近年、認知度が拡大して、大きく注目されているのが「Facebook広告」です。
広告と言えば記事に対して、写真1枚で作るイメージがあるかもしれませんが、Facebook広告では、動画での広告を表示するとこが可能となっています。
また、動画広告はFacebookならではで、商品のインパクトも強く残せるので効果も高いのでおすすめです。
しかし、静止画広告の内容に比べると作成が難しいため、最初は動画広告を作りたいと思っていても「どう制作したら良いのか分からない」と対応に困ってしまう方は多いのではないでしょうか?
そこで今回は、初心者にも取り組みやすいFacebookの動画広告を最大限に生かせるスライドショー広告の使い方をご紹介していこうかと思います。
静止画を複数枚使用し、スライドショー形式で動くスライドショー広告です。
ここでは、設定から出稿・投稿まで流れを始め、ポイントをしっかり押さえて完全ガイドしていきますので、広告主の方で広告作成に悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。
Facebook広告の動画広告とは?
Facebookの動画広告とは、Facebook上のあらゆる記事に表示される動画広告です。
Facebookを利用しているユーザーに、自社商品やサービス、自社ブランドのストーリーを動画で認知してもらうことが可能となっている機能です。
他にも、動画広告を配信するサービスの一つに「YouTube」がありますが、YouTubeの場合は、視聴した動画の合間に流れる広告になるので、ブランドの認知を向上できても、コンバージョンには繋がりにくいことが特徴です。
それ以外の動画広告の配信先として、Twitterなどもあります。
しかし、Facebookの動画広告はデスクトップニュースフィードに表示させることができるので、どの動画コンテンツに広告を配信するのかを決めて、能動的にアンテナを張っている多くの利用者に対して認知度を高めることができます。
しかし、マーケットプレイス広告のように、ターゲティングを設定して配信することはできませんが、ニュースフィードやログアウト画面の目立つ位置に配置されるため、効果が得られる可能性が高いです。
また、すでにブランドを知っているユーザーに対してキャプションすることによって、動画広告を効率よく配信することができるので、コンバージョンを目的とした出稿も可能です。
Facebookの動画広告の配信目的は?
Facebookで動画広告を配信する際に、何を目的として配信をしているのでしょうか?
広告キャンペーンを設定する際に、一番先に決定しなければならないのが「キャンペーンの目的」で、Facebookで設定をすることが可能なキャンペーンの目的としては、
- 認知
- 検討
- コンバージョン
より多くのユーザーに知ってもらうための「認知」と、理解や選好を高めるための「検討」、そして、ユーザーに申し込みや購入を促す「コンバージョン」になります。
動画広告を配信する前に、自社で取り扱っている商品やサービス、イベントなどをプロモーションする目的を明確にしておきましょう。
認知:多くのユーザーに知ってもらいたい
まずは、何も知らないと何も始まらないので、知ってもらうということを目的にして動画広告を配信するという場合には、認知目的を選択しましょう。
自社の商品がどのようなものなのか、どのようなサービスなのかを知らない潜在層ユーザーに向けて配信をすることによって、認知を広げることができます。
また、とにかく多くのユーザーにリーチをしたいという場合には、「リーチ」を選択します。
そして、ブランドや商品、サービスを覚えてくれそうなユーザーの認知度を上げたいという場合には、「ブランド認知」を選択することをおすすめします。
理解・興味関心を持ってもらいたい
自社の商品がどのようなものなのかを認知はしている場合でも、より理解をしてもらいたい、もっと興味関心を持ってもらいたいという場合には、「検討」目的を選択しましょう。
より知ってもらうことによって、ブランドや商品に対する興味関心が高まります。
検討目的のキャンペーンでは、以下のような指標を向上させることが可能です。
- トラフィック
- エンゲージメント(いいね、リンクのクリック)
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- リード獲得
- メッセージ
「動画再生数アップ」を選択することによって、ユーザーに動画を長く視聴させることができ、また、「エンゲージメント」を選択することによって、いいねをしてもらうことが出来ます。
「リード獲得」を選択すると、動画広告からランディングページに遷移させることが可能になります。
コンバージョン:申込や購入を促したい
検討をしているというユーザーが一定数いる場合に、さらに購入ユーザーを増やしたいという場合には、「コンバージョン」を選択するようにしましょう。
また、以下の目的を選択することが可能です。
- コンバージョン
- カタログ販売
- 来店数の増加
コンバージョンを目的としている多くの企業は、売上に直結するようなコンバージョン獲得を目的としていますが、扱っているコンテンツやオーディエンスなど相性次第では、広告を配信する目的も変わってきます。
なので、動画広告がコンバージョンに特化しているというわけではないので、その点を考慮してキャンペーン目的を設定するようにしましょう。
また、ここで言う「カタログ」というのは、ECサイトで取り扱っている商品数が多い商品やサービスで、自動車販売店やホテル、不動産やフライトチケットなどの商品在庫の総称を指しています。
商品のバリエーションやカテゴリごとに情報を整理したり、アイテムをセットにまとめることも可能です。
ECサイトや実店舗を持たない場合には、「コンバージョン」を選択してください。
Facebookの動画広告の配信場所は?
