さまざまなYahoo!広告の掲載方法がある中、その1つである、「インタレストマッチ」は、ユーザーの興味・関心に関連があるサイトに広告が表示されるものにで、もっとも主流なものになります。
いろんなサイトを閲覧していて、何度も同じ広告を見かけるといった経験をしたことはありませんか?
何度も同じ広告を見るというのは、インタレストマッチによるものになります。
インタレストマッチは、見ている人の興味や関心があるものを掴んで、それを広告として表示しています。
Yahoo!広告では、ターゲティングやインフィードなど、さまざまな方法で広告を載せることが可能ですが、このインタレストマッチは、しっかりと活用をすることができれば、とても広告効果を発揮してくれる方法になります。
インタレストマッチを利用している方はもちろん熟知していますが、インタレストマッチを知らない人はまったく知らない広告になるので、是非、覚えてみてください。
そこで、今回この記事では、Yahoo!広告のインタレストマッチの設定方法や上手い活用法について徹底的に解説をしていきたいと思います。
これを機会に、あなたもインタレストマッチデビューをしてみてはどうでしょうか?
Yahoo!広告のインタレストマッチとは?
ユーザーの検索履歴などから自動的に判断されたユーザーの『興味・関心』に、関連性があるときに広告が掲載されるのが、インタレストマッチになります。
つまり、『興味関心連動型広告』に分類されます。
興味関心連動型広告ということで、関連性の判断基準としては、広告内のキーワードと、ユーザーの興味・関心事との間でなされるので、広告主が『こういったことに関心を持っている人』といったように、ある程度のカテゴリを指定することが可能です。
インターネットを使用しているユーザーが閲覧しているページの内容や、ユーザーのウェブサイトの閲覧の履歴、過去に検索をした履歴などをもとにして、そのユーザーに対して広告を配信することになります。
たとえば、数週間前に旅行に関連するページを見ていたユーザーが、その数日前には筋トレやトレーニング関連のページを見ていて、直前ではインスタ映えするスイーツで検索し、現在はオンラインでできる英会話サービスを閲覧しているといった、ユーザーの閲覧履歴から総合的に判断をして、ユーザーにとって最も関連性の高い広告を表示します。
適切なユーザーについては、複雑な設定などをする必要はなく、Yahoo!のシステムが自動的に判別をして広告を配信するので、広告の運用の経験がまだ浅いという人でも利用することができます。
ある調査では、サイトリターゲティングと比較をして、2倍の顧客獲得をすることができたり、インフィードと比較をしても顧客獲得コストを安く抑えることができているという結果がでています。
また、インタレストマッチ広告は、リスティング広告よりも安価なクリック単価で非常に多くの表示回数を稼ぐことができます。
目的がはっきりしている場合に、インタレストマッチは最適な広告法と言えるでしょう。
また、インタレストマッチは、Yahoo!プロモーション広告が提供している「行動ターゲティング広告」でもあります。
Yahoo!インタレストマッチ広告は、知る人ぞ知る広告になるので、そのような仕組みなのか分からず、また、どのような効果を発揮するのかも分からないという人はまだまだ多いと思うので、のではないでしょうか。
Yahoo!広告インタレストマッチの特徴
インタレストマッチは、ユーザーが閲覧しているページの内容やその履歴、過去に検索をしたデータや直前に検索をしたキーワード、閲覧をしたことのあるページの内容などを元にして分析をして、「そのユーザーが興味や関心を持ちそうな最適な広告」を表示するようになっています。
インタレストマッチの配信の仕組みとしては、広告テキストに含まれる「キーワード」を管理画面に登録をして、それを軸として、ユーザーがそのキーワードに関連しているということを選定します。
