YouTubeの市場に広告を出稿できるYouTube広告。
しかし、YouTube広告が表示されない不具合が生じていることがあります。
YouTubeにせっかく広告を掲載したのに、広告が表示されない、思ったよりも表示回数が少ない、なんて思っている人もいるのではないでしょうか。
YouTube広告は、審査や表示の仕組みを知ることで広告運用がスムーズになります。
そこで今回は、YouTube広告が表示されない場合の対処法をご紹介します。
YouTube広告が表示されない原因は?
YouTube広告を出稿したのに、広告が表示されなくて困ってしまう…なんてことありますよね。
その原因について見ていきましょう。
審査に通過していない
YouTube広告を掲載するためには、審査があります。
YouTube広告の審査は、新しい広告キャンペーンを作成すると自動で行われるようになっています。
キャンペーンを作成すると、ステータスが自動的に「審査中」となります。
承認が行われると、広告として配信出来るようになるという流れになっています。
審査には数時間~数日程度かかる場合があります。
ですから、審査に落ちてしまうとステータスが「不承認」になり、広告が配信されなくなってしまうんです。
予算の制限
YouTube広告が表示されないときに確認すべきことの一つとして、予算による制限がかかっていないかということがあります。
YouTube広告では予算を決めることが出来ますが、設定した予算に達成してしまうとそれ以降広告は表示されなくなってしまいます。
キャンペーンのステータスを確認して「予算による制限」という表示がされていないかどうか確認してみるようにしましょう。
支払い残高不足
予算による制限だけでなく、支払い残高が残っていなくて不足してしまっている可能性もあります。
広告予算は残高がなくなってしまうと「アカウントの残高が無くなったため、広告は掲載されません」というエラーが出ている可能性があります。
メッセージを確認してみるようにしましょう。
「一時停止」になっている
配信ステータスを確認してみると、「一時停止」になっている可能性があります。
複数のキャンペーンを運用していたり、管理人が何人もいる場合などには操作ミスなどで「一時停止」に設定してしまっている可能性もありますので、一度確認してみるようにしましょう。
終了日が過ぎている
キャンペーンの終了日を確認してみましょう。
もしかしたら、キャンペーンの終了日が過去の日付になっている可能性があります。
終了日が過ぎてしまっていると、広告は表示されません。
ターゲティングが狭すぎる
YouTube広告では、地域、年齢、性別などで広告を絞って配信することが出来ます。
しかし、ターゲティングが極端に狭すぎたりすると、対象となるユーザーが少なくなってしまうので広告が表示されないということが起こります。
入札単価が低すぎる
YouTube広告が表示されない原因として、入札単価が低すぎてオークションに負けているという可能性があります。
YouTube広告というのは、広告が掲載されるたびに自動的にオークションが行われるようになっています。
上限入札単価が高いほうが広告が掲載されやすくなっています。
広告が表示されないという場合には、入札単価が低いのかもしれません。
クリエイティブの品質が低い
広告の掲載順位は、動画の品質についても考慮されます。
動画クリエイティブの品質が低いと判断されてしまうと、広告単価を上げても広告が掲載されない可能性が高いです。
広告をクリックした後のランディングページのクオリティなども品質チェックが行われるので、注意しておきましょう。
YouTube広告は、広告の品質が品質スコアで表示されるようになっています。
広告の品質を高める指標となるので、活用しましょう。
リマーケティングリストのサイズが小さい
リマーケティング広告の場合、過去にウェブサイトを訪問したユーザーリストのサイズが小さすぎると広告が配信されなくなってしまいます。
Googleディスプレイネットワークをターゲットにする場合は、過去30日間で100人以上のアクティブユーザーが必要です。
動画がガイドラインに適していない
動画に広告が表示されない理由として、動画がガイドラインに適していない可能性があります。
動画がしっかりと設定されていて、ガイドラインを遵守しているかどうかを確認しなければいけません。
YouTube広告が表示されないときの対処法は?
