Web担当者でブランディングやマーケティングをするみなさまにとって「ターゲティング」という言葉自体は、聞きなれていてどこかなじみ深いかと思います。
しかし、「GDNのターゲティングの種類を知りたい」、「どのターゲティング設定を使えば良いのか分からない」「効果が高く出るターゲティング設定が知りたい」など、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
また、上手く理想の客層を集めるターゲティングが出来ているかと言われると、ちょっと自信ないですよね…!
ブランディングやマーケティングをするにおいて、ターゲティングによるターゲット設定は極めて重要になります。
ターゲティングを行うことで、これらの無数にある配信先からどのようなユーザーに広告を表示させるかを決めていくのですが、かなり細かくターゲティングを設定することが出来るGDNに、簡単なようで難しい内容となっているので最初は戸惑ってしまうことも多くあるかもしれません…。
そこで今回この記事では、初心者の方にでも分かる様に、GDNのターゲティング方法6種類を徹底解説していきます!
また、理想としている客層を集める狙い方を覚えて、効果のある広告を制作していきましょう。
GDN(Googleディスプレイネットワーク)とは?
「GDN(Googleディスプレイネットワーク)」とは、ニュースサイト、ブログ、Gmail、YouTubeなどの200万以上のウェブサイトと65 万種類以上のアプリに広告を掲載する事ができるコンテンツ(ディスプレイ)広告の事になります。
GDNを利用することで、世界中のインターネットユーザーの90%にリーチをすることができます!
ユーザーが興味があって気になったものを検索したり、お気に入りのウェブサイトを閲覧したり、友だちにYouTube動画やTwitterを見せたり、Gmailアカウントを確認したり、携帯端末やアプリを使用したりしているときなどを狙って、広告をユーザーにマッチさせて表示することができます。
主に、バナー(画像)を使った広告で感情に訴えるように、潜在層に対してアプローチしていく広告になっているので、訴求力のあるさまざまな広告フォーマットでユーザーの関心を引き付けることができます。
ディスプレイネットワークは、前述にもあるように一般的にバナー形式で表示されることが多いので、属に「バナー広告」とも呼ばれています。
また、Googleが提携しているさまざまなサイトやアプリ内に広告を配信することが出来るので、さまざまなターゲティング設定を行った上で広告を配信する事ができ、非常に大きな成果が期待することが出来ます。
また、GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、目標の達成状況を測定することができます。
- 広告が掲載されたのはどのウェブページなのか
- 最も多くのクリックを獲得したのはどの広告なのか
- 最も費用対効果が高かったのはどのサイトなのか
などを確認することができます。
どのウェブのページなのか、どの広告がクリックの獲得数が多いのかなど、しっかりと把握をしておきましょう。
GDN(Googleディスプレイネットワーク)は、適切な場所と適切なタイミングを捉えて、戦略的にメッセージを見込み顧客に表示することができます。
ブランド認知度の向上や、潜在層のユーザーへ広告を配信できるGDNですが、一方で、中々コンバージョンが増えず、費用対効果が合わない方も珍しくありません。
GDNもリスティング広告と同じく、他の色々な要素が組み合わさってクリックの単価が決まります。
ここからは、GDNのアプローチの仕方について、ご説明していきます。
GDNのクリック単価を決める3要素
クリック単価は、どのように決めるのでしょうか?