インタレストマッチの広告の配信先については、Yahoo!のトップページなどのページに加えて、他のターゲティング広告と同じように、Yahoo!の提携サイトのコンテンツページが配信先となります。
また、ユーザーに対して配信するをするインタレストマッチは、サイト内のコンテンツと一致しないこともあるので気を付けましょう。
配信の仕組みとして、例を挙げて、分かりやすく解説をしていきます。
たとえば、数週間前に「夏休みのキャンプの計画」を立てようとします。
その場合、まず、「アウトドア」に関連するような情報を調べます。
そして、数日前には将来の海外旅行のための一眼レフカメラの情報の収集をしたり、さらに現在では自転車通勤をはじめようと、自転車に関するページを閲覧したりするかもしれません。
さらに、ヨガスタジオやフィットネスジムなどに通いたいと、スタジオや教室を調べてみたり、何か珍しいペットを飼いたいとカメレオンやフクロウ、ヘビやトカゲなどの生き物など、あちらこちらと興味・関心によって情報が行きかいます。
いろんなページを見ている人は、その調べる行動の履歴などから、アウトドアや海外旅行、自転車やヨガやフィットネスジム、ペットにというカテゴリに興味・関心があるユーザーだということがわかります。
そこで、インタレストマッチでは、ユーザーが現在見ている自転車関連のページに、自転車だけではなく、アウトドア関連や海外旅行関連の情報が適していると判断をして、それらの広告を表示します。
そうすることで、いろんな関連のページに誘導をすることが出来ます。
表示された広告によって、「そういえば、海外旅行どうするか決めなくちゃ」と、しばらく前に興味を持っていた事柄を思い出すことが期待できます。
インタレストマッチの強みのひとつとしては、情報収集や調査はしたものの、その時には購入や決定には至らなかったユーザーに対して継続的にアプローチをすることで、興味を再認識させられる点にあります。
また、広告を見せたいユーザーについて、スポンサードサーチでは地域での絞り込みをすることができますが、インタレストマッチでは地域の他に、性別や年代、曜日や時間帯を絞り込めることができるというのも大きな特徴になります。
絞り込むことができる範囲としては、モバイル向けサービスでは、配信キャリアと時間帯のみになります。
例えば、新しくオープンした飲食店の広告を、近県に住んでいる顧客に対しては土日だけ見てもらったり、化粧品の広告であったら20代の女性だけに向けて配信をしたりといった、それぞれにとって必要なだけアプローチをすることが可能になるのです。
行動ターゲティング広告とは?
行動ターゲティング広告とは、インターネットユーザーのこれまでの閲覧したデータの履歴から、広告主の商品やサービスに興味があると思われる見込み顧客に向けて広告を配信する仕組みのことをいいます。
一つのことを調べていて、いつの間にかあちらこちらいろんなサイトを閲覧していて、「この広告見たことあるな」「また同じ広告が出てきた」といったように、何度か同じ広告を見かけるなんていった経験をしたことはありませんか?
これは、インタレストマッチ広告によるものなのです。
インタレストマッチ広告によって、あなたの「興味」や「関心」があるものを広告として表示しているのです。
例えば、数週間前は旅行関連のページを見ていた人が、数日前にはスポーツ関連のページを見ていて、直前では「映画 東京」で検索し、現在はニュースサイトを閲覧しているといった閲覧履歴から総合的に判断して、ユーザーにとって最も関連性の高い広告を表示することができます。
インタレストマッチ広告では、ユーザーの閲覧情報が十分に集まっていれば、「検索連動型広告」や「コンテンツ連動型広告」などよりも、ユーザーの興味・関心に即した広告を表示できる可能性が高まります。
Yahoo!広告インタレストマッチとインタレストカテゴリーの違いとは?
