世界でも月間アクティブユーザー数が1億6,700万人で、日本だけでも8,000万人以上が利用しているアプリでであるLINEというプラットフォームを活用することが出来るLINE広告。
皆さんは、そんなLINE広告を運用するうえで、LINE広告の「品質スコア」を意識していますか?
広告を運用する上で、品質スコアの向上というのは、広告パフォーマンスの向上のために欠かせない課題となっています。
適当なLINE広告を連発していると、広告が上位表示されない可能性があるからです。
そこで今回は、LINE広告の品質スコアについてご紹介します。
LINE広告とは?
圧倒的ユーザー数を誇るアプリであるLINEというプラットフォームを活用して広告配信をすることが出来るLINE広告。
2016年に発表されてから、猛烈なスピードで成長し、今では6,000社以上の企業が導入している広告になります。
LINE広告では、
- トークリスト
- タイムライン
- LINE NEWS
などなど、各種サービスへ広告を配信することが出来ます。
色々なサービスへ広告を配信することが出来るので、多くのユーザーにリーチすることが出来ます。
また、TwitterやFacebookなどのアプリではリーチできなかったユーザー層にもアプローチすることが出来るようになります。
年齢や性別、地域や興味関心などの「みなし属性」をもとにしてターゲティングし、費用対効果の高い広告配信をすることが出来るのがLINE広告です。
LINE広告の特徴は?
では、LINE広告にはどんな特徴があるのかについても見ていきましょう。
リーチ力が高い
TwitterやInstagramのようなSNSは、若い世代が利用しているというイメージが強いですよね。
しかし、LINEは、若い世代だけでなく幅広い年齢層のユーザーがいます。
35歳以上のユーザーの比率は57%となっています。
LINEでしかアプローチすることが出来ないユーザーというのも多く、他のスマホサービスと比べてみてもリーチすることがなかなかできないようなユーザー層へアプローチすることが出来るというのが特徴的です。
また、ユーザーのアクティブ率もかなり高いです。
幅広い目的に応じた施策が出来る
LINE広告というのは、集客から獲得、ブランディングにも対応しています。
LINEの企業アカウントの友達の数を増やせば、新規顧客の獲得の獲得も期待出来ます。
LINE広告でLINE企業アカウントの友達の数を増やす施策も出来るようになりました。
トークリストの最上部に広告が配信される
LINEのトークリストというのは、LINEユーザーが一番多く閲覧する場所であるとも言えますよね。
今までトークリストの部分に広告は配信されていませんでしたが、最近では「スマートチャンネル」という、ユーザー属性やLINEアプリ上の行動履歴からパーソナライズされた広告を配信することが出来るようになりました。
トークリストは、LINEを利用していると必ず目にする場所なので多くのリーチ獲得に効果絶大であると言えるでしょう。
LINE広告に向いている業種は?
広告には、相性のいい業種というのがあります。
では、LINE広告と相性のいい業種にはどんなものがあるのでしょうか。
LINE広告は、
- 化粧品
- 健康食品
- ゲーム・エンタメ
- アパレルブランドのECサイト
これらの業種と相性がいいと言われています。
検討期間が短い商品やサービスを取り扱っている業種に合っているようです。
LINEを利用しているユーザーが何気なく広告を見たときに、「これ欲しいな」「気になるな」と思うような商品やサービスに効果があると言えるでしょう。
特に、健康食品や化粧品というのは、女性ユーザーに安価に大量にリーチしやすいLINE広告に最適です。
化粧品は衝動買いしやすい商材であり、またすきま時間でLINEを見ているときにふと目に入ると買ってしまうという傾向にあります。
ゲームやエンタメは、年齢層が低いユーザーに対して訴求効果が高いです。
短いサイクルで新しいものを試したいジャンルなので、すきま時間にLINEを見ている時に目に入るとついついダウンロードしてしまいがちです。
アパレルブランドのECサイトも、若い世代のユーザーに対して訴求率が高いです。
新規やリピーターの獲得に効果的です。
デザイン性よりも、商品が分かりやすいバナーにしたり、効果などの情報が含まれている構成にしたりするとクリックされやすいです。
LINE広告の品質スコアとは?
