YouTube広告には様々な広告があります。
その中でも、YouTube広告のオーバーレイ広告は、ディスプレイ広告としての出稿ですが、活用すべき広告の1つとなっています。
YouTube広告のオーバーレイ広告は、比較的安価に広告を出すことができ、またその効果も大きいので、仕組みを良く理解した上で、利用すれば、広告の効果はアップするでしょう。
そこで今回は、YouTube広告のオーバーレイ広告について見ていきます。
YouTube広告のオーバーレイ広告とは?
では、YouTube広告のオーバーレイ広告について見ていきましょう。
オーバーレイ広告とは
YouTube広告のオーバーレイ広告というのは、パソコンの画面でYouTubeを再生してから10秒後に、画面の下部に被るように表示される細長いバナー広告のことです。
このYouTube広告のオーバーレイ広告は、動画内に表示されるので、視聴者の目に留まりやすく認知度を拡大するにはもってこいの広告になっています。
そして、オーバーレイ広告はユーザーの判断でいつでも消すことが出来ます。
ただし、ユーザーが自分で消さない限り、動画が終わるまで表示されている動画となります。
YouTube広告のオーバーレイ広告の画面占有率は20%となっています。
動画の下部20%に表示されるということですね。
広告を閉じるボタンが設置されているので、ユーザーの動画視聴の阻害にならないのでYouTube広告のオーバーレイ広告は高評価を得ている広告の1つでもあります。
オーバーレイ広告のリンク先はWebサイトやLPを設定できるようになっています。
メリット
YouTube広告のオーバーレイ広告のメリットと言えば、ユーザーに消されない限り広告が表示され続けるので、ユーザーの目に触れている時間が長くなることです。
ユーザーの目に留まる時間が長ければ、認知という点でかなり大きなメリットとなります。
デメリット
YouTube広告のオーバーレイ広告のデメリットは、オーバーレイ広告の右上のバツ印で広告をけされてしまうと表示されなくなってしまい、認知に繋がらないということです。
課金システム
YouTube広告のオーバーレイ広告では、課金システムが2種類あります。
- 1,000回表示毎に請求されるインプレッション課金制(CPM)
- 1クリック毎のクリック課金制
どちらかを選択することが可能です。
クリック課金の場合には、クリックされなければ1円も費用がかかりませんが、クリック回数が増えるにつれて費用はアップしていきます。
インプレッション課金では、表示回数に対して加算されていく方式なので、クリック率が高くなるとCPM単価のほうが費用対効果が高くなる可能性があります。
YouTube広告のオーバーレイ広告の配信方法は?
では、YouTube広告のオーバーレイ広告を配信してみましょう。
まず、オーバーレイ広告に必要なものは、
- バナー画像「468×60」あるいは、「728×90」
- 遷移先のウェブサイトまたはLP
となっていますので、まずはこれを準備しましょう。
配信手順は、Google広告の管理画面行います。
- Google広告の管理画面から、キャンペーンの作成画面を開き、キャンペーンの目的を「ウェブサイトのトラフィック」を選択します。
- 「ディスプレイ」をクリックします。
- 指定サイズは、「468×60」あるいは、「728×90」の画像を設定します。
- プレースメントで、「YouTubeチャンネル」あるいは「YouTube動画」を選択し、広告を表示させる場所を指定します。
Googleは、プレースメントの設定を「youtube.com」で指定することを推奨しています。
設定方法は、「ウェブサイト」を選択し、検索窓に「youtube.com」を入力すると項目が選択することが出来ます。
YouTube広告のオーバレイ広告の種類は?
YouTube広告のオーバーレイ広告には、
- InVideo オーバーレイ広告
- イメージ オーバーレイ広告(Google 広告)
があります。
YouTube InVideo オーバーレイ広告の機能
YouTube InVideo オーバーレイ広告は、480×70 のイメージ広告で、YouTube 動画再生ページのYouTube動画の下部にオーバーレイとして表示される広告です。
動画再生を始めると。オーバーレイ広告が表示されます。
YouTube広告のオーバーレイ広告では、次のような画像を使用するようにしましょう。
入稿素材 | オプション / 必須 | サイズ | ファイル形式 | ファイルサイズ |
---|---|---|---|---|
オーバーレイ画像 | 必須 | 480×70 | 静止 .GIF、.PNG、.JPG | 150 KB |
また、イメージ広告はGoogleの広告ポリシーが適用されます。
次のような点に注意してイメージ広告を掲載するようにしましょう。
- 30秒を超えるアニメーションにしない。
- 画像の品質を満たす。
- 関連性を作る。
- 誤解を招くコンテンツにしない。
- 性的なコンテンツを入れない。
短いアニメーションを繰り返すことは可能ですが、30秒以上にならないようにしましょう。
また、広告で使用する画像は、一定のクオリティを満たしていなければいけません。
オーバーレイ広告に掲載する情報は、広告のサービスや商品と関連性のあるものでなければいけません。
誤解を招くコンテンツを作成しないようにしましょう。
また、注意が必要なのは、アダルトコンテンツを制限されているということです。
性的なコンテンツのクリエイティブは使用しないようにしましょう。
YouTube InVideo オーバーレイ広告の入稿条件
YouTube広告のオーバーレイ広告は、動画再生を開始すると広告が表示されるようになっています。
オーバーレイ広告は、純広告のスポンサーシップキャンペーンのみに利用することが出来ます。
オークションで広告を掲載する場合には、イメージ広告を設定すると、YouTubeが再生ページにオーバーレイとして配信することが出来ます。
純広告キャンペーンは、Googleの営業担当者を通じてのみ実装することが出来るものです。
純広告キャンペーンの最低利用額やメディアプランの最低利用額は国によって異なるので、Googleの営業担当者に確認する必要があります。
YouTube InVideo オーバーレイ広告は、広告掲載会思慕の4営業日前までに広告クリエイティブを入稿担当チームに送る必要があります。
また、配信されるクリエイティブというのは、掲載している期間中では6週間で2回まで変更することが出来ます。
YouTube InVideo オーバーレイ広告のレポート指標
YouTube InVideo オーバーレイ広告のレポート指標は、
- 表示回数
- クリック数とクリック率
になります。
イメージ オーバーレイ広告(Google 広告)の機能
Google広告のディスプレイキャンペーンで作成したイメージ広告をYouTubeの動画にオーバーレイとして表示させることが出来ます。
「ディスプレイ ネットワーク」 タブから、「プレースメント」 のターゲティングに「YouTube.com」を追加することで使用できるようになります。
第三者が配信する広告は、HTML5 クリエイティブとして分類されるので、動画にイメージ オーバーレイとしては表示されませんので注意しましょう。
静止画像のオーバーレイ広告は、動画の下に表示されます。
イメージ オーバーレイ広告(Google 広告)のレイアウト
広告は、選択した画像サイズのスペース全体に表示し、左右もしくは上下を逆に表示してはいけません。
- 広告の分割
- 同じ画像の繰り返し使用
- 複数の広告に見えるように表示
などは禁止されています。
YouTube広告のオーバーレイ広告がおすすめの理由は?
YouTube広告のオーバーレイ広告には、おすすめする相応の理由があります。
オーバーレイ広告のおすすめの理由を見ていきましょう。
YouoTube視聴者の注目を集められるから
YouTubeには20億人以上、日本だけでも6,500万人以上のユーザーに利用されています。
そのため、YouTube広告のオーバーレイ広告を配信するだけで圧倒的なアクティブユーザーにリーチ出来ると言うことになるんです。
このリーチ数の大きさは、YouTube広告のオーバーレイ広告ならではと言えるでしょう。
価値の高いユーザーに配信できるから
Googleでは、関心が高く、購入してくれる可能性が高いユーザーを予測してくれる機能を搭載しています。
そのため、企業が広告を配信するのはYouTubeなどのGoogle媒体が適しているようです。
効果的にYouTube広告のオーバーレイ広告を配信することができます。
費用対効果が高い
YouTube広告では入札単価が1円~となっています。
そのため、他の広告媒体と異なり費用対効果が高いことでも知られています。
YouTube広告のオーバーレイ広告はどんな顧客獲得に向いている?
YouTube広告のオーバーレイ広告は、自分でクリックする広告となっています。
自分でクリックする広告というのは、見込み顧客を獲得するのに向いている広告フォーマットとなります。
動画によって、ユーザーの視聴者層が限られてしまうので、狙ったターゲット層にダイレクトに訴求するのにピッタリです。
こうすることで、見込み顧客獲得の可能性がアップします。
YouTube広告のオーバーレイ広告以外に広告は?
YouTube広告には、動画形式の広告と静止画形式の動画で種類は様々です。
それぞれの広告の種類について見ていきましょう。
スキップ可能なTrueViewインストリーム広告
動画の再生前後や途中で配信される広告のことです。
ユーザーは、5秒経過すると広告をスキップすることが出来ます。
スキップしない場合には広告はそのまま流れ続けます。
ユーザーに長く動画を視聴させることが出来るので、認知向上アップの効果が期待できます。
広告作成のポイントは、冒頭に興味関心を引く工夫をしたり、続きが見たくなるようなストーリー構成にすることです。
課金方式は、動画が1回再生されるごとに課金されるCPV方式となっています。
スキップ不可のTrueViewインストリーム広告
この広告は、15秒間スキップすることが出来ない、動画の再生前後や途中で流れる広告のことです。
動画の最後まで視聴してもらって、メッセージを伝えたいときに使用します。
ユーザーは15秒間広告を見なければならないので、ストレスを与えてしまう可能性もあります。
課金方式は広告が1,000回表示されるごとに課金されるCPM方式となっています。
TrueViewディスカバリー広告
YouTube広告の検索結果や関連動画、YouTubeのトップページなどに表示される広告のことです。
動画の再生途中などに流れる広告とは違い、動画のサムネイルをクリックすると動画が再生されるようになっています。
「広告」と書かれた黄色い文字が目印です。
ユーザーが興味があった場合だけに再生されるので、コンバージョンに繋がる可能性が高いです。
課金方式は、クリックごとに課金されるCPC方式となっています。
TrueViewアクション広告
動画の再生前後や途中に再生される広告です。
TrueViewアクション広告の特徴は、「コールトゥアクションボタン」が動画に置かれていることです。
「アプリのダウンロードはこちら」「詳しくはここをクリック」など、ボタンが表示されているので、ユーザーがアクションを起こしやすくなっています。
課金方式は、コンバージョンが達成されるごとに課金されるCPA方式となっています。
バンパー広告
動画の前後や途中で流れる6秒間のスキップすることが出来ない広告です。
ユーザーに最後まで動画を見てもらうことが出来ます。
最後まで再生されるので認知アップに繋がります。
課金方式は、広告が1,000回表示されるごとに課金されるCPM方式となっています。
アウトストリーム広告
YouTubeではなく、YouTube以外のサイトやアプリなどに表示される広告です。
モバイル専用の広告となっています。
YouTubeのユーザーではないユーザーにも動画広告を見てもらうことが出来るので認知アップが期待出来ます。
課金方式は、広告面積の50%が2秒以上1,000回表示されるごとに課金されるvCPMとなっています。
マストヘッド広告
YouTubeのホーム画面の上のほうに表示される広告です。
ユーザーの目に留まりやすいので、認知アップに繋がります。
新商品やサービスなどのプロモーションによく利用されます。
Google広告から自分で設定することが出来ないので、Googleの営業担当者に連絡をとり、予約をしてから利用することになります。
ディスプレイ広告
動画の右側とおすすめ動画一覧の上に表示されるバナー広告のことです。
動画を見ているユーザーや、関連画像を探しているユーザーに広告を配信することが出来るようになっています。
認知アップに繋がる可能性が高まりますね。
ディスプレイネットワークとも呼ばれているので、YouTube以外にも配信することが出来ます。
- Gmail
- ウェブサイト
- アプリの広告
などです。
ユーザーがバナーをクリックすることでウェブサイトやLPに遷移させることが出来ます。
課金方式は、広告がクリックされたときに課金されるCPC方式です。
YouTube広告の効果を上げる選び方
YouTube広告には色々なフォーマットがあると言うことが分かりましたが、それぞれの目的別にどのようにして選んだらいいのか適切なフォーマットを選択することが重要です。
それぞれの広告フォーマットの目的について見てみましょう。
認知度アップ
自社の商品やブランドの認知度をアップさせたい場合に最適な広告フォーマットは次の通りです。
- バンパー広告
- スキップ不可能なTrueViewインストリーム広告
比較検討
商品やサービスにもともと興味関心のあるユーザーに対して、比較検討の促進をしたい場合に最適な広告フォーマットは次の通りです。
- TrueViewインストリーム
- TrueViewディスカバリー広告
行動
ユーザーに対して、商品やサービスの購入、登録や問い合わせなどの行動を促したい場合に最適な広告フォーマットは次の通りです。
- TrueViewアクション広告
YouTube広告のオーバーレイ広告とは?効果的な運用方法をご紹介!まとめ
今回は、YouTube広告のオーバーレイ広告について見ていきました。
YouTube広告のオーバーレイ広告は、パソコンでしか表示されない広告ですが、費用も安く効果も出やすい広告の種類となっています。
ユーザーの目にとまっている時間が比較的長い可能性のある広告ですので、魅力的なクリエイティブを作成するなどして、ついついクリックしたくなるような広告にしていくことがポイントになります。
動画制作などよりも手間がかからず、コストも比較的安く済むので、利用する価値は高い広告であると言えるでしょう。
YouTube広告には、オーバーレイ広告以外にもたくさんのフォーマットがあります。
広告の目的に合った広告フォーマットを選んで、上手にYouTube広告を活用していくようにするといいですね。
オーバーレイ広告は、YouTube広告の中でもかなり配信効果が高いので是非使ってみましょう。
なぜ、広告未経験の新入社員でも、CPA:947円でROAS:5,479%を出せたのか?『メールやLINE登録CPAを下げる厳選フレーズ集100選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で使っている厳選フレーズをまとめました。 実際、これを使って、 ・広告費:¥77,688 という圧倒的な結果をたたき出しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |