Google広告

Google広告の平均掲載順位とは?2020年以降に廃止されていた?

Google広告の「平均掲載順位」は、広告が検索結果ページ内でどの位置に表示されたかを示す指標として長年利用されてきました。

 

1位や2位などの数値で分かりやすく表示され、広告の視認性や優位性を把握する目安となっていました。

 

しかし、この数値は必ずしも広告がページの最上部に表示されたことを意味せず、実際のクリック可能性や視認性を正確に反映しないという課題がありました。

 

こうした理由から、Googleは2019年に平均掲載順位の提供を終了し、2020年以降は新たな位置関連指標を導入しています。

 

本記事では、Google広告の平均掲載順位とは?2020年以降に廃止されていた?ということについて、その背景と代替指標について解説していきます。

目次
  1. Google広告の平均掲載順位とは?
  2. Google広告の平均掲載順位の確認方法は?
  3. Google広告の平均掲載順位が無くなった?
  4. Google広告の平均掲載順位が廃止される理由は?
  5. Google広告の平均掲載順位に代わるツールは?
  6. Google広告のインプレッションシェアとは?
  7. Google広告のインプレッションシェアの確認方法
  8. Google広告のオークション分析はどうなるのか
  9. Google広告の平均掲載順位とは?2020年以降に廃止されていた?のまとめ

Google広告の平均掲載順位とは?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

まずは、平均掲載順位とは何なのかという基本となることから見ていきましょう。

 

平均掲載順位とは、その名の通り広告が検索結果ページに掲載された表示順の平均位置を示す管理画面で確認できる指標のことです。

 

自分が制作して出稿している広告が、「上から数えてどの位置に表示されているのか」、または「平均して何番目に掲載されているか」など数値化しているものになります。

 

検索広告の成果を見るうえでは、この数値が1に近ければ近いほどユーザーの目に触れる可能性が高くなり、その結果クリック率が高くなるのでパフォーマンスがよい状況だといえます。

 

一般的に、掲載順位はサイトでの検索広告のパフォーマンスを大きく左右するので、1から大きく離れてしまっているとユーザーの目には留まらないので改善する対策が必要になってきます。

平均掲載順位の定義と計算方法

Google広告の平均掲載順位とは、広告が検索結果ページ内で表示された際の順位を平均した指標です。

 

たとえば、ある広告が1位に表示された回数と3位に表示された回数が同じなら、平均掲載順位は2.0となり、数値が小さいほど表示位置が高いことを意味します。

 

計算は、広告が表示された全インプレッションに対して、それぞれの表示順位を合計し、インプレッション数で割ることで求められます。

 

ただし、この順位はページ内の位置を必ずしも反映しておらず、1位でも必ず最上段に表示されたわけではありません。

 

この特性が後に廃止の理由の一つとなりました。

掲載順位が広告運用に与える意味

平均掲載順位は、広告が検索結果の中でどの程度目立つ位置に表示されているかを把握する指標として活用されてきました。

 

一般的に、掲載順位が高いほどユーザーの視認性が向上し、クリック率(CTR)も上がる傾向があります。

 

そのため、入札価格や広告品質を改善して順位を上げることは、広告効果の向上に直結する戦略とされていました。

 

しかし、順位は必ずしもクリックやコンバージョンを保証するものではなく、広告がページ下部に表示されても高順位と計算されるケースもあり、こうした実際の視認性との乖離が、順位だけに依存した運用の限界を示していました。

Google広告の平均掲載順位の確認方法は?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

では、平均掲載順位の確認方法についてみていきましょう。

 

Google広告を運用するには、この平均掲載順位の確認をすることは重要なので、必ず行うようにしましょう。

 

まず、Google広告のアカウントに「ログイン」します。

次に、広告管理画面左側の「キャンペーン」をクリックします。

 

そしたら、表示画面の右にある小さなアイコンの「表示項目」をクリックします。

 

次に、「キャンペーンの表示項目を変更」から「競合指標」をクリックして、チェックボックスの「平均掲載順位」をクリックします。

 

これで、キャンペーン画面に平均掲載順位の列が追加されたので、いつでも見れる状態になります。

 

掲載順位が高いほど、クリック率が高くパフォーマンスが良いといえますが、それでも平均掲載順位が広告のパフォーマンスを把握するには十分な指標ではないGoogleは考えたのです。

平均掲載順位はなぜ廃止されたのか?

Google広告の平均掲載順位は、広告が検索結果ページ内でどの位置に表示されたかを数値化する指標として長く利用されてきました。

 

しかし、この数値は広告の実際の視認性やクリック可能性を正確に反映しないという課題がありました。

 

たとえば、平均掲載順位が1位であっても、必ずしも検索結果の最上部に表示されているとは限らず、ページ下部や2ページ目の上部であっても「1位」と計算される場合があったのです。

 

そのため、順位を上げること自体が広告効果向上に直結するとは限らず、運用判断を誤らせる可能性があり、加えて、Googleはスマート入札や自動化機能の進化に伴い、順位よりもクリック率やコンバージョン率、ROAS(広告費用対効果)など実際の成果に直結する指標を重視する方向へ移行しました。

 

こうした背景から、2019年9月に平均掲載順位は廃止され、代わりに「上位表示率」や「最上位表示率」など、視認性をより正確に測定できる新しい指標が導入されました。

現在の代替指標「インプレッション シェア」とは?

現在は「検索結果ページ上部インプレッション シェア(Top IS)」や「最上部インプレッション シェア(Abs. Top IS)」といった新しい指標が導入されています。

 

これらは、広告がどの位置にどの程度の割合で表示されているかをより正確に示すものです。

「Top IS」は、検索結果の上部に表示された割合、「Abs. Top IS」は最上部(つまり検索結果の一番上)に表示された割合を示します。

これらを活用することで、従来の「平均掲載順位」以上に実態に近い広告の表示状況を把握できます。

インプレッション シェアの確認手順と設定方法

インプレッション シェア(Impression Share)は、広告が表示可能だった機会のうち、実際に表示された割合を示す指標で、広告の露出度を把握するために欠かせません。

 

確認するには、Google広告の管理画面でキャンペーンや広告グループを選び、表示項目のカスタマイズから「競合指標」カテゴリー内にある「検索広告のインプレッション シェア」や「ディスプレイ広告のインプレッション シェア」を追加します。

 

これにより、各キャンペーン・広告グループごとに割合を確認できます。

さらに、表示項目には「インプレッション損失率(予算)」「インプレッション損失率(ランク)」も追加しておくと、表示機会を逃している原因が予算不足か広告ランクの低さによるものかを判断できます。

設定をした後は、期間を指定してデータを比較することで、改善の効果や傾向を把握することが可能です。

 

インプレッション シェアを継続的にモニタリングし、必要に応じて入札単価や予算配分、広告品質を見直すことで、広告の表示機会を最大化できます。

Google広告の平均掲載順位が無くなった?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

ここからが本題なのですが、実は、平均掲載順位はもう廃止されているというのです。

 

「え?どういうこと?」と、思う方もいるかもしれませんが、本当に平均掲載順位は廃止されてしまっているのでしょうか。

 

Googleからの連絡を見てみると、2019年9月29日に平均掲載順位は廃止されています。

そのため、2020年の今ではもう平均掲載順位は見れないということですね。

因みに、Yahoo!は平均掲載順位は2019年9月25日で掲載を終了しています。

どちらも2019に廃止されてしまっています。

 

これから、自分の広告がどの位置に掲載されているかが確認できなくなるということなのでしょうか。

平均掲載順位廃止の背景と理由

Google広告の「平均掲載順位」は、広告が検索結果ページ内でどの位置に表示されたかを示す指標として長年活用されてきました。

 

しかし、この指標は必ずしも広告の視認性やクリック可能性を正確に反映していませんでした。

 

例えば、平均掲載順位が「1.0」でも、実際には検索結果の下部や2ページ目の上部に表示されている場合もあり、広告効果の判断材料として誤解を招く可能性がありました。

 

また、スマート入札や自動化機能の進化に伴い、掲載順位を単独の目標とするよりも、コンバージョンやクリック率など実際の成果に直結する指標を重視する流れが強まりました。

 

こうした背景から、Googleは2019年9月に平均掲載順位を廃止し、より正確に広告の表示位置や視認性を測る新しい指標に移行しました。

代替指標として追加された「インプレッションシェア」や「上位表示率」

平均掲載順位の廃止後、Googleは広告表示位置の把握に役立つ新たな指標を提供しています。

 

その一つが「検索広告のインプレッションシェア」で、これは広告が表示され得た機会のうち、実際に表示された割合を示します。

 

