今では多くの方が利用しているSNSですが、その中でもより多く利用者が急増している機能が「Facebook」と「Instagram」になります。
Facebookは、全世界中で約27億人のユーザー登録者数があり、日本国内においても約2,600万人の方の登録があるので、業界のビジネスの大きさに関わらず、活用をする企業が増えてきています。
Facebook広告では、そのFacebookとInstagram向けに広告を出稿することができます。
Facebookは、多くのユーザーが実名登録をしていることによって、登録情報に基づいた高精度なターゲティングをすることができるので、ビジネス向けの使いやすくなっているのが特徴です。
また、個人でも企業でも、アカウントを作成すれば広告を出稿することが可能になるので、Facebook広告とInstagram広告のどちらも出しているという会社も増えています。
しかし、Facebook広告のアカウントは、いろんな原因で「強制停止」してしまうことがあり、アカウント停止になってしまった場合、広告配信が止まってしまったり、それまでの最適化データが使用できなくなってしまったりと、さまざまな弊害が発生することがあります。
広告を出していると、いきなり広告アカウントが止まってしまったり、広告を出さなくなった場合に権利を削除したい場合にどう対応していいのかわからない方も多いと思います。
そこで今回この記事では、Facebook広告の権利の削除(閉鎖)方法とアカウント停止した場合の原因や対応を紹介していきたいと思います。
また、アカウントが停止してしまったという場合に、アカウントの再開に向けてできることについてもまとめてご紹介していきたいと思います。
Facebook広告の配信
Facebook広告が表示される場所は、なにもFacebookとInstagramだけとは限りません。
そこで、Facebook広告が一体どこに配信されるのかを知っておきましょう。
Facebook、Instagram以外にも配信が可能
Facebook広告では、配信場所について「配置」という言葉で表し設定します。
選択できる配置は、大きく分けて3つあります。
- Facebook(フェイスブック)内
- Instagram(インスタグラム)内
- Audience Network(オーディエンスネットワーク)
となります。
Audience Network(オーディエンスネットワーク)とは、 Facebook の審査を通過したサードパーティのアプリやサイトのことで、アクセスを集めている代表的なものにニュースアプリの「Gunosy」 や飲食店情報サイトの「食べログ」があげられます。
Facebookでの広告の配置
それぞれFacebookでの広告の配置としては、場所を自分で選択を行うことができます。
- フィード
- 右側広告枠
- メッセンジャー
- インスタント記事
- Stories
- Marketplace(順次展開中)
フィードは、Facebookにログインしたときに表示されるフィード内に広告が表示されます。
PC画面のデスクトップニュースフィード、スマートフォンなどのモバイル端末のモバイルニュースフィードがあります。
右側広告枠は、PCでFacebookを表示している場合、右側に広告が表示されたり、FacebookのMessengerアプリのホーム内に広告が表示されます。
また、FacebookモバイルアプリやMessengerで表示される外部メディアのインスタント記事に表示されます。(インスタント記事とは、モバイルからアクセスしやすい形式で配信されているコンテンツのことです。)
さらに、Facebook Storiesを閲覧している人に、一般ユーザーのFacebook Storiesの再生の合間に表示されます。
ちなみにFacebook Storiesとは、24時間で消える短い動画や写真、またはそれを組み合わせたコンテンツで、全画面で表示されます。
また、Marketplace(順次展開中)は、モバイルのFacebookアプリでMarketplace(ユーザーがFacebook上で商品の売買ができる機能)を閲覧している人に表示されます。
Instagramでの広告の配置
Instagramでは、次の場所に表示されます。
- フィード
- ストーリーズ
- Audience Network
フィードは、Instagramを開いたときに表示されるフィード内に表示されます。
また、ストーリーズを閲覧している人に、一般ユーザーのストーリーズの再生の合間に表示されますが、そもそもストーリーズとは、24時間で消える短い動画や写真、またはそれを組み合わせたコンテンツのことで、全画面で表示されます。
Audience Networkに広告を配置すると、Facebookが連携しているモバイルアプリやWebサイト内に広告を表示します。
Facebook以外にもリーチできることが大きなメリットですね。
Facebookアカウントを消すとどうなる?
Facebook広告アカウントを消すとどうなるのかというと、
- 広告アカウントで使っていたお金の支払い方法が止まる。
- アカウント内容のすべての広告が止まる。
- 広告アカウントを利用した広告作成ができなくなる。
- 広告アカウントで使っていた支払い方法が削除される。
- アカウント内容の全部が広告が止められる。
- 広告アカウントを使って広告を作れなくなる。
広告アカウントを閉鎖することによって、ウェブサイトのメインの支払い方法が削除され、広告の投稿がオフになり、閉鎖されたアカウントでは、新しい広告を公開することができなくなります。
そこで、この広告アカウントで新しい広告を作りたい場合には、Facebook広告アカウントを他に新しく作る必要があります。
また、広告アカウントを閉鎖しても、新しい広告アカウントのための空きができるわけではありません。
広告アカウントの停止と広告アカウントの閉鎖は異なります。停止された広告アカウントは、アクティブにすることができないので、停止された広告アカウントを再開するには、異議申し立てを行う必要があります。
ただ、一度アカウントを停止してしまうと、いろいろと対応をしたとしてもアカウントが再開する見込みは非常に低いです。
なので、あらかじめアカウント停止に至ってしまう原因をしっかりと把握をして、アカウントを停止させないようにすることが非常に重要になります。
Facebook広告アカウントを消す前の留意点
Facebook広告アカウントを消す前の留意点としては、
Facebook広告アカウントにお金を払っていない場合
Facebook広告アカウントに未払い残高がある場合は、未払い残高の支払いが終わってから自動的にアカウントが削除されます。
この処理には最長で2営業日が掛かかるので、自動的に権利がなくなるのは最長2営業日かかります。
Facebook広告アカウントの使用をまた始める場合
未払い残高を払い終わってない場合は、使用を再開することができません。
Facebook広告アカウントの利用を再開する場合は、上記でご説明致しました未払い残高の処理が終わっていない時には、再開をすることが出来ません。
再開をする場合には、支払いの処理が終わってからになります。
Facebook広告アカウントとの再開をするには、広告マネージャの上部にある【利用を再開】をクリックしてください。
Facebook広告アカウントに支払っていないお金がある場合
未払いのお金を支払ったら、自動的にアカウントが消されます。
この始末には、最長2営業日かかります。
Facebook広告アカウントの利用を始める場合は、上のやり方で、未払いのお金を払ってないと再開ができません。
支払いの処理が終わってから始めることができます。
Facebook広告アカウントとをまた始める場合、広告マネージャの上にある【利用を再開】を押します。
Facebook広告アカウントを消す方法
Facebook広告アカウントを消す順番としては、
- パソコンを使ってFacebookに接続
- 広告マネージャで【アカウント設定】を開く
- ページの下にある【広告アカウントを閉鎖】を押す
まず、パソコンでFacebookに接続します。
そして、広告マネージャで【アカウント設定】を開きますが、その際にFacebookパスワードを聞かれる場合があります。
そして、ページの下にある【広告アカウント閉鎖】リンクをクリックします。
ここでアカウントの閉鎖の確認と、理由の入力(任意)を一度求められますが、この作業が終わればFacebook広告アカウントの閉鎖をすることができます。
Facebook広告アカウントが止まる(閉鎖)できない場合
Facebook広告アカウントで役割が【広告アカウントの管理者】でない場合は、Facebook
広告アカウントを閉鎖することができないので、まずは管理をする人になる必要があります。
また、Facebook広告アカウントでまだ払っていないお金(未払い残高)がある場合は、その支払いの処理待ちになるので、アカウントを消すことができません。
未払いがあり、クレジットカードの有効期限切れなどの理由で支払い方法に課金できなかった場合、アカウントの閉鎖に時間がかかることがあります。
場合によっては、未払い残高の決済を行うために、新しい支払方法を追加する必要があります。
残高の決済が完了すると、すべての支払い方法が削除され、アカウントが閉鎖されますが、残高の決済後、2営業日を過ぎても広告アカウントを閉鎖できない場合は、追加のサポートを受けてください。
払っていないお金を処理してから、Facebook広告アカウントの削除が行えます。
Facebook広告のアカウントの権利が止まる原因
Facebook広告・Instagram広告を配信していると、いつの間にか広告が止まっている場合があります。
Facebook広告のアカウントが停止してしまう原因としては、大きく以下のようなことが考えられます。
- Facebook広告のポリシーに違反している
- 1つの広告アカウント内で、2つ以上のFacebookページを使用している
- アカウントにセキュリティ上の危険がある場合
- 60日以上Facobook広告を出稿していない、ログインをしていない
- Facebook側の手違い
- ユーザーによるネガティブ報告
- 未承認の広告が多い
アカウント停止の理由として一番多くあげられるのが、「ポリシー違反」です。
また、最近増えてきているアカウント停止の理由として、「1つの広告アカウント内で、2つ以上のFacebookページを使用」があります。
それぞれのアカウント停止の理由の詳細を解説していきます。
掲載広告がFacebook広告ルールに違反
Facebook広告、Instagram広告で広告が止まる原因で一番多いのが、掲載広告がFacebook広告ルールに違反している場合で、商品・サービスが禁止されているコンテンツの使用です。
Facebook広告のルールに沿わない場合に、広告の審査に通らずに落ちるだけであれば修正をして再申請をすればクリアすることができる場合もありますが、悪質だと判断された場合には、広告アカウント自体が停止されることがあります。
広告の配信中に発生することもあるので、Facebook広告のルールは遵守するよう注意しましょう。
しかし、Facebookルールと利用規約が設定されていて、それに引っかかることは多くあります。
特に多いのが健康食品やダイエット系の広告で、感情や欲望を突き動かすような言い方や画像はルール違反となってしまうことがあります。
広告が止まってしまう人の多いものをかきました。
まずは、商品やサービスが禁止されているコンテンツの場合です。
よく抵触してしまっている内容としては、以下の通りになります。
- 「誤解を招くような主張」をしてしまっている
- 「個人的特質を断定または暗示」に該当してしまっている
- 「成人向けコンテンツ」と判断されてしまうクリエイティブの採用
- 「Facebookのブランドポリシー」をうっかり違反してしまっていた
それぞれどういったケースで抵触してしまっているのか、解説していきます。
「誤解を招くような主張」をしてしまっている
「誤解を招くような主張」とは、Facebook社としては「100人が実施して100人が実現できないもの」については、誰でもできると断定するような表現を使用することを禁止しています。
なので、例えば「3ヶ月で売上100万を実現!」、「6ヶ月でマイナス5kgを達成!」などの表現をすることは、これが実績として事実だったとしても、100人実践して100人が同じ結果を得られる保証があるわけではないので、このような表現をすることは「誤解を招く表現」として判断されてしまいます。
とくに、はっきりと分かるような「期間」と「数字」を使用して、それらを組み合わせて表記をしている場合には、高確率で未承認となることがあります。
また、内容や数によってはすぐにアカウントの停止になる危険性があるので注意をするようにしましょう。
「個人的特質を断定または暗示」に該当してしまっている
個人を断定してしまうような表現は、使用することができません。
たとえば、Facebook公式のポリシーページに「18~24歳の方向けの自動車保険」という表現がありますが、このように広告のターゲットとなる人物を具体的に表記をすることはNGとして、「個人的特質」のポリシーに抵触してしまいます。
「できるだけ具体的にターゲットに言及すべき」という考えがマーケティングにおいてはありますが、Facebook社としてはNGとしています。
良いのか悪いのかのここでの認識の相違によって、ポリシー違反を重ねてしまう場合があるので注意が必要です。
また、よく目にする「~にお悩みのあなたへ」という表現も、すぐに広告の未承認として表示はされないものの、個人的特質への言及に抵触しているといえます。
「成人向けコンテンツ」と判断されてしまうクリエイティブの採用
露出が多い人物の写真や性的な画像は、クリエイティブのポリシーとして使用をすることがNGとされています。
個人の判断では、「性的な画像ではないから問題ないはず」と思えるような画像でも、腹部や臀部、胸部など、性的な意味合いがない場合でも体の個別の部位のみを写した画像はポリシー違反と判断されます。
「Facebookのブランドポリシー」にうっかり違反してしまっていた
Facebookのブランドポリシーとは、広告文やクリエイティブで「Facebook」や「Instagram」を使用することができる範囲を規定しているものです。
よくある例としては、「Facebook」を「FB」と略して表示をしてしまうことです。
また、「クリエイティブの最も際立った特徴となるような形で表示してはいけません」という規定もあるので、ロゴだけではなく「いいねマーク」に似たような柄などを、クリエイティブのメインとして配置をするとポリシー違反となってしまいます。
「これくらいなら大丈夫だろう」、「これくらいなら他の広告でも同じような表現をしていた」など、安易な判断をして使用することはとても危険なので、広告でそれらに言及するときは、サービス名を正しく表記する、正しいブランドアセットを使うなど、ガイドラインに沿っているか注意しておきましょう。
さまざまなポリシー違反の積み重ねや判定で、管理画面で広告の未承認が発生していなかったとしても、いきなりアカウント停止されてしまうことがあるので、アカウント停止を避けて、継続的に運用をしたいのであれば、「常にポリシーは遵守している」という状態を維持することを目指して運用をしていきましょう。
また、薬物関連食品、危険な栄養補助食品、成人向け消費品やコンテンツ、誤解を招くコンテンツや偽物のコンテンツ、ありもしないサービスや商品、キャッシング関係、マルチ商法、ペニーオークションなどがあります。
制限コンテンツとしては、アルコール、出会い系関係、賭博、オンライン薬局、金融サービスなどがあります。
広告画像内の文章としては、広告内に過剰な文章がある場合と画像内に文章量が多いと広告配信停止になることがあります。
さらに、広告画像に露出が多い画像を使用している場合は、健康的な画像であっても露出が多い画像を使用していると配信が止まる可能性が高いです。
そのほかにも、多くのルールが存在するので一度Facebook公式サイトの広告ルールと利用規約を確認してください。
1つの広告アカウント内で、2つ以上のFacebookページを使用している
Facebookには、「1つの広告アカウント=1広告主」というルールがあります。
なので、1つの広告アカウントで1つ以上のFacebookページを使用して広告を配信した場合、「2広告主」と判断されてしまい、アカウントが停止してしまいます。
今までは、1つの広告アカウント内で複数のFacebookページを使用していたとしても、アカウント停止にまではならなかったのですが、現在ではFacebook側もしっかり判定をしてアカウント停止処理をしています。
1つ注意をする点としては、「広告アカウント作成時点から現在までのトータル期間で一貫して1つのFacebookページしか使用していない」という状態が求められることです。
なので、過去に複数のFacebookページで配信したことがある場合には、いくら今は1つのFacebookページのみで配信をしているとしても、「複数の広告主で配信していた実績がある」と判断されてしまいます。
これは、途中でFacebookページを変更した場合も同様になり、過去の広告データを全て削除したとしても、使用履歴は消えないそうなので、これから広告配信を始めるという場合には、必ず「1広告アカウントで使用するFacebookページは1種類のみ」と覚えておきましょう。
同じ広告主で複数商品があって、それぞれにFacebookページがあり使い分けたい場合は、広告アカウントを複数用意して使い分ける必要があります。
アカウントにセキュリティ上の危険がある場合
いつもと違うところから広告権利ページに入られたり、怪しいアクティビティが出てきた場合は、たまにカウント停止になる可能性があります。
「広告アカウントに不審なアクティビティがあったため、セキュリティ上の理由から広告を停止しました。アカウントの認証を実行され次第、現在の残高で広告を再開します。」という通知が出てきた場合が、これに該当します。
これは、広告アカウントが第三者に不正に利用されるリスクが検知され、セキュリティ措置としてアカウントが停止されている状態になります。
不審なアクティビティと判定されてしまう可能性があるのは、下記のような内容になります。
- 旅行や出張などでいつもログインしている場所と距離の離れた場所からログインした
- 広告アカウントの管理者が架空の人物の可能性があると判定された
- 1つのFacebookアカウント(広告アカウントではなく個人アカウント)を複数人で共有使用していた
Facebookのアカウントの使用については、基本的には1個人1アカウントと規定されているので、複数を使う場合には、仕事用に架空の人物のアカウントや会社名アカウントを別に作って、複数人でログインして使用するといった使い方をしないように注意をしましょう。
ルール違反や利用規約を守っていいていたにもかかわらず、特に心当たりがないという場合には、Facebookのサポートセンターに問い合わせるなどをして原因を考えましょう。
60日以上Facobook広告を出稿していない、ログインをしていない
広告アカウントを開設してから、広告を出稿していない場合、または、広告アカウントにるグインをしていない場合、広告アカウントが停止されてしまいます。
Facebook上に、「このアカウントは60日以上前に作成され、利用履歴がほとんどありません。不正利用や詐欺を防ぐため、利用履歴のないアカウントは停止されます。」という通知が表示された場合に、Facebookアカウントが停止される場合があります。
この措置は、広告アカウントの開設だけをして、その後何もFacebookを利用していない場合に、不正利用や詐欺などを防ぐためという理由でアカウントが停止されるもので、他人による不正利用が合った場合、広告主が実損を被る可能性があるので、やむを得ない措置になります。
また、Facebookの配信履歴があったとしても、配信が停止してから60日間以上使用していない場合には、同じような理由でアカウントが停止になることがあります。
Facebook側の手違い
Facebook側のなんらかの手違いによって、アカウント停止になる場合もあります。
Facebook広告は費用対効果が高いので、多くの企業や個人が参戦しています。
なので、Facebookがそれぞれの処理を間違えてしまうというケースは良くあります。
なので、アカウント停止になってしまった場合に、100%であなた自身に問題があるとは限らず、Facebook側に問題があることもあるので、確認をするようにしましょう。
Facebookも間違える可能性があるということです。
ユーザーによるネガティブ報告
Facebookユーザーによる広告に対しての報告でも、アカウント停止をする可能性があります。
Facebookの広告の目的としては、ユーザーが広告に対して肯定的な感情を持つことを目指しているので、ユーザーからネガティブな報告が多いとアカウントが停止になる恐れがあります。
また、無料で出ているフリー画像などを使用して広告を出稿する場合にも、注意をする必要があります。
フリー画像を使う場合には、不特定多数の人が同じ画像を利用していることがあるので、仮に別の広告主がその画像でネガティブな報告を受けていた場合に、同じ画像を使用している人も紐づけられる可能性があります。
トラブルを避けるためにも、広告に使用する画像に関しては、何かしらのデザインなどを加えたり、全くのオリジナルの画像を使用する事をおすすめします。
未承認の広告が多い
Facebook広告マネージャーで、キャンペーンや広告セットにある広告の「配信」項目が未承認になっている広告が多い場合は、注意をする必要があります。
活用をしない広告だとしても、アカウント内に未承認がある場合は、アカウントが停止される確率が高くなってしまいます。
なので、アカウント内に未承認の広告があるようでしたらできるだけ減らすように注意をしましょう。
Facebook広告の権利が止まった場合の対応
Facebook広告の権利が止まった場合の対応として、どんなことがあるのか見ていきましょう。
- アカウントのクオリティページから審査リクエストを送る
- 専用フォームURLから直接問い合わせ
アカウントのクオリティページから審査リクエストを送る
広告ルールをまもらないことでアカウントが止まった場合は、Facebookへの連絡を取る以外にやり方はないです。
広告マネージャーに、「ルールを守らなかった」というメッセージで表記される場合があるので、その場合には、メッセージ内に問い合わせができるリンクが表示されているので、そこからFacebook社に問い合わせて下さい。
また、止まった公式アカウントに関するヘルプからも質問が可能です。
上の対応をする中で、注意してほしい点としては、あくまでもFacebook広告のルール違反を行っていない場合ということです。
ルール違反がわかっている場合は、まずポリシー違反に引っ掛からないように広告を見直すようにしましょう。
また、広告アカウントを開くとアカウント停止の通知が表示されているので、この通知の「詳細を見る」をクリックすると、アカウントのクオリティページに移動します。
このアカウントのクオリティページの右側に「審査をリクエスト」というボタンがあるので、そこをクリックしてFacebookに問い合わせを行います。
Facebookに対して審査のリクエストをして、広告ポリシーに沿ってしっかりと修正したことを伝えることによって問題が解決することもあります。
専用フォームURLから直接問い合わせ
セキュリティ上のトラブルでアカウントが止まってしまう場合、とにかく対応の仕方がわからない場合には、Facebook社へ問い合わせ以外の方法はないです。
Facebookへ問い合わせをする手順は、下記のようになります。
- ビジネスマネージャの「ヘルプ」をクリックする
- 「サポートチームに連絡」または「ヘルプセンター」を開いて問い合わせる。
URLにアクセスをして、直接問い合わせをする場合には、項目に沿って選択肢を選んでいき、3つ目の項目「審査をリクエストする理由は?」については、3つ目の選択肢「他の理由」をクリックして詳細を記載することをおすすめします。
ルール違反でのアカウント停止とは違って、安全上の問題で止まった場合は比較的解除しやすいです。
アカウント復活できなかった場合は新アカウントで再出発
アカウントが停止してしまった場合に、Facebookにお問い合わせをして再審査をした結果、「再開できません」という回答が来てしまった場合は、広告アカウントを作り直すようにしましょう。
一度、Facebookに問い合わせて申立が却下となってしまった場合は、現状、解決策としてはこの方法しかありません。
また、新しくアカウントを作る際に注意してほしいポイントとしては、5つです。
- URLを変える
- クリエイティブはファイル名を変える
- (ポリシー違反による停止の場合)決済方法を変更する
- 入稿前に、多少でもポリシーに抵触している可能性のある箇所がないかを確認する(広告のリンク先のページ、広告文、クリエイティブ)
- 合算イベント設定を実施しているピクセルを変更する
それぞれの理由について、解説していきます。
ただ、忘れてはいけないのは、「アカウント停止しても、新しく作り直せばいいや」という考えでなく、普段からアカウント停止しないように常に誠実な広告運用を心がけることです。
URLを変える
一度アカウント停止になった場合、そこに紐づいているURLは全てマークされています。
なので、同じURLを使って出稿をしようとすると、再度アカウント停止されてしまうことがあるので、再度出稿をする場合には、URLを変更して出稿をするようにしましょう。
変更する際は、URLの末尾だけ変えればOKになるので、ドメインの変更はしなくても大丈夫です。
クリエイティブはファイル名を変える
再度出稿する際は、クリエイティブのファイル名を変更するようにしましょう。
たとえば、「AAA.jpg」→「BBB.jpg」のように変更をします。
URLと同じように、一度アカウント停止をされるとクリエイティブのファイル名もマークされています。
なので、そのままの同じファイル名を使用して出稿をすると、すぐにアカウントが再度停止されてしまいます。
また、アカウント停止になる多くの原因としては、クリエイティブの内容による事が多いので、クリエイティブの内容の精査も必要になります。
決済方法を変える
再度出稿する場合には、決済方法を変更するようにしましょう。
アカウント停止されると、決算方法についてもマークされているので、同じ決算方法を使うことはできません。
事例としては、アカウント停止時に使用していたクレジットカードで新しいアカウントの支払い設定を行い、広告配信前にアカウント停止になってしまったという例があります。
厳密にクレジットカードが同じだったから、とは言えないのですが、同一の広告主と判定された可能性はあります。
なので、クレジットで決算していた場合は、そのクレジットカードを使うことができないので、クレジットカードが一枚しかない場合には、PayPal決済にしてPayPal内の決済ではそのクレジットカードで登録をすれば決済をすることは可能なので試してみましょう。
この決済方法を変更については、「念の為」実施することではありますが、可能であれば別のクレジットカードを設定することをおすすめします。
ポリシーに抵触箇所がないかを確認する
ポリシー違反でアカウント停止した場合は、広告で配信していた全ての情報として、広告文、クリエイティブ、リンク先のランディングページなどについて、ポリシにー抵触している内容がないかをしっかりとチェックをしましょう。
ポリシーに抵触している箇所がそのまま残ったままアカウントを変えたとしても、またすぐに同じ理由でアカウントが停止になってしまいます。
しかし、この「ポリシー抵触箇所」をしっかり洗い出すには、知識と経験が必要になるので、自社でできないという場合には、審査に強い代理店などに依頼することも選択肢としひておすすめです。
合算イベント設定を実施しているピクセルを変更する
これは、アカウント停止になった場合の対策とは関係のない作業になりますが、iOSアップデートの対応として実装された「合算イベント設定」は、イベントを計測するピクセルを指定する形になっています。
広告アカウントが停止してしまった場合には、ピクセルも同時に停止されてしまっている状態にあります。
なので、新しく広告アカウントを作成した場合は、合算イベント設定を実施する必要があります。
ただ、ピクセルを広告アカウントからではなくビジネスマネージャーから生成している場合には、広告アカウントが停止していてもピクセルは停止しない場合もあります。
ピクセルが停止されていなければ、この作業はする必要はありません。
広告アカウントを停止させないために
Facebook広告のアカウント停止をしないために普段から取れる対策としては、下記のようなことがあります。
- 広告の未承認を作らない。
- アカウント内に未承認がある場合は、未承認をゼロにする。
まず、広告アカウントの「キャンペーン」「広告セット」「広告」に表示されている「配信」項目が未承認になっていないか確認をするようにしましょう。
今現在、使っていないキャンペーンがある場合でも、アカウント内に未承認が残っている場合は、未承認の広告があるとしてアカウント停止の可能性が高まってしまいます。
Facebook広告で何度も未承認を出していたり、Facebookのアカウント内に未承認が残っていたりすると、いっきにアカウント停止になる確率が上がってしまいます。
また、広告を入稿する時や、機械で行われる審査に通ったとしても、そのあとの目視によるランダム審査で引っかかるということもあり、広告の配信途中でも未承認になってしまうこともあるので注意をするようにしましょう。
未承認もアカウント停止と考え方は一緒になります。
一番の解決方法としては、広告を配信する場合には、Facebook規定をしっかりと把握をして、ポリシー違反しないことです。
もし、他社がポリシー違反している広告を配信しているのを見かけたとしても、「あの会社が出せるならうち大丈夫だから配信しよう」と、安易に考えたりしないで、あくまでFacebookのポリシーを厳守した運用を続けることがアカウント継続のポイントになります。
Facebook広告アカウントを消す方法!アカウントが消せない場合の対処法も解説!まとめ
今回は、Facebook広告アカウントを消す方法とアカウントが消せない場合の対処法を解説してきました。
Facebookは、世界中の人と多くつながることが出来たり、簡単に情報の共有をすることが出来たりと、とても便利なツールとして確立しています。
さらに、Facebook広告、Instagram広告では、ターゲティングの精度が最近高くなってきています。
Facebook広告を運用していて、その時に起こるアカウント停止というのは、ふとした思ってもみないタイミングで突然やってきます。
アカウント停止してしまった場合、たいていはFacebookにアカウントが停止してしまった旨を伝えて対応方法を聞くことで、解決までの道が見えてきます。
しかし、アカウント停止を防ぐためにも、FacebookやInstagramの利用規約や広告ポリシーにあるルールを必ず厳守していきましょう。
広告を配信をする際には、ちゃんと決まりを守っていれば広告アカウントが止まることはないです。
広告を配信して、目標としている集客につながるように、収益アップになるようにその都度試行錯誤をしながら改善をして、新規の情報などがあればいち早く更新をしていきましょう!
なぜ、CPA:¥6,286円 → ¥396に改善できたのか?『メール・LINE登録CPAを下げるためのFacebook・Instagram広告の必須設定チェックリスト&マニュアル15選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で実際に使っているMeta広告の必須設定をまとめました。 実際、これを使って、 CPA:¥6,286円 → ¥396 という改善を実現しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |