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YDNの「クロスデバイス」とは?仕組みや効率の良い扱い方について!

Web広告のトレンドでは、「掲載枠」に対して広告を決めて出稿するのではなく、「個人」をターゲティングして出稿する方針が主流となってきています。

 

つまり、「このサイトにはこの広告が合いそう!」という従来の考え方ではなく、「この人にはこんな広告が合いそうだ!」というような違った考え方で広告を表示することが出来るということです。

 

そこで、個人ターゲティングを実現するときに重要になってくるのが、「クロスデバイス」という概念になります。

 

しかし、クロスデバイスに似ているワードも数多くあり、具体的な意味まではあまり分からない方も多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回この記事では、「そもそもクロスデバイスって何?」というところから、ディスプレイ広告プラットフォームの代表的存在「YDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)」に焦点を当てて、クロスデバイスとの関係までを詳しくご紹介します。

 

この記事を参考にしてクロスデバイスを有効に活用して、Webサイトの成果をさらに伸ばしていきましょう。

クロスデバイスとは?

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは

「クロスデバイス」とは、同じユーザーがサービスやコンテンツを閲覧した情報が、複数のデバイス(PC・スマホなど)を超えて引き継がれること」を指します。

 

近年増加しているのが、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの普及によって、スマートフォンとパソコンの両方を使うというユーザーです。

 

今の日本では、普及したことによって、ユーザーはインターネットに簡単にアクセスできるようになり、世界的にも日常的に複数のデバイスを活用する人が当たり前になってきています。

これまでは、それぞれ別のデバイスを使うと、たとえ同じユーザーであったとしても同じユーザーであるということを判断することができませんでしたが、クロスデバイスに対応していれば、同じユーザーと判断して商品を訴求できるのです。

例えば、朝の通勤時にスマートフォンでチェックした商品があったとして、そのお商品を夜にネットサーフィンしているとレコメンドされていた経験はありませんか?

 

これまでは、別々のデバイスを使うと、同じユーザーであっても判断することができなかったのが、クロスデバイスに対応していることで、同じユーザーとして判断をされて商品を訴求されていたということですね。

 

パソコンである動画を途中まで観て、続きから見る際にスマートフォンでその動画をどこまで観たかの情報がわかるのであれば、クロスデバイスに対応しているということになります。

 

このように、かなり多くのユーザーが自然と2台以上の複数デバイスから同一のインターネットにアクセスをして閲覧をする機会が増えています。

 

例えば、スマートフォンで広告を閲覧したユーザーは、スマートフォンで購入ボタンや資料請求ボタンを押さなければコンバージョン測定をすることができず、広告によってコンバージョンに至ったかどうかは、同一のデバイスの場合には計測することが出来ました。

 

しかし、空き時間にスマートフォンでとりあえず情報だけを収集しておいて、夜の時間がある時にじっくりとパソコンに向かって資料請求をしたり購入をしようと思うユーザーもいまる。

 

その場合、スマートフォンで広告を閲覧したにもかかわらず、パソコンでコンバージョンされると別ユーザーとして計測されてしまうので、スマートフォンで閲覧した広告の効果は測定することができませんでした。

 

複数デバイスから同一のサイトを閲覧するしている現状では、正しい分析をすることが出来ず、あまり現実的な数字ではありません。

 

そのため、このようなユーザーに向けた戦略として、クロスデバイスでのユーザーの行動をより正確に把握したり、クロスデバイスに対応したサイト作りをすることの重要度が増しているのです。

クロスデバイスでできること!

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは

クロスデバイスに対応することで、可能になることは、主に下記の2つです。

  • 広告の効果がより正確に測定できる
  • 広告の成果をより最大化できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

広告の効果がより正確に測定できる

クロスデバイスに対応することによって、広告の効果がより正確に測定できるようになります。

 

今までは、朝の通勤時間やお昼の休憩時間にスマホで広告を見て、気になる商品を見つけたとして、夜にゆっくり商品を考えるユーザーに対して、以前では広告の成果として測定することはできませんでした。

 

また、スマホで広告を見てPCでコンバージョンしても、ユーザーの同一性を判断できず、広告の成果として認識をすることができず、スマホのコンバージョン率が低いと、スマホ向け広告の貢献度が低いとみなされてしまいます。

 

このデバイス間の溝を埋めるのに有効的なのが、クロスデバイスです。

 