Facebook動画広告のメリットとも言えるのが、配信面の広さになります。
Facebookで設定した動画広告は、Facebookのプラットフォームだけでなく
- Instagram(インスタグラム)
- Messenger(メッセンジャー)
- Audience Networks(オーディエンスネットワーク)
の4つのメディアに配信をすることができるという強みを持っています。
Facebookでの代表的な配信場所としては、「ストーリーズ」になります。
Facebookのストーリーズは、モバイルとAPPの場合は、常にホームボタン真下に配置されているので、ユーザーの目に止まりやすいような箇所に配信をすることができるのが魅力です。
Facebookのストーリーズ広告の最大の特徴は、通常の広告とは異なり画面の一部にだけが映るのではなく、縦型のフルスクリーン表示をすることが可能なので、ユーザーが見ている画面いっぱいに広告を表示することができます。
ストーリーズとはほとんど同じ形式にはなりますが、24時間で消えることはありません。
なので、1日ごとに広告を再出稿する必要もなく、認知・検討・コンバージョンを促す効果があるとされる広告として、幅広いビジネスの宣伝に役立ちます。
フィードで配信については、他のユーザーにシェアをすることができるので、拡散をする効果も期待することができます。
Instagram(インスタグラム)
Instagramの主な配信先としては、Facebookと同じで「ストーリーズ」と「フィード」になります。
Instagramのストーリーズは、モバイルにおいて縦型画面のフルスクリーンを独占することができるので、よりインパクトを与えるような広告訴求をすることができます。
動画広告の長さは、15秒以下の場合、全編が自動で再生されて、最大で120秒まで配信をすることが可能です。
Instagramのフィードは、タイムライン上において最大120秒の長さで配信をすることが可能ですが、ストーリーズのようにフルスクリーンで配信をすることはできません。
また、発見タブは、こちらもフィードと同じく、フルスクリーンで配信をすることはできませんが、長さとしては最大120秒まで配信をすることが可能です。
Messenger(メッセンジャー)
Messengerの代表的な配信場所としても、「ストーリーズ」になります。
Facebookのストーリーズは、自分が過去に投稿をしたものや新しく作成した画像・動画を24時間という期限付きで公開をすることができる機能です。
また、ストーリーズは、ショート動画形式の広告になるので、選択した画像や動画を使用して作成したクリエイティブがオーガニックストーリーズとオーガニックストーリーズの間に表示されます。
オーガニックなFacebookのストーリーズ投稿の間に再生されることによって、なんとなく友達のストーリーズを見ているユーザーに自然と広告を見てもらえるところが特徴になります。
また、最大15秒の短時間動画も配信をすることが可能で、受信箱内にも配信をすることができるので、リーチを広げたいという場合に有効な手段となります。
Audience Networks(オーディエンスネットワーク)
Audience Networkは、Facebookが提携している数千以上の外部のアプリサイトやウェブサイトに対して、動画広告を配信することができます。
Audience Networkは、2種類のケースがあり、記事内やバナー型で表示されるケースと、獲得で報酬が発生するリワード型のケースがあります。
最近では、ユーザーによく見られる傾向として6秒から10秒ぐらいの短尺動画になるので、
画像を切り替えたり、音声・テキスト・映像をフル活用してCMのような使い方をしたり、有料素材を背景に配置するバナーがおすすめです。
短い時間の中で、高いメッセージ性を兼ねた広告フォーマットを使いたいという方にはおすすめです。
提携先としては、Facebookで審査をした良質な広告枠のみに配信をすることができ、さらに、確度の高いユーザーへ的確にターゲティングをすることができます。
また、Audience Networkは、広告フォーマットが豊富に用意されているので、Facebookで使用中のものと同じクリエイティブを使用して、自動的に広告を配置タイプに合わせて表示をしてくれるので、手間を省くことのできる配信面となります。
Facebookの動画広告を配信するメリット
Facebookで動画広告を配信するメリットとしては、
- 実名登録のためターゲティングの精度が高い
- タイムラインで自動再生される
- 広告の印象が残りやすい
- 動画と静止画を組み合わせた「コレクション広告」が配信可能
- 目を引く配信をすることで予算オーバーを防ぐことができる
- 広告予算を設定できる
- 目的に合わせた広告の最適化が可能
- 拡散効果を期待することができる
- コンバージョンを多く獲得することができる
それぞれ、一つずつ見ていきましょう。
実名登録のためターゲティングの精度が高い
国内の月間アクティブユーザーが2600万人を有するFacebookが他SNSと最も大きく違うところとしては、ユーザーが実名で登録をしているという点です。
実名での登録になるので、年齢や性別、地域や興味関心、行動データなど精度の高いターゲティングをすることができます。
タイムラインで自動再生される
FacebookやInstagramのフィードで配信された動画は、ユーザーがスクロールして画面に動画が表示されるとともに映像が音声オフで自動再生されます。
つまり、ユーザーが主体的にアクションを起こさなくとも、動画を視聴してもらうことができるので、自然に目にとまり、動画の世界観に引き込むことが可能です。
また、初期設定のままでは音声がオフになっていますが、ユーザーが利用する場面において、ユーザー側で音声をオンにすることももちろんできますが、外出先などでそのまま無音で再生されることが多いです。
なので、凝ったBGMを付けて編集をしたとしても、音声オフの状態で再生されるので、全く効果がないというケースも多くあります。
音声がオフのままでも内容をしっかりと理解することができるように、テロップをつけるなどの工夫をすることをおすすめします。
また、ユーザーの設定が自動再生を「Wi-Fiのみ」にしている場合には、Wi-Fi接続時のみ再生され、それ以外は自動再生されることがありません。
広告の印象が残りやすい
Facebookだけでなくすべての広告配信に言えることですが、静止画の広告に比べると動画広告の方が、イメージとしてユーザーに残りやすいということです。
動画広告とバナー広告のどちらが目に入りやすいのかを比較すると、「確かに目に入った」と答えた人は、バナー広告を「確かに目に入った」と答えた人の約1.7倍にもなります。
それほど止まっているものより動いているものの方が、気になって目が行くということが分かります。
動画と静止画を組み合わせた「コレクション広告」が配信可能
Facebook広告では、動画だけの広告や画像だけの広告だけではなく、それらを組み合わせて動画と商品画像を同時に訴求することができる「コレクション広告」というものがあります。
メインの大きい画像または動画1つと、その下に、小さい複数枚の画像が一緒に表示されるフォーマットの広告になります。
ユーザーに、商品の認知から購入まで、1つの広告で実現することができ、動画広告から商品LPへの遷移しないでも、商品ブランディングや購買促進をすることが可能です。
また、インスタントエクスペリエンスは、アプリ外の自社サイトに遷移する前に、アプリ内で別ページが表示できるようなもので、フルスクリーンで商品名や価格などを表示することができるので、より詳しく商品の訴求をすることができます。
目を引く配信をすることで予算オーバーを防ぐことができる
動画広告は、インパクトのあるデザインで作成することによって、静止画の広告よりユーザーの目を引きやすいという点は大きなメリットであります。
しかし、動画広告を配信すると、表示回数や視聴回数をコントロールするのが難しいので、予算を超えてしまわないか不安に思う方もいるかもしれません。
Facebook動画広告のCPV課金の1つに、ThruPlay課金というものがあり、15秒動画再生する毎に課金される方式になるので、視聴時間が15秒未満だと課金されないようになっています。
なので、15秒未満でインパクトのある動画を配信することによって、予算を抑えながら、動画で商品の訴求が可能になり、リーチを獲得することが可能になります。
また、Facebookのストーリーズ上に広告配信できるストーリーズ広告を用いることによって、たくさんのユーザーに見てもらえる可能性が高まるのでおすすめです。
広告予算を設定できる
一口に「予算」といっても、Facebookでは広告キャンペーンと広告セットごとに、「1日の予算」と「通常予算」のいずれかを設定することができます。
1日の予算は、キャンペーンまたは広告セットにおいて1日あたりに消化したい平均の金額になりますが、これは、1日に超過してはならない予算の上限ではありません。
なので、掲載期間内において、同じ金額を平均的にかけて広告を出稿したい場合におすすめです。
通算予算は、1日あたりではなく掲載期間全体で消化する予算の合計額のことで、1日あたりの予算とは別で超過してはいけない上限になります。
なので、通算予算は、予算が限られていて、特定の日であったり曜日によって予算を柔軟に変動させたいという場合におすすめです。
また、広告キャンペーン単位での予算最適化をオンにすることで、Facebookが広告セットごとに予算をセットしてくれるので、効果の高い広告セットに予算が自動で最適配分されるようになります。
しかし、1日の予算設定をするだけでは掲載期間が制限できず、掲載され続けてしまうので、掲載期間を決めたいという場合には、通常予算を設定するようにしましょう。
広告をある程度最適化設定で運用をして、ノウハウが溜まった段階で自分で予算をその都度決めていくことができるので、より最適化を図っていくことが可能になります。
また、オーディエンスがあまりにも広すぎてしまうと、設定することができる1日の最小予算が高くなってしまう傾向にあるので、この点には注意をする必要があります。
目的に合わせた広告の最適化が可能
Facebook広告では、広告配信の目的に応じて広告を最適化してくれる機能があり、下記のようなものが該当します。
- 集客を増やしたい
- いいね数を増やしたい
- 商品の認知度を高めたい
- リンクをクリックしてほしい
- 資料請求を増やしたい
- 動画の再生回数を増やしたい
集客をしたいのか、商品の認知度を高めたいのか、動画の再生回数を増やしたいのか、それぞれ目的が違うと思いますが、その目的に合わせた配信をすることが可能です。
最適化とは、Facebookが自動的にコンバージョンする可能性の高いユーザーを選んで、そのユーザーに広告を配信する機能になります。
拡散効果を期待することができる
Facebookは現在、国内のアクティブユーザーが2,600万人以上、特に30代~40代のユーザーが多い傾向にあり、実名登録制になっていることからビジネスとして活用するユーザーも多くいます。
また、フィードの動画広告では、友人の投稿や記事に動画広告が紛れて流れてくるので、ユーザーは強制的に視聴させられている感覚ではなく、広告を自然に見ることになります。
そして、Facebookにはシェアボタンがあるので、誰かにシェアをしたくなった動画であったり、魅力的なコンテンツを見つけた場合には、広告であれ拡散効果を期待することができます。
コンバージョンを多く獲得することができる
動画広告は、静止画広告よりも高いコンバージョン率を出すことがあります。
静止画広告から動画広告に切り替えたことによって、コンバージョン数が2倍になったという事例もあり、静止画広告よりもユーザーを引き付けていることが分かります。
また、静止画広告と動画広告の両方を使用しているブランドは、静止画広告のみを使用しているブランドと比較したところ、コンバージョン率が17%も高くなるとされています。
このように、動画広告を活用することでによってコンバージョン数を増やすことが可能になります。
Facebook広告のスライドショー広告とは?
Facebookスライドショー広告とは、動画ではなくスライドショーを使ったFacebookの広告で、静止画を使いつつも、ストーリー性を持たせることができるので、うまく作れば視聴しているあらゆるユーザーの印象に残りやすい使用になっています。
また、数分で作成することができる上に、動画が視聴できないネット環境でも、スマートフォンなど使って適切に利用することができるようになります。
ちなみに、使用できる静止画枚数は3~10枚となります。
この編集で最も重要なことは、再生開始後すみやかにユーザーの関心を引くことです。
スライドショー広告概要
スライドショー広告の特徴としては、まず、画像サイズが1280×720ピクセル(縦横比率16:9)のフォーマットを使用することをおすすめします。
ファイルフォーマットは、MP4またはMOVをおすすめします。
そのほかとしては、映像、動画のような動き、音声、音、音楽、テキストを使ってスライドをつなぎ合わせることによって、動画にも負けない映像によるストーリーテリングが可能になります。
ありものの画像を使う場合は、スライドショー広告用の画像サイズとして、元の比率、正方形、長方形(16:9)、縦長(2:3)の4種類から設定をすることができます。
つまり、リサイズする必要もなく素材をすぐに使えるということです。
そして、最大でつなぎ合わせることのできる動画枚数は10枚まで、画像は0、5秒~5秒間隔の中から選ぶことが可能で、ひとつの広告の時間は50秒以内となっています。
スライドショー用として流すものは、「静止画」、「動画」の2つのどちらも可能で、最後まで再生されると2つがそのまま自動でループされていきます。
静止画も動画とも、2つのどちらも可能なので、相談してクリエイティブで新しい広告を制作していきましょう
注意する事としては、静止画を入れる場合には、画像の中にテキストは20%以下で作成するという規則があるので、その際は、重要なルールは確認して守るようにしましょう。
動画ではなく、なぜスライドショーなのか?
なぜ、動画ではなく、わざわざ表現の幅が狭くなてしまうスライドショー形式の広告を出すのでしょうか?
どこにそんな魅力があるのかと、みなさん疑問に思われるかもしれません。
スライドショー形式の広告には、以下のメリットがあります。
- 動画を制作するより安い
- すぐに作って配信をすることができる
- ネット環境が遅くても同じように閲覧することができる
- タイムラインで自動再生される
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
動画を制作するより安い
始めに、動画を作成しようとした場合に必要となるものが、動画作成ツールや素材、動画を作成をするスタッフなど、それぞれのシーンで必要になります。
これらをすべて揃えるには、少なからず時間とお金がかかりますが、画像やテキストを組み合わせたスライドショーであれば自分で用意をすることができます。
なので、有料の画像を利用したとしてもそれほど大きなコストはかかりません。
すぐに作って配信をすることができる
Facebookの広告メニューの案内に従って、簡単に個人で制作することができます。
何回でもテストをすることができるので、納得のいくものができるまでこだわりながら作ることができます。
ネット環境が遅くても同じように閲覧することができる
スライドショー形式の広告は、動画広告よりもデータ使用量が段違いに少なくて済みます。
およそ5分の1程度のファイルサイズになるので、たとえ閲覧者のインターネット接続速度が遅くても、スライドショーならオンラインに個人アカウントにインしてからスムーズに再生されます。
また、自分がスマホなどで撮影した画像や、Facebookにアップしている既存の画像を使って、それらをつなぎ合わせてもそれなりのものが作れます。
その結果、金額も高くなく時間もかからず、工夫することで誰でも簡単にそれぞれの「動画広告」が作れるのがスライドショー広告のメリットです。
タイムラインで自動再生される
Facebookの動画広告は、タイムラインをスクロールして広告が表示されると、個人がクリックをしなくても自動で動画が再生されます。
なので、クリックしないと再生されない動画広告より、見てもらいやすいでしょう。
また、新規で検索するユーザーや前に来たユーザーにも配信することが出来ます。
その他 (プレミアム動画, プレイアブル動画)
プレミアム動画とは、Facebookセールス担当者から購入できる、大規模な広告主・広告代理店向けに提供されているサービスです。
プレミアム動画は掲載期間も短く、ターゲティングの詳細も設定することはできません。
ですが、ニュースフィードの上部に表示が保証されるなど、新サービスのローンチや大型キャンペーン、イベントなどを短期間で多くのユーザーに宣伝したい場合に活用される動画広告です。
プレイアブル広告とは、ゲームなどのアプリをユーザーに追加ダウンロードをしなくても試す機会(ゲームデモ)を提供する動画広告です。
また、プレイアブル広告は、オープニング動画・ゲームデモ・コールトゥアクション(アプリをインストール)の3種類で構成されていて、アプリをプレイしてもらい、購入意欲を高めることができるので、アプリの新規ユーザーを獲得したい際にはおすすめの手法です。
動画広告で効率よく成果をあげるポイント
Facebookの動画広告で、より効率よく成果をあげるポイントについて、見ていきましょう。
- 開始5秒でユーザーを惹きつけよう
- テンポのいい動画を作成しよう
- ストーリー性の高い動画にしよう
- 分かりやすく字幕を入れよう
- 縦長の動画広告
- 印象深いサムネイル画像を選択しよう
- 適切な出稿プラットフォームの選択しよう
- 明確なペルソナの策定しよう
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