では、YouTube広告が表示されないときの対処法についてそれぞれ見ていきましょう。
審査に通過する
YouTube広告が審査に通過していない場合には、まずは審査に通過することが必要です。
では、どうしてYouTube広告の審査が不承認になってしまうのでしょうか?
その理由としては、
- ポリシーに違反しているから
- 遷移先のページに問題があるから
などの理由が考えられます。
YouTubeというのは、ユーザーにとって安全で適切なコンテンツを提供しなくてはいけません。
そのため、Googleポリシーを定めています。
そのポリシーに則っているかどうかは、システムによって自動で判定されたり、場合によっては人の手によって評価されるようになっています。
どんなに魅力的な広告であっても、ポリシーに違反していれば不承認になってしまいます。
ポリシー違反でよくある例が、誇大広告など、事実と反する表記がなされている場合などです。
きちんと根拠を示した表記をする必要があります。
また、食品や化粧品などの商材を取り扱っている場合には、それに準拠した法律に抵触していないかどうかも確認する必要があります。
また、動画広告だけでなく、遷移先のランディングページなどの内容も関係してきます。
ランディングページで、不正行為を助長するようなコンテンツの表示がされていたり、商品やサービスについて誤解を招くような表記があるとポリシー違反になってしまいます。
商品やサービスの情報が不十分な場合なども審査が不承認になってしまう可能性がありますのでランディングページの内容もしっかり確認しておくようにしましょう。
予算の引き上げ
予算が低すぎる場合には、1日あたりの予算を引き上げましょう。
予算は、費用対効果をしっかりと考慮しながら適切な金額を設定するようにしましょう。
支払い残高を追加する
支払い残高が不足してしまっている場合には、予算を入金することで広告の配信が再開されます。
支払い残高が不足してしまわないように、支払い方法は自動支払いを選択しておくようにしましょう。
配信ステータスを変更する
配信ステータスが「一時停止」になってしまっている場合には「有効」に変更するようにしましょう。
キャンペーン、広告グループ、キーワード、広告のすべてを有効にすれば、広告の配信が再開されます。
終了日の設定を変更する
終了日が過ぎてしまっている場合には、終了日の設定を変更しましょう。
開始日や終了日をしっかりと設定しておくことで、正確に広告が配信されるようになります。
ターゲティングの設定を変更する
ターゲティングが狭すぎる場合には、ターゲティングの設定を変更しましょう。
ターゲティングがしっかり設定されていれば、表示回数も正常になるはずです。
入札単価を引き上げる
入札単価が低すぎると思われる場合には、入札単価を引き上げてみましょう。
そして、変化を確認してみましょう。
入札金額は高ければいいというものではありません。
予算が一気になくなってしまうこともありますので、少しずつ引き上げて細かく効果を確認していくようにしましょう。
クリエイティブの品質を高める
動画クリエイティブの品質が低いと思われる場合には、広告クリエイティブの品質を高めるようにしましょう。
内容だけでなく、画質や遷移先のランディングページの内容や利便性もしっかりと確認して、クオリティを上げていきましょう。
リマーケティングリストを確保する
リマーケティングリストの数が少ない場合には、サイトのアクセスを増やしたりしてリマーケティングリストを確保しましょう。
タイムラグが起きている可能性も考慮し、数日間様子見をしてみるのもひとつの手です。
動画のガイドラインを確認する
動画が正しく設定されているかどうかを確認しましょう。
- 動画の広告フォーマットを有効にしているか
- 動画がガイドラインに準拠しているか
- 動画のコンテンツが広告掲載に適しているか
これらを確認してみるようにしましょう。
その他
色々と試してみたけれど、問題が解決しないという場合には、以下の点についても確認して見るようにしましょう。
- ブラウザ上で広告をブロックするソフトウェア、アドオン、拡張機能が有効になっていないかどうか
- アカウント設定でチャンネルの広告表示を無効にしていないかどうか
自分で広告が配信されているかどうかを確認してみようとする場合、動画を視聴するたびに必ず広告が表示されるとは限りません。
YouTubeアナリティクスなどのツールを使うことによって収益を確認し、特定の動画で広告が表示されるかどうかを確認しましょう。
Googleに問い合わせる
どうしても広告が表示されないという場合には、Googleに問い合わせをしてみるのも一つの手です。
もしかしたら、個別の問題が発生している可能性もあります。
色々試してみても解決しない場合には、Google広告ヘルプコミュニティなども活用してみるようにしましょう。
YouTube広告が表示されないときは品質スコアの確認を!
