ステップメールとは、顧客との接点を持つことに有効なマーケティングツールの1つですが、そのメールの利点を最大限に生かることはできていますか？
事前に準備をして、アクション発生時・翌日・1週間後・1ヵ月後などの区切りに合わせて、手順ごとにメールを複数送信していくステップメールを活用すれば、自動的にユーザーに対して自社の製品やサービスを紹介することができます。
そんなステップメールを活用している企業はというのはまだ多くなく、メールアドレスを利用して新商品の情報や広告の一斉配信をしています。
そこで、今回この記事では、【ステップメール配信スタンドとは？配信システムのおすすめをご紹介！】ということについて、ご紹介をしていきます。
ステップメール配信スタンドとは？
メール配信スタンドとは、メールマガジンなど企業の情報をメールで発信・発行するためのシステムのことで、手間をかけることなく、簡単に複数の宛先に対して一斉にメールを配信することができます。
ツールによっては、メールを配信するうえで必要な機能が揃っているツールや、さらにマーケティング効果を高めるための機能が備わっているツールなどもあり、企業だけではなく、個人でもアフィリエイトや広告収入を得るためなどに利用をする人が増えています。
サービス数は多く、利用形態もさまざまで、無料ツールから有料ツールまで幅広く活用することができるサービスもあります。
メール配信スタンドがどのような役割を担っているか、具体的に見ていきましょう。
スタンドのメリット
メール配信スタンドを利用することで、どのようなメリットを得ることが出来るのでしょうか。
大量配信とコスト削減
メールを配信するにあたって、個人のサーバーから大量のメールを配信しようとすると、ブロックされてしまったり、利用しているメールサーバーから利用制限を受けてしまうことがあります。
しかし、メール配信スタンドを利用すれば、ブロックなどの心配をする必要がなくなり、大量配信をすることができます。
また、無料で利用することができる配信スタンドも多くあり、送受信や文面作成を補助してくれるサービスもあるので、人件費などのコストの削減を期待することができます。
効果測定
メール配信スタンドには、効果測定を行うことができる機能がついているものもあります。
効果測定とは、相手の受信箱にきちんと届いたかの割合である「到達率」、相手がメールを開いたかどうかの「開封率」や、メール内のリンクを踏んだかどうかの「クリック率」などを測定する機能になります。
ステップメールは、配信をすることで、メールマーケティングをするうえで非常に役立つ機能になりますが、その反面、配信結果のデータを効果測定し、論理的な判断に基づいてPDCAを回さなければ、本来の効果を発揮しづらくなってしまいます。
効果測定をする際も、抽出したデータがそもそも正しくなかったり、必要な要素の抽出自体ができていなかったりすると、いくらサイクルを回しても正確な判断をすることはできません。
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まずは、正しいサイクルを回すためにも、分析元となる正確なデータの抽出はもちろん、データの視認性を高めることで、正確な効果測定を行うことができます。
通常、このような効果測定をするような機能はありませんが、メール配信スタンドにはこれらの効果測定を行って、業務改善をすることもできます。
マーケティングへの活用
効果的なステップメールを配信することによって、見込み顧客からの信頼や購買意欲を育て、資料請求であったり、お問い合わせなどに繋がります。
しかし、ただメールを配信しているだけでは、マーケティング効果を発揮することはできません。
事前に準備をして、段階ごとのステップメールの配信や、セグメント分析機能で受信者に好みを合わせたジャンルのメールを配信するなど、メール配信スタンドにはマーケティングに活用することができます。
機能としては、メール配信スタンドごとに違う部分があるので、利用したいと思う機能を持っている配信スタンドを選択するようにしましょう。
メール配信スタンドを選ぶためのポイント
メール配信スタンドは、さまざまな種類がありますが、たくさんある中から自分のビジネススタイルに合ったものを選択するためには、選ぶための基準があります。
価格帯や付帯する機能などが異なるサービスが多くあり、「なかなか選ぶことができない」、「何を選んだら良いのか分からない」という方のために、ここでは、メール配信スタンドの選び方について解説していきます。
メール配信スタンドを選ぶためのポイントとしては、
- 管理機能・サポート体制があるか
- 配信分析機能があるか
- 限度数や到達率
- 操作性の高さをチェックする
詳しく、見ていきましょう。
管理機能・サポート体制があるか
無料ツールと有料ツールでは、提供しているサポート内容に違う部分があります。
無料ツールの場合に、マニュアルなどがは提供されているものの、人的サポートは非対応ということが多く、なにかトラブルが発生した時の対応など、サポートしてもらえない可能性がありますのでご注意ください。
一方で、有料ツールの場合では、基本的には人的サポートが提供されています。
サポート内容の中には、メールの添削や改善点の提案など、運用に踏み込んでサポートをしてくれるサービスもあります。
また、メールマガジンなどの機能を利用するためには、ただ大量にメールを送信するだけではなく、送信先であるアドレスなどの管理機能なども必要になります。
メールの送信先の顧客の年齢や性別、趣味趣向などの情報を管理しておいて、メール内容によって送信先を選ぶセグメント機能があれば、メールをさらに効率的に配信することができます。
導入してみたものの、自分たちだけでは運用することができないとなってしまっては本末転倒なので、これらの管理機能・サポート体制をどこまで備えているのかを、導入前にしっかり確認をして比較して見極めていきましょう。
配信分析機能があるか
設計したシナリオに沿って配信設定をし、あとは条件に合った顧客へスケジュール通りに自動配信されますが、本番稼働をする前にテストを実施することをおすすめします。
そして、想定している通りのタイミングで適切な内容のメールが届くかの確かめをするようにしましょう。
メールを作成して配信をしても、相手の受信ボックスにメールがちゃんと届いていなければ意味がありません。
そこで、配信分析機能が搭載されたツールを選択することで、ステップメールの運用をスムーズにすすめることができます。
配信分析機能を活用することによって、メールの開封率やリンクのクリック率などを詳しく分析することができるので、具体的なメール内容のブラッシュアップをすることができます。
多くのメール配信システムでは、スピーディーかつ確実にメールを届けるための取り組みを実施していて、無料ツールでも配信性能が高いサービスも増えてきていますが、有料ツールに比べると対策が弱い部分もあるので、何百、何千通という大量のメールを配信するという場合には、有料ツールをおすすめします。
限度数や到達率
メールを配信する際に、どの程度の数を配信することができるかは、それぞれ配信スタンドによって異なります。
配信スタンドによっては、数百、数千の配信スタンドもあれば、数万以上の配信をすることができる配信スタンドもありますが、配信数は、ただ多ければ良いというものではありません。
メール配信の上限数は、限度数が多いとそれだけ費用が高くなってしまうので、だいたいどれくらいなのか配信数を想定したうえで検討をするようにしましょう。
また、大量にメールを配信しても、それが受信箱まで届かなければ意味がないので、メールの到達率というのも重要な指標になります。
到達率を公表している配信スタンドもあるので、到達率を比較した上で、より良い配信スタンドを選択するようにましょう。
送信ドメイン認証機能
送信ドメイン認証機能が使えるようなツールもおすすめです。
送信ドメイン認証技術は、メール送信者情報のドメインがメールサーバから送信されたものかどうかを検証することができる仕組みとなっています。
送信ドメイン認証技術を活用することで、送信者情報を詐称しているメールの判定をすることが可能となり、判定結果を活用したフィルタリングにも利用することができます。
正当な理由や手段を使って、メールマーケティングを実施していても、迷惑メールフォルダに振り分けられるてしまうことがありますが、メールの正当性を証明して防ぐことができます。
操作性の高さをチェックする
ステップメールは、日常的に使う機会があります。
なので、日々の運用を効率化するためにも、配信設定のしやすさや、配信設定のテンプレートが用意されているのか、効果測定機能は使いやすいかなど、操作性の高さもチェックをする必要があります。
操作性の低いツールを導入してしまうと、運用担当者の負担が増えてしまいます。
その結果、メールマーケティングを継続することができなくなってしまう可能性もあるので、注意をする必要があります。
操作性の高いものを選択していきましょう。
おすすめステップメールツール
ステップメールを活用して、メールの配信を自動化することによって、担当の負担を減らすことができ、効率的に配信先にアプローチをすることができます。
また、人的作業が減るので対象者への案内漏れや案内先を間違えるといった、手動によるミスも減ります。
ワンステップメール
ワンステップメールとは、完全無料で全ての機能を利用することができるステップメールツールになります。
配信数にも制限がないので、複数のステップメールを同じタイミングで配信することができます。
また、操作画面もシンプルになっているので、専門的な知識がなくても簡単に設定をすることができるので、ステップメールツールの導入に迷っている方におすすめします。
また、メルマガやステップメールに必ず設置しなければならない解除リンク（退会導線）が自動で挿入されるということも特徴になります。
blastmail（ブラストメール）
blastmailは、18,000社以上の官公庁や企業で採用されていて、11年連続で顧客導入数シェアNo.1を誇っているツールになります。
初めてステップメールツールを使う方でも簡単に使いやすいように、メール配信業務に必要な機能を厳選し、かつ、シンプルな操作性がポイントとなっています。
メールは無制限に配信することが可能で、効果測定も簡単にすることができるので、業務効率の向上も期待することができます。
める配くん
める配くんは、業界最安クラスの無料プランが用意されているツールになります。
豊富なプラン数を取り揃えていて、最も安いプランでは、初期費用・月額費用ともに無料となっていて、余計な費用がかかる心配もありません。
また、導入をしようかと検討している方に向けたオンラインセミナーもあるので、導入をする前に不安を解消することができます。
マニュアル動画だけではなく、メールや電話での対応も行っているので、安心して利用することができます。
メールdeコネクト
メールdeコネクトは、初期費用・月額費用ともに無料で、顧客情報10万人までを登録することができるメール配信ツールになります。
機能としては、シナリオメールの設定やHTML形式のメール機能、入力フォームのカスタマイズなど、メールマーケティングをするにあたって必要な機能が充実しています。
また、クラウド型システムなので、顧客のアドレスの変更などがあった場合にも、リアルタイムで対応をすることが可能です。
できます。顧客情報が自動で同期されるので、人為的なミスもなく作業効率も上がります。
また、開封の確認機能やクリック数・成約数の確認機能もあるので、メールを配信するだけではなく、効果測定までこのメールdeコネクト1つで対応をすることが可能です。
また、メールのコンテンツ制作サポートも用意されているので、ステップメールを初めて実施する方にもおすすめです。
オレンジメール
オレンジメールは、5分間の動画マニュアルを確認するだけで簡単に操作をすることができ、導入からわずか10分という短時間で配信をすることが可能となっています。
なので、初心者の方でも簡単に配信をすることができ、14年間で75,000ユーザーもの運用実績があり、ノウハウも豊富です。
機能面も充実していて、料金プランは「無料版」「ビジネス版」「エンタープライズ版」という3種類が用意されていて、有料版にはメールサポートがついているので、運用をするに不安があるという方でも安心して利用することができます。
無料版は半年間無料となっていて、有料版の場合は、30日間の無料体験期間があるので、本格的に導入をする前に施策効果を体験することができるので、悩んでいる方でも気軽に導入をすることができます。
低コストのステップメールツール
ステップメールツールを低コストで始めたいという方に向けて、ご紹介していきます。
ぜひ、参考にしてみてください。
WiLL Mail（ウィルメール）
WiLL Mailは、株式会社サパナ（東京都品川区）が提供していて、初期費用は無料で、最短1ヶ月から利用することができます。
課金の形態も月額料金も配信者側で選択をすることが出来るので、「使いたい時に必要な分だけ使うことができる」ということが、WiLL Mailの特徴になります。
たとえば、配信の頻度やボリュームにあわせて自由自在にプランを選択することができたり、繁忙期やセールの開催期間中だけ「WillMail」へ切り替えたり、いつでも料金プランを変更することができるというのは、かなりの強みです。
また、専門知識がなくてもステップメールを作成することができるので、操作性に優れているという点もポイントです。
配信結果はグラフやヒートマップを活用することで見える化できるのでスムーズな比較検証ができます。
無駄なコストを極力減らしたい場合や、多少高くても納得のできる料金で利用したいという場合におすすめです。
ワイメール
ワイメールは、完全月額定額制となっていて、追加料金をかけることなくすべての機能を利用することができるツールです。
導入実績は、官公庁を含む5,000件以上の実績があり、専門知識がなくても、かんたん操作のHTMLエディタ、多言語対応、定番のクリック測定など、60以上の豊富な機能を備えています。
配信数や読者登録数、ストーリー作成数が無制限で使うことができるので、複数の媒体で配信や管理をすることができ、配信が多くなった月でも安心です。
メール配信時のフィルタリングで、日付の条件を指定することによって、読者一人ひとりにあった事前・事後告知のようなメールを配信することが可能で、最短で翌日から配信をすることができます。
たとえば、契約更新の案内メールをストーリーとして一度組み込んでおくことで、日付情報の書き換えをするだけで自動的に更新案内メールを配信することができます。
Cuenote FC（キューノートエフシー）
Cuenote FCは、月間メール配信数56億通、システム契約数1,800を超え、あらゆる規模やシーンで活用されている実績があり、配信スピードと配信実績に定評があるツールになります。
独自の配信エンジンを開発していて、業界最高水準の配信性能によって、高い到達率・高速なメール配信を実現し、迷惑メール判定などを避けて確実に顧客へメールを送付します。
操作性が高いHTMLエディタを搭載しているので、レスポンシブメールも直感操作で作成することができ、はじめての利用するというユーザーでも安心して使うことができます。
また、メールマーケティングに必要な機能は、すべて標準装備となっているので、追加費用などはなしで利用することができます。
配配メール
配配メールは、メールを使って販売促進やブランディングなどで成果を出したい場合に最適で、コンサルタントによる運用支援やノウハウの提供を受けることができます。
メールの分析や改善にかかる作業を自動化することができ、IPアドレスの分散配信や徹底した迷惑メール業者排斥など、メールの開封率の高い曜日や時間帯をヒートマップで見える化できます。
また、それぞれ開封率やコンバージョン率、クリック率が高かったメールをランキング形式で表示をすることができるので、過去の成果を一目で確認することができ、メールの配信に活かすことができます。
なにより、設定から運用、改善提案まで手厚いサポート体制を構築しているのが特徴です。
AutoBiz（オートビズ）
AutoBizは、導入実績が15,000社以上という実績のあるステップメールシステムです。
メールフォーム、ステップメール、メルマガの3つの主な機能が搭載されていて、配信タイミングを細かく設定をすることができるので、絶妙なタイミングでメールを送付することができます。
ステップメール配信後のメルマガ配信にも対応していて、ステップメールを送り終わった後にそのままメルマガを配信することが可能です。
また、配信システムの構築に力を入れているので、スパム扱いされない高いメール到達率を達成し、困ったときは、親切な電話サポートによりすぐ聞ける安心感がAutoBiz人気につながっています。
月額料金は、月1,815円からとなっていて、低料金でありながら高品質なサービスの提供をしています。
ステップメール配信スタンドとは？配信システムのおすすめをご紹介！のまとめ
今回、この記事では、【ステップメール配信スタンドとは？配信システムのおすすめをご紹介！】ということについて解説してきました。
メールマーケティングは、デジタルマーケティングの施策の中で最もポピュラーな手法で、その中でも効果が高いと言われているのが、今回ご紹介した「ステップメール」になります。
ステップメールとは、予めセットしておいたメールを、事前に設定したスケジュールの順番で配信していくメールマーケティング手法になり、ユーザーに対して決められた順番でメールを自動で配信することができます。
ステップメールを活用することで、売上の拡大や新規顧客の獲得、顧客満足度の向上を期待することができます。
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