開始5秒でユーザーを惹きつけよう
まず、Facebookの動画広告で成果を上げるためには、Facebookを含め、プラットフォームで配信する動画広告ではほとんどがスキップ可能な環境なので、広告となる動画の作成に注力しなければなりません。
広告の料金よりも自社ブランドのストーリーやコンバージョンにつながる動画広告の作成の方が高い技術を必要とし、作成費用もかかります。
動画作成を生業としているフリーランス、または業者に頼む、または自社で資料を参考に動画を作成することを検討場合でも共通して言えることは、開始5秒でユーザーを惹きつける動画を作成するということです。
Facebookのニュースフィードはモバイル環境の場合、デスクトップ環境と比較し、スクロール速度が41%も速いと言われています。
簡単ではありませんが、重要なポイントをいくつか押さえておくだけで、分析して、ユーザーを惹きつける動画広告を作成して宣伝することができます。
- 音楽を付ける
- 動きを付ける
- 高画質の動画を提供する
などが挙げられます。
テンポのいい動画を作成しよう
テンポの悪い動画を使っている場合は、スキップされてしまいます。
また、動画の内容や意味がわかりにくいものも、関係のないものなどは、ユーザーからは煙たがられる傾向があります。
動画広告を作成する場合は、音声の途切れているところをカットし、テンポの良い動画を作成して、ユーザーの獲得につなげましょう。
ストーリー性の高い動画にしよう
コンバージョンを意識するのか、自社ブランドの認知度を高めたいのか、Facebookの広告動画を活用する目的は様々です。
しかし、ストーリー性の高い動画を作ることはどちらも共通しています。
ストーリー性の高い動画は、再生時間が長くてもメッセージが込められているということで、個人ユーザーがすぐに離脱することはありません。
また、15秒の動画よりもストーリー性の高い30秒の動画の方が、30%以上も高い視聴完了率を叩き出したということです。
動画広告こそ、理解をしてもらえるようなストーリー性を持たせ、ただの広告ではない動画を作ること推奨します。
分かりやすく字幕を入れよう
Facebookの動画広告の初期のページ設定は、85%がミュート(音無し)で再生されていると言われています。
なので、メディアやストーリーズに動画広告が流れたとしても、無音を解除しなければ、動画の音声を聞いてもらうことはできないのです。
その場合、動画に字幕をつけていなければ、無音で動画を視聴しているユーザー向けに内容が伝わることはないので、必ず字幕をつけるようにしましょう。
またその時に、単調な字幕ではなくて、色をつけて配置することでより視聴完了率が伸びるでしょう。
音声で作る世界観も大切ですが、視覚的に伝えられるメッセージ性も必要ということです。
縦長の動画広告
facebookでは、ニュースフィードでは縦長の動画広告(アスペクト比4:5)、ストーリーズではフルスクリーンの縦長動画広告(アスペクト比9:16)を出稿することを推奨しています。
なぜなら、facebookは、今はスマホからインターネットアカウントとってアプリで見るユーザーが多いからです。
なので、スマホの画面に合った縦長の動画広告を使うことで、動画広告がスマホ画面いっぱいになります。
その動画広告が、ビジネス訴求力のあるものであれば、ユーザーの印象に残りやすくなるのです。
印象深いサムネイル画像を選択しよう
印象深い「サムネイル画像」が設定されている動画広告も、人目を惹きつける効果があります。
サムネイル画像というのは、facebookに動画を投稿したときに最初に表示される静止画像のことです。
1枚の画像広告の場合は、見た目にインパクトを与える画像を広告としないとユーザーの印象に残らないので、必然的にその画像の見た目を考慮して作成しますが、動画広告の場合は、当然のことながら動画の内容を重視します。
しかし、ユーザーが動画広告を見たときに最初に目にするのはこの”サムネイル画像”です。
このため、宣伝する商品やサービスが一目で分かるような、ユーザーの目に留まりやすいサムネイル画像が設定されている動画広告のほうが成果を得やすいのです。
内容がユーザーの興味・関心を引くものであれば、通常の投稿と同様に「いいね!」や「シェアする」で拡散される場合があります。
以上が、動画広告でより効率よく成果をあげるポイントでしたが、ここからは、設定方法について見ていきましょう。
適切な出稿プラットフォームの選択しよう
どのプラットフォームでFacebook動画広告を作成するのかということは、成果につながってくるとても大事な部分になります。
自社の取り扱っている商品やサービスによって、どのプラットフォームが適切なのかを考えて、配信場所を選択していきましょう。
Facebookのネットワークでは、Facebookだけでなく、InstagramやMessenger、Audience Networks(オーディエンスネットワーク)にも出稿をすることができます。
ビジネス商材で、40代〜向けの商品やサービスの場合は、Facebookがおすすめで、コスメやファッションの場合には、Instagramがおすすめです。
人材や金融系の商品やサービスの場合には、Messengerがおすすめのプラットフォームになります。
Messengerは、広告主とユーザーが直接チャットをすることができる特徴があるので、通常は個人情報などの入力が必要で比較的問い合わせのハードルが高いとされている業界と相性が良いです。
なので、ビジネス向けの広告配信であっても、さらに顧客一人ひとりとのコミュニケーションが重要な商品やサービスを扱っている場合には、Messengerの利用もおすすめです。
プラットフォームを選択する際には、単純に利用者数で選ぶのではなく、商品やサービスに適切であると判断できる配信面を見極めることが重要になります。
明確なペルソナの策定しよう
ペルソナとは、商品やサービスを購入してほしいユーザー像のことを指します。
やみくもに広告を作成をして配信をしても、ターゲットが明確でなければ無駄うちをしてしまうことが多くなるというリスクがあります。
効率よく広告を配信するためにも、よりターゲットにも目に留まるような、興味や関心をもってもらえるような広告を企画していくためには、まず、一人の具体的なペルソナを策定してみましょう。
また、Facebookは他媒体より特にターゲティングで設定をすることができる項目が多いので、以下のような項目をペルソナ作りの一環として考えてみましょう。
- 性別(すべて、男性、女性)
- 年齢
- 使用デバイス
- プラットフォーム(Facebook、Instagramなど)
- 居住地
- 興味関心(買い物・ファッション、フィットネス など)
- 学歴
- 子供の有無
- 交際ステータス
- 仕事
- 行動(購入行動、よく旅行する人、中小企業オーナー など)
上記のような内容を設定することによって、一人の人物のプロフィールが完成します。
あまり絞り込みすぎてしまうと、リーチをすることができる人数が少なくなってしまうという懸念もありますが、項目についてはできるだけ詳細に設定しておくことをおすすめします。
ペルソナを明確化にしていない状態で配信をしても、購入をする可能性が低いユーザーであったり、属性の異なるユーザーにも広告が配信されてしまう、余分な広告費用がかさんでしまうことになります。
また、Facebookには「類似オーディエンス」という機能があるので、この類似オーディエンスを利用することによって、既存のユーザーと似た傾向を持っていて、自社のビジネスに関心を示しやすいと思われる利用者にリーチを広げることが可能になります。
また、設定したターゲット層に対して、類似しているユーザーをターゲットにすることができるので、新規のファンの獲得にも繋がります。
配信した広告が、購入する確率の高いユーザーの目に止まるように、さらにターゲット層を広げていけるよう、ペルソナを明確にしておくことは重要になります。
Facebook広告のスライドショー広告を設定方法
さて、スライドショー広告の概要が分かったところで、早速設定をしていきましょう。
キャンペーンの設定
まずは、Facebookの広告マネージャーを開いて、新キャンペーン作成を選択します。
目的は複数の種類の中から選択可能ですが、
- 「製品カタログの販売」
- 「投稿へのエンゲージメント」
上記の2つを選択するとスライドショー広告は作成できないので気を付けましょう。
また、目的に関しては、ご自身の広告目標にマッチする仕様のものを利用してください。
広告セットの設定
目的を設定したら、次に広告セットの名前と、ピクセルを選択します。
基礎情報を設定したら、次はターゲット層を入力しましょう。
Facebookでは、年齢、性別のみならず、その人の趣味や関心事等の細かな情報までみることができます。
実名登録が基本なので、虚偽情報が比較的少ないと思われる点もメリットのひとつです。
自分の広告はどういった層に見てほしいのかをよく考えて、できるだけ細かく設定してみましょう。
広告配信先の設定
ターゲット層の選択ができたら、次に広告を配信する媒体を設定していきます。
もし、スライドショー広告をFacebookと同時にInstagramにも掲載したい場合には、
- 「トラフィック」
- 「コンバージョン」
- 「アプリのインストール」
- 「動画の再生」
の中からいずれかを選ぶようにします。
予算と掲載期間の設定
最後に、広告をどれくらい掲載したいのかという掲載期間と、予算の情報を入力します。
広告の掲載期間を設定したら、広告セットの設定は完了となります。
スライドショーの設定
広告セットができたら、次はメインであるスライドショーを設定しましょう。
広告マネージャー内の形式からスライドショーを選択すると、スライドショーの作成という画面がでてきます。
あとは、画面の通りに、自分が広告として流したい静止画ないし動画を3~10枚設定していきます。
登録する画像は、先ほどスライドショー広告の概要で説明した基準を守りましょう。
トランジョンをフェードで設定しておいた方が、全体のバランスがよくなるのでおすすめです。
ちなみに、このスライドショーには音楽を付けることも可能です。
音楽は既存の登録されている中から選ぶ他にも、自分でアップロードすることも可能です。
自分でアップロードしたい場合には、ファイル形式は、
- WAV
- MP3
- M4A
- FLAC
- OGG
のいづれかです。
これらすべての設定をすることができたら、画面右下「スライドショーの作成」を選択すれば、完成です!
公開した後はスライドショー広告で、どれだけの方が興味・関心を持って見てくれたかを実際に見て修正していくことになります。
リンク先URL、広告文、CTAボタンの設定
そこで、最後に、このスライドショーにリンク先を設定します。
スライドショーが完成すると、自動的に画面が切り替わり、リンク先の設定や、広告文の入力ができるようになるので、最後の最後まで気を抜かずに、しっかり設定しておきましょう。
ここまで終わって、初めてスライドショー広告の作成は完了です。
あとは、実行するをクリックすると、自動的に審査が開始されて、適していると判断されて審査が大丈夫であれば、設定した通りに広告が配信されるようになります。
広告費用の支払い(課金)方式
facebookの動画広告に限らずですが、facebook広告は出稿する広告ごとに費用(予算)を設定します。
facebook広告の支払い(課金)方式としては、
- クリック課金(CPC課金)
- インプレッション課金(CPM課金)
- 動画の10秒再生課金
- 動画の2秒以上の継続的な再生課金
- アプリインストール課金
- ページへの「いいね!」課金
の、6種類があります。
「クリック課金(Cost Per Click)」は、Facebookページをユーザーにクリックされるたびに予算を消化します。
「インプレッション課金(Cost PerMille)」は、ユーザーに表示された回数単位に予算を消化(1000回毎に課金)します。
そのほかにも、「動画の10秒再生課金」と「動画の2秒以上の継続的な再生課金」があり、動画広告で、ユーザーが視聴した時間に応じて予算を消化します。
また、「アプリインストール課金」は、ユーザーがアプリをインストールした数に応じて予算を消化し、「ページへの「いいね!」課金」は、Facebookページが獲得した「いいね!」の数に応じて予算を消化します。
これらの支払い方式は、facebookで広告を作成するときに、facebook側で決めてくれる仕組みになっているので、まずは、小額の予算から初めて、商材やサービスとマッチするような広告出稿のかたちを模索していきましょう。
スライドショー広告のコツ
スライドショー広告は、製品のカタログ的な見せ方をするのも効果的です。
どんな製品があるのか分かりやすくなっている上、イチオシの商品や売り出し中の商品をいくつかピックアップしてキャンペーン感を演出することができます。
製品やサービスに関するテキスト説明を含んだチュートリアルを作ることによって、より短時間でシンプルに製品やサービスの良さを見ている人に最大限に伝えることができます。
また、成功事例としてレシピや日曜大工関連などのハウツーものをサービスとして提供する場合も、動画なら冗長になりがちですが、スライドショーならスマートにモノの作成プロセスを表現することができます。
テキストコピーだけを使って物語を作り最後に画像を掲出すると、よりインパクトがあり印象に残りやすい広告を作ることもできます。
このように、スライドショー広告は工夫一つで見ている人の目にとまり、より印象深く、詳細にイメージを膨らませやすいものになります。
動画広告の成功事例にみるポイント
実際に動画広告を手掛けて成功に導いた事例をいくつか見ていきましょう。
- 短尺の動画でインパクトを与える
- 正方形フォーマットで購入意向を醸成
- テレビのCMと動画広告を併用して成功
- 360度動画によってリアル体験ができる動画広告
- YouTubeを有効活用
- ターゲットの共感を呼ぶ
- Facebook動画広告で高度な精度のターゲッティング
- 1週間で270万回を超える再生回数
- 動画の中に商品・サービス・ロゴをしっかり訴求
- 無音でも理解できるクリエイティブ
- 動画を使ったMessenger誘導広告
それぞれ一つずつ見ていきましょう。
成功事例を見ていくことで、動画広告を有効活用するためのヒントが見えてくるでしょう。
短尺の動画でインパクトを与える
カナダ・バンクーバーに本社があるアパレルブランドのtentreeでは、短い再生時間でもユーザーに理解してもらい、共感してもらえる動画を作成しました。
動画広告では、ストーリーズ広告の推奨時間とされている15秒という時間が、1つの基準になっています。
また、Facebookストーリーズ広告は、スマートフォンの端末にフルスクリーンで表示されるので、そこに帽子を被った男性の6枚の写真と動画のスライドショーを使って、ブランド認知度が10ポイント上昇しました。
多くを伝えたいあまりに文字が多くなってしまったり、動画が長尺になってしまっては、ユーザーに飽きられてしまう可能性もあるので、広告内で多くを語らずとも、ユーザーの興味を喚起することで成果に繋がりました。
正方形フォーマットで購入意向を醸成
パナソニックでは、新しい機能搭載の洗濯機の動画広告を作成しました。
ここでポイントとなるのは、通常の長方形ではなく、正方形のフォーマットを導入したというところです。
正方形フォーマットは従来の16:9の長方形と比較して、専有面積が大きいので、より強い訴求力が期待することができます。
また、内容についても、通常は新製品の場合、機能について説明することが多いのですが、機能の説明ではなく、洗濯機に洗剤や柔軟剤を入れるときの日常的なエピソードを盛り込むなどの工夫を凝らしました。
こうして、ユーザーの共感を呼び起こそうというのが狙いです。
さらに、SNS上で総選挙を実施するなどをして話題性を集めて、情報の拡散も目指しました。
また、洗濯機という製品だけに、女性を主なターゲットとして、広告想起が81%・購買以降21%の上昇率を記録しました。
テレビのCMと動画広告を併用して成功
日産自動車では、まず、自動車と動画広告の2つの相性の良さを重視して、テレビCMとの併用戦略を展開しました。
日産では広告指標として、ブランドの認知や好意度のほかにクリック率にも重きを置く戦略を描きました。
そこで出稿したのが、リーチが広くて認知や態度変容の部分でも高い効果が期待できるトップゲートビジョンです。
トップゲートビジョンは、中長期的な関係を築くために効果のある動画広告といえます。
自動車の単価は決して安くない商品なので、購買プロセスが長いので、このような特質を持った商品との親和性は高いです。
360度動画によってリアル体験ができる動画広告
日本航空でも、国際線で「新・間隔エコノミー」と呼ばれる動画広告を展開しています。
テレビCMを中心に、2013年からCMを流して宣伝をしていることもあって、認知度はかなり浸透しています。
さらに多くの顧客を獲得するにあたって、日本航空がたくさんある広告一覧の中から目を付けたのが、動画広告だったのです。
360度動画とは、Viiberのクリエイターと一緒に座席に座っているかのような疑似体験が味わえるというコンセプトで、この動画を交通広告やテレビCMの受け皿になる仕様になっていて、ウェブページにて公開しました。
YouTubeを有効活用
今では知らない人はいないのではないかと言うほど浸透しているのが、動画投稿サイトのYouTubeです。
普段から視聴している人も多いのではないでしょうか?
