Facebook広告

Facebook広告のオーディエンスネットワークとは?どこに配信されるのか?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

Facebookが提供している広告フォーマットの1つであるFacebook広告のオーディエンスネットワークをご存知でしょうか?

 

Facebook広告には、Facebook社と連携している媒体に簡単に広告を配信できる「オーディエンスネットワーク(Audience Network)」というサービスがあるんです。

 

しかし、このFacebook広告のオーディエンスネットワークについてしっかりと理解している方が少ない現状です。

 

日本では、食べログやグノシーなど多くの人気サイト、アプリなどが対象になっています。

 

オーディエンスネットワークを活用すれば、Facebook広告のターケティングを活かして高い効果を期待することが出来るようになります。

 

ですから、今回この記事では、Facebook広告のオーディエンスネットワークとはいったい何なのか。

 

また、どこに配信されるのかなどを参考にしていただけたら幸いです。

さっそく、見ていきましょう。

Facebook広告のオーディエンスネットワークとは

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

まずは、Facebook広告のオーディエンスネットワークとはいったい何なのかです。

 

Facebook広告のオーディエンスネットワークとは、GDN(Googleディスプレイネットワーク)と同じように、Facebookに搭載されているターゲティング機能を利用して、FacebookやInstagram、提携先のスマホアプリなどに広告を配信することが出来るアドネットワークです。

 

つまり、Facebookが提携しているモバイルアプリに広告を配信できる仕組みということです。

そして今現在

  • Facebook
  • Instagram

の2つの配信先もあります。

 

しかし、その配信先ではFacebook提携先までをカバーすることができないので、Facebook広告のオーディエンスネットワークは非常に役に立つネットワークなんです。

 

国内の配信先としては、グノシーやC CHANNELといった大手アプリと数多く提携しています。

 

そして、Facebookが保有しているユーザーデータをもとにして、ターゲットユーザーがよくアクセスするFacebook以外の媒体にリーチすることが出来るようになります。

 

Facebookの調査によると、Facebookだけの広告を視聴したユーザーに対して、オーディエンスネットワークで広告を視聴したユーザーのコンバージョン率は8倍と大きな成果を得ているということが分かっています。

 

イギリスの絵本メーカーである「Lost My Name」がオーディエンスネットワーク配信した結果、コンバージョン数が25%増加し、1アクションあたりのコストは19%の減少、リーチは36%向上したという結果が出ています。

 

Facebook以外にも、他のモバイルアプリで配信しリーチ数を伸ばした結果だということが分かりますね。

 

しかし、オーディエンスネットワークは、「使用がよくわからない」「効果があるのか不安」という理由から、国内での利用率はアメリカに比べてまだまだ少ないようです。

オーディエンスネットワークを活用することで、FacebookのアクティブユーザーをFacebook以外の場所でもターゲティングすることが出来るようになるということです。

オーディエンスネットワークは、Facebook広告の既存の機能、例えば精度の高いユーザーターゲティングやコンバージョン計測など、広告効果を高めるあらゆる機能をそのまま利用することも可能です。

Facebook広告のオーディエンスネットワークの配信先は?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

では、Facebook広告のオーディエンスネットワークの配信先はどこになるのでしょうか。

Facebook広告のオーディエンスネットワークの配信先は国内では

  • グノシー
  • 東洋経済ONLINE
  • 現代ビジネス
  • weblio
  • Baidu
  • dメニュー
  • auスマートバス
  • ジョルダン乗り換え案内
  • 食べログ
  • Retty
  • SEGA
  • A TEAM
  • mobage
  • Zaim
  • ジモティー
  • マンガボックス
  • 漫画BANG

などなどです。

他にもありますが、提携している媒体会社数は非公開となっています。

 

米国では、Google Playの上位500の無料アプリのうち、32%に配信が可能だと言われています。

 

なので、本当にすべてのことを知ることはできません。

結構な数対応しているんですね。

Facebook広告のオーディエンスネットワークの目的は?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

では、Facebook広告のオーディエンスネットワークが対応している目的を見ていきましょう。

 

オーディエンスネットワークでは、認知・検討・コンバージョンの3つの目的に沿って広告を配信出来ます。

 

