皆さんは、Facebook広告での動画の長さについて、気にしたことはありますか?
Facebook広告の形式には、画像や動画を選ぶことが出来ますが、動画広告のほうが、ユーザーの目を惹き付けることが出来ると言われています。
Facebook広告は、広告の中でも動画広告に力を入れているようで、「動画広告を作成して配信してみたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?
Facebook広告の動画広告と一言で言っても色々な種類があるので、リーチできる層も詳細に設定することが出来ます。
そうすることで、自社の商品やサービス、ブランドを効果的に宣伝することが出来るんです。
実は、そんなFacebook広告での動画広告の動画の長さには制限があるんです。
そこで今回この記事では、Facebook広告での動画の長さは何分までなのかについて見ていきたいと思います。
また、動画広告の長さは何分がベストなのかについても事例をみながら徹底して見ていきましょう。
Facebook広告での動画広告の効果は?
Facebook広告では、動画広告に力を入れているということですが、動画広告を配信することでサイトにどのような効果があるのかを見ていきましょう。
Facebook広告の動画広告では、動画を掲載することによって自社の商品やサービス、ブランドをメディアに紹介することが出来ます。
そんな動画広告は、広告マネージャから作成をすることが出来ます。
まずは、動画広告の効果について見ていきましょう。
新しい方法で紹介することが出来る
Facebook広告の動画広告では、自社の商品やサービス、ブランドなどを動画を活用することで、ユニークな特徴やブランドのストーリーを作成して最新の情報を紹介することが出来ます。
今までにはない動画広告ということで、動くということは目に留まりやすくなります。
新しい発信方法で、いろんな方面に情報を届けたいですね。
一瞬で興味を惹くことが出来る
15秒以下の動画広告を作成することで、ユーザーの関心を一瞬でとらえてひきつけることが可能です。
静止画よりも、動画のほうが動いているということでパッと目につきやすいし、ついつい見てしまいますよね。
短い動画広告を作成することで、ユーザーに飽きられる前に情報を伝えることができます。
一瞬でユーザーを引き付けるような魅力ある広告を作成しましょう。
伝えたいメッセージを絞って伝えることが出来る
特定の商品を購入したくなったり、ウェブサイトへアクセスしたくなるような、衝動を高めるような分かりやすくてシンプルなメッセージを伝えることが出来ます。
静止画よりもアクションのある動画のほうが、動きがあることによって伝えたいことが絞りやすいですよね。
静止画では伝わりづらいことでも、動画広告なら伝えられることが増えるかもしれません。
複数の目的に応じて動画広告を作ることが出来る
動画広告は、Facebookだけでなく、InstagramやAudience Network、Messengerなどの別にも複数配置されて表示されます。
各媒体の配置によって使用できる動画の長さは違ってくるので、ガイドを確認して、それに従って制作するようにしましょう。
動画の長さとしては、長ければ長いほどいいというものではなく、実は、短い動画のほうが反応は高い傾向にあります。
長いとどうしても離脱してしまう可能性が高くなってしまうので、短く簡潔に伝えたいことを伝えましょう。
Facebook広告での動画の長さの制限は?
では、Facebook広告での動画の長さの制限について、見ていきましょう。
まず、Facebook広告での動画の長さというのは、出稿先によって変わってきます。
Facebookフィード | Facebook Marketplace | Facebookインストリーム | Facebookストーリーズ | Facebook検索結果 | |
---|---|---|---|---|---|
ソースのアスペクト比 ソースのアスペクト比 |
16:9~9:16 |
16:9~9:16 |
16:9~9:16 |
1.91:1~9:16 |
1:1 |
動画の長さ |
240分以内 |
240分以内 |
5秒~10分 |
1~120秒 |
240分以内 |
サポートされている目的 |
すべて |
アプリのインストール、エンゲージメント、ページへの「いいね!」を除くすべて |
エンゲージメント、リーチ、動画の再生数アップ、ブランドの認知度アップ、アプリのインストール |
すべて |
トラフィック、コンバージョン、カタログ販売 |
キャプション |
任意だが推奨 |
サポートなし |
任意 |
任意 |
サポートなし |
音声 |
任意だが推奨 |
任意だが推奨 |
任意だが推奨 |
任意 |
任意だが推奨 |
横型16:9 |
〇
|
〇
|
〇
|
〇
|
–
|
正方形1:1 |
〇
|
〇
|
〇
|
〇
|
〇
|
縦型4:5 |
〇
|
〇
|
〇
|
〇
|
–
|
フル縦型9:16 |
〇
|
〇
|
〇
|
〇
|
– |
モバイルであれば、短い動画の方がエンゲージメントを上げることができる傾向にあります。うまく活用するようにしましょう。
Facebook広告の動画の種類は?
Facebook広告の動画の種類は、フィード広告・インストリーム広告・ストーリーズ広告の3種類に分かれています。
それぞれの種類の特徴について見てい行きましょう。
フィード広告
まず、Facebook広告のフィード広告というのは、Facebookのタイムラインに表示される広告のことです。
「いいね!」やシェアなどで他に拡散されることも期待できます。
一般のユーザーが投稿したように表示され、スマートフォンでは一列に表示されるので、目を引くことが出来ます。
動画の長さ | 最大240分 |
動画のアスペクト比 | 4:5(推奨)、1.91:1、16:9、1:1、9:16、2:3 |
ファイル容量 | 最大4GB |
インストリーム広告
インストリーム広告というのは、Facebookで動画を視聴している時に、再生の前や後、途中で配信される動画広告のことです。
一般のユーザーが投稿した動画ではなく、知名度の高いパブリッシャーやクリエイターが投稿した動画で広告が表示されます。
どの動画コンテンツに広告を配信するかを決めることが出来るので、ターゲットを絞りやすいです。
インストリーム広告の動画クリエイティブは長時間視聴されやすいので、多くの情報をユーザーに伝えることが出来ます。
広告がスキップされないことを目指して、動画クリエイティブの作成がポイントです。
ストーリーズ広告
Facebook広告のストーリーズ広告は、ユーザーが投稿したストーリーズとストーリーズの間に表示される広告です。
ストーリーズの動画内にランディングページのリンクを埋め込んで、ストーリーズから直接遷移できるように促します。
フィード広告よりもユーザーの興味を惹くことが出来ます。
Facebook広告での動画の推奨規格は?
Facebook広告での動画広告では、デザインの推奨事項や技術的要件があります。
それらの要件について見ていきましょう。
デザインの推奨
まず、Facebook広告での動画のデザインの推奨を見ていきましょう。
ファイルタイプ | MP4、MOVまたはGIF |
アスペクト比 | 4:5 |
動画設定 | H.264圧縮方式、正方画素、固定フレームレート、プログレッシブスキャン、および128kbps以上のステレオAACオーディオ圧縮 |
解像度 | 1,080 x 1,080ピクセル以上 |
動画のキャプション | 任意ですが、推奨されます |
動画音声 | 任意ですが、推奨されます |
動画のファイルコンテナには、編集リストや特殊なボックスを含めることはできません。
テキストの推奨
次に、テキストの推奨事項を見ていきましょう。
メインテキスト | 125文字以内 |
見出し | 40文字以内 |
説明 | 30文字以内 |
これ以上のテキストでも利用することが出来ますが、途中で切れてしまうことがあります。
技術要件
Facebook広告の動画の技術要件です。
動画の長さ | 1秒~241分 |
最大ファイルサイズ | 4GB |
最小幅 | 120ピクセル |
最小高さ | 120ピクセル |
Facebook広告の推奨規格に則って動画を作成することで、キレイなフォーマットの動画広告を作成することが出来ます。
Facebook広告での動画を出すメリットは?
では、Facebook広告での動画を出すメリットについて見ていきましょう。
動画時間については後に触れていきますね。
成果を得やすい
まず、Facebookでは目的にあった動画広告をターゲット層に向けて出稿することができます。
動画広告を作成する際にターゲット層などを決めるようになっており、ユーザーを獲得しやすくなり、目的を達成できるようになっています。
広告自体の作成をすることは簡単ですが、ターゲット層に届けるのはなかなか難しいものです。
ただ、動画広告を利用することによって、その難しさを簡単にクリアすることができます。
ユーザーの関心を得やすい
また、動画広告ではユーザーの目に留まりやすいといわれています。
現代社会において、画像よりかは動画のほうが目にしやすいですよね。
Facebookが公表しているFacebook Businessにおいても、動画広告のほうが成果が得やすいとされています。
それほど、動画広告は強みがあるということですね。
多くの情報を配信することが出来る
Facebook広告の画像広告では、画像内のテキストが20%以下でなければいけないというルールがあります。
限られた文字数の中で宣伝をするというのは、なかなか難しいものがありますよね。
その反面、動画広告では、そういった文字数の制限はなく、動画を使って効果的に宣伝することが出来るので、画像広告よりも多くの情報を配信することが出来るんです。
精度の高いターゲティングが可能
Facebook広告の動画広告は、より詳細で精度の高いターゲティングが可能になります。
Facebookをダウンロードしているのは、全世界で25億人以上いると言われています。
その中から、それぞれの目的に合ったユーザーにターゲティングして広告を配信することが出来ます。
地域、性別、学歴、職種、趣味、関心、ライフスタイルなど。
利用人数の多いFacebookのユーザーをベースにして広告を配信できるというのは、ビジネスをするにおいて大きな強みなのではないでしょうか。
Facebook広告での動画は何分がベスト?
では、Facebook広告での動画は何分がベストなのでしょうか。
長すぎてもよくないし、短くてもよくないと思いますよね。
一番いい長さというのは、一体どれぐらいなのでしょうか?
見ていきましょう。
長い広告はNG
Facebookに配信できる動画広告の長さというのは、最大240分になります。
しかし、240分も広告を配信するということはなかなかあり得ません。
動画広告が長すぎても、ユーザーは最後まで見てくれないからです。
15秒が適切
Facebook広告のベストな長さの結論としては、「15秒」が適切となります。
というのも、Facebook広告での動画は視聴者に与える効果が最も高いとされている時間が15秒なんです。
つまり、15秒以内に動画をまとめておくと最後まで再生される可能性があるんです。
そのため、動画広告を作った際には動画の長さは15秒以内が適切です。
Facebookでも、動画広告の長さは15秒以内に収めることが推奨されています。
また、15秒以内の動画広告の中で、さらに効果を期待するならば次のポイントを押さえておく必要があります。
- 最初の1.7秒でユーザーの印象に残るような動画にする。
- 上半分を動画、下半分を商品やサービス、自社のロゴを入れるなどして、どんな広告なのか見ただけで分かる動画にする。
Facebook広告での動画で効果を出すには?
では、Facebook広告での動画で効果を出すにはどうすればいいのでしょうか。
サムネイルとテキストを凝る
SNSで動画を見てもらいたいとするならば、ユーザーの目に最初に飛び込んできたものが大事です。
つまり、サムネイルとテキストですよね。
テキストは簡潔にまとめ、サムネイルはオリジナルのモノを設定しておきましょう。
冒頭で心をつかむ
視聴者の多くは、動画の最初である冒頭部分で離脱してしまいます。
ですから、動画広告では冒頭が一番大事になってきます。
冒頭で、「これは見たい」と思わせるような演出を施策する必要があります。
Facebook広告では、プラットフォームで配信する動画広告ではほとんどスキップ可能となっています。
また、スクロール速度がデスクトップに比べて41%も速いとされていますので、見てすぐにユーザーの興味を惹くような動画にするのがポイントとなります。
ユーザーの視界に入ってすぐに注意を引くような動画にすることがとても重要です。
ストーリー性を持たせる
Facebook広告での動画では、ストーリー性がとても大事です。
飽きさせないようなストーリー性やテンポなども必要になってきます。
ただし、ストーリー性を持たせるために動画を長くしすぎるのはよろしくないですよね。
ここのバランスがめちゃめちゃ難しいゆえに、とても大切なんです。
音声がなくても伝わる
ユーザーがFacebookを見ているとき、必ずしも音を出しているとは限りませんよね。
むしろ、電車や職場など音を出せない環境で見ていることの方が多いかもしれません。
自宅以外のところで音の出る動画を見るというのはなかなか難しいです。
Facebook広告では、このようなことを考慮して、音声がなくても商品やサービスの内容が分かる動画広告のほうが効果があるとされています。
また、キャプション(字幕)を付けることも効果的です。
動画広告を縦長にする
Facebook広告では、縦長の動画広告にすることを推奨しています。
広告を配置する位置によって、サイズは異なります。
- ニュースフィードではアスペクト比4:5
- ストーリーズではアスペクト比9:16(フルスクリーン)
Facebookは、デスクトップよりもスマートフォンで見るユーザーのほうが多いですよね。
スマートフォンの画面に合った縦長の動画を使うことによって、動画広告が画面いっぱいに表示されるので、ユーザーの印象に残りやすくなります。
スライドショー広告にする
スライドショー広告というのは、複数の画像をスライドさせた動画のことを言います。
Facebookに投稿する広告用の画像が何枚かある場合には、そういった画像をスライドショーにして動画広告として配信することで、ユーザーの目にとまりやすくなります。
スライドショー広告でも、15秒以内の長さで、最初の画像には強い訴求メッセージが入っているものにしましょう。
Facebook広告の動画の課金方法は?
動画広告の課金方法は、以下の通りです。
- クリック課金(CPC)
- インプレッション課金(CPM)
- 動画の10秒再生
- 動画の2秒以上の継続的な再生課金
- アプリインストール課金
- ページの「いいね!」課金
- ThruPay
この中から、メインの3つの課金方法について見ていきましょう。
クリック課金
クリック課金は、「CPC」と表され、 Cost Per Clickのことを意味しています。
クリック課金では、広告がクリックされた時点で課金され、CPCは1クリックあたりの広告単価となります。
1クリックの料金は常に変動します。
インプレッション課金(CPM/ Cost Per Mille)
インプレッション課金は、「CPM」と表され、 Cost Per Milleのことを言います。
インプレッション課金は、広告が表示された時に課金されるものです。
インプレッション1000件の平均コストとなります。
料金はオークション形式で決まり、常に変動します。
ThruPay
ThruPayは、動画が15秒再生されるごとに課金される方式です。
動画広告をなるべく長く視聴してもらうことが目的となります。
15秒未満の場合には、視聴完了ごとに課金されます。
Facebook広告での動画の長さは何分まで出せる?何分がベストなのか?まとめ
今回は、Facebook広告での動画について見ていきました。
ただ単に、動画広告を配信すればいいだけでなく、色々な企画などがありますので、そういった企画に則って動画広告を配信していくようにしましょう。
動画広告のベストな長さというのは、15秒ほどだということも分かりました。
Facebook広告での動画を運用する際には15秒ほどで動画を収めたほうが良いようです。
動画広告は、Facebook広告の中でも効果を出しやすい広告配信形式になりますが、人の目に留まりやすくなるように工夫する必要があります。
最初の印象が勝負になりますので、ポイントを押さえながら工夫して、ユーザーの視線を惹き付けるような広告を作ってみましょう。
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