インタレストマッチと似た広告配信の方法として、「インタレストカテゴリー」があります。
インタレストマッチもインタレストカテゴリーとも、ユーザーの興味関心を軸として配信先を決定していくものですが、微妙に違いがあります。
- インタレストマッチ…広告文のキーワードとユーザーの興味関心のマッチング度合いを基にターゲティング。インタレストカテゴリー、サイトカテゴリー、性別年齢地域、曜日、時間帯でターゲティングを組み合わせ可能。
- インタレスとカテゴリー…設定したカテゴリーとユーザーの興味関心のマッチング度合いを基にターゲティング。サーチターゲティング、サイトリターゲティング、サイトカテゴリー、
プレイスメントターゲティング、性別年齢地域、曜日、時間帯でターゲティングを組み合わせ可能。
以上のような差があるのです。
インタレストカテゴリーの方が組み合わせをすることができるターゲティング方法が多いのですが、あまり絞り込みてしまうと、対象が極端に減ってしまうので、絞り込む際には注意をする必要があります。
絞り込んだ場合と絞り込まなかった場合との両方を比べてみて、効果を確認するようにしましょう。
Yahoo!広告スポンサードサーチとインタレストマッチの違いについて
Yahoo!プロモーション広告の1つのアカウントで、「スポンサードサーチ」と「インタレストマッチ」のそれぞれの方法で広告を配信することができます。
検索結果に良く出てくるスポンサードサーチは、すでにキーワードについて興味がある人をターゲットにして宣伝する広告になります。
なので、Yahoo! JAPANなどの検索エンジンを利用した際に検索結果のページに広告を掲載する「検索連動型広告」となっています。
それに対して、インタレストマッチは、インターネットユーザーの興味・関心を推定して広告を表示する「行動ターゲティング広告」となっています。
スポンサードサーチ | インタレストマッチ | |
アプローチ方法の特徴 | 検索している時にピンポイントでアピール |
|
広告の掲載場所 | 検索結果ページ | Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋などのコンテンツページ |
マッチング方法の概要 | ユーザーと広告を検索キーワードで結びつける |
|
補足的に利用できるターゲティング | 地域ターゲティング(※1) | 地域、性別、年代、曜日、時間帯でのターゲティング(※2) |
ただし、ターゲティングができるからといって、絞り込みをしすぎてしまうと表示することができる機会が少なくなってしまいます。
その結果、広告がなかなか表示されなくなってしまうということがあるので、その点に関しては注意をする必要があります。
なので、絞り込みを行う場合には、絞り込まないキャンペーンも同時に展開をして、それぞれの効果を比較するといいでしょう。
そこが、スポンサードサーチとインタレストマッチの大きな違いになります。
スポンサードサーチだけでは取り逃がしてしまうようなユーザーに対しても、インタレストマッチであればクリックされる可能性が高まります。
例えば、「パスポート」で検索をしていたユーザーがいたとしたら、海外に出張をするか旅行をしに行く予定があることを推測することができます。
そして、さらにそのユーザーがヨーロッパについてのサイトを閲覧していたとしたら、そのユーザーがヨーロッパに行く予定があり、パスポートを取得する必要があることが推測されます。
このように、閲覧履歴や検索キーワードなどをもとに、そのユーザーに興味・関心があると思われる広告を表示するのが、インタレストマッチ広告となっています。
さらに、Yahoo!のインタレストマッチなら、多くのYahoo!ユーザーのIDから、「地域」や「性別」、「年代」なども考慮に入れて広告を表示することができます。
また、検索結果の表示欄ではなく、コンテンツページで表示されるので、ユーザーがコンテンツをゆっくり見ているときに目に入るものになります。
なので、広告として大きくアピールをするのではなく、潜在顧客に対してさりげなく宣伝を行う感じの広告手法になります。
Yahoo!広告インタレストマッチを効果的に使うコツ
インタレストマッチをうまく使うには、ディスプレイネットワーク設定を、『パソコンとタブレット』『スマホ』でキャンペーンを分けることが大切になります。
パソコンとタブレットを分けて作るということも可能ではありますが、タブレットのみの単品だと配信数がそこまで多くないので、パソコンと同じキャンペーンにしておきましょう。
そして、グループ名を広告文のキーワードにしておくと見やすいのでおすすめです。
キーワードにしておくことで、一覧で見た時に、どんな広告なのかが分かりやすくなります。
しかし、キーワードを年齢ごとや性別ごとのように、あまりに細かくしすぎてしまうと、わかりにくくなってしまうので、詳細にするにはよくありません。
どうしても年齢で区切りたいのであれば、『10~50代』のように、大きく区分をしていきましょう。
もし、それであまり納得のいくターゲット層ではなくなってしまった場合、もう一度やり直して細かく設定し直すことが出来るので大丈夫です。
最初から細かくしてしまうと、効率が悪くなってしまうので気を付けましょう。
インタレストマッチはこんな方におすすめ
インタレストマッチは、業界にもよりますが、一般的にリスティング広告のクリック単価が高い業界については、インタレストマッチを活用することによって、良い結果が出やすい傾向があります。
とくに、クリック率や費用対効果などに関して悩んでいるのであれば、リスティング広告よりも安価なクリック単価で非常に多くの表示回数を稼ぐことができるインタレストマッチがおすすめです。
また、リスティング広告より獲得率が低いという場合でも、リスティング広告とあまり変わらない効率で新規のユーザーを獲得することができる可能性が大いにあります。
さらに、クリック単価が高い業界だけではなく、ターゲットとしている層が年齢・性別・エリアで区切りやすい業界についても、インタレストマッチをおすすめします。
たとえば、クリック単価がリスティング広告の約4割、獲得した件数としてはインタレストマッチを実施したことによって7割ほど増加したのに対し、獲得単価はそれほど変わりませんでした。
リスティング広告のクリック単価は100円未満だったのに対して、インタレストマッチはさらにそれよりも低い単価で獲得に繋げることができました。
また、インタレストマッチは年齢や性別、エリア別での配信をすることが可能なので、ターゲットとしている層に対して確実に広告を掲載することができます。
なので、年齢別や性別、エリア別の配信のコントロールをして確実に広告を届けたい場合などに、効果に応じて広告の掲載に強弱を付けていきましょう。
たとえば、取り扱っている商品に化粧品がある場合、アンチエイジングについての商品については悩みが増えてくる40代以上の年齢層への配信を強めたり、価格が手頃でユーザーが手に取りやすいような商品に関しては、10~20代の年齢層を狙って配信をすることが可能です。
配信をしたいユーザーが明確であればあるほど、より確実に狙ったターゲットに対して配信をすることが可能です。
ここまでで紹介をした、クリック単価が高い業界や、年齢別や性別、エリア別の配信のコントロールをして確実に広告を届けたい場合以外でも、リスティング広告の獲得件数がなかなか伸びなくて悩んでいたり、新規のユーザー獲得をしたいという場合にも、インタレストマッチを活用することをおすすめします。
Yahoo!広告インタレストマッチの設定方法
インタレストマッチの設定の流れは以下になります。
- 広告掲載方式「インタレストマッチ」を選択してキャンペーンを作成する
- 広告グループとターゲティングの設定をする
- 広告文を作成する
広告掲載方式「インタレストマッチ」を選択してキャンペーンを作成する
ページ上部のタブから「YDN」を選択し、「キャンペーン管理」をクリックして、表示内容選択から「キャンペーン」を選び、「+キャンペーン作成」ボタンを選択します。
キャンペーン作成画面が表示されたら、基本情報の広告掲載方式及び、キャンペーン名などを設定していきます。
広告掲載方式については、「インタレストマッチ」、「ターゲティング」、「インフィード広告」の3種類があるので、その中の「インタレストマッチ」を選択して、他の項目についても入力していきます。
設定方法についてはスポンサードサーチと同じように、任意でキャンペーン予算を設定します。
入力が終わったら「保存して広告グループ作成へ」をクリックして次に進みます。
広告グループとターゲティングの設定をする
保存が完了したら、広告グループ作成画面が表示されたら、必要事項を入力していきましょう。
配信デバイスや画像自動付与の設定を選択をするのですが、デバイスについては広告戦略次第では絞った方が有利な場合もありますが、広く広告を出稿したい場合には、全てのデバイスのままで大丈夫です。
そして、ターゲティング設定を選択して、広告グループ入札価格を入力します。
広告グループ入札価格を入力したら、「保存して広告文を作成へ」を選択します。
ここで、ターゲティング設定をしていくのですが、注意してほしい点として、ターゲティング設定を細く絞り込み過ぎないということです。
Yahooが広告を出稿しているサイトをジャンル別にまとめたものになるので、詳細に設定することでより興味のありそうなユーザーに向けて広告を表示させることができます。
なので、自社の扱ってる商品やサービスにあったジャンルを設定するようにしてください。
はじめから、ターゲティングを細く設定することもできますが、ターゲティングは広めに設定をしておいて、広告を配信した後にレポートで成果を確認するようにしましょう。
ターゲティングを絞り込むより、広告文の検証回数を増やして、ターゲティング設定毎の成果を確認すことが重要になります。
なので、はじめのうちのターゲティングは、性別や年齢程度の大まかな分類程度にすることをおすすめします。
また、コンバージョン率が大きく異なることが多くあるので、配信デバイスについては、最低限スマートフォン用の広告グループと、パソコン・タブレット用の広告グループは分けて登録しておきましょう。
広告文を作成する
広告文の作成画面まで進むことができたら、ここで、広告の作成をするので、必要な項目を順番に入力していきましょう。
「掲載フォーマット」を選択します。
タイトル及び説明文の項目については、文字数がスポンサードサーチより少ないので少し難しくなりますが、ユーザーの目を引くような文章を作っていきましょう。
テキストを選択した場合、「タイトル」、「説明文」、「表示URL」、「リンク先URL」を入力します。
そして、「保存」をクリックして、完了になります。
また、掲載フォーマットでディスプレイ(画像広告)を選択した場合も、「タイトル」、「説明文」、「表示URL」、「リンク先URL」の入力が必須となります。
インタレストマッチは、広告文に効果的なキーワードを入れることが大切です。
「誰に売るのか」を意識して、さまざまなキーワードを広告ごとに作っていきましょう。
例えば、楽器店のサイトで広告文を作る際に、キーワードを『楽器』とひとくくりにしないで『ピアノ』、『エレクトーン』とカテゴリを明確にしておきましょう。
その方が、確実にそれぞれの楽器に興味を持っているユーザーに広告が配信されるようになるので、ユーザーの興味・関心と関連性があるのかどうか判断していきましょう。
また、「スポーツ選手」や「有名人」をキーワードにすることもできる場合があります。
タイトル、説明文は実際には表示されませんが、キーワードは、タイトルと説明行に同じワードを入れるということをYahoo!は推奨しています。
もしも、タイトルと説明行に同じワードを入れることが難しいという場合には、説明行にキーワードを入れて、タイトル自体はインパクトを与える文面に変えておくことも可能です。
さまざまなパターンを作って、検証をしてみましょう。
先ほど作成した広告が、キャンペーン管理ページの「広告」の項目に表示されているかどうかを確認して、表示されていれば、審査が終わり次第、実際に広告が各サイトに配信されるようになります。
Yahoo!広告インタレストマッチの分析方法
インタレストマッチは、配信先のプレイスメントを確認することはできません。
確認できる項目は、下記の通りです。
- インタレストカテゴリー
- サイトカテゴリー
- 性別
- 年齢
- 地域
- 時間帯
- デバイス
などのカテゴリがあります。
確認方法としては、レポートのタブ内の「パフォーマンスレポート」を選択します。
パフォーマンスレポート作成画面に進んだら、レポート形式を設定のレポートの種類で、「キャンペーンレポート」を選択します。
表示切り替えで、確認したい項目を1つ選択した後、レポート作成をします。(サーチキーワードは選択できますが、インタレストマッチキャンペーンでは何も表示されません。)
項目毎に成果を確認して、成果の悪いセグメントが見つかったら、ターゲティング設定から外すか広告グループを分けて入札価格を低く設定します。
逆に成果の良いセグメントが見つかったら、広告グループを分けて入札価格を高く設定するようにしましょう。
広告文を追加して、さらなる成果アップを狙うことができると最高ですね。
Yahoo!広告インタレストマッチ広告運用のポイント
スポンサードサーチと似て非なる広告であるインタレストマッチは、スポンサードサーチとは別の広告管理ツールから運用するようになっています。
なので、当然、広告作成のポイントについても違いがあります。
広告作成のポイントとしては、
- スポンサードサーチの広告文やキーワードは使わない
- 「キャンペーン作成ウィザード」でキーワードを選ぼう
- 広告は複数用意してテストしよう
それぞれのポイントについて、見ていきましょう。
ポイント1 スポンサードサーチの広告文やキーワードは使わない
スポンサードサーチを利用している方は、「スポンサードサーチで利用しているキーワードや広告を流用すればカンタンだ」と考える人もいるかもしれませんが、異なる特徴を持っている広告になるので、安易に流用するのは禁物です。
たとえば、複数の語を組み合わせたキーワードが、ユーザーの絞り込みに功を奏し、スポンサードサーチで高い効果を上げているとしても、インタレストマッチでは、データを絞り込みすぎたせいで広告の露出機会を極端に抑えてしまうかもしれません。
安易に考えて流用するのは禁物なので、気を付けましょう。
ポイント2 「キャンペーン作成ウィザード」でキーワードを選ぼう
キーワードの流用に注意が必要だと言うと、「キーワードを考えるのが大変!」という声が聞こえてきます。
しかし、そんな心配をするのは無用なので安心して下さい。
キーワードを考えるのが大変というそんな方のために、インタレストマッチには、効果的なキーワードを見つけられる各種のサポート機能があります。
インタレストマッチでは、広告(タイトル・説明文)の中にキーワードもしくはキーワードと同義な語句を含む必要があります。
なので、作成する広告と関連性の高いキーワードを選択するようにしてください。
また、1つの広告グループにキーワードを多く登録しすぎても、効果的な運用が難しくなってしまいます。
なので、まずは取り扱い商材や対象とする顧客層にマッチするキーワードを3つほど選び、残すようにすると良いでしょう。
ポイント3 広告は複数用意してテストしよう
キーワードが決まったところで、次は表示される広告をつくります。
ここでは、表示される広告として1つだけではなく、複数の広告を用意することがポイントです。
表示される広告の効果をそれぞれ検証しながら、しっかりメンテナンスしていきましょう。
インタレストマッチでは、広告(タイトル・説明文)にキーワードを含んでいることはもちろん、一瞬で目を引く、インパクトのある表現が効果的な場合も多いことがポイントです。
また、複数用意する広告の内容は、一瞬で目を引くような「遊び心があってキャッチーなもの」や、「商材や店舗の特徴をわかりやすく説明したもの」といったバリエーションをつけておくといいでしょう。
Yahoo!広告インタレストマッチで顧客を引きつける広告のポイント
インタレストマッチは、ページを閲覧中の「今は検索していない」…でも、そんなユーザーに対しても訴えることが出来る広告となっています。
そこで、重要になってくるのがパッと見た時に「ぐっと興味を引きつける表現」になります。
なんとなく天気をチェックしている人、なんとなく調べものをしている人、なんとなくニュース記事を読んでいる人など、普段何気なくページを閲覧している人のなんと多いこと。
そこで、少しでも見てもらって興味をくすぐるような、さらに、広告をクリックしてもらうことが必要となってくるのです。
- 続きが気になる!
- 遊び心をもってキャッチーに
- キーワードを目立たせる
- ターゲット対象を明記する
それぞれ、1つずつ見ていきましょう。
テクニック1 続きが気になる!
ニュースサイトなどでなんとなく記事を読んでいる時に、一瞬で目を引くようなインパクトのある広告だと気になりますよね。
そこで、気にしていないような別のニュースでも「見出し」が気になり、思わずクリックしてしまうことも多いのではないでしょうか。
インタレストマッチでは、結果や中身を知らずにはいられなくなるような、そんな魅力的なテクニックを利用するのがとても効果的です。
魅力的な広告にするためには、アピールしたい情報すべてを広告内で完結させないようにしましょう。
どういうことかというと、「海外旅行でトクする5つのルール」、「1日1万PVを目指す集客術」など、見てみたくなるようなまるで書籍のタイトルのような見出しも効果的です。
また、「今のファッションに満足してますか?」、「現在の保険だけで老後は安心できますか?」など、読み手に問いかける文章にしてもいいでしょう。
テクニック2 遊び心をもってキャッチーに
第一印象であるインパクトで目を引くためにも、少し遊び心のあるような文章をつかうというのも効果的です。
ポスターやテレビ、オンラインショップなどの商品やサービスのページに、商品の像であったり動画だけが載っていても、見たユーザーにはその意図が伝わりにくいことがあります。
そこで、その商品やサービスにぴったりなキャッチコピーが1文あるだけで、その商品のやサービスの魅力が伝わり、画像や動画の意味も大きく変わってきます。
例えば、数週間前に「国内旅行のサイト」、数日前に「伊豆温泉のサイト」を閲覧しているユーザーがいて、今は「天気予報のページ」を見ている人の興味を一瞬で引くような、また、温泉旅行の広告タイトルなども考えてみましょう。
また、かしこまった文章ではなく、少し、くだけたようなキャッチーな文章などのほうが目を引きます。
たとえば、「“買ってよかった”をあなたも実感」、「毎月の気になる電気料金を節約する方法」、「今年のトレンドファッション」、「今すぐ、受験に向けて準備をしよう」、「当カフェでは、コンセントを自由に使って頂けます」、「お待たせしました!SNSでバズった商品、再入荷しました!」、「自分で1年以内に起業したいという方必見!」、「購読者の半分以上が経営者」などがあります。
また、キャッチコピーの最大の特徴としては、その短さと簡潔さになるので、長い文章とは違って情報の量や詳細さには欠けるかもしれませんが、少ない文字数に凝縮をして、ユーザーの印象に残るような形でメッセージを伝えることが可能です。
また、その年に流行っているフレーズを取り入れるというのも効果的です。
テクニック3 キーワードを目立たせる
キーワードを目立たせるということは、とても大切になります。
しかし、インパクトを重視しすぎたり、文言が長かったり、あまりに謎めいていたりしてしまうと、一体、これはどんな商品なのか?どんなサービスなのか?と疑問を持たれてしまい、商品やサービスの魅力を伝えにくくなることも考えられます。
そんな場合は、キーワードの位置をタイトルの目立つ部分に入れるなどの工夫が有効的です。
たとえば、「京都 ツアー」というキーワードなら、検索キーワードを見出し前半に入れ、ユーザーの求めている情報を明確にします。
それは、スポンサードサーチの広告に近いイメージかと思います。
インタレストマッチは、直接的な検索に対して表示される広告ではありませんが、関連する情報を含むページに掲載される可能性も高いので、読み手が「その先にどういったジャンルの情報があるのか」を予想できるようにしましょう。
また、キーワードを目立たせるために、「太字」にするというのは、案外目立つのでクリックをしたくなります。
基本的には、広告文にはキーワードと同じ言葉を使うようにしましょう。
テクニック4 ターゲット対象を明記する
インタレストマッチでは、読み手の性別や年代を絞り込んで表示をすることができます。
そのため、インタレストマッチは広告の対象を明記するというパターンもおすすめです。
対象となるユーザーが、クリックをしてくれそうな広告を用意することが必要となってきます。
なので、30代専門の転職サイトなら「高年収(1,000万以上)」や「役職あり」、「非公開」など30代向けなど、また、中高年の女性向けのコスメなら「50代女性のお肌に!」といった見出しをつけるなど、ユーザーの属性を明記して、対象となるユーザーがクリックをしてくれそうな広告を用意します。
ターゲットをあらかじめ明記することで、広告をクリックする前にユーザーを絞り込むことで、無駄なクリックを減らすことができ、その結果、コンバージョン率を上げることができます。
コンバージョンの獲得が見込めるということで、費用の節約をすることにもつながります。
対象ユーザーを特定してしまうことで、広告のクリック率は下がってしまうかもしれません。
しかし、データを絞ったとしても無駄なクリックを減らすことができると考えれば、そのメリットとしては大きいかもしれません。
Yahoo!広告のインタレストマッチとは?設定方法や上手い活用法を徹底解説!まとめ
今回は、Yahoo!広告のインタレストマッチの設定方法や上手い活用法を徹底解説してきましたが、いかがでしたか?
一度失敗してしまうと修正が難しく、継続的なチャレンジを断念してしまっている方が多くいらっしゃるのではないかと思います。
そこで、インタレストマッチは難しいのではないかと敬遠されることが多々ありますが、実は知らないだけであって、実際にはそんなことはありません。
決められたルールの中で最大限の成果を出すために、やれることははっきりとしているので、諦めずに広告文の検証をし続けることによって、必ず良い成果に結びつくはずです。
インタレストマッチをうまく活用することで、今まで配信することができなかったユーザーに対して、配信できる可能性が大いにあるのです。
これを機会に、是非使ってみて、さらに粘り強くチャレンジをしてみてくださいね。
なぜ、広告未経験の新入社員でも、CPA:947円でROAS:5,479%を出せたのか?『メールやLINE登録CPAを下げる厳選フレーズ集100選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で使っている厳選フレーズをまとめました。 実際、これを使って、 ・広告費:¥77,688 という圧倒的な結果をたたき出しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |