ステップメールは、特定の日付を起点として、あらかじめ設定したシナリオ通りにメールを配信して、集客の効率的に最適な配信手法になります。
ステップメールを行う場合、ツールを活用することで効率的に配信できます。
無料ツールでもステップメールを配信できる機能が備わったツールがあるので、コストを抑えたいという方にもおすすめです。
そこで、今回この記事では、【ステップメールの無料版とは?メリットや注意点、おすすめのツールもご紹介!】ということについて、解説していきたいと思います。
少しでも参考にしていただけたら幸いです。
無料で使えるステップメールツールのメリット
無料のステップメールツールを使用する場合のメリットは次の3つです。
- コストを抑えることができる
- いつでも気軽に使い始めることができる
- 利用後でも他のシステムへ乗り換えしやすい
それぞれについて説明していきます。
コストを抑えることができる
無料で使うことができるステップメールツールは、初期費用も月額料金もかからないというのは、一番のメリットと言っても過言ではありません。
なので、ビジネスを開始したばかりの方や、あまりコストをかけられないという方、少し試してみたいという方にとって、おすすめしたいツールです。
有料を利用するという場合には、月額料金や導入費用、有料オプションなどがあり、費用が発生してきます。
システムによっては、導入料金は発生するけど月額料金は無料であったり、使いたい機能がある場合に有料であったりと、利用したいオプションなどによっても費用が発生する場合があります。
有料のステップメールツールの中でも、開始7日間は無料でお試しをすることができる期間があったりするので、有効に活用していきましょう。
いつでも気軽に使い始めることができる
無料で使えるステップメールツールには、費用をかけることなく基本的なメール配信システムの機能を使えうことが出来るので、採算や運用効率などを考えないで、お試しとして使うことができます。
本格導入をするか迷っている方や、一度使ってみたいという方におすすめです。
また、ステップメールは、ユーザーに対してアプローチをすることが出来ますが、事業の規模や内容によっては、ツールの導入費用や月額料金に見合わないケースもあります。
そこで、無料で使用できるステップメールツールなら、採算を気にせず、費用回収やコストパフォーマンスを意識する必要がないでしょう。
利用後でも他のシステムへ乗り換えしやすい
ステップメールの利用を開始した後に、すぐに解約をして他のシステムに乗り換えたいという場合にでも対応しています。
一般的に、システムの利用を開始する場合、月額費用などにコストをかけ、解約をすると払った費用を取り戻すことができず、一度システムを導入したら簡単に切り替えをすることが難しかったりします。
そして、次のシステムに切り替えようとしても、同じように導入費用がかかったり月額料金が再度発生してきます。
無料版を提供する多くのシステムでは、メールアドレスなどの情報を登録するだけで利用することが可能になります。
なので、導入してみたものの、思っていたように使いこなすことができなかったり、想像と違ったなどという場合には、すぐに利用を中止することができます。
無料で利用できるステップメールツールの注意点
無料で利用をすることができるステップメールには、メリットがあるだけでなく、注意する点としてもいくつかあります。
ステップメールの注意する点としては、
- お試し用には機能制限があるものがある
- 公式のサポートが簡易的
- 本文に広告が入ることがある
それぞれについて説明していきます。
お試し用には機能制限があるものがある
無料で利用することができるステップメールツールには、お試し用として料金がフリーとなっているのもがあり、その中には有料に切り替えることができ、そこまでの機能制限が存在します。
お試し用で使うことができない機能としては、個人での利用については無料ですが、法人で利用する場合は有料になったり、メールの配信数が制限されたり、HTMLメールは送信することができないので、ビジュアルを訴求した情報伝達をすることができません。
さらに、読者やリストの数が制限され、無料でるようすることができる日数に制限があったり、メールの開封率を出す機能やアドレスの登録数の上限、解析をする機能などの機能制限の有無が代表的なものになります。
大量の顧客を抱えていたり、利用する目的によっては、多くのステップメールを配信する必要がある場合があると思いますが、そのような場合には、お試し用の機能だけでは制限されてしまっている状態なので、やりたいことができなかったり、なにか不足してしまう事態が発生してしまうかもしれません。
あので、必要に応じて有料のものを使うなどをして、アップデートをするなどの使い分けをする重要があります。
また、無料のままで本格的に運用をしたいという場合には、無料で使うことができる範囲の機能だけで問題がないかを事前にチェックをするようにしておきましょう。
公式のサポートが簡易的
無料のサービスやお試し用では、ステップメールが届かなかった場合に、本来であれば有料版で使用することができる公式のサポートを受けることができず、自力でそのエラーを解決しなければなりません。
無料のステップメール配信システムは、運営している会社に利用料としての収入が入らないので、無料版やお試し用では受けられないことが多いです。
サービスの運営に必要な資金も限られるので、リアルタイムでのサポートなどは期待することができません。
サポートの重要性としては、単純に利用をしている中だけの問題だけではなく、導入をする際のサポートやマーケティング、集客面での相談をしたい時など、まで幅広くありますが、メールマーケティングのノウハウのない状態で、サポートがないとなると、利用をし続けるのには限界があります。
なかには、サポートそのものを提供しないないサービスもあります。
本文に広告が入ることがある
無料や試用版には、費用負担がはないものの、配信システムによっては、配信メールの本文の中に提供会社などの広告が入るものがあります。
広告文が入るだけでメールの本文が長くなってしまうので、読みたいコンテンツが広告で見にくくなってしまい、顧客側に伝えたい情報が伝わりにくくなる可能性もあります。
メールを読んでいる側からすると、無料のステップメールを利用しているという事情なんかは知らないので、顧客によっては、広告が入っていることによって疑念を持たれるケースもあるので、事前に広告の旨を伝えるなどの配慮をしておく必要があります。
特に、自社を知ってもらいたい場合など、ブランディングに力を入れているのであれば、広告が入ってしまうステップメール本文を利用するのは避けるようにしましょう。
また、登録してもらった個人情報をもとにメールを配信している場合には、関係のない会社の広告が入っていると情報漏洩を疑われてしまうリスクもあるので、事前に顧客に伝えて、トラブル回避対策をする必要があります。
収集した個人情報を活用する場合には、十分な注意を払う必要があり、もし、本文に他社の広告が入っていると個人情報の漏えいを疑わる可能性もあります。
無料のおすすめのステップメールツール7選
無料で利用することができるおすすめのステップメール配信システム7選を紹介します。
- ワンステップメール:登録者数・配信数などに制限がない。設定できるシナリオも自由自在で設定も簡易的。
- Benchmark Email:レポート機能やサブアカウントの機能、メールサポート機能などを使用可能。
- メールdeコネクト:年齢や購入履歴ごとに効果的なメールマーケティングをすることができる
- Personal StepMail:全18色から選べるテンプレートを利用することで、デザイン性の高いメールを簡単に作成
- エースメール:配信時に複数のメールサーバを同時に稼働させ、高速配信が可能
- FreeNEO:読者数1,000名に月間配信数6,000通まで対応
- オレンジメール:導入からわずか10分でメール配信を始められる
ワンステップメール
ワンステップメールは、完全無料でステップメールを配信することができる、ステップメール特化型サービスです。
登録者数・配信数などに制限がなく、複数のシナリオを作成することができ、設定も簡易です。
もちろん、完全無料なので備わってない機能も多くあります。
たとえば、開封率などを計測する機能がなかったり、ハイパーリンクや画像、ボタンの設置ができなかったりするので、簡単な機能だけで十分という方におすすめのシステムになります。
Benchmark Email(ベンチマークイーメール)
Benchmark Emailは、アメリカの会社が提供しているステップメールを配信できるサービスで、ネット関連の知識が少ない方や、プログラミング初心者の方でも扱いやすいツールとなっています。
9言語に対応しているグローバルなステップメールで、日本語にも対応しています。
無料トライアルアカウントを作成すれば、無期限で基本的な機能が利用でき、全機能のお試しも可能で、ステップメール配信だけではなく、LP作成やAIを活用したメール文作成、eコマースやShopifyを中心とした他サービスとの連携など、さまざまな機能があるという点から多くのユーザーに支持されています。
デザインプレートは、非常に充実しており500種類以上用意されていて、視覚的にアピールしやすいメール作成が可能で、おしゃれなステップメールを送りたい場合におすすめです。
月に3,500通まで使用できる無料の試用版があり、多くの機能に制限がありますが、他社の試用版に比べて、レポート機能やサブアカウントの機能、メールサポート機能などが使用できます。
無料の試用版でサポートまでしてもらえるので、おすすめです。
メールdeコネクト
メールdeコネクトは、ユーザー情報の追加や変更、削除といった登録内容がリアルタイムにサーバで同期されるので、ユーザー情報をわざわざアップロードする必要がなく、機能豊富なステップメールが配信できるサービスです。
