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リスティング広告のインプレッションシェアとは?出稿前に知っておきたい基礎知識と損失率!

リスティング広告やディスプレイ広告などを運用していると、インプレッションシェアという項目を目にすることもあるかもしれません。

 

そこで、リスティング広告を出す際に、とても重要視されるのが、Google広告の指標の一つであるインプレッションシェアですが、「どのような広告の運用にどのように活かせばいいのか?」「そもそも、どのような指標なのかがわからない」などといった疑問をもっている方もいるのではないでしょうか。

 

これによって、効果のある広告なのか、それとも効果のない広告なのかを把握して、それぞれの掲載量を調節することができ、より広告の効果を高めることが可能となっています。

 

今回は、広告を出すうえでとても重要な、インプレッションシェアとは何なのか、出稿前の基礎知識から損失率についてまで詳しく解説していきます。

 

実際に広告を運用するのに活かすことができるような内容を紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
  1. リスティング広告インプレッションシェアとは?
  2. リスティング広告の広告ランクによるインプレッションシェア損失率とは?
  3. インプレッションシェア損失率が上がる事例
  4. リスティング広告のインプレッションシェアの確認方法
  5. リスティング広告のインプレッションシェアの内訳はどう決められているのか?
  6. リスティング広告のインプレッションシェアの活用方法
  7. リスティング広告のインプレッションシェアを利用して広告の改善を図ろう
  8. リスティング広告の改善を行うときに大切なこと
  9. リスティング広告のインプレッションシェアでの注意点
  10. インプレッションシェア目的の運用はNG!
  11. リスティング広告のインプレッションシェアとは?出稿前に知っておきたい基礎知識と損失率!まとめ

リスティング広告インプレッションシェアとは?

リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

ある広告がユーザーに表示される予定だった推定の回数に対して、実際のところはどれだけの広告が表示されていたのかという回数が占める割合を表わす指標、これがインプレッションシェアです。

 

広告の表示回数やクリックされた数、コンバージョンなどは日々チェックをしている方も多いとは思いますが、インプレッションシェアは見ていますでしょうか?

 

インプレッションシェアは、広告を運用していく中で見ていく重要な指標の一つとなりますが、最初から管理する画面に表示されている項目でなく、レポートなどでもあまり取りざたされることがないため、あまり気にされていない広告主様も多くいます。

 

ですが、キャンペーン、広告グループ、キーワードの状態や改善のポイントを簡単に把握することができる重要な指標となります。

 

広告が表示されるかどうかは、広告のターゲット設定、承認の状況、入札単価、品質のスコアによって決まり、例えば、2000回掲載が目標だった広告が、1000回しか表示されていなかったとしたら、そのインプレッションシェアは目標の半分の50%であったということです。

 

表示されなかった1000回分だけ、ユーザーと商品が出会う機会を損失していたことになります。

 

なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか?

それを知るために、

  1. インプレッションシェア損失率(広告ランク)
  2. インプレッションシェア損失率(予算)

上記の2つの指標について見ていきましょう。

インプレッションシェア損失率(広告ランク)

インプレッションシェア損失率(広告ランク)は、広告ランクが低く、他社とのオークションに負けてしまって掲載されなかった広告の割合のことです。

 

この場合の対処方法としては、

  • 広告ランクを上げる
  • 損失の多い広告グループやキーワードを停止する

の2つが挙げられます。

 

入札単価、品質を上げる事で解消しますが、品質を上げるのはなかなか見えづらく難しいので、入札単価を上げる事が多いです。

 

また、損失の多い広告グループやキーワードを停止する方法は、インプレッションシェア損失率(広告ランク)を発生している原因を根本から断つ作戦です。

インプレッションシェア損失率(予算)

インプレッションシェア損失率(予算)は、表示されるはずだったが一日の上限予算の設定が適用されず、広告配信が制限されて表示されきらなかったものの割合になります。

 

予算額が少ないアカウントでビッグワードを入稿することで、すぐに予算が上限に達してしまいます。

 

このインプレッションシェア損失率(予算)が大きな数字になります。

対処方法としては、

  • 予算を増やす
  • 表示回数を減らす

のようなことが挙げられます。

 

予算の上限に達している場合は、単純に予算を上げれば損失は解消されるので、この方法が最も簡単な解決方法になります。

 

また、表示回数を減らすのも一つの手で、デバイスやスケジュール、配信ネットワークを見直して表示回数自体を減らす方法ですが、場合によっては、キーワード自体を停止するなどで表示回数を減らす事も考えられます。

リスティング広告の広告ランクによるインプレッションシェア損失率とは?

広告には、ランクがあります。

そのランクが他に比べて劣っているために、広告が表示されない、ということがあります。

 

広告ランクが低く、競合他社とのオークションに負けてしまったため表示されなかったり、予算不足が要因で、検索ネットワークに広告が表示されなかった回数の割合数値を表わしたものがインプレッションシェア損失率(広告ランク)になります。

 

この割合が高い場合、基本、キャンペーン予算が足りていないことにより広告配信のチャンスがあったにもかかわらず、予算の上限を超えることの無いようGoogle広告が広告配信を制限して自動的に間引いている状態です。

 

また、広告配信では広告の表示機会がある度にオークションが行われ、ランクの高いものから順に表示されていて、ランクが低いと判断されてしまうと広告の掲載順位が低下し、機会損失に繋がります。

 

キャンペーンごとに設定した1日の予算に実際の利用金額が達すると、当然、広告は表示されなくなるので、その対策としては、単純に予算を増やすことで回避をすることができます。

 

ですが、その前に「無駄に予算を消化してしまっている原因はないのか」を分析して、適切な設定をしないと、どれほど潤沢な広告予算があったとしてもそれを活かしきることはできません。

広告ランクが高ければ高いほど表示回数は増える仕組みになっているので、他企業とのランク差を調査して欠かさずチェックしておきましょう。

インプレッションシェア損失率が上がる事例

ここでは、インプレッションシェア損失率が上がる事例をご紹介していきます。

 

失敗例を分析することによって、何が原因だったのか、その場合、どのような改善をしたらいいのかなど、学ぶことがたくさんあるので、それぞれ広告の運用に活かしていきましょう。

  • 月末に日予算の上限を下げた
  • 検索ボリュームが急激に増加した
  • 入札上限単価を適切に設定しなかった

それぞれについて、見ていきましょう。

月末に日予算の上限を下げた

予算を超過しないように広告を運用しなければない広告代理店は、予算管理の一環として、月末に日予算の上限を下げることがあります。

 

予算の上限を下げるということは、どうなるのかというと、1日に使うことができる広告費が減るということになります。

 

なので、広告費が日予算上限に早く達してしまうので、インプレッションシェア損失率が発生することになります。

ですが、この場合では、あくまでも予算管理の一環として月末という短期間に発生したものになるので、実際にはあまり実務に影響が出ることはありません。

検索ボリュームが急激に増加した

商品やサービスなどがテレビ広告やインフルエンサーなどが紹介をして宣伝されると、一気に検索ボリュームが増加する場合があります。

 

検索ボリュームが増えるということは、その分クリック率やCV数も一緒に増えるので、広告の日予算も早くに上限に達してしまい、インプレッションシェア損失率が発生してしまいます。

 

この宣伝が、計画的に実施された宣伝活動である場合には心配ないですが、予期しない、予想することが出来ない宣伝であった場合には、テレビ広告やインフルエンサーの行動などを予想するのは困難になります。

 

また、何に興味・関心がいくのかはわからないので、この事例は、やむを得ない事例になります。

入札上限単価を適切に設定しなかった

これは、入札上限単価の設定の間違いになります。

 

この入札上限単価の設定の間違いによるインプレッションシェア損失率が発生する可能性は、非常に高いので、広告を運用する際には、特に注意をするようにしましょう。

 

例えば、Google広告の場合には、初期設定のままでいると予算が超過してしまった時でも即配信の停止とはならずに、配信のオンオフを自動的に繰り返すことになります。

 

なので、インプレッションシェアの損失が発生しても気づくことができず、刻一刻と時間が経過するとともに損失が増大してしまうケースが多いです。

また、広告予算を削減する際、入札上限単価を下げずにキャンペーンの日予算上限だけを削減する企業もいますが、予算を削減する時にキャンペーンの日予算上限を減らしても、CPAの改善には至らないので、予算を削減する対策として適切ではないと言えます。

リスティング広告のインプレッションシェアの確認方法

Google広告、Yahoo!広告ともに広告管理画面の表示項目を指定することで、インプレッションシェアの確認をすることができます。

  • Google広告の管理画面での確認方法
  • Yahoo!スポンサードサーチ広告の管理画面での確認方法

それぞれ、見ていきましょう。

Google広告の管理画面での確認方法

Google広告の管理画面での確認方法については、

  1. 管理画面の左側の「キャンペーン」を選択します。
  2. 洗濯したら、右側の小さいアイコン「表示項目」を選択します。
  3. キャンペーンの表示項目を変更から「掲載結果」内で「ページ最上部インプレッションの割合」を選択することができます。

他インプレッションシェアの項目については、「競合指標」内で追加をすることが可能となります。

 

これで、キャンペーン画面にインプレッションシェアの列が追加され掲載結果を確認することができるようになります。

 

また、Google広告では、キャンペーン、広告グループ、キーワード単位で確認をすることが可能で、さらに、オークション分析レポートを使うことによって、競合状況を含めてインプレッションシェアの状況を確認できます。

Yahoo!スポンサードサーチ広告の管理画面での確認方法

Yahoo!スポンサードサーチ広告の管理画面での確認方法については、

  1. 広告管理画面の「表示」タブを選択します。
  2. その後、「表示項目の編集」を選択します。
  3. 「追加項目」内からインプレッション シェアの表示項目を選択し、追加します。

このような手順で、キャンペーン画面にインプレッションシェアの列が追加されて、掲載結果を確認することができるようになります。

 

また、今回は主にGoogle広告について説明しますが、基本的な考え方としては、Yahoo! スポンサードサーチでも同様になります。

 

また、インプレッションシェアとインプレッションシェア損失率(ランク)については、キャンペーンと広告グループ、キーワード単位で確認が可能です。

ですが、インプレッションシェア損失率(予算)については、キャンペーンの予算に対しての指標になるので、キャンペーン単位のみで確認をすることが可能です。

リスティング広告のインプレッションシェアの内訳はどう決められているのか?

リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

実は、インプレッションシェアの値はなかなか100%になりません。

それはなぜかというと、広告ランクだったり、広告費予算だったりが関係しているのです。

 

これらの数値が原因で、配信予定だった広告が表示されない、という事態が発生し、インプレッションシェア率を100%から下げてしまうのです。

どうして広告が予定通りに流れていないのか、インプレッションシェアの値を見ながら随時確認をしておく必要があります。

リスティング広告のインプレッションシェアの活用方法

LINE広告 コンバージョン 計測方法

インプレッションシェアの指標を、広告運用にどのように活かしていけばよいのか、インプレッションシェアを高めるためにできることを見ていきましょう。

  • 予算による損失がある場合
  • ランクによる損失がある場合

それぞれについて、見ていきましょう。

予算による損失がある場合

インプレッションシェアに予算による損失がある場合は、

  • キャンペーンの予算を引き上げる
  • ターゲットを絞る

このような対策をするのが有効になります。

 

インプレッションシェアに予算による損失がある場合に、もっともシンプルかつ効果的な対策としては、予算を引き上げるということです。

 

予算を引き上げることによって、広告の合計表示回数の割合が増加するので、インプレッションシェアも高まるので、資金に余裕があるという場合には、まず試してみることをおすすめします。

 

また、予算に関しては固定をするのではなく、特定の日にちであったり、平日や土日などで広告費がぶれるということは多々あります。

 

なので、広告が掲載される可能性が高い日を狙って、その日のみ予算を増加させるなど、メリハリをつけて広告を運用すると効果でです。

 

そして、予算に余裕がなく、引き上げをすることが難しいという場合には、ターゲット絞って少ない予算で効果を最大化するように運用をし直すことも効果的な方法になりますが、すでに獲得を見込んでいるインプレッション数やターゲットとなるユーザーが減少してしまう点は、注意をする必要があります。

ランクによる損失がある場合

広告のランクは、入札価格と広告の品質スコアで決まります。

ランクが低いことによるインプレッションシェアの場合には、

  • 入札単価を引き上げる
  • 広告の品質を改善する
  • データ品質を改善する

このような対策をすることが有効な手段になります。

 

広告のランクは競合他社と比較した入札単価に影響を受けるので、予算に余裕がある場合には入札単価を引き上げることによって、特定の広告オークションにて表示される可能性を高めることができます。

 

また、検索広告にて、ユーザーにとってより関連性の高い広告を追加したり、リンク先ページと広告の関連性をあげたり、キーワードとの関連性をあげていくことで、広告品質の改善をしていきます。

 

広告の品質を改善することによっても、広告オークションにて表示回数をより増やすことができる可能性があります。

 

さらに、ショッピング広告では、データ品質を改善するという方法があり、ショッピングキャンペーンでは、商品データによって広告の動作や成果が左右されるので、まずは商品データを改善していくことで、インプレッションシェアを高めることができます。

まずは、そのインプレッションシェアの損失はこのままでいいのか、改善をする必要があるのかを考えましょう。

そして、改善の必要がある場合には、損失の原因や広告の目的にあった対策を選定することが大切になります。

リスティング広告のインプレッションシェアを利用して広告の改善を図ろう

リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

広告の成果をよく確認したうえで、インプレッションシェアの見直しが必要となります。

広告の成果を確認する

広告の改善を行うには、まずは、広告の成果の一覧を確認すること。

大きなくくりで1つずつ見ていきます。

 

アカウント→キャンペーン単位→広告グループ単位→キーワード毎の順に成果を確認していきます。

 

CV数や許容CPAで成果を判断していくのが一般的ですが、常にアカウントからみていくことが大変であれば、キャンペーン単位での確認でもOK

  • とにかく、放置しないで常に結果を判断していくことが大切です。

インプレッションシェアの値はどれくらいかを見てみよう

インプレッションシェアも、広告の成果と同じく、一覧から大きなくくりを順にみていくことが大切です。

 

特に成果が良かったところと、悪かったところを比較確認し、キャンペーン単位、もしくは広告グループ単位で修正を入れていきましょう。

インプレッションシェア損失率(予算)を修正する

もしも、広告成果がよいにも関わらず、インプレッションシェアの値がよくない広告があれば、それはすぐに修正が必要です。

 

効果がある広告なのに、予算が原因で表示される機会を失っている可能性が高いからです。

 

その場合は、効果の薄いと思われる広告の予算を、その広告に持っていくという作業が必要になります。

  • 効果のあるところに広告費をかけていくようにすれば、効率よく広告を打つことができます。

広告ランクアップを目指す

もし、広告費のせいでなく、広告ランクのせいでインプレッションシェアが低いようであれば、もちろんながら広告ランクを競合広告よりあげていく必要があります。

 

広告ランクは、広告の掲載順位・優先度のことで、自社の広告と他社の広告を比較して、ページのどこに広告を掲載すればよいのかを判断する目安になり、入札単価と品質スコアによって決まるのが特徴です。

 

入札単価とは、1クリックあたりの広告費用のことで、その広告がクリックされた時に支払っても良い最大の費用を設定します。

 

設定金額が低すぎても、他社競合の広告が優先されてしまい、自社の広告が表示されず、高すぎても広告料が高くなってしまうので、予算とのバランスをみて慎重に設定をする必要があります。

 

品質スコアは、広告全体の品質を表す指標で、キーワードや広告文、ランディングページの相互関連性によって決まります。

 

品質スコアは10段階で評価され、「推定クリック数」「ランディングページの利便性」「広告の関連性」があり、高くなればなるほど、入札単価を抑えることができ、ランクも上がるのが特徴です。

広告ランクが高くなればなるほど、優先的に広告が掲載されるので、広告ランクの向上は広告の効率的な運用には欠かることができません。

キーワードや広告文などの改善をして、広告ランクのアップを目指しましょう。

リスティング広告の改善を行うときに大切なこと

リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

まず、適切なターゲットに対して広告配信が行われているか確認し、無駄な予算をかけていないか算出して、対象となる様なものがあれば削減することを検討します。

 

予算に関して、アカウントの中をチェックする場合の事例を一覧にして、下記のようにまとめてみました。

  1. 検索される用語(クエリ)とキーワードの見直し
  2. 入札の単価を調整する
  3. 配信地域設定
  4. 配信先デバイス
  5. 曜日・時間帯などの配信スケジュール

などのアカウントの状態とビジネス対象との目安を見直し、成果が思わしくない部分がある場合には、別のキャンペーンに切り分けて予算の縮小をしたり、停止をする、など変更をする必要があります。

1、検索語句(クエリ)とキーワードの見直し

何ごともそうですが、作成した記事などをそのまま放置すると、なにか情報が不足してしまっていたり、完全な記事は存在しないので、その都度、品質の良い内容のものを投稿するようにしたいですね。

 

検索クエリを日々チェックすることで、本来意図していないキーワードに対しての流入が少なからず発見することができます。

 

例えば、BtoBでのお問い合わせを目的とした業務用清掃サービスのサイトで、企業の総務担当者に対して訴求する意図に反して、部分一致キーワードが拡張によって「高圧洗浄機 価格」「○○クリーナー 使い方」など、一般家庭向けと思われる検索クエリで、サイト流入している場合があります。

 

このようなアクセスは成約には繋がる可能性が低く、除外キーワードの設定をすることで無駄なコスト消費を防ぐ必要があります。

2、入札単価調整

運用しているキャンペーンの一日予算が10,000円の場合、CPCが100円であれば、一日に100クリックを集めていると想定することができるわけです。

 

ここで予算によるインプレッションシェア損失率が50%であった場合、本来は200クリックを集められる市場と、広告のポテンシャルがあり、最大限に広告を配信するためには20,000円の予算が妥当ということになります。

  • しかし広告費を引き上げることができず、一日の予算を10,000円に据え置いた状態で表示回数を増やす場合には、入札単価を調整することも検討しましょう。

1日の予算の制限がかかっている状態であれば、入札単価を下げることでCPCが低くなり、結果表示の機会を増やすことが出来ます。

 

以下、事例を紹介します。

 

まず、「キャンペーンの1日予算が10,000円、CPCが100円の場合」は、1日の予算に到達するクリック数は100クリックなので、たとえ全体のユーザーの検索ボリュームが多くても予算が上限に達すれば自社の広告の表示は抑制されてしまいます。

 

ここで、「CPCを50円になるよう入札単価を引き下げた場合」には、1日の予算に到達するクリック数は200クリックとなるので、改善をする前に比べても広告の表示回数が倍増します。

    コンバージョンの獲得の割合に変動がない場合には、期待することができるコンバージョン獲得数、コンバージョンの単価は平均よりも向上することが期待できます。

    もちろん極端に掲載するページの順位を下げてしまうと、クリック率の悪化に影響するので、CTRをしっかりと確認をしながら単価をさげていく必要があり、予算内で最適なバランスを探っていくことは確定になります。

     

    また、

    3、配信地域設定

    4、配信先デバイス

    5、曜日・時間帯などの配信スケジュール

     

    など、それぞれの設定すること自体について、もちろん広告を出稿する段階で熟考された設定なのだと思われますが、予算を消化するのに無駄な要素はないか、今一度チェックをしてみてはいかがでしょうか。

     

    例年は、広告でのお問い合わせ獲得を目的としていた場合、「果たして土日に配信する必要があるのか?」「平日の時間帯は何時から何時までがビジネスに直結するのか?」「配信地域設定と自社の実際の商圏は?」など、そもそも配信する必要性のない設定がありませんか?