LINE広告の品質スコアとは、検索するユーザーにとって適切な広告がどうかを数値化したものです。
検索するユーザーのと関連性が高く、ユーザーにとって有益な情報であればあるほどLINE広告の品質スコアは高くなります。
LINEでは、キーワード毎に10段階でLINE広告の品質スコアが表示され、複数の要因が入り混じって決まるといわれています。
しかし、LINE広告の品質スコアがどうやって決まっているのかはLINEが公表していないため正確なことはまだまだわかりません。
品質スコアは、「広告の全般的な品質」を評価するものです。
品質スコアを左右するものは、
- 推定クリック率
- 広告の関連性
- ランディングページの利便性
この3つの要素が重要になります。
そして、品質スコアを大きく左右するのは広告クリエイティブであるとも言われています。
広告クリエイティブは、LINE広告に限らずユーザーが商品やサービスに一番最初に接触する情報です。
クリエイティブによってユーザーの反応は大きく変わると言っても過言ではありません。
また、LINE広告で重要なのは、広告グループやキャンペーン単位での品質スコアです。
品質スコアが低いと、どれだけ入札単価を上げても広告が表示されなくなってしまいます。
クリックされない広告を配信し続けるということは、インプレッションが低くなってしまい、機会損失になりかねません。
LINE広告で品質スコアを上げるには、タイトルやディスクリプション、画像や動画など広告クリエイティブのクオリティを高めるのがポイントです。
LINE広告の品質スコアを向上させるメリットは?
では、LINE広告の品質スコアを向上させるメリットをご紹介します。
LINE広告の品質スコアは高いに越したことはありませんが、向上させることによって様々な利点があります。
広告掲載順位が向上する
LINE広告の品質スコアが向上すると、広告掲載順位が向上します。
もともとLINE広告の品質スコアは広告ランクという指標の中の1つとして挙げられ、
「上限クリック単価×LINE広告の品質スコア+広告表示オプション」
で広告ランクが決まります。
そのため、LINE広告の品質スコアが向上すると、同じ入札単価でも検索結果画面で上位表示されるようになります。
上位表示されるようになればなるほどクリック率の向上にも繋がりますので、より多くのクリックを集めることが出来るようになります。
クリック単価が安くなる
LINE広告上、クリック単価は以下の公式で決まります。
「自分より1つ下の広告ランク÷LINE広告の品質スコア+1」
この式に当てはめると、LINE広告の品質スコアが高ければ高くなるほどクリック単価が安くなるようになります。
クリック単価が低くても、上位に表示されるようになるのでその分コンバージョンに繋がりやすくなるんです。
品質スコアが向上すれば、掲載順位が上がるのでクリック率は増加しますが、月の広告予算というのは限られていますよね。
クリック単価が安くなるということは安価で広告を配信出来るようになるので、CPAの改善にも繋がります。
機会損失を抑えられる
品質スコアが向上し、掲載順位が上がると、インプレッションシェアを向上させることも出来ます。
インプレッションシェアの損失というのは、予算や広告ランクに分類されます。
広告ランクによる損失というのは、品質スコアに依存する部分が大きくなっています。
品質スコアが改善されることで、インプレッションシェアの損失を抑えることが出来るようになります。
LINE広告の品質スコアの改善方法は?
では、LINE広告の品質スコアを向上させるにはどうすればいいのでしょうか。
LINE広告は、
- 推定クリック率
- ランディングページの利便性
- 広告の関連性
によって決められると説明しましたが、これらが平均か平均より上ならば問題はありません。
問題なのは、「平均より下」の場合です。
この場合には、改善していく必要があります。
平均より下になってしまった場合の改善方法について見ていきましょう。
100%正解はありませんが、現在公表されている情報から精査してご紹介します。
推定クリック率を向上させる
まず、品質スコアを向上させるためには、広告運用で大事なクリック率を向上させましょう。
クリック率というのは、広告に対する興味関心度を計測する指標です。
ユーザーがクリックしたくなるような広告を配信することによって、LINE広告の品質スコアは向上していきます。
ユーザーの検索意図に沿った広告であればあるほど、LINE広告の品質スコアの向上が期待できるでしょう。
推定クリック率というのは、キーワードの過去のクリックや表示回数、現在のクリックと表示回数をもとに、未来のクリック率を予想したものです。
ユーザーにクリックしたいと思われるような広告文であるかどうかが重要になってきます。
- 具体的な価格を入れる。(特別価格〇円、リピート率〇%!など)
- 限定という言葉を入れる。(期間限定、初回限定など)
こういった広告文に日本人は弱いので、ついつい広告をクリックしたくなるはずです。
広告文の関連性を向上させる
LINE広告の品質スコアは、キーワードでも大きく左右されることが分かっています。
そのため、ユーザーの検索意図に沿ったキーワードをたくさん盛り込むことでLINE広告の品質スコアが向上します。
さらに、ユーザーとユーザーが検索したクエリの親和性を高めることも重要でしょう。
検索クエリというのは、ユーザーが求めている情報を広告の見出しや説明文に含んでいるかと言うことです。
ユーザーは、検索キーワードがタイトルに入っているようなリンクというのは安心してクリックする傾向にあります。
タイトルにキーワードを入れることによってクリック率が15%アップするというデータもあります。
さらに、タイトルと説明文にキーワードを入れれば、なんと68%もクリック率がアップすると言われているんです。
タイトルもキーワードも入っていない広告は、見直す必要がありますね。
また、登録しているキーワードが、商材からかけ離れていないかということも重要です。
これらの要素がしっかりと組み込まれていれば、広告の関連性は一定以上保たれます。
取り扱う広告文が同じの場合には、同じ広告グループ内で管理すると管理しやすいです。
ランディングページの利便性を向上させる
実は、ランディングページの利便性を向上させることでも、LINE広告の品質スコアは向上していきます。
ランディングページというのは、広告をクリックして一番最初に辿り着くページのことです。
LPとも言います。
ランディングページは、自社の商品やサービスのことを知らないユーザーに見てもらうためのページなので、ユーザーが何を知りたがっているのか、コンテンツの量は最適かどうかを意識して作成する必要があります。
広告の遷移先に関係のないキーワードがちりばめられていないかなど、LINEはしっかりと見ています。
広告の遷移先のランディングページが、登録したキーワドや広告文に合っていなかったりすると品質スコアは下がってしまいます。
また、ページ内にボタンなどが適切な位置に配置されているかどうかなども重要です。
ユーザーの利便性を考慮したページの作成が必須になります。
ユーザーの役に立っているか、ユーザーの需要を満たしているのかどうかを考えてランディングページを作成するようにしましょう。
ページの読み込み速度を上げる
さらに、ページの読み込み速度も重要です。
読み込み速度は、ツールを使用することで確認することが出来ます。
読み込み速度が遅い場合には、ページの改善をしていきましょう。
- 画像をたくさん使用している:ページが重くなる
- スマホで閲覧:外出先など、インターネット回線が遅い環境にいる
では、ページの読み込み速度を早くするためにはどうしたらいいのでしょうか?
- 画質をできるだけ落とさずに画像ファイルを圧縮する
- スクロールするごとに画像を遅延読み込み(Lazy Load)させる
- HTMLやCSSなどのコードファイルの無駄を排除する
ランディングページを構成しているファイルを軽量化することで、ページの読み込み速度を上げる工夫をすることが必要になります。
モバイルやパソコンでの操作を簡単にする
また、LINE広告の品質スコアを向上させるためには、どんなデバイスであってもユーザーにとって使いやすいサイトにするということが重要になります。
サイトを開いたけれど、操作が難しかったり、ページやコンテンツが分かりにくかったりすると評価は低くなってしまいます。
使いやすいサイトというのを目指していきましょう。
企業概要ページを充実させる
広告の遷移先のサイトの信頼性が高いと、ユーザーにとって安心に繋がります。
ビジネスの透明性や信頼性を高めるためには「企業概要ページ」のコンテンツを充実させることがポイントです。
- 会社や店舗の情報
- 連絡先
- 電話番号
- 所在地
- ホームページ
- 資本金
- 代表取締役の名前
- 事業内容
などの企業概要のコンテンツを充実させましょう。
ユーザーにとって必要な情報を明記することで、ユーザーは安心してサービスを利用することが出来るようになります。
LINE広告の品質スコアの相場は?
