のコンテンツの内容と広告の内容は、必ずしも一致をすることはありません。
配信形式としては、テキスト広告だけではなく、画像広告の掲載もすることが可能です。
このように、カテゴリー選択という点がインタレストカテゴリーとインタレストマッチの一番の違いとなってきます。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチとサイトカテゴリとの違い
YDNには、インスタントカテゴリの他に、「サイトカテゴリ」という振り分けが存在します。
サイトカテゴリというのは、設定した特定のカテゴリに属するサイトに広告を配信出来るターゲティング手法になります。
そして、分類されるサイトを閲覧しているユーザーをターゲットにすることで、リアルタイムで特定のユーザーへ訴求することができます。
サイトカテゴリは277種類あり、プレースメントターゲティングのように、1つ1つのサイトを選択していく必要はなく、Yahoo!が分類している特定のカテゴリーに属している全てのサイトに広告を配信する事が可能です。
他にも、YDNには、「年齢ターゲティング」や「性別ターゲティング」があります。
カテゴライズするメリットとは?
「カテゴライズ(categorize)」、「~に分類する」という意味の英語に由来する言葉で、日本語では、「カテゴライズする」という表現で定着しています。
カテゴライズする、すなわちユーザーを振り分けるメリットとしては、ターゲットを素早く理解して絞って、広告を出稿することができるというところになります。
カテゴリー分けといっても「性別」や「職業」、「国籍」や「世代」など、たくさんあって、キリがないほどです。
ユーザーの価値観やライフスタイルの多様化により、ユーザーにはそれぞれ違いがあるので、カテゴライズをしておくことによって、複数の施策をする準備することもできます。
施策のひとつひとつについて、誰をターゲットとしているものなのか、どれくらいの反響があるのかといったことを検証し、その結果を踏まえてさらにブラッシュアップする必要があります。
ただ、やみくもにウェブ広告を出し続けていても、費用ばかりが掛かってしまい、自社の商品やサービスに興味・関心がある層にリーチをすることがなかなかできません。
それでは、ただただ費用が無駄になってしまうだけで、広告を出稿している意味が全くありません。
そこで、ユーザーを分析することで、ウェブサイトに訪れたユーザーの行動が可視化され、施策の効果が見えやすくなるので、PDCAを回しやすくなります。
さらに、ユーザー分析を行うことで、ユーザー心理の理解が深まるので、ユーザーが何を求めているかがわかるようになります。
ユーザーが何を求めているかがわかるようになれば、よりユーザー視点に立った、ユーザーに寄り添った施策を実施することが可能になります。
検索エンジンで調べているユーザーに対して、広告を表示させるリスティング広告とは違い、インタレストカテゴリは、ディスプレイ広告に属しているので、どのようなサイトに対しても広告を表示することが可能です。
一般的に、ディスプレイ広告の広告手法としては、商品やサービスを広く認知させたいコンテンツ向きと言われていますが、インタレストカテゴリを活用することいよって、潜在的に興味を持っているユーザーに絞り込んで、効果的に広告を配信することができます。
カテゴライズをするということは、思考が整理されるので、よりスムーズにことが進んでいきますが、今ある既存の分類にしか当てはまらないので、新しい分類が誕生したとしても気づくことができないという危険性もあります。
全てが「カテゴライズ」に当てはまるわけではないという事も、認識しておいたほうが、意外なジャンルやその魅力に気づくことができるかもしれません。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチとGDNインタレストカテゴリマッチとの違いは?
