皆さんは、YouTube広告の平均視聴率や平均視聴時間をチェックしていますか?
YouTube広告は配信して終わりではありません。
配信してからも、効果を測定していく必要があります。
自分の広告は、他の広告と比べて見られているのか、気になっている人も多いはずです。
平均よりも視聴率や視聴時間が少ないまま広告配信を続けていても、広告費が無駄にかかってしまうという可能性もあります。
そこで今回は、YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間、測定方法についても見ていきます。
YouTube広告の平均視聴率とは?
まず、YouTube広告の平均視聴率について見ていきましょう。
YouTube広告というのは、配信のフォーマットによって視聴率が大きく異なります。
各フォーマットの平均視聴率について見ていきましょう。
インストリーム広告の平均視聴率
インストリーム広告とは、ユーザーが視聴しようとしている動画の再生前や途中で配信される動画広告のことです。
動画を再生してから5秒経過しないとスキップすることが出来ない広告となっていますので、視聴率は高くなる傾向にあります。
インストリーム広告の平均視聴率は、だいたい20~50%といわれています。
テレビ広告などのように、何かをしながら視聴するという人も多いので、わざわざ広告をスキップしないという場合が多いようです。
そのため、比較的高い数値をマークしています。
ディスカバリー広告の平均視聴率
ディスカバリー広告というのは、YouTubeの検索結果の画面や、動画再生ページの右上のところに配信される広告です。
ディスカバリー広告は、ユーザーが自らクリックしないと再生されない動画広告となっています。
インストリーム広告はユーザーが見たくなくても動画を再生すると勝手に流れる広告なので、違いがあると言うことが分かりますね。
ディスカバリー広告の平均視聴率は、だいたい1~5%といわれています。
インストリーム広告と比べてみるとかなり低い数字となっています。
ユーザーは、よっぽど興味が惹かれるものでない限り自分から広告を見に行くということが少ないということが分かります。
ただその反面、興味を持っているユーザーが広告を見るのでアクションに繋がりやすいと言うメリットもあります。
長い時間の動画広告を配信することも出来ます。
YouTube広告の平均視聴率を上げる方法は?
では、YouTube広告の平均視聴率を上げる方法をご紹介します。
以下に挙げるものは、インストリーム広告もディスカバリー広告にも共通することです。
広告の目的にあったフォーマットを選択する
YouTube広告には、目的というものがあります。
その目的に合わせた広告フォーマットを選択しなければ、いくら対策をとってもYouTube広告の効果の改善は見られません。
YouTube広告の目的3つあります。
認知 | 視聴回数 | 動画広告の視聴回数や、クリックされて再生がおこなわれた回数 |
ユニークユーザー数 | 一定の期間に動画を視聴したユニークユーザーの合計数 | |
ブランド認知度 | ブランドがどれだけの認知があるか | |
広告想起率 | 関連ワードから動画広告を思い浮かべる率 | |
購入検討 | 完全視聴率 | 再生完了数or指定秒数以上の再生回数/広告の表示回数 |
再生時間 | 動画広告の総再生時間 | |
ブランド好感度 | 動画広告によるブランド好感度の変化 | |
比較検討 | 動画広告のメッセージがサービスや商品の比較検討に影響したか | |
ブランド関心度 | 動画広告によってユーザーが興味、関心を持ってサービスの検索をしたか | |
行動促進 | クリック数 | 動画広告がクリックされた数 |
問い合わせ数 | 動画広告視聴後にサービスや商品に関して問い合わせがおこなわれた件数 | |
会員登録数 | 動画広告視聴後に会員登録がおこなわれた数 | |
売上 | 動画広告視聴後に売上につながった金額 | |
購入意欲 | 購入意欲の変化 |
このようになっています。
インストリーム広告に向いているのは、ブランドや商品の認知になります。
また、ディスカバリー広告に向いているのは、商品の購入などユーザーのアクションの促進です。
この目的の選択を誤ってしまうと、認知をしたいのにディスカバリー広告を配信していても、興味のないユーザーには全くリーチが見込めないということになってしまい、広告を配信するだけ無駄になってしまいます。
自社が広告を配信する目的をしっかりと見定めることが、視聴率アップに繋がります。
ユーザーが広告に触れる機会を増やす
もう一つ、平均視聴率を上げる方法としては、YouTube広告にユーザーが触れる回数を増やすということです。
ユーザーが広告に触れる機会を増やすということは、具体的には、
- メルマガやメールの送信