クロスデバイスに対応することで、同じユーザーによる複数のデバイス間の行動がわかるようになるので、広告の成果として可視化をすることができるようになりました。

広告に限ったことではなく、ユーザーにとって使い方も簡単なので、クロスデバイスは有効的です。

デバイスのCookieやブラウザのユーザー情報を紐づけることで、異なるデバイスでも同一ユーザーとして認識をすることができます。

最近では同一ユーザの認識にAIが活躍

クロスデバイスの分析では、それぞれ異なるデバイスを使用する同一をユーザーを見極めることが重要になってきます。

 

しかし、デバイスやブラウザの多様化によって、同一ユーザーを正確に特定することは難しくなっています。

 

そこで最近では、AIが登場し、同一ユーザーを類推するツールも出てきています。

 

AIを用いることで、クロスデバイスの対象ユーザーを増加し、より高い精度でユーザーの購買行動の分析することが可能になっています。

広告の成果をより最大化できる

また、同じユーザーIDでログインをしているブラウザを使っている際は、複数のデバイスまたは端末でアクセスしていたとしても同一人物と判断されます。

 

GoogleやTwitterなどのSNSを使用するときにログインが必要となりますが、このときに、ログインするデバイスは違っていてもアカウントは同じなので、ログインするIDは変わりません。

 

ログインIDで判断しているため、クロスデバイスを正確に行うことができるのです。

また、デバイスが異なっていてもユーザーでも、その行動に合わせて適切な広告を出すことが可能となるので、効率的にユーザーに広告を配信することができ、コンバージョン獲得の機会を増やすことにつなげることができます。

例えば、一度PCから訪問したユーザーのスマホに広告を出して、もう一度サイトにアクセスをするように促すことができます。

 

このように、ユーザーと今まで以上に多くの接点を持つことによって、最適な広告を配信することができ、その結果、コンバージョンを獲得することができる機会を増やすことに繋がります。

マルチデバイスとはどう違うのか?

クロスデバイスの話題になると、比較されるのが「マルチデバイス」という考え方です。

 

マルチデバイスとクロスデバイスは、文字だけを見ると似ているように感じますが、実際の意味には少し違いがあり、どのような違いがあるかというと、そもそもの考え方が異なります。

 

マルチデバイスとは、主に複数のデバイスからサービスやコンテンツが利用・閲覧することができる」という、デバイスの種類にかかわらずサービス利用を提供するという考え方となっています。

 

このような状態にすることは、「マルチデバイス化」「マルチデバイス対応」と言われています。

 

スマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機などさまざまな情報機器が高度な機能・性能を備えるようになったので、こうした多様な機器からそれぞれ同じようにコンテンツやサービスにアクセスをすることができるマルチデバイスは、今とても注目されています。

例えば、現代においてはサービス提供する上で、facebookやLINE、パソコンやタブレット端末、スマートフォンや携帯ゲーム機などでも同じように閲覧することができ、マルチデバイスに対応しているサービスを利用することが出来ることが大前提となっています。

また、さまざまなデバイスを時間や環境に応じて変化させているマルチデバイスは、サービス利用者はにとって、今とても注目されています。

 

さまざまなデバイスを時間や環境に応じて、こうした多様な機器からそれぞれ同じようにコンテンツやサービスにアクセスをすることができるので、マルチデバイスは既に「当たり前」となっています。

 

PCとスマホでインストールできる電子書籍サービスであれば、マルチデバイス対応しているといえるのと対称的に、PCにインストールされている画像編集ソフトは、スマホでは活用することができないので、マルチデバイス対応しているとはいえません。

クロスデバイス対応にはマルチデバイス対応が必須

一方、クロスデバイスというのは、マルチデバイス機能がついていることが前提になっていて、マルチデバイス機能を利用しているユーザーが、複数のデバイスを利用したことで、複数のデバイスの種類によらずユーザーを追いかけて効果測定をするものです。

 

マルチデバイス対応されたサービスやコンテンツでなければ、クロスデバイスには対応することができません。

 

クロスデバイス対応をすることによって、デジタル広告の成果を正しく計測することが可能になります。

 

スマートフォンで広告を閲覧してからPCで商品を購入した場合、今までは広告効果を正しく分析することができなかったのですが、クロスデバイス化することで、その後の別のデバイスで購入が発生しているかも含めて、広告効果を分析することが可能になります。

つまり、クロスデバイス計測を利用するためには、マルチデバイス機能がついているサービスやコンテンツであるということが大前提となります。

YDNとクロスデバイスの2つの関係

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは

GDNと並んでディスプレイ広告配信サービスの最大手と言えるYDN(Yahoo! ディスプレイアドネットワーク)とクロスデバイスとの関係性は、以下の2つになります。

 

広告のクロスデバイス配信が可能なのには、

  • クロスデバイスでのコンバージョン測定も対応
  • 広告のクロスデバイス配信が可能

の2つがあります。

 

YDNにおけるクロスデバイス配信の最大のメリットは、リターゲティングを大幅に強化出来るという点で、広告をクロスデバイス対応することで、配信をすることが可能になっています。

 

ではそれぞれについて見ていきましょう。

クロスデバイスでのコンバージョン測定も対応

YDNでは、2017年より、クロスデバイスのコンバージョン測定への対応を開始しています。

 

クロスデバイスコンバージョンは、あるデバイスで広告をクリックした後に、他のデバイスでコンバージョンすることをいいます。

 

例えば、スマホである商品の広告をクリックし、サイトを訪問します。

 

そのときは、購入または登録に至すことはありませんでしたが、別の日にパソコンで再度訪問し購入または登録した場合がクロスデバイスコンバージョンということになります。

 

従来であれば、パソコンで広告を見た後に結果としてスマートフォン上でコンバージョンした場合、デバイスが異なることからその関係性やユーザーの同一性が認識出来ず、コンバージョンとして計測されていませんでした。

 

しかし、ブラウザのCookieだけではなくYahoo! JAPANのログイン情報も同時活用することで、クロスデバイスでのコンバージョン測定にも対応することが可能になりました。

 

クロスデバイスコンバージョンの計測可能な広告プラットフォームは5つあります。
ではそれぞれ詳細を見てみましょう。

Google Analytics

Google AnalyticsではクロスデバイスレポートはUser IDビューでしか見ることができません。

 

そのため、事前にUser IDの設定とUser IDビューの作成を行っておかなければいけません。

 

また、GoogleAnalyticsでは「ユーザーが利用しているデバイスの種類」「デバイスが使われた順序」「集客とコンバージョンの関連性」の3つについてデータとして把握することができます。

Google Adwords

Google Adwordsを計測するために、追加で設定しなければいけない項目は特にありません。

 

Google広告では、初期設定でクロスデバイスコンバージョンが計測されます。

 

ブラウザのCookie単位で広告のクリックとコンバージョン情報が紐づくので、同じブラウザを用いる同一ユーザーからの管理画面やレポートの数値内から、クロスデバイスコンバージョンの数値を確認することができます。

 

Google Adwordsでカウントされるクロスデバイスコンバージョンの数値を測定する際は、Googleサービスのログイン情報をもとにしています。

YDN((Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)

YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)では、計測するために広告管理ツールで設定しなければいけません。

 

YDNは、Yahoo! Japanのログイン情報から同一ユーザーを紐づけることで、クロスデバイスコンバージョンを測定します。

 

設定の方法はとても簡単で、ツールにある「コンバージョン測定」から「デバイスをまたいだコンバージョンの測定」という項目をクリックして「する」に変更すれば設定は完了です。

この時、発行されるコンバージョン設定タグをサイトに設置することで、測定でき、管理画面やレポートの数値内で、クロスデバイスコンバージョンの数値を確認することができます。

YDNでカウントされるクロスデバイスコンバージョン数は、cookieとログインの情報を利用して測定されています。

Facebook

Facebookでも計測するために、追加で設定する項目は特にありません。

 

Facebookは、Facebookピクセルを実装し、広告にそのFacebookピクセルまたはアプリイベントを選択することによって、クロスデバイスコンバージョンを可視化することができます。

 

管理画面やレポートの数値内から、クロスデバイスコンバージョン数を確認することができます。

 

Facebookでは、ログインする時に取得したユーザー情報をもとにクロスデバイスコンバージョン数がカウントされます。

Criteo

Criteoでクロスデバイスコンバージョンを計測するには、Criteoタグにクロスデバイスのパラメータを追加しなければいけません。

 

クロスデバイスコンバージョンは、Criteo側が取得したユーザー情報をもとにカウントされます。

 

Google、Yahoo、Facebook、Criteoと紹介しましたが、Criteoのみタグの変更を行う必要があります。

 

コンバージョン測定データは、広告管理ツールの「ツール」「キャンペーン管理」「レポート」タブから確認することができます。

 

コンバージョン数のカウントは、コンバージョンが発生した日ではなくコンバージョンに至るきっかけとなったサイトをクリックした日に計上されます。

これによって、上記のようなデバイスを超えたコンバージョンであっても、しっかりコンバージョンとして計測出来るようになりました。

クロスデバイスコンバージョンを最大化する方法

クロスデバイスコンバージョンを最大化するには、クロスデバイスリマーケティングの活用が有効です。

 

クロスデバイスリマーケティングとは、「ユーザーの利用している様々なデバイスを認識して、リマーケティングを行う機能」になります。

 

リマーケティングは、一度Webサイトを訪問するなどして接触したユーザーに対して再度広告を配信する仕組みになります。

 

例えば、スマホでWebサイトにアクセスしたユーザーに対して、タブレットやPCを使っているときにも、広告を表示することができるので、商品に興味を持っているユーザー個人に絞って広告を配信することが可能です。

商品に興味を持っているユーザーに広告を配信することが出来るので、費用対効果の高い広告手法といえます。

それぞれの媒体での設定方法について、簡単にご紹介します。

Google広告(旧Google Adwords)

Google広告は、リマーケティングタグ内で、パラメータを設定して、デバイスをまたいだリマーケティング広告を配信することができます。

 

設定方法については、利用しているAwardsのバージョンによって手順が少し異なります。

YDN

YDNは、ユーザーのターゲットリストを作成して、広告の配信対象デバイスを絞らないことで配信できます。

Facebook

Facebookでは、特別な設定をすることなく、クロスデバイスリマーケティングを配信することができます。

 

Facebook IDに紐づけて広告を配信するので、ログインしたユーザーのアカウントが同じであれば、デバイスが異なっても同一ユーザーとして認識をすることができるためです。

広告のクロスデバイス配信が可能

YDNでは、広告をクロスデバイス対応で配信することが可能になっています。

 

クロスデバイス配信をすることの最大のメリットは、リターゲティングを大幅に強化することが出来るという点で、YDNにおけるクロスデバイス配信の最大の強みになります。

 

例えば、パソコンでサイトを訪問したユーザーがいた場合、そのユーザーはその商品に興味があって調べているので、購入意欲は高いと推測することができます。

 

普通のリターゲティングでは、サイトを訪問したパソコンに広告を出す仕組みになりますが、クロスデバイス配信が可能になることで、そのユーザーが使用しているスマートフォンにも広告を配信することが可能になります。

つまり、今までパソコンを使っている時間にしか、そのユーザーにアプローチをすることができなかったのが、ユーザーがスマートフォンを見ている時間にもアプローチをすることが可能になるのです。

もちろん、逆にスマートフォンでサイトを訪問したユーザーのパソコンにも広告を配信することもできます。

 

そして、今までは、スマートフォンで検索した広告をパソコンでコンバージョンしても、ユーザーの同一性が判断できず広告としての成果はあまりみられませんでした。

 

そのため、スマートフォンでのコンバージョン率が低いとされて、さらに、スマホ向け広告の貢献度が低いとみなされていたのです。

 

しかし、クロスデバイスを活用するこよによって、こういったデバイス間の溝を埋めることが可能になるのです。

例えば、クロスデバイス配信では、「パソコンで自社サイトにアクセスしてくれたユーザーに対して、スマートフォンでも広告を配信する」という、デバイスの垣根を超えた横断的なリターゲティング広告配信が出来るようになります。

より一層、ユーザーに対して的確な広告を配信することが可能となったので、「個人」に対して広告を出稿する際に重要になるリターゲティングを強化出来るようになりました。

クロスデバイスが必要な場合とは?

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは

クロスデバイスの概要をみてきましたが、クロスデバイスに対応すべきサービスやコンテンツは、基本的にはBtoCの場合に限られます。

 

BtoCサービスであれば、クロスデバイス設定は対応必須といえます。

その中でも、特にクロスデバイス対応したほうが良い商材の特徴としては、

  • ユーザーが購入に至るまで時間のかかる商材
  • 単価の高い商材

このように、2つ挙げられます。

ユーザーが購入に至るまでリードタイムが長い商材

ユーザーが購入に至るまでにリードタイムが長い商材としては、「金融商材」が挙げられますが、一度サイトに訪れたとしても、その場で購入を決めることはなく、その多くのユーザーは考えて終わります。

 

リードタイムとは、ユーザーが商品を選択してから購入するまでの時間が長いことを指します。

 

リードタイムが長い商材としては、主に保険や株式、証券等や投資信託、投資商材などがリードタイムの長いビジネスと言われています。

 

これらの金融商材は、この後に出てくる高単価の商品の場合と同じように、その場でたった1回サイトを訪問しただけで購入を決定するユーザーは少なく、特に、金融商材に関しては他社企業と商材を比較したり、商材のレビューの細かいチェックなどをしたりします。

 

ユーザーは慎重に慎重を重ねて、購入をするのかどうなのかの意思決定をする顧客が多いです。

 

また、クロスデバイスであれば、複数のデバイスを通してユーザーとの関わりを持つことができるので、リードタイムが長いビジネスをする際に、効率的に効果を上げることができます。

 

検討期間が長い場合、顧客にサービスを忘れられないようにするために、定期的にさまざまなデバイスを通じて接点を保つのは効果的な広告戦略といえます。

 

その期間は、他社との比較などを行って、慎重に購入をするかどうかを決めるのです。

そのため、複数のデバイスを通じてユーザーとの接点を保つということは、購入に至るために効果的であるといえます。

このように、リードタイムが長いビジネスに手を出すつもりあるのならば、クロスデバイスを上手く活用するようにしましょう。

単価の高い商材

単価が高い商材の場合も同じように、ユーザーはスマホだけでなく、PCなどからもその商材の詳細情報を確認します。

 

高単価な商品は、1度で購入まで辿り着くことはなかなか少なく、それなりの考える時間を必要とします。

 

単価が高い商材の例としては、車やリフォームサービスなどがあります。

 

高単価な商品を扱うのであれば、ユーザーの行動履歴をしっかりとチェックをして、適切なタイミングでユーザーの購入を促すアプローチをしましょう。

 

スマホ広告からページを訪問したユーザーが、PCからコンバージョンする場合も少なくないので、クロスデバイスを対応させておくことによって、適切な効果測定が必要になります。

ユーザーは、一回広告からサイトに飛んで、その場で購入を決めることは少ないため、複数のデバイスを通してユーザーの行動を把握し、ユーザーにとって適切なタイミングでアプローチををして、接点を持つことが重要となってきます。

Web広告ではクロスデバイスへの意識がますます重要に

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは

YDNに限らず、Web広告の出稿や活用を検討する際は、クロスデバイス対策への意識を徹底することがますます重要になってきています。

 

YDNを運営しているYahoo! JAPANによる調査によれば、2014年の時点で既に、2台以上の複数デバイスを利用しているユーザーは、なんと41%にも上るという結果になっています。

 

さらに、同じくYahoo! JAPANによる別の調査では、

  • スマートフォンで広告を見てそのままスマートフォンでコンバージョンするユーザーが40%
  • スマートフォンで広告を見た後に、パソコンでコンバージョンに至るユーザーは55%

という結果が出ていて、現実が明らかになりました。

 

これは、2014年の時点の調査なので、当然2021年となった今ではさらにこの傾向は進んでいると考えられます。

 

なので、「Web広告を出すならクロスデバイスへの意識は必須」と言っても過言ではないでしょう。

実際に、ディスプレイ広告などを出す際には、普段気軽によく使うスマートフォンで広告に接触させて、最終的にユーザーが腰を据えて使うことの多いパソコンでコンバージョンに持っていくといったような、クロスデバイスを前提としたシナリオ設計まで行うケースも増えてきています。

そのほかにも、クロスデバイスが注目を集めている理由としては、

  1. 2人に1人はほぼ毎日タブレットを利用している
  2. パソコン利用者の約8割が自宅で利用している
  3. 2人に1人が毎日2台以上のデバイスを利用している

それぞれ見ていきましょう。

2人に1人はほぼ毎日タブレットを利用している

車や電車内などで、タブレットを使用している人をよく見かけます。

 

メモをとったり、WordやExcelのソフトを使って作業をすることができるので、出先で資料を訂正したり、レポートをまとめたりすることもできます。

 

家族や友達との通話はもちろん、オンラインでのミーティングにも活用することが出来ます。

 

また、タブレットなら画面が大きく操作しやすいため、知育アプリなど、色々なゲームで子どもが遊ぶ場合にもおすすめです。

 

また、お店で店員さんがタブレットを持っていて、その場で商品について検索をしていたり、会計もタブレットでしている姿もよく見かけます。

 

また、コロナの影響で6~12歳が大幅に利用率を伸ばしていて、今や3割以上の小学生がタブレットを使用していますが、この背景には、学習用タブレット」の普及が考えられます。

コロナの影響によって通信教育での導入に加え、学校や塾での普及も進んでいて、今後も更に伸びることが予想されますが、この層が今後のタブレット市場を牽引する存在であることは間違いないですね。

パソコン利用者の約8割が自宅で利用している

8割以上の人がパソコンを使用し、そのうちの75%が自宅で利用しているようです。

 

自宅でのパソコンの主な利用目的として、ネットショッピングが挙げられていて、30代以上のユーザーの7割がネットショッピングを利用しているようです。

 

また、Twitter・FacebookなどSNSの利用も、パソコンを利用しているユーザーが多く、テレビ電話・チャットをするのにも便利です。

 

さらに最近では、YouTubeの人気から、動画や音楽の編集をしたり、YouTube視聴動画や音楽を視聴したりと、あらゆる場面で使われています。

 

テレビの視聴はもちろん、本や新聞を読むのにもパソコンが使われています。

コロナの影響か、お家での時間が増えてYouTubeを見る時間が増えた影響もあるのか、PCゲームなどもとても人気があります。

4割の人が毎日2台以上のデバイスを利用している

スマホやタブレットは生活必需品のひとつですが、Yahoo!の調査によると毎日2代以上のデバイスを利用している人が5人に2人いるようです。

 

複数のデバイスを利用することによって、相手が持っているデバイスに関係なく共有をすることができるので、自分がパソコンで書いたメモを相手がスマートフォンで簡単に確認することもできます。

 

また、リアルタイムで共同作業をすることができるので、複数人が違うデバイスからのアクセスをしても不自由することなく編集をすることができます。

 

また、ゲームの途中でスマホの着信があると、ややストレスになることもあるので、ゲーム専用として自宅にタブレットを一台置いておくという使い分け方もあります。

また、音楽が好きな人にとっては音質にこだわった端末を利用したり、YouTubeやTwitterを見たり、ネットショッピングをしたり、多くの人が複数のデバイスを利用しています。

個人が複数のデバイスを持つようになると、それに伴ってWeb広告業界でもそうしたクロスデバイスへの意識が強くなります。

 

スマートフォンで商品を知って、その後パソコンで商品の購入に至るユーザーが増えている傾向なので、スマートフォンでユーザーへの第一接触をして、パソコンで接触した際に購入まで引き上げるシナリオを設計して広告を配信する企業や、代理店が増えてきています。

 

成果を出すには、業界の波に遅れずに乗ることが必要なので、ユーザーの動向に合わせて、広告を配信していきましょう。

YDNの「クロスデバイス」とは?仕組みや効率の良い扱い方について!まとめ

YDN おける クロスデバイス 2つ 意味 とは
  • YDNとクロスデバイスの2つの関係は、「広告のクロスデバイス配信が可能」、「クロスデバイスでのコンバージョン測定も対応」
  • クロスデバイスが必要な場合は、「ユーザーが購入に至るまで時間のかかる商材」、「単価の高い商材」
  • Web広告ではクロスデバイスへの意識がますます重要に

いかがでしょうか。

 

スマートフォンとパソコンで同じ広告を見たことがあったり、パソコンで開いたサイトの広告がスマートフォンで出てきたりする経験をしたことがあると思います。

 

今では、複数のデバイスを持っているのが当たり前になってきています。

 

広告の解析はスマホの普及やユーザーの動向によって、その方法が大きく変わってきていて、スマホなどで一度サイトに訪れたユーザーは、その商品に興味を持っている可能性が高いです。

 

クロスデバイスでは、そういったユーザーにターゲットを絞って広告が配信することができるので、費用対効果の高い手法として導入する企業も増えています。

 

広告の運用などのデジタルマーケティングを行うにあたって、「クロスデバイス」を意識した広告運用は避けることができないでしょう。

 

複数のデバイスを使い分ける人が多い現代では、ユーザーの動向を見極めるために、より正しい計測データを手に入れるためには、クロスデバイスコンバージョンの解析は非常に重要です。

 

クロスデバイスコンバージョンを活用することによって、効率的で効果的な広告を配信することが可能となるので、今後、より多くの広告チャンネルで実装され、機能がアップデートされていくでしょう。

 

すでに、多くの企業が広告のクロスデバイス配信を積極的に取り入れているので、競争は激しくなりつつありますが、これまでに成功事例もたくさんあるので、今後のビジネスに役立てれるといいですね。

 

Web広告業界はこれからも大きく変化し、成長を続ける業界ですが、今後、より拡大していくことが予想されるネット社会において、「個人」に対して広告を出稿する際に、より効果的に広告を運用するためにも、考慮するべきクロスデバイス、成果を上げるためにしっかり理解し、遅れずに波に乗って実践してみてはいかがでしょうか。

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