YouTube広告が表示されない理由のひとつに、広告品質が高いか低いかというのがあります。
広告の品質というのは、広告をユーザーが視聴した時のエクスペリエンスを推定したものです。
- 広告の内容
- ユーザーが広告をクリックする可能性
- ランディングページに進んだ時にユーザーに提供されるエクスペリエンスの質
など、様々な要素によって品質スコアは決定します。
広告の品質が広告に影響するものとして、
- 広告が表示されるかどうか
- 広告表示オプションが表示されるかどうか
- クリック1回あたりの費用
- 広告のパフォーマンス
などがあります。
YouTube広告は、一定の品質を満たしていなければ広告を表示してくれません。
高品質な広告であれば、広告の掲載場所もより見やすい場所に掲載されるようになります。
広告の品質スコアというのは、とても重要なものなんです。
また、広告の品質に影響しないものとしては、
- 入札単価
- アカウント構造
- 広告の表示頻度
などがあります。
これらの要素においては、広告オークションの品質判定には影響しません。
品質スコアは、他の広告とパフォーマンスを比べて、推定値を1~10の数値で示したものです。
この数値を目安ににして、自社の広告の品質スコアをしっかりと確認してみるようにしましょう。
品質スコアが高ければ、ユーザーにとって広告とランディングページが他の広告主のものと比べて的確で有用であるということを意味しているので、広告が表示されやすくなります。
YouTube広告が表示されない理由を確認する方法は?
例えば、自社の広告を検索したときに、ウェブ上のどこにも広告が見当たらない場合には、「広告プレビューと診断ツール」というものを使って探すことが出来ます。
自分で実際に広告を探して表示してしまうと、クリック率が下がってしまいますので、こういったツールを使用して確認する必要があります。
ツールを使うことによって、広告のインプレッションを増やすことなく広告が掲載されているかを確認することが出来るようになります。
「広告」タブの「ステータス」の列で目的の広告にカーソルを合わせると、広告のステータス情報を確認することが出来ます。
YouTube広告しか表示されない原因は?
また、YouTube広告しか表示されないという事態が発生する場合もあります。
ここでは、YouTube広告しか表示されない原因をご紹介します。
原因として考えられるのは、
- YouTubeの不具合
- サーバーダウン
- サーバーの不具合
- アプリやブラウザの不具合
- PCやスマホの不具合
などがあります。
これらを対処することで、YouTube広告が表示されない原因を解決することができるようになります。
YouTube広告しか表示されないとは?
YouTube広告しか表示されないと言うのは一体どういうことなんでしょうか。
YouTube広告というのは、動画の再生前、再生途中、再生後に再生されるインストリーム広告という動画広告がイメージされますよね。
また、ページでサムネイル表示されるディスプレイ広告というのもあります。
スキップすることのできない最長6秒間のバンパー広告という広告もあります。
色々なタイミングや時間で再生される広告ですが、この広告の条件に合わず、広告だけが表示されてしまうという事態が発生することがあります。
YouTubeの動画を再生しても、広告しか表示されずに動画が一切表示されなくなるという不具合が起きているんです。
再生動画だけでなく、ホーム画面に広告しか表示されないという場合もあります。
通常、YouTubeのホーム画面には、広告や、ユーザーが視聴した履歴をもとにランダムに動画サムネイルが表示されるようになっていますが、サムネイルが全て広告になっているという状態です。
YouTubeの不具合
YouTube広告しか表示されないというのは、YouTube側の不具合である可能性が高いです。
最近起きた大きな不具合としては、
- 2018年の世界規模のYouTubeサーバーダウン
- 2020年の世界規模のYouTubeサーバーダウン
- アプリ、ブラウザの不具合
- スマホ、PCの不具合
などがあります。
サーバーがダウンしてしまった場合には復旧を待つしかありません。
アプリやブラウザの不具合の場合には、ソフトを確認したり、再起動、再インストールなどを行ってみましょう。
またスマホやPCの不具合の場合には、OSの不具合の確認やアップデートなども確認してみるようにしましょう。
YouTube広告しか表示されない場合の対処法は?
では、YouTube広告しか表示されなくなってしまった場合の対処法をご紹介します。
YouTubeの公式Twitterを確認する
YouTubeには、公式のTwitterがあります。
Twitterにはリアルタイムで障害情報が更新されています。
そのため、YouTube広告しか表示されなくなってしまったなどの不具合が発生した場合には、Twitterを確認してみるようにしましょう。
SNSで他のユーザーの反応を見る
Twitterでは、リアルタイムで情報が交換されています。
そのため、YouTube広告しか表示されないのが自分だけではない場合は、Twitter上で同様の投稿が見られます。
それを見て、自分だけがこのエラーが起きているわけではないということが判断できます。
YouTubeの視聴方法を変える
万が一、アプリでYouTubeを視聴している場合はPCブラウザに変更してみるなど、視聴方法を変えてみましょう。
どちらかで視聴することが出来れば、PCやスマホのハード側に問題がある場合があります。
そのため、視聴するデバイスを変更してみて、見ることができるのであればデバイスに問題があると判断することができます。
YouTubeアプリが最新かどうかを確認する
YouTubeアプリで視聴している場合は、YouTubeアプリが最新になっているかを確認しましょう。
バージョンが古いと、YouTube広告しか表示されないエラーが生じることがあります。
PCのバージョンが最新かどうかを確認する
YouTubeアプリだけでなく、PCのバージョンが最新かどうかも問題です。
万が一、PCのバージョンが最新ではない場合は最新にしておきましょう。
広告ブロッカーを導入する
広告ブロッカーを導入することで、YouTube広告が表示されてしまうこと自体を防ぐことができます。
広告ブロッカーを導入すれば、YouTube広告を防ぐことができます。
しかし、この広告ブロッカーが逆に不具合に繋がることもあるので、注意が必要です。
YouTube Premiumを導入する
YouTube Premiumは広告を表示させなくすることができます。
YouTube Premiumでは、他にも
- バックグラウンド再生
- 動画の保存
- YouTube MUSIC・Kidsの利用
などができるようになります。
1か月間無料体験もできるので是非使ってみることをおすすめします。
再起動
デバイスに関係はありませんが、再起動してみましょう。
再起動すると、大体の不具合が解消されるようになっています。
まずは再起動して、復活するかどうか確認してみましょう。
YouTube広告が表示されない場合の対処法!まとめ
今回は、YouTube広告が表示されない場合の対処法や、YouTube広告しか表示されない原因と対処法をご紹介しました。
せっかく広告を配信したのに、YouTube広告が表示されなくなってしまうのはもったいないですよね。
広告が表示されないと、広告の評価も反応も知ることが出来ません。
また、目的をもって広告を配信しているのに、広告の配信が出来ていないなんてもったいないですよね。
広告がきちんと表示されているのか、きちんと効果が出ているのかを確認するためにも、測定は日々行っていく必要があります。
この記事を参考にしてYouTube広告しか表示されない不具合を解消していきましょう。
なぜ、広告未経験の新入社員でも、CPA:947円でROAS:5,479%を出せたのか?『メールやLINE登録CPAを下げる厳選フレーズ集100選』はもう受け取りましたか? ・1人社長から誰もがテレビCMで見たことがあるような企業、国会議員、同業の広告代理店や集客コンサルタントまでサポート この中で得られた知見を元に、広告のサポートをする中で使っている厳選フレーズをまとめました。 実際、これを使って、 ・広告費:¥77,688 という圧倒的な結果をたたき出しています。 メールやLINE登録CPAを下げたいのであれば、下記ボタンをクリックして詳細を確認してください。 |