GDNのインタレストカテゴリマッチは、YDNのインタレストカテゴリーとほぼほぼ同じターゲティング手法となっています。
何が違うのかと言うと、機能面やサポートなどはほとんど同じになりますが、GDNのインタレストカテゴリマッチの方が、選択をすることができるカテゴリーの細かさとしては上になります。
GDNには、「アフィニティーカテゴリー」という、いままでのカテゴリーよりもさらに細かくカテゴリー分けをして掲載をすることが出来るものがあります。
また、選択をすることが出来る各カテゴリーの数を見てみても、インタレストカテゴリマッチの方が多いです。
GDNのインタレストカテゴリマッチとYDNのインタレストカテゴリーは、ほぼほぼ同じですが、選択をすることが出来るカテゴリーの数が違うので注意をするようにしましょう。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチの配信先
「インタレストカテゴリマッチ」とは、広告に設定をしたカテゴリと、ユーザーの”興味・関心のあるカテゴリ、またはジャンル”のデータとをマッチングさせて配信をすることができる仕組みです。
Googleでは、閲覧履歴などのデータを利用して、登録してあるユーザーごとに”関心のあるカテゴリまたはジャンル”を設定しています。
これにより、ユーザーが検索して開いているページの内容とは関係なく、そのユーザーが関心を持っているカテゴリの広告が画面に配信されます。
逆を言えば、その広告に設定されたカテゴリに関心を持っているユーザーにのみ配信することができるのが”インタレストカテゴリマッチ”というわけです。
ユーザーが閲覧中のページ内容ではなく、ユーザーの興味に基づいて配信されるので、「そのジャンルに興味のあるユーザー」にだけ広告の配信をすることが可能だということです。
無駄なく、広告掲載をすることが出来るので、ユーザーの興味や関心を把握して管理して、作成していきましょう。
Yahoo!広告インタレストカテゴリマッチの種類
インタレストカテゴリマッチには、下記のように3つの種類があります。
- アフィニティカテゴリ
- カスタムアフィニティカテゴリ
- 購買意欲の強いユーザー層
それぞれ何が違うのか、内容や特徴、そのほかメリットなどについて、ひとつずつ解説をしていきたいと思います。
アフィニティカテゴリ
「アフィニティカテゴリ」の「アフィニティ(affinity)」とは、「密接な関係」や「類似性」などという意味があり、その名の通り、GDNにおけるアフィニティは、Google側がユーザーの行動や閲覧履歴から興味・関心、習慣でカテゴライズしたものを指しています。
アフィニティカテゴリの特徴としては、短期的な検索履歴ではなく、ユーザーの検索傾向や、サイトのアクセス履歴によって、性格や趣味嗜好などのユーザーの特徴を長期的な視点で分析しているという点になります。
その分析した結果でカテゴリが分けられ、広告を配信するターゲティングとして設定することによって、より興味・関心が高いユーザーに広告を配信することができます。
例えば、「ショッピング中毒者」や「お笑い番組ファン」、「アウトドア愛好家」など、好みや趣味、ライフスタイルといった内容をターゲットにしているものです。
最近、何を検索しているかではなく、ユーザーが長い間どんなことに興味を持って生きているかをGoogleが分析しているため、そのユーザーの性格や嗜好による絞り込みが行えるので、潜在的な顧客へのゆるやかなリーチを期待することができ、ユーザーの好みや性格での指定をすることができます。
さらに、アフィニティカテゴリは、圧倒的な配信量があるGoogleが、カテゴリを分けていて、その数はかなり豊富にあります。
設定可能なアフィニティカテゴリとしては、
- 乗り物、交通機関 → 自動車ファン → 高性能車ファン、高級車ファン
トラック、SUV ファン - 家庭、園芸 → インテリア好き、DIY 愛好者
- テクノロジー → ハイテク派 → オーディオ好き / モバイルファン / ソーシャル メディア ファン
- スポーツ、フィットネス → スポーツファン → 野球ファン、水泳ファン、格闘技、レスリング ファン、ラグビーファン、テニスファン、バスケットボール ファン、スキーファン、クリケット ファン、ゴルフファン、サッカーファン、ボート、ヨットファン、ウォーター スポーツ ファン、ウィンター スポーツ ファン、ホッケーファン
- ショッピング好き → 買い物好き(店舗タイプ別)
- ニュース、政治 → ニュース通 → ローカル ニュース好き、男性・女性向けメディアのファン、国際ニュース、ローカル ニュース、ビジネスや経済のニュース、エンターテイメントニュース、芸能ニュース
- メディア、エンターテイメント → 映画好き → 恋愛映画、ドラマ映画ファン / 南アジア映画ファン、ホラー映画ファン、ファミリー映画ファンコメディ映画ファン、アクション映画、アドベンチャー映画ファン、SF 映画、ファンタジー映画ファン / ゲームファン → ロールプレイング ゲーム ファン、ドライビング ゲーム、レース ゲーム ファン、シューティング ゲーム ファン、アクション ゲーム ファン、カジュアル ゲーム、ソーシャル ゲーム ファン、スポーツ ゲーム ファン、アドベンチャー ゲーム、ウォー ゲーム ファン、ゲームマニア / ミュージック ファン → ロック ミュージック ファン、ポップ ミュージック ファン、ヘビーメタル ファン、カントリー ミュージック ファン、クラシック音楽ファン、ジャズファン、インディーズ ロック、オルタナティブ ロック ファン、ブルースファン、ラップ、ヒップホップ ファン
- メディア、エンターテイメント → ゲーマー → アクション ゲーム好き
- ライフスタイル、趣味 → ライブイベントに頻繁に参加、冒険好き、家族向け、演劇ファン、ビジネスのプロフェッショナル、エコ生活愛好者、アウトドア ファン、ファッショニスタ、アマチュア カメラマン、ペット愛好者
- フード、ダイニング → 料理愛好家 → 料理研究家、簡単料理研究家 / 頻繁に外食 → 夕食・昼食・朝食は頻繁に外食 / ファストフード愛好家 / カフェの常連
- 銀行、金融 → 投資マニア
上記のそれぞれカテゴリの中から1つを選択することによって、特定の好みを持ったユーザーにターゲットを絞り込んで、広告を配信することが可能です。
スポーツ用品の販売などの他に、運動する際に使うアパレル商材などの宣伝をしたいときには、「スポーツ」、PC・スマホなどの電子機器や、クラウドサービスなどのプロモーションに適したターゲティングであれば、「テクノロジー」、ニュース好きのターゲットには、「ニュース、政治」のカテゴリになります。
一番大きな階層で12種類(大カテゴリ)あり、その下にある中層(中カテゴリ)と下層(小カテゴリ)で、合計131個もカテゴリ数として用意されていて、かなり細かいところまでカテゴリが分かれています。
見ての通り、とても数が多いので、すべてのターゲティングを常に把握しておくのは難しいかもしれません。
ユーザーの趣味や嗜好に合わせて広告を配信するということは、より確度が高いユーザーにリーチをすることができるので、無駄なく広告の効果をより高め、ブランドの認知度を上げたいなどという場合などにも、ぴったりな手法になります。
ただし、アフィニティカテゴリを使用する場合は、主に次にご紹介する”カスタムアフィニティカテゴリ”を利用するケースがほとんどになります。
カスタムアフィニティカテゴリ
アフィニティカテゴリは、Googleがデフォルトで用意したカテゴリとは別に、特定の趣向を持った人物を自分で設定をすることができるカテゴリになります。
アフィニティとは、英語で言うと「親和性」という意味があり、アフィニティカテゴリので指定出来るそれぞれのカテゴ中には、「DIY愛好者」、「アウトドア愛好者」などの基本的にやや範囲が広いカテゴリがあります。
なので、広範囲のユーザーにリーチすることが出来るわけですが、「もう少しターゲット層を絞り込みたいな!」という場合もありますよね。
そんな時に便利なのが、「カスタムアフィニティカテゴリ」です。
カスタムアフィニティカテゴリは、より絞ったターゲットを対象とします。
また、自分でキーワードやURLを追加することによって、アフィニティカテゴリで設定をしたカテゴリを、さらに詳細に設定を細かくカスタマイズすることが出来ます。
その結果、効果的にユーザーを絞ってターゲティングをすることが可能となります。
購買意欲の強いユーザー層
「購買意欲の強いユーザー層」は、「インテント」とも言われ、その名の通り、最近その商品やサービスについて検索していて、買うことを実際に考えているであろうユーザーをターゲットとしてて、広告を配信できるターゲティング機能になります。
「インテント(intent)」には、「意」「没頭して」などの意味があります。
GDNにおいても、ユーザーの検索した閲覧履歴から、広告商品に対して興味を持っているユーザーを、購買意欲の強いと思われるユーザーとしてターゲットにすることができます。
購買意向の強いユーザー層としてターゲティングできるカテゴリとしては、
- スポーツ、フィットネス → アウトドア用品、スポーツ用品、フィットネス商品、サービス
- 不動産 → 商業用不動産 → 商業用不動産(販売)、商業用不動産(賃貸)
- 家庭、園芸 → ホームデコレーション → ラグ、カーペット、カーテン、窓装飾品、暖炉、照明、備品 / リフォーム → キッチンカウンター、浴室、カウンターツール、フローリング、塗装、配管設備、食器棚、浴室キャビネット / 家具 → キッチン、ダイニング、リビング、在宅ワーク、家庭向け修理整理用品、寝室、託児所 / 生活家電用品 → 冷蔵庫、小型家電
- 幼児、子供向け製品 → おむつ、ベビー用衛星用品、チャイルドシート、ベビーカー、乳幼児用食品
- 教育 → 受験対策、個別指導、外国語学習、大学、短期大学、小中学校、高等学校、留学
- 旅行 → バスや鉄道での旅行、ホテル、宿泊施設、レンタカー、旅(目的別)、空の旅、船の旅
- 求人 → IT、技術系の求人情報、インターンシップ、事務系の求人情報、会計、財務系の求人情報、医療系の求人情報、営業、マーケティング系の求人情報、就職相談サービス、履歴書、職歴、教育系・法律系の求人情報、短期アルバイト、季節的な求人情報。経営、行政機関、マネジメント系の求人情報
- 美容商品、サービス → スキンケア商品、美容サービス、バス、ボディ商品、ヘアケア商品、メイク、化粧品
- 通信 → インターネット サービス プロバイダ、ケーブル、衛星放送事業者、携帯電話会社
- 金融サービス → クレジット、融資、信用調査、個人ローン、自動車ローン、投資サービス、税務、銀行サービス
カテゴリを一覧にしてみると、このようにかなりの数になります。
例えば、普段カメラについて検索しているユーザーに広告を打ちたい場合は、「家電」グループの「カメラ」グループを選択することができます。
「カメラ」グループにはさらに、「カメラレンズ」や「デジタル一眼レフカメラ」などといった、細かいターゲッティングをすることが可能です。
具体的なアクション獲得を目的として配信されるタイプとなっているので、指定をすることが出来るカテゴリとしては、最近検索したサービスや商品といったものから、配信の目的がより具体的になっています。
例えば、「マンション(賃貸)」、「ブライダル衣装」、「写真編集ソフトウェア」など、サービスや商品のジャンルもあります。
インタレストカテゴリマッチでカテゴライズするメリット
これらの手法を使ってユーザーを振り分けるメリットとしては、ターゲットを絞って広告を出稿することができるというところです。
ただやみくもにWeb広告を出していても、費用ばかりが掛かってしまうばかりで、自社の扱っている商品やサービスに興味・関心がある層に対して、なかなかリーチをすることはできません。
ここで、カテゴライズをすることによって、検索エンジンで調べているユーザーに対して、広告を表示させるリスティング広告とは違って、インタレストカテゴリは、ディスプレイ広告に属するため、どのようなサイトにも広告を表示することができます。
ディスプレイ広告は、一般的に広く認知をさせたいコンテンツ向きの広告手法と言われています。
しかし、インタレストカテゴリを使えば、潜在的に興味を持っているユーザーへ照準を合わせ、効果的に配信することができます。
インタレストカテゴリマッチを効果的に活用する方法
ここでは、インタレストカテゴリマッチを効果的に活用するためのポイントをご紹介していきます。
いくつかのコツを掴むことによって、より効率よく利用をすることが出来ます。
そして、最初に抑えておきたいポイントとしては、次の2つがあります。
- ユーザー属性の設定を活用する
- 他のターゲティングとの掛け合わせる
- Googleアナリティクスデータを利用して、カテゴリの選択を工夫する
それぞれについて、ご紹介していきます。
ユーザー属性の設定を活用する
インタレストカテゴリマッチでは、関心・興味のあるカテゴリとともに、年齢や性別など、基本的なユーザー属性の指定を組みあわせることができます。
これによって、「女性だけ」や「男性だけ」などといった、性別や年齢などで配信をするユーザーを絞ることができるだけではなく、ユーザー属性ごとに入札単価をこれらの属性別に設定をすることもできます。
さらに、効果を上げていくために、このユーザー属性との組みあわせは、予算を効率的に使い、広告効果の最大化を図るためには非常に便利な機能になるので、積極的にどんどん利用していくことをおすすめします。
他のターゲティングとの掛け合わせる
他のターゲティングとの掛け合わせることによって、より効果を発揮します。
精度を高めた広告表示をすることが可能な掛け合わせとしては、デモグラフィック、プレースメント、DSK、キーワード、トピックとの掛け合わせをすることをおすすめします。
年齢や性別といったデモグラフィックは、「見込みの低い層を除外する」ための基本のターゲティングになります。
他のターゲティングと掛け合わせをすることによって、リーチが一気に狭くなり、広告の表示回数が思ったように伸びない、ということも考えられます。
なので、設定をしてからは、特にアカウントを注視していく必要があります。
また、除外したい層が決まっているとい場合には、設定をすることをおすすめします。
また、「キーワードターゲティング」との掛け合わせをすることによって、片方のターゲティングのみで絞り込んだ場合よりも、より確度の高い層に配信される可能性が高まります。
キーワードターゲティングは、キーワードを設定し、そのキーワードに関連するサイトやアプリに広告が配信されるので、例えば、洗顔料のディスプレイ広告を出稿する場合、 洗顔系のキーワードに、「女性の健康」「ビタミン・サプリメント」といったトピックを掛け合わせて配信することで、健康系にも興味・関心が強いユーザーである可能性が高いと想定することが出来ます。
そして、興味・関心が強いユーザーに対してクリエイティブを作ったり、より興味を持ってもらえるような訴求に変えることによって、ユーザーの獲得の確度をさらにあげていくことが可能になります。
