Google広告の「ライトボックス広告」をご存知でしょうか?
通常のGoogleのディスプレイ広告では、表示される画像や動画1種類に限られるケースが多く、含められる情報はかなり制限されてしまい、訴求しきれない、もっと商品の魅力を伝えたいと悩んでいませんか。
さらに、見る側が望まずとも流れてしまうなど、イメージが下がってしまうのではないかという不安もあります。
そこで登場するのが、「ライトボックス広告」ですが、ライトボックス広告とは、別名“膨張広告”とも呼ばれ、最初の小さなサイズの広告をクリックすると、大きなサイズの広告となって表示されるもののことを指します。
1枚の画像だけでサービスの魅力を伝えるのが難しい場合に、活躍することかできる広告フォーマットになります。
そこで、今回この記事では、Google広告には欠かせないこのライトボックス広告とはどんな広告なのか?また、課金方法や成果の出る使い方を詳しくご説明していきます。
少しでもお役に立てたら幸いです。
Google広告のライトボックス広告とは?
ライトボックス広告とは、検索サイトなどで無作為に表示される広告で、始めは小さなサイズの広告となっています。
通常のバナー広告の仕様とは異なり、表示されている状態からユーザーがクリックしたりタップしたりカーソルを合わせたりと、何らかのアクションをすると大きく表示されるという特徴を持つ広告です。
「拡張する広告」ということで、別名「エキスパンド広告」とも呼ばれています。
最初の表示時点では、通常バナーのように表示されているのですが、ユーザーがマウスオーバーなどのアクションを起こしたときに拡張(エキスパンド)することが、エキスパンド広告と呼ばれる理由になります。
そのアクションをきっかけに、スマートフォンの画面全体などに「展開」して複数の画像や動画などを組み合わせて見せられる広告フォーマットです。
たとえば、旅行で観光地に行った際、ホテルの情報や飲食店のバナー広告を見かけた時に、バナー自体の情報量が少なく興味がなくなってしまったという経験はありませんか?
ホテルの室内の情報やホテル周辺のスポット情報、お土産を販売してる店内の様子やおすすめメニューなどを詳細に知りたいのに、情報が少なすぎる場合に困ってしまいますよね。
切り替わった広告は、静止画だけでなく、動画にすることも可能で、多くの情報を伝えることができます。
通常の広告と違い、最初に表示される広告は小さいため、ユーザーに過度なストレスを与えることなく広告を打つことができます。
ライトボックス広告は、1つのバナーでは伝えたい情報が入りきらない広告に活用できるので、様々なコンテンツを無理なく一度に見て欲しい時におススメです。
ライトボックス広告の種類
ライトボックス広告には、大きく分けて下記の2種類があります。
- 既成(テンプレート)型
- カスタム型
ライトボックス広告の場合、既成(テンプレート)型かカスタム型か、どちらかを選択することが出来ます。
カスタム型を利用する場合、条件としてDoubleStudio(通称:ダブルクリックというシステムに登録をしていることが前提になるので、一般的には既成のもので利用される場合が多いです。
ライトボックス広告を設定して、配信しているという企業は少ないので、実際に見たことがない方も多いかもしれませんが、他社とは違うオリジナルな広告を配信したい場合などには、おすすめしたい広告となっています。
ライトボックス広告に利用できるカードと仕様
ライトボックス広告では、「カード」という独特の用語があります。
カードは、広告の素材となり得る「画像」、「動画」、「地図」、「商品」のことをカードと呼びます。
カードは、1枚以上設定することが必須で、カード自体は最大10枚まで設定をすることができます。
また、複数の種類の画像を「ギャラリーカード」というセットにして設定をすることができ、ギャラリーカード1枚につき最大10枚の画像を追加することが可能です。
複数の動画を利用する場合は、各動画にそれぞれ専用のカードが必要となります。
実際に広告を配信した際、ここで設定したカードの順番で表示されます。何かの指標に対応して自動的に順番が変わることはありません。
それぞれ、利用することができるカードの素材の仕様を一覧にまとめてみました。
画像サイズの表記は、すべて横×縦で表記しています。
画像
- ファイル形式:PNG、JPG、GIF
- ファイルサイズ:最大200KB
- 画像サイズ:最大1,024×1,050px
- アスペクト比:16:9(決まりはないが、この比率だとさまざまな画像サイズや方向に適応できる)
画像のテキスト
画像すべてに対して、説明文やテキスト、行動を促すフレーズなどを含めることが可能です。
HREF離脱リンクは、ディスプレイドメインポリシーに準拠する必要があります。
離脱リンクは、ユーザがリンクによってあるサイトから別のサイトへ離脱することを指し、計測対象ではないドメインが行き先のURLやボタンをユーザがクリックしたときに計測されます。
また、1バイト文字セットとしては、英語やフランス語、スペイン語などがあり、2バイト文字セットは、中国語や日本語、韓国語などがあり、それぞれの場合で文字数に制限があります。
画像のテキストの種類 | 1 バイト文字 | 2 バイト文字 |
タイトル | 40文字以内 | 25文字以内 |
テキスト | 100文字以内 | 75文字以内 |
行動を促すフレーズ | 20文字以内 | 15文字以内 |
動画
YouTube動画の場合は、動画の長さは4分以内を推奨しています。
そして、対応ブラウザでは、YouTubeのアノテーションと情報カードも操作可能な状態で表示されます。
YouTube以外の動画の場合は、
- 動画コーデック H.264、MPEG-2 または MPEG-4 を推奨
- オーディオコーデック MP3またはACCを推奨
- 動画のカバー画像 (省略可能)
- ファイル形式 PNG、JPG、GIF
- ファイルサイズ 最大200KB
また、動画のカバー画像をアップロードしない場合は、動画のサムネイルが使用されます。
Google広告のテンプレートで作成したライトボックス広告のみ対応します。
地図
この機能を使用するためには、GoogleマイビジネスとGoogle広告をリンクさせる必要があります。
また、選択したキャンペーンで住所表示オプションが設定されている場合のみ利用できる機能になります。
選択したキャンペーンを設定して、住所表示オプションを設定されている場合のみ利用することが出来ます。
なので、住所表示オプションを設定することによって、地図の選択をすることができるようになります。
起点住所としては、地図の中心となる場所になるので、多くの場合にビジネス拠点を指定します。
商品
Google Merchant Center(Googleマーチャントセンター)と、Google広告をリンクさせる必要があります。
これは、エンゲージメントキャンペーン設定で、Googleマーチャントセンターのフィードを設定するとライトボックス広告にマーケティング用の商品フィードを組み込むことができるようになります。
ロゴ
- ファイル形式:PNG、JPG、静止GIF
- ファイルサイズ:最大200KB
- 画像サイズ:最小50×50px
- ロゴのクリックURL
ロゴ画像をクリックした時に、リンクするURLを設定します。
このURLは、表示URLのドメインと同じドメインである必要があります。
Google広告のライトボックス広告のメリット!
ライトボックス広告には、以下のメリットがあります。
- 簡単に作成をすることができる
- 他の広告と差別化が図れる
- 関心の高いユーザーにだけ見せられる
- ミスクリックを防ぐことができる
- 広告費の削減につながる
それぞれ1つずつ、見ていきましょう。
簡単に作成をすることができる
このライトボックス広告は、Google広告のツールを使うことによって、簡単に広告を作成することができるのがメリットになります。
ただ、簡単に作成をすることができると言っても、広告の素材となる画像や動画を集める作業をしたり、「詳しくはこちら」とか「今すぐ購入」などの最低限の文言の入力をすることは必要になります。
また、ライトボックス広告を使ってサイトに集まってきたユーザーをいかにコンバージョンにつなげるかも問題になってきます。