もう一つは、「検索広告の上位表示率(Absolute Top Impression Rate)」で、検索結果ページの最上部に表示された割合を確認できます。

また、「検索広告の最上位表示シェア(Absolute Top Impression Share)」や「検索広告の上部表示率」も導入され、広告が視認性の高い位置にどれだけ表示されたかを正確に把握できるようになりました。

これらの指標は、単なる順位ではなく広告の視認性や露出の機会を数値化してくれるため、広告効果の最適化においてより実用的です。

掲載順位指標廃止による広告運用への影響と対応策

平均掲載順位が廃止されたことで、広告運用者は従来の「順位ベースの目標設定」から「成果ベースの目標設定」へ移行する必要が出てきました。

 

これにより、単に1位表示を目指すのではなく、クリック率(CTR)、コンバージョン率(CVR)、ROAS(広告費用対効果)など実際の成果指標を重視する運用が求められます。

 

対応策としては、まず新しい指標である「上位表示率」や「インプレッションシェア」を活用し、広告が適切な位置に表示されているかを確認することが重要です。

 

その上で、スマート入札(目標コンバージョン単価や目標広告費用対効果)を活用し、自動化で成果最大化を図ります。

また、広告文やランディングページの改善、キーワードの見直しも並行して行い、広告の品質スコアを高めることで、より高い表示位置と効果を両立できます。

Google広告の平均掲載順位が廃止される理由は?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

Googleがツールを廃止するときには、必ず何か廃止されるべき理由があります。

平均掲載順位が廃止された気になる理由とは、一体何なのでしょうか。

 

簡単に言うと、現在の検索結果において掲載順位は広告のパフォーマンスを把握するのにじゅうぶんな指標ではなくなったからです。

 

海外のPPC代理店のオウンドメディアを見ると、中には平均掲載順位の指標を「時代遅れ」とまで表現しているサイトまでありました。

 

実際に2018年5月Google広告は海外のカンファレンスで、以後、拡張広告のシステムアップデート・開発をGoogleは行わないと発表していて、今後も発展していくリスティング広告の最適化トレンドに、平均掲載順位という指標では対応仕切れない部分が発生していくと考えられるからです。

 

例を挙げてみると、ページの上部に広告が出た時とページの下部に出た時とを考えてみましょう。

 

この場合、どちらとも掲載位置は1位となります。

ただし、ページの上部にある広告の方がクリック率が高くなるのは明白ですよね。

広告のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすのは、掲載順位ではなく、掲載位置なのを間違えてはいけません。

なので、掲載順位だけを見ていると、どうしても広告のパフォーマンスに大きな影響を及ぼすのは、掲載位置なので、掲載順位では十分な状況把握ができないのです。

 

維持できているとは限らなくなってしまっているということです。

Google広告の平均掲載順位に代わるツールは?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

平均掲載順位では、実際にはページの下部に表示されていた場合の1位表示も、掲載順位1位として反映されるので、広告の掲載位置を正確に把握するということが困難でした。

 

しかし、廃止後に平均掲載順位を確認できなくなるのは、やはり痛手となりますよね。

 

平均掲載順位がなくなる経験はもちろんしたことがないことで、さらに、今まで平均掲載順位に頼りきりの方なんかにとっては、とくに大打撃となるでしょう。

 

しかし、平均掲載順位に代わる新しいツールはすでに開発されて提供されています。

それが「インプレッションシェア」というものです。

 

全く同じ内容というわけではありませんが、使い方によっては違いを感じさせないような同様の効果を大いに発揮するツールとなっています。

Google広告の新指標で位置情報を把握する方法

平均掲載順位の廃止後、Google広告では広告の位置や露出状況を把握するために複数の新指標が導入されました。

 

代表的なのが「検索広告の上位表示率(Search top impression rate)」で、これは広告が検索結果の上部に表示された割合を示します。

 

さらに「検索広告の最上位表示率(Search absolute top impression rate)」では、検索結果の最上部、つまり1番目に表示された割合を確認できます。

 

また「インプレッションシェア(Impression share)」は、表示可能だった機会のうち、実際に表示された割合を把握できる指標で、これらを組み合わせて見ることで、広告がどの程度視認性の高い位置に表示されているのかをより正確に分析可能です。

 