LINE広告の品質スコアを向上させると、広告の効果を上げることが出来るというのはお判りいただけ打と思います。
では、一般的にはどれくらいのLINE広告の品質スコアが相場なのでしょうか。
品質スコアというのは10段階評価のため、LINE広告の品質スコアの最大値は10となっています。
もちろん、10を目指してLINE広告の品質スコアを向上させていく事が理想的ですが、10を獲得することは容易なことではありません。
一般的なLINE広告の品質スコアは5~7といわれています。
指定キーワードを導入するとそれ以上になることもありますが、10へ届くことは滅多にないことなんです。
そのため、10を獲得できなくても落ち込む必要はありません。
まずは、目標値を7くらいに設定しておいて、徐々にLINE広告の品質スコアの向上を図るのがいいでしょう。
LINE広告で品質スコアの上がるクリエイティブを作成するには?
LINE広告において、CTRの高いクリエイティブを作成するには、次のようなポイントを押さえておくようにしましょう。
タイトル・ディスクリプション
LINE広告のクリエイティブを作成するときには、タイトルやディスクリプションには次のようなポイントを取り入れるようにしましょう。
- 「」【】〈〉などを使ってユーザーの目を引く。
- 「?」や「!」などを使う。
- 具体的な数値を出す。
- 「限定!」など、特別感を出すようにする。
- 「♪」など記号を使う。
- 「無料」などお得感を出す。
- 「LINEユーザー限定!」などのように対象者を限定する。
- 季節感を取り入れる。
- 「満足度〇%」「〇代の注文殺到」など同庁効果を出す。
- 短文で分かりやすくする。
こういった文言を使用することで、ユーザーの目を引き付けることが出来ます。
画像・動画
では次に、画像や動画についてのポイントを見ていきましょう。
- 一枚絵
- 背景は白か黒
- イラスト
- 具体的な数値を入れる。
- 季節感を取り入れる。
- シンプルなデザインにする。
- ゲーム性を出す。
LINE広告は、広告面が大きいので同一のクリエイティブの使用を続けるとユーザーに飽きられてしまう可能性があります。
色々なクリエイティブを作成して、広告クリエイティブは常に変えていくようにしましょう。
LINE広告の品質スコアの注意点は?
LINE広告の品質スコアで気を付けなければいけないのは、品質スコアというのは、リアルタイムの広告ランクを表しているものではないということです。
リアルタイムの広告ランクではないので、オークションが行われる際に、品質スコアは使用されません。
品質スコアというのは、あくまでも「参考値」であり、広告の品質を表しているものではないのです。
品質スコアというのは、1指標であり、広告の品質そのものを指しているわけではないということを理解した上で活用していくようにしましょう。
広告ランク>品質スコア>広告の品質
こういった構成要素になっていると理解しておきましょう。
広告の品質と品質スコアは共通する部分もあるので、改善していくことは大切です。
LINE広告の品質スコアとは?改善方法もご紹介します!まとめ
今回は、LINE広告の品質スコアについて見ていきました。
LINE広告で品質スコアを上げるためには、広告からランディングページに至るまで、ユーザーにとって有益で、利便性の高いものであるかどうかということが重要になってきます。
ユーザーの目線に立って、ユーザーの求めているものがきちんと提供出来ているか、ユーザーが使いやすいかどうかを考慮して広告やランディングページなどを作成していきましょう。
ユーザーが求めている情報を適切に伝えることが重要になります。
LINE広告の品質スコアは、向上させればさせるほど受けられる恩恵は大きいです。
しかし、最大値である10を獲得することは容易ではありませんし一般的には不可能だといわれています。
そのため、まずは7~8を目安に目標を掲げてLINE広告の品質スコアを徐々に向上させていきましょう!
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