なので、「アクセス解析ツール」などを使って、サイトを改善する努力も必要になります。
他の広告と差別化が図れる
今やweb広告は多岐に渡り、あらゆる企業がたくさんの広告を出しています。
その中で差別化を図るためにも、このライトボックス広告はおすすめです。
通常1枚の写真ないし動画で表示される広告ですが、ライトボックス広告は、クリックすると小さい広告が大きくなったり動画が切り替わったりと、画面の表示が変化するという大きな特徴があり、ユーザーに大きなインパクトを与えられるのが、ライトボックス広告の魅力です。
ディスプレイ広告のようですが、実は大きな画像や数枚の画像が展開される広告だったという他にはあまり見ない斬新さがあり、ユーザーはより多くの情報を得ることができます。
ユーザーに大きなインパクトを与えることができ、クリックしてくれたユーザーにはしっかりと商品アピールをすることが可能なので、その分、広告に表示された商品の印象も強くなります。
興味を示してくれたユーザー限定で大きな広告を打ち出すので、結果がでやすい点も特徴になります。
また、より多くの情報を伝えられることができるので、既存のバナー広告で成果が出ていない場合などには、ライトボックス広告をおすすめします。
関心の高いユーザーにだけ見せられる
広告は、興味のない人にとっては邪魔なものになります。
ライトボックス広告は、そのような問題を解決してくれます。
ライトボックス広告の特徴として、最初に表示されている時は小さな画像のみを表示する広告のため、興味のない人にとっては負担なくスルーでき、不快に思わせることはありません。
最初の小さな画像に興味を持ったユーザーに対して、詳細情報が記載された大きな広告が表示されるので、「広告は、邪魔だ」と思われてしまうと、企業のイメージダウンにもつながりかねないため、このメリットはとても重要です。
また、広告を展開するためにクリックをすると、3秒という時間をかけて展開をするので、本当に興味や関心がある人でない場合、スルーされてしまいます。
ちょっと興味本位程度のユーザーでは、簡単に離脱をしてしまうので、その結果、本当にその広告に興味がある人だけを集めることができます。
最初の段階では、情報量の多い広告によるアプローチではないので、ユーザーのストレス軽減につながり、また、見たい人にとっては、クリックしただけでさまざまな情報が一気に出てくる点がライトボックス広告の特徴になります。
多くの情報を1つの広告で伝えることができるので、複数の広告を同時に出す予定がある人は、これを機に、ライトボックス広告1つにまとめてみては?
ミスクリックを防ぐことができる
通常のディスプレイ広告などは、ユーザーがクリックしてくれることで課金されるシステムになっていて、ミスクリックなどが少なからず起きていました。
そして、間違って課金されることも少なくなく、広告費が無駄になっていたことがありました。
さらに、その広告に対して関心度の高いユーザーだけを集めることができるので、コンバージョンにも繋がりやすいと言えます。
その点、ライトボックス広告の課金は、ユーザーが広告展開のためにクリックをして「3秒の間、ユーザーがライトボックスを開いたままにする」ことで課金されるCPC(Cost per click)という方法のシステムを採用しています。
そのため、ついうっかりクリックしてしまうなどのミスクリックを防ぐことができます。
また、本当にその広告を必要としているユーザーの場合、コンバージョンにつながる可能性が高いユーザーを集めることができます。
広告費の削減につながる
Web広告において、誤って広告をクリックをした場合でも課金対象になるケースが少なくありません。
でも、ライトボックス広告は、エンゲージメント課金を採用しているので、ユーザーがクリックをしただけでは課金されない仕組みになっています。
ユーザーが広告を一定時間みなければ課金対象にはなることはないので、クリックを基準とした課金方式の広告に比べると、コストを抑えることが可能になります。
ライトボックス広告はどのような人が利用する?
では、一般的なディスプレイ広告などではなく、どのような人がこのライトボックス広告を作るのでしょうか?
- 認知度のアップを目的としている場合
- 目新しいインパクト・オリジナル感を出したい場合
- ミスクリックによる誤課金を防ぎたい場合
- 様々なコンテンツを無理なく一度に見て欲しい場合
それぞれ、一つずつ見ていきましょう。
認知度のアップを目的としている場合
自社の利益や集客を増やしたい場合、まずは商品やサービスの知名度、あるいは認知度を上げる必要があります。
知名度や認知度が低ければ、いくら優れた商品やサービスであっても、ユーザーに購入してもらうのは難しいです。
商品やサービスがもたらす価値をユーザーに伝えるために、新しく立ち上げたブランドなどで、ディスプレイ広告などの1枚の画像では足りない場合、複数枚の画像や動画、地図までも使うことができるライトボックス広告は最適でしょう。
ユーザーにイメージを定着させることで、知名度・認知度が上がるのはもちろん、購入や申し込みといった次のアクションにも繋がりやすくなるので、ブランドイメージを守りながら、ユーザーにブランドの魅力を十分知ってもらいましょう。
ユーザーは、何か商品やサービスを欲する時に、必ずどのような商品なのか、どのように使うのか、他社との比較をしてみたいなど、ありとあらゆる情報をいろんな手段を使って収集をします。
そこで、その商品にしかない、そのサービスにしかに強みをどれだけ短時間でユーザーに伝えることが出来るかが、他社に勝つための秘訣になってきます。
目新しいインパクト・オリジナル感を出したい場合
新しい広告の形として、他の広告とは違い、エンターテイメント性が高いという特徴があります。
また、動画や音声などアクションがある分、ユーザーの興味や関心を引きやすいメリットがあります。
広告を配信する際には、扱っている商材やサービス、コンセプトなどについて、サイトを見るまでもなく広告だけでより深く理解を得られるように工夫をする必要があります。
ミスクリックによる誤課金を防ぎたい場合
ディスプレイ広告などはユーザーがクリックしてくれることで課金されるシステムですが、ミスクリックなどが少なからず起きて、広告費が無駄になっていたことがありました。
このライトボックス広告の課金は、CPC(Cost per click)という方法のシステムなので、3秒かかってユーザーがライトボックスを展開することで課金されますから、ついうっかりクリックしてしまうなどのミスクリックを防ぐことができます。
さらに、その広告に対して関心度の高いユーザーだけを集めることができるので、コンバージョンにも繋がりやすいと言えます。
様々なコンテンツを無理なく一度に見て欲しい場合
ライトボックス広告は、マウスオーバーで展開をして表示されるため、よっぽどの興味や関心がない限り、ユーザーは広告を見ないでスルーしてしまいます。
逆を言えば、広告を見ているユーザーというのは、興味や関心の高いユーザーということになります。
また、別ウィンドウに移動することなく、広告上にマウスを合わせると拡張するので、より多くの情報をユーザーに表示することが出来ます。
ただ流れてくる受け身の広告とは違って、ユーザー参加型の広告ということで、より理解を深めた上でサイトに訪れるユーザーにとって、記憶に残るのでブランディングには効果的な方法になります。
Google広告のライトボックス広告の課金方法について
では、実際にライトボックス広告をはじめてみようかな、と思った場合に、次に気になるものと言えば、広告の料金体系ではないでしょうか?
通常web広告は、
- 1000回表示されるごとに料金が発生するインプレッション単価
- 広告をクリックされた際に料金が発生するエンゲージメント単価
の2種類になっています。
視認範囲のインプレッション単価は、多くの人に広告を見てほしい場合に有効ですが、広告のピクセルの50%が1秒以上画面に表示されると料金が発生します。
なので、クリックされたか否かは問題ではないため、購入率と広告料金が必ずしも見合っているとは言えません。
それに対し、エンゲージメント単価の場合は、ユーザーが広告に対して関心を示す操作として、クリックされただけ料金が発生するため、広告料金が増えると、それだけ購入率があがる可能性があります。
また、エキスパンド広告の場合は、ユーザーがカーソルを合わせてクリック、またはタップをすることによって広告を展開し、アセットが読み込まれて表示されるので、そこで「ユーザーのエンゲージメントが発生した」と判断されて課金が発生します。
事前に展開されているタイプの広告の場合は、広告が表示された後にユーザーが関心を示す操作を行うと「ユーザーエンゲージメント」と判断されて課金が発生します。
展開までに数秒を要するなど、誤って展開されることの少ない仕組みとなっているので、ユーザーが自ら広告を閲覧しようとする操作を行った際にのみ課金と見なされるので、より関心度の高いユーザーに働きかけやすい広告フォーマットです。
ライトボックス広告で使用できる入札戦略は、このエンゲージメント単価を採用しているため、効率のよい広告料と言えるでしょう。
ちなみに、広告を開いたあと、3秒以上広告を開いたままにした場合が料金発生の基準となるため、間違えてクリックされた場合を除くことが可能です。
Google広告のライトボックス広告の設定方法
では、いよいよライトボックス広告を始めてみましょう。
まず、Google広告にログインをします。
その次に、「キャンペーン」から「新しいキャンペーンを作成」をクリックします。
次に、「商品やブランドの比較検討」→「ディスプレイ」→「続行」の順にクリックしましょう。
↓
次の画面で、キャンペーン名や地域、広告予算を設定します。
間違えのないようにしっかり入力しましょう。
基本的な設定に関しては、こちらを参考にしてください!
⇒Google検索広告の出稿から審査までの流れを徹底解説!初心者でも分かりやすく知識0でも広告が作れる方法!
設定が終わったら、「その他の設定」をクリック。
次に、「デバイス」を選択し、次の画面から「ライトボックス広告」を作っていきましょう。
まずは、ここから「新しい広告を作成」をクリックし、画像を追加していきましょう。
カードは、画像・動画を選択することができ、フォルダから選択しアップロードする、ウェブサイトのURLからスキャンする方法などがあり、画像は最大で10枚まで追加をして入れるれることができます。
画像は、広告の顔です。
ユーザーがクリックしてくれるかどうかは、この画像にかかっています。
動画については、YouTubeで検索をしたり、フォルダから選択をしてアップロードをするなどの方法がありますが、それぞれ1つの動画につき専用のカードが必要になります。
Google Merchant Centerの商品ギャラリーを追加する場合は、キャンペーンとのリンクを設定したうえで、「フィードカードから始めます」をクリックし、選択をしたら「保存」 をクリックします。
ここは手を抜くことなく、しっかり作りこんでいきましょう。
画像を追加したら、プロモーションメッセージを入力し、広告の名前をつけます。
具体例としては、「詳しくはこちら」「今すぐ購入する」など、サイト誘導を促すフレーズを追加しましょう。
変更内容は、右側にプレビュー表示されます。
ここまできたらもうひといきです。
最後に、最終ページURLを設定しましょう。
新しいライトボックス広告の名前をつけて、最終ページURLを登録します。
最終ページURLとは、ユーザーが広告をクリックしたときに表示されるウェブページのことを指します。
その他任意の項目を入力し、広告の設定が終わったら、「広告グループに追加」をクリックします。
そして、広告を保存すると審査に送られ、広告の審査が開始され、審査の結果が承認された時点で広告掲載を始めることができるというシステムになっています。
広告をクリックした後に移動する先のページをここに入力します。
ストーリーボードリストで広告を操作したユーザーへ再アプローチ
ライトボックス広告では、広告を展開したことのあるユーザーを集めたストーリーボードリストを使用することができます。
ストーリーボードリストを利用することによって、対象となるユーザーに対して、再び広告を配信することが可能になります。
たとえば、ストーリーボードリストへサイト訪問者を除けば、広告は展開したけれど何らかの理由でサイトへは訪問をしなかったというユーザーへ、リマーケティング広告を配信することができます。
ユーザーへの有効なアプローチ方法としては、ホテルの部屋の画像で作成したライトボックス広告を展開したユーザーに対して、次に食事のメニューをアピールしてみたり、キャンペーンをお知らせする通常のバナー広告を展開してみたりと、ストーリーボードリストの使い方次第でさまざまなアプローチをすることが可能になります。
ストーリーボードリマーケティングのリストは、次の手順で確認します。
ストーリーボードリマーケティングのリストの確認方法
ストーリーボードリマーケティングのリストの確認方法としては、
- 管理画面の右上にある「ツール」をクリックします。
- 「オーディエンスマネージャー」を選択します。
- オーディエンスリストの中の「Storyboarding list~」を設定する。
オーディエンスリストの中の「Storyboarding list~」というリストは、クリック、タップなどの操作をしたユーザーを集めたリストになります。
このリストを設定することで、ストーリーボードリマーケティングの配信をすることができます。
Google広告のライトボックス広告の注意点やコツ
Google広告のライトボックス広告の注意点やコツについて、以下のようなことがあります。
- コンバージョン計測について確認をする
- クリック課金の広告とはコンバージョンの定義が異なる
- 段階的リマーケティングの検討をする
それぞれ、一つずつ見ていきましょう。
コンバージョン計測について確認をする
通常の広告指標だけではなく、エンゲージメント関連の指標も確認をすることができます。
エンゲージメントとは、広告が展開された数になりますが、それによって広告が表示されたユーザーの何割が広告を展開したかなど、展開待ちの状態の広告に対するユーザーの反応がわかるようになっているので、展開待ちの状態での反応をみることによってクリエイティブの調整をすることが出来ます。
また、ライトボックス広告を展開しただけで、LP遷移せずコンバージョンもしない、などのケースでも、コンバージョンに計測されてしまいます。
数字だけを見ると、かなりコンバージョンが発生してる!となってしまいがちですが、実はライトボックスをエキスパンドしただけ、というケースも中にはあるので注意をする必要があります。
クリック課金の広告とはコンバージョンの定義が異なる
エンゲージメント課金の場合、通常のクリック課金の広告とはコンバージョンの定義が異なるので注意をする必要があります。
たとえば、商品購入がコンバージョンポイントの例で下記で説明をします。
- 広告展開後にクリックしてサイトを訪問し、そのまま商品を購入した場合。
- 広告展開後にクリックせず、その後に別の方法でサイトを訪れて商品を購入した場合。
- 広告を展開せず、その後に別の方法でサイトを訪れて商品を購入した場合。
今一度、コンバージョンの定義を確認すると、ユーザーが動画広告を視聴したり、テキスト広告をクリックしたりした後で、サイトで商品を購入したり、直接問い合わせをするなどに至ることを、コンバージョンと言います。
クリック単価制の広告の場合は、広告に対するユーザーの操作はクリックになりますが、ライトボックス広告の場合はエンゲージメントが広告への操作になります。
なので、コンバージョンとしてカウントされるのは、広告を展開したかどうかになるので、上記の例の場合でいうと、②のパターンはサイトへ訪れるために広告をクリックしていますが、広告を展開する操作を行なっているので、コンバージョン数が1とカウントされます。
通常のクリック課金型の広告と並べて同じように評価をしてしまうと、思わぬミスが起きてしまうので注意をするようにしましょう。
段階的リマーケティングの検討をする
ライトボックスを展開して離脱してしまったユーザーに対して、もう一度来てくれるように促すことによって、見込み客をコンバージョンに導ける可能性があります。
いかなる場合においても、ユーザーの気持ちというのは変わるものです。
その時は何となくスルーしてしまっていても、違う角度からのアプローチをすることによって、思わぬ興味や関心を持ち、サイトに再訪し見込み客になるように誘導することができます。
「オーディエンスマネージャー」から、「オーディエンスリスト」、さらに「Storyboarding list~」に、ライトボックスをエキスパンドしたユーザーが蓄積されます。
Google広告のライトボックス広告とは?課金方法や成果の出る使い方を紹介!まとめ
今回は、Google広告のライトボックス広告とはどのようなものなのか?というお話と、課金方法や成果の出る使い方について紹介してきました。
ライトボックス広告は、ディスプレイ広告の1つで、広く多くのユーザーに見てもらうことができるとても良いWEB広告となっています。
クリックすると画像の大きさが変わったり、動画が切り替わるライトボックス広告は、他の広告とは異なる展開が特徴的で、興味のあるユーザーに合わせて情報を伝えることができる動的というとても効率の良いスタイルになります。
なので、基本的なものはずっと配信してきて、興味や関心をもっている層にアプローチをしてきていて、目新しいインパクトを与えたい時におススメです。
画像1枚のディスプレイ広告と比較をしても、最大で10枚の画像や動画、地図などを使って、画像を「拡張」して表現することができるので、より多くの情報を掲載することができます。
また、課金のシステムでもミスクリックを防いで、本当に関心の高いユーザーを誘導することができるのがメリットになります。
ライトボックス広告の作成するのは大変なのではないかと思われがちですが、基本的にはテンプレートを利用することになるので安心してください。
また、Web広告運用に慣れていない場合にも、テンプレート型からスタートをして、作業をしていく中で、運用の流れやコツをつかむことができたら、知識やスキルの度合いにあわせてカスタム型へと移行することもおすすめします。
Google広告ですぐに作成することが可能なので、これを機に、ライトボックス広告を組み合わせていくことでより良い運用が出来ると思います。
せっかく広告を配信するのであれば、しっかりと詳細な目標をもって、常に向上することができるように何ごとにもチャレンジをしてみてくださいね!
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