- ターゲット層の多いチャンネルでYouTube広告を配信する
などがあります。
広告視聴単価を分析する
広告の視聴単価を分析することで、視聴1回あたりの費用などを確認することが出来ます。
費用が予算よりも多くなっていたり、単価が上がっているような場合には、広告クリエイティブが飽きられていたりする可能性があります。
広告視聴単価が定価している場合には、競合広告が少ないので低価格で広告を視聴してもらえます。
- 入札単価を調整する
- ターゲットを広げる
- キャンペーン単位の制限を緩める
- 広告の質を上げる
などの改善をすることで、広告視聴単価を効果的に活用しましょう。
クリック率を上げる
クリック率は、動画広告がクリックされた合計数を表示されたユーザー数で割ったものですが、クリック率が高いほど興味関心の高いユーザーが多いことを示しています。
クリック率を分析し、広告の効果がどの程度ユーザーに対して見られるのかを知ることが出来ます。
クリック率が上がれば、自然と平均視聴率もアップします。
動画リマーケティングを活用する
動画リマーケティングは、YouTube広告でのユーザーの行動をもとにリストを作成し、そのリストの中のユーザーに広告を配信出来るというものです。
ユーザーが動画広告にどのようにかかわってきたのかに基づいてリストの作成が可能となります。
動画広告を見たけれども、コンバージョンに繋がらなかったユーザーや、ウェブサイトを訪問したけど、チャンネルを訪れていないユーザーなどリストの組み合わせが可能です。
リマーケティングを活用することで、動画広告を見てもらえる確率も高まります。
動画作成の体制を強化する
ユーザーの反応に合った動画広告を制作できるようにするためには、企業内で動画作成の体制を強化することもポイントです。
企業ないで魅力的な動画クリエイティブを作成することが出来れば、費用も抑えられるし、機密情報が洩れるおそれもありません。
外注するという方法もありますが、費用がかかってしまうので自社内で魅力的な動画作成の体制が整っていると一番いいですね。
YouTube広告のインストリーム広告の平均視聴率を上げる方法は?
では、YouTubeのインストリーム広告の平均視聴率を上げる方法について見ていきましょう。
インストリーム広告では、5秒の広告が流れる間にいかに伝えたいメッセージを集約することが出来るかというところがポイントになってきます。
最初の5秒で訴求ポイントを伝える
インストリーム広告では、「5秒間は必ず広告を見てもらうことが出来る」広告となっています。
最初の5秒で興味を引くことが出来なければ、広告から離脱されてしまいます。
最初の5秒だけ、違うパターンの広告を色々と制作するという工夫をしてみるようにしましょう。
クリエイティブが変わることでクリック率が変化することはよくあることです。
また、商品の購入などを目的としている場合には、広告のクリエイティブの制作にも工夫が必要です。
ユーザーの悩みなどに訴えかける入りをすることによって、ユーザーが広告を見るきっかけとなります。
問題提起をしてからユーザーの不安をあおることで、その広告に興味を持ってくれる可能性も高まります。
そして最後に問題解決策を提示するという流れになります。
商品の購入を促進する工夫をしながら広告クリエイティブを作成していきましょう。
ストーリー性を出す
あからさまに「広告」という感じを出してしまうと離脱率が上がってしまいます。
インストリーム広告の視聴率を上げるには、ストーリー性のあるクリエイティブの制作が必要となります。
ストーリー風にすることで、ユーザーに「面白そう」「続きが気になる」と思わせるようにすることで、広告を見てもらえる可能性が高まります。
広告の展開を早くする
インストリーム広告では、広告の展開を早くしてユーザーがスキップする余裕をなくしてしまうということも有効的です。
5秒間では伝えたいことは限られてしまいますが、場面展開を早めたり、伝えたいメッセージを5秒間で伝えきってしまうという方法をとってみましょう。
2段階構成にする
動画の構成を2段階構成にしてみましょう。
伝えたいことがたくさんあっても、5秒間ではなかなか伝えられることが限られてしまいます。
動画の前半に一番伝えたいことをまとめて、動画後半で他に伝えたい要素を入れ込むようにします。
地域やターゲットを絞る
地域やターゲットを絞り込むことで、視聴率が上がる可能性があります。
例えば、地域を指定して地元の広告を流したりすると、興味を持ってくれる可能性が高まります。
適切なターゲティングをすれば、視聴維持率もアップするということです。
動画のクオリティを高める
動画にノイズが入っていたり、画質が悪かったりすると広告離脱の原因になってしまいます。
長く動画を視聴してもらうためには、クオリティの高い動画を作成するようにしましょう。
YouTube広告のディスカバリー広告の平均視聴率を上げる方法は?
