Google広告の広告表示オプションのひとつに、“コールアウト表示オプション”というものが用意されています。
もし、知らないことがあれば知るべきことですし、なんとなく知りつつやっていないのであれはあればやるべきです。
コールアウト表示オプショは、カスタマイズが簡単で、業種や商品に関わらず広く使用できることが利点となるオプションになります。
これをうまく利用することができれば、CVRやCTRなどを大きく改善することも見込めます。
今回この記事では、初心者の方にでも分かるように、このコールアウト表示オプションについて概要から設定方法、そして活用するための使い方のポイント等、詳細にご紹介します。
「コールアウト表示オプションとは?」、「コールアウト表示オプションの設定方法が分からない」、「コールアウト表示オプションの文字数制限ってある?何文字?」、「コールアウト表示オプションの例を見てみたい」というような方向けなので、参考にしていただけたら幸いです。
※Yahoo!では、同じような効果を持つオプションとしては”テキスト補足オプション”があります。
Google広告のコールアウト表示オプションとは?
コールアウト表示オプションは、Google広告の広告表示オプションの1種で、簡単なキャッチフレーズ(説明文)を、広告文の下に、複数載せることができる機能のことを、”コールアウト表示オプション”といいます。
コールアウト表示オプションを設定することで、広告の効果を大きく上げることができます。
アプリなどを検索をして、その結果を表示した時に、下図の赤枠内に簡単なサイトのキャッチフレーズがコールアウトになります。
コールアウト表示オプションは、テキスト表示をすることができるだけで、サイトリンク表示オプションのようにリンクを貼ることはできません。(※上図の青枠内がサイトリンク)
主な用途としては、分かりやすく簡単に商品やサービスの魅力を伝えることができ、そして、誘導をすることができるということです。
また、すぐに文言を変更して載せたいセールやキャンペーンといった一時的な場合でも、いつでも変更できるという特徴のコールアウトは便利に活用できるでしょう。
コールアウト表示オプションの仕組み
コールアウト表示オプションの仕組みとしては、それぞれ「アカウント」・「キャンペーン」・「広告グループ」単位で設定をすることができます。
分かりやすく表にまとめてみると、下記のようになります。
アカウント | |||
キャンペーン | キャンペーン | ||
広告グループ | 広告グループ | 広告グループ | 広告グループ |
キーワード
広告文 |
キーワード
広告文 |
キーワード
広告文 |
キーワード
広告文 |
リスティング広告のアカウント構造を示したものになりますが、この表を見ると分かる通り、上の階層ほど大きな影響力を持っています。
例えば、アカウント単位でコールアウト表示オプションを設定すると、すべてのキャンペーンや広告グループにその設定が適用されることになります。
また、特定の広告グループのみに適用したいという場合には、広告グループ単位で設定をすることが可能です。
基本的に、アカウント・キャンペーン単位ではビジネス全体に共通するような内容を記載し、広告グループ単位ではより具体的な内容を訴求することをおすすめします。
Google広告コールアウト表示オプションを設定するメリット
コールアウト表示オプションを設定することによって、得られるメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- サービス内容をシンプルにアピールすることができる
- 細かくカスタマイズをすることが可能
- 柔軟な設定変更をすることができる
- クリック率の向上が期待することができる
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
サービス内容をシンプルにアピールすることができる
1点目のメリットとしては、「サービス内容をシンプルにアピールできる」ということです。
サービス内容としては、「24時間営業」や「初回無料」など、サービスの特徴をシンプルな言葉でアピールをすることができるため、ユーザーの興味・関心を引くことができます。
例えば、「全国に無料で配達をします」というメリットがあった場合に、「全国送料無料」とすることで、文字数を減らすことができ、より多くのコールアウトを表示することができるようになります。
しかし、文字数には制限があるので、表現をする内容については特定されてしまいます。
その点に関しては工夫をする必要がありますが、それでも、十分アピールをすることにつなげることができます。
細かいカスタマイズをすることが可能
2点目のメリットとしては、「柔軟なカスタマイズが可能」というところです。
通常は、訴求したい内容があれば、ひとつひとつの広告文に盛り込む必要があります。
しかし、コールアウト表示オプションは、柔軟なカスタマイズをすることができるので、各グループ単位での設定をしたり、アカウント、キャンペーン、広告グループの各単位での設定をしたり、時間帯や曜日を指定したりと、ユーザーのニーズに応じた細かい項目で柔軟にカスタマイズをすることができます。
なので、より具体的なターゲットを絞った広告の表示をすることが可能になります。
また、特定の広告グループだけで設定をしたい具体的な情報についても、広告に追加をすることができます。
ターゲットを絞って特徴をアピールすることによって、クリック率やコンバージョン率の向上を期待することができます。
コンバージョン率に関しては、外的要因の影響も少しは受けることがありますが、それでもある程度の効果は期待することができます。
また、広告文を変更することなくコールアウトのみを変更することにもできるので、セールなどの期間限定で文言を変更する際にも活用することが出来るので、とても便利です。
柔軟な設定変更をすることができる
コールアウトを表示するテキストは、柔軟に設定をすることができ、さらに変更をすることができます。
なので、期間限定のセールであったり、今だけのお得な特典情報、最新のセール情報を表示することができるので、常に表示をするのではなく、その期間だけコールアウトを設定するという活用方法も可能です。
また、編集をすると掲載結果データがリセットされることがありますが、コールアウトは編集をしても、掲載結果データがリセットされることはないので、その点は安心をして設定変更をすることができます。
クリック率の向上が期待することができる
コールアウト表示オプションを活用してターゲットを絞り込んで、商品やサービスの特徴をアピールすることによって、クリック率の向上にも期待をすることが出来ます。
コールアウトにを見たユーザーにとって、そこに役立つ情報が載っていれば、その分クリックする可能性も高くなり、クリック率が平均して10~20%も向上するとの報告もあります。
また、テキスト補足オプションの設定をすることによって、広告の占有率が高まり、ユーザーの興味・関心を効果的に惹けることができるようになります。
その結果、クリック率が約1.2倍も上昇して、クリック単価が約5%減少するといった例も出ています。
また、コンバージョン率に関しても他の要因に影響は受けますが、クリック率があがると共に、ある程度の向上を期待することができます。
コンバージョン率を上げるために、まずはユーザーにクリックをしてもらえるような情報を提供することが重要になってきます。
特に、画面の約半分を自社広告で占めることができるスマートフォンの場合には、コールアウト表示オプションを設定することで、クリック率アップを見込むことができます。
これは、他の広告表示オプションも同じように効果を期待することができます。
また、コールアウト表示オプションは、最低でも2個のコールアウトがあれば設定をすることが可能ですが、効果を最大限に高めるためにも、10個以上設定をすることをおすすめします。
コールアウトで、商品やサービスの特徴を簡潔にアピールしていきましょう。
Google広告コールアウト表示オプションの効果的に活用するためのポイント
Google広告コールアウト表示オプションでなるべくクリック率を上げるには、どのようなことを書けばいいのでしょうか。
基本的に、コールアウト表示オプションは、広告文に入りきらなかった訴求を伝えるために使うものと考えると使いやすいです。
しっかりと仕組みを理解していないと、クリエイティブに配信をすることが出来ないので、前もって構造や使い方ポリシーを確認しておきましょう。
ここでは、コールアウト表示オプションを効果的に活用するためのポイントをご紹介していきます。
コールアウト表示オプションを効果的に活用するためのポイントとしては、下記のようなことが挙げられます。
- サブ的要素
- 文言はシンプルでわかりやすく
- 競合他社との差別化ポイント
それぞれ、1つずつ解説していきます。
サブ的要素
広告を配信した時にメインとなる要素はあくまで広告文であり、あくまでも補足です。
コールアウト表示オプションは、サブとしての要素であるということを意識しましょう。
クリック率やコンバージョン率を上げるためには、広告の見出しと説明文の質をよくする必要があるので、まずは、しっかりと見出しと説明文を作成しましょう。
コールアウトでのおすすめする内容としては、サービスや商品のアピールはメインである広告文に任せて、“ユーザーが喜ぶようなささやかなポイント”を簡単に載せて提供することです。
ユーザーにとってサイトを訪れるかどうかの判断材料となる用語の例としては、”全国どこでも送料無料”や”24時間電話受付”といった内容が挙げられます。
- 広告文(メイン) → サービスや商品のアピール
- コールアウト(サブ) → “お得感”、”安心感”のようなプラスアルファ
ユーザーにとって役立つ内容や、あったら嬉しい、ちょっとお得に感じられるポイントをアピールするようにしましょう。
例えば、「送料無料」や「返金保証」、「期間限定」や「特典プレゼント」、「初回30%オフ」なども有効ですね。
ユーザーにとって役に立つ情報を記載することによって、クリックしてもらえる可能性が高くなりますが、全てのポイントを訴求したいところではありますが、それはできないので、安心感やお得感などといった要素に絞って、わかりやすくアピールをしてみましょう。
文言はシンプルでわかりやすく
一般的に、コールアウトで効果を上げたい場合には、具体的だったり、文字数が少なく読みやすく、明瞭で端的にまとめてあることが必要と言われています。
ただし、短くても分かりにくい別の表現になってしまうと意味がありません。
コールアウトには、文字数制限である”半角25文字以内、または全角12文字以内”の範囲でというルールがあります。
ただし、上限文字数ぎりぎりまで作成をする必要はないので、表示する内容は、より短くシンプルで、そして具体的に、かつ明瞭でわかりやすくすることで、よりユーザーに伝わりやすくなります。
短く簡潔にするメリットとしては、それぞれのコールアウトが短いほど、多くのコールアウトを表示することができる可能性があるからです。
例としては、「いつでも、電話受付対応」という文言よりも、「24時間、電話受付可」、「駅チカ」という文言よりも、「駅から徒歩1分」と情報を追加して記した方が、より具体的な表現になるので、さらに伝わりやすく、ユーザーの反応が良い傾向があります。
同じように、「40代の女性に大人気」と記載すると内容がぼけてしまいますが、「お肌に悩みを持つ女性に大人気」とすれば、よりターゲットを絞りこめて効果的になるわけです。
文字数制限があるからと言って、無理に全ての文字数を使う必要はありませんが、具体的な数字などがある場合には、効果的に使うことによって、より訴求力をアップすることができます。
文字数に制限があるからといっても、ターゲットを絞ることは可能です。
たとえば、「20代女性から絶大な人気」、「肌トラブルに悩む女性向け」など、ターゲットを絞ることは十分可能なので、意識することとしては、「シンプルさ」「わかりやすさ」になるので、文字数制限には気を付けつつ、効果的に訴求できるようにしていきましょう。
一度、コールアウトを作成することができたら、無駄がないかどうかの確認をするようにしましょう。
競合他社との差別化ポイント
競合他社と比較したときに、競合他社に対して自社が持つ強みとなるポイントを、ここぞとばかりにアピールします。
例えば、「ランキング第1位」や「口コミ数1位」、「腰痛専門」や「ノーベル賞受賞」などとコールアウトでアピールをすれば、訴求力もアップします。
他社にはない、他社とは異なるような御社の魅力を、コールアウトとして記載することによって、競合他社と差別化をすることができます。
なので、競合他社と差別化をすることができるような自社の商品やサービスの魅力を徹底的に探して、より具体的に記載をしてみましょう。
Google広告コールアウト表示オプションの設定方法
コールアウト表示オプションを、効果的に活用するためのポイントなどがわかったところで、ここから先は、コールアウト表示オプションを設定する方法について見ていきます。
コールアウト表示オプションの設定方法は、とっても簡単なので、だいたい5分程度で終わります。
手順としては、以下のような手順①~⑦で行います。
- Google広告アカウントにログインします。
- Google管理画面の左側メニューから「広告とアセット」「アセット」の順にクリックします。
- 設定するキャンペーン、または、広告グループを選択します。
- “広告表示オプション”を選択し、”表示:広告表示オプション”から”コールアウト表示オプション”を選択します。
- 「追加先」のメニューで、コールアウトをどの単位で追加するかを選択します。表示する単位としては、アカウント単位、キャンペーン単位、グループ単位のの中から、どの単位で紐づけるかを選択した上、”+広告表示オプション”と書かれた赤いボタンを選択します。
- “+新しいコールアウト”を選択します。
- ポップアップ画面が表示されたら、コールアウト テキストに文を記載します。全部で4つ登録することが可能です。
(半角25文字または全角12文字以内、基本的に記号は使えません) - 「≫」でコールアウトに加える、「≪」でコールアウトから外すことができるので、それぞれ選択します。最後に”保存”を選択して完了です。
最後は、使いたいものは右側へ、使わないものは左側へ移動します。
コールアウトは、Google 広告に追加する広告表示オプションなので、Google 広告のアカウントが必要になります。
Google 広告のアカウントをこれから作成するという場合には、メールアドレスとWebサイトのアドレスが必要になりますが、スマートアシストキャンペーンを利用するという場合には、WebサイトがなくてもGoogle 広告を利用することができます。
コールアウトテキストを入力する際は、「コールアウト文1」と「コールアウト文2」のように、テキストを入力することができる「コールアウトテキスト」があるので、設定したいコールアウト文を入力していきましょう。
新しいコールアウトを作成する場合には、「詳細設定」 を選択して、デバイスの設定を行いますが、既存のコールアウトを使用する場合は、「既存のものを使用」をクリックして、リストから使用するコールアウトを選択します。
また、コールアウト表示オプションを利用するには、少なくとも2つのコールアウトが必要になるので、最低でも2つ〜4つくらいは作成することをおすすめします。
以上のような手順一覧で、コールアウト表示オプションの設定が完了しました。
手順を見ても、設定方法としては簡単ですね。
コールアウト表示オプションの編集方法
コールアウト表示オプションの設定方法が分かったところで、編集方法について、解説を強いていきたいと思います。
コールアウト表示オプションの編集方法の手順は、以下のようになります。
- Google管理画面の左側メニューから「広告とアセット」「アセット」の順にクリックします。
- 表を表示を「関連付け」、キャンペーンタイプを「検索」で設定し、リストから「コールアウト」を選択します。
- 編集するコールアウトを見つけ、「アセット」列のコールアウト名の横にある鉛筆アイコンをクリックし「編集」をクリックします。
- 表示されるウィンドウで、選択したコールアウトを変更します。
- 最後に、「保存」をクリックします。
変更をする内容は、同じコールアウトの対象となるすべての階層のアカウント、キャンペーン、広告グループそれぞれに適用されます。
コールアウト表示オプションの削除方法
コールアウト表示オプションの設定方法を理解し、編集方法もわかったうえで、削除方法について見ていきましょう。
コールアウト表示オプションを削除する方法としては、下記の手順になります。
- Google管理画面の左側メニューから、「広告とアセット」「アセット」の順にクリックします。
- 表を表示を「関連付け」、キャンペーンタイプを「検索」で設定して、リストから「コールアウト」を選択します。
- 削除するコールアウトの横にあるチェックボックスをオンにします。
- 青色のバーで「削除」をクリックして、「確認」を選択します。
以上、でコールアウト表示オプションの削除方法になります。
設定方法も編集方法も削除方法まで見てきましたが、そこまで複雑なことはないので、手順に沿って操作をしてみてください。
コールアウト表示オプションは、特に業種を問うことなく使用することが出来、また、カスタマイズも簡単にすることが出来るので、設定をしておくことをおすすめします。
Google広告コールアウト表示オプションとサイトリンク表示オプションとは違う?
「コールアウト表示オプション」と似たような機能に、「サイトリンク表示オプション」というものがあります。
サイトリンク表示オプションとは、別のページのリンクとサイトとでそれぞれで設定をすることで、直接、サイト内の特定のページにユーザーを誘導することができるというオプション機能になります。
サイトリンク表示オプションの画像は、「AIアナリスト」でGoogle検索した際に表示された広告です。
コールアウト表示オプションは「AIアナリスト/利用登録~28000。」の部分でしたが、サイトリンク表示オプションは「人工知能の機能紹介」など青字になっている部分が該当します。
コールアウト表示オプションとサイトリンク表示オプションとの大きな違いとしては、どちらも文字は使われていますが、最大の違いはリンク設定の有無です。
サイトリンクはその名の通り、リンクが設定されているので「人工知能の機能紹介」の部分をクリックすれば当該商品のページにそのまま飛ぶことができます。
サイトリンクはリンク先がなければ使用をするこいとができませんが、コールアウトはリンク先を用意しなくても使用をすることが可能です。
Google広告コールアウト表示オプションと構造化スニペットとは違う?
「コールアウト表示オプション」と似たようなオプションに、「構造化スニペット」というものもあります。
コールアウト表示オプションと構造化スニペットは、見た目も似ていて、掲載位置も同じような場所になるので、少しややこしいかもしれません。
コールアウト表示オプションと構造化スニペットの違いについて、解説をしていきたいと思います。
構造化スニペット表示オプションもまた、広告表示オプションの一種であり、自社の商品やサービスの特定の側面を強調する働きがあります。
構造化スニペットは、サービスや商品のカテゴリを表す「ヘッダー(小見出し)」と「値(スニペット)」が、広告の説明文の後に表示され、ラインナップや内容をユーザーに分かりやすくアピールをすることができる広告表示オプションになります。
自社の商品やサービスをあらかじめ設定された13種類の中からマッチしたヘッダーと値を設定することによって、そのヘッダーに沿って広告の見出しや説明文では、アピールしきれなかった内容を補足することができます。
コールアウト表示オプションと構造化スニペット表示オプションとの大きな違いとしては、コールアウト表示オプションでは、商品やサービスの特徴やメリットをアピールするために使い分けることができ、構造化スニペット表示オプションでは、商品やサービスの内容やラインナップを使い分けることができます。
構造化スニペットは、例えば、「タイプ: ホテル、コテージ、 ヴィラ」、「保険:定期保険、医療保険」といったように、商品やサービス内容をアピールするのではなく、あくまで情報を補足する役割になります。
コールアウト表示オプションは、例としては、「Wi-Fi完備・自炊式宿泊施設・完全貸切旅館・中庭バーベキュー」、「ネットで申し込み可能・電話受付対応・保険期間を11種類から選べる・満60歳からの保障もあり」のように、商品やサービスのアピールポイントを訴求しています。
コールアウト表示オプションを設定する際は、ユーザーが得たいとしている具体的な情報を入力するようにしましょう。
Google広告コールアウト表示オプションの入稿のルール
コールアウト表示オプションには、いくつか入稿をする時のルールがあります。
- 文字数は12文字以内
- 記号は使用不可
- 広告文・コールアウト内の文言の重複
1つずつ、解説していきたいと思います。
入稿時のルール①文字数は12文字以内
入稿をする際のルールの1つ目は、入力できる文字に制限があるということです。
1つのコールアウトにつき、入力できる文字は12文字以内となっています。
コールアウトの入力可能な文字数は、半角25文字以内、全角12文字以内となっていますが、6~8文字程度に抑えるのが効果的だとされます。
文字数を短くすることで、それだけ多くのコールアウトを表示することが可能になり、掲載される可能性が高くなるからです。
このため、コールアウトは箇条書きで書くのが効果的だといわれています。
入稿時のルール②英字の大文字表記は控える
また、コールアウトでは、英字を大文字表記ではなく、小文字表記にするほうが広告効果が高い傾向にあるといわれています。
なので、コールアウトは短めに具体的に表示することをおすすめします。
そして、あまり目立ちすぎないように作成しましょう。
コールアウトの内容は、具体的に記載した方が効果が出やすいといわれています。
具体的な数値などを記載することによって、より説得力のあるコールアウトになります。
入稿時のルール③記号は使用不可
入稿をする際のルールの3つ目としては、記号の使用が出来ないということです。
コールアウト表示オプションでは、ユーザーの目を引くために文頭に感嘆符(!)や記号などを追加することはできません。
記号があると目立ちますが、不必要に目立たせるためだけの目的で使用したり、不自然な記号使い方は、認められていないので使用することができません。
また、Google広告のポリシーに反するような内容のコールアウトも承認されません。
入稿時のルール④広告文・コールアウト内の文言の重複
最後の入稿時のルールの4つ目としては、広告文やコールアウト内で文言が重複してしまうことです。
同じアカウント内の広告文・コールアウトで同じ文言を使用することはできません。
これは、広告としての品質を維持するために、同じ単語や同じ語句を意味もなく繰り返したり、また、同じ広告グループやキャンペーン、アカウントで使用されている表現を同じ形で使用することはできません。
例えば、アカウント単位のコールアウトで「全国送料無料」を使用した場合、キャンペーン単位のコールアウトでも「全国送料無料」を使用することはできません。
例えば、「年中無休」という言葉がいずれかの単位のコールアウトに含まれている場合、他のコールアウトで使用することは承認されません。
また、商標に関しても、商標権所有者から申し立てがあった場合に、広告が削除されてしまうことがあるので注意をしてください。
コールアウトの内容としては、より具体的に記載した方が効果が出やすいといわれています。
なので、具体的な数値などを記載することによって、より説得力のあるコールアウトになります。
また、重複しているのに掲載することができているという場合もあるかもしれませんが、そのような場合には、審査が今後入った際に、不承認になることがあるので注意しておきましょう。
以上、コールアウト表示オプションを入稿する際には、これらの4つの点に気を付けて慎重に入稿をしていきましょう。
Google広告コールアウト表示オプションでどんな内容を訴求するべき?
ユーザーにとって、サイトを訪れるかどうかの判断材料となるのはやはり「内容」です。
コールアウト表示オプションを設定することによって、宣伝効果が良くなるのは分かったところで、どんな内容をコールアウトするとより効果的なのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
広告文の検証結果を活用する
リスティングを運用されている方であれば、多かれ少なかれ広告文の検証をしたことがあると思いますが、広告のABテストを繰り返していると、「広告文AはCTRはいいけど、CVRはわるい。
逆に「広告文BはCTRはわるいけど、CVRはいい」という状況に出くわすことがよくあります。
そこで、広告だからと言ってキャッチーな文章ばかりにすると、狙うべきユーザから遠い人まで集めてきてしまうため、CTRは上がる一方で、CVRは下がってしまいます。
それに対して、見込みの高いユーザに絞るほどCVRは高くなる一方で、絞った分だけCTRは下がります。
AとBのいいところwそれぞれ取って広告文を作れれば、それがいちばんいいのですが、文字数の関係などでそうはなかなかいきません。
そんなときに、コールアウトを使うことをおすすめします。
CTRが良い訴求をメインの広告文に含めてまずは集客効率を高め、さらに、CVRの良い訴求をコールアウトに入れることで、見込みの高いユーザも逃さないようにしましょう。
CTRが良い訴求とCVRが良い訴求、どちらをメインテキストにするかは要検討をする必要がありますが、どんな訴求にどんな効果があるのかをあらかじめ把握しておくことは、とても重要です。
よく見かけるけど、あったらちょっとうれしい内容
コールアウトは、あくまで「プラスアルファ」の要素なので、メインは通常の広告文になります。
コールアウトにはあれこれとアピールの文言を盛り込むのではなく、「ユーザーにとって嬉しいちょっとしたポイント」を簡潔に表示するのがおすすめです。
あえて広告文に入れるほどの真新しさ、訴求力はないような内容を狙ってみましょう。
例えば、「送料無料」、「返金保証」、「24時間365日サポート対応」、「全国送料無料」、「最低価格保証」などといったキーワードですね。
あくまで、基本的なアピールをするのは通常の広告文で行い、その上で、コールアウトでは「安心」や「お得感」などといった基本的な部分に要素をプラスしていくイメージです。
普段、ちょっと疑問に思ってしまうようなことをコールアウト表示オプションに記載しておくことで、他社がそういうことを書いていたときにも引けを取ることがなくなります。
全てのポイントを訴求できないため、「安心感」や「お得感」などの要素に絞ってアピールしていきましょう。
他の広告表示オプションと組み合わせると相乗効果がありそうな内容
あったらちょっとうれしい内容と少し似ている部分ではありますが、他の広告表示オプションと組み合わせることによって、相乗効果がありそうな内容を狙ってみましょう。
こちらも、あえてメインの広告文で伝えるほどではないけど、というような内容になります。
例えば、「24時間電話受付中」や「駅チカ3分」などです。
電話番号表示オプションや住所表示オプションなどと一緒に設定をしておくと、より効果を発揮します。
ユーザーが、どんな情報を必要としているのかを常に考えて、ユーザーが、今、必要としている内容を入れておくことをおすすめします。
ユーザーにとって、役立つ内容を記載していきましょう。
Google広告のコールアウト表示オプションとは?概略と活用ポイントを解説!まとめ
ここまで、コールアウト表示オプションの概要から設定方法、そして効果的に活用するためポイント等をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
コールアウト表示オプションには、シンプルな表現でユーザーに特徴を訴求して、広告文を延長する役割、訴求を端的に伝える役割があります。
また、文字数制限がある分、ターゲットをしっかりと絞ってシンプルかつわかりやすい表現を考える必要があります。
コールアウト表示オプションを設定することによって、ユーザーにとってプラスとなる情報を伝えることができ、さらなる魅力も伝えることができるので、結果として効果の改善を期待することができます。
リンクなどはなく、テキストだけのとてもシンプルですので、さまざまな商品やサービス、業種に合わせやすく、アドワーズで広告を利用している広告主全般におすすめの機能です。
「自社に合っているのか分からない」、「なんだか難しそう」と設定を後回しにしている方もいるかと思いますが、こんなに簡単にパフォーマンスがアップをすることができるのであれば、使わない手はないですよね。
また、簡単に設定することができ、内容の変更もすることができるので、広告文などとうまく組みあわせて、コールアウト表示オプションを駆使して、広告の成果を上げるためにドンドン活用していきましょう。
コールアウト表示オプションを設定して、あなたの広告文を最大限に目立たせて、広告ランクの上昇やクリック率、コンバージョン率を上げていきましょう!
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