現在Facebookで公開されているFacebook広告のオーディエンスネットワークの目的は

【認知】

  • ブランド認知度アップ
  • リーチ

【検討】

  • トラフィック
  • エンゲージメント
  • アプリのインストール
  • 動画再生数アップ
  • メッセージ

【コンバージョン】

  • コンバージョン
  • 製品カタログ販売
  • 来店数の増加

この8つの目的に対応しているんです。

他にもあるかもしれませんが、現在わかっているだけでもこれだけです。

 

それぞれ詳しく見ていきましょう。

ブランド認知度アップ

自社のビジネスやブランド、サービスへの認知度を高めたい場合に使用します。

 

ブランド認知度アップのキャンペーンは、ユーザーの中でも関心を示しそうなユーザーに広告を届けることが可能です。

リーチ

新しい商品やサービスを広めたい場合に使用します。

予算の中で、より多くの人に広告が見てもらえるように配信することが可能です。

トラフィック

Webサイトやアプリ、Messengerスレッドなどのリンク先への遷移を促進するために使用します。

 

モバイルアプリやデスクトップアプリにアクセスを促したり、アプリエンゲージメントを高める時にも有効なキャンペーンです。

エンゲージメント

投稿への「いいね」やコメント、シェア、イベントへの参加をしてもらう目的で使用します。

 

クーポンの使用をユーザーに促すことも可能です。

アプリのインストール

アプリのインストールを促すために使用します。

iOS デバイスの場合には App Storeへ。

 

Androidの場合には、Google Play Storeへ誘導するようになっています。

動画の再生数アップ

製品発表や舞台裏の映像などの動画を配信することで、ブランド理解を得るために使用します。

 

検討段階にいるユーザー層へ、よりリアルな動画広告で印象づけることが出来るようになります。

メッセージ

商品やサービスの購入、それに関する問い合わせのために、Facebook Messenger や WhatApp、Instagramのダイレクトメッセージの利用を促す目的で使用します。

コンバージョン

コンバージョンでは、商品の購入や、支払い方法の追加します。

ウェブサイト、アプリでの何らかのアクションの実行を促すキャンペーンです。

カタログ販売

カタログ販売では、広告配信設定の際に商品やサービスのカタログを作成して配信します。

 

複数の商品やサービスを見せることができるので、eコマースや宿泊施設、旅行、賃貸物件、自動車などを紹介することが可能です。

来店数の増加

実際に店舗への来店を促すキャンペーンです。

 

Facebookが指す店舗というのは、レストランやジム、サロンなどのビジネスが行われている所在地の事です。

 

地図や道順の表示などのオプションも使用可能です。

Facebook広告のターゲティングの種類について

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

ターケティングの種類としては、下記の3種類があります。

  • Facebookの登録データを活用・・・年齢、性別、地域、趣味・関心、職業、学歴など登録情報を利用しターゲティング
  • カスタムオーディエンス・・・Webサイトの訪問者や、広告主が所有しているメールアドレスや電話番号などを利用しターゲティング
  • 類似オーディエンス・・・カスタムオーディエンスで設定したユーザーや、Facebookページに「いいね」したユーザーに類似しているユーザーへターゲティング

Facebook広告のオーディエンスネットワークの広告のフォーマットは?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

広告のフォーマットは、3種類から選択できるようになっています。

  • 動画
  • 画像
  • カルーセル

「ブランド認知向上」「動画再生数」「リーチ」「エンゲージメント」を目的とする場合には、動画のみ利用することが可能となります。

動画広告

動画広告は、動画を活用した没入感やメッセージ性の高い広告フォーマットとなります。

映像・音声・テキストをフル活用してCMのような広告になります。

 

動画リワード広告やインストリーム広告など、他の広告フォーマットでは配置できない場所にもアプローチすることが出来ます。

 

短時間で高いメッセージ性のある広告フォーマットを使いたい方には、おすすめのフォーマットです。

画像広告

画像広告は、1枚の静止画を活用したシンプルかつ汎用性の高い広告フォーマットです。

 

1枚の写真素材だけで完結するため、他の広告フォーマットよりも安価であり、準備が簡単になります。

 

配置によって表示方法が異なりますが、一番わかりやすい広告形態です。

ビジュアル面を生かしたい方には、おすすめのフォーマットです。

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の画像や動画を活用したストーリーやプロセスを多角的に伝えられる広告フォーマットです。

 

最大10枚の画像や動画を活用することができます。

ですから、製品のビフォーアフターなどを視覚的に伝えることができます。

 

他にも製品の使用シーンなどを複数の画像を用いて伝えることが出来るので、ユーザーがイメージしやすくなるというメリットがあります。

 

ブランドストーリーを伝えたい場合や、複数の製品をプロモーションしたい場合におすすめのフォーマットです。

Facebook広告のオーディエンスネットワークの配信先での表示形式は?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

配信先での表示形式は、以下の5種類から選択できます。

  • バナー広告
  • インタースティシャル広告
  • ネイティブ広告
  • インストリーム動画
  • 動画リワード

配信目的に応じて、「指定リンクを開く」、「アプリインストールの促進」、「既存のアプリを起動」の中から、広告をクリック後の動作を選択することができます。

 

広告の目的がインストールでもコンバージョンでも、ダイレクトレスポンス向上と相性がいいと言えますね。

 

それぞれ見てみましょう。

バナー広告

画像やアニメーションで作成された広告を、指定されたスペース内に表示します。

ユーザーはクリックするとその商品・サービスの紹介ページに画面移動します。

インタースティシャル広告

ポップアップウィンドウを使って表示される広告のことです。

 

ユーザーは広告をそのまま見続けるか、消して元の画面に戻るかを選択することが出来ます。

ネイティブ広告

表示先のコンテンツの一部として違和感のない広告を掲載します。

 

一般のコンテンツに溶け込むように広告が表示されるので、自然に広告を見てもらえるというメリットがあります。

インストリーム動画

表示先の動画コンテンツの再生前、再生中に表示される動画形式の広告です。

 

インストリーム広告は動画再生画面の全体を使って大きく表示されるため、バナー広告などに比べて視聴者の印象に残りやすく、ブランド訴求力が高くなります。

 

現在の広告フォーマットの中で最も情報量が多く、主流になっている広告と言えます。

動画リワード

ゲームアプリのユーザーに表示される動画形式の広告です。

最後まで再生したユーザーは、ゲーム内で利用できるリワードを得ることが出来ます。

Facebook広告のオーディエンスネットワークのメリットは?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

では、Facebook広告のオーディエンスネットワークを使うメリットを見ていきましょう。

大きなメリットは3つあり

  • 詳細なターゲティング
  • 多数のユーザーへの効率よいリーチ
  • 広告の出稿先を確認できる

です。

では、1つ1つ見ていきましょう。

詳細なターゲティング

Facebookのターゲティングはものすごく興味関心に関する情報をもターゲティングに活かすことが可能になっているんです。

 

今までは居住地や性別からでしか判断できませんでしたが、ガラッとFacebookのターゲティング技術が更新されました。

 

年齢や性別、居住地だけではなく、どのようなコンテンツが好きなのかなど、興味関心のある情報をターケティングに活かすことが出来ます。

 

オーディエンスネットワークで外部のアプリに出稿するときにも、Facebook特有の詳細なターゲティングを実現しています。

効率よくリーチ

オーディエンスネットワークは、Facebookと提携する多数のモバイルアプリにまで広告配信できるのでリーチが今までよりも異常に広大なものになります。

 

これにより、効率よいリーチが可能になっているんです。

 

なんと、Facebook広告のオーディエンスネットワークを使ったほうが、16%も配信効率が向上したというデータがあります。

 

ですから、Facebook広告のオーディエンスネットワークを使わないのはとても損をしているということになりますね!

広告の出稿先を確認できる

一般的なアドネットワークの場合だと、どの媒体に配信されたのかが把握しづらいのが現状です。

 

ブランド毀損に繋がるような広告掲載が発生してしまうという問題が起こってしまう場合もあります。

 

Facebookのオーディエンスネットワークの場合、「パブリッシャーリスト」と「パブリッシャー別配信レポート」の2つの機能を利用すれば配信予定のメディアと実際に配信されたメディアを確認することができます。

 

配信レポートのダウンロード方法は、以下の通りです。

 

Facebookの広告マネージャの左上のメニューから「ビジネス設定」を選択し、「ブランドセーフティ」「ブロックリスト」を開いて「管理する」をクリック。

 

「広告が表示される可能性のある場所を見る」を選択し、パブリッシャーリストを「広告が表示された場所を見る」と選択すれば、配信レポートをダウンロードできます。

 

これらを確認し、配信したくない媒体があればブロックすることも可能です。

Facebook広告のオーディエンスネットワークの設定手順は?

Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

では、Facebook広告のオーディエンスネットワークの設定の手順を見ていきます。

 

1.まず、広告マネージャを開きます。

2.[広告を作成]を選択します。

3.Audience Networkで利用できる目的を選択します。

  • ブランドの認知度アップ(動画のみ)
  • リーチ(動画のみ)
  • トラフィック
  • エンゲージメント(動画のみ)
  • アプリのインストール
  • 動画再生数(動画のみ)
  • コンバージョン
  • カタログ販売

4.以下のオプションからデバイスタイプを選択します。

  • すべての機器(推奨)
  • モバイル
  • デスクトップ

5.オーディエンスネットワークのメニューを選択して、すべての配置オプションを表示します。

    • ネイティブ広告、バナー広告、インタースティシャル広告 – ネイティブ形式やインタースティシャル形式の画像広告および動画広告とバナー形式の画像広告。
    • インストリーム動画 – 動画コンテンツ再生前と再生中の動画広告。
    • 動画リワード – ゲームアプリの利用者が動画を最後まで再生するとゲーム内のリワードが得られる動画広告。

    6.予算、掲載期間、クリエイティブを追加します。

    7.広告マネージャで[確認]を選択して完了します。

     

    そうすると、選択したクリエイティブや目的で使用できるオーディエンスネットワークの配置で、広告が表示されるようになります。

    Facebook広告のオーディエンスネットワークの注意点

    Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

    では、Facebook広告のオーディエンスネットワークの注意点はあるのでしょうか。

     

    基本的にはありませんが、1つだけ挙げるとすると、オーディエンスネットワークは、「PCやモバイルサイトの集客はできない」という点です。

     

    オーディエンスネットワークは、モバイル環境での広告を前提にしています。

     

    Facebookは、2020年4月にFacebook広告のオーディエンスネットワークのモバイルWeb部門を廃止しています。

     

    そして、出稿先をモバイルアプリに絞っているんです。

    なので、PCやモバイルサイトへの集客はできません。

    オーディエンスネットワークは、スマホアプリとスマホサイトに限定されていますので、裏を返せば、PCユーザーへのアプローチはゼロということに注意しましょう。

    Facebook広告のオーディエンスネットワークは動画広告がオススメ

    Facebook広告 オーディエンスネットワーク 配信

    Facebook広告のオーディエンスネットワークは、動画広告と静止画広告があります。

     

    動画広告と静止画広告を比較してみたところ、動画広告のクリック率にかなりの差が出たというデータがあります。

     

    クリック率は静止画広告よりも動画広告のほうが2倍以上も高く、エンゲージメント率は30倍以上も高くなったということでした。

     

    動画広告は、直接サイトへ誘導する以外にも認知拡大にも大きな効果を発揮しているという事が分かりますね。

     

    Facebook広告のオーディエンスネットワークを利用するなら動画広告がオススメです!

    Facebook広告のオーディエンスネットワークとは?どこに配信されるのか?まとめ

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    Facebook広告のオーディエンスネットワークは、最強だということがわかりましたね。

    普通に使ったほうがお得ですし、使わない理由がないくらいです。

     

    Facebook広告のオーディエンスネットワークは、メディア、ゲーム、教育、エンターテイメント、スポーツ、ライフスタイルなどを扱うさまざまなパブリッシャーやアドネットワークと提携しているため、オーディエンスが最も多くの時間を過ごす場所でリーチすることが出来ます。

     

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