広告といっても、投稿する先にさまざまな媒体がありますよね。
Googleをはじめ、snsやInstagram、Twitterなどがありますが、Facebookも見逃せません。
Facebookは、ビジネス系の方々が多く広告を出すのにもってこいな媒体なんです。
ただ、広告を出すときに広告ごとに見やすさ、商品のわかりやすさを担保するために、最適な広告の画像サイズやテキスト文字数を事前に理解して制作していく必要があります。
画像サイズを確認しないまま入稿してしまうと、「画像の一部が切れてしまい、キャッチコピーや説明文が表示されない」などの可能性もあり、その結果、効果が半減してしまいます。
そこで、「どんなサイズ・文字数は何で作ればいいの?」、「いろんなサイズの画像をたくさん用意しないといけないの?」、「調整の仕方、仕組みや適切な使い方が分からない」等と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回この記事では、Facebook広告の最適な画像サイズとテキスト文字数の最適値について、特徴や概要についても見ていきましょう。
webマーケティングをしている方に向けて、また、これから始める方にでも分かりやすく事例なども踏まえて分析してお伝えしていくので参考にしていただけたら幸いです。
Facebook広告のテキストの考え方
Facebook広告では、各種それぞれデバイスや配置によって広告の表示形式が変わるという特徴があります。
これが主に、Facebook広告のクリエイティブ作成を難しく考えさせてしまっている理由の一つです。
そのため、まずは基本となる要素「テキスト」と「画像」などの推奨事項をしっかりと抑えて対策をしておきましょう。
Facebook広告テキストの推奨事項
テキストは、それぞれ3要素あり、推奨文字数は以下の一覧の通りです。
- メインテキスト:125文字以内 ※必須
- 見出し:25文字以内(一部表示では非表示)※任意
- 説明:30文字以内(一部表示では非表示)※任意
上記の表にある以上の文字数を入力することも可能ですが、掲載されるサイトの配置によっては「…」と省略されます。
基本的には上記のような3要素から、デバイスや配置によって情報が取捨選択され、クリエイティブが構成されます。
また、カルーセル形式など広告フォーマットによっては別の要素を追加される時のありますが、まずはもっとも汎用性の高いこの基本要素を抑えておくと、さまざまな広告の目的や配置をカバーすることができます。
推奨値はモバイルファーストの基準
推奨事項は、スマートフォンなどディスプレイの小さなデバイスでも広告テキストが上手く収まるように、Facebook社が公式のヘルプページで挙げている推奨値なります。
これは、管理画面でも表記されていますが、パフォーマンスが高くなる可能性の高い配置を自動的にテンプレートで選択する「自動配置」が、Facebook社より推奨されています。
また、9割以上のユーザーがスマートフォンからFacebookを利用しているというデータを踏まえると、モバイルファーストな基準値を抑えておくことは必要不可欠ですね。
スマートフォンという便利なツールからFacebookを利用しているとなれば、気になる情報をストーリーズで伝えてみたり、ユーザーを獲得するためにもそれを使わない手はないですね。
大事なことは左側へ
商材の最大の強みなどの大事なことは、右側ではなく左側へ書くよう意識しましょう。
デバイスや配置によっては、記載した内容が意図せず広告テキストが途切れてしまう可能性があります。
せっかく大事なことを見せなくても、見れなかったら全く意味がないです。
なので、途切れてしまわないように左側に配置するようにしましょう。
広告の表示場所に合わせて、画像とテキストの組み合わせを柔軟に変更することが出来るGoogle広告のレスポンシブ広告も同様です。
Facebook広告の最適な画像サイズとテキスト文字数は?
まずは、Facebook広告の種類から把握する必要があります。
実は、Facebook広告には4種類の形式が存在します。
それぞれ、
- 画像
- 動画
- カルーセル
- スライドショー
です。
このそれぞれに推奨されているサイズが異なります。
なので、利用しようとしている形式のサイズは把握しておく必要があります。
では、1つ1つ最適なサイズを見ていきましょう。
画像
画像の最適なサイズは、
- アスペクト比(リンク無し) 1.91:1~4.5
- アスペクト比(リンクあり) 1.91:1~1.1
- 文字数(リンク無し) 125文字以内
- 文字数(リンク付き) 見出し:25文字以内、リンクの説明:30文字以内
が推奨されています。
また、ファイル形式は「jpg」または「png」に対応していて、画像アスペクト比は9:16~16:9で、解像度の上限はありません。
画像の最小サイズは縦、横それぞれ600ピクセルとなっていて、テキストは125文字以内です。
また、リンクが含まれる画像の場合、推奨されるアスペクト比は1.91:1、推奨解像度は1200 x 628ピクセル以上です。
テキストは、見出し25文字以内・リンクの説明30文字以内が目安となっていて、この文字数を超えると表示が途切れてしまう場合があります。
画像内のテキスト面積が20%以上になると、広告品質が低いと見なされ配信されにくくなることがあるので、20%を超えることがないように注意をするようにしましょう。
動画
動画の最適サイズは、
- アスペクト比 9:16~16:9
- 文字数(リンク無し) 125文字以内
- 文字数(リンク付き) 見出し:25文字以内、リンクの説明:30文字以内
アスペクト比は9:16~16:9、解像度の上限はありません。
ファイルサイズは最大4GBで、長さは1秒〜240分となっています。
ニュースフィード上で音声無しで再生される場合もあるため、キャプションを付けることが推奨されます。
テキストは125文字以内ですが、リンク付きの広告の場合は見出しが25文字以内、リンクの説明が30文字以内です。
また、動画のサムネイル画像でテキスト面積が20%以上になると広告品質が低いと見なされ、配信されにくくなる場合があるので、20%を超えないように気を付けましょう。
カルーセル
カルーセルの最適サイズは、
- アスペクト比 1:1
- 文字数 見出し:25文字以内、テキスト:125文字以内
- リンクの説明 20文字以内
画像のファイル形式は、「jpg」または「png」に対応していて、推奨アスペクト比は1:1です。
推奨解像度は1,080 x 1,080ピクセル以上で、画像の最大ファイルサイズは30MBまでです。
また、画像の最小サイズは縦横それぞれ600ピクセルとなっていて、テキストは125文字以内です。
ひとつの広告枠に最大で10枚の画像や動画を表示でき、それぞれに異なったリンクをつけられる形式で、動画についてはほとんどの形式に対応しているので、画像のかわりに動画ファイルを使うこともできます。
動画の場合は、最大ファイルサイズが4GB、動画の長さは240分以内です。
画像内のテキスト面積が20%以上になると広告品質が低いと見なされ、配信されにくくなることがあります。
スライドショー
スライドショーの最適サイズは、
- アスペクト比 1:1 16:9 4:5のいずれか
- 文字数:125文字以内
スライドショー広告では、複数の画像を組み合わせたスライドショー動画や1つの動画を利用することができます。
画像を使ってスライドショーを生成する場合、アスペクト比は16:9・1:1・2:3の3つから選択することができ、推奨されているのは16:9です。
解像度の上限はありませんが、1,280 x 720ピクセルあれば十分だとおもいます。
また、テキストは125文字まで入れられます。
Facebook広告で用意しておきたい画像サイズは?
画像サイズは、テキスト以上に配置によって表示のされ方が違い、さまざまなので「どのサイズを用意すればいいの?」と悩んでいる広告主も多いのではないでしょうか。
そこで、まず用意しておきたい画像サイズをご紹介します。
Facebook広告の画像の推奨事項としては、マーケティングの目的と広告の形式によって変わってきます。
広告のもっとも基本的な形式である「1枚の画像」の場合は、以下のサイズをご用意頂くのがおすすめです。
- 画像サイズ:1080×1080ピクセル
- 画像アスペクト比:1:1
- ファイルタイプ: .jpgまたは.png
アスペクト比とは、画像の横と縦の長さの比率のことです。
テキスト同様、デバイスや配置によって広告フォーマットは画像の推奨事項が一部異なっていたり、画像がトリミングされたりしていますが、だいたいのマーケティングの目的で推奨事項を守ることができます。
また、画像にもよりますが、他のアスペクト比へのトリミングも比較的行いやすいです。
画像内のテキスト量は極力抑える
広告画像内のテキスト量は、なるべく抑えるようにしましょう。
Facebook広告では、広告画像内のテキスト量が多すぎると、広告のリーチが限られたり全く配信されない場合があります。
以前は広告画像内のテキスト量が20%以下でないと広告配信されないというルールがありましたが、現在は広告画像内のテキスト量によって段階的に広告の配信量が異なってきます。
広告作成時や作成後には、広告マネージャで広告のプレビューを見ることができます。
広告プレビューとは無駄なインプレッションを発生することなく、自分の意図する形で配信できるのかを確認できるという便利な機能です。
エラーが発生するのを未然に防ぐために広告出稿時には必ず確認しましょう。
Facebook広告の媒体の考え方に寄り添う
同じモバイルニュースフィードでも、例えば、Instagramのニュースフィードでは、機能やメリットなどの一般的に商業的な訴求が色濃く反映されていて、「見出し」は省略されています。
なので、積極的な情報収集が目的となるFacebookに比べ、画像中心にコミュニケーションが行われるInstagramでは、商業的要素の強い内容は特に避けられがちです。
媒体の意図に反して、「見出しが表示されないから、発見しやすくするためにもメインテキストに含めよう」では、逆に成果を落としてしまうこともあります。
そこで、仕様の攻略を行うのではなく、仕様から媒体が何を考えているのかという考え方を読み取って、その考え方に寄り添ってその人に有益な情報を提供することです。
その結果、クリックをする可能性を高めることにつながります。
Facebook広告を出稿するときに注意すべき3つのポイント
Facebook広告を出稿する際に、注意すべきポイントを以下の3つに分けて説明します。
- 必ずプレビュー画面で確認する
- 画像内のテキスト量は最低限にする
- Facebookポリシーに従う
順番に説明していきます。
必ずプレビュー画面で確認する
Facebook広告の作成が完成したら、広告プレビューを必ず確認するようにしましょう。
Facebook広告の作成に限ったことではないですが、思っていたものと違う感じに掲載されていたりすることもあるので、確認作業はとにかく大事です。
確認方法は、Facebook広告の作成画面で、配置によっては見出しやニュースフィードリンク説明文は省略されますが、各配置における広告プレビューを確認することができます。
また、広告を作成する際には、自分の意図通りのクリエイティブを配信することができるように、必ずプレビューを確認することが重要になります。
プレビュー確認をする際に、特に「モバイル機器でプレビュー」機能を使うことで、実際のモバイル端末で確認することによって、よりユーザー目線に近い形で確認することが出来るのでおすすめです。
使えるサポート機能は、どんどん活用していきましょう。
画像内のテキスト量は最低限にする
Facebook広告は、広告画像内のテキスト量が多いと段階的に配信量が減らされ、特に多すぎる場合には広告配信されないケースもあります。
Facbookの配信前審査の過程で、テキストをベースにしたロゴやウォーターマークも含む画像テキスト量が調査され、これが規定より多い場合に配信量を制限されるルールがあります。
この問題を防ぐために、配信前に「テキストオーバーレイツール」を使用して画像内のテキスト量が適正かどうかを確認することが可能です。
もし、テキスト量が多いことが判明した場合は、メッセージのフォントを小さいものを使うなど、本の表紙やアルバムのカバー・資料や製品画像などはの認められています。
しかし、配信前の審査はシステムで自動で行われるので、テキスト量が多すぎることに気づかずに検出してしまう場合があるので、問題点を通知するお知らせを受け取った場合には、「スタッフによる審査をリクエスト」というオプションを選択することがおすすめです。
最大の広告パフォーマンスを発揮させてアクセスを得るためにも、画像内のテキスト量は20%未満に抑えるようにしましょう。
Facebookポリシーに従う
Facebook広告では、テキスト量の制限以外にもさまざまな広告ポリシーがあるので、従うようにしましょう。
これは、Facebook広告に限ったことではなく、全ての広告に対して掲載する前に広告ポリシーに従っているのかどうかを審査されます。
そして、ポリシーに準拠していないと判断された場合には、広告が承認されません。
通常の審査は24時間以内に終わり、承認されると広告の掲載が始まります。
審査の対象としては、広告画像・テキスト・ターゲット設定・広告配置・ランディングページのコンテンツなどが挙げられます。
ポリシーに準拠していない場合には、Facebookから詳細と理由を説明したメールが届きますので、指摘事項を修正して再提出することができますが、ポリシー内の禁止コンテンツや制限コンテンツに抵触する場合には掲載そのものが却下されます。
禁止コンテンツとしては、たばこ・成人向けコンテンツ・マルチ商法など、制限コンテンツとしてアルコールやオンライン薬局・栄養補助食品など、該当する商材・サービスの場合には注意しましょう。
作成時間を短縮するためにも、広告を作成する前にあらかじめ広告ポリシーを確認するようにしましょう。
Facebook広告の推奨事項を守らないとどうなるの?
推奨される「画像」や「動画」、「カルーセル」や「スライドショー」など、ガイドとなる推奨事項を守らないと、画質が粗くなったり、意図しない箇所で画像が途切れたりします。
また、テキストも推奨される文字数でないと、多くの配置で広告テキストが途切れてしまいます。
テキストについては、大事なことをセンターに書きがちですが左側に書くことである程度リスクを抑えることはできますが、やはり自身の意図通りのクリエイティブを配信するためには、可能な限り推奨事項を守るようにした方がよいでしょう。
Facebook広告は配信前に審査される
Facebookで配信されるすべての広告は、配信をする前にポリシーに準拠しているかどうかについて審査が行われます。
その審査は、ほとんどが24時間以内に行われますが、場合によってはもっと時間がかかる場合もあります。
審査は、広告の画像、テキスト、ターゲット設定、広告の配置、URLを設定している場合は飛び先のランディングページなども審査の対象になります。
また、リンク先のコンテンツと広告の内容が一致しない場合や、Facebookの広告ポリシーが守られていない場合は広告が承認されない可能性があります。
広告ポリシーでは、タバコ、成人向けコンテンツ、マルチ商法などに関する広告は禁止されていて、また、アルコール、出会い関連、金融サービスなどの広告は、細かい要件が指定されている制限コンテンツなので、詳細については広告ポリシーをしっかりチェックしましょう。
Facebook広告の画像サイズとテキスト文字数の最適値について!選び方の基準値を紹介!のまとめ
Facebook広告の画像サイズとテキスト文字数の最適値について、そして、選び方の基準値を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
Facebook広告とひとことでいっても4種類の形式があり、そのそれぞれに最適なサイズがあることがわかりましたね。
また、注意点を意識することで、自身の意図した通りの広告を出稿することができます。
形式は計4つあり、
- 画像
- 動画
- カルーセル
- スライドショー
となっています。
推奨要件からは、Facebook社がどういう意図を持って広告フォーマットを定めているかを読み取ることができます。
また、キャンペーンの目的や広告の配置によって、どの要素が重要なのか、要素に含めるべき内容の考え方を知ることもできます。
また、注意点はサイズを間違えてしまうと広告品質が落ちてしまい、うまく運用できなくなる可能性がある危険性も理解して頂けたと思います。
Facebook広告は目的に合わせてさまざまメニューが用意されており、表示形式も多様なので、どの広告メニューを使うにしろ、スマートフォンからの閲覧を前提にした見やすさ、わかりやすさに徹底して考慮する必要があります。
各表示面でのプレビューを見ることができるので、デザインなどをよくチェックした上で配信するようにしましょう。
ぜひこの記事で解説した内容を生かして、しっかりと最適サイズを把握して、Facebook広告を出稿・配信し、自社のコンバージョンのアップにお役立てください!
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