次に、YouTubeのディスカバリー広告の平均視聴率を上げる方法を見ていきましょう。
ディスカバリー広告というのは、もともと商品やサービスに興味のあるユーザーにアプローチ出来る可能性の高い広告なので、視聴率をどれだけあげてコンバージョンに繋げていくかということがポイントになります。
興味を引くような動画タイトルと説明文にする
ディスカバリー広告では、ユーザーの興味を引くような動画タイトルや説明文にする工夫をしましょう。
ディスカバリー広告は、ユーザーがクリックしてくれないと動画広告が再生されません。
ですから、動画の内容よりも、動画タイトルや説明文のほうが重要になってくるんです。
まずは動画をどうしたら見てもらえるかということを考えなければいけません。
ユーザーの目を引くことが出来ないと、そもそも動画をクリックしてもらえないからです。
具体的な例としては、
- 具体的な数字を入れる
- ユーザーを煽るような言葉を入れる
- ハードルの低さを伝える
具体的な数字を入れたりすることでユーザーの興味を引くきっかけとなります。
また、ユーザーを煽るということは、注目を集めるためには有効的です。
自分でもできるんだとハードルを下げるような表現も、ユーザーの興味を引くことが出来るきっかけとなります。
サムネイルを頻繁に変更する
ディスカバリー広告の視聴率を上げたいのであれば、サムネイルを頻繁に変更することも効果的です。
同じ広告が何度も配信されても、「また同じ広告だ」となって興味を引くことが出来なくなってしまいます。
色々なパターンのサムネイルを作成するようにしましょう。
テストを繰り返す
ディスカバリー広告の視聴率を上げるためには、何度も分析と検証を繰り返してテストしていくことが大切です。
動画をきちんと見てもらえているのか、途中で離脱していないかをしっかりと把握することが重要です。
サムネイルの効果はどうなのか、動画の内容はどうなのかなどということをきちんと分析、検証していくようにしましょう。
YouTube広告の平均視聴時間とは?
YouTube広告は、1つの動画広告をどこまで見てもらえたのかということも重要です。
動画広告が流れてから何秒の時点で、どれだけの人が広告の視聴を継続していたのかを表すすのが「視聴維持率」です。
視聴維持率を見ることで、その動画広告に対するユーザーの関心レベルの高さが分かります。
再生回数が多かったとしても、最初の数秒ですぐに広告から離脱してしまっていたら、動画の内容はまったくユーザーに伝わっていないということになってしまいます。
YouTube広告の視聴時間のカウントの基準は?
YouTube広告では、「動画が再生された長さ」という指標については、動画が最後まで視聴された場合にのみカウントされるようになっています。
しかし、視聴回数については動画でエンゲージメントが発生した時にカウントされるようになっています。
20秒の動画を15秒しかユーザーが視聴していない時点で広告をクリックした場合には、視聴回数が1回カウントされます。
しかし、その動画は最後まで視聴されていないので、100%の時間動画再生されたことにはならないのです。
YouTube広告の平均視聴時間を上げるには?
YouTube広告の平均視聴時間を上げるには、ユーザーが出来るだけ長く広告を見てくれるということが必要です。
そのためには、広告の目的を明確にして、必ず入れなければならない要素を入れ込んで広告をコンパクトに構成するのがポイントです。
- ユーザーの期待に沿うような情報やコンテンツにする
- 長い尺の動画は、短く分割する
- 離脱ポイントをしっかりと把握し、飽きさせない動画を作成する
こういった工夫をすることによって、ユーザーの平均視聴時間を長くしていくようにしましょう。
YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間を測定する方法は?
YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間の測定には、
- YouTube Studioアナリティクス
- 広告効果測定ツール
が有効です。
これらのツールを使うことで、YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間を測定することができます。
動画の掲載結果の確認方法は、Googleの
- 広告データパネル
- オーガニックデータパネル
からも確認することが出来ます。
広告データパネル | 動画が広告として配信された場合の掲載結果を測定します。 このデータは、広告がユーザーに配信された後すぐに確認できます。特別な操作を行う必要はありません。 |
オーガニック データパネル | ユーザーが通常の配信(検索した場合など)で動画を視聴した場合の掲載結果を測定します。 このパネルでは、YouTube アナリティクス データを使用して掲載結果を測定するため、動画の YouTube チャンネルを Google 広告アカウントにリンクする必要があります。 |
注意点としては、YouTubeアナリティクスでは、全ての動画がデータとして集計されますが、Google広告だと有料の動画視聴のみを対象としているので、動画の視聴回数に差異が生じてしまうということです。
YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間とは?どうやって測定する?まとめ
今回は、YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間について見ていきました。
YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間を高めるためには、広告のフォーマット選びから始まり、様々な施策が必要になってくると言うことが分かりました。
ただ広告を配信するだけではなく、どのような配信を、どのような形で配信していくかということがとても重要になってきます。
自社のYouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間がどのぐらいなのかをまず確認してみて、平均より低いようであれば、改善点を探し出してしっかりと改良していく必要があります。
YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間は広告運用をする上で大事な指標の1つとなっています。
是非、YouTube広告の平均視聴率・平均視聴時間をチェックしてみましょう!
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