今や、BtoBマーケティングで欠かせない手法の1つとなっている「ステップメール」は、特定の資料請求日、申込日、初回購入日などといったアクションをしたユーザーに対して、あらかじめ設定されたスケジュールに沿って自動的に配信されるメールのことです。
ユーザーのアクションを起点として情報発信を行うので、顧客ニーズに合わせた訴求をすることができます。
ステップメールの設定を一度すると、ユーザーのアクションから想定されるニーズに合わせた内容のメールが、自動的にちょうど良いタイミングを見計らって配信されます。
しかし、まだ充分に思っているような運用をすることができず、「どのようにしあら効果的な配信をすることができるのか」、「正直、どういった手法なのかよくわかっていない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで、今回この記事では、【ステップメールでセミナーへ誘導する方法!例文や活用例もご紹介!】ということについてご紹介していきたいと思います。
ステップメールでセミナーに誘導する配信例
ステップメールでは、どのような内容のコンテンツを配信すると、セミナーへ誘導することができるのでしょか?
資料請求をしたユーザーに対して、セミナーへの誘導をする場合のステップメールの配信例をご紹介します。
資料請求からセミナーにつなげたい場合
セミナーの3日前くらいになったら、セミナーへ参加する意欲を思い出してもらうためのリマインドメールを送り、セミナー集客率を高めていきましょう。
商品やサービスを購入した後などのタイミングを見計らって、ステップメールを活用してお知らせをすることによって、セミナー受講の意欲もさらに高まるかもしれません。
資料請求をしてくれたユーザーに向けてのステップメールの配信例としては、
- 即時:資料請求に対するお礼メール
- 2~4日後:自社製品を導入したお客様の声や事例を紹介する
- 6~7日後:自社と競合他社とのサービスの違いを説明
- 10~12日後:製品活用セミナーの案内メール
導入事例や他社との違いを配信し、「自社で導入したらどんな効果があるか?」というメリットを伝えることで、見込み顧客にイメージさせ、意欲を高めることによって、活用セミナーへ誘導します。
例文としては、
件名 :【サービス名】の無料セミナーをご案内します。
差出人名:山田太郎 / 〇〇〇
本文 :
〇〇〇株式会社
○○様
平素より、大変お世話になっております。
株式会社 〇〇〇の 〇〇〇です。
先日ご案内させていただいた、【サービス名】の無料トライアルはいかがでしたでしょうか。
今回は、【サービス名】の使い方や導入事例に関する、無料セミナーのご案内をいたします。
○○様のお越しをお待ちしております。
【CTAボタン】
ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後とも、よろしくお願いいたします。
以上のような例文になります。
セミナー参加後に送るステップメールの例文
セミナーが終了した後にも、セミナー内容を想起してもらうために、セミナー参加者の熱が高いうちに、セミナー参加後3日などに、セミナーで利用した資料などを送信します。
さらにその1週間後に、参加者の悩みを解決することができた事例などを紹介することで、購買意欲を高めていきます。
また、セミナーで利用した資料などを送信することによって、セミナーであった内容の記憶をたどって思い出し、需要発生時にお問合せをしたり、セミナー内容を元にしてのちに需要が発生する場合もあります。
セミナー参加後に送る、ステップメールの例をご紹介します。
- 【1通目】お礼と業界のトレンド情報
- 【2通目】自社サービスの強みやベネフィット
- 【3・4通目】サービスに関する豆知識や最新情報
- 【5通目】他社製品との比較
それぞれの例文を見ていきましょう。
【1通目】お礼と業界のトレンド情報
○○株式会社
○○〇さま
いつもお世話になっております。
株式会社○○〇の○○〇です。
この度は弊社のセミナーへご参加いただき、ありがとうございました。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
【問い合わせ先】○○〇
セミナーの中でもお伝えしたように、今、○○業界では○○への関心が高まっています。
弊社で運営している○○〇では、最新情報も定期的に更新中です。
【WebサイトURL】○○〇
○○〇さまのご参考になれば幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
【2通目】自社サービスの強みやベネフィット
○○株式会社
○○〇さま
いつもお世話になっております。
株式会社○○〇の○○です。
先日ご案内した○○〇(Webサイト名)は、ご覧になりましたか?
ご不明な点などございましたら、いつでもお問い合わせください。
【問い合わせ先】○○〇
弊社の「○○(サービス名)」は、○○業界の○○〇にも対応したサービスとなっており、○○の実用化を検討中の方に向けて、「○○(サービス名)」の強みやメリットをまとめた資料をお送りいたします。
【資料URL】○○〇
少しでも○○さまのお力になれれば幸いです。
引き続き、よろしくお願いいたします。
【3・4通目】サービスに関する豆知識や最新情報
○○株式会社
○○〇さま
いつもお世話になっております。
株式会社○○〇の○○です。
今回は○○(Webサイト名)の更新情報をご案内いたします。
「○○〇(サービス名)」の活用方法も随時更新していますので、
○○さまのご参考になれば幸いです。
【最新記事】
・「タイトル」
・「タイトル」
・「タイトル」
【WebサイトURL】○○〇
ご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
引き続き、よろしくお願いいたします。
【5通目】他社製品との比較
○○株式会社
○○さま
いつもお世話になっております。
株式会社○○〇の○○です。
今回は、「○○(サービス名)」の料金プランをまとめた資料をお送りいたします。
他社との比較データもあわせて記載しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
【資料URL】○○〇
また、お見積もり依頼は下記のお問い合わせフォームよりお願いいたします。
最適なプランをご提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
【問い合わせ先】○○〇
お礼のメールの送信が1週間後になってしまったり、お礼のメールよりも先に商品紹介をされたりすると、参加者の購買意欲が下がってしまう可能性があります。
なので、ステップメールを配信するタイミングというの、とても重要になってくるので、慎重に検討をするようにしましょう。
ステップメールの活用シーン
ステップメールには、さまざまな用途があるので、目的によって多様なシーンで活躍することができます。
代表的な活用例としては、
- 商品を購入した顧客に対してのフォローメール
- 誕生日などユーザーの記念日をお祝いするメール
- メンテナンスの案内を送る
などが挙げられます。
フォローメールを配信したり、ユーザーの記念日をお祝いしたり、いずれの用途においても、コミュニケーションを形成するという意味でも顧客維持にとても役立ちます。
商品を購入した顧客に対してのフォローメール
商品やサービスを購入した顧客に対して、「購入後のお礼メール」、「商談後のお礼のメール」、「到着確認のメール」などのフォローメールを配信します。
そのほかにも、
- 注文サンクスメール
- 発送案内メール
- リピート購入連絡メール
- 購入者限定セールメール
などがあり、フォローメールを送信するポイントとしては、もう一度購入してもらえるよう、再購入を促すことです。
たとえば、1週間で使い終わるサンプル品をお申し込み頂いた顧客に対して、約1週間後にフォローアップメールを配信します。
サンプル品がなくなるタイミングで配信をすることで、顧客の購入する必要性が高まっている状態でもあり、本購入に進む可能性があります。
また、購入のお礼メールを配信するときに、「同様の商品を購入されたユーザー様にはこちらの商品も人気です!」などのレコメンドを含めることをおすすめします。
誕生日などユーザの記念日をお祝いする
「誕生日おめでとうございます!」と、お客様にとって特別なイベントである誕生日をお祝いされるとうれしく、多くの場合、最後まで文面をしっかり読んでもらえる傾向にあり、その誕生日がビジネスの機会になることがあります。
今日が誕生日という方を、システムから自動で抽出し、「誕生日の方限定施策」や「誕生日限定の割引クーポン」などを配布することが多くあります。
誕生日は年に一回のイベントで、「誕生日だから、自分にご褒美してあげようと」、お客様の購入意も高まっている可能性があるので、普段買ったことのないものやサービスを購入してもらいやすい傾向にあります。
そのタイミングで、さらに背中を押すという形で割引クーポンなどを配信していきましょう。
メンテナンスの案内を送る
リフォーム製品や電化製品などのように、使っているうちにメンテナンスをする必要があるような商品の場合は、購入後、一定期間後に「お手入れ方法のお知らせ」などの案内メールを配信することも大切です。
メール一つで、顧客満足度の向上を期待することができます。
また、「使い心地はどうですか?」、「ご不明点はありませんか?」、「何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください」などと問いかける形のメールを配信することで、顧客は安心してメンテナンスを依頼することができます。
また、顧客からの要望などがあれば、その不満を解消し、商品の改善に活かすことができます。
ステップメールの前準備
ステップメールを配信する際には、その前準備として、
- 目的を明確化
- タイミングの見極め
という前準備をする必要があります。
まず、どのようなターゲットに、どのようなアクションを取って欲しいかを考えて設計をするようにしましょう。
また、商品やサービスを購入した後のアフターフォローとしてステップメールを運用する場合、対象となるのが新規ユーザーなのか、既存ユーザーなのかでは、アプローチが異なります。
商品やサービスを購入してくれたユーザーには、今後も継続的に使ってもらえるような有益な情報を配信し、すでに商品やサービスを繰り返し使ってくれているリピーター的なユーザーは対しては、さらなるメリットを伝えることをおすすめします。
そして、ステップメールの効果を高めるうえで。重要となるのが、配信をするタイミングを見極めることです。
この、配信するタイミングというのは、実際にどのタイミングが適切かどうかは、商品やサービス、配信するターゲットによって異なるので、効果が最大になるようにPDCAを回していきましょう。
ステップメールでセミナーへ誘導する方法!例文や活用例もご紹介!のまとめ
今回、この記事で【ステップメールでセミナーへ誘導する方法!例文や活用例もご紹介!】ということについてご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ステップメールは、認知を拡大したり、BtoBにおいてもとても有効なメールマーケティングの手法になります。
ユーザーのニーズに応えられるよう、市場を良く分析して、信頼性の高い配信内容を作り上げ、必要としているタイミングで配信をする必要があります。
BtoBの商材というのは、そもそも高額な傾向にあるため、徐々に検討段階を上げるとともに、定期的なメンテナンスをして、最新の情報をとどけたり、配信内容のブラッシュアップも重視していきましょう。
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