LINE広告

LINE広告とは?強みや仕組み、広告配信において必要なモノを徹底紹介!

LINE広告 強み 仕組み

LINEのあらゆる箇所に広告を配信することが可能なLINE広告。

 

LINEと言えば、日本の人口の約66%が使用しているコミュニケーションツールであり、FacebookやInstagram、Twitterなどと比べてみてもかなり利用者が多くなっています。

 

LINEは、幅広い年齢層のユーザーが多いので広告効果も期待することが出来ます。

LINEでしかリーチできないユーザーも多くいるということで、LINE広告はかなり人気のある広告媒体となってきています。

 

広告出稿企業もどんどん増加してきていますが、LINE広告は他のウェブ広告やSNS広告とどのような違いがあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか?

 

今回はそんなLINE広告についてご紹介していきます。

LINE広告とは?

LINE広告 強み 仕組み

LINEというのは、SNSの一種ですが、アクティブユーザーがかなり多いことでも有名です。

 

国内の主要SNSであるInstagramでは、月間アクティブユーザー数3,300万人と言われています。

 

また、Twitterはは4,500万人とも言われています。

 

さらにその上を行くのがLINEで、そんなLINEをプラットフォームにしているLINE広告は、現在8,900万人のアクティブユーザーに対して広告を配信することができる運用型広告となっているんです。

 

純正広告とは異なり、LINE広告を出稿してから効果計測が可能です。

また、LINE広告では、

  • トークリスト:トーク最上部リスト
  • タイムライン:企業や店舗の投稿を見れる
  • LINE NEWS:ファミリーサービス

などへの配信が可能です。

 

LINE広告は、LINEのタイムラインやLINE NEWSなどLINEと提携している1,000以上ものメディアに広告を配信することが出来ます。

 

また、LINE Ads Platformでは静止画だけでなく動画広告やアプリ広告の配信も可能となっています。

LINE広告の強みや仕組みは?

LINE広告 強み 仕組み

圧倒的なアクティブユーザーを誇るLINEですが、そんなLINE広告の強みや仕組みについて見ていきましょう。

幅広いユーザー層にリーチ可能

LINEと言えば、SNSを利用している人の80%という高い利用率が特徴的です。

毎日利用するユーザーがほとんどで、アクティブ率も高くなっています。

 

ユーザーの年齢層も幅広く、あらゆる年齢層にリーチすることが出来ます。

 

InstagramやTwitterなどを利用していなくても、LINEを利用しているというユーザーが多く、LINEでしかリーチすることのできないユーザーもたくさんいるというのが強みとなっています。

配信先が多い

LINE広告は、トーク画面やタイムラインなどに配信されるのをよく見かけますが、それ以外にもたくさんの配信先があります。

  • LINE NEWS
  • LINEマンガ
  • LINEブログ
  • LINEショッピング

などのように、LINE関連の様々なサービスに広告を配信することが出来ます。

 

また、外部のアプリと連携して「LINE広告ネットワーク」というのも利用することが出来るので、LINE関連のアプリでない場所にも広告を配信することが可能となっています。

 

広告の配信先が多いということは、より多くのユーザーへのリーチを期待することが出来るというわけです。

広告出稿費用がオークション形式

LINE広告は、運用型広告の場合オンラインで申し込みすることが出来るので、広告運営者にとっては、気軽に広告配信を始めることが出来ると人気です。

 

また、広告枠の価格はオークション形式となっているので、広告予算に合わせて適正な運用を行うことが出来ます。

LINE広告の課金方式は?

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LINE広告では、

  • クリック課金
  • インプレッション課金

の2つが用意されています。

 

静止画を使用した広告はクリック課金で、動画広告はインプレッション課金となっています。

クリック課金とインプレッション課金の違いは以下を参考にしてみて下さい。

課金方法 説明 メリット デメリット
クリック課金 広告をクリックした時に費用がかかる仕組み。 広告をクリックするまで費用が発生しない。
興味関心の高いユーザーにのみ費用を発生させることが出来る。
クリックすることでサイトに誘導したり、集客をしたりすることが出来る。
オークション形式で広告枠を競合先と奪い合うので、競合先が多いとクリック単価のコストが高くなる。
費用対効果が悪くなってしまう。
インプレッション課金 広告が表示された時に費用がかかる。
広告の場合には1,000回表示されるごとに費用が発生する。
インプレッションが最大になるように配信されるので、多くのユーザーに広告を見てもらうことが出来る。
クリック数に左右されるということがないので、費用対効果が高くなる。
予算を超過することがない。
広告が表示されてもクリックされるかどうかは分からないので、サイトへの集客などの費用対効果が分かりにくい。

インフィード型の広告

LINE広告はインフィード型の広告となっています。

インフィード広告というのは、ウェブサイトやアプリなどのコンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことを言います。

 

LINE広告では、タイムラインやLINE NEWSなどに表示されます。

静止画や動画広告どちらも対応可能です。

インフィード広告というのは、コンテンツとコンテンツの間に表示される広告なので、ユーザーに広告感を全面に押し出すことなく表示させることが出来ます。

 

違和感なく広告が表示されるので、広告をクリックされやすい、広告に嫌悪感を持たれにくいというメリットがあります。

精度の高いターゲティングが可能

LINE広告は、LINEならではの精度の高いターゲティングが可能となっています。

 

デモグラフィックデータ配信という、ユーザーの興味関心、目的に応じた細かいターゲティングをすることが可能で、さらにクロスターゲティングというサービス間のデータ連携を活用することによって適切な広告配信をするシステムも搭載しています。

LINE広告の最低出稿金額は?

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LINE広告を運用するにあたり、気になるのは費用ですよね。

では、LINE広告の最低出稿金額はいくらなのでしょうか?

 

実は、LINE広告では最低出稿金額は存在しません。

LINE広告は入札方法によって単価が異なる運用型広告となっているので、最低出稿金額は決められていないんです。

 

1日の予算が100円でも出稿できますし、入札価格が1円でも出稿することが可能です。

ですから、手軽に広告配信を始めることが出来るんです。

 

しかし、広告が表示されるためには入札で競合先に勝たないといけないので、予算が低すぎるとユーザーに広告が表示されません。

 

より効果の高い広告配信をしたい場合には、いくつかの配信手法を組み合わせて、最適な配信方法を調節していくと良いでしょう。

だいたい月30万円ぐらいの出稿を3か月続けることで広告配信が軌道に乗ってくるようになります。

LINE広告の配信面は?

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では、LINE広告が配信できる箇所についてご紹介します。

LINE広告の配信面は、トークリストやタイムラインだけではありません。

 

LINEに関連する様々なサービスに配信されるようになっています。

また、アドネットワークである「LINE広告ネットワーク」を通じ、提携する外部アプリへの配信も可能となっています。

トークリスト

まずは、トークリストです。

LINEアプリの中で一番アクティブユーザーが利用しているのがこのトーク一覧です。

 

トークリストは、トーク一覧の一番上に広告が表示されるようになっています。

トークリストに広告を出稿することで大規模なプロモーションを行うことができます。

 

広告をタップすることで、商品やサービスのランディングページに移動するようになっています。

LINE NEWS

次は、LINE NEWSです。

LINE広告は、現在7,500万人のアクティブユーザーを抱えているLINE NEWSに出稿することができます。

 

LINEアプリにある「ニュースタブ」のトップページや記事一覧ページに広告が表示されます。

さらに、340媒体に及ぶアカウントメディアがあり、それぞれの記事にも出稿することが可能です。

新製品などの発売情報や、即時性のあるコンテンツの配信に最適です。

タイムライン

次は、タイムラインです。

 

LINEのタイムラインは、6,800万人のアクティブユーザーを抱えており、そのうち4,900万人のアクティブユーザーが1回以上/月広告に触れているというデータがあります。

 

性別的には男性よりも女性のほうがユーザーが多く、10~60代まで幅広く利用しているようです。

自社の公式アカウントをブロックされているかどうかに関わらず、全てのユーザーに広告を表示することが可能となっています。

LINEマンガ

次は、LINEマンガです。

 

2013年4月にスタートしたスマホ向けの電子コミックサービスですが、ダウンロード数は2,800万件を超えています。

 

ユーザー性別層も50%50%の状態を保っており、

  • 15~19歳:27%
  • 20~30第:60%

と若年層に人気を見せています。

LINE BLOG

次は、LINE BLOGです。

2014年11月にスタートしたサービスですが、2,500組以上のブロガーが利用しています。

 

ユーザー属性としては男女比3:7となっており、20~40代を中心に人気のコンテンツです。

LINEポイントクラブ

次は、LINEポイントクラブです。

LINEポイントクラブでは、

  • 友達追加
  • 動画視聴
  • ミッション

などの条件をクリアするとポイントが獲得できるというサービスで、国内最大級のリーチ力があると言われています。

 

LINEポイントのサービスページのページビューは月間2.8億回で、40~50代に多く利用されています。

LINEショッピング

次は、LINEショッピングです。

ファッションやコスメ、スポーツや家電など様々な商品が販売されており、現在では約250社、1億点を超える商品を登録しています。

 

LINEアプリ上から検索したり比較したり購入することも出来るので、登録会員もかなり多いです。

 

2020年9月段階では3,500万人の登録会員がおり、ユーザーの70%が女性というデータもあります。

主に20~40代の女性へのリーチに優れています。

LINE広告ネットワーク

次は、LINE広告ネットワークです。

アクティブユーザーを1.1億人抱えているアドネットワークで、LINEが提携している外部メディアへの配信が可能です。

 

ライフスタイルや漫画アプリなど数多くのジャンルのメディアを網羅しています。

LINEの持つ莫大なデータを活用し、ターゲティングをすることが可能となっています。

その他

これらの配信面の他にも、

  • LINEウォレット
  • LINEチラシ
  • LINEマイカード

など、数多くの配信面があります。

LINE広告のターゲティングや配信機能は?

LINE広告 強み 仕組み

では、LINE広告のターゲティングや配信機能をご紹介します。

デモグラフィックデータ配信

LINE広告は、デモグラフィックデータ配信が可能となっています。

デモグラフィックデータ配信というのは、

  • 年齢
  • 性別
  • 地域
  • 興味関心

ユーザーのこれらのターゲット絞り、それぞれに適している広告を配信することが出来ます。

 

また、ユーザー情報を利用することで購入頻度の高い商品に関連している広告を表示させたり、ターゲットや目的に応じて細かいターゲティングをすることも可能です。

 

ターゲティング要素としてはかなり限定されるので、費用対効果も見込まれます。

クロスターゲティング

LINE広告はクロスターゲティングも可能です。

 

クロスターゲティングというのは「クロスプラットフォーム構想」という取り組みの一種で、公式アカウントやポイントADなどで取得したデータを広告配信に利用することが出来るという機能のことです。

  • 友達を追加
  • アプリのインストール
  • メッセージの開封

などのデータを蓄積することによって、ユーザーが求めている広告を表示させることが出来ます。

 

クロスターゲティング機能を活用することで、より精度の高い広告配信が可能となります。

オーディエンス配信

次は、オーディエンス配信です。

LINE広告では、カスタムオーディエンスを作成することで、LINEに蓄積されているユーザー情報からセグメントを行うことが可能です。

 

端末識別IDなどからデータを活用してLINE広告を配信することも。

ウェブサイトやアプリにアクセスした特定のユーザーに絞り込んでターゲティングすることも出来ます。

ウェブサイトを訪問したけれど、コンバージョンに至らなかったユーザーに対してリターゲティング配信を行って訴求を促すということも出来ます。

友だち追加

次は、友だち追加です。

LINE広告を通じてLINE公式アカウントへの流入を増やすことが可能です。

 

友だちに追加されるごとに課金されるシステムを導入しているため、低予算からスタートすることが可能です。

 

自然流入によって関心度の高い友達を獲得することが出来ます。

 

LINE広告で友達を獲得し、LINE公式アカウントでユーザーとのつながりを維持することが出来るという活用方法が特徴的です。

友だちオーディエンス配信

次は、友だちオーディエンス配信です。

LINE公式アカウントの友だちをもとにオーディエンスを作成し、LINE広告を配信することも可能です。

 

オーディエンスについては、

  • ターゲットリーチ(ブロックされていない友だち)
  • ブロック中の友だち

の2つ作成が可能です。

 

また、このオーディエンスをもとにして類似オーディエンスの作成も可能で、接触したことのないユーザーへ広告配信をすることも出来ます。

類似配信

次は、類似配信です。

コンバージョンやオーディエンスにアップロードした顧客情報から、類似しているユーザーを発掘し、LINE広告に適用させることが可能です。

 

アクションについては高まる傾向にありますが、オーディエンスのサイズが小さくリーチできる人数も限られてくるのが難点です。

 

類似性が低いほどアクションの確度は低下しますが、オーディエンスサイズは大きく、配信母数も増加します。

リエンゲージメント配信

次は、リエンゲージメント配信です。

LINEアプリをインストールしたまま休眠状態に入っているユーザーへLINE広告を配信することが可能です。

 

これでLINEアプリの再起動を促し、ターゲティングをすることで目的に則したユーザーへの配信ができます。

自動最適化配信

次は、自動最適化配信です。

LINE独自のAIを利用して機械学習をさせることによって自動的に広告入札を行います。

 

設定された目標を限りなく達成できるように入札を行ってくれるので、手動での入札が面倒であればAIに任せてみましょう。

効率が改善出来たり、運用工数の削減などが期待出来ます。

予約型広告

最後は、予約型広告です。

あらかじめ配信面や期間を設けておくことで、その時間になればLINE広告が出稿されるようになります。

 

ただ、LINE広告配信後の調節が不可能なためあまり利用されている方法ではありません。

LINE広告の予約型広告というのは、月に1回以上タイムラインの広告に接触しているユーザーに対して、優先的に広告を配信することのできる「リーチ&フリークエンシー」、それに合わせて広告接触があるかないかでユーザーを分類し、それぞれのユーザーに対してブランドリフト調査が出来る「ブランドリフトサーベイ」があります。

LINE広告を配信する際の注意点は?

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LINE広告を配信する際にどんなことに注意したらいいのか見ていきましょう。

広告を配信出来ない業種などが多い

LINE広告では、一部NGの業種や業態、商品サービスなどがあります。

LINE広告というのは、一般的なウェブ広告に比べてみても、審査が厳しくなっています。

 

次のような業種や業態の広告の掲載は不可となっているので、注意しなければいけません。

  • 宗教関連
  • エステ(一部当社が認めた場合を除く)
  • ギャンブル関連、パチンコ等(公営競技・公営くじは除く)
  • アダルト関連
  • 出会い系、マッチングサイト等(一部当社が認めた場合を除く)
  • 連鎖販売取引
  • 探偵業
  • たばこ、電子タバコ
  • 武器全般、毒物劇物
  • 政党
  • 公益法人、NPO/NGO、社団法人(一部当社が認めた場合を除く)
  • 生体販売
  • 美容整形・ホワイトニングなどを含む医療関連、クリニック、疾患啓蒙サイト等(一部当社が認めた場合を除く)
  • 整骨院、接骨院、鍼灸院等
  • 未承認医薬品・医療機器等
  • 消費者金融などの貸金業、質屋(一部当社が認めた場合を除く)
  • ネット関連ビジネス(情報商材、自己啓発セミナー等)
  • 募金、寄付、クラウドファンディング等の資金調達(一部当社が認めた場合を除く)
  • その他LINE広告で不適合と判断した業種・業態、商品・サービス

掲載に注意が必要な商材がある

LINE広告では、広告を掲載するにあたって注意が必要な商材もいくつかあります。

広告掲載は可能だけど、決められた文言の記載や忌避事項などがあるものがあるんです。

 

クリエイティブを作成する場合には、注意する必要があります。

  • 通販サイト
  • 古物商
  • アルコール飲料
  • コンタクトレンズ
  • 公営ギャンブル

詳しい内容や商材については、LINE広告の審査ガイドラインを参考にしてみて下さい。

LINE広告を配信するにおいて必要なものは?

LINE広告 強み 仕組み

LINE広告を配信するにおいて、準備しておく必要のあるものがあります。

何が必要なのか、見ていきましょう!

LINE Business ID

LINE広告を利用したい場合には、LINEビジネスIDを取得しなければいけません。

申し込み画面からメールアドレスを入力し、ビジネスアカウントを作成しましょう。

広告アカウント

LINEビジネスアカウントを作成し、ログインが出来たら次は広告アカウントを作成していきましょう。

 

広告アカウントというのは、LINE広告の配信を管理するアカウントのことです。

広告を配信したい商品やサービスごとに企業名や公式サイトなどの基本情報を登録します。

クレジットカード

オンラインでアカウントを開設したら、支払いにはクレジットカードを利用します。

設定の「請求と支払い」からクレジットカードを追加し、必要情報を入力して登録しましょう。

メディア登録とLINE Tagの設置

作成した広告クリエイティブを入稿していきます。

同時に、配信効果を測定する「LINE Tag」もランディングページに設置しましょう。

 

LINE Tagには、

  • ベースコード
  • コンバージョンコード
  • カスタムイベントコード

の3種類があります。

配信設計

広告配信を行うための配信設計をする必要があります。

キャンペーンを作成、広告グループを作成し、必要情報を入力していきましょう。

審査・配信開始

広告を作成したら、LINE広告で

  • 広告アカウント
  • メディア
  • 広告

と、それぞれ審査が行われます。

 

審査が完了し「利用可能」とステータスが変わっていたら広告配信が開始されます。

審査には10営業日ほどかかります。

LINE広告とは?強みや仕組み、広告配信において必要なモノを徹底紹介!まとめ

LINE広告 強み 仕組み

今回は、LINE広告についての強みや仕組み、広告を配信する際に必要なものなどについて見ていきました。

 

LINE広告には、様々な強みがあるという事が分かりました。

 

LINEはアクティブユーザーをたくさん抱えており、そのユーザーにむけてLINE広告を配信できるのは非常にお得といえるでしょう。

 

自身のLINEを見てみてもわかるように、LINE広告はとても自然な形でコンテンツに溶け込んで配信されています。

 

配信面も多く、アクティブユーザーも多いので、LINE広告を活用すればどんどん広告効果がアップしていくことが期待出来ます。

 

オーディエンスなど戦略をしっかりと練って配信してみましょう!