ターゲティングは、それ自体がデータとしても有益なものなので、 獲得のために設定をするというのはもちろんですが、ターゲティングの種類は、掛け合わせることによって数百にもなります。
ターゲティングの掛け合わせをすべて試すというのは、かなりの時間がかかるもので、途方もない話のようですが、その中にも必ず最適なターゲティングというものは存在します。
それぞれのターゲティングを理解して、より効果的なターゲティングを見つけ、また、分析の材料の一つとしても有効的に活用をしていきましょう。
Googleアナリティクスデータを利用して、カテゴリの選択を工夫する
インタレストカテゴリマッチでは、ブランディングなどに適したカテゴリを選ぶことが重要になります。
カテゴリを選択する際には、頭を使って悩んで多くの時間を費やすより、まずは、柔軟に設定をしてしてみることをおすすめします。
その際に適しているのが、”Googleアナリティクスデータ”になります。
これは、設定自体も難しいことは何もなく、しかも、無料で使用をすることができますので、必ず導入することをおすすめします。
Googleアナリティクスを開くと、左側のメニューの”ユーザー”を開くと”インタレスト”があります。
そのインタレストをさらに開くと、先に挙げた”購買意欲の強いユーザー層”や”アフィニティカテゴリ”があるので、そこからカテゴリのデータを見ることができます。
たとえば、有機野菜の宅配業者が広告主だった場合、必ずしも「グルメ」や「エコ生活愛好者」のカテゴリを選ぶことだけが正解ではなく、体型を気にする「ファッショニスタ」やペットのエサとして安全な野菜を買いたい「ペット愛好家」にささることもあるかもしれません。これはあくまで例ですが、視野を広くもち効果検証をしていきましょう。」
サイトであれば自社、LPであれば自社商品という形にはなってしまいますが、関心があるのがどのようなカテゴリユーザーなのかを把握・確認することができます。
また、設定をしたら、効果を検証してPDCAサイクルを回していくことが大切になります。
インタレストカテゴリマッチの設定方法
ここからは、インタレストカテゴリマッチを設定する方法を見ていきます。
プレースメントターゲットやリマーケティングと同じように、インタレストカテゴリは運用方法やチューニングが検索連動型広告とは異なります。
そのため、キャンペーンはインタレストカテゴリ専用のものを作成します。
最初に、Googleディスプレイネットワーク用のキャンペーンを作るために、「キャンペーン」タブの中から「+キャンペーン」のタブを選択し、続いて「ディスプレイネットワークのみ」を選択します。
キャンペーン名を入力したら、タイプが「ディスプレイネットワークのみ」になっていることを確認して、その右側から「すべての機能」を選択します。
その他のキャンペーン予算など、必要事項を入力したら次に進みます。
次に、「マーケティング目標なし」のタグを選択します。
続いて、広告のターゲットの選択は、「インタレストとリマーケティング」を選択します。
最後に、「アフィニティカテゴリ」または「購買意欲の強いユーザー」を選択して、設定は完了になります。
インタレストカテゴリが表示されるので、ターゲットするカテゴリの右の「>>」ボタンをクリックして追加し、選択したインタレストカテゴリが表示されます。
以上で、インタレストカテゴリの設定は完了になります。
設定をすること自体はとても容易なので、気軽に使えるのではないかと思います。
なので、是非設定をして利用してみて下さい。
Yahoo!広告のインタレストカテゴリマッチとは?設定方法と効果的な使い方!まとめ
Googleが持っている莫大なデータの中から行われる、精度の高いターゲティングがGDN(Google Display Network)の特徴であり、また、魅力になります。
インタレストカテゴリマッチは、特定のユーザーに向けて広告を配信をするので、あくまで認知をすることを目的とした手法になります。
コンバージョン率が悪いという理由だけで、すぐに配信を停止をしてしまうのはもったいないです。
ウェブ広告というのは、配信をしてそれで終了ではありません。
効果的なウェブ広告で集めたユーザーをコンバージョンさせるためには、ウェブサイトを改善・修正していくことが重要になります。
停止をしてしまうのではなく、インタレストカテゴリをうまく活用して、長期的な運用を前提として、着実に成果がでるように、興味・関心のあるユーザーに絞って、効率的な広告配信を行っていきましょう。
その特徴や魅力をより体感することができるのが、今回ご紹介した「インタレストカテゴリマッチ」ではないかと思います。
まだ、インタレストカテゴリマッチを利用したことがないという方は、これを機にインタレストカテゴリマッチを活用した広告の配信に、是非、挑戦してみてはいかがでしょうか。
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