     

    さらに、それぞれの設定ごとに読み取れる傾向から、たとえ限られた予算でも提供するサービスの現状にマッチしない配信は抑制し、成果が期待できる配信先に対し予算配分を行い最適化することができます。

     

    広告費を抑えたければ、効果のある広告に広告費を使い、効果のない広告はいっそのこと止めてしまうという決断が大切です。

     

    また、効果がある!と見込まれれば、多少予算を過ぎていても、どんどん広告をだしていくことが賢明と言えます。

     

    しかし、これはあくまでもリスティング広告での話です。

    広告の間接効果まで考えて試行錯誤していった方が、広告としての効果を高めることができる可能世が高いので、留意しておきましょう。

    リスティング広告のインプレッションシェアでの注意点

    リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

    インプレッション注意する点として、押さえておきたいポイントを見ていきましょう

    • ユーザーが広告を目にした回数ではない
    • インプレッションシェアのチェックは定期的に行う

    それぞれについて、見ていきましょう。

    ユーザーが広告を目にした回数ではない

    インプレッションとは、表示された回数であり、ユーザーが広告を目にした回数ではないということです。

     

    例えば、一部しか広告が表示されていない場合や、スクロールをしないとページを見ることができない位置に表示されている場合でも、インプレッションとしてカウントされてしまいます。

    インプレッションシェアのチェックは定期的に行う

    インプレッションシェアは、入札単価や予算を引き上げた場合に、より多くのユーザーに広告を表示できるかどうかを見定める目安になります。

     

    広告を運用していて、もっとたくさんのユーザーに表示させたい時に、入札単価や予算を引き上げるという対策をするのが正しいのかどうなのか、施策をこのまま進めるかどうかの判断基準になります。

     

    広告の運用をしていくにあたって、インプレッションシェアをチェックをしっかりとするようにしましょう。

     

    インプレッションシェアをみていると、どうしても、インプレッションシェアを100%に近づけようと努力しがちですが、実際は、インプレッションシェアが100%に近いからと言って、その広告が必ずしも成功しているとは言えません。

     

    インプレッションシェアは、運営の補助材料くらいに考えて、広告の運営をしていきましょう。

    • 広告全体を、広い目で見て、自分の広告にはなにが必要なのかをしっかり見極めていくことが大切です。

    インプレッションシェア目的の運用はNG!

    インプレッションシェアの内容についてや、改善方法などについて解説をしてきましたが、ここでもう1つ大事なポイントがあるのでお伝えしたいと思います。

     

    それは、インプレッションシェアの改善が目的になってはいけないということです。

     

    インプレッションシェアは、あくまで広告を表示する機会を逃した回数を表すため、どれくらい機会損失したかの参考にするひとつの指標とするものなので、これ自体の改善をすることが目的ではありません。

     

    例えば、インプレッションシェアを改善しようとして、入札単価を上げるとします。

    その結果、CPAが高騰してしまう事態になってしまった場合、これは本末転倒です。

    このように、なんのための改善なのか、本当に必要が改善なのかということを考えて、そもそも、手段と目的が入れ替わってしまわないよう意識をしながら広告の運用を行っていきましょう。

    リスティング広告のインプレッションシェアとは?出稿前に知っておきたい基礎知識と損失率!まとめ

    リスティング広告 インプレッション シェア とは 出稿前 知って おきたい 基礎 知識 損失 率

    今回は、リスティング広告のインプレッションシェアとはどのようなものなのか?

    出稿前に知っておきたい基礎知識と損失率などについて考えられる施策をお伝えしました。

     

    リスティング広告やGoogle広告のディスプレイで広告を配信している場合、インプレッションシェアを活用することで、自社の広告運用の水準が、競合の中でどの程度のもの中を把握することが出来ます。

     

    ただ、インプレッションシェアはあくまでもひとつの指標にすぎません。

     

    広告を届けたい人に効率よく予算を使用することで、適切なユーザー層に対しての配信量を伸ばして、コンバージョンの損失を無くすという捉え方が重要になります。

     

    インプレッションシェア、役に立つデータが多いということには違いないので、囚われすぎて機会損失をしない程度に上手く利用して、Googleで広告を制作しての運営をしていってくださいね。

     

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    なにか一つでも参考になることがあれば、幸いです。

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