メールマーケティングとは、メールというコミュニケーション手段を用いて、顧客とコミュニケーションをとり、最終的な目標としてはコンバージョンへと導くデジタルマーケティング手法です。
メルマガなどが手法としては最も知られていますが、他にもニーズがある人へ適切なタイミングや適切な内容のコンテンツを送付することができるたくさんの手法があります。
最近、SNSなどの普及が進み、一部ではメールマーケティングは古いという声も聞かれますが、メール利用者数は2020年代も増加し続け、マーケティングにおいて見逃せない領域であることは間違いありません。
メールマーケティングは、効果的なマーケティング手段ですが、そのやり方を理解しないまま初めてしまうと、効果を感じることができないまま終わってしまうでしょう。
そこで、今回この記事では、【メールマーケティングのやり方は?手法種類をご紹介!】ということについて解説していきたいと思います。
メールマーケティングの手法種類は?
メールマーケティングといってもどのような種類があるのでしょうか。
メールを配信する目的や、状況によってどの手法が適切なのか見極める必要があります・
メールマーケティングの中でも、代表的な5種類をご紹介します。
- メルマガ(一斉メール)
- ステップメール(フォローアップメール)
- シナリオメール
- ターゲティング(セグメント)メール
- リターゲティングメール
①メルマガ(一斉メール):ファン化・常連化につなげる
メルマガ(メールマガジン)は、対象者全体に一斉に配信されるマガジン(雑誌)のようなメールのことで、発信側が届けたいニュースやキャンペーンなどの情報を、対象の顧客に対して定期的に一斉送信するメールのことです。
メールマーケティングを始めるという場合に、「最初はメルマガから」と言われるほど、配信するための手間が圧倒的に少なく、運用が手軽であることから、最初に着手することの多い手法になります。
メルマガで重要なポイントとして、基本的には同じ内容のメールを全員に配信していますが、「誰に」「どんなコンテンツ」「いつ」を送るのかが成果を左右します。
また、配信システムの仕組みを利用した個人名や宛名の簡単な最適化は行われたりします。
配信する時間や配信頻度については、発信側が自由に決めることができ、配信時間は早朝であったり11時間前後、通勤通学時間帯など、配信頻度は週1~2回程度から毎日送るなど、企業によってさまざまです。
定期的に送ることで、受信側の企業・商品理解が深まり、常連化やファン化につながることが期待できます。
メルマガの件名と差出人名は、開封率に大きく影響する重要な項目になるので、件名は極力長くならないようにし、【】などの装飾はあまり使わないようにしましょう。
また、差出人名は、メルマガを購読している3割以上が送信元が誰かでメルマガを読むか読まないかを判断していると言われているので、親近感を持たせるためにも、いかにもメルマガっぽい「○○営業部」「▲▲編集部」という名称をつけるよりも、自分宛に送られたメールのように感じるように、個人名を差出人名に設定するのもおすすめです。
また、メールの内容ももちろん重要で、求めていない情報の提供をしてしまったり、送りすぎてしまうことにより、迷惑になってしまう場合もあるので、どのような情報を、どれくらいの頻度で、どのタイミングで配信をするのか、受信者側の状況も踏まえて配信をするようにしましょう。
②ステップメール(フォローアップメール)
ステップメールは、ユーザーの行動を起点として、特定の日付(会員登録日・商品購入日等)や任意の条件で、あらかじめ設定されたスケジュールに沿って複数のメールを自動配信していくマーケティング手法になります。
前述のメルマガ(メールマガジン)との違いとしては、どちらもメール配信によって目的の達成を目指すという点は同じですが、アプローチの目的や配信のタイミングなどに違いがあります。
ステップメールは、ユーザーの心理やどのような状況なのかを見極めた内容と適切なタイミングでメールを配信して興味・関心を引き、徐々に販売や成約へつなげていく効果を期待することができます。
例えば、ユーザーが会員登録をした時や、商品を購入してから3日後にお礼メールとクーポンを配信して、1週間後、1か月後にも類似の商品や新商品のお知らせなどのメールを配信します。
また、定型化されたステップメール配信を自動化することで、膨大な数の見込み顧客に対しても、時間や手間をかけることなく、自動的かつ継続的にコミュニケーションを維持することができるので、効率的なフォローアップをすることが可能になります。
顧客のアクションや状況を踏まえつつ、段階的に情報を提供するので、顧客との関係を構築しやすく、メルマガのような単発でのメール配信と比較すると、より密度の高いコミュニケーションをとることができます。
その結果、見込み顧客からの信頼を獲得することできたり、自社のブランディング効果も得ることができるので、他社との差別化を図ることにもつながります。
③シナリオメール
シナリオメールは、ユーザーの特定の行動に対してあらかじめ設定しておいたシナリオに沿ってメールを自動的に配信をします。
シナリオメールは、「ステップメール」と似ていて混同されることが多くありますが、違うものになります。
ステップメールは、「商品の注文日」や「資料の請求日」など、特定の日付を基点としたメールを送信するのに対し、シナリオメールは顧客がどのような行動をとったかをメール配信の対象と「商品ページを〇回閲覧したユーザー」など、日付だけを基点とするステップメールよりもさらに細かい条件の設定をすることが可能になります。
メール受信者がメールを開封したりクリックをしたりという行動に応じて、あらかじめ作成しておいたシナリオを自動で配信するので、ユーザーのとる行動に内容を合わせて配信をしていきます。
ユーザーが起こしたアクションの内容に応じてメールを配信するので、興味・関心に合ったメールの内容を適切なタイミングで届けることが可能になり、ユーザーがその情報に反応する可能性が高まり、コンバージョン率を高めることにつながります。
また、ユーザーの関心が高まったタイミングでメールを配信することができるので、興味のないメールを配信してしまい悪印象を与えてしまうということは回避することとができ、退会・解除者を下げることができます。
④ターゲティング(セグメント)メール
ターゲティングメールは、見込み顧客に対して一斉に配信をするメールとは異なり、配信対象となる見込み顧客の属性などに応じて、ある程度セグメントを絞った上で配信するメールになります。
ここでいう見込み顧客の属性というのは、
・性別
・年齢
・居住地・事務所の所在地
・所属部署
・役職
・業種
といったものが対象になります。
また、ターゲティングメールは一斉配信をするメルマガやステップメールとは異なり、ユーザーのニーズに合わせた内容のメールを配信します。
なので、属性を絞ることで配信対象者は減ってしまいますが、ユーザーがコンテンツに興味を抱いてもらえる可能性が高く、関心をもってもらうことができ、その結果、メールの開封率や反響率、クリック率やコンバージョン率上につながります。
ターゲティングメールに限ったことではないですが、メールを用いたマーケティングにおいて、そのメールが読まれるかどうかは、まずは「件名」が重要になってきます。
興味・関心をそそるような件名にした上で、メールを読むことによって得られるメリットや、最新の情報などを端的に示すといった工夫をした構成にしていきましょう。
⑤リターゲティングメール
リターゲティングメールは、Webサイトへのアクセスやメールの開封・クリックなど、ユーザーの行動を起点に配信するメールです。
ユーザーの能動的なアクションに対して、効果的なアプローチをすることができるので、メール開封率やクリック率、さらにはコンバージョン率の向上を期待することができます。
ターゲットとなる顧客が何を必要としているのか、どのような感情を抱いているのか、これからどのような行動を取ろうとしているのかを予測しつつアプローチをすることができるので、まさに、ユーザーが欲しがっているであろう情報をリアルタイムで提供することが可能です。
ユーザーの行動を読んでタイムリーに配信されるメールは、高い開封率を期待することができ、クリック率の向上にもつながります。
適切なタイミングで適切な内容を送ることができれば、高い効果を発揮しますが、過度に送りすぎてしまったり、深夜帯に配信してしまうと、ユーザーの迷惑をかけてしまうので、ユーザーのプライベートに配慮をした配信を心がけましょう。
メールマーケティングのやり方は?手法種類をご紹介!のまとめ
今回この記事で、【メールマーケティングのやり方は?手法種類をご紹介!】ということについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
メールマーケティングをする上で大切なのは、必要としている内容のメールを最適なタイミングで、最も欲しがっているユーザーに配信をすることです。
特にメールを配信するタイミングというのは重要で、ユーザーの興味・関心が高いうちにメールを配信することで、メールの開封率やクリック率、さらにはコンバージョン率の向上につながりやすくなります。
メールマーケティングは、決して古い手法ではありません。
むしろ、マーケティング手法として今後も効果を発揮し続けるコンテンツといえます。
理解することができたところで、メールを配信しないと始まらないので、ポイントを押さえて効率的にメールを配信していきましょう。
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