突然ですが、「LPO」という言葉をご存知ですか?
LPOとは、CVRを上げることを目的としていますが、ランディングページ最適化という意味で、ウェブ広告をするうえでとても重要な項目とっています。
「WEB広告をはじめてみたい」という初心者の方、「始めてみたけど運営がうまくいかない」とお悩みの方、「そもそもLPOとは何?」とわからない方、必見です。
また、「LPOで本当に効果が出るのか」と疑問を持っている方や、実際に導入したものの「今進めているLPOは、果たして正しい手法なのか」など、LPOに関連した悩みを抱えている方々も多くいることでしょう。
そこで、今回この記事では、LPO対策とはどのようなものなのか?という基本的知識を解説するとともに、WEB広告の売り上げを伸ばすために重要な考え方を解説していきます!
また、LPO導入のメリットや具体的な事例も紹介していくので、しっかりとLPOの仕組みを理解した上で、それぞれの目的に合わせて、今後の導入・活用などにお役立てください。
LPO対策とは?
先ほども少し触れましたが、LPOとは「landing page optimization」の略で、それを日本語で「ランディングページの最適化を図る」ということを言います。
ランディングページとは、クリックして最初にたどり着く「LP」とも表記されますが、ユーザーのニーズに合わせて最適化し、Googleなどの検索エンジンや各種インターネット広告からユーザーがウェブサイトにアクセスして広告をクリックした際に、一番最初に表示されるページのことです。
その目的は、LPを見たユーザーの途中離脱を防いで、どうにかコンバージョンまで導くことにあり、そして、コンバージョンレートを向上させることで、広告の費用対効果を高めていきます。
このランランディングページは、情報提供型と行動喚起型の2パターンがありますが、とくに、後者の行動喚起型をランディングページと呼ぶことが多いです。
広告の文言とその広告のリンク先ページのファーストビューの文言内容を合わせておくと、広告をクリックしたユーザーは、リンク先ページにランディングしても迷うことはありません。
その結果、ユーザーはサイトから離脱をすることなく、スムーズにコンテンツ内容を読み進めることができるので、コンテンツの熟読につながり、コンバージョンしやすくなるというわけです。
なので、このページが非常に重要で、商品を買うか否かはランディングページの出来にかかっていると言えます。
つまり、購入率アップのために、ランディングページを「分析」し、「対策」をした後に「成果を検証」cvr(コンバージョンレート=成約率)を上げる方法を常に繰り返してみることが大切なのです。
このランディングページに対してLPOをうまく実施すれば、コンバージョン率の向上が期待できます。
LPOの特徴
商品の会社のHPであったり、商品紹介ブログのようなものが大半で、企業でwebマーケティングやWEBの制作・内容の構成などを活用する部分に携わっている方々にとって、「LPO(ランディングページ最適化)」という言葉を耳にする機会が増えてきていますね。
- コンバージョン率が促進できる
- SEO効果が見込めない
- EFOも含まれる
クリックして最初にたどり着くランディングページをユーザーのニーズに合わせて最適化して、ページのCVRを上げるマーケティング手法のことを指します。
それぞれ、LPOの特徴について見ていきましょう。
コンバージョン率が促進できる
そこで、こちらの意図するコンバージョン(商品の購入や資料の請求などの、期待する最終アクション)まで到達してくれなければ、広告費用や人的リソースなどの費用が無駄に終わってしまいます。
まず、ターゲットが検索して最初に到達する着地ページ(ランディングページ)に対して、個々のユーザーの目的に合わせたテキストやクリエイティブを用意する必要です。
ユーザーが求めているものを提供することで、途中での離脱を防ぎ、効果的にコンバージョンまで遷移させcvrを向上させることで、費用対効果を最大限に引き出すことができます。
検索結果からのページの内容が適切でなく、ユーザーに向けた情報でなければ、すぐに検索結果ページ戻ってしまったり、広告をクリックする前にいたサイトにすぐに帰ってしまいますが、一度、そのようにウェブサイトを直帰・離脱したユーザーは戻ってくることはありません。
また、検索エンジンの重要性が高まるにつれ、SEOや検索結果連動型広告(リスティング広告)にかかるコストの高まりは、次第に無視できない状況になりつつあります。
SEO効果が見込めない
LPOは、SEO効果が見込めません。
例えば、広告の文言内容に合わせて、ランディングページのファーストビューの文言を書いて、その文言に基づいてコンテンツを構成します。
この場合、タイトルタグはファーストビューの文言となり、検索意図を用いないページが出来上がってしまい、検索ユーザーの需要が無く、かつGoogleから評価されづらいページとなります。
そうなると、結果的に検索流入が特に見込むことができず、売上にもつながりません。
EFOも含まれる
LPOは、EFO(エントリーフォーム最適化)も含まれます。
EFOの目的としては、途中離脱を防いで、CVRを高めることです。
例えば、ヒートマップでランディングページを分析したときに、フォームの部分が青くなってる場合、フォームでユーザーが離脱してる可能性が考えられます。
そうなれば、不要な入力項目や必須項目を減らしたり、入力する画面を大きくするなどしてフォームを最適化します。(EFOを行います)
つまり、ランディングページの一部であるフォームを最適化することになり、結果的に、ランディングページの最適化になるというわけです。
これが、LPOの特徴になります。
SEO(検索エンジン最適化)とは?
前述で出てきた「SEO」とは、「Search Engine Optimization」の略になります。
日本語では「検索エンジン最適化」と訳され、WEBサイトの内容について、検索エンジン上に適切な結果を反映させていくWEBマーケティングの手法になります。
検索エンジンに対して、特定のWEBサイトの価値について正しい認識を求めた上で、上位表示を目指すので、必ずしも「SEO=単に検索順位を上げること」ではありません。
上位表示を目指すためにも、検索エンジンにこの情報は価値があると判断されるようにWEBサイトを制作するには、画像などの構成やテキストや広告文などにも工夫をする必要があります。
また、実際に広告を見るユーザーにとって、情報が分かりやすかったか、見やすかったか、などにも気を付けて、ユーザーにとって有益な情報であるのか、他にはないオリジナルの情報であるのかなどを継続して提供することも重要になってきます。
検索エンジンにとって分かりやすいサイトというのは、そのまま実際に見るユーザーにとっても分かりやすいサイトであるのかということが問われます。
ユーザーのためになるような優れたサイトを作ることがSEOにとって重要であるのはもちろんですが、その結果として、検索エンジンにて上位表示されることによって、流入が増加し、コンバージョン率の増加にもつながります。
SEOとLPOの関係について
「SEO」と「LPO」は、それぞれ目的やメリットという点で異なります。
しかし、SEOで多くのユーザーを招いて、LPOでしっかりとユーザーの気持ちを掴むというように、お互いにそれぞれ関連し合っている関係ともいえます。
多くのユーザーがSEO対策によってサイトに訪れることで、LPのアクセス数が増えますが、そのLPが最適でなければユーザーがサイトから早期離脱をしてしまう可能性があるので、LPOが大切になってきます。
また、LPOによって最適化されたLPを作っても、サイトを訪問するユーザーが少なければ顧客や見込み客をつかみ、CVを得ることもできないので、SEOが大切になってきます。
SEOとLPOは、どちらかが欠けてしまったら成立しないようになっています。
SEOとLPOのメリットについて
「LPO」と「SEO」は、WEBマーケティング施策において、とても重要になってきますが、それぞれ目的とメリットが異なります。
LPO | SEO | |
目的 |
|
|
メリット |
|
|
それぞれ、このようになります。
SEOは、結果が出るまでに時間を必要とするので、結果が出やすいという面では、LPOの方が優秀です。
また、ユーザー数が少なくてもSEO対策は行うことができますが、ユーザーのサンプルがある程度必要になるLPOの場合は、アクセス数が少ないような状態では、検証をすることが難しいといった特徴があります。
LPOとSEO、どちらか迷った場合には、同時に両方を始めることがベストになります。
しかし、費用対効果を考えると、どちらかを選ばなければいけないと悩んでいる方も多いと思うので、そのような時には、すでにある程度の訪問者数が獲得できていて、CVRが低いという場合は、LPO対策が効果的になります。
その一方で、WEBサイトの訪問者数が少ないという場合には、SEO対策を優先させるようにします。
そもそも、LPOっていつからあるの?
「LPO」という言葉が認知度を高め、大きく流入し始めたのは最近のことですが、1996年にはLPOが誕生し、2000年には、海外でLPOベンダーが次々と設立され、今、市場は向上しています。
2006年には、GoogleがLPOツール「Website Optimizer」の提供を開始したことも、認知度を高めるきっかけといえます。
同時に、テクノロジーの発展により、インターネットが普及し、様々なsnsが増えたことに連動したことによって、LPOも広がりを見せたのではないかと言うのが大きな理由の一つです。
元は、どうしても効果測定が難しく、推定評価に頼るケースが多いのが難点でしたが、結果に対する対応が求められるようになり、対応の指標として注目を集めるようになりました。
また、広告の費用対効果の頭打ちも理由の一つで、Yahoo!Japanのバナー広告やGoogleの検索連動広告が始まった当初は、高い費用対効果が注目を集めていたものの、需要と供給のバランスが崩れ、広告価格が上昇しました。
1クリックの料金を高く設定した企業が上位表示される仕組みを持つリスティング広告は、価格競争に巻き込まれ、費用対効果が下がる傾向が強くありました。
こういった経緯から、クリック回数を増やすのではなく、1回の表示から得られる効果を上げる方向にシフトしたことで、LPOへの期待値が高まるようになったといえます。
一般的なLPO対策の方法
通常、LPO対策を行うには、流入するユーザーの訴求に合わせたページを新たに作成し、流入したタイミングで用意したページを表示させる必要があります。
そのためには、これら流入元となるリンクやボタンのアドレス(URL)の変更が必要となります。
さらに、ウェブサイトに訪れるユーザーの動きは様々で、検索エンジンから自然流入する場合もあれば、リスティング広告からの流入、また、バナー広告や紹介されているブログ、SNSなど、どこからでも入りやすくなっています。
これらの流入元リンクにすべて応じることは基本的に違い、さらに変更するとなると作業はとても困難です。
しかし、これらを容易に解決してくれるのが「Gyro-n LPO」をはじめとするLPOツールです。
すでにある程度の訪問者数が獲得できているが、CVRが低いという場合は、LPO対策が効果的です。
LPO対策はなぜしなくてはならないのか?
ランディングページの出来が商品売り上げアップにつながると言いましたが、では、出来のいいランディングページとはどんなものでしょうか?
おしゃれなページ?それともフォーム入力が少なく簡素なページ?
実は、これに答えはないと言われています。
ある程度の傾向はあるものの、それが確実に答えというわけではありません。
では、その答えは持っているのは誰でしょうか?
それは、そのページを見るユーザーです。
多くのユーザーがいいと思ってアクセスすれば、有名なデザイナーにデザインしてもらったページが、素人が作ったページに負けることだってあり得るのです。
そのページがいいか悪いかの判断は、ユーザーの反応が全てなのです。
そのために、そのページが本当にユーザーのニーズに合っているのかどうかを、随時チェックしていく必要があります。
つまり、LPOを行うことで、ユーザーの求めるページを作り出すことができるのです。
LPO対策で役立つツールを紹介
LPO対策に活用をすることができるツールをご紹介します。
LPO対策は、現状を把握するところから始まり、改善点をまとめ改善し、施策の実行をしたりとさまざまなステップを踏みます。
なので、全てを人為的にやっていては時間がかかってしまうのはもちろん、コストもかかってしまいます。
そこで、分析をすることができるツールや、効果測定などをすることがツールがあるので、うまく活用して代用することができるフェーズはなるべく利用をしていきましょう。
おすすめのツールとしては、下記のようなものがあります。
- Google Analytics
- ABテストツール
- ヒートマップ
- LPO対策専用ツール DLPO
いろいろなツールを比較してみて、自社に最適だと思うツールを選んでいきましょう。
Google Analytics
Google Analytics(Googleアナリティクス)は、Googleが提供している無料のWebサイトのアクセスを解析することができるツールになります。
Google Analyticsを登録することで、Javascriptで記述された「トラッキングコード」が個別に付与されます。
そして、そのトラッキングコードをサイト内に埋め込むことによって、計測対象となるWebサイトへのアクセス数やアクセス経路、サイト内のユーザー行動、流入したユーザー属性、滞在時間、離脱率などさまざまな各種データの計測をすることができます。
主に、Google Analyticsを用いたアクセス解析は、サイト内部のデータを計測することができるので、サイトに訪れたユーザー像を可視化して、ユーザーの滞在時間などユーザー行動を把握する目的で行われます。
そして、どのような施策を打てばコンバージョンへと繋げることができるのかといった施策立案をしたり、目標に対する進捗状況を追うことが可能になります。
ABテストツール
ABテストツールは、ABテストにおけるページの作成から実行、計測までを自動で実行してくれるツールになります。
現状のパターン、修正後のパターンなどパターンごとの結果を測定を曖昧にして、ランディングページを修正した場合に、逆効果となって売上が落ちてしまうこともあるので、ABテストを用いながら慎重に実行することが重要になります。
ABテストをすること自体は手動でも測定をすることは可能になりますが、複数パターンのページの作成からテストの実行、その後の計測など、手間や多大な労力・技術やシステム的にもコストが伴い、スピード感のあるLPOが実行できないので、ツールの活用をすることをおすすめします。
ABテストツールを活用しようとした際に、優れたABテストツールが数多く出回っているので迷ってしまうかもしれませんが、代表的なものとしては、Googleが提供する「Google Optimize」が挙げられます。
ABテストツールを利用することによって、余計な工数をかけずに簡単かつスピーディーに改善を繰り返し、成果へつなげていくことが可能です。
無料と有料のABテストツールがありますが、有料のABテストツールは、正確性の向上や結果の要因分析、さらに細かい分析や、LPの最適化も同時に行えるなど、プラスαの機能がつくのが特徴になります。
ヒートマップ
ヒートマップとは、サイト内のユーザー行動を温度を色で表すサーモグラフィーと同様にデータを可視化したものであり、ユーザーが注目している閲覧場所を赤緑青といった色で可視化する技術になります。
そして、これを提供するのがヒートマップツールになり、代表的なものとして、株式会社ユーザーローカルが提供する「User Heat」が挙げられます。
ユーザーのページ内での行動を、マウスの動きから推定して、スクロールからページ内を「どこまで読み進めたのか」、「どの部分が長く滞在されて読まれているか」、「どの部分で離脱をしているのか」、「ページのどの位置をクリックしたのか」などを色分けして、見える化します。
ヒートマップツールを使うメリットとしては、LPOにおける現状把握において、特に役立つのはもちろん、細かくデータを追わなくても直感的に把握をすることができ、アクセス解析の数値データだけではわからない発見がある点になります。
ヒートマップを導して分析をすることによって、ユーザーにとってどの部分がCVに繋がっているか、また改善の余地があるのか、数字のみではわからなかったデータが見つけることができます。
そして、ユーザーの行動を分析して改善をした結果、ユーザーがサイトを快適に閲覧することができ、もっと知りたいと思えるようなWebサイトを構築することができます。
DLPO
DLPOとは、多変量テストやパーソナライズ機能といった高機能なABテスト機能や、詳細なテスト結果の測定と分析をすることができるので、LPOにおいて具体的な仮説検証を行いたい場合に役立ちます。
多変量解析を得意としているDLPOは、A/Bテストを行い、クリエイティブAが勝ち、Bが負けた、という結果だけを知るのではなく、クリエイティブAの何が、どの部分のクリエイティブが勝因となったのか?を多変量解析によって割り出ることができます。
また、外部のヒートマップツールとの連携をすることも可能なので、ABテストによるサイト全体の数字と、ヒートマップによるページ内部のユーザー行動を同時に分析することができます。
DLPOの最大の特徴としては、ユーザーのニーズにあった細かい設定をしたり、Web解析ツールなどの多くのマーケティングプラットフォームとの連携をすることも可能なので、ランディングページの最適化を効率的に行うことが出来ます。
ランディングページ内の表示する要素を訪問ユーザーごとに最適化をすることによって、ユーザーの離脱を回避して、CVRを向上させる点になります。
あらゆる指標を計測してLPOに活かすために、DLPOのようなLPOツールを活用するのであれば、一元管理をすることが可能になるので、さまざまなツールを準備する必要がありません。
LPO対策でWEB広告の売り上げを伸ばすために重要なポイント!
では、実際にLPO対策をしてみましょう。
「LPOを利用すれば、すぐに高い効果が出るの?」と思われる方もいるかもしれませんが、LPOは導入後すぐに効果が出るような特効薬ではありません。
実際にLPO対策で成果を出すための段階としては、綿密にプランを準備し、市場分析・セグメンテーション・ターゲティングなどマーケティングプロセスのPDCAを確実に回して用意をする必要があります。
- 調査・分析をする
- 仮説を立てる
- 実施・検証してみる
そこで、大きくポイントとしては、現状のサイトの調査して分析、仮説をして実施、その後検証をするという繰り返すことが大切になります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
その1:調査・分析をする
Google Analyticsやヒートマップというようなツールを使って、ユーザーが自分のページでどのような行動をとっているかを把握し、分析をします。
調査をする内容については、
- アクセス解析(Googleアナリティクス)
- ヒートマップ分析
- ユーザーテスト
などをすることで、今あるページの現状を把握し、問題点を洗い出します。
まずは、Google Analyticsにて、現在のサイトを分析して、ページごとに、下記をチェックします。
- クリック率
- コンバージョン率
- 直帰率
- 滞在時間
- 離脱率
などを確認することによって、今あるページの現状を把握することができます。
現状のサイトを確認することで、現状のクリック数やCVR(コンバージョン率)、セッション数や滞在時間など、おのずと問題点が見えてくるはずなので、まずは、自分のページの問題点をあぶりだして気づいたことを書き出し、対策を考えます。
Google Analyticsは、全体のサイトにおける訪問者の導線を確認することが可能で、ほとんどの場合無料ですが、LP自体について調査をする場合には、ヒートマップが適しています。
ヒートマップは有料のツールとなりますが、どの場所をクリック、タップしたか、どこまで読んだか、どこでページから離脱したか、どの部分を熟読したかなどを詳しく確認することができます。
しかし、有料なだけあって、そのページでよく見られている場所、見られていない場所を教えてくれるため、ページ改善の大きな情報となり得ます。
予算と相談して、是非導入を検討してみてください。
その2:仮説を立てる
では、現状を把握して実際に問題点の洗い出しを終えて目的が明確になったら、どうすればいいのか。
まずは、ランディングページの改善に取りかかるための仮説をたて、その問題点を解決するための具体的な改善策を考えましょう。
問題点にもよりますが、改善の余地がある部分として考えられるのが、以下のようなものになります。
- 商品の強みをアピールして記載をする
- ファーストビューを魅力的にする
- CVへの導線を分かりやすくスムーズにする
- 申し込みフォームを簡潔に分かりやすくする
- CTAの位置は適切か確認をする
アイデアのヒントとしては、ユーザーの声を聞いたり、多くのユーザーが使っているサイトの画面構成を参考にするのも一つの手になります。
そして、内容や画像やテキストの配置、色や形、フォントなどのデザイン、文言に関して、気になった点を書き出して、そこから改善に向けた仮説を立てていきます。
たとえば、テキストは読者に対して情報を与える大事な要素になるので、その文章が長すぎたり文字が小さいことで、ユーザーは読むことに諦めて離脱してしまう可能性があります。
また、情報の内容についても、要点が掴みづらいような文章があると、読まずにそのままスルーされてしまう可能性があるので、ユーザーが見やすく読みやすい正しいフォーマット、テキストであることが重要になります。
改善をする順番は、より重要性が高いと思われるものから実行していきます。
たとえば、ツールで分析したところ、ページ直帰率が高く、ほとんどのページを見てもらえていないことがわかった場合には、そこで、仮説として「最初のページがインパクトに欠けるからだ」という問題を立てたとします。
次に、この仮説の対策として「ファーストページのインパクトを残すために、わかりやすいキャッチコピーをつける」と立案します。
これが、施策立案です。
その3:実施・検証してみる
立案までできたら、あとは検証をするだけになります。
立案で立てた案を実際に実行して、ユーザーの判断をみるのです。
良いアイデアが出たとしても、既にサイトが公開されている中で、いきなり大幅な変更を行うことは容易ではないので、まず、Google OptimizeなどのA/Bテストツールを使って検証を行います。
A/Bテストでは今あるページをベースとして、修正を行いたい箇所のみに変更を加えたテストパターンを2~3程度を用意して、どちらがCVRを多く得られるかをテストします。
これを導入することで、コーディング無しで改善策を反映させることができ、また、自動でページの出し分けをしてもらうことが可能になります。
また、ユーザーのプロフィールや時間帯、地域などセグメント別のテスト結果を得ることも可能です。
以上「分析→施策立案→検証」、この3つの動作を繰り返すことで、違う案、違う箇所などで、何度も回していくことで、ページの改善を図ることができます。
最初は手間がかかってしまうかもしれませんが、調査を繰り返して、競合とデータの比較をしてそれに負けじと良い結果を出せるよう課題を達成していきましょう。
LPO対策の注意するポイント
LPO対策しても、使い方を間違えて不適切に調整をしてしまっては逆効果になってしまい、結果的に、コンバージョン率の低下を招く事態も想定できます。
そのような良くない状況を回避するために、LPO対策で注意するポイントをご紹介します。
- 広告とファーストビューを違う内容にする
- リンクを増やす
- フォームの入力項目を増やしすぎる
それぞれ、一つずつ見ていきましょう。
広告とファーストビューを違う内容にする
広告とファーストビューの内容を違う内容にすることによって、ユーザーはサイトから離脱してしまう可能性が高くなります。
例えば、広告の文言が「広告の費用対効果について詳しく教えます」である場合に、その広告のリンク先のページのファーストビューでは、「メリットやデメリットについて解説」にします。
この場合、ユーザーは広告の費用対効果を知りたくて広告をクリックしたのにも関わらず、ランディング先ページでそれに対して回答を得ることができませんでした。
その結果、広告リンクをクリックしたユーザーは、リンク先ページにランディングした後、すぐにサイトを離脱してしまいます。
これは当然のことで、答えを求めているのにその答えがないので、そのサイトにいる理由がなくなるので、コンテンツを熟読する前にサイトを離脱してしまうので、コンバージョン率の促進には繋がることはありません。
なので、広告とファーストビューの文言や内容を違う内容にすることは、LPO対策で避けたいポイントになるので、注意が必要になります。
リンクを増やす
リンクの数を増やることによって、ユーザーがサイトから離脱してしまう可能性が高くなります。
例えば、サイト内の他のページに遷移できるリンクとして「購入手続きはこちらから」や「詳しくはこちら」など、外部サイトに遷移することができる発リンクを設置します。
すると、ユーザーはそれらのリンクをクリックして、ランディングページから離脱する可能性が高くなり、その結果、コンテンツの内容が熟読されないので、コンバージョン率の低下に繋がってしまいます。
リンクはたくさんあればいいという訳ではないので、リンクを増やしすぎないように注意をしましょう。
フォームの入力項目を増やしすぎる
フォームの入力項目を増やしすぎてしまうと、ユーザーがサイトから離脱してしまう可能性が高くなります。
例えば、名前や連絡先、性別や誕生日など、入力をする項目の数や必須項目の多いフォームにします。
すると、ユーザーの入力する手間が増えてしまい、なかなかのストレスになって入力を途中で放棄してしまう可能性が高まります。
その結果、ユーザーはランディングページから離脱してしまい、コンバージョンをすることはないので、コンバージョン率の促進につながらないというわけです。
ユーザーのサイトから離脱を防ぐためにも、フォームの入力項目最低限にとどめて増やしすぎないようにすることが、LPO対策での注意点になります。
ちなみに、フォームでの入力項目でユーザーが離脱してるかどうかについて、ヒートマップを導入することによって確認をすることができます。
LPO対策の効果が出やすいWEBサイトとは?
LPO対策をする際において、まずやるべきことは、自社サイトとLPO対策との相性の見極めをすることになります。
LPO対策が向いていないにも関わらず、LPO対策に注力することは、とても非効率になってしまいます。
なので、ここでは下記のように、
- LPO対策に向いているWEBサイトの特徴
- LPO対策に向いていないWEBサイトの特徴
このように、それぞれLPO対策が向いているのか、向いていないのかを見ていきましょう。
LPO対策に向いているWEBサイトの特徴
LPO対策に向いているWEBサイトの特徴としては、
- 商品やサービスの提供を行っているサイト
- 資料請求や問い合わせなどをするサイト
- 豊富なコンテンツなサイト
- ユーザーが求めているニーズに合わせたページを提供しやすいサイト
- 特定の地域に特化しているサイト
- 個々のユーザーに対応をすることが可能なサイト
LPOに向いているサイトとしては、商品やサービスを提供をしたり、資料請求や問い合わせなどの受付をしたりしている場合になります。
また、「無料でお試し」「初回限定のお試し」などの問い合わせを増やしたいときなどにもLPOは有効になります。
また、LPでは各コンテンツの中からユーザーに最適なものを提示ができるため、豊富なコンテンツを持つサイトに適しています。
LPO対策に向いていないWEBサイトの特徴
LPO対策に向いていないWEBサイトの特徴としては、
- 企業名やニッチなワード(特定のキーワード)のみで検索されているサイト
- コンテンツ量が少ないサイト
上記にあるようなサイトは、ユーザーの多様なニーズに応えるサイトというよりも、特定のユーザーがターゲットになっている場合が多いです。
なので、LPの最適化よりもSEO対策に沿ってコンテンツを作り、検索エンジンから多くのユーザーを取り込む方法の方をおすすめしています。
LPO対策とは?WEB広告の売り上げを伸ばすために重要な考え方!まとめ
今回は、「landing page optimization」略して「LPO」について、LPO対策とはどのようなものなのか?ということと、WEB広告の売り上げを伸ばすために重要な考え方を解説してきました。
CVRを高めるために行われるのがLPO対策です。
LPO対策という機能は他にはなく、webサイト広告を行う上でとても重要な作業であることがお分かりいただけたでしょうか?
そもそも売上を伸ばすためにLPO対策が最善であるかを考えた上で、達成したい目的に対して適切な手法を行っていくことが何よりも基本です。
ツールを使ってLPO対策をしっかり行い、ユーザーのニーズを考えて、それに合ったページを時間をかけて作って、効果を出していきましょきましょう!
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