クリック単価を決める重要な要素としては、以下の3つがあります。
- オーディエンスターゲティングの内容
- 商材や業界
- 自動入札の内容
それぞれ、ひとつずつ説明していきます。
オーディエンスターゲティングの内容
オーディエンスターゲティングを利用すると、クリック単価が高くなる傾向があります。
オーディエンスターゲティングは、
- 興味や習慣
- 積極的に調べている情報
など、上記の情報を元にして、より関心の高いユーザーに向けて広告を配信できる便利な機能となっています。
また、一方で利用するとサービス手数料が追加される場合があります。
サービス手数料とは、オーディエンスターゲティングを使用している広告では、サービス手数料が追加される場合があり、オークションの前に上限入札単価が引き下げられ、オークションの終値に手数料が追加されます。
そのため、オーディエンスターゲティングを設定すればするほど、クリック単価が高くなる傾向にあります。
商材や業界
GDNは、リスティング広告と同じように他社との入札競争によってクリック単価が決まるりますが、商材の業界によってもクリック単価が異なります。
そもそも、業界によって、その扱っている商材によって1コンバージョンで見込まれる利益や広告主の予算も異なってきます。
その結果、許容することができるクリック単価にもついても、差が出てきます。
では、「どのように対策をしたらいいのか?」と問われるとなかなか難しいですが、業界や商材によって差が出るということを認識だけしていただければと思います。
自動入札の内容
自動入札を利用する場合も、クリック単価は変わってきます。
例えば、自動入札には、
- クリック数の最大化
- コンバージョン数の最大化
- 目標インプレッションシェア
- 目標コンバージョン単価
などがあります。
上記に挙げた中でも「クリック数の最大化」は、クリック単価が低い傾向にあります。
ですが、「コンバージョン数の最大化」は、コンバージョン数アップを期待することができますが、クリック単価は高くなるケースが多いです。
注意すべき点としては、アカウント画面上では調整比率の変更をすることが可能ですが、実際はGoogleの不具合によって、変更しても配信に影響しないこともあります。
GDNのクリック単価
GDNを運用していて、「今のクリック単価は適正なのかな?」と疑問に思ったことありませんか?
GDNのクリック単価の平均は、おおむね「50~100円」ほどで、比較的低い単価となっています。
ただし、ターゲティングや自動でする入札、商材などによって大きく変わるので完全なデータではなく、あくまで一つの目安として参考にしてください。
配信方法 | 平均クリック単価 |
GDN | 50~100円ほど |
リスティング広告 | 80~1,000円ほど |
リスティング広告の平均クリック単価は、80円~1,000円ほどになります。
GDNの平均クリック単価と比較をすると、リスティング広告のほうが高い傾向にあります。
GDNの2つのターゲティング対象
ターゲティングの設定は、大きく2種類に分かれています。
下記の2つを対象にしたもので、
- 人(オーディエンス)に基づいたターゲティング
- 面(コンテンツ)に基づいたターゲティング
また、それぞれ3つずつのターゲティング方法に分かれており、これらのターゲティングを組み合わて使うことも出来るので、より詳細なアプローチが可能となっています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ユーザーを対象にしたターゲティング方法
ユーザーを対象にしたターゲティング方法は、下記6種類になります。
- リマーケティング
- インタレストカテゴリ
- ユーザー属性
- CV類似ユーザー
- インテント
- ライフイベント
それぞれを理解して、別の手法と組み合わせるという方法もあります。
対策に合った方法を試してみましょう。
リマーケティング
「リマーケティング」とは、GDNのターゲケティング機能の一つで、以前に自社のウェブサイトに訪れたことがあるユーザーや、モバイルアプリを利用したユーザーに対して、条件指定をして広告を配信することができるターゲティング機能になります。
リマーケティングは、最も費用対効果が高いと言われています。