登録ユーザー数は100,000件まで可能となっていて、ステップメール配信だけではなく、顧客データを自動で同期することによって、年齢や性別、購入履歴など属性ごとにメール配信をしたり、資料請求ページを始めとしたHTMLメールの送信や入力フォームデザインの作成など、豊富な機能があります。
開発者のサポートを受けることができ、操作上、分からないことがあればすぐに対応してくれます。
初めて利用するという場合でも、初心者向けの動画マニュアルなども用意されているので安心です。
メール配信にかかる人件費は増やさずに、従来より効果的なメールマーケティングを行いたいという場合に、おすすめのサービスです。
Personal StepMail
Personal StepMailは、無料版のあるソフトツール系のステップメールと一斉メールが配信できるサービスです。
メールフォームは1,000個まで作成可能で、無料ソフトとしてすぐにダウンロードして使うことができ、資料請求や相談などが事前に不要で気軽に始めることができます。
マニアックな機能を搭載した高機能ステップメールシステムで、全18色から選べるテンプレートを利用することで、デザイン性の高いメールを簡単に作成することができます。
手持ちの顧客リストを一括で登録することができるので、別のシステムから引っ越しが必要になった場合でも、簡単操作で済むので便利です。
エースメール
エースメールは、ステップメール機能を含むメール配信サービスです。
機能制限がない無料試用版を使うことができますが、無料プランを利用する場合は、30日以上ログインしない場合、自動的に利用終了となるので、注意してください。
配信時に複数のメールサーバを同時に稼働させるので、高速配信をすることができます。
さらに、アンケート機能や名前の差し込み、クリック測定などの便利な機能の他、誕生日メールやメールマガジン登録後のステップメールなども利用することができます。
また、HTMLメール配信やエラーメールの対応、会員管理機能などの機能に加えて、24時間のサポート体制、セキュリティなどサービス内容も豊富にあります。
毎月のメール配信数が30,000通まで、配信先の登録が1,000件までであれば無料で使用できるツールで、無制限で利用したいという場合には、有料プラン(200,000円〜/月)への加入が必要になります。
FreeNEO
FreeNEOは、ステップメール・HTMLメールなどの機能を無料で使うことができる配信できるサービスで、有料プランもありますが、基本的な機能は無料版でも使うことができます。
2,500件以上の導入実績があり、登録できる読者数1,000名に月間配信数6,000通まで対応しているので、無料版にしては規模が大きいサービスとなっています。
「カラフルHTMLメール」というデザインメールの作成や100を超える豊富な機能も揃っています。
メールの開封率や自動バックアップはなく、セグメント配信やシナリオの途中分岐など、応用的な機能にも興味があるのであれば、有料プランをおすすめします。
オレンジメール
オレンジメールは、7万人以上の使用実績を誇る国産のクラウド型メール配信サービスで、30日間の無料試用版が用意されています。
基本的な操作は、すぐにわかるように動画マニュアルが用意されているので、すぐにステップメールの配信を開始することができます。
なので、メール配信サービスを初めてするという方から、多数支持されています。
オレンジメールの機能としては、ステップメールの配信日設定機能や、テスト配信、クリック解析といった機能があります。
配信先の登録アドレスが100件までであれば、すべての機能が無料で使うことができ、100件を超えると有料版になりますが、30日間のトライアルを利用することができるので、多くのユーザーが継続して利用しています。
ステップメールの無料版とは?メリットや注意点、おすすめのツールもご紹介!のまとめ
ステップメールの無料版とは?メリットや注意点、おすすめのツールもご紹介!ということについて、まとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
無料で使うことができるということは、とても大きなメリットになりますが、他社の広告がメールの本文中に表示されてしまったり、メールを配信する際の配信数の上限あったり、サポートを受けることが出来ないなどの機能制限があったりと、デメリットもあります。
自身が顧客であった場合、どのような情報がほしいのかという顧客視点になって考えてみると、工夫次第ではさまざまなステップメールを作成することができます。
目的にあったメールマーケティング施策をすることが出来るように、商品やサービスに合わせてステップメール配信システムを選択することをおすすめします。
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