YouTubeはもはや主要なインターネットコンテンツの一つで、全世界に19億人以上・日本国内だけでも6200万人以上のユーザーが利用しているほどです。
なので、そんなYouTubeに動画広告を出すことによって、多くの人の目に触れるチャンスがあるわけです。
そこに目を付けて成功したのが、あのジップロックを製造・販売しているメーカーの旭化成ホームプロダクツです。
旭化成ホームプロダクツは、ジップロック・コンテナーのリニューアルに伴い、初めて動画広告を制作したのですが、主要な購買層である主婦層にターゲットを絞って、機能性を中心に1分の動画を作成して、YouTubeにおけるTrueView広告を配信しました。
その結果、ブランドリフトの調査によると購入意向が7.4%・広告想起は16.1%のプラスになって、業界平均と比較としては、購入意向が約2倍・広告想起に至っては5倍の数値です。
ターゲットの共感を呼ぶ
Raddish Kidsでは、子供が料理を学べるクッキングクラブで、明確に定めたターゲットの共感を得ることによって費用対効果を改善しました。
広告配信の初期に設定していたのは、「米国在住で子供や孫がいる人」でしたが、そこから「対象年齢層の子供を持つ保護者」へオーディエンスを変更し、現在の会員リストから作成したカスタムオーディエンスを使ってその類似オーディエンスにも配信を実施しました。
年齢や性別、住んでいる地域などのオーディエンスの変更は、
クリエイティブとしては、子供の料理風景、アニメーションGIF、会員の撮影したフォトなど複数用意し、定期購入会員になると、毎月クッキングキットがユーザーに届くようにして、広告内には月額料金の割引を宣伝するテキストも配置しました。
サンクスギビングやブラックフライデーの直前時期を狙って配信することによって、シーズン本番まで関心を高めて成果に繋げたという事例になります。
Facebook動画広告で高度な精度のターゲッティング
パナソニックの広告動画は、Facebookを活用した広告で「Beautiful JAPAN towards 2020」というジュニアアスリートをサポートするプロジェクトを展開しました。
その内容は、日本各地の風景と若いオリンピックを目指すアスリートを踏まえた作品となっていて、美しい景色やアスリートの躍動を強調するために、4K映像が使われています。
その結果、プロジェクトの認知度は5.5ポイント・スポンサーシップの認知度に至っては9.5ポイントアップしました。
そもそも、このプロジェクトは35歳以上をターゲットにしていたのですが、その精度は実に99.1%という驚異的な高値をたたき出しています。
1週間で270万回を超える再生回数
タカラトミーの主力製品でありロングセラーの人生ゲームを、この度リニューアルして、そのプロモーションとして、Twitterを活用しました。
その内容は、空港にある荷物受取所の回転テーブルをリアル人生ゲームに見立てるという内容で、この内容が人気になり、たった1週間で270万回以上の再生回数を記録しました。
しかも、全体の7割がリツイートから動画再生していることがわかりました。
このため、非課金で効率的な宣伝効果を生み出すことに成功しました。
動画の中に商品・サービス・ロゴをしっかり訴求
子供向けのディズニー英語システムを提供するワールド・ファミリー株式会社では、商品や教材の写真・動画広告を使用して、ディズニー英語システムの魅力を訴求することによって、ウェブサイトでのCVRが2.4倍になりました。
商品の実際の大きさや実物の中身を見せることで、ユーザーに具体性の高いイメージを持ってもらえるようにしました。
また、グッズなど豪華な賞品が当たるキャンペーンへの応募を促すために、キャンペーンページへの誘導リンクも設置しました。
さらに、ターゲティングに関しては、自社の既存顧客データから類似オーディエンスを作成して、キャンペーン予算最適化を利用し、費用対効果を向上させました。
無音でも理解できるクリエイティブ
お茶の販売を行う京都やまちやの動画広告では、香港の人にオンラインでリーチをして売上を増やすために、写真広告と動画広告を活用したキャンペーンを実施しました。
香港の人にも知ってもらえるように、健康食品の特長を分かりやすくまとめた動画広告を、BGMはなしにして広東語テキストで作成しました。
また、キャンペーンでは、広告を配信するプラットフォームは、Facebook、Instagram、Audience Networkで展開をしました。
そして、ウェブサイトへの訪問者と過去に商品を購入してくれたユーザーに対してもターゲティングを行った結果、過去のキャンペーンと比較してみると、カート投入率が2.8倍という結果に繋がりました。
動画を使ったMessenger誘導広告
自然派化粧品を製造・販売するBeekeeper’s Naturalsでは、動画を使ったMessenger誘導広告を活用して販売を促進しました。
平均注文額を増やすために、サンプルセットの注文を増やしたいと考えたBeekeeper’s Naturalsでは、動画広告をクリックしたユーザーをMessengerに移行させ、Messenger上で10%割引クーポンを提供するキャンペーンを展開して、サンプルセットの売上拡大をはかりました。
さらに、過去30日以内に公式サイトに訪問して製品をカートに入れたものの、その後、購入まで至らなかったユーザーから作ったカスタムオーディエンスにも、同じく動画を使ったMessenger誘導広告を配信しました。
その結果、サンプルセットの売上が39%増加し、広告費用対効果が4.5倍に向上しました。
リソースを自社で賄うことのできない企業については、ノウハウがない状態で内製化をすると膨大な時間がかかってしまったり、無駄な工数が発生してしまうことがあるので、広告データ分析と制作をアウトソースすることも検討すすることをおすすめします。
Facebookの動画広告を最大限に生かせるスライドショー広告の使い方!設定から出稿まで完全ガイド!まとめ
今回は、Facebookの動画広告を最大限に生かせるスライドショー広告の使い方についてお伝えしてきました。
Facebook広告の中でも動画広告を見る機会がとても多くなり、いろいろな動画を用いた広告が増えています。
スライドショー広告ってなんだか難しそうだな…と敬遠していた人も、「意外にやれそうだな」、と可能性を感じていただけたのではないでしょうか。
動画広告を配信するメディアとしては、YouTube、Instagram、Facebook、Twitterなどのサイトがおすすめです。
それぞれ異なるインストリーム広告、アウトストリーム広告の特徴も覚えておきましょう。
また、スライドショー広告は低コストかつ気軽に作れる上に、印象に残りやすい効果的な訴求が可能になります。
このSNS全盛期に、スライドショー広告をうまく活用して、販売促進に役立ててくださいね。
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