顕在ニーズを持つ可能性の高いユーザー(一度サイトへ訪れたことのあるユーザー)が、GDNと提携しているサイトを閲覧しているタイミングで広告を表示するので、より効果の期待出来るターゲティング方法になります。
リマーケティングのメリットとしては、
- 見込み客への再アプローチをすることができる
- コンバーション率が高い
一度接触したユーザーに再アプローチをすることができるので、既に自社の商品やサービスに興味を持っている可能性が高く、他のターゲットに比べて購入などに至るモチベーションが非常に高いので、獲得目的のキャンペーンであれば外せないターゲットで獲得しやすくなります。
たまたまネットショップで気になる商品を見つけたくらいで、HP上でサイトに一回来ただけで、登録してすぐに購入や申込みなどに至るなんて…そんな行動を取るユーザーの数は極めて少く、稀ですよね。
また、特定のURLを指定してリターゲティングの精度を高める工夫も行えます。
なので、例えば、サイト全体ではなく特定のURLを指定することによって、そのページを閲覧したユーザーでリマーケティングリストが作成されるので、閲覧ページ別にバナーを出し分けることなどをすることができます。
「新規ユーザー」よりも、「リピーター」の方が商品を買ってくれやすいことは容易に想像がつくように、つまり、一度広告でその商品に接触したくらいでは、簡単には購入には至らないのです。
しかし、時間が経過することで一定数のユーザーは商材に興味を持つので、このシチュエーションでインターネットを利用している時間内にアプローチすることで、確実に購入へ繋げることができるのです。
情報を提供して、購入へ促してサポートをする感じですね。
配信意図が新規ユーザー獲得の際は、除外設定にすべきですが、リピーターを増やしたい場合や、“車”や”住宅”など購入までに長期間考察が必要な商材などに、リマーケティングは向いています。
また、リマーケティングタグを利用して、配信除外リストを作成することも可能です。
例えば、新規会員を獲得するための広告出稿を行っている会員制サイトにおいて、ログイン後ページの訪問者でリストを作成します。
その作成したリストを配信除外リストとして、他のターゲティングと組み合わせて広告配信を行うことで、ログイン後ページに訪問したことがある既存会員となったユーザーには広告配信されません。
このように「無駄クリック抑制手段」としても、キャンペーン全体の費用対効果を改善する目的として使用することもできます。
GDNのインタレストカテゴリとは?
さらに、GDNのターゲティングの1つである「インタレストカテゴリ」は、過去にユーザーが訪れたサイトや検索したキーワードの履歴から、ユーザーの興味関心をもとにターゲットユーザーに合わせて広告を配信することが出来る機能です。
ただ、実際にはインタレストマッチというターゲティングを選択するという事は出来ず、インタレストカテゴリの中に3種類のターゲティング方法があり、それぞれ違う切り口からユーザーの興味関心に迫ることが可能となっています。
下記の3種類の設定方法に分かれているので、次の3つのターゲティング手法から選択する形になります。
- アフィニティカテゴリ
- カスタムアフィニティカテゴリ
- 購買意向の強いユーザー層
それぞれ3つのターゲティング手法について、詳しく見ていきましょう。
アフィニティカテゴリ
“アフィニティ”とは、「相性」や「親近感」という意味を表すことから、「アフィニティカテゴリ」は、Google側が用意したカテゴリから、ユーザーの趣味や好み、習慣やライフスタイルなどを総合的に把握してターゲティングを行うことが出来ます。
ユーザーがページに訪問した際に、種類やアクセス頻度、滞在時間などから、「ペット愛好家」「旅行好き」「高級ブランド愛好者」「スポーツ好き」「ハイテク好き」などのアフィニティカテゴリを関連付けたものです。
選択をすることが出来るカテゴリは、Googleが事前に用意したものになります。
- スポーツ、フィットネス
- テクノロジー
- ニュース、政治
- フード、ダイニング
- メディア、エンターテイメント
- ライフスタイル、趣味
- 乗り物、交通機関
- 家庭、園芸
- 旅行
- 美容、健康
- 買い物好き
- 銀行、金融
カテゴリとしては、「ニュース・政治」や「旅行」、「スポーツ・フィットネス」や「美容・健康」などの大きなカテゴリから、さらには細かく細分化をすることもできます。
細分化した例えとしては、「ファストフード愛好家」や「読書好き」、「DIY愛好家」や「買い物中毒者」、「お笑い番組ファン」や「アウトドア愛好家」などのかなり具体的なカテゴリまで選択をすることが出来るので、かなり細かなターゲット設定を行うことが可能になります。
アフィニティカテゴリのユーザーは、特定のトピックに高い関心を示していて、広告主は商品やサービスを最も重要なユーザーにアピールすることが出来ます。
カスタムアフィニティカテゴリ
類似しているものとして「カスタムアフィニティカテゴリ」は、アフィニティカテゴリと同じく、ユーザーが熱中していること、習慣、関心をターゲティングすることが出来ます。
アフィニティカテゴリとの違いは、カスタムアフィニティカテゴリは、”カスタム”と言うだけあって、自分で特定のカテゴリを作成することが出来るということです。
なので、より、アフィニティカテゴリよりも細かいターゲティングが出来るのが特徴なので、「もうちょっとターゲット層を絞り込みたい!」という場合に便利になっています。
自社商品を購入するユーザーが見ていそうなサイトや、検索しそうなキーワードを絞って指定することで、細かいカテゴリを作成することが出来ます。
購買意向の強いユーザー層
「購買意向の強いユーザー層」は、その名の通り、最近その商品やサービスに似たものについて検索していて、実際に購入を検討している可能性の高いユーザーをターゲティングします。
購買意欲の強いユーザー層もアフィニティカテゴリ同様、Google側が用意したカテゴリの中からターゲティングを設定していくのですが、選択出来るものが異なります。
具体的なアクション獲得を目的として配信されるタイプなので、指定出来るカテゴリとしては、例えば「アパレル・アクセサリ」や「ビジネスサービス」、「ハンドバック」や「フラワーギフト」、「家電」など、具体的なジャンルになります。
また、「ブライダル衣装」や「写真編集ソフトウェア」、「マンション(賃貸)」など、商品・サービスのジャンルなどになっています。
購買意向の強いオーディエンスの種類の一覧は、
- アパレル、アクセサリ
- アート、工芸の関連用品
- イベントのチケット
- ギフト、行事
- コンピュータ、周辺機器
- スポーツ、フィットネス
- ソフトウェア
- デートサービス
- ビジネス サービス
- ビジネス、産業向けの関連商品
- 不動産
- 季節的な買い物
- 家庭、園芸
- 家電
- 就業状況
- 幼児、子供向け製品
- 教育
- 旅行
- 楽器、音楽の関連用品
- 美容商品、サービス
- 自動車、乗り物
- 通信
- 金融サービス
アフィニティに比べるとリーチ数は少ないですが、購入モチベーションの高いユーザーにリーチできます。
また、デモグラフィックターゲティング(Demographic Targeting)を使うことによって、さらに詳細なターゲティングをすることが出来ます。
デモグラフィックターゲティングとは?
デモグラフィックターゲティングとは、ユーザーの「年齢、性別」など、ユーザー属性と統一されたものを絞り込んで指定して、ターゲティングをする方法です。
性別、年齢、地域を指定して配信して、自社の顧客対象に近いセグメントを選択することによって、より効率よく広告を届けることができます。
GDNのデモグラフィックターゲティングの種類としては、
性別 | 年齢 | 地域 |
男性 | 18~24歳 | 国別 |
女性 | 25~34歳 | 都道府県別 |
不明 | 35~44歳 | 市区町村別 |
45~54歳 | ||
55~64歳 | ||
65歳以上 | ||
不明 |
全てのターゲティングと、それに合った条件を組み合わせることができます。
ユーザー属性
「ユーザー属性」は、いわゆるデモグラフィックターゲットのことで、「ユーザーの性別、年齢、子供の有無」を使ってターゲティングすることが出来ます。
全てのターゲティング方法と組み合わることが出来、また、幅広いユーザーに対して広告を配信したい時に、とても有効なターゲティングになります。
CV類似ユーザー
CV類似ユーザーとは、CV(成果)までつながったユーザーと似たユーザーをターゲティングする方法です。
インテント
アフィニティとは、ユーザーが特定のジャンルに対して興味を持っている場合広告を表示させる手法で、インテントとは、商品やサービスに対して購入に近い行動をしている場合(似たサービス・商品を比べている等)にターゲティングする手法です。
2つの違いとしては、ユーザーがその商品に対して興味のみに終わってしまっているのか、実際に購入するかの検討をしているかという違いがあります。
アフィニティには、もとより用意されている「アフィニティカテゴリ」とキーワードやURLを指定する「カスタムアフィニティ」枠があります。
インテントで、もとより用意されている「購買意向の強いユーザー層」とキーワードやURLを指定するカスタムアフィニティがあります。
一般的には、インテントの方がCVに繋がりやすいとされています。
ライフイベント
ライフイベントは、大学卒業や引っ越し、就職や結婚などといった人生の節目となる大きいイベントを迎えているであろうユーザーに対してアプローチをするターゲティングする方法です。
例えば、不動産販売の広告を配信する際に、マイホームの購入を検討しているユーザーに絞って広告配信を行ったり、老後における資産運用の広告を配信する際に定年退職をした、または予定しているユーザーに絞って配信を行うこと等が可能です。
こちらもユーザー属性と同じで、行動に基づく既存の媒体側の予測により判断されます。
GDNの配信先のサイトを対象にしたターゲティング方法
配信先のサイトを対象にしたターゲティング方法は、下記3種類になります。
- プレースメント
- ディスプレイネットワークのキーワード
- トピック
①プレースメント
「プレースメント」では、広告の配信先メディアの名前やURLをこちらで指定して、広告を配信することができる機能のことを言います。
効果の高い配信先のサイトを抽出し優先的に配信したり、反対に効果の悪いサイトを除外することも可能です。
もう少し細かくプレースメントについて説明をすると、GDNにおけるプレースメントには、
- 自動プレースメント
- 手動プレースメント
の2種類があります。
「自動プレースメント」は、設定したキーワードなどに基づいて、関連性の高い場所に自動的に広告を配信する方法です。
一方の「手動プレースメント」とは、特定の掲載場所を選んで広告を配信する方法となります。
特定の配信したいメディアが明確に決まっていれば、そこに本当に配信したい予算を投じて注力した方が効果は出やすいですね。
配信先を指定しない場合と比べても、配信先メディアを絞るということは、それだけ予算を無駄なく使うことが出来ます。
しかし、配信先メディアを指定することで、それ以外のメディアへ広告が配信されなくなるので、本来できたはずの新規でのメディア開拓はできなくなってしまいます。
配信先のサイトは膨大な量になりますので、最初からプレースメントを使うよりも、すでに配信している広告の配信結果から成果の見込めるものを選定して利用するケースが一般的になります。
プレースメントターゲットについては下記記事でもご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
②ディスプレイネットワークのキーワード(コンテンツターゲティング)
ディスプレイネットワークのターゲティングの1つとして、「ディスプレイネットワークのキーワード」があります。
ディスプレイネットワークのキーワードでは、設定したキーワードに対して、それに関連したサイトやそのキーワードに興味関心を持っている可能性が高いユーザー、関連性が高いウェブページやアプリに対して、動画に自動で広告を配信する事が可能です。
ディスプレイ ネットワーク用のキーワードを指定することによって、商品やサービスの購入見込みが高いユーザーにキャンペーンの広告を表示できます。
キーワード指定は、広告主側が自由に設定することが出来ますので、「自社商品」・「サービス」と「親和性」の高いものを選定しましょう。
たとえば、「ハイキング」好きなユーザーが購入をする見込みが高い場合には、”ハイキング”や”アウトドア”というようなキーワードを追加します。
また、「ブラウニー」を検索しているユーザーには、”チョコレート ブラウニー”、”ダーク チョコレート ブラウニー”、”チューイー ブラウニー”、”デザートレシピ”、”ブラウニー レシピ”などの関連するようなキーワードを追加するようにしましょう。
そうすることで、そのキーワードを含む関連性の高いウェブサイトや、そのキーワードに関心のある関連性の高いユーザーに広告が表示されます。
また、キーワードを選ぶ際には、1つの広告だけでなく広告グループ全体に関連するキーワードを選ぶようにしましょう。
関連するコンテンツのみに絞りたい場合は、コンテンツターゲティングを選択する必要があります。
キーワードは、ディスプレイ ネットワークでのターゲティング方法の 1つで、時には、指定したキーワードと関連性がなさそうなプレースメントに広告が表示される場合もあります。
ディスプレイネットワークのキーワードを設定して配信することで、検索広告よりクリック単価を安く自社サイトに流入出来て、広告の配信量を増やすことも可能となりますので、まだ配信を行っていない方はぜひチャレンジしてみてください。
③トピック
トピックでは、Google側が用意した広告をだしたい商材やサービスに関連するトピックを1つ以上選択し、その広告を配信したいテーマに関連するウェブサイトの属性を指定して広告を配信することが出来ます。
上記のプレースメントターゲティングはサイトURL単位だったのに対して、トピックターゲティングはサイト属性単位でターゲティングできる方法になります。
事例としては、ペット用フードの広告を出稿するとした場合には、GDNのトピックで「ペット、動物」を選択すると、ペットや動物に関連したウェブサイトへ広告を配信することが可能です。
選択するトピックは、「アート・エンターテインメント」、「ゲーム」、「ショッピング」といった大枠で設定することも出来ますし、細分化した「映画」、「ロールプレイングゲーム」、「ブランド品・高級品」といった小カテゴリからも選ぶことが出来ます。
例えば、「ペット、動物」のトピックでは、より詳細なサブトピックとして、「ペット」や「ペット用品、サービス」、「野生動物」といったことを設定することもできます。
トピックの種類はたくさんあり、大きいトピックだけでも26種類あるので、広告を出稿したいサービスや商材に合わせてトピックを選択してみてください。
また、IMP(表示回数)が出やすいターゲティング方法になりますので、どのようなテーマのサイトに配信したいのかが明確な商材に向いています。
GDNの効果はターゲティングの組み合わせと工夫が大事
GDNを運用するということは、とても複雑であり自由でもあるので、運用者のもっているスキルがそのまま結果にダイレクトに影響していきます。
インハウスで運用する場合は、それなりに時間がかかる覚悟を持って臨みましょう。
広告代理店などに任せる場合でも、全てを任せるのではなく、広告主がターゲティングの種類を把握しておくことで、運用担当者とターゲティングのアイディアが出し合えます。
そうすることで、より質の高いミーティングを実施することができるようになるので、この機会にGDNについて理解を深めておくことをおすすめします。
リマーケティング×リーセンシーによる入札傾斜
リマーケティングは、費用対効果の高いターゲティングになります。
なので、リマーケティングで獲得したコンバージョンの「サイト訪問日」を確認すると、サイト訪問後、日を開けることなく早めに広告に接触したユーザーのCVRが高めになります。
このような場合は、「当日~翌日 > 3日後 > 7日 > 14日」のように、入札額に傾斜をつけてだんだん小さくしてみましょう。
そうすることで、よりコンバージョンを獲得できる可能性が上がります。
プレースメントターゲット×キーワードターゲット
プレースメントターゲット×キーワードターゲットは、「枠」×「枠」の応用ターゲティングになります。
プレースメントターゲットにキーワードを組み合わせることによって、より配信対象となる要素を絞り込んだ配信をすることが可能になります。
これにより、余分な配信を抑える効果を期待することができるので、よりユーザーの的を絞った配信をすることができるようになります。
プレースメントターゲットでは、「Webサイト」を指定することができますが、特定の「Webページ」については指定することができません。
ということは、コンテンツを題材としてさまざまな内容のWebサイトがある場合、その中の特定のページをターゲティングしたい場合には不向きだといえます。
そこで、キーワードターゲットを組み合わせてみましょう。
キーワードターゲットは、「Webページの中に存在するキーワード」を軸としたターゲティングになるので、プレースメントターゲットとキーワードターゲットを組み合わせることによって、ある程度広告が表示されるページを絞り込むことができます。
GDNには、いろんなターゲティング機能が用意されているので、何と何を組み合わせるといいのか、どんな組み合わせがより効果を発揮するのかなど、色々なことをすることができます。
GDNは、もともと配信面の品質が高いですが、さらに、このターゲティング機能を加えることによって、ディスプレイ広告の中でも非常に高い効果を発揮します。
プレースメントターゲット×ネイティブデザイン
プレースメントターゲット×ネイティブデザインは、成果が発生するWebサイトが偏っている時ほど、高い効果を発揮します。
ある程度、コンバージョンが蓄積されてきところで、成果を出しているサイトに対してプレースメントターゲットを活用して個別にターゲティングをすることはよくありますが、この時にターゲットとするWebサイトのデザインに合わせてクリエイティブを作成します。
クリエイティブを作成については、Webサイトのフォントタイプ・文字色・背景色・レイアウトなどを意識しながら、クリエイティブをデザインしていきます。
広告掲載面に広告を自然に溶け込ませるような、ネイティブアドの概念と同じことですが、「ユーザーにコンテンツの一部として見てもらう」ことを目的とした広告です。
しかし、誰が見ても明らかにユーザーを騙そうとしているようなデザインの作成はNGになります。
度が過ぎているような、ユーザーが騙されてしまいそうな広告は、そもそも広告審査で落とされてしまうので、気を付けましょう。
トピックターゲット×類似ユーザーターゲティング
トピックターゲット×類似ユーザーターゲティングは、「枠」×「人」の応用ターゲティングになります。
今までのインターネット広告は、どの枠に広告を出稿するのかというターゲティングで考えていたので、どんなユーザーに広告が表示され、どんなユーザーが反応したのか、そして、どんなアクションを起こしたのかということが年齢や性別、地域といった大きな枠組でしか反応を推し量ることができませんでした。
しかし、解析技術の向上によって、ユーザーの閲覧履歴や購買履歴などの行動を計測できるようになりました。
そこで、広告が掲載されているサイトをトピックターゲットを活用してある程度絞りつつ、さらに類似ユーザーターゲティングによって、自社の顧客に近いようなユーザーにアプローチをします。
広告枠をターゲティングするということは、言い換えると「今、そのWebページに興味を持っている人をターゲティングする」ということです。かつ、「自社の顧客と特徴が似ている類似ユーザー」との掛け合わせなので、非常に強力なターゲティングの組み合わせです。
組み合わせることによって、訪問するユーザーの興味・関心などのデータを取集し、その結果、広告主様ごとに適切な配信対象ユーザーを決定することが可能になります。
また、トピックターゲットは、キーワードターゲットに置き換えても良いので、理想としては、両方テストしてみることをおすすめします。
リストサイズと拡張精度は、CVに近いユーザーが拡張元となっているのかを、確認するようにしましょう。
GDNのターゲティング方法6種類を徹底解説!理想の客層を集める狙い方!まとめ
GDNのターゲティング方法について、「ユーザー」か「配信先」を対象にしたものに分かれており、それぞれ3種類ずつご紹介しました。
単体で設定するのはもちろん、コンテンツやターゲットユーザーをより絞り込んで、費用対効果を高めながら、広告を運用することでさらに具体的なユーザーへの配信を行うことができます。
ターゲティングの組み合わせや、その他の概要、YDNとの違いについてなどは「GDN(Googleディスプレイネットワーク)のすべてと効果の出る5つの配信方法」で解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
GDNのターゲティングは、検索する以外にも、インターネット利用ユーザーが多く閲覧するWebサイトやモバイルアプリなどのWebコンテンツに向けて配信することができます!
広告で大切なのは「何を売るのか」ではなく、「いつ」「誰に」「何を見せ」「どこに連れていくのか」なので、Webコンテンツを利用するユーザーへうまくアプローチすることが、Webマーケティングの質を高めるためのポイントとなります。
この広告の仕組みを理解したうえで、ぜひ活用していきましょう。
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