単純な順位指標よりも、ユーザーが広告を目にする可能性を具体的に測定できるのが特徴です。

外部分析ツールを活用して掲載状況を確認する

Google広告の管理画面だけでなく、外部の広告分析ツールを活用することで、より詳細な掲載状況や競合との比較が可能になります。

 

たとえば「SEMrush」「Ahrefs」「SpyFu」などの競合分析ツールでは、指定したキーワードに対して自社広告がどの位置に表示されているか、また競合の広告戦略や表示傾向を把握できます。

さらに「Optmyzr」や「Adalysis」などの運用支援ツールを使えば、新しい位置指標をもとにした入札調整や広告テストの自動化が可能です。

外部ツールはGoogle広告の純正データだけでは見えない分析やレポートを提供してくれるため、掲載位置の変化や競合動向を迅速に把握でき、これにより、戦略的な広告運用や予算配分の最適化が行いやすくなります。

自社の成果指標を軸にした効果測定への移行

平均掲載順位の廃止は、広告運用の評価軸を「順位」から「成果」へ移行するきっかけとなりました。

 

今後は、CTR(クリック率)、CVR(コンバージョン率)、CPA(顧客獲得単価)、ROAS(広告費用対効果)といったKPIを中心に運用を最適化することが重要です。

 

掲載位置が高くてもコンバージョンにつながらなければ意味がありません。

 

Google広告ではコンバージョン計測や価値ベース入札(目標ROASや目標CPA)などの自動入札戦略を活用することで、成果重視の運用が可能になります。

また、GoogleアナリティクスやLooker Studioなどの分析ツールと連携させることで、広告クリック後の行動やLTV(顧客生涯価値)まで含めた評価ができます。

順位を追い求めるのではなく、ビジネス目標達成に直結する指標で効果測定を行うことが、長期的な成果向上の鍵です。

Google広告のインプレッションシェアとは?

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

平均掲載順位の代わりになる新しい指標としては、「ページの上部(最上部)のインプレッションシェア」があります。

 

「インプレッションシェア」とは、広告が表示可能であった回数のうち広告が実際に表示された回数のことをいいます。

 

つまり、広告表示可能回数が100回で、広告が実際に表示された回数が50回であれば50%ということになりますね。

 

また、インプレッションシェアには複数の種類があります。

その中でも、平均掲載順位にとって代わる機能としてあるのは、

  • 検索広告のページ最上部インプレッションシェア
  • 検索広告のページ上部インプレッションシェア

の2つとなります。

この2つを合算させることにより、平均掲載順位を知ることができるようになります。

 

【検索広告のページ最上部インプレッションシェア】は、検索広告のページ最上部に広告掲載が可能であった回数のうち実際に広告が表示された回数のことをいいます。

 

【検索広告のページ上部インプレッションシェア】は、上部に掲載可能であった回数のうち実際に広告が表示された回数のことを言います。

 

これらの指標は「平均掲載順位」とは違って、他の広告と比較した相対的な位置ではなく、検索結果ページで広告が実際に表示される位置を表します。

 

たとえば、クリック率が急に下がってしまった場合に、それまで最上部や上部に表示されていた割合が低下している可能性があります。

検索結果の目立つ場所に広告を掲載することが目的の場合は、顧客の目につきやすいように「目標インプレッションシェアスマート入札戦略」を使用しましょう。

ただし、上部表示を目指し入札単価を上げることは、あまり望ましくありません。

 

入札単価が高くなると、あまり望ましくない位置でより競争の激しいオークションに参加することになる可能性があるので、これは最善の得策とは言えません。

 

ここは、予算との兼ね合いの中で掲載位置を設定していくことが必要になってきます。

 

では、それぞれ「検索広告のページ最上部インプレッションシェア」「検索広告のページ上部インプレッションシェア」の確認方法を見ていきましょう。

Google広告のインプレッションシェアの確認方法

Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

インプレッションシェアの確認方法としては、まずは、Google広告管理画面の「キャンペーン」をクリックします。

 

次に、右側の小さなアイコン「表示項目」をクリックします。

次に、表示画面の「競合指標」をクリックして、

  • 検索広告のページ最上部インプレッションシェア
  • 検索広告のページ上部インプレッションシェア

をクリックします。

これで、キャンペーン画面に各インプレッションシェアの列が追加されました。

「ページ上部インプレッションシェア」「ページ最上部インプレッションシェア」の活用例

今後は、「ページ上部インプレッションシェア」と「ページ最上部インプレッションシェア」の指標を活用して最適化することを推奨しています。

 

この導入された指標ですが、これらの指標を活用することで広告主様の広告がどれほど上部や最上部に表示されていたかなどがわかります。

 

活用例としては、仮に、

  • ページ最上部(オーガニック検索結果ページの上部の一番上)を掲載順位1位
  • ページ上部(オーガニック検索結果ページの上部)を掲載順位1~3位

    と仮で定義をしたうえで、以下の指標をもとにざっくりとした平均掲載順位を算出してみると、

    • インプレッションシェア:60%
    • ページ上部インプレッションシェア:50%
    • ページ最上部インプレッションシェア:40%

    となります。

     

    この上記の数値の場合だと、全体の60%のうちの40%(3分の2)は、ページ最上部(掲載順位1位)として表示されていたことになります。

     

    また、掲載順位が2~3位はのページ上部(掲載順位1~3位)の50%から、ページ最上部(掲載順位1位)の40%を差し引いた10%ほどが表示されていたことになります。

     

    残りの10%が掲載順位4位以降ということになるため、これらを加重平均で計算すると平均掲載順位1.7位前後となり、仮の定義ではありますがなんとなくの平均掲載順位を割合から計算で算出することができます。

     

    そもそも、平均掲載順位を計算で出す必要があるのかは不明です。

    ですが、これらの指標を参考に今後は調整を行うことになりそうですね。

     

    「ページ最上部インプレッションシェアが50%だったので、2回に1回は1位として表示されていましたよ!」といったお客さまへの報告の仕方が変わりそうですね。

    他にツールはあるのか?

    Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

    実は、掲載順位に関する入札方法として「目標インプレッションシェア」を活用するという手もあります。

     

    目標インプレッションシェアでは、「最上部」「上部」「任意の場所」でそれぞれターゲットに置いた順位に合わせて自動で入札調整を行ってくれます。

     

    これらを上手く活用すれば、平均掲載順位に成り代わるかもといわれている機能の1つでもあります。

     

    またまだ、効果的な使い方は公表されていませんが、次のような

    • 検索広告のページ最上部インプレッション損失率(予算)
    • 検索広告のページ最上部インプレッション損失率(順位)
    • 検索広告のページ上部インプレッションシェア
    • 検索広告のページ上部インプレッション損失率(予算)
    • 検索広告のページ上部インプレッション損失率(順位)
    • ページ最上部インプレッション率
    • ページ上部インプレッション率

    なども一覧の内容でも使えるようですね。

     

    たくさんありますが、いろいろと組み合わせて効果的なリードできる手法を見つけるしかなさそうです。

    今後の影響は?

    Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

    実は、インプレッションシェアを知ることですべてが解決されたわけではありません。

    平均掲載順位が無くなったことで、今後の影響というのはかなり出てきています。

     

    まず、「検索ページの目標掲載位置」や「優位表示シェア」など、平均掲載順位を使用した入札調整や最適化を利用することができなくなります。

     

    そのため、インプレッションシェアという代替ツールを使う必要があります。

    また、あまり知られていないのですが、今まで使っていたキャンペーンは自動的に「目標インプレッションシェア」に移行されますので注意が必要です。

    さらに、インプレッションシェアは2018年9月以前のデータを参照することができません。

     

    これは、かなり痛手ですよね…。

     

    平均掲載順位の撤廃に伴って、過去のカテゴリの広告視認性のデータを参照することができなくなるということです。

     

    さらに、もう一つ…、それはお客様に提出する数値レポートをAPIで出力している場合です。

     

    これまで平均掲載順位をレギュラー項目としていた場合は、出力データを全て変更して作成する必要があります。

    先ほど述べたインプレッションシェアを使うのではない場合、どのような見せ方をするべきなのかは要相談しないといけないところですね。

    Google広告のオークション分析はどうなるのか

    Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

    競合他社との掲載順位などの比較を行う際に、オークション分析を活用することもあると思います。

     

    平均掲載順位がなくなるので、オークション分析はどうしたらいいのかサポートセンターに問い合わせたところ、やはりこちらからも平均掲載順位の項目は無くなってしまうようです。

     

    オークション分析で表示できる項目から平均掲載順位が消えて、「ページ最上部インプレッションシェア」という型が新たに追加されるそうです。

     

    しかし、もしYahoo!スポンサードサーチやYDNなどの他媒体のデータもまとめてディスプレイに出力している場合は平均掲載順位の項目はどうするのか、「ページ上部インプレッションシェア」や「ページ最上部インプレッションシェア」といった指標をレギュラー項目として追加するのか、その場合の見せ方はどのようにするのか、といった点を見直す必要があります。

     

    すでに、「ページ上部表示率」といった項目が存在しているので、具体的にどう変化するかまでは現時点では詳しくわかりません。

    とくに、オークション分析をよく活用しているという方は、今後の動きがとても気になるところですね。

    オークション分析の基本と確認できるデータ項目

    Google広告のオークション分析は、同じ広告オークションに参加した競合と自社広告の表示状況を比較できるレポート機能です。

     

    この分析では、「表示回数シェア」「重複率」「上位表示率」「ページ最上部表示率」などの項目を確認することができ、表示回数シェアは、広告が表示され得た機会のうち、実際に表示された割合を示し、自社の露出度を把握する指標です。

     

    重複率は、競合と同じオークションに同時に参加した割合で、競合との対戦頻度を示します。

     

    上位表示率は、競合よりも上位に表示された割合で、広告ポジションの優位性を確認でき、ページ最上部表示率は、検索結果の最上段に表示された割合を測定します。

     

    これらのデータを総合的に見ることで、競合との位置関係や露出度を把握し、入札や広告戦略の改善に役立てられます。

    平均掲載順位廃止後のオークション分析の見方

    平均掲載順位が廃止されたことで、オークション分析の見方も変わりました。

     

    以前は、順位指標で直接比較できましたが、現在は「上位表示率」や「ページ最上部表示率」といった位置に関する割合指標を使って競合との優劣を判断します。

     

    例えば、上位表示率が高ければ視認性は確保できていますが、インプレッションシェアが低ければ配信機会を逃している可能性があります。

     

    また、競合の上位表示率や表示回数シェアと比較することで、入札価格や広告品質の改善余地を見極められ、重要なのは、一つの指標だけで判断せず、複数の数値を組み合わせて総合的に分析することです。

     

    これにより、掲載位置・露出機会・競合状況を立体的に把握し、戦略的な入札や広告調整が可能になります。

    オークション分析データを活用した改善策

    オークション分析のデータは、競合状況に応じた改善策を立てるうえで非常に有効です。

     

    例えば、自社の上位表示率が低く競合が高い場合は、入札単価を引き上げるか、広告品質スコアの向上を図るべきです。

     

    表示回数シェアが低い場合は、予算不足や入札戦略の見直しが必要で、また、特定の競合が常に上位にいるという場合は、競合の広告文やランディングページをリサーチし、差別化ポイントを強化するようにしましょう。

     

    さらに、配信エリアや時間帯、デバイス別のオークション分析を行うことで、効率的なターゲティングをすることが可能になります。

     

    これらの施策を繰り返し行うことで、競合に対して有利なポジションを維持しつつ、クリック率やコンバージョン率の向上を実現することができます。

     

    オークション分析は、単なる現状を把握するだけではなく、継続的な改善のための重要な指標になります。

    Google広告の平均掲載順位とは?2020年以降に廃止されていた?のまとめ

    Google 広告 平均 掲載 順位 とは 2020年 以降 廃止 されていた

    今回は、Google広告の平均掲載順位について詳しく解説してきました。

     

    実態を表すことができなくなっていた平均掲載順位が廃止になり、インプレッションシェアで表すことになりました。

     

    広告の精度を考えて、今までも様々な機能が廃止・追加されてきたので、今回も歓迎すべきことです。

     

    そのたびに、長年運用していたアカウントに多大なる影響を与えてきたことは事実です。

     

    しかし、掲載順位という直接の数値ではなく、まず数多い指標があり、それぞれの意味をきちんと把握して割合やシェアに合わせて運用して、細かな評価をしていかなければならなくなったのも事実で、なかなか困難です。

     

    しかし、そのたびに成り代わるツールがあったり改善策も公表されています。

     

    今回の平均掲載順位の廃止も、成り代わるツールは公表され、現在では検索広告の運用においても自動入札が広く用いられています。

     

    自動入札を前提とした広告運用の中では、パフォーマンスによって調整される掲載順位の違いは、これまでほど大きな意味を持たないのも事実です。

     

    なので、上手く組み合わせてGoogle広